JPH05159565A - マルチポートram - Google Patents

マルチポートram

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JPH05159565A
JPH05159565A JP3349250A JP34925091A JPH05159565A JP H05159565 A JPH05159565 A JP H05159565A JP 3349250 A JP3349250 A JP 3349250A JP 34925091 A JP34925091 A JP 34925091A JP H05159565 A JPH05159565 A JP H05159565A
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JP
Japan
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data
write
data line
signal
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Withdrawn
Application number
JP3349250A
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English (en)
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Yasushi Watanabe
泰 渡辺
Hidekazu Egawa
英和 江川
Fujio Yamamoto
富士雄 山本
Hidenori Kitajima
秀則 北島
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Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、読み出し動作の高速化を図
ることにある。 【構成】 リードデータ線RD,RD*をプリチャージ
するためのMOSFETQ13,Q14と、リードデー
タ線RD,RD*の非選択時に当該リードデータ線R
D,RD*をイコライズするためのMOSFETQ11
とを設け、リードデータ線RD,RD*が選択される直
前に当該リードデータ線RD,RD*のプリチャージを
完了することによりデータ読み出し動作の高速化を図
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マルチポートを有する
半導体記憶装置、さらにはそのような半導体記憶装置の
データ読みだし動作速度の向上を図るための技術に関
し、例えばデータを先入れ先出し形式で入出力させるF
iFo(ファイフォ)メモリや、入出力セパレート構成
のスタティック型シリアルアクセスメモリに適用して有
効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】データの処理速度や転送速度が相違する
複数の装置や機能ブロック間でデータの受け渡しを行う
場合にそのような能力や速度の相違を吸収するため、F
iFoメモリなどをバッファメモリとして利用すること
ができる。
【0003】FiFoメモリは、例えば複数個のメモリ
セルをマトリクス配置したメモリセルアレイと、メモリ
セルアレイに含まれるメモリセルをアドレシングするた
めのアドレスデコーダと、アドレシングされたメモリセ
ルに対して書き込み/読み出し動作を行う書き込み読み
出し回路とを備え、更に、アクセスアドレスを内部で生
成するためのリードアドレスカウンタ及びライトアドレ
スカウンタを含む。リードアドレスカウンタはデータ読
み出し動作毎に順次読み出しアドレスをインクリメント
してアドレスデコーダに供給し、またライトアドレスカ
ウンタはデータ書き込み動作毎に順次書き込みアドレス
をインクリメントしてアドレスデコーダに供給する。夫
々のアドレスカウンタはメモリセルアレイの記憶容量に
応ずるビット数のリングカウンタなどによって構成され
る。データが空の状態においてリードアドレスカウンタ
とライトアドレスカウンタの値は一致され、書き込みが
行われる度に書き込みアドレスカウンタの値がインクリ
メントされ、また、読み出しが行われる毎にリードアド
レスカウンタの値がインクリメントされる。リードアド
レスカウンタとライトアドレスカウンタの値は常に内部
で監視され、書き込み動作に際して両者の値が一致する
場合には新たな書き込みを受け付けることができない状
態になり、この状態をフル信号によってデータ書き込み
元の装置や機能モジュールに知らせる。読み出し動作に
際して両者の値が一致する場合には読み出すべきデータ
が最早存在しない状態になり、この状態をエンプティ信
号によってデータ読み出し元の装置や機能モジュールに
知らせる。
【0004】尚、FiFoメモリについて記載された文
