JPH0516070Y2 - - Google Patents

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JPH0516070Y2
JPH0516070Y2 JP3294986U JP3294986U JPH0516070Y2 JP H0516070 Y2 JPH0516070 Y2 JP H0516070Y2 JP 3294986 U JP3294986 U JP 3294986U JP 3294986 U JP3294986 U JP 3294986U JP H0516070 Y2 JPH0516070 Y2 JP H0516070Y2
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wheels
legs
leg
distance
distance sensor
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Description

【考案の詳細な説明】 A 産業上の利用分野 本考案は、平地・傾斜地の走行のみならず階段
の昇降を行う走行装置に関する。
B 考案の概要 本考案は、平地・傾斜地の走行及び階段の昇降
を行う走行装置において、 脚枠に伸縮自在の二本の脚を設け、この脚のそ
れぞれに車輪を設け、この二つの車輪を走行方向
に一直線上に並ばないようにずらして配置するこ
とにより、 車輪の径を大きくすることができると共に距離
センサーの検出領域を広くすることができ、走行
の安定化・検出精度の安定化が図れるものであ
る。
C 先行技術 本出願人は、先に車輪を支持する脚枠を伸縮さ
せることによつて階段の昇降をもできる走行装置
を出願した(特願昭60−286196号)。
この走行装置を簡単に説明すると、台車本体の
前方と後方とに脚枠が設けられ、この脚枠には伸
縮自在の二本の脚が走行方向に対し前部と後部と
になる位置に配置されている。
この二本の脚の下部にはそれぞれ車輪が設けら
れており、このそれぞれの車輪の走行直前側には
接地面までの距離を測る距離センサーが設けられ
ている。
而して、この距離センサーで階段の存在と階段
の高さを検知しこれによつて二本の脚を伸縮させ
て階段の昇降を行う。
D 考案が解決するための問題点 しかしながら、上記走行装置においては一組と
なる二つの車輪は走行方向に対し一直線上に配置
され、二つの車輪が共に同一の階段上に乗ること
が必要であるため車輪の径を小さくせざるを得な
かつた。そのため、小さな凹凸があつても走行に
影響し走行が不安定であるという欠点がある。
また、上記のことからでき得る限り車輪の径を
大きくすると、二つの車輪間の接地面までの距離
を検出する距離センサーの検出領域が非常に狭く
なる。すると、脚枠の伸縮などの影響を受けやす
い、脚枠の伸縮・車輪の回転・停止の制御に精密
さが要求されるという欠点がある。
そこで、本考案は車輪の径を大きくすることが
できると共に距離センサーの検出領域を広くとる
ことができる走行装置を提供することを目的とす
る。
E 問題点を解決するための手段 而して、上記目的を達成するための本考案の構
成は、 台車本体の前方と後方に脚枠を設け、この脚枠
のそれぞれに伸縮自在の二本の脚を設け、この脚
の下部にそれぞれ車輪を設け、このそれぞれの車
輪の走行直前側における接地面までの距離を測る
距離センサーを設け、この距離センサーの情報に
基いて走行及び階段の昇降を行う走行装置にあつ
て、 前記それぞれの脚枠に配される前記二つの車輪
を走行方向に対し一直線上に並ばないようにずら
して配置したことを特徴とする。
F 作用 従つて、車輪の径を大きくしても二つの車輪が
接触することがなく、又、距離センサーの検出領
域が二つの車輪の間にならないため広くとること
ができる。
G 実施例 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第1図において、台車本体1は頭部2と本体脚
部3とからなり、頭部2の上部には点検用視覚と
なるTVカメラ4が載置されており、この台車本
体1には必要に応じてセンサーやマニピユレータ
が取り付けられる。この台車本体1内部には自動
制御又は遠隔操作のための中央制御機構(図示せ
ず)等が収納されている。
脚枠5a,5bは、前記台車本体1の前方と後
方とに配置され、この実施例においては前方及び
後方にそれぞれ左右二個づつ配置されている。
リンク6,6は、二本以上が平行に配され、且
つ、前記前方及び後方の脚枠5a,5bと台車本
体1とに回転ピン7を介して回転自在に設けられ
て脚枠5a,5bと台車本体1とを接続する。こ
の実施例においては、リンク6,6は二本で、且
つ、台車本体1の両側方に設けられている。
また、この二以上のリンク6,6の脚枠5a,
5b及び台車本体1へのそれぞれを結ぶ線(A)は互
いに平行になるように設けられており、二以上の
リンク6,6がいかに傾斜しても常に平行関係を
保持する。
姿勢保持装置8は、階段の昇降等によつて前記
