JPH05159581A - ランダムアクセスメモリの書込み回路 - Google Patents

ランダムアクセスメモリの書込み回路

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JPH05159581A
JPH05159581A JP3324812A JP32481291A JPH05159581A JP H05159581 A JPH05159581 A JP H05159581A JP 3324812 A JP3324812 A JP 3324812A JP 32481291 A JP32481291 A JP 32481291A JP H05159581 A JPH05159581 A JP H05159581A
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JP
Japan
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write
bit line
level
memory cell
control signal
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JP3324812A
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English (en)
Inventor
Koichi Morikawa
剛一 森川
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 相補的なビット線BLa,BLbが“H”に
プリチャージされる回路方式において、そのビット線B
La,BLbの電位引下げを速くしてメモリセルへのデ
ータの書込み速度を速くする。 【構成】 書込み制御信号WEが“H”となってデータ
書込み状態になると、NMOS43,44,51,53
がオンする。“H”の書込みデータDを入力すると、イ
ンバータ41,42から“L”の書込み信号Da及び
“H”の書込み信号Dbが出力され、それがNMOS4
3,44を介してビット線BLa,BLbへそれぞれ転
送される。このとき、“H”の書込み信号Dbによって
NMOS52がオンするため、NMOS51,52を介
してビット線BLaの電位が高速に“L”へ引下げら
れ、それによってメモリセルへのデータの書込み速度が
速くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、任意のアドレスのメモ
リセルに対してほぼ同じアクセス時間で書込みと読出し
が行えるスタティックランダムアクセスメモリ(以下、
SRAMという)等のランダムアクセスメモリ(以下、
RAMという)における書込み回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばSRAMの書込み回路につ
いては、次のような文献に記載されるものがあり、以下
その構成を図を用いて説明する。富沢・松山監訳「CMOS
VLSI 設計の原理−システムの視点から」(昭63−8
−30)丸善(株)、P.322 図2は前記文献等に記載された従来のSRAMの一構成
例を示す要部回路図、及び図3はその書込み回路の回路
図である。図2に示すように、複数のビット線BLa,
BLb対とそれに交差配置された複数のワード線WLと
の各交差箇所には、メモリセル10がそれぞれ接続され
ている。メモリセル10は、ドレイン・ゲートがビット
線BLa及びワード線WLにそれぞれ接続された電荷転
送用のNチャネル型MOSトランジスタ(以下、NMO
Sという)11と、ドレイン・ゲートがビット線BLb
及びワード線WLにそれぞれ接続された電荷転送用のN
MOS12とを有し、その各ソース側ノードN11,N
12間には、NMOS13〜16がたすきがけ接続され
た構成のフリップフロップが接続されている。
【0003】各ビット線BLa,BLb対には、ビット
線プルアップ用のNMOS21,22を介して電源電位
VDDが接続され、さらにそのビット線BLa,BLb
間を平衡化するためのイコライズ用NMOS23が接続
されている。NMOS21〜23の各ゲートは、電源電
位VDDに共通接続されている。
【0004】図3に示す書込み回路では、書込みデータ
Dを反転して相補的な第1,第2の書込み信号をDa,
Dbを生成するビット線駆動手段、例えば2段縦続接続
されたインバータ31,32を有している。インバータ
31の出力側には、書込み制御信号WEによりオン,オ
フ動作して第1の書込み信号Daをビット線BLaへ転