献の例としては日経マグロウヒル社発行の「日経エレク
トロニクス」No423号(1987年6月15日発
行)がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】FiFoメモリなどの
マルチポートRAMのデータ読み出し系は、例えば図5
に示されるように、プリチャージMOSFETQ5,Q
6によってプリチャージされているリードコモンデータ
線RCD,RCD*(*はローアクティブ又は信号反転
を意味する)に、カラム選択スイッチQ3,Q4をオン
させることによってリードデータ線RD.RD*が結合
され、それによりメモリセルMSからのデータの読み出
しが可能とされるが、その場合において非選択時のリー
ドデータ線RD,RD*が、ディスチャージ用MOSF
ETQ1,Q2がオンされることによってグランドレベ
ル(低電位側電源レベル)とされていたため、カラム選
択スイッチQ3,Q4によってリードデータ線RD,R
D*が選択されてから、それがリードコモンデータ線R
CD,RCD*の電圧レベルにまで立ち上がるのに時間
がかかり、そのことが、マルチポートRAMにおける読
み出し動作の高速化を阻害する主たる要因とされている
のが、本発明者によって見いだされた。
【0006】本発明の目的は、読み出し動作の高速化を
図ったマルチポートRAMを提供することにある。
【0007】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0009】すなわち、メモリセルにデータを書き込む
ためのデータ書き込み系と、メモリセルからデータを読
み出すためのデータ読み出し系とを含んでマルチポート
RAMが構成されるとき、上記リードデータ線をプリチ
ャージするためのプリチャージ用素子と、上記リードデ
ータ線の非選択時に当該リードデータ線をイコライズす
るためのイコライズ用素子とを設けるものである。さら
に具体的な態様では、上記メモリセルからのデータ読み
出しのための基準クロックとされるリードクロックに同
期して上記イコライズ用素子をオンすることにより上記
リードデータ線をイコライズするように構成することが
できる。
【0010】
【作用】上記した手段によれば、上記プリチャージMO
SFETは、リードデータ線をリードコモンデータ線の
電圧レベルにプリチャージし、このことが、メモリセル
からのデータ読み出し時において、選択されたリードデ
ータ線に対するリードコモンデータ線からのプリチャー
ジを不要として読み出し動作の高速化を達成する。
【0011】
【実施例】図2には本発明の一実施例であるFiFoメ
モリのブロック図が示される。図2に示されるFiFo
メモリ1は、特に制限されないが、図3に示されるマイ
クロコンピュータもしくはプロセッサ2に含まれる1つ
の機能モジュールとされる。図3に示されるプロセッサ
2は、特に制限されないが、公知の半導体集積回路製造
技術によってシリコン基板のような1個の半導体基板に
形成される。
【0012】図3にはFiFoメモリ1のほかに中央処
理装置3とシリアル入力回路4が代表的に示されてい
る。シリアル入力回路4はビットシリアルに供給される
受信データRxDを同期化もしくは復元して取り込み、
取り込んだデータを並列変換して出力する。FiFoメ
モリ1は、シリアル入力回路4から供給されるデータを
蓄えるバッファメモリとして利用される。このFiFo
メモリ1はシリアル入力回路4側インタフェース部と中
央処理装置3側インタフェース部とを備える。シリアル
入力回路4側インタフェース部には、シリアル入力回路
4から並列変換された受信データDrxが供給されると
供に、この受信データDrxの書き込みをFiFoメモ
リ1に指示するプッシュ信号Pが供給される。シリアル
入力回路4側インタフェース部からシリアル入力回路4
へはFiFoメモリ1に空きメモリセルがない状態を知
らせるためのフル信号FSが供給される。中央処理装置
3側インタフェース部は、アドレスバスABUS及びデ
ータバスDBUSを介して中央処理装置3などとの間で
データDiの受け渡しやアドレス信号Aiの供給を受け
ると供に、アドレス信号Aiの所定ビットをデコーダ5
でデコードして生成された制御信号AA,CAを受け、
さらにリード・ライト信号R/Wを受ける。中央処理装
置3側インタフェース部から中央処理装置3へはFiF
oメモリ1に最早読み出すべきデータが存在しない状態
を知らせるためのエンプティ信号ES、並びに中央処理
装置3によるFiFoメモリ1のアクセス動作を禁止指
示するためのアクセス禁止ステータス信号INHが供給
される。中央処理装置3は、特に制限されないが、プロ
セッサ全体の制御を司るとともに、受信データRxDに
対するプロトコル処理をも行うようになっている。
【0013】次に、図2に基づいてFiFoメモリ1の
詳細を説明する。
【0014】このFiFoメモリ1は、基本的に先入れ
先出し形式でデータの入出力を行うが、さらには中央処
