JPH08218180A - 金属材のリン酸亜鉛処理方法 - Google Patents

金属材のリン酸亜鉛処理方法

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JPH08218180A
JPH08218180A JP2160095A JP2160095A JPH08218180A JP H08218180 A JPH08218180 A JP H08218180A JP 2160095 A JP2160095 A JP 2160095A JP 2160095 A JP2160095 A JP 2160095A JP H08218180 A JPH08218180 A JP H08218180A
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zinc phosphate
tank
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zinc
treatment liquid
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JP2160095A
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Mitsuo Shinomiya
光男 四ノ宮
Tamotsu Boda
保 傍田
Koichi Takizawa
弘一 滝沢
Tomoshi Miyamoto
智志 宮本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 亜鉛系金属表面を有する金属材に対しても、
段ツキムラの発生を防止することができるリン酸亜鉛処
理方法を得る。 【構成】 亜鉛系金属表面を有する金属材を処理槽7内
のリン酸亜鉛処理液8に浸漬し、金属材の表面上にリン
酸亜鉛皮膜を形成させる方法であり、処理槽7内に設置
した振動板4を振動させることによって処理槽7内のリ
ン酸亜鉛処理液8の表面に0.5cm以上の波高の連続
的な波動を生じさせるようにリン酸亜鉛処理液8を攪拌
しながら、金属材を処理槽7内のリン酸亜鉛処理液8に
接触させ浸漬して処理することを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車車体等のような
亜鉛系金属表面を有する金属材を処理槽内のリン酸亜鉛
処理液に浸漬し、金属材の表面にリン酸亜鉛皮膜を形成
する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に自動車、家庭電化製品、スチール
家具等の塗装前処理として、リン酸亜鉛処理が採用され
ている。処理方式としては、スプレー法と浸漬法が一般
的である。被処理物が自動車車体等のように袋構造部を
有し、かつ塗装耐食性が重視される場合には、浸漬法が
採用されることが多くなっている。
【0003】ところで、自動車車体等の大型の被処理物
をリン酸亜鉛処理液に浸漬させて処理する場合、被処理
物を搬送して処理液に浸漬させるための搬送装置の搬送
速度等の関係で、被処理物上に形成したリン酸亜鉛皮膜
に段ツキムラが発生し、均一なリン酸亜鉛皮膜が形成で
きないという問題があった。
【0004】このような問題を解消する方法として、特
開平4−304385号公報においては、自動車車体を
舟型の浸漬槽に入槽するに際し、処理槽に収納した処理
液に対して、出槽側から入槽側に向けて処理液の流れを
形成させ、かつ処理槽の内側の幅距離が、自動車車体の
両サイドドア間距離に対し1.1〜1.5倍となるよう
にして、自動車車体と処理液との接触速度を処理液の流
れのおよそ2倍以上とする方法が提案されている。しか
しながらこの方法では、被処理物の形状及び大きさが限
定されてしまうという問題があり、さらに被処理物の搬
送速度によって処理液の流速を調整しなければならない
という問題がある。
【0005】特開昭54−45639号公報では、処理
槽内のリン酸亜鉛処理液の液面に向けて処理液を噴霧ま
たは噴出させるか、あるいは処理槽に振動発生機を取り
付けて処理槽を振動させることにより液面に波高3mm
から30mm程度の波動を発生させる方法が提案されて
いる。また特公昭63−8820号公報においては、処
理槽の入槽部に処理液を噴射して波動させる手段、及び