送する第1のトランスファゲート、例えばNMOS33
が接続されている。同様に、インバータ32の出力側に
は、書込み制御信号WEによりオン,オフ動作して第2
の書込み信号Dbをビット線BLbへ転送する第2のト
ランスファゲート、例えばNMOS34が接続されてい
る。
【0005】次に、図2及び図3の動作を説明する。
“H”レベルの書込み制御信号WEが入力されて書込み
可能な状態となり、“H”レベルの書込みデータDが入
力されると、その書込みデータDがインバータ31で反
転されて第1の書込み信号DaがNMOS33へ送られ
ると共に、該第1の書込み信号Daがインバータ32で
反転されて第2の書込み信号DbがNMOS34へ送ら
れる。第1の書込み信号DaがNMOS33へ送られる
と、該NMOS33を介してビット線BLaが“L”レ
ベルに引下げられる。ここで、ワード線WLは図示しな
いデコーダによって“H”レベルとなっているため、メ
モリセル10内のNMOS11,12がオン状態となっ
ている。そのため、ビット線BLaが“L”レベルに引
下げられると、NMOS11を介してメモリセルノード
N11が“L”レベルに引下げられ、該メモリセルノー
ドN11,N12にそれぞれ“L”,“H”レベルが書
込まれる。
【0006】次に、“H”レベルの書込み制御信号WE
が入力された状態で、“L”レベルの書込みデータDが
入力されると、その書込みデータDがインバータ31で
反転されて“H”レベルの第1の書込み信号Daが生成
されると共に、それがインバータ32で反転されて
“L”レベルの第2の書込み信号Dbが生成される。
“L”レベルの第2の書込み信号Dbは、NMOS34
へ送られ、該NMOS34を介してビット線BLbが
“L”レベルへ引下げられる。ここで、“H”レベルの
ワード線WLによってメモリセル10内のNMOS1
1,12がオン状態となっているので、該NMOS1
1,12を介してメモリセルノードN11,N12にそ
れぞれ“H”,“L”レベルが書込まれる。
【0007】また、書込み制御信号WEが“L”レベル
となって書込み不可能な状態になると、NMOS33,
34がオフ状態となり、第1,第2の書込み信号Da,
Dbをビット線BLa,BLbにそれぞれ伝達できない
ので、書込みが不可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成のビット線BLa,BLb対が“H”レベルにプリチ
ャージされる回路方式では、書込みデータDをメモリセ
ル10に書込む際に、インバータ31,32より出力さ
れた“L”レベルの書込み信号Da,DbをNMOS3
3,34を介してビット線BLa,BLb対へ伝達し、
該ビット線BLa,BLb対の電位を“L”レベルまで
引下げて該メモリセル10に対する書込みを行う。その
ため、ビット線BLa,BLb対の電位の“L”レベル
までの引下げ時間が遅くなり、それによってメモリセル
10への書込みデータDの書込みが遅れるという問題が
あり、それを比較的簡単な回路構成で解決することが困
難であった。
【0009】本発明は、前記従来技術が持っていた課題
として、ビット線が“H”レベルにプリチャージされる
回路方式においてメモリセルへのデータの書込みが遅れ
るという点について解決したRAMの書込み回路を提供
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、第1の発明は、“H”レベルにプリチャージされる
相補的な第1と第2のビット線間に接続されたメモリセ
ルに対する書込みデータを反転して相補的な第1及び第
2の書込み信号を生成するビット線駆動手段と、書込み
制御信号によりオン,オフ動作して前記第1及び第2の
書込み信号をそれぞれ前記第1及び第2のビット線を介
して前記メモリセルへ転送する第1及び第2のトランス
ファゲートとを、備えたRAMの書込み回路において、
次のような手段を設けている。即ち、この第1の発明で
は、前記第1のビット線と接地電位との間に直列接続さ
れ、前記書込み制御信号及び前記第2の書込み信号によ
りそれぞれゲート制御される第1及び第2のMOSトラ
ンジスタと、前記第2のビット線と接地電位との間に直
列接続され、前記書込み制御信号及び前記第1の書込み
信号によりそれぞれゲート制御される第3及び第4のM
OSトランジスタとを、設けている。
【0011】第2の発明では、第1の発明のビット線駆
動手段と第1及び第2のトランスファゲートとを備えた
RAMの書込み回路において、前記第1及び第2のビッ
ト線と接地電位との間にそれぞれ接続された第1及び第
2のバイポーラトランジスタと、前記第1のビット線と
前記第1のバイポーラトランジスタのベースとの間に直
