JPH0347984Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0347984Y2
JPH0347984Y2 JP19588485U JP19588485U JPH0347984Y2 JP H0347984 Y2 JPH0347984 Y2 JP H0347984Y2 JP 19588485 U JP19588485 U JP 19588485U JP 19588485 U JP19588485 U JP 19588485U JP H0347984 Y2 JPH0347984 Y2 JP H0347984Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
legs
leg
transmission body
drive
wheels
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP19588485U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62102785U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP19588485U priority Critical patent/JPH0347984Y2/ja
Publication of JPS62102785U publication Critical patent/JPS62102785U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0347984Y2 publication Critical patent/JPH0347984Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handcart (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 A 産業上の利用分野 本考案は、平地,傾斜地の走行のみならず階段
の昇降を行う走行装置の駆動機構に関する。
B 考案の概要 本考案は、平地,傾斜地の走行及び階段の昇降
を行う走行装置において、 脚枠に設けられた二本の脚を伸縮させ脚伸縮機
構を備えると共に前記二本の脚のそれぞれに設け
られた車輪を巻掛伝達体で連結し、この巻掛伝達
体を駆動プーリーで移動させる車輪回転機構を備
えることにより、 二つの車輪を一つの駆動機で回転させることが
でき、装置の軽量化,低価格化になるものであ
る。
C 考案の目的 本考案は、装置の軽量化,低価格化となる走行
装置の駆動機構を提供することを目的とする。
D 目的達成の手段 而して、上記目的を達成するための本考案の構
成は、 台車本体の前方と後方に脚枠を設け、この脚枠
に下部に車輪を有する脚を二本設け、この二本の
脚を伸縮させる脚伸縮機構を備えると共に前記二
つの車輪を巻掛伝達体で連結し、この巻掛伝達体
を駆動プーリーで移動させる車輪回転機構を備え
たことを特徴とする。
E 作 用 従つて、駆動機によつて駆動プーリーを回転さ
せれば二つの車輪を回転でき、装置の軽量化,低
価格化に供するものである。
F 実施例 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第1図において、台車本体1は頭部2と本体脚
部3とから成り、頭部2の上部には点検用視覚と
なるTVカメラ4が載置されており、この台車本
体1には必要に応じてセンサーやマニプユレータ
が取り付けられる。この台車本体1内部には自動
制御又は遠隔操作のための中央制御機構(図示せ
ず)等が収納されている。
脚枠5a,5bは、前記台車本体1の前方と後
方とに配置され、この実施例においては前方及び
後方にそれぞれ左右二個づつ配置されている。
リンク6,6は、二本以上が平行に配され、且
つ、前記前方及び後方の脚枠5a,5bと台車本
体1とに回転ピン7を介して回転自在に設けられ
て脚枠5a,5bと台車本体1とを接続する。こ
の実施例においては、リンク6,6は二本で、且
つ、台車本体1の両側方に設けられている。
また、この二以上のリンク6,6の脚枠5a,
5b及び台車本体1へのそれぞれの回転中心は同
一垂直線A上に設けられており、二以上のリンク
6,6はいかに傾斜しても常に平行関係を保持す
る。
姿勢保持装置8は、階段の昇降等によつて前記
リンク6,6が傾斜してもリンク6,6の回転中
心が同一垂直線A上に存するように作動するもの
であり、この実施例においては台車本体1内に傾
斜検出センサー(図示せず)を設けると共に台車
本体1とリンク6,6とを支承する回転ピン7の
一つにアクチユエータ(図示せず)の出力軸を連
結し、前記傾斜検出センサーからの情報を受けた
傾斜制御回路がアクチユエータに出力信号を送り
台車本体1とリンク6,6との角度θを制御して
リンク6,6の回転中心が同一垂直線A上に存す
るよう、即ち、台車本体1が垂直状態を保持する
ように制御する。
尚、水平に対するリンク6,6の傾斜角度を角
度センサーにより検出して制御することもでき
る。
脚9a,9bは、前記脚枠5a,5bに形成の
摺動孔11a,11bにその上部が挿入されて走
行方向に二本設けられており、この脚9a,9b
は脚伸縮機構12によつて伸縮される。
脚伸縮機構12は、第2図及び第3図に示すよ
うに、二本の脚9a,9bの間にピニオン13を
設け、このピニオン13が前記二本の脚9a,9
bにそれぞれ設けられたラツク部14,14に同
時に噛み合つて成る。前記ピニオン13は、駆動
機15の出力軸16に固定され駆動機15は下記
する走行制御装置17により制御される。
二本の脚9a,9bは一方が長くなると他方が
短かくなり両方の合計脚長さlを同一(l=l1
l2=一定)になるように伸縮される。
従つて、この実施例においては、一つの駆動機
15によつて両方の脚9a,9bの伸縮が可能で
あり装置の軽量化、低価格化となるものである。
車輪19a,19bは、前記二つの脚9a,9
bの下部にそれぞれ設けられ、この車輪19a,
19bは車輪回転機構20によつて回転される。
車輪回転機構20は、第4図及び第5図に詳し
く示されているように、前記車輪19a,19b
の軸にプーリー21a,21bが固定されている
と共に駆動機22の出力軸に駆動プーリー23が
固定されており、前記二つのプーリー21a,2
1bと駆動プーリー23とに巻掛伝達体24が掛
けられて成り、前記二つの車輪19a,19bを
巻掛伝達体24で連結し、巻掛伝達体24を駆動
プーリーで移動できるように構成されている。
前記駆動機22は、駆動モータ,減速機構等か
ら成り、駆動機22は下記する走行制御装置17
により制御される。
前記巻掛伝達体24は、ベルトやチエーンなど
から構成され、ある程度弾性を有するものが好ま
しい。