処理槽底部から処理液を上方に噴射して槽内処理液を被
処理物の底面凹部に接触させる手段、及び処理槽の処理
槽部に槽内処理液中から引き上げられる被処理物に処理
液を噴射する手段を設けた装置が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の方法では、被処理物の形状等に応じて処理液の噴射位
置及び噴射角度等を調整しなければならないという問題
があった。また、被処理物が、自動車車体等のように大
型で、かつ袋構造部を多く有し、しかも開口部が小さい
被処理物の場合には、ノッキングを生ずることなくスム
ーズに入槽することが難しいため、上記のような方法を
採用しても段ツキムラが発生するという問題があった。
【0007】また、亜鉛系金属表面を有する自動車車体
等の金属成形材に対しては、特定のリン酸亜鉛処理液が
使用される場合がある。すなわち、亜鉛系金属表面を有
する金属成形材に対して、通常のリン酸亜鉛処理液を用
いて化成処理すると、亜鉛系金属表面において良好なリ
ン酸亜鉛皮膜が形成されない場合がある。このような問
題を解消するため、特公昭61−36588号公報で
は、亜鉛イオン0.5〜1.5g/リットル、リン酸イ
オン5〜30g/リットル、マンガンイオン0.6〜3
g/リットル、フッ素イオン0.05g/リットル以
上、及び皮膜化成促進剤を主成分とする酸性リン酸亜鉛
処理液により浸漬処理することが開示されている。
【0008】このような特定のリン酸亜鉛処理液を用い
ることにより、亜鉛系金属表面を有する被処理物に対し
ては、高い密着性及び高い耐食性を示す皮膜を形成する
ことができるが、このようなリン酸亜鉛処理液を用いた
場合、リン酸亜鉛皮膜の段ツキムラが特に発生し易く、
上記従来の方法ではリン酸亜鉛皮膜の段ツキムラの発生
を十分に防止することができなかった。
【0009】本発明の目的は、亜鉛系金属表面を有する
金属材に対しても、段ツキムラの発生を防止することが
できるリン酸亜鉛処理方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のリン酸亜鉛処理
方法は、亜鉛系金属表面を有する金属材を処理槽内のリ
ン酸亜鉛処理液に浸漬し、金属材の表面上にリン酸亜鉛
皮膜を形成する方法であり、処理槽内に設置した振動板
を振動させることによって処理槽内のリン酸亜鉛処理液
の表面に0.5cm以上の波高の連続的な波動を生じさ
せるようにリン酸亜鉛処理液を乱流攪拌しながら、金属
材を処理槽内のリン酸亜鉛処理液に接触させて浸漬し処
理することを特徴としている。
【0011】なお、本発明において、波高は静置時の基
準液面に対する波の高さを示している。従って、0.5
cm以上の波高とは基準液面に対し±0.5cm以上の
波動を生じさせる波の高さである。このような波高は、
例えば処理槽内のリン酸亜鉛処理液の液面近傍にスケー
ル(物差し)などを設置して測定することができる。
【0012】本発明に従う実施態様の1つにおいては、
金属材が搬送手段によって搬送され、処理槽の入槽部に
おいて金属材が搬送されながらリン酸亜鉛処理液に接触
して浸漬し、出槽部において金属材がリン酸亜鉛処理液
中から引き上げられる方法が採用される。この実施態様
においては、入槽部の両側部及び/または底面部に振動
板が設置され、入槽部のリン酸亜鉛処理液がこの振動板
によって攪拌される。
【0013】本発明のリン酸亜鉛処理方法は、亜鉛系金
属表面を有する金属材に対しても段ツキムラを生じるこ
となく処理することができる方法である。このような亜
鉛系金属表面を有する金属材に対し良好なリン酸亜鉛皮
膜を形成し得るリン酸亜鉛処理液としては、亜鉛イオン
0.5〜2.5g/リットル、マンガンイオン0.1〜
3g/リットル、リン酸イオン5〜40g/リットル、
フッ素化合物0.05〜3g/リットル(HF換算)、
及び、亜硝酸イオン0.01〜0.5g/リットル、過
酸化水素0.5〜10g/リットル、ニトロベンゼンス
ルフォン酸イオン0.05〜5g/リットル、及びヒド
ロキシルアミン0.5〜2.5g/リットルから選ばれ
る少なくとも1種の皮膜化成促進剤を含む処理液を挙げ
ることができる。本発明のリン酸亜鉛処理方法に従え
ば、このようなリン酸亜鉛処理液を用いた場合にも、段
ツキムラを生じることなく、均一なリン酸亜鉛皮膜を形