列接続され、前記書込み制御信号及び前記第2の書込み
信号によりそれぞれゲート制御されるバイアス用の第1
及び第2のMOSトランジスタと、前記第2のビット線
と前記第2のバイポーラトランジスタのベースとの間に
直列接続され、前記書込み制御信号及び第1の書込み信
号によりそれぞれゲート制御されるバイアス用の第3及
び第4のMOSトランジスタと、前記第1及び第2のバ
イポーラトランジスタのベースと接地電位との間にそれ
ぞれ接続された第1及び第2のベース電荷放電回路と
を、設けている。
【0012】
【作用】第1の発明によれば、以上のようにRAMの書
込み回路を構成したので、データ書込み時において、書
込み制御信号によって第1,第2のトランスファゲート
がオン状態となるとき、第1,第2のMOSトランジス
タもオン状態になると共に、ビット線駆動手段から出力
される第1,第2の書込み信号によって第2または第4
のMOSトランジスタがオン状態となる。そのため、
“L”レベル側の第1または第2のビット線側に接続さ
れた第1,第2のMOSトランジスタまたは第3,第4
のMOSトランジスタがオン状態となり、その“L”レ
ベル側の第1または第2のビット線の電位が高速に引下
げられ、メモリセルへのデータの書込み速度の高速化が
図れる。
【0013】第2の発明によれば、書込み制御信号によ
って第1,第2のトランスファゲートがオン状態となる
とき、“L”レベル側の第1または第2のビット線側に
接続された第1,第2のMOSトランジスタまたは第
3,第4のMOSトランジスタのいずれか一方がオン状
態となり、第1または第2のバイポーラトランジスタが
オンする。そして、電流駆動能力の大きな第1または第
2のバイポーラトランジスタによって第1または第2の
ビット線の電位がより高速に引下げられる。そのため、
メモリセルへのデータの書込み速度がより高速化され
る。従って、前記課題を解決できるのである。
【0014】
【実施例】第1の実施例 図1は、本発明の第1の実施例を示すRAMの書込み回
路の回路図である。この書込み回路は、例えば従来の図
2に示すメモリセル10へデータを書込む回路であり、
書込みデータDを反転して相補的な第1及び第2の書込
み信号Da,Dbを生成するビット線駆動手段(例え
ば、2段縦続接続されたインバータ)41,42を有し
ている。インバータ41の出力側には、書込み制御信号
WEによりオン,オフ動作して第1の書込み信号Daを
第1のビット線BLaへ転送する第1のトランスファゲ
ート(例えば、NMOS)43が接続されている。同様
に、インバータ42の出力側には、書込み制御信号WE
によりオン,オフ動作して第2の書込み信号Dbを第2
のビット線BLbへ転送する第2のトランスファゲート
(例えば、NMOS)44が接続されている。
【0015】本実施例の特徴は、第1,第2のMOSト
ランジスタ(例えば、NMOS)51,52がビット線
BLaと接地電位VSSとの間に直列接続されると共
に、第3,第4のMOSトランジスタ(例えば、NMO
S)53,54がビット線BLbと接地電位VSSとの
間に直列接続されていることである。NMOS51,5
3の各ゲートは、NMOS43,44の各ゲートと共に
書込み制御信号WEに接続され、さらにNMOS52の
ゲートはインバータ42の出力側に接続されると共に、
NMOS54のゲートがインバータ41の出力側に接続
されている。
【0016】図4は、図1及び図3の動作波形図であ
り、横軸に時間、縦軸に電圧がとられている。図4にお
いて、書込みデータD、及び書込み制御信号WEは従来
と本実施例の波形図、ビット線BLa,BLbは実線が
従来の波形、破線Aが本実施例のビット線波形である。
また、メモリセルノードN11,N12において実線が
従来の波形、破線B1,B2が本実施例におけるメモリ
セルノードN11,N12の波形である。この図を参照
しつつ、メモリセルノードN11,N12への“L”,
“H”レベルの書込み動作(a)、及び該メモリセルノ
ードN11,N12への“H”,“L”レベルの書込み
動作(b)について説明する。
【0017】(a) メモリセルノードN11,N12
への“L”,“H”レベルの書込み動作 “H”レベルの書込みデータDを入力し、図2のメモリ
セルノードN11,N12にそれぞれ“L”,“H”レ
ベルを書込む場合の動作を説明する。この書込み動作に
おいて、図2のワード線WLは常に“H”レベルになっ
ているものとする。
【0018】図4の時刻t0〜t1において、書込み制
御信号WEは“L”レベルとなっているので、図1のN
MOS43,44,51,53がオフ状態である。その
ため、インバータ41,42からそれぞれ出力される第
