JPH05158964A - 自動手形分割装置 - Google Patents

自動手形分割装置

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JPH05158964A
JPH05158964A JP31906291A JP31906291A JPH05158964A JP H05158964 A JPH05158964 A JP H05158964A JP 31906291 A JP31906291 A JP 31906291A JP 31906291 A JP31906291 A JP 31906291A JP H05158964 A JPH05158964 A JP H05158964A
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Mari Kono
真理 河野
Toshio Higashihara
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】印紙税が最小となるように支払金額を最適に分
割する。 【構成】法定の各段階別の手形限度額、その手形限度額
に対応する印紙税、及び上記各手形限度額の印紙税より
は安く、かつ、その印紙税に近い額となるような手形限
度額の組み合わせを求め、それらの手形限度額の合計に
等しい設定金額から成る手形印紙税テーブル30を用意
する。そして、その手形印紙税テーブル30を参照し
て、当該支払金額よりは大きく且つその支払金額に最も
近い設定金額を検出し、次にその検出された設定金額に
対応する手形限度額と支払金額を比較し、支払金額が手
形限度額と同じか低ければ支払金額を手形金額とする。
一方、手形限度額を越えていれば、手形限度額で支払金
額を分割し、残額について上記設定金額の検出、比較、
分割の処理を繰り返し、印紙税が最小となるように支払
金額を1または複数の手形金額により分割する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、印紙税額が最小とな
るように支払金額を複数の手形金額に分割する自動手形
分割装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、企業間の取引決済は手形で行わ
れることが多い。この手形に対しては、通常、企業ごと
に内規規定があり、例えば、5万円未満の場合は現金で
支払い、5万円以上の場合は手形で支払う、或いは、1
0万円未満の場合は現金で支払い、10万円以上の場合
は手形で支払うというように定められている。また、手
形決済の場合は、支払金額を明記した手形の所定位置
に、記載金額に対応する法令により定められた所定額の
印紙を貼付する必要がある。
【0003】このような手形決済において必要となる印
紙税額の算出には、従来、図7に示すような法令で定め
られた手形限度額と印紙税との対応関係を示すテーブル
70が用いられていた。同図に示すように、この表70
には、10万円未満は無税、10万円以上100万円以
下は印紙税200円、100万円を越えて200万円以
下は印紙税400円、・・・と、順次低額から高額へ段
階的に区分された手形限度額と、それろの各手形限度額
に対応する印紙税とが対応付けて記載されている。
【0004】従来、印紙税の算出は、担当者が、上記手
形限度額と印紙税との対応テーブル70を参照して、支
払金額に該当する手形限度額を見つけることにより、そ
の手形限度額に対応する印紙税額を求めていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方法では、例えば109万円の手形決済をする場合、1
00万円(印紙税200円)と9万円(無税)に手形を
分割すれば印紙税は200円で済むにもかかわらず、支
払金額109万円が100万円を越えて200万円以下
の範囲に該当するので、上記表70により、上記支払金
109万円に対応する印紙税は400円であるとみな
し、400円の印紙税を支払っていた。このため、20
0円の損失を招いていた。