成することができる。
【0014】
【作用】本発明のリン酸亜鉛処理方法においては、処理
槽内に設置した振動板を振動させることによって処理槽
内のリン酸亜鉛処理液の表面に0.5cm以上の波高の
連続的な波動を生じさせるようにリン酸亜鉛処理液を乱
流攪拌する。リン酸亜鉛処理液の表面に生じる連続的な
波動の波高が0.5cmより小さいと、被処理物である
金属材がリン酸亜鉛処理液と接触し浸漬する部分におい
てリン酸亜鉛処理液に十分な乱流が形成されず、段ツキ
ムラの発生を十分に防止することができない。
【0015】リン酸亜鉛処理液表面の波動の波高は、好
ましくは1.0〜3.0cmの範囲内である。波高が高
くなり過ぎると、処理槽内のリン酸亜鉛処理液が処理槽
の壁面に対し必要以上に強くあたり、液面から処理液が
飛散し処理ムラの原因となるおそれがある。リン酸亜鉛
処理液表面の波動の波高を上記好ましい範囲内とするこ
とにより、被処理物の形状及び入槽速度の影響を受けに
くく、被処理物がノッキングすることなくスムーズにリ
ン酸亜鉛処理液に接触して浸漬される。
【0016】本発明において処理槽内に設置される振動
板の振動は、例えば振動モーターの振動を振動板に伝達
することにより与えることができる。このような振動攪
拌装置としては、特公平6−71544号公報及び特開
平6−287799号公報などに開示された振動攪拌装
置を用いるができる。振動板の形状及び大きさ並びに振
動条件は、リン酸亜鉛処理液表面の連続的な波動の波高
が0.5cm以上となるように設定される。振動板の振
動条件は、振動板の形状及び大きさや、振動板の数及び
その位置並びに処理槽の大きさ等により応じて設定され
るが、例えば振動数200〜600vtm、振動幅5〜
20mmの範囲で設定し得る。
【0017】上述のように特開昭54−45639号公
報では、ノズル噴射等により、もしくは処理槽の振動を
処理槽内のリン酸亜鉛処理液に伝搬させる方法により、
処理槽内のリン酸亜鉛処理液の液面に波動を発生させて
いる。しかしながら、ここで発生する波動は、リン酸亜
鉛処理液表面近傍のみである。これに対して本発明のリ
ン酸亜鉛処理方法では、処理槽内に設置した振動板を振
動させることによって処理槽内のリン酸亜鉛処理液を乱
流攪拌させており、振動板によりリン酸亜鉛処理液を乱
流攪拌させた結果として、攪拌の程度に応じた波動が表
面に発生している。従って、本発明によれば、自動車車
体等のように大型で、かつ袋構造部を多く有し、しかも
開口部が小さい被処理物を処理する場合にも、リン酸亜
鉛処理液が袋構造部及び開口部にスムーズに流れ込み、
ノッキングを生ずることなくスムーズに入槽することが
できる。このようにノッキングを生ずることなくスムー
ズにリン酸亜鉛処理液中に被処理物を浸漬することがで
きるので、段ツキムラの発生を防止することができる。
【0018】
【実施例】図1及び図2は、本発明に従う一実施例にお
いて用いられるリン酸亜鉛処理槽の入槽部を示す図であ
り、図1は側面図、図2は平面図である。図1及び図2
に示すように舟型の処理槽7の入槽部には、複数の振動
板4が並べて設置されている。本実施例では、振動板4
の傾斜角度は水平方向に対して15°となるように設け
られている。これらの振動板4は、それぞれその両端部
近傍で振動棒3により支持されている。振動棒3の上方
は、振動枠2に取り付けられている。振動枠2は、処理
槽7の両側部から外側に延びて設けられており、その両
端部はスプリング6を介して台座5の上に載せられてい
る。振動枠2の処理槽7より外側部分の中央部上には、
振動モーター1が載せられている。
【0019】振動モーター1から発生した振動が振動枠
2に伝達し、振動棒3を介して振動板4を振動させる。
この振動板4の振動によって、処理槽7内に蓄えられた
リン酸亜鉛処理液8が攪拌される。
【0020】図3及び図4は、被処理物としての自動車
車体を搬送し、処理槽内のリン酸亜鉛処理液に浸漬する
状態を示す図である。図3は側面図であり、図4は正面
図である。
【0021】図3及び図4に示すように、自動車車体1
0はハンガー11によりつり下げられており、搬送手段
であるコンベア12により搬送され、処理槽7内のリン
酸亜鉛処理液8に浸漬される。図3に示すように、本発
明における振動板を用いた振動攪拌装置は処理槽7の自
動車車体10が入槽する入槽部に設けられている。
