JPH0516216Y2 - - Google Patents

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JPH0516216Y2
JPH0516216Y2 JP1987147358U JP14735887U JPH0516216Y2 JP H0516216 Y2 JPH0516216 Y2 JP H0516216Y2 JP 1987147358 U JP1987147358 U JP 1987147358U JP 14735887 U JP14735887 U JP 14735887U JP H0516216 Y2 JPH0516216 Y2 JP H0516216Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、銅の単線、撚線等導線に防錆処理を
行う装置に係り、特に、撚線の表面および素線間
に防錆被膜をむらなく均一に、しかも完全に形成
することのできる防錆処理装置に関する。
【従来の技術】
一般に、送電線に使用される電線の導体には、
規定された耐用年数を保持するため、その表面に
防錆処理が施されている。この防錆液としては、
BTA(ベンゾトリアゾール)等の防錆剤を1.1.1ト
リクロロエタン、IPA(isoprobanol)や、MEK
(Methyl ethyl Ketone)、Methanol等の混合溶
剤に、溶解したものが用いられる。そして、この
防錆溶液による防錆処理方法として従来、次のよ
うな方法が用いられている。第1に、走行通過す
る導体にシヤワー方式によつて防錆液を塗布する
方法、第2に、防錆液を染み込ませたフエルト等
の繊維中に導体を通過させて導体に防錆液を塗布
する方法、第3に、導体を防錆液で満たされた液
槽内に浸漬通過させて防錆液を塗布する方法の各
方法が用いられている。
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の方法にあつては、次
のような問題点を有している。 第1の方法にあつては、走行通過する導体に向
かつて防錆液を噴霧する訳であるが、導体が50〜
1500m/hrの速度で走行するため、均一に防錆液
を塗布することができず、有機溶剤の揮散が多
く、作業環境上問題が生じやすく、しかも防錆液
の再使用が困難であるという問題点を有してい
る。 また、第2の方法にあつては、防錆液を滴下し
て含ませたフエルト中に導線を通過させて導体に
防錆液を塗布するものであるため、フエルトに銅
粉が付着することがあり、この銅粉によつて導体
表面を傷付ける場合があること、また、均一に防
錆液を塗布しにくいという問題点を有している。 また、第3の方法にあつては、前記第1の方法
の如く、通過導体に防錆液を噴霧するのとは異な
り、防錆液槽内に浸漬するため、第1の方法に比
して導体表面の防錆膜の不均一性はなく、また、
第2の方法の如く、防錆液を染み込ませたフエル
ト中を通過させるものではないため銅粉によつて
導体表面を傷付けることはないが、撚線の場合に
は、素線表面の仕上りが不均一であるため、単に
防錆液中を浸漬走行させるだけでは、撚線を構成
している素線間に防錆液が浸透せず、均一に厚く
防錆被膜を形成することができないという問題点
を有している。 本考案は、従来の技術の有するこのような問題
点に鑑みてなされたものであり、その目的とする
ところは、導体表面を傷付けることなく、単線の
表面に、あるいは撚線の表面及び素線間に防錆被
膜をむらなく均一に、しかも完全に形成すること
のできる防錆処理装置を提供しようとするもので
ある。
【課題を解決するための手段】
本考案者は、防錆液中を浸漬通過させ、導体表
面を十分防錆液中に浸しているにも拘らず十分な
防錆被膜が形成されない点に着目した。 まず、銅表面に防錆被膜が形成される過程を解
明すると、防錆液のベンゾトリアゾール(C6H4
N2・NH)溶液は、 2C6H4N2・NH+Cu+1/2O2 →(C6H4N2・N)2・Cu+H2O なる化学反応を起こし、ベンゾトリアゾールは、
酸素(O2)の存在の下にベンゾトリアゾール第
2銅(防錆被膜)になることが明らかとなつてい
る。ところが、従来の防錆処理は、走行通過する
導体表面に防錆液が付着しないようなところが生