【0006】通常、決済に手形を用いる程の規模の企業
では、取引先は数百社を越える場合が多く、上述のよう
に手形発行1件当たりの損失が例え最低の場合でも20
0円とすれば、総手形発行件数に応じて累積される損失
額は計り知れないものとなる。このように、従来の手形
限度額と印紙税との対応テーブル70を用いて単純に印
紙税を算出する方法では、支払金額が所定の手形限度額
を1円でも超過するとその手形限度額より一段階上の手
形限度額が印紙税の算定基準となり、その支払金額に対
応する印紙税は、常に最大金額に設定されてしまうとい
う欠点があった。
【0007】このため、従来は、上記損失を避けるため
に、手作業により、印紙税の支払金額が最低となるよう
に手形を分割することも行われているが、その作業は極
めて非能率で手間のかかるものであった。
【0008】上記の問題は、決済金額を手形限度額に分
割する際に用いられる上記法令で定められた手形限度額
と印紙税との対応表が、単に段階的に印紙税に対応する
手形限度額の上限を定めただけのものであり、支払う印
紙税が最低となるように決済金額を分割するために使用
する表ではないところに原因があると考えられる。
【0009】してみれば、決済金額を複数の手形限度額
に分割する際に支払うべき印紙税が安くなるか否かを判
別できる適切な分割基準金額を上記法令で定められた手
形限度額と印紙税とに対応させてた表を用意して、その
対応表に基づいて、支払う印紙税が最低となるように、
決済金額を自動的に複数の手形限度額に分割できるよう
にすれば、決済金額を手作業で分割する手間が省け手形
発行業務の能率が向上することは明らかである。
【0010】本発明の課題は、支払金額を複数の手形限
度額に分割する際に支払うべき印紙税が安くなるか否か
を判別できる適切な分割基準金額を、上記法令で定めら
れた手形限度額と印紙税とに対応させた表を用意し、そ
の対応表に基づいて、支払う印紙税が最低となるよう
に、決済金額を自動的に複数の手形限度額に分割できる
ようにすることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の手段は次の通
りである。対応表記憶手段1(図1の機能ブロック図を
参照、以下同じ)は、複数の手形限度額、それら複数の
手形限度額に対応する印紙税、及び支払金額を上記複数
の手形限度額に分割するための分割基準金額の対応表を
記憶する。同手段1は、例えばROM(Read Only Memor
y)等からなる。
【0012】支払金額分割手段2は、上記対応表を参照
して、支払金額を上記複数の手形限度額に分割したとき
支払うべき印紙税が安くなるか否かを判別し、安くなる
場合には上記対応表を参照して上記支払金額を印紙税額
が最小となるような複数の手形限度額に分割する。
【0013】印紙税設定手段3は、上記対応表を参照し
て、上記支払金額分割手段により分割された各手形限度
額に対応する印紙税を設定する。上記手段2及び3は、
例えばマイクロプロセッサ等からなる。
【0014】
【作用】この発明の手段の作用は次の通りである。ま
ず、支払金額分割手段2は、対応表記憶手段1に記憶さ
れている対応表が参照され、支払金額を上記複数の手形
限度額に分割したとき支払うべき印紙税が安くなるか否
かを判別する。そして、支払金額分割手段2は、安くな
る場合には、上記対応表を参照して、上記支払金額を、
印紙税額が最小となるように、複数の手形限度額に分割
する。続いて、印紙税設定手段3は、上記対応表を参照
して、支払金額分割手段2により分割された各手形限度
額に対応する印紙税を設定する。
【0015】したがって、決済金額を複数の手形限度額
に分割する際に支払うべき印紙税が安くなるか否かを判
別できる適切な分割基準金額を上記法令で定められた手
形限度額と印紙税とに対応させた表を用意し、その対応
表に基づいて、支払う印紙税が最低となるように、決済
金額を自動的に複数の手形限度額に分割することができ
る。
【0016】
【実施例】以下、図2〜図4を参照して一実施例を説明
する。図2は、手形印紙税自動算出装置のシステム構成
