JPH0516158U - 釘打機のヘツドバルブ - Google Patents

釘打機のヘツドバルブ

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JPH0516158U
JPH0516158U JP7051091U JP7051091U JPH0516158U JP H0516158 U JPH0516158 U JP H0516158U JP 7051091 U JP7051091 U JP 7051091U JP 7051091 U JP7051091 U JP 7051091U JP H0516158 U JPH0516158 U JP H0516158U
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JP
Japan
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head valve
striking
flange
cylinder
compression spring
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JP7051091U
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JPH0753902Y2 (ja
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茂徳 山口
勝彦 村山
恭裕 内藤
貴志 吉沢
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Max Co Ltd
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Max Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 打撃シリンダ2からの排気が、ヘッドバルブ
5を付勢する圧縮バネ13の内側から外側へ通過する際
の断熱膨張に基づく凍り付き現象によって、排気不良と
ならないようにするヘッドバルブ5を提供する。 【構成】 ヘッドバルブ5をほぼ円筒状のヘッドバルブ
本体5aと該ヘッドバルブ5の下端部から内径方向に形
成されたフランジ5bとから形成し、フランジ5bの内
周側端部とシリンダキャップ6との間に上記ヘッドバル
ブ5を下方に向けて付勢する圧縮バネ13を配置すると
ともに、上記フランジ5bに排気用開口8を分散配置
し、打撃シリンダ2からの排気を上記排気用開口8を通
過させて排出させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は圧縮空気により駆動される釘打機において駆動時の断熱膨張に基づく 凍り付き現象に影響されないヘッドバルブに関する。
【0002】
【従来技術】
一般に、圧縮空気により駆動される釘打機では、図4に示すように、打撃シリ ンダ20の上端部にヘッドバルブ21を配置し、該ヘッドバルブ21の開閉作動 により打撃シリンダ20内を圧縮空気のエアチャンバ22と排気口25とに選択 接続することにより、打撃シリンダ20内の打撃ピストン23を駆動する。上記 釘打機にはヘッドバルブ21を閉鎖位置に付勢する圧縮バネ24が配置されてお り、エアチャンバ22から打撃シリンダ20内へ導入されて打撃ピストン23を 駆動した圧縮空気が上記打撃シリンダ20内から排気口25へ排出される際、上 記圧縮バネ24を経由して排気される構造となっている。圧縮バネ24はコイル 状に形成され、上記圧縮空気は圧縮バネ24の内側から外側を通るが、このとき バネ間を通過することになる。ところが、圧縮空気がこのように狭い排気空間か ら排出される際に急激に膨張するので、断熱膨張により周辺部分は冷却され、氷 滴26が圧縮バネ24やヘッドバルブ21の周囲に付着する。圧縮バネ24の氷 滴は狭い排気空間をさらに狭くすることになり、排気性能を劣化させる。排気性 能が劣化すると、圧縮空気の排気が充分に行なわれないので、打撃ピストン21 の上死点への復帰が不良となり、釘打機の作動が不安定となって空打ちや打ち込 み不良等の問題が発生する。
【0003】
【考案の目的】
本考案は前記欠点を解消し、駆動時の断熱膨張に基づく凍り付き現象によって 影響されることなしに良好に作動させることができるヘッドバルブを提供するこ とをその目的とする。
【0004】
【目的を達成するための手段】