1,第2の書込み信号Da,Dbは、NMOS43,4
4によってビット線BLa,BLbへ伝達されず、書込
みが不可能な状態である。
【0019】この状態において、書込みデータDを
“L”レベルから“H”レベルへ立ち上げると、その
“H”レベルがインバータ41で反転されて該インバー
タ41から出力される書込み信号Daが“L”レベルと
なると共に、該書込み信号Daがインバータ42で反転
されて書込み信号Dbが“H”レベルとなる。“L”レ
ベルの書込み信号DaによってNMOS54がオフ状態
になると共に、“H”レベルの書込み信号Dbによって
NMOS52がオン状態となる。ところが、書込み制御
信号WEが“L”レベルであるため、NMOS51,5
3がオフ状態である。このように、書込み制御信号WE
が“L”レベルの書込み不可能な状態においては、書込
みデータDの入力にかかわらず、つまりNMOS52,
54のゲート入力にかかわらず、NMOS51,53が
オフ状態であるので、ビット線BLa,BLbには何等
影響を及ぼさない。ビット線BLa,BLbの電位は、
図2のNMOS21,22によってプルアップされてい
るが、ワード線WLが“H”レベルのため、メモリセル
10内のNMOS11,12がオン状態となり、該NM
OS12とNMOS16により、ビット線BLbの電位
が少し低くなっている。また、この状態において、メモ
リセルノードN11,N12には、それぞれ“H”,
“L”レベルが書込まれているものとする。
【0020】図4の時刻t1において、書込み制御信号
WEが“L”レベルから“H”レベルへ変化して書込み
可能な状態になると、NMOS43,44,51,53
がオン状態になる。そのため、インバータ41,42か
ら出力される“L”レベルの書込み信号Da及び“H”
レベルの書込み信号Dbは、それぞれNMOS43,4
4を介してビット線BLa,BLbへ徐々に伝達され
る。
【0021】このとき、NMOS51,52がオン状態
のため、該NMOS51,52を介してビット線BLa
の電位を高速に引下げる。図4のビット線波形におい
て、破線Aで示す本実施例のビット線BLaの波形は、
実線で示す従来のビット線BLaの波形よりも高速に引
下げられていることがわかる。これに対し、図1のNM
OS53もオン状態であるが、NMOS54がオフ状態
であるので、ビット線BLbの電位の引下げは行われな
い。
【0022】このように、ビット線BLbの電位に影響
を与えることなく、ビット線BLaの電位が高速に引下
げられるので、図2のメモリセル10内のNMOS11
を介し、メモリセルノードN11を高速に“L”レベル
まで引下げることができる。従って、メモリセルノード
N11,N12に“L”,“H”レベルを高速に書込む
ことができる。図4のメモリセルノードN11,N12
において、破線B1,B2に示す本実施例のメモリセル
ノードN11,N12の波形は、実線で示す従来のメモ
リセルノードN11,N12の波形よりも高速に書込み
が行われていることがわかる。
【0023】図4に示すように、書込み動作が終了した
後、書込み制御信号WEが“H”レベルから“L”レベ
ルへ変化して書込みが不可能な状態になると、図1のN
MOS43,44がオフ状態になり、インバータ41,
42から出力される書込み信号Da,Dbをビット線B
La,BLbへ伝達しない。そのため、ビット線BL
a,BLbの電位は、図2のNMOS21,22,23
によって定められる一定の電位に収束する。また、図1
のNMOS51,53も再びオフ状態となる。
【0024】以上のように、メモリセルノードN11,
N12にそれぞれ“L”,“H”レベルを書込む場合、
書込みデータDを“H”レベルにした状態で書込み制御
信号WEを“H”レベルにすると、高速にビット線BL
aが引下げられ、高速にメモリセルノードN11,N1
2に“L”,“H”レベルが書込まれる。
【0025】(b) メモリセルノードN11,N12
への“H”,“L”レベルの書込み動作 メモリセルノードN11,N12にそれぞれ“H”,
“L”レベルを書込む場合、書込みデータDを“L”レ
ベルにした状態で“H”レベルの書込み制御信号WEを
入力する。すると、NMOS43,44がオン状態にな
り、インバータ41,42から出力される“H”レベル
の書込み信号Da及び“L”レベルの書込み信号Db
は、それぞれNMOS43,44を介してビット線BL
a,BLbへ徐々に伝達される。このとき、NMOS5
3,54がオン状態であるので、該NMOS53,54
を通してビット線BLbの電位が高速に引下げられる。
これに対し、NMOS51はオン状態であるが、NMO