じるのを防ぐため、防錆液を満たした槽の液中深
い位置を走行通過せしめている。 本考案者は、このような従来の防錆処理方法で
は防錆液が銅と反応して防錆膜を形成する際に必
要とする酸素(O2)が不十分であることを見出
し、本考案をなすに至つた。 また、撚線を構成している素線の表面は、その
仕上りが均一になつておらず、撚線として仕上つ
た場合、防錆液中に浸漬しても素線間表面張力に
よつて素線間に防錆液が浸漬していかず、本考案
者は、撚線の場合特に防錆効果を得られなていな
いということを見出して本考案をなすに至つた。 上記目的を達成するために、本考案における防
錆処理装置は、伸線機によつて所望線径に成形し
た単線又は撚線機によつて2以上の素線を撚つて
成形した撚線をベンゾトリアゾール溶液が満たさ
れた防錆槽内を浸漬走行せしめて該単線又は撚線
に防錆処理を施す防錆処理装置における防錆槽を
仕切り板によつて複数個に分割し、各分割された
防錆槽のそれぞれに各独立した超音波振動子を設
け、防錆液を超音波振動させるようにしたもので
ある。 そして、上記仕切り板によつて分割した複数個
の防錆槽のそれぞれに設けた各独立した超音波振
動子の内、相隣接する防錆槽内の超音波振動子
は、所定角度をもつて対向するように設けるのが
好ましい。
【作用】
撚線を防錆槽内に満たした防錆液中に、仕切板
のフエルトで支持ガイドしながら、防錆液の液面
下を数百〜数千m/hrの速度で浸漬走行させる。
撚線は、防錆液の液面下を数百〜数千m/hrの線
速で走行している間、防錆槽内の防錆液は、超音
波振動子によつて振動させられ、この超音波振動
子による振動は、キヤビテーシヨンの空洞現象を
生ぜしめる。このキヤビテーシヨンによつて、音
波の圧縮の位相で気泡がつぶれ大きな圧力と高温
度を発生し、気泡中の活性化酸素又は溶存気体の
電離作用によつて弱い酸化作用を呈し撚線表面に
防錆被膜を形成する。
【実施例】
以下本考案の実施例について説明する。 撚線の製造装置は、第1図に示す如き構成を有
している。すなわち、炉より引つ張り出した銅の
素線600は、第1図Aに示す如く、矢印Aに示
す方向に引き出され、伸線機100によつて所望
の線径に引き伸ばされ、上り釜300により引つ
張られ、防錆槽400を通り巻取ドラム500に
巻かれる。それら伸線後の線は、第1図Bに示す
如く、伸線機200によつて撚られた後、撚線6
50として防錆槽450を通り巻取ドラム500
に巻かれる。このようにして防錆処理の施された
銅線が製造される。 《第1実施例》 第2図〜第6図には、本考案の第1実施例が示
されている。 第2図において、防錆処理装置420の長方形
状のケース421の内部は、長手方向に撚線65
0が走行するように構成されている。また、この
ケース421の内部は、撚線650の走行方向に
対し略直角に、複数枚の仕切板422A〜422
Hが略等間隔にケース421内を複数の槽に仕切
るように設けられており、複数の防錆槽423A
〜423Gを構成している。この仕切板422A
〜422Hは、ケース421の深さ2/3位の高さ
を有するものである。 また、ケース421の底部には、防錆槽423
A,423C,423E,423Gに通じる穴4
24A,424B,424C,424Dが防錆槽
423の1つおきに設けられている。本実施例に
おいては、防錆槽423は、7槽となつているが
必要に応じて長くなることがあり、防錆槽423
が増減することはある。このケース421の底部
に設けられた穴424A,424B,424C,
424Dには、送入管425A,425B,42
5C,425Dが取り付けられている。 また、ケース421の長手方向両側面には、排
出管426、427が設けられている。このケー
ス421内には、送入管425A,425B,4
25C,425Dから防錆液428が送入される
ように構成されており、この送入管425A,4
25B,425C,425Dから送入された防錆
液428は、排出管426,427から排出さ
れ、再び送入管425A,425B,425C,
425Dに送られるというように構成されてい
る。すなわち、防錆液428は、循環して使用さ
れている。 また、ケース421の防錆槽423A〜423
Gの底面には、それぞれ撚線650に沿つて超音
波振動子430が設けられている。この超音波振