理装置3によるランダムアクセス並びに不要データのク
リア処理が可能に構成されている。
【0015】図2において10は書き換え可能な複数個
のメモリセルがマトリクス配置されたメモリセルアレイ
である。メモリセルアレイ10に含まれる所要メモリセ
ルのアドレシングはアドレスデコーダ11が行う。この
アドレスデコーダ11によってアドレシングされたメモ
リセルに対するデータの読み出し書き込みは読み出し書
き込み回路12が行うようになっている。
【0016】中央処理装置3によるランダムアクセスの
ためのアドレス信号Aiはアドレス入力バッファ15に
供給される。また、先入れ先出し形式でFiFoメモリ
1にデータを入出力させるためのアクセスアドレスを内
部で生成するため、メモリセルアレイ10の記憶容量に
応ずるビット数のリングカウンタなどによって構成され
たリードアドレスカウンタ13及びライトアドレスカウ
ンタ14を備える。ライトアドレスカウンタ14は先入
れ形式によるデータ書き込み動作毎に順次書き込みアド
レスAwをインクリメントして出力する。このライトア
ドレスカウンタ14のインクリメント動作はコントロー
ラ17から出力される制御信号φwiがアサートされる
ことによって指示される。リードアドレスカウンタ13
は先出し形式によるデータ読み出し動作毎に順次読み出
しアドレスArをインクリメントして出力する。このリ
ードアドレスカウンタ13のインクリメント動作はコン
トローラ17から出力される制御信号φriがアサート
されることによって指示される。
【0017】上記アドレス入力バッファ15から出力さ
れるアドレス信号Ai、上記リードアドレスカウンタ1
3から出力されるアドレス信号Ar、及びライトアドレ
スカウンタ14から出力されるアドレス信号Awは、セ
レクタ16により選択されてアドレスデコーダ11に供
給される。セレクタ16の選択制御はコントローラ17
から出力される複数ビットの制御信号φsに従って行わ
れる。
【0018】上記リードアドレスカウンタ13とライト
アドレスカウンタ14の値は初期状態において一致され
るようになっており、リードアドレスカウンタ13から
出力されるアドレス信号Arとライトアドレスカウンタ
14から出力されるアドレス信号Awは常時比較判定回
路18に供給されてその一致不一致が常時監視される。
比較判定回路18は、先入れ形式の書き込み動作に際し
て両者の値Ar,Awが一致する場合には新たな書き込
みを受け付けることができない状態をシリアル入力回路
4に知らせるためにフル信号FSをハイレベルにアサー
トし、また、先出し形式の読み出し動作に際して両者の
値Ar,Awが一致する場合には読み出すべきデータが
最早存在しない状態を中央処理装置3に知らせるために
エンプティ信号ESをハイレベルにアサートする。尚、
比較判定回路18は、特に制限されないが、制御信号φ
wiによるライトアドレスカウンタ14のインクリメン
ト指示に基づいて先入れ形式の書き込み動作を検出し、
また、制御信号φriによるリードアドレスカウンタ1
3のインクリメント指示に基づいて先出し形式の読み出
し動作を検出する。
【0019】上記読み出し書き込み回路12は、中央処
理装置3による先出し形式のメモリリードアクセスとラ
ンダムアクセスに利用されるデータ入出力バッファ20
を介してデータバスDBUSにインタフェースされ、さ
らにシリアル入力回路4による先入れ形式のメモリライ
トアクセスに利用されるデータ入力バッファ21を介し
てシリアル入力回路4にインタフェースされる。データ
入出力バッファ20に対するデータの入出力制御はリー
ド・ライト信号R/Wのレベルに応じてコントローラ1
7から出力される制御信号φi,φoによって行われ
る。また、データ入力バッファ21によるデータの入力
制御はコントローラ17から出力される制御信号φpに
よって行われる。特に制限されないが、中央処理装置3
による先出し形式のメモリリードアクセスとランダムア
クセスに際して読み出し書き込み回路12のリード/ラ
イト制御はリード・ライト信号R/Wのレベルに応じて
コントローラ17から出力される制御信号φr,φwに
よって指示され、シリアル入力回路4による先入れ形式
のメモリライトアクセスに際して読み出し書き込み回路
12のライト制御は上記制御信号φpによって指示され
る。
【0020】上記リードアドレスカウンタ13及びライ
トアドレスカウンタ14はデータ入出力バッファ20に
結合され、それが保持するアドレス信号Ar,Awを中
央処理装置3が読み出したり、また、その値を中央処理
装置3が強制的に書き換えたりすることができるように
なっている。データ入出力バッファ20に結合されるリ
ードアドレスカウンタ13の入出力ゲートはコントロー
ラ17から出力される制御信号φracにより開閉制御
される。同様に、データ入出力バッファ20に結合され
るライトアドレスカウンタ14の入出力ゲートはコント
ローラ17から出力される制御信号φwacにより開閉
制御される。