S52がオフ状態であるので、ビット線BLaの電位の
引下げは行われない。
【0026】このように、NMOS53,54によって
ビット線BLbが高速に引下げられるので、図2のメモ
リセル10内のNMOS12を介してメモリセルノード
N12が高速に“L”レベルまで引下げられる。従っ
て、高速にメモリセルノードN11,N12に“H”,
“L”レベルが書込まれる。
【0027】このように、第1の実施例では、書込み制
御信号WEによりゲート制御されるNMOS51,53
と、インバータ41,42から出力される書込み信号D
b,Daによってゲート制御されるNMOS52,54
とを、ビット線BLa,BLbと接地電位VSSとの間
に直列接続したので、簡単な回路構成で、メモリセル1
0への書込みデータDの書込み速度を速くすることがで
き、それによって書込み制御信号WEの最小書込みパル
ス幅を小さくすることができる。
【0028】第2の実施例 図5は、本発明の第2の実施例を示す書込み回路の回路
図であり、図1中の要素と共通の要素には共通の符号が
付されている。この書込み回路は、図1と同様に図2の
メモリセル10に対するデータの書込み回路であるが、
図1のNMOS51〜54に代えて、第1,第2のバイ
ポーラトランジスタ(例えば、NPN型トランジスタ)
61,62、第1〜第4のMOSトランジスタ(例え
ば、NMOS)71〜74、及び第1,第2のベース電
荷放電回路81,82が設けられている。
【0029】ビット線BLa,BLbには、それぞれト
ランジタ61,62のコレクタが接続され、それらのエ
ミッタが接地電位VSSにそれぞれ接続されている。ト
ランジスタ61のコレクタ・ベース間には、第1及び第
2のNMOS71,72が直列接続されると共に、トラ
ンジスタ62のコレクタ・ベース間にも、第3及び第4
のNMOS73,74が直列接続されている。さらに、
各トランジスタ61,62のベースと接地電位VSSと
の間には、抵抗あるいは負荷MOS等で構成される第
1,第2のベース電荷放電回路81,82がそれぞれ接
続されている。各NMOS71,73のゲートは、NM
OS43,44のゲートと共に書込み制御信号WEに共
通接続されている。また、NMOS72のゲートはイン
バータ42の出力側に接続されると共に、NMOS74
のゲートはインバータ41の出力側に接続されている。
【0030】次に、動作を説明する。“H”レベルの書
込みデータDを入力し、図2のメモリセルノードN1
1,N12にそれぞれ“L”,“H”レベルを書込む場
合、その“H”レベルの書込みデータDがインバータ4
1で反転されて該インバータ41から“L”レベルの書
込み信号Daが出力されると共に、その“L”レベルの
書込み信号Daがインバータ42で反転されて該インバ
ータ42から“H”レベルの書込み信号Dbが出力され
る。“H”レベルの書込み信号DbによってNMOS7
2がオン状態になると共に、“L”レベルの書込み信号
DaによってNMOS74がオフ状態となる。書込み制
御信号WEが“L”レベルから“H”レベルに変化して
書込み可能な状態になると、NMOS43,44,7
1,73がオン状態になる。そのため、インバータ4
1,42から出力される“L”レベルの書込み信号Da
及び“H”レベルの書込み信号Dbは、それぞれNMO
S43,44を介してビット線BLa,BLbへ徐々に
伝達される。
【0031】このとき、NMOS71,72がオン状態
であるので、該NMOS71,72を通してトランジス
タ61のベースへベース電流が供給され、該トランジス
タ61がオン状態になる。このトランジスタ61のオン
状態により、ビット線BLaの電位が高速に引下げられ
る。これに対し、NMOS73もオン状態にあるが、N
MOS74がオフ状態であるので、トランジスタ62へ
はベース電流が供給されず、オフ状態である。そのた
め、ビット線BLbの電位の引下げが行われない。
【0032】このように、ビット線BLbの電位に影響
を与えることなく、ビット線BLaの電位がトランジス
タ61によって高速に引下げられるので、図2のメモリ
セル10内のNMOS11により、高速にメモリセルノ
ードN11が“L”レベルまで引下げられる。従って、
高速に、メモリセルノードN11,N12に“L”,
“H”レベルを書込むことができる。
【0033】そして、書込み動作の終了後、書込み制御
信号WEが“H”レベルから“L”レベルに変化する
と、NMOS43,44がオフ状態となって書込みが不
可能な状態となり、インバータ41,42から出力され
る書込み信号Da,Dbをビット線BLa,BLbへ伝
達しない。そのため、ビット線BLa,BLbの電位
は、図2のNMOS21,22,23によって定められ