動子430は、電歪震動子で、チタン酸バリウ
ム、ジルコン酸鉛、ニオブ酸鉛などのセラミツク
で構成されており、発振器により発生させた高周
波電圧を電気音響交換素子である電歪震動子加え
て超音波振動を発生するものである。 また、仕切板422A〜422Hは、第5図に
示す如き構成を有している。すなわち、仕切板4
22A〜422Hは、2枚の挟持板4221,4
222と、フエルト4223とによつて構成され
ている。すなわち、挟持板4221,4222
は、薄板状に形成され、フエルト4223を両側
より挟持して構成されている。この挟持板422
1,4222の中央上部には、矩形状の切欠42
24が設けられており、この切欠4224の部分
にフエルト4223が露出している。このフエル
ト4223は、第6図に示す如き構成を有してい
る。すなわち、フエルト4223は、長方形状に
形成されており、略中央に切込4225が設けら
れている。 この切込4225には、第4図及び第5図に示
す如く撚線650が嵌合され、該切込4225内
を走行する。この切込4225は、撚線650が
防錆槽423A〜423G内を走行するときのガ
イドの役目をする。 このように、ケース421内では、防錆液42
8が複数の送入管425A〜425Dから送入さ
れ、防錆槽423A,423C,423E,42
3G内が防錆液428で満たされると仕切板42
2B〜422Gの上端部を越えて隣接する防錆槽
423B,423D,423Fに溢れ移つてい
く。この繰り返しにより、ケース421内は、仕
切板422の高さまで防錆液428で常時満たさ
れることになる。この防錆液428はケース42
1に設けられている排出管426,427から排
出される。 この防錆液428中を撚線650は、仕切板4
22A〜422Hのフエルト4223A〜422
3Hに支持ガイドされて、防錆液428の液面下
を数百〜数千m/hrの速度で走行し、浸漬処理に
よつて防錆処理が施される。この撚線650が防
錆液428の液面下を数百〜数千m/hrの線速で
走行すると、防錆槽423A〜423G内の防錆
液428は、超音波振動子430〜430Gによ
つて振動させられる。この超音波振動子430〜
430Gによる振動は、キヤビテーシヨンの空洞
現象、すなわち、液体中で1気圧(=0.35w/
cm2)以上の音圧のときに圧力が負になるので液体
が引きちぎれ空洞を生じ、その中に蒸気や溶解し
ていた気体が入つて気泡になる現象を生ぜしめ
る。このキヤビテーシヨンによつて、音波の圧縮
の位相でこの気泡がつぶれるとき、大きな圧力と
高温度を発生する。このキヤビテーシヨンは、弱
い酸化作用を呈する。このキヤビテーシヨンによ
る弱い酸化作用は、気泡中の活性化酸素、または
溶存気体の電離作用によると考えられている。 したがつて、本実施例によれば、防錆被膜形成
時に必要とする酸素の供給を可能としているた
め、防錆被膜形成を助長することができ、従来に
比して、線速を速くすることができ、防錆処理効
率を向上することができる。 また、本実施例によれば、キヤビテーシヨンの
分散と凝集作用により、化学反応(防錆被膜形成
反応)が促進され、反応時間が短縮され、未反応
を少なくすることができる。 なお、本実施例における超音波振動子430A
〜430Gは、同一の強さで(同一周波数で)作
動させてもよいが、各防錆槽毎に周波数を変化さ
せることもできる。 《第2実施例》 第7図、第8図には、本考案の第2実施例が示
されている。 第7図において、本実施例が第2図図示第1実
施例と異なる点は、第2図図示第1実施例が、超
音波振動子を各防錆槽底部に上方に向けて設けて
いるのに対し、本実施例は、超音波振動子を各防
錆槽底部コーナーに設けて斜め下方より撚線に向
けて振動させるようにしてあり、しかも各防錆槽
に右下方、左下方と交互に設けた点である。 図において、防錆処理装置440のケース44
1の底面442と側面443,444とのコーナ
ーには、超音波振動子450A〜450Gが撚線
650に向かつて設けられている。しかも、この
超音波振動子450A〜450Gは、仕切板44
5A〜445Hによつて形成される防錆槽446
A〜446Gに交互に、向きを変えて設けられて
おり、隣接する超音波振動子間の撚線650に向
かう向きの開き角度α(第8図参照)を90°に設け