【0021】ここで、上記デコーダ5から出力される制
御信号AAは、そのハイレベルによりFiFoメモリ1
をアドレス信号Aiによってランダムアクセスすること
を指示する信号とみなされる。コントローラ17は、制
御信号AAがハイレベルにアサートされると、制御信号
φsによりセレクタ16にアドレス信号Aiを選択出力
させる。このランダムアクセスにおけるリード・ライト
動作はリード・ライト信号R/Wによって指示される。
これによってメモリリード動作が指示される場合には制
御信号φr,φoがアサートされ、且つ制御信号φw,
φiがネゲートされる。メモリライト動作が指示される
場合には制御信号φr,φoがネゲートされ、且つ制御
信号φw,φiがアサートされる。
【0022】デコーダ5から出力される上記2ビットの
制御信号CAは、リードアドレスカウンタ13やライト
アドレスカウンタ14のアクセスを指示するための制御
信号とされる。制御信号CAに含まれる所定1ビットは
そのハイレベルによりリードアドレスカウンタ13に対
するアクセスを指示するビットとみなされ、他の1ビッ
トはそのハイレベルによりライトアドレスカウンタ14
に対するアクセスを指示するビットとみなされる。制御
信号CAによりリードアドレスカウンタ13に対するア
クセスが指示されると、コントローラ17は制御信号φ
racをアサートしてリードアドレスカウンタ13の図
示しない入出力ゲートを開ける。制御信号CAによりラ
イトアドレスカウンタ14に対するアクセスが指示され
ると、コントローラ17は制御信号φwacをアサート
してライトアドレスカウンタ14の図示しない入出力ゲ
ートを開ける。このときのリード・ライト動作はリード
・ライト信号R/Wによって指示され、これに従って制
御信号φi,φoの何れか一方がアサートされることに
より、データ入出力バッファ20におけるデータの入出
力方向が制御される。尚、リードアドレスカウンタ13
やライトアドレスカウンタ14のアクセスに際しては制
御信号φr,φwは双方ともネゲートされる。
【0023】上記制御信号AAがローレベルにネゲート
されているとき、リード・ライト信号R/Wによって読
み出し動作が指示されると、FiFoメモリ1はリード
アドレスカウンタ13の出力アドレス信号Arに従った
先出し形式によるリード動作モードとされる。これによ
り、制御信号φriがアサートされることによってリー
ドアドレスカウンタ13がインクリメントされ、インク
リメントされたリードアドレスカウンタ13から出力さ
れるアドレス信号Arがセレクタ16を介してアドレス
デコーダ11に供給される。
【0024】シリアル入力回路4から供給されるプッシ
ュ信号PUSHはそのハイレベルによりライトアドレス
カウンタ14の出力アドレス信号Awに従った先入れ形
式によるライト動作モードを指示する信号とみなされ
る。コントローラ17は、そのプッシュ信号PUSHが
ハイレベルにアサートされると、制御信号φwiをアサ
ートし、これによっててライトアドレスカウンタ14が
インクリメントされ、このようにして得られたアドレス
信号Awがセレクタ16を介してアドレスデコーダ11
に供給される。
【0025】本実施例のFiFoメモリ1は中央処理装
置3及びシリアルに入力回路4の双方からアクセス可能
であるから、双方からのアクセスの競合を回避させるた
め、特に制限されないが、コントローラ17は中央処理
装置3によるFiFoメモリ1のアクセスを禁止指示す
るためのアクセス禁止ステータス信号INHを与える。
この競合回避の論理は、特に制限されないが、シリアル
入出力回路4からのアクセス要求を優先させるようにな
っており、アクセス禁止ステータス信号INHは例えば
プッシュ信号PUSHのアサート期間に呼応してアサー
トされる。
【0026】図1には、上記FiFoメモリ1における
データ読み出し系が示される。
【0027】図1において、メモリセルアレイ10は、
リードコモンデータ線RCD,RCD*に結合された複
数のメモリマットMMを含んで成る。そのうちの一つが
代表的に示されるように、このメモリマットMMは、複
数のメモリセルMSと、このメモリセルMMに結合され
たリードデータ線RD,RD*をプリチャージするため
のリードデータ線プリチャージ用MOSFETQ13,
Q14と、上記リードデータ線RD,RD*をイコライ
ズするためのリードデータ線イコライズ用MOSFET
Q11と、上記リードデータ線RD,RD*を選択的に
リードコモンデータ線RCD,RCD*に結合するため
のカラム選択用MOSFET(カラム選択スイッチと称
される)Q3,Q4とを含む。
【0028】上記メモリセルMSは、特に制限されない
が、スタティック型とされ、図2に示されるアドレスデ
コーダ11からのローアドレスデコード出力に基づいて
リードワード線WRが選択レベルに駆動されることによ
って、記憶データの読み出しが可能とされる。また、上
記リードデータ線プリチャージ用MOSFETQ13,