リンク6,6が傾斜してもリンク6,6の回転中
心を結ぶ線がほぼ垂直線上に存するように作動す
るものであり、この実施例においては台車本体1
内に傾斜検出センサー(図示せず)を設けると共
に台車本体1とリンク6,6とを支承する回転ピ
ン7の一つにアクチユエータ(図示せず)の出力
軸を連結し、前記傾斜検出センサーからの情報を
受けた傾斜制御回路がアクチユエータに出力信号
を送り台車本体1とリンク6,6との角度θを制
御してリンク6,6の回転中心を結ぶ線(A)が垂直
線上に存するよう、即ち、台車本体1がほぼ垂直
状態を保持し転倒しないよう制御する。階段上昇
時は台車本体1が前方にやや傾斜し重心が前方に
移動し、階段降下時は台車本体1が後方にやや傾
斜し重心が後方に移動するように制御すれば階段
の昇降がより安定する。
尚、水平に対するリンク6,6の傾斜角度を角
度センサーにより検出して制御するこもできる。
脚9a,9bは、前記脚枠5a,5bに形成の
摺動孔11a,11bにその上部が挿入されて走
行方向に二本設けられており、この脚9a,9b
は脚伸縮機構12によつて伸縮される。
脚伸縮機構12は、第2図及び第3図に示すよ
うに、二本の脚9a,9bの間にピニオン13を
設け、このピニオン13が前記二本の脚9a,9
bにそれぞれ設けられたラツク部14,14に同
時に噛み合つて成る。前記ピニオン13は、駆動
機15の出力軸16に固定され駆動機15は下記
する走行制御装置17により制御される。
二本の脚9a,9bは一方が長くなると他方が
短かくなり両方の合計脚長さを同一(=1
2=一定)になるように伸縮される。
従つて、この実施例においては、一つの駆動機
15によつて両方の脚9a,9bの伸縮が可能で
あり装置の軽量化、低価格化となるものである。
車輪19a,19bは、前記二つの脚9a,9
bの下部にそれぞれ設けられて一組の車輪を構成
し、この一組となる二つの車輪19a,19bは
その一方の軸が他方より長く形成されて走行方向
に一直線上に並ばないようにずらして配置されて
いる。そして、この一組の車輪19a,19bと
下記する距離センサー27aの接地面28におけ
る検出領域とが占める走行方向寸法d1は階段の奥
行き寸法d2よりも小さく構成されている。
車輪回転機構20は、第4図及び第5図に詳し
く示されているように、前記車輪19a,19b
の軸にプーリー21a,21bが固定されている
と共に駆動機22の出力軸に駆動プーリー23が
固定されており、前記二つのプーリー21a,2
1bと駆動プーリー23とバネ26を有するテン
シヨンプーリー25とに巻掛伝達体24が掛けら
れている。
前記駆動機22は、駆動モータ、減速機構等か
ら成り、駆動機22は下記する走行制御装置17
により制御される。
前記巻掛伝達体24は、ベルトやチエーンなど
から構成され、ある程度弾性を有するものが好ま
しい。
而して、前記脚9a,9bの伸縮によつて第4
図及び第5図に示すように、車輪19a,19b
及びプーリー21a,21bの位置は変わるが、
巻掛伝達体24が掛けられる合計長さが同じであ
るため駆動機22の回転によつて双方の車輪19
a,19bが共に回転される。
距離センサー27a,27b′,27b″,27c
は、前記車輪19a,19b全ての走行直前側に
おける接地面28までの距離Vを測るもので、こ
の実施例においては走行装置が両方向に移動でき
るように二つの車輪19a,19bの前方、後方
の距離をそれぞれ検出するよう一つの脚枠5a,
5bに四個設けられている。(この四個の距離セ
ンサー27a,27b′,27b″,27cの接地面
28における検出領域は第2図で一点鎖線で示
す。) 走行制御装置17は、第6図に示すように、前
記距離センサー27a,27b′,27b″,27c
の情報の基いて前記脚9a,9bの伸縮及び前記
車輪19a,19bの駆動を行うものでこの実施
例においては以下のような制御を行う。
即ち、前方の距離センサー27aが今までより
も短い距離を検出し、双方の距離センサー27
a,27b′の出力差より高低差Hを確認すると、
駆動機22に停止命令を発して走行を停止する。
次に、駆動機15に駆動信号を出力して前方の
脚9aの方が後方の脚9bより短かく、且つ、そ
の差がH+H′となるように脚9a,9bを伸縮
させる。尚、H′は数mm程度の微小距離である。
また、前方の距離センサー27aが今までより
長い距離を検出し双方の距離センサー27a,2
7b′の出力差より高低差Hを確認すると、前方の
脚9aの方が後方の脚9bより長く、且つ、その
差がHとなるように脚9a,9bを伸縮させる。
この脚9a,9bの伸縮が終了すると、再び駆
動プーリー23の駆動機22に出力信号が発せら
れ走行装置が移動し後方の距離センサー27b′が
今までと異なる距離を検出すると、駆動プーリー
23の駆動機22を停止しピニオン13の駆動機
15に駆動信号を発して両方の脚9a,9bの長
さを同じにするように制御する。
尚、上記と反対方向に走行する場合は、27c
が前方の距離センサーとなり、27b″が後方の距