る一定の電位に収束する。また、図2のNMOS71,
73も再びオフ状態となる。これにより、NMOS7
1,72は、トランジスタ61へベース電流の供給を停
止する。そして、ベース電荷放電回路81により、トラ
ンジスタ61のベース電荷の放電を行い、該トランジス
タ61がオフ状態となる。
【0034】以上のように、メモリセルノードN11,
N12にそれぞれ“L”,“H”レベルを書込む場合、
“H”レベルの書込みデータDを入力した状態で書込み
制御信号WEを“H”レベルにすると、NMOS71,
72によってトランジスタ61がオン状態となり、該ト
ランジスタ61によって高速にビット線BLaが引下げ
られ、メモリセルノードN11,N12に高速に
“L”,“H”レベルが書込まれる。ここで、トランジ
スタ61はMOSトランジスタに比べて電流駆動能力が
大きいため、図1に示す第1の実施例よりも、より高速
にデータの書込みが行える。
【0035】メモリセルノードN11,N12にそれぞ
れ“H”,“L”レベルを書込む場合、“L”レベルの
書込みデータDを入力した状態で書込み制御信号WEを
“H”レベルにすると、NMOS43,44がオン状態
になり、インバータ41,42から出力される“H”レ
ベルの書込み信号Da及び“L”レベルの書込み信号D
bが、それぞれNMOS43,44を通してビット線B
La,BLbへ徐々に伝達される。このとき、“H”レ
ベルの書込み制御信号WE及び“H”レベルの書込み信
号DaによってNMOS73,74がオン状態であるの
で、トランジスタ62のベースにベース電流が供給さ
れ、該トランジスタ62がオン状態となり、ビット線B
Lbの電位が高速に引下げられる。これに対し、NMO
S71はオン状態にあるが、NMOS72がオフ状態で
あるので、トランジスタ61にはベース電流が供給され
ず、ビット線BLaの電位の引下げが行われない。
【0036】従って、図1の第1の実施例に比べ、電流
駆動能力の大きなトランジスタ62により、前記第1の
実施例よりも高速にビット線BLbが引下げられ、図2
のメモリセル10内のNMOS12によって高速にメモ
リセルノードN12が“L”レベルまで引下げられる。
そのため、高速にメモリセルノードN11,N12に
“H”,“L”レベルが書込まれる。
【0037】以上のように、この第2の実施例では、電
流駆動能力の大きなトランジスタ61,62を用いてビ
ット線BLa,BLbの引下げを行っているので、第1
の実施例よりも、より高速にメモリセル10への書込み
データDの書込みが行える。さらに、その相乗効果とし
て、書込み制御信号WEの最小書込みパルス幅を、第1
の実施例よりもより小さくすることができる。
【0038】なお、本発明は上記実施例に限定されず、
種々の変形が可能である。その変形例としては、例えば
次のようなものがある。 (i)図1及び図5に示すインバータ41,42からな
るビット線駆動手段は、他の回路構成に変更しても良
い。また、NMOS43,44は、他のトランジスタを
用いたトランスファゲートで構成しても良い。 (ii)図1の第1〜第4のNMOS51〜54は、他の
トランジスタで構成しても良い。 (iii) 図5のトランジスタ61,62はPNP型トラン
ジスタで構成したり、第1〜第4のNMOS71〜74
を他のトランジスタで構成しても良い。 (iv)第1,第2の実施例の書込み対象となるメモリセ
ル10は、図2以外の回路構成に変更したり、さらにビ
ット線プルアップ用NMOS21,22及びイコライズ
用NMOS23を他のトランジスタ等を用いた回路構成
に変更しても良い。さらに、本実施例は図2のようなS
RAM以外のRAMにも適用可能である。
【0039】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、第1〜第4のMOSトランジスタを書込み制
御信号及び第1,第2の書込み信号によってゲート制御
するようにしたので、比較的簡単な回路構成で、ビット
線電位を高速に引下げることができ、それによってメモ
リセルへのデータの書込み速度を速くすることができ
る。さらに、相乗効果としては、書込み制御信号の最小
書込みパルス幅を小さくすることができる。
【0040】第2の発明によれば、第1〜第4のMOS
トランジスタを用いて電流駆動能力の大きな第1,第2
のバイポーラトランジスタのベース制御をするようにし
たので、第1の発明よりもより高速に、ビット線電位を
引下げることができ、それによってメモリセルへのデー
タの書込み速度をより高速化できる。さらに、その相乗
効果として書込み制御信号の最小書込みパルス幅を、第