Q14は、特に制限されないが、Nチャンネル型MOS
FETとされ、それが高電位側電源Vddに結合される
ことによって、リードデータ線RD,RD*が、ほぼ1
/2Vddにプリチャージ可能とされる。
【0029】上記イコライズ用MOSFETQ11は、
リードデータ線RD,RD*を橋絡するように配置さ
れ、イコライズ制御信号IRSEによってそのオン/オ
フ動作が制御される。イコライズ制御信号IRSEは、
リード動作のためのリードクロック信号RCLK*を所
定時間だけ遅延させることによって生成される。上記カ
ラム選択用MOSFETQ3,Q4は、特に制限されな
いが、Nチャンネル型MOSFETとされ、カラム選択
制御信号Yswi(i=0〜15)によってそのオン/
オフ動作が制御される。このカラム選択用MOSFET
Q4,Q5がオンされることによってリードデータ線R
D,RD*がリードコモンデータ線RCD,RCD*に
結合され、それにより、リードデータ線RD,RD*に
読み出されたデータがコモンデータ線RCD,RCD*
に伝達可能とされる。そのようにしてリードコモンデー
タ線RCD,RCD*に伝達されたデータは、センスア
ンプ5によって増幅された後に、図2に示されるデータ
入出力バッファ20を介して外部出力可能とされる。Q
5,Q6は、リードコモンデータ線RCD,RCD*を
プリチャージするためのNチャンネル型MOSFET、
Q12は、このリードコモンデータ線RCD,RCD*
をイコライズするためのPチャンネル型MOSFETで
ある。このPチャンネル型MOSFETQ12は、上記
Pチャンネル型MOSFETQ11と同様にイコライズ
制御信号IRSEによって、そのオン/オフ動作が制御
される。
【0030】図4には、本実施例FiFoメモリにおけ
る主要部の動作タイミングが示される。
【0031】リード動作のためのリードクロックRCL
K*がローレベルにアサートされた状態において、それ
に同期してイコライズ制御信号IRSEがハイレベルに
アサートされる。それによりPチャンネル型MOSFE
TQ11,Q12がオンされ、リードデータ線RD,R
D*、リードコモンデータ線RCD,RCD*がそれぞ
れ短絡されることによってイコライズされる。その場合
のリードデータ線RD,RD*のレベルは、上記Nチャ
ンネル型MOSFETQ13,Q14によるプリチャー
ジにより1/2Vddとされ、それは、リードコモンデ
ータ線RCD,RCD*のレベルとほぼ等しくされる。
イコライズ制御信号IRSE*がローレベルにネゲート
された後に、リードワード線RWがハイレベルに駆動さ
れ、さらに、カラム選択制御信号Yswr0がハイレベ
ルにアサートされることによってNチャンネル型MOS
FETQ3,Q4がオンされた場合には、メモリセルM
Sの記憶データが、このNチャンネル型MOSFETQ
3,Q4を介してリードコモンデータ線RCD,RCD
*に伝達され、それがセンスアンプ5で増幅されて出力
される。
【0032】図5に示される従来回路によれば、非選択
時のリードデータ線RD,RD*が、ディスチャージ用
MOSFETQ1,Q2がオンされることによってグラ
ンドレベルとされていたため、Nチャンネル型MOSF
ETQ3,Q4によってリードデータ線RD,RD*が
選択されてから、それがリードコモンデータ線RCD,
RCD*の電圧レベルにまで立ち上がるのに時間がかか
り、それによって読み出し動作の高速化が阻害されてい
たが、本実施例回路においては、上記のように、Nチャ
ンネル型MOSFETQ13,Q14によりリードデー
タ線RD,RD*がプリチャージされ、さらに、Pチャ
ンネル型MOSFETQ11によってイコライズされる
ので、データ読み出し動作の高速化が可能とされる。
【0033】上記実施例によれば、以下の作用効果を得
ることができる。
【0034】(1)リードデータ線RD,RD*をプリ
チャージするためのNチャンネル型MOSFETQ1
3,Q14と、上記リードデータ線RD,RD*の非選
択時に当該リードデータ線RD,RD*をイコライズす
るためのPチャンネル型MOSFETQ11とを設けた
ことにより、上記リードデータ線RD,RD*が選択さ
れる直前に当該リードデータ線RD,RD*のプリチャ
ージを完了することができ、それによりデータ読み出し
動作の高速化を図ることができる。
【0035】(2)メモリセルMSからのデータ読み出
しのための基準クロックとされるリードクロックRCL
K*を所定時間遅延することによって生成されたイコラ
イズ制御信号IRSEを用いることにより、上記リード
データ線RD,RD*のイコライズを的確に行うことが
できる。
【0036】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能であることは言うまでもない。
【0037】例えば、上記実施例では、メモリセルMS
からのデータ読み出しのための基準クロックとされるリ
ードクロックRCLK*を所定時間遅延することによっ