られている。この向きの開き角度αは、60〜120°
の範囲に設けるのがよい。仕切板445A〜44
5Hは、第2図図示仕切板422A〜422Hと
同一の構成を有している。 また、ケース441の底面442には、防錆槽
に通じる穴448A〜448Dが防錆槽446
A,446C,446E,446Gにそれぞれ設
けられている。本実施例においては、防錆槽44
6A〜446Gは、7槽となつているが必要に応
じて長くなることがあり、防錆槽446が増減す
ることはある。このケース441の底面442に
設けられた穴448A,448B,448C.44
8Dには、送入管449A,449B,449
C,449Dが取り付けられている。 また、ケース441の長手方向両側面には、排
出管451,452(図示されていいない)が設
けられている。また、このケース441内には、
送入管449A,449B,449C,449D
から防錆液447が送入されるように構成されて
おり、この送入管449A,449B,449
C,449Dから送入された防錆液447は、排
出管451,452から排出され、再び送入管4
49A,449B,449C,449Dに送られ
るように構成されている。すなわち、防錆液44
7は、循環して使用されている。 次に、本実施例の動作について説明する。 まず、防錆液447が、各防錆槽446A〜4
46Gに充満されると、超音波振動子450A〜
450Gを動作せしめ、防錆液447に超音波振
動を与える。この状態で、防錆液447中に撚線
650を、仕切板445A〜445Hのフエルト
に支持ガイドさせて、防錆液447の液面下を数
百〜数千m/hrの線速で走行させる。すると、防
錆槽446A〜446G内の防錆液447は、撚
線650走行近辺で渦流を生じると共に超音波振
動子450A〜450Gによつて撚線650周辺
には乱流が生じる。この乱流が撚線650表面に
防錆液447を叩きつけ、また、防錆被膜の形成
を十分ならしめる。このような本実施例の場合、
超音波振動子450A〜450Gは、防錆槽毎に
交互に左右から作用することになるため、丸い撚
線650へ周面に渡つての作用が前記第1実施例
よりも十分になる。 したがつて、本実施例によれば、防錆被膜形成
時に必要とする酸素の供給を可能としているた
め、防錆被膜形成を助長することができ、従来に
比して、線速を速くすることができ、防錆処理効
率を向上することができる。 また、本実施例によれば、キヤビテーシヨンの
分散と凝集作用により、化学反応(防錆被膜形成
反応)が促進され、反応時間が短縮され、未反応
を少なくすることができる。 また、本実施例によれば、特に撚線の場合、撚
線が防錆液に浸漬走行されていく間に交互に左右
から超音波振動が与えられるため、一方向より与
えられるより安定して撚線全体に超音波振動を与
えることができ、より早く、撚線の細部に渡つて
に効果的に防錆処理を施すことができる。 なお、本実施例における超音波振動子450A
〜450Gは、同一の強さで(同一周波数で)作
動させてもよいが、各防錆槽毎に周波数を変化さ
せることもできる。 《第3実施例》 第9図には、本考案の第3実施例が示されてい
る。 図において、本実施例が、第7図図示第2実施
例と異なる点は、第7図図示第2実施例が、ケー
スの側面と底面のコーナーに超音波振動子を設け
ているのに対し、本実施例は、超音波振動子を防
錆槽内側面に設け、防錆槽毎交互に超音波振動を
与えるようにした点である。すなわち、ケース4
61の内側側壁462,463には、防錆槽の1
つおきに超音波振動子470が設けられている。
第9図においては、超音波振動子470Aが側壁
462に設けられており、この超音波振動子47
0Aの設けられている防錆槽の奥の防錆槽では、
超音波振動子470Bが側壁463に設けられて
いる。すなわち、各防錆槽に設けられる超音波振
動子470は、側壁462、側壁463と交互に
設けられている。このようにして超音波振動子4
70は、交互に向き合うように取り付けられてい
る。 したがつて、本実施例によれば、撚線650が
防錆液464に浸漬走行されていく間に左右全く
相対向位置から超音波振動が与えられるため、撚
線650全体に超音波振動の効果を付与すること
ができる。このため、より早く、撚線の細部に渡