【0022】図4に示すように、本実施例では、振動板
4は処理槽7の両側部に設置されている。このような振
動板4の振動により、入槽部のリン酸亜鉛処理液8の液
表面において、0.5cm以上の波高の連続的な波動が
発生する。なお段ツキムラは、被処理物が処理液と接触
しリン酸亜鉛皮膜が形成される初期の段階において生じ
るものであるので、本実施例のように処理槽の入槽部近
傍に振動板を設置し、入槽部近傍のリン酸亜鉛処理液を
振動攪拌させることが好ましい。
【0023】次に、図5に示すような被処理物のテスト
ピースを用いて本発明に従うリン酸亜鉛処理について評
価した。テストピース20は、図5に示すような直方体
形状であり、各側面には図5に示すような位置に貫通孔
21が形成されている。このテストピース20は、Zn
/Ni複合メッキ鋼板を成形して形成されている。な
お、予めアルカリ洗浄し、表面調整処理を施したもので
ある。
【0024】このテストピースを用いて、図6に示すよ
うな本発明に従うリン酸亜鉛処理装置30を用いてリン
酸亜鉛処理を施した。図6に示すように、リン酸亜鉛処
理装置30の処理槽31の内側の両側部には、複数の振
動板34が設けられており、これらの振動板34は、図
1及び図2に示す装置と同様に、振動棒33を介して処
理槽31の上方に設けられた振動枠32に支持されてい
る。この振動枠32は、振動モーター(図示しない)に
取り付けられており、振動モーターからの振動がこの振
動枠32に伝達され、振動棒33を介して振動板34を
振動させる。
【0025】処理槽31内にリン酸亜鉛処理液(Zn=
1.0g/リットル、PO4 =14g/リットル、NO
3 =0.6g/リットル、Ni=0.8g/リットル、
Mn=0.6g/リットル、SiF6 =0.8g/リッ
トル、NO2 =0.06g/リットル、全酸度200ポ
イント、遊離酸度0.8ポイント、40℃)を満たし、
振動板34を振動させることにより、リン酸亜鉛処理液
の表面の波高が±1.0cm(実施例1)または±0.
5cm(実施例2)となるように振動攪拌した。
【0026】このように処理槽31内のリン酸亜鉛処理
液を振動攪拌しながら、テストピースをつり下げながら
下降しリン酸亜鉛処理液に接触させリン酸亜鉛処理液内
に浸漬した。2分後、テストピースをリン酸亜鉛処理液
から引き上げた。テストピースを水洗した後、カチオン
型電着塗料(日本ペイント社製、パワートップU−26
00)を用いて、電圧180Vで3分間電着塗装するこ
とにより、膜厚20μmのカチオン電着塗膜を表面に形
成した。
【0027】なお、比較として図7に示すような従来の
ノズル噴出攪拌によるリン酸亜鉛処理装置を用いて、図
5に示すテストピースをリン酸亜鉛処理した。図7に示
すように、リン酸亜鉛処理装置40の処理槽41の両側
部の上方には、それぞれノズル42及び43が設けられ
ている。処理槽41内のリン酸亜鉛処理液は処理槽の底
部に設けられた孔47からポンプ44により排出され、
調整弁45,46を通り、それぞれ噴出ノズル42,4
3に供給される。噴出ノズル42,43からリン酸亜鉛
処理液が、処理槽41のリン酸亜鉛処理液の表面に向か
って噴出され、これによってリン酸亜鉛処理液の表面に
波動が生じるように表面近傍部分が攪拌されている。こ
のようなノズル噴出攪拌により、リン酸亜鉛処理液の表
面の波高が±1.0cmになるようにノズル42,43
からの噴出量を調整し、この状態でテストピースを浸漬
させた。2分後、テストピースを引き上げ、水洗した
後、上記実施例と同様にしてカチオン電着塗装を行った
(比較例1)。
【0028】以上のようにして得られた実施例1,2及
び比較例1のテストピースについて、リン酸亜鉛処理液
に浸漬する際のノッキングの発生の有無、リン酸亜鉛皮
膜の段ツキムラ、及びカチオン電着塗装における塗装ム
ラを評価し、表1にまとめた。
【0029】
【表1】
【0030】塗装ムラについては以下のようにして評価
した。 ○: 均一な外観を呈している ×: 膜厚差に原因する筋ムラを認む(段ツキムラ)
【0031】以上の結果から明らかなように、本発明に
従いリン酸亜鉛処理を施すことにより、被処理物を浸漬
する際のノッキングを少なくすることができるととも
に、段ツキムラの発生を防止することができる。このた
め、カチオン電着塗装を施した際の塗装ムラも低減する
ことができる。
