JPH05160717A - Nand回路 - Google Patents

Nand回路

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Publication number
JPH05160717A
JPH05160717A JP3318276A JP31827691A JPH05160717A JP H05160717 A JPH05160717 A JP H05160717A JP 3318276 A JP3318276 A JP 3318276A JP 31827691 A JP31827691 A JP 31827691A JP H05160717 A JPH05160717 A JP H05160717A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
drain
gate
current
source
Prior art date
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Pending
Application number
JP3318276A
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English (en)
Inventor
Masahiro Fujii
正浩 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP3318276A priority Critical patent/JPH05160717A/ja
Publication of JPH05160717A publication Critical patent/JPH05160717A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力端子間の遅延時間の相違がないNAND
回路を提供する。 【構成】 飽和電流をデプレッション形FETの飽和電
流の1/2以上かつ1倍未満に設定した2個のエンハン
スメント形FET1,2を並列に接続し、そのソースを
電源VSSに、ゲートを2個の入力端子5,6に、ドレ
インをソースとゲートを短絡したデプレッション形FE
T3のソースおよび出力端子8にそれぞれ接続する。ま
た、デプレッション形FET3のドレインを電源VDD
に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、NAND回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】GaAsをはじめとする化合物半導体
は、現在広く用いられているシリコンと比較して移動度
が大きいことから高速性に優れ、また電源電圧を低く設
定できるため低消費電力化が可能であり注目されてい
る。特にGaAsFETを用いて構成するDCFL(ダ
イレクト・カップルド・FET・ロジック、Direc
tCoupled FET Logic)回路は、特に
低消費電力かつ高速な回路として有望である。このDC
FL回路でNAND回路を構成する場合の例として2入
力NAND回路を図3に示す。この回路の構成について
以下図3を参照しながら説明を行う。回路は、直列に接
続された2個のエンハンスメント形FET(以下EFE
Tと記す)1,2と、1個のデプレッション形FET
(以下DFETと記す)3から構成されている。2個の
入力端子5,6はそれぞれEFET1,2のゲートに接
続され、EFET2のソースは電源VSSに、EFET
1のドレインはDFET3のゲートおよびソースに接続
するとともに出力端子8に接続される。またDFET3
のドレインは電源VDDに接続され、ここでVDD>V
SSであり、通常VDD−VSS=1Vから2Vの範囲
で用いられる。
【0003】次に図4に示した各FETの電圧電流特性
を参照して、この回路の動作について説明する。なお図
4の電圧軸は、出力電圧−VSSであり、図において、
10は単独のEFETのオン状態のソース・ドレイン間
の電圧電流特性、14は直列に接続した2個のEFET
のオン状態のソース・ドレイン間の電圧電流特性、12
はDFETのソース・ドレイン間の電流電圧特性、13
はEFETのゲート・ソース間の電圧電流特性であり次
段のDCFL回路の入力端子の電流電圧特性に相当す
る。入力信号の少なくとも一方がローレベル(通常VS
S+0.1V程度)が入力されているときには、EFE
T1,2の少なくとも一方はオフ状態であるためDFE
T3の電流はEFET1,2側には流れずに次段の入力
端子に流れ込むので、図4におけるDFETの電圧電流
特性12と、EFETのゲート・ソース間の電圧電流特
性13が交差する点Aの電圧が出力される。この電圧が
出力のハイレベルとなる。また入力信号が共にハイレベ
ル(通常EFETのゲート順方向オン電圧程度)の時は
2つのEFET1,2が共にオン状態となりDFET3
の電流はEFET1,2を通してながれ、出力端子8に
は図4に示した2つのEFETのソース・ドレイン電圧
電流特性14とDFETのソース・ドレイン電圧電流特
性12が交差する点Bに対応する電圧が出力される。こ
の電圧が出力のローレベルとなる。以上のようにこの回
路は、入力が共にハイレベルの時にのみローレベルを出
力し、そのほかの時はハイレベルを出力するNAND回
路の動作をする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のNAND回路に
は、信号が入力されるEFET1,2が直列に接続され