のブロック図である。
【0017】同図において、CPU11はマイクロプロ
セッサからなり、RAM(ランダム・アクセス・メモ
リ)12に格納されたアプリケーションプログラムを実
行してシステム全体を制御しながら手形印紙税の自動算
出及びその算出結果の印刷出力等の各処理を行う。
【0018】このCPU11には、後述する手形印紙税
テーブル(手形印紙税表)30を記憶するROM(リー
ド・オンリ・メモリ)13、後述する図4並びに図5に
示す手形印紙税計算書に印刷出力される情報、すなわち
分割された複数の手形金額及びそれらの各手形金額毎の
印紙税をそれぞれ記憶する手形金額格納領域14a及び
印紙税格納領域14b、同じく手形印紙税計算書に印刷
出力される手形枚数、金額合計、及び印紙税合計をそれ
ぞれ記憶する格納領域15a、15b、15c、支払金
額を分割する際に使用するレジスタ群A,B,C,D及
びワークエリア20等が接続されている。尚、上記手形
金額格納領域14a、印紙税格納領域14b、手形枚数
格納領域15a、金額合計格納領域15b、及び印紙税
合計格納領域15cは、同一のRAM(ランダム・アク
セス・メモリ)内に設けられており、上記レジスタ群
A,B,C,Dは、実際にはCPU11内に設けられて
いる。
【0019】さらに、CPU11には、入力部18から
の入力データ、上記印紙税計算書の内容等を表示するC
RT表示部16、上記手形印紙税計算書の内容を印刷す
る印字部17、通常日の取引先別の取引データや、決済
締日の手形支払明細の発行を指示するコマンド等を入力
するための入力部18、及び、それらのコマンドに対応
する上記手形印紙税計算書で用いられるデータの設定、
算出等の処理を実行する演算部19が接続されている。
【0020】図3に、上記ROM13に記憶されている
手形印紙税テーブル30の内容を示す。同図に示すよう
に、手形印紙税テーブル30は、1から16までの番号
が割り当てられた16行で構成され、各行は、支払金額
を節税上有利に分割するための基準金額を示す設定金額
欄31、その設定金額欄31の設定金額に対応する手形
限度額を示す手形限度額欄32、その手形限度額欄32
の手形限度額に対応する印紙税を示す印紙税欄33から
なっている。尚、手形限度額欄32に設定されているの
手形限度額及び印紙税欄33に設定されている印紙税額
は法令により定められた金額である。
【0021】次に、同図を参照しながら、印紙税額を最
小に設定するための手形分割の方法を説明する。4〜1
5行目の各手形限度額欄32に設定されている形限度額
は、それ自身をさらに低額の複数の手形限度額に分割し
ても、それら分割された各手形限度額の印紙税の合計
が、分割前の手形限度額に対応する印紙税額に一致する
ようになっている。すなわち、それらの手形限度額は、
分割しても節税上有利にはならない金額であり、換言す
れば、支払金額が、それらの手形限度額と同一金額であ
れば、それ自身を複数の手形限度額に分割しても節税上
無意味である。また、支払金額が上記手形限度額と同一
金額ではない、即ち任意の2つの手形限度額間の範囲に
ある金額であるときには、複数の手形限度額に分割する
ことにより節税上有利となるようになっている。
【0022】例えば、支払金額が、もし5行目の手形限
度額3,000,000円とその一段階上の6行目の手
形限度額5,000,000円の間の金額であれば、そ
の支払金額に適用される印紙税は、図7に示す従来の表
70を参照すれば1,000円となる。しかし、金額
4,099,999円は、上記テーブル30を参照し
て、3つの手形限度額3,000,000円(印紙税6
00円)、1,000,000円(印紙税200)、及
び99,999円(印紙税0円)に分割することによ
り、その印紙合計は800円となり、200円の節税が
可能となる。尚、( )内の印紙税は、テーブル30に設定
されている印紙税を示している。
【0023】このように、もし支払金額を分割しなかっ
たときは、その支払金額に適用される印紙税は、その支
払金額より上の手形限度額に対応する印紙税であること