また、この実施例においては、前記巻掛伝達体
24には前記プーリー21a,21b及び駆動プ
ーリー23の他にテンシヨンプーリー25が掛け
られている。
このテンシヨンプーリー25は、一端が前記脚
枠5a,5bに掛止されたバネ26により張設さ
れて脚9a,9bの伸縮等によつて巻掛伝達体2
4をゆるまないようにするものである。
尚、前記バネ26のかわりにゴム等の弾性体を
用いてもよい。
距離センサー27a,27b,27cは、前記
車輪19a,19b全ての走行直前における接地
面28までの距離Vを測るもので、この実施例に
おいては走行装置が両方向に移動できるように二
つの車輪19a,19bの前方,中央,後方の距
離を検出するよう一つの脚枠5a,5bにそれぞ
れ三個設けられている。
走行制御装置17は、第6図に示すように、前
記距離センサー27a,27b,27cの情報に
基いて前記脚9a,9bの伸縮及び前記車輪19
a,19bの駆動を行うものでこの実施例におい
ては以下のような制御を行う。
即ち、前方の距離センサー27aが今までより
も短かい距離を検出し、双方の距離センサー27
a,27bの出力差より高低差Hを確認すると、
駆動機22に停止命令を発して走行を停止する。
次に、駆動機15に駆動信号を出力して前方の
脚9aの方が後方の脚9bより短かく、且つ、そ
の差がH+H′となるように脚9a,9bを伸縮
させる。尚、H′は数mm程度の微小距離である。
また、前方の距離センサー27aが今までより
長い距離を検出し双方の距離センサー27a,2
7bの出力差より高低差Hを確認すると、前方の
脚9aの方が後方の脚9bより長く、且つ、その
差がHとなるように脚9a,9bを伸縮させる。
この脚9a,9bの伸縮が終了すると、再び駆
動プーリー23の駆動機22に出力信号が発せら
れた走行装置が移動し後方の距離センサー27b
が今までと異なる距離を検出すると、駆動プーリ
ー23の駆動機22を停止しピニオン13の駆動
機15に駆動信号を発して両方の脚9a,9bの
長さを同じにするよう制御する。
尚、上記と反対方向に走行する場合は、27c
が前方の距離センサーとなり、27bが後方の距
離センサーとなる。
また、走行制御装置17は、TVカメラ4にて
階段を認識すると、予め前方の脚枠5aの脚9
a,9bを伸縮させて前方の脚枠9aの高さを高
くして階段に接近するようにすればより高い階段
の昇降が可能となり走行制御装置17の制御内容
は上記の場合に限定されず種々考えられる。
以下、上記走行装置の作用について説明する。
走行装置が平坦地にあるときは、前方と後方の
脚9a,9b長さが同じでリンク6,6は水平方
向にあり、車輪19a,19bは第5図に示す位
置関係にある。そして、走行制御装置17からの
出力信号により駆動機22が駆動し、この回転が
巻掛伝達体24を介して、車輪19a,19bに
伝えられて走行装置が走行する。
階段に差しかかり前方の距離センサー27aが
今までよりも短い距離を検出すると、走行を停止
し駆動機15によりピニオン13が回転し、前方
の脚9a長さと後方の脚9b長さとの差がH+
H′となるように脚9a,9bが伸縮される。こ
の脚9a,9bの伸縮によつてプーリー21a,
21bの位置が第4図に示す位置に変化するが、
駆動プーリー23と二つのプーリー21a,21
b間の合計長さがほぼ同じであること及びテンシ
ヨンプーリー25の張力により巻掛伝達体24が
ゆるむことがない。
そして、この脚9a,9bの伸縮が終了すると
再び前進を始め、後方の距離センサー27bが
V1を検出すると走行を停止し、ピニオン13の
回転により前方の脚9a長さと後方の脚9b長さ
とが同じになるように脚9a,9bが伸縮しプー
リー21a,21bの位置が第5図に示す位置に
変化する。この脚9a,9bの伸縮が終了すると
駆動機22の駆動により駆動プーリー23が回転
して再び走行を開始する。
この作動を繰り返すことによつて階段を昇り、
また、上記と略同様の作動によつて階段を降り
る。
尚、上記実施例においては、脚枠5a,5bが
前方と後方とにそれぞれ二個配され合計四個の場
合を示したが、比較的重心が低い台車本体1を有
するものにあつては前方に一個後方に二個配され
合計三個としてもよく、又、大型のマニピユレー
タを積載し重心移動が広範囲となるものにあつて
は五個以上としてもよく本考案の技術的範囲に含
まれる。
G 考案の効果 以上述べたように、本考案によれば二つの車輪
を巻掛伝達体で連結し、この巻掛伝達体を駆動プ
ーリーで移動させる車輪回転機構を備えたので、
一つの駆動機で二つの車輪を回転させることがで
き、装置の軽量化、低価格化に供することができ
る。
また、車輪を動力伝達体を介して回転させるの
で、駆動モータ等を車輪の近くに設ける必要がな
く駆動モータ等が走行の支障になることを防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示し、第1図は走行装置
の側面図、第2図は駆動機構を示す走行装置の断
面図、第3図は脚伸縮機構を示す走行装置の一部
断面図、第4図及び第5図は車輪回転機構を示す
図、第6図は走行制御のブロツク図である。 1……台車本体、5a,5b……脚枠、9a,
9b……脚、12……脚伸縮機構、13……ピニ
オン、14……ラツク部、19a,19b……車
輪、20……車輪回転機構、23……駆動プーリ
ー、24……巻掛伝達体、25……テンシヨンプ
ーリー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 台車本体の前方と後方に脚枠を設け、この脚
    枠に下部に車輪を有する脚を二本設け、この二
    本の脚を伸縮させる脚伸縮機構を備えると共に
    前記二つの車輪を巻掛伝達体で連結し、この巻
    掛伝達体を駆動プーリーで移動させる車輪回転
    機構を備えたことを特徴とする走行装置の駆動
    機構。 (2) 脚伸縮機構は、二本の脚の間にピニオンを設
    け、このピニオンが前記二本の脚にそれぞれ設
    けられたラツク部に同時に噛み合わされて成る
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の走行装置の駆動機構。 (3) 車輪回転機構は、巻掛伝達体のゆるみをなく
    すように引っ張るテンションプーリーを前記巻
    掛伝達体に掛けたことを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項又は第2項記載の走行装置
    の駆動機構。
JP19588485U 1985-12-19 1985-12-19 Expired JPH0347984Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19588485U JPH0347984Y2 (ja) 1985-12-19 1985-12-19