1の発明よりもより小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す書込み回路の回路
図である。
【図2】従来のSRAMの要部回路図である。
【図3】従来のSRAMの書込み回路の回路図である。
【図4】図1及び図3の動作波形図である。
【図5】本発明の第2の実施例を示す書込み回路の回路
図である。
【符号の説明】
10 メモリセル 21,22 ビット線プルアップ用NMO
S 23 イコライズ用NMOS 41,42 インバータ 43,44 NMOS 51〜54,71〜74 第1〜第4のNMOS 61,62 第1,第2のNPN型トラン
ジスタ 81,82 第1,第2のベース電荷放電
回路 BLa,BLb ビット線 D 書込みデータ Da,Db 第1,第2の書込み信号 WE 書込み制御信号 WL ワード線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 “H”レベルにプリチャージされる相補
    的な第1と第2のビット線間に接続されたメモリセルに
    対する書込みデータを反転して相補的な第1及び第2の
    書込み信号を生成するビット線駆動手段と、書込み制御
    信号によりオン,オフ動作して前記第1及び第2の書込
    み信号をそれぞれ前記第1及び第2のビット線を介して
    前記メモリセルへ転送する第1及び第2のトランスファ
    ゲートとを、備えたランダムアクセスメモリの書込み回
    路において、 前記第1のビット線と接地電位との間に直列接続され、
    前記書込み制御信号及び前記第2の書込み信号によりそ
    れぞれゲート制御される第1及び第2のMOSトランジ
    スタと、 前記第2のビット線と接地電位との間に直列接続され、
    前記書込み制御信号及び前記第1の書込み信号によりそ
    れぞれゲート制御される第3及び第4のMOSトランジ
    スタとを、 設けたことを特徴とするランダムアクセスメモリの書込
    み回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のビット線駆動手段と第1
    及び第2のトランスファゲートとを備えたランダムアク
    セスメモリの書込み回路において、 前記第1及び第2のビット線と接地電位との間にそれぞ
    れ接続された第1及び第2のバイポーラトランジスタ
    と、 前記第1のビット線と前記第1のバイポーラトランジス
    タのベースとの間に直列接続され、前記書込み制御信号
    及び前記第2の書込み信号によりそれぞれゲート制御さ
    れるバイアス用の第1及び第2のMOSトランジスタ
    と、 前記第2のビット線と前記第2のバイポーラトランジス
    タのベースとの間に直列接続され、前記書込み制御信号
    及び第1の書込み信号によりそれぞれゲート制御される
    バイアス用の第3及び第4のMOSトランジスタと、 前記第1及び第2のバイポーラトランジスタのベースと
    接地電位との間にそれぞれ接続された第1及び第2のベ
    ース電荷放電回路とを、 設けたことを特徴とするランダムアクセルメモリの書込
    み回路。
JP3324812A 1991-12-09 1991-12-09 ランダムアクセスメモリの書込み回路 Withdrawn JPH05159581A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6212120B1 (en) 1999-05-26 2001-04-03 Nec Corporation Semiconductor memory device with less power consumption
KR20030009096A (ko) * 2001-04-02 2003-01-29 닛폰 덴키(주) 반도체 메모리 장치에 데이터를 기록하기 위한 방법 및반도체 메모리 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6212120B1 (en) 1999-05-26 2001-04-03 Nec Corporation Semiconductor memory device with less power consumption
KR20030009096A (ko) * 2001-04-02 2003-01-29 닛폰 덴키(주) 반도체 메모리 장치에 데이터를 기록하기 위한 방법 및반도체 메모리 장치

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