から、印紙税の合計が、その印紙税よりは安くなるよう
な支払い金額に等しい手形限度額の組み合わせが得られ
れば、印紙税を、その支払金額を分割しなかったときに
適用される印紙税よりも安くすることが可能である。
【0024】図3の設定金額欄31に示される設定金額
は、印紙税が最も安くなるように、支払金額を複数の手
形限度額に分割するために用いられる基準金額である。
この設定金額は、求めようとする手形限度額よりも1段
階上の印紙税を求め、印紙税の合計が、その印紙税より
も安く、かつ一番近くなる手形限度額の組み合わせを求
めることにより得られる。すなわち、それらの手形限度
額の合計を設定金額とする。
【0025】そして、この設定金額は、支払金額を分割
する際の分割基準金額であり、支払金額が一致する設定
金額または最も近いより高額の設定金額を求め、支払金
額をその設定金額に対応する手形限度額からより低額の
手形限度額へと順次分割することにより、節税上有利な
手形分割を行うことができる。
【0026】図4は、印字部17によって印刷出力され
る手形印紙税計算書の例であり、通常、これらは、手形
発行者が手形支払い先に対して、手形と共に渡す支払明
細書の発行側手元控として作成される。ここには、支払
金額3千7百5万円が、上記自動分割方法の実行により
自動的に複数の手形金額に分割されて印字されている。
【0027】即ち、同図には、計算書の左上方には支払
金額3千7百5万円が印字され、右上方には発行手形枚
数4枚、発行手形金額合計(支払金額)3千7百5万
円、及びこれに対する印紙税の合計7400円が印字さ
れ、中央には4枚に分割して発行された手形金額の明細
が4行にわたって3千万円、5百万円、2百万円、及び
5万円と印字され、それらの各手形金額に対応して印紙
税の明細が、6千円、千円、4百円及び0円と印字され
ている。このように、支払金額3千7百5万円に適用さ
れる印紙税は、従来のテーブル30を用いた場合には1
万円となるが、本実施例の方法では7千4百円となって
おり、2千6百円の節税がなされている。
【0028】また、図5は、支払金額475万円が、手
形分割してもその印紙税合計が、手形分割しない印紙税
額より安くならないため、分割せずに一括手形とした場
合の例である。同図に示すように、計算書の左上方には
支払金額475万円が印字され、右上方には発行手形枚
数1枚、発行手形金額合計475万円、及びこれに対す
る印紙税の合計1000円が印字され、中央には上記手
形金額と印紙税の明細が1行に印字されている。
【0029】次に、上記構成の手形印紙税自動算出装置
において、CPU11により行われる手形支払金額を最
適に分割する処理及び最小の印紙税を算出する処理動作
を、図6のフローチャートを用いて説明する。なお、こ
の処理では、特には図示しない外部記憶装置等に格納さ
れた取引先ごとのファイルから、前月支払締日後から今
月支払締日までの支払金額の累計(月次合計)が、取引
先ごとに算出されてRAM20のワークエリアにロード
され、それらの支払金額の累計が順次読み出されて1件
ごとに処理がなされる。また、図2に示す手形金額格納
領域14a、印紙税格納領域14b、手形枚数格納領域
15a、金額合計格納領域15b、印紙税合計格納領域
15cレジスタ群A,B,C,D及びワークエリア20
は、処理の始めにクリアされる。
【0030】CPU11は、先ずワークエリア20から
取引先別に読み出した支払金額をレジスタAに格納する
(S601)。これにより、例えば1つの取引先に対す
る支払金額3千7百5万円が、レジスタAに記憶され
る。
【0031】続いて、ROM13に格納されている手形
印紙税テーブル30(図3参照)の各設定金額を順次検
索し、レジスタAに格納された金額より大きくかつその
金額に最も近い設定金額を検索する(S602)。
【0032】上記動作により、例えば上記支払金額3千
7百5万円に対して設定金額49,099,999円
(図3の手形印紙税テーブル30の9行目参照)が検出
される。
【0033】続いて、CPU11は、上記テーブル30