前記目的を達成するため、本考案に係る釘打機のヘッドバルブは、釘を打撃す る打撃ピストンを摺動自在に収容する打撃シリンダと該打撃シリンダの上方にヘ ッドバルブを配置し、該ヘッドバルブを開閉させて圧縮空気を前記打撃シリンダ に対して供給、排気させることにより上記打撃ピストンを釘打ち方向に駆動させ る釘打機において、前記ヘッドバルブをほぼ円筒状のヘッドバルブ本体と該ヘッ ドバルブの下端部から内径方向に形成されたフランジとから形成し、該フランジ を前記打撃シリンダの上部に配置されたシリンダキャップの下部に配置し、前記 フランジの内周側端部とシリンダキャップとの間に前記ヘッドバルブを下方に向 けて付勢する圧縮バネを配置するとともに、前記フランジに複数の排気用開口を 分散配置したことを特徴とする。
【0005】
【考案の作用、効果】
前記構成によれば、打撃ピストンが上昇移動し、打撃シリンダ内に供給された 圧縮空気が排出されるとき、その一部は圧縮バネの内側から外側を通過するので 、圧縮空気の断熱膨張により圧縮バネの周辺部分は冷却され、氷滴が圧縮バネや ヘッドバルブの周囲に付着する。しかしながら、大部分の圧縮空気はヘッドバル ブのフランジの排気用開口を通過するので、排気不良が生じることはない。この ように、排気性能は凍り付き現象によって劣化しないので、打撃ピストンは確実 に上死点まで移動することができ、空打ち、打ち込み不良等の現象が生じること を有効に防止することができる。
【0006】
【実施例】
以下、図面によって本考案の実施例について説明すると、図1は釘打機の要部 を示すもので、この釘打機は、釘打機本体1に図2、図3に示される打撃シリン ダ2を上下方向に配し、打撃シリンダ2の内部に摺動自在に打撃ピストン3を収 容するとともに、打撃シリンダ2の下方にノーズ部4を延設し、該ノーズ部4に 打撃ピストン3と一体に結合したドライバ3aを案内するとともに、打撃シリン ダ2の上方に設けられたヘッドバルブ5の開閉作動により上記打撃シリンダ2の 上方に圧縮空気が供給、排気されることにより、打撃ピストン3を駆動してノー ズ部4内の釘を打撃して打ち出すものである。
【0007】 上記打撃シリンダ2の上方にはシリンダキャップ6が設けられ、該シリンダキ ャップ6の外周の回りには環状のバルブハウジング7が下向きに開口して形成さ れている。
【0008】 ヘッドバルブ5は、ほぼ円筒状のヘッドバルブ本体5aと該ヘッドバルブ5の 下端部から内径方向に形成されたフランジ5bとから形成され、該フランジ5b に複数の排気用開口8が分散配置されている。フランジ5bの下面の外周部9は ウレタン樹脂からなり、打撃シリンダ2の上端面10に当接可能に対向してシー ル面を構成している。なお、ヘッドバルブ5の外周部の下面は圧縮空気が貯留さ れたエアチャンバ11に露出しているとともに、バルブハウジング7の上端には 図示しないトリガバルブに通じるエア通路12が形成されている。
【0009】 ヘッドバルブ5のヘッドバルブ本体5aは上記バルブハウジング7の内部に摺 動自在に収容されている。フランジ5bは上記打撃シリンダ2の上部に配置され たシリンダキャップ6の下部に配置され、フランジ5bの内周側端部と打撃シリ ンダ2のシリンダキャップ6との間には上記ヘッドバルブ5を下方に向けて付勢 する圧縮バネ13が配置されている。14はバネ受け部材である。ヘッドバルブ 5は通常、上記エア通路12からバルブハウジング7内に送られた圧縮空気の圧 力と上記圧縮バネ13のバネ圧により図2に図示された位置(閉じ位置)に保持 されている。
【0010】 また、シリンダキャップ6の外周面とヘッドバルブ本体5aの内周面との間に は、打撃シリンダ2内の圧縮空気を釘打機の上方の排気口15に排気させる排気 通路aが形成されている。
【0011】 前記構成において、トリガバルブを起動操作させることにより、上記エア通路 12からバルブハウジング7内の圧縮空気が排気されると、エアチャンバ11内 の空気圧がヘッドバルブ5の外周部の下面に作用し、上記圧縮バネ13の圧縮バ ネ13圧に抗してヘッドバルブ5を矢印Pのように上方に押し上げるため、ヘッ ドバルブ5は打撃シリンダ2の上端から離れ、開き位置に移動する。このため、 エアチャンバ11内の圧縮空気が打撃シリンダ2の内部に急激に導入され、打撃 ピストン3を押し下げ駆動してノーズ部4内の釘を打撃して打ち出すのである。
【0012】 これに対し、前記トリガバルブを操作して上記エア通路12からバルブハウジ ング7内に圧縮空気を供給すると、この空気圧と圧縮バネ13のバネ圧によりヘ ッドバルブ5は再び図3に示す閉じ位置に移動し、エアチャンバ11からの圧縮 空気の供給が停止する。同時に、別機構により打撃ピストン3が上昇移動し、打 撃シリンダ2内に供給された圧縮空気は排気通路aから排出される。このとき、 圧縮空気の一部は圧縮バネ13の内側から外側にバネ間を通過するので、圧縮空 気の断熱膨張により圧縮バネ13の周辺部分は冷却され、氷滴が圧縮バネ13や ヘッドバルブ5の周囲に付着する。しかしながら、大部分の圧縮空気はヘッドバ ルブ5のフランジ5bの排気用開口8を通過するので、排気不良が生じることは ない。このように、釘打機の作動は凍り付き現象による影響を受けないので、打 撃ピストン3は確実に上死点まで移動することができ、空打ち、打ち込み不良等 の現象が生じるのを有効に防止することができる。