【0032】
【発明の効果】本発明のリン酸亜鉛処理方法に従えば、
亜鉛系金属表面を有する金属材に対しても、段ツキムラ
の発生を防止して、リン酸亜鉛皮膜を形成することがで
きる。従って、本発明のリン酸亜鉛処理方法は、亜鉛系
金属表面を有する金属材のカチオン電着塗装の下地処理
として有用に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う一実施例において用いられるリン
酸亜鉛処理槽の入槽部を示す側面図。
【図2】本発明に従う一実施例において用いられるリン
酸亜鉛処理槽の入槽部を示す平面図。
【図3】図1に示すリン酸亜鉛処理槽において被処理物
としての自動車車体を浸漬する状態を示す側面図。
【図4】図2に示すリン酸亜鉛処理槽において被処理物
としての自動車車体を浸漬する状態を示す平面図。
【図5】本発明に従う実施例において用いた被処理物の
テストピースを示す斜視図。
【図6】図5に示すテストピースを本発明に従うリン酸
亜鉛処理法により処理するのに用いたリン酸亜鉛処理装
置を示す斜視図。
【図7】図5に示すテストピースを従来のノズル噴射攪
拌によるリン酸亜鉛処理により処理するのに用いたリン
酸亜鉛処理装置を示す正面図。
【符号の説明】
1…振動モーター 2…振動枠 3…振動棒 4…振動板 5…台座 6…スプリング 7…処理槽 8…リン酸亜鉛処理液 10…自動車車体 11…ハンガー 12…搬送手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 智志 大阪府寝屋川市池田中町19番17号 日本ペ イント株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 亜鉛系金属表面を有する金属材を処理槽
    内のリン酸亜鉛処理液に浸漬し、前記金属材の表面上に
    リン酸亜鉛皮膜を形成させる方法において、 前記処理槽内に設置した振動板を振動させることによっ
    て前記処理槽内のリン酸亜鉛処理液の表面に0.5cm
    以上の波高の連続的な波動を生じさせるようにリン酸亜
    鉛処理液を攪拌しながら、前記金属材を前記処理槽内の
    リン酸亜鉛処理液に接触させ浸漬して処理することを特
    徴とする金属材のリン酸亜鉛処理方法。
  2. 【請求項2】 前記金属材が搬送手段によって搬送さ
    れ、前記処理槽の入槽部において前記金属材が搬送され
    ながらリン酸亜鉛処理液に接触して浸漬し、出槽部にお
    いて前記金属材がリン酸亜鉛処理液中から引き上げられ
    る方法であって、前記入槽部の両側部及び/または底面
    部に前記振動板が設置され、前記入槽部のリン酸亜鉛処
    理液が該振動板によって攪拌されることを特徴とする請
    求項1に記載の金属材のリン酸亜鉛処理方法。
  3. 【請求項3】 前記リン酸亜鉛処理液の組成が、亜鉛イ
    オン0.5〜2.5g/リットル、マンガンイオン0.
    1〜3g/リットル、リン酸イオン5〜40g/リット
    ル、フッ素化合物0.05〜3g/リットル(HF換
    算)、及び、亜硝酸イオン0.01〜0.5g/リット
    ル、過酸化水素0.5〜10g/リットル、ニトロベン
    ゼンスルフォン酸イオン0.05〜5g/リットル、及
    びヒドロキシルアミン0.5〜2.5g/リットルから
    選ばれる少なくとも1種の皮膜化成促進剤を含むもので
    ある請求項1または2に記載の金属材のリン酸亜鉛処理
    方法。
JP2160095A 1995-02-09 1995-02-09 金属材のリン酸亜鉛処理方法 Pending JPH08218180A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0779377A1 (en) * 1995-12-12 1997-06-18 Nippon Paint Co., Ltd. Pretreatment method for coating on metal molded article
CN110184597A (zh) * 2019-04-27 2019-08-30 临海市创宇工艺有限公司 一种藤椅骨架喷磷池

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