を参照し、検出(抽出)した設定金額に対応する手形限
度額をレジスタBに、印紙税をレジスタCに格納する
(S603)。
【0034】上記動作により、例えば、上記の支払金額
3千7百5万円に対しては、上記検出された設定金額4
9,099,999円に対応する手形限度額3千万円と
印紙税6千円が、それぞれレジスタB及びレジスタCに
記憶される。
【0035】次に、CPU11、演算部19を制御して
レジスタAの支払金額からレジスタBの手形限度額を減
算させ処理を行わせ、その減算結果をレジスタDに格納
する(S604)。
【0036】上記動作により、例えば、レジスタAの支
払金額3千7百5万円から、レジスタBの手形限度額3
千万円が減算され、その減算結果である差額7百5万円
がレジスタDに記憶される。
【0037】続いて、CPU11は、レジスタDに格納
された減算結果を参照し、その減算結果が0またはマイ
ナスの金額となっているか、またはプラスの金額となっ
ているかを判別する(S605)。
【0038】上記動作により、支払金額が、検出された
設定金額に対応する手形限度額以下であるか否かが判定
される。一方、上記処理S605において、減算結果が
正の金額となっていれば、レジスタBに格納されている
手形限度額を手形金額とし、その手形金額を、図2に示
す手形金額格納領域14aのクリアされている最初の領
域に格納すると共に、レジスタCに格納されている印紙
税を上記格納された手形金額に対応する印紙税として、
その手形金額が格納された手形格納領域14a内の領域
に対応する印紙税格納領域14bの当該領域に格納する
(S609)。
【0039】上記動作により、支払金額が、手形印紙税
テーブル30を参照して検出した設定金額に対応する手
形限度額より大きい場合には、レジスタBに格納されて
いるその手形限度額が分割すべき手形金額として手形金
額格納領域14aの当該領域に格納され、さらにその手
形限度額に対応するレジスタCに格納されている印紙税
額が印紙税格納領域14bの当該領域に格納される。
【0040】ところで、ここまでの動作において算出さ
れた手形金額は最初の手形金額であるので、手形金額格
納領域14a及び印紙税格納領域14bの第1行目の印
字データ格納領域14a−1に格納される。したがっ
て、例えば、上述したようにレジスタに格納されている
差額が7百5万円の場合には、この金額がプラスである
ので、支払金額3千7百5万円が、これに対応して検出
された設定金額49,099,999円に対応する段階
の下限の手形限度額3千万円で分割可能と判別され、そ
の手形限度額3千万円が分割手形金額として手形金額格
納領域14aの第1行目の印字データ格納域14a−1
に格納され、対応する印紙税6000円も同じく印紙税
格納領域14bの第1行目の印字データ格納域14a−
1に格納される。
【0041】上記動作が終了した後、再び、手形印紙税
テーブル30に格納されている設定金額を先頭から順次
検索し、レジスタDの金額(手形分割後の支払残額)よ
り大きくかつその金額に最も近い設定金額を検出する
(S610)。
【0042】上記動作により、例えば上記差額(支払残
額)7百5万円に対して設定金額9,099,999円
(図3参照)が検出される。続いて、検出された設定金
額に対応する手形限度額をレジスタBに、印紙税をレジ
スタCに格納する(S611)。
【0043】上記動作により、例えば、上記支払残額が
7百5万円の場合、設定金額として9,099,999
円が検出され、その設定金額に対応する手形限度額5百
万円及び印紙税千円が、それぞれレジスタB及びレジス
タCに格納される。
【0044】次に、CPU11は、演算部19を制御し
てレジスタDに格納されている支払残額からレジスタB
に格納されている手形限度額を減算させ、その減算結果
をレジスタDに格納する(S612)。
【0045】上記動作により、例えば、上述のように支
払残額が7百5万円の場合、検出された設定金額9,0
99,999円から対応する下限の手形限度額5百万円
が減算され、その減算結果である差額2百5万円が、レ