ているために、入力端子から見た容量が異なることと、
またそれぞれのEFET1,2が充放電すべき容量も異
なることによって、入力信号を印加する端子によって遅
延時間が異なるという問題があった。
【0005】本発明の目的は、このような問題を解決し
たNAND回路を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数個のエン
ハンスメント形FETと1個のデプレッション形FET
から構成され、エンハンスメント形FETのすべてのソ
ースは第1の電源に、すべてのドレインはデプレッショ
ン形FETのゲートとソースに接続され、デプレッショ
ン形FETのドレインは第1の電源より電圧が高い第2
の電源に接続され、入力はそれぞれのエンハンスメント
形FETのゲートに入力され、デプレッション形FET
のゲートおよびソースとエンハンスメント形FETのド
レインの接続点より出力信号を取り出すNAND回路で
あって、すべてのエンハンスメント形FETがオン状態
の時のエンハンスメント形FETのドレイン電流の総和
が、ゲート・ソース間電圧が0Vでドレイン・ゲート間
電圧が第1と第2の電源の電圧差に等しいときのデプレ
ッション形FETのドレイン電流より大きく、かつ、少
なくとも1つのエンハンスメント形FETがオフ状態の
時のエンハンスメント形FETのドレイン電流の総和が
ゲート・ソース間電圧が0Vでドレイン・ゲート間電圧
が第1と第2の電源の電圧差に等しいときのデプレッシ
ョン形FETのドレイン電流より小さくなるように各F
ETの寸法を設定することを特徴とする。
【0007】
【実施例】図1に本発明の実施例である2入力NAND
回路の回路図を示す。回路はソースおよびドレインが並
列に接続された2個のEFET1,2と、このEFET
1,2のドレインにゲートとソースが接続されたDFE
T3から構成され、EFET1,2のゲートは2個の入
力端子5,6に、EFET1,2のドレインとDFET
3のゲートおよびソースの接続点が出力端子に、EFE
T1,2のソースが電源VSSに、DFET3のドレイ
ンが電源VDDに接続されている。
【0008】図2は、本実施例に用いたFETの電流電
圧特性を示す図であり、電圧軸は出力電圧−VSSであ
る。図において10は単独のEFETのオン状態のソー
ス・ドレイン電流電圧特性、11は2個のEFETを並
列に接続し共にオン状態であるときのソース・ドレイン
電流電圧特性で電流は単独のEFETの電流電圧特性1
0のちょうど2倍になる。さらに12はDFETのゲー
ト・ソース間電圧0Vの時のソース・ドレイン電流電圧
特性、13はEFETのゲート・ソース電流電圧特性で
あり次段のDCFL回路の入力の特性に相当する。ま
た、ソース・ドレイン間にVDD−VSSを印加したと
きのEFETのオン状態の電流をIE、DFETのゲー
ト・ソース間電圧0Vでソース・ドレイン間にVDD−
VSSを印加した時の電流値(これは図2において電流
軸との切片にあたる)をID0としたとき ID0/2<IE<ID0 の条件を満たすように、FETの寸法を設定した。
【0009】図2を用いて本実施例の動作を以下説明す
る。まず2つの入力が共にローレベルの時にはEFET
1,2は共にオフ状態であり、DFET3に流れる電流
は次段に流れ込むので、出力電圧はDFETの電流電圧
特性12とEFETのゲート・ソース電圧電流特性13
の交点Aに相当する電圧が出力される。つぎにいずれか
一方の入力にハイレベル、他方にローレベルが入力され
た場合には、もしも次段のDCFL回路のEFETのゲ
ート・ソース間電流が存在しないときは、EFETが1
個の電流電圧特性10とDFETの電流電圧特性12の
交点Bに相当する電圧が出力されるが、次段にDCFL
回路が接続されているときの出力電圧は次段のゲートで
クランプされて、DFETの電流電圧特性12とEFE
Tのゲート・ソース電圧電流特性13の交点Aに相当す
る電圧となる。また入力が共にハイレベルの時はDFE
T3の電流は2個のEFET1,2に流れるので並列接
続のEFETの電流電圧特性11とDFETの電流電圧
特性12の交点Cに相当する電圧が出力され、これはロ
ーレベルとなる。本実施例においては、EFET1,2
が並列に接続されているためにどちらの入力端子も等価
であり、入力端子による遅延時間の相違は観測されなか
った。
【0010】
【発明の効果】以上のように本発明によると、入力信号
が印加されるEFETは並列に接続されているため、入
力からみた容量、それぞれのEFETが充放電すべき容
量が等しいために、入力端子による遅延時間の差異は本
質的に起こらない。これにより、回路設計やレイアウト
設計時において入力端子を区別する必要がなくなるため
設計工数の低減が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す回路図である。
【図2】図1に示した実施例に使用したFETの電流電
圧特性図である。
【図3】従来例を示す回路図である。
【図4】図3に示した例に使用したFETの電流電圧特
性図である。
【符号の説明】
1,2 エンハンスメント形FET 3 デプレッション形FET 5,6 入力端子 8 出力端子 10 EFETのオン状態でのソース・ドレイン間電流
電圧特性 11 2個のEFETを並列接続したときのオン状態で
のソース・ドレイン間電流電圧特性 12 DFETのゲート・ソース間電圧0V時のソース
・ドレイン電流電圧特性 13 EFETのゲート・ソース間電流電圧特性 14 2個のEFETを直列接続したときのオン状態で
のソース・ドレイン間電流電圧特性