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19588485U JPH0347984Y2 (ja) 1985-12-19 1985-12-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62102785U JPS62102785U (ja) 1987-06-30
JPH0347984Y2 true JPH0347984Y2 (ja) 1991-10-14

Family

ID=31154182

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19588485U Expired JPH0347984Y2 (ja) 1985-12-19 1985-12-19

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0347984Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4213310B2 (ja) * 1999-08-30 2009-01-21 本田技研工業株式会社 2足歩行脚式移動ロボット
JP4743605B2 (ja) * 2005-11-09 2011-08-10 株式会社Ihi 脚車輪型移動ロボットとその階段歩行方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62102785U (ja) 1987-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5303788A (en) Robotic vehicle having flexible chassis
JP3455999B2 (ja) 走行台車
KR19980032027A (ko) 세차기
JP6051777B2 (ja) 移動車両および階段昇降機
US4687213A (en) Wheel assembly for traversing obstacles
JPH1159515A (ja) 匍匐台車
CN109515553A (zh) 运输机器人及其车体
JPH0347984Y2 (ja)
US9403648B2 (en) Electric device for lifting moving sidewalk for vehicle
JPS62205863A (ja) 走行装置
JPH0233554B2 (ja)
JP4483035B2 (ja) 姿勢可変型クローラ
JP2003237576A (ja) 牽引型軌道検測車
JPH0516070Y2 (ja)
JP2000062657A (ja) 自走式階段移動装置
JPH04315586A (ja) 階段や垂直壁面の走行装置
JPH09263273A (ja) 走行装置
JPH0625444Y2 (ja) スタッカークレーンの走行装置
JP2000062658A (ja) 自走式階段移動装置
JP3172850B2 (ja) 段差昇降機
JPS62228384A (ja) 走行装置
CN216889978U (zh) 一种全向自行走叉车
CN214323384U (zh) 一种新型搭建机器人运球结构
CN118183210A (zh) 一种智能装卸车机器人及方法
JPH04353085A (ja) 荷物運搬用階段登行車両