離センサーとなる。
また、走行制御装置17は、TVカメラ4にて
階段を認識すると、予め前方の脚枠5aの脚9
a,9bを伸縮させて前方の脚枠9aの高さを高
くして階段に接近するようにすればより高い階段
の昇降が可能となり走行制御装置17の制御内容
は上記の場合に限定されず種々考えられる。
以下、上記走行装置の作用について説明する。
走行装置が平坦地にあるときは、前方と後方の
脚9a,9b長さが同じでリンク6、6は水平方
向にあり19a,19bは第5図に示す位置関係
にある。そして、走行制御装置17からの出力信
号により駆動機22が駆動し、この回転が巻掛伝
達体24を介して車輪19a,19bに伝えられ
て走行装置が走行する。
階段に差しかかり前方の距離センサー27aが
今までよりも短い距離を検出すると、前方の脚9
aの長さと後方の脚9bの長さとの差がH+
H′となるように脚9a,9bが伸縮される。
そして、この脚9a,9bの伸縮が終了すると
再び前進を始め、後方の距離センサー27b′が
V1を検出すると走行を停止し、前方の脚9a長
さと後方の脚9b長さとが同じになるように脚9
a,9bが伸縮する。この脚9a,9bの伸縮が
終了すると駆動機22の駆動により駆動プーリー
23が回転して再び走行を開始する。
この作動を繰り返すことによつて階段を昇り、
また、上記と略同様の作動によつて階段を降り
る。
尚、上記実施例においては、脚枠5a,5bが
前方と後方とにそれぞれ二個配され合計四個の場
合を示したが、比較的重心が低い台車本体1を有
するものにあつては前方に一個後方に二個配され
合計三個としてもよく、又、大型のマニピユレー
タを積載し重心移動が広範囲となるものにあつて
は五個以上としてもよく本考案の技術的範囲に含
まれる。
H 考案の効果 以上述べたように本考案によれば、それぞれの
脚枠に配置された二つの車輪を走行方向に一直線
上に並ばないようにずらして配置したので、車輪
の径を大きくできると共に距離センサーの検出領
域を広くできるため、走行性の安定化・検出精度
の安定化が確保されるという効果を奏する。
また、車輪の径を大きくできるので床面との接
地面積が大きくなり床の保護にもなり、又、検出
領域を広くとることができるので従来に較べて精
密な制御が要求されないという効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示し、第1図は走行装置
の側面図、第2図は走行装置の断面図、第3図は
脚伸縮機構を示す走行装置の一部断面図、第4図
及び第5図は車輪回転機構を示す図、第6図は走
行制御のブロツク図である。 1……台車本体、5a,5b……脚枠、9a,
9b……脚、19a,19b……車輪、27a,
27b′,27b″,27c……距離センサー、28
……接地面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 台車本体の前方と後方に脚枠を設け、この脚枠
    のそれぞれに伸縮自在の二本の脚を設け、この脚
    の下部にそれぞれ車輪を設け、このそれぞれの車
    輪の走行直前側における接地面までの距離を測る
    距離センサーを設け、この距離センサーの情報に
    基いて走行及び階段の昇降を行う走行装置にあつ
    て、 前記それぞれの脚枠に配される前記二つの車輪
    を走行方向に対し一直線上に並ばないようにずら
    して配置したことを特徴とする走行装置。
JP3294986U 1986-03-07 1986-03-07 Expired - Lifetime JPH0516070Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3294986U JPH0516070Y2 (ja) 1986-03-07 1986-03-07

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3294986U JPH0516070Y2 (ja) 1986-03-07 1986-03-07

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Publication Number Publication Date
JPS62144782U JPS62144782U (ja) 1987-09-12
JPH0516070Y2 true JPH0516070Y2 (ja) 1993-04-27

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ID=30840100

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JP3294986U Expired - Lifetime JPH0516070Y2 (ja) 1986-03-07 1986-03-07

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