て生成されたイコライズ制御信号IRSEを用いてPチ
ャンネル型MOSFETQ11の動作を制御するように
したが、カラム選択制御信号Yswi(i=0〜15)
をインバータで反転させ、それをPチャンネル型MOS
FETQ11のゲート電極に与えるようにしても、同様
の作用効果を得ることができる。また、上記実施例で
は、データ書き込み系のポートと、データ読み出し系の
ポートとを有するデュアルポートRAMについて説明し
たが、3ポート以上を含む構成としてもよい。
【0038】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるFiF
oメモリに適用した場合について説明したが、本発明は
それに限定されるものではなく、例えば入出力セパレー
ト構成のスタティック型シリアルアクセスメモリや、そ
の他のマルチポートRAMに広く適用することができ
る。
【0039】本発明は、少なくともデータ読み出し系を
備えることを条件に適用することができる。
【0040】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0041】すなわち、リードデータ線をプリチャージ
するためのプリチャージ用素子と、リードデータ線の非
選択時に当該リードデータ線をイコライズするためのイ
コライズ用素子とを設けたことにより、リードデータ線
選択される直前に当該リードデータ線のプリチャージを
完了することができ、それによりデータ読み出し動作の
高速化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例にかかるFiFoメモ
リにおけるデータ読み出し系の回路図である。
【図2】図2は本発明の一実施例であるFiFoメモリ
のブロック図である。
【図3】図3は上記FiFoメモリを含むプロセッサの
主要部の構成ブロック図である。
【図4】図4は上記FiFoメモリの主要部の動作タイ
ミング図である。
【図5】図5は従来のFiFoメモリにおけるデータ読
み出し系の回路図である。
【符号の説明】
1 FiFoメモリ 2 プロセッサ 3 中央処理装置 4 シリアル入力回路 5 デコーダ 10 メモリセルアレイ 11 アドレスデコーダ 12 読み出し書き込み回路 13 リードアドレスカウンタ 14 ライトアドレスカウンタ 15 アドレス入力バッファ 16 セレクタ 17 コントローラ Q3 Nチャンネル型MOSFET Q4 Nチャンネル型MOSFET Q5 Nチャンネル型MOSFET Q6 Nチャンネル型MOSFET Q11 Pチャンネル型MOSFET Q12 Pチャンネル型MOSFET Q13 Nチャンネル型MOSFET Q14 Nチャンネル型MOSFET RD,RD* リードデータ線 RW リードワード線 RCD,RCD* リードコモンデータ線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江川 英和 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 山本 富士雄 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 北島 秀則 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所武蔵工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリセルにデータを書き込むためのデ
    ータ書き込み系と、上記メモリセルからのデータを読み
    出すためのデータ読み出し系とを含むマルチポートRA
    Mにおいて、上記データ読み出し系は、上記メモリセル
    に結合されたリードデータ線と、カラム選択によりこの
    リードデータ線が選択的に結合されるリードコモンデー
    タ線と、上記リードデータ線を上記コモンデータ線の電
    圧レベルにプリチャージするためのプリチャージ用素子
    と、上記リードデータ線の非選択時に当該リードデータ
    線をイコライズするためのイコライズ用素子とを含んで
    成るとを特徴とするマルチポートRAM。
  2. 【請求項2】 上記メモリセルからのデータ読み出しの
    ためのリードクロックに同期して上記イコライズ用素子
    をオンすることにより上記リードデータ線をイコライズ
    するようにした請求項1記載のマルチポートRAM。
  3. 【請求項3】 上記プリチャージ用素子は、Nチャンネ
    ル型MOSFETとされ、上記イコライズ用素子はPチ
    ャンネル型MOSFETとされる請求項1又は2記載の
    マルチポートRAM。
  4. 【請求項4】 データを先入れ先出し形式で入出力させ
    る請求項1,2又は3記載のマルチポートRAM。
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