つて、より厚く防錆被膜を施すことができる。 また、撚線650に相対向位置から超音波振動
が与えられているため、一方向からのみ撚線に超
音波振動を与えるのと異なり、超音波振動による
撚線への偏つた負荷を与えることがなく、撚線の
スムーズな走行を確保することができる。
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、超音波
振動子によるキヤビテーシヨン効果によつて、防
錆液中に気泡を発生させると共に、単線又は撚線
に超音波振動を与えることとなり、防錆液中に浸
漬走行する単線又は撚線に防錆被膜形成時に必要
な酸素を十分に供給すると共に防錆液による単線
表面又は撚線表面洗い流し現象によつて防錆被膜
を早く厚く形成することができる。 また、本考案によれば、超音波振動子によるキ
ヤビテーシヨンの分散と凝集作用によつて、防錆
被膜形成反応(化学反応)が従来に比して促進さ
れるため、防錆被膜形成時間を短縮することがで
き、防錆液浸漬走行時間を短く、すなわち、従来
の線速を変更をしなければ、防錆処理装置の長さ
を短く、また、防錆処理装置に変更を加えなけれ
ば、線速を速くすることができる。 さらに、本考案によれば、超音波振動子による
浸透作用により、撚線の素線間に防錆液を十分浸
透させることができ、撚線の細部に渡つて、防錆
被膜を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図A,Bは本考案の適用される撚線の製造
装置の模式図、第2図〜第6図は本考案の第1実
施例を示すもので、第2図は防錆処理装置の一部
断面全体斜視図、第3図は防錆処理装置の一部断
面正面図、第4図は防錆処理装置の平面図、第5
図は仕切板の構成図、第6図はフエルトの全体斜
視図、第7図〜第8図は本考案の第2実施例を示
すもので、第7図は防錆処理装置の一部断面全体
斜視図、第8図は防錆処理装置の断面側面図、第
9図は本考案の第3実施例を示す防錆処理装置の
断面側面図である。 100……伸線機、200……撚線機、40
0,420,440,460……防錆処理装置、
410,430A〜430G,450A〜450
G,470A,470B……超音波振動子、65
0……撚線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 伸線機によつて所望線径に成形した単線又は
    撚線機によつて2以上の素線を撚つて成形した
    撚線をベンゾトリアゾール溶液が満たされた防
    錆槽内を浸漬走行せしめて該単線又は撚線に防
    錆処理を施す防錆処理装置において、上記防錆
    槽を仕切板によつて複数個に分割し、各分割さ
    れた防錆槽のそれぞれに各独立した超音波振動
    子を設け、防錆液を超音波振動させるようにし
    たことを特徴とする防錆処理装置。 (2) 上記仕切板によつて分割した複数個の防錆槽
    のそれぞれに設けた各独立した超音波振動子の
    内、相隣接する防錆槽内の超音波振動子を所定
    角度をもつて対向するように設けた実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の防錆処理装置。
JP1987147358U 1987-09-25 1987-09-25 Expired - Lifetime JPH0516216Y2 (ja)

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Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5258722A (en) * 1975-11-08 1977-05-14 Ouyou Kagaku Kenkiyuushiyo Novel solid substances containing graphite fluoride and manufacture therefor
JPS6213589B2 (ja) * 1979-09-19 1987-03-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd

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