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個のエンハンスメント形FETと1個
    のデプレッション形FETから構成され、エンハンスメ
    ント形FETのすべてのソースは第1の電源に、すべて
    のドレインはデプレッション形FETのゲートとソース
    に接続され、デプレッション形FETのドレインは第1
    の電源より電圧が高い第2の電源に接続され、入力はそ
    れぞれのエンハンスメント形FETのゲートに入力さ
    れ、デプレッション形FETのゲートおよびソースとエ
    ンハンスメント形FETのドレインの接続点より出力信
    号を取り出すNAND回路であって、 すべてのエンハンスメント形FETがオン状態の時のエ
    ンハンスメント形FETのドレイン電流の総和が、ゲー
    ト・ソース間電圧が0Vでドレイン・ゲート間電圧が第
    1と第2の電源の電圧差に等しいときのデプレッション
    形FETのドレイン電流より大きく、 かつ、少なくとも1つのエンハンスメント形FETがオ
    フ状態の時のエンハンスメント形FETのドレイン電流
    の総和がゲート・ソース間電圧が0Vでドレイン・ゲー
    ト間電圧が第1と第2の電源の電圧差に等しいときのデ
    プレッション形FETのドレイン電流より小さくなるよ
    うに各FETの寸法を設定することを特徴とするNAN
    D回路。
JP3318276A 1991-12-03 1991-12-03 Nand回路 Pending JPH05160717A (ja)

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JP3318276A JPH05160717A (ja) 1991-12-03 1991-12-03 Nand回路

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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS539457A (en) * 1976-07-14 1978-01-27 Fujitsu Ltd Complementary mos lsi circuit
JPS57192137A (en) * 1981-05-20 1982-11-26 Nec Corp Positive logic multiinput nand gate circuit
JPS63285949A (ja) * 1987-05-19 1988-11-22 Fujitsu Ltd 論理回路装置
JPH03236274A (ja) * 1990-02-14 1991-10-22 Toshiba Corp 半導体集積回路装置
JPH04178023A (ja) * 1990-11-13 1992-06-25 Nec Corp 化合物半導体論理回路

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