【0013】 なお、凍り付き現象は、圧縮空気がエアチャンバ11から打撃シリンダ2内に 導入される際にも発生するが、ヘッドバルブ5のシール面にウレタンを採用して いるため、シール面に氷滴が付着しにくく、シール不良が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る釘打機の全体図である。
【図2】上記釘打機のヘッドバルブの断面図である。
【図3】圧縮空気の排気状態説明図である。
【図4】従来のヘッドバルブ周辺部の要部の断面図であ
る。
【符号の説明】
2 打撃シリンダ 3 打撃ピストン 5 ヘッドバルブ 5a ヘッドバルブ本体 5b フランジ 6 シリンダキャップ 8 排気用開口 13 圧縮バネ
フロントページの続き (72)考案者 吉沢 貴志 東京都中央区日本橋箱崎町6番6号 マツ クス株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 釘を打撃する打撃ピストンを摺動自在に
    収容する打撃シリンダと該打撃シリンダの上方にヘッド
    バルブを配置し、該ヘッドバルブを開閉させて圧縮空気
    を前記打撃シリンダに対して供給、排気させることによ
    り上記打撃ピストンを釘打ち方向に駆動させる釘打機に
    おいて、 前記ヘッドバルブをほぼ円筒状のヘッドバルブ本体と該
    ヘッドバルブの下端部から内径方向に形成されたフラン
    ジとから形成し、該フランジを前記打撃シリンダの上部
    に配置されたシリンダキャップの下部に配置し、前記フ
    ランジの内周側端部とシリンダキャップとの間に前記ヘ
    ッドバルブを下方に向けて付勢する圧縮バネを配置する
    とともに、前記フランジに複数の排気用開口を分散配置
    したことを特徴とする釘打機のヘッドバルブ。
JP7051091U 1991-08-08 1991-08-08 釘打機のヘッドバルブ Expired - Lifetime JPH0753902Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7051091U JPH0753902Y2 (ja) 1991-08-08 1991-08-08 釘打機のヘッドバルブ

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JP7051091U JPH0753902Y2 (ja) 1991-08-08 1991-08-08 釘打機のヘッドバルブ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0516158U true JPH0516158U (ja) 1993-03-02
JPH0753902Y2 JPH0753902Y2 (ja) 1995-12-13

Family

ID=13433603

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7051091U Expired - Lifetime JPH0753902Y2 (ja) 1991-08-08 1991-08-08 釘打機のヘッドバルブ

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JP (1) JPH0753902Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007010959A1 (ja) * 2005-07-20 2007-01-25 Max Co., Ltd. 打ち込み工具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007010959A1 (ja) * 2005-07-20 2007-01-25 Max Co., Ltd. 打ち込み工具

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JPH0753902Y2 (ja) 1995-12-13

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