ジスタDに記憶される。
【0046】続いてレジスタDに格納された減算結果を
が0、マイナスの金額または正の金額となっているかを
判別する(S613)。この処理S613は、上記処理
S605と同様な処理であり、上記処理S605におい
て最初の支払金額が分割可能であるか否か判別したと同
様に、分割後の支払残額が更に分割可能であるか否かを
判別する処理である。
【0047】そして、上記、減算結果が正の金額となっ
ていれば、上記処理S609に戻り、再び処理S609
〜S613を繰り返す。上記動作により、例えば、上述
のように、支払残額が7百5万円であった場合、上記処
理S609〜S613が2回繰り返され、支払金額7百
5万円が順次、手形金額5百万円(印紙税1000
円)、手形金額2百万円(印紙税400円)に分割さ
れ、それぞれ手形金額格納領域14a(印紙税は印紙税
格納領域14b)の第2行目及び第3行目の印字データ
格納域14a−2,14a−3に格納される。そして、
続いて行われる上記処理S609〜S612により、レ
ジスタB、C、及びDに、最小の設定金額99,999
円、これに対応する印紙税0円、及び最終残額5万円か
ら上記設定金額99,999円を減算した結果得られる
マイナス4万999円が格納される。
【0048】そして、上記処理S613で、減算結果が
0またはマイナスの金額となっていれば、減算前のレジ
スタDの支払残額(この支払金額は、特に図示していな
い他のレジスタに保持されている)を手形金額とし、レ
ジスタCの印紙税を上記手形金額に対応する印紙税とし
て、それぞれ、手形金額格納領域14a及び印紙税格納
領域14bの当該行の印字データ格納域に格納する(S
614)。
【0049】上記動作により、減算前のレジスタDに格
納されている支払残額が、その支払金額に基づいて検出
された設定金額に対応する手形限度額と一致するかまた
はその検出された手形限度額より小さい場合には、その
支払残額を最後の分割手形金額とし、また、上記手形限
度額に対応する印紙税をその最後の分割手形金額に対す
る印紙税として手形金額格納領域14a及び印紙税格納
領域14bの当該行の印字データ格納域(クリアされて
いる先頭の領域)に格納される。したがって、例えば、
上述のように支払残額が5万円となった場合には、その
5万円が手形金額となり、対応する印紙税0円と共に、
それぞれ手形金額格納領域14a及び印紙税格納領域1
4bの第4行目の印字データ格納領域14b−4に格納
される。
【0050】上記処理S614に続いて、CPU11
は、演算部門を制御して、演算部19に手形金額格納領
域14a及び印紙税格納領域14bに格納された各手形
金額の数及び合計金額、並びに印紙税の合計をそれぞれ
算出させ、その算出により得られた手形枚数、金額合
計、及び印紙税の合計を、それぞれ格納領域15a、1
5b、15cに格納した後(S607)、これらのデー
タの表示データを表示部16に出力し、表示部16に手
形印紙税計算書を表示させる(S608)。
【0051】上記動作により、例えば、図4または図5
に示す手形印紙税計算書が表示部16に表示される。そ
してまた入力部18を介して、手形支払明細書の発行を
指示するコマンドを入力することにより、CPU11の
制御を受けて印字部17が上記表示と同様な書式の手形
支払明細書をに印刷出力する。
【0052】ところで、上記処理S605において、レ
ジスタDに格納された減算結果が0またはマイナスの金
額であれば、レジスタAの支払金額を手形金額、レジス
タCの金額を上記手形金額に対する印紙税として、手形
金額格納領域14a及び印紙税格納領域14bの第1行
目の印字データ格納領域14a−1に格納した後(S6
06)、上記処理S607及びS608を行う。
【0053】上記動作により、支払金額が、その支払金
額以上でその支払金額に一番近い設定金額に対応する下
限の手形限度額と一致するか又は小さいときは、その支
払金額を手形金額とし、上記手形限度額に対応する印紙
税が、その手形金額に対する印紙税とされる。すなわ
ち、例えば、支払金額が2千9百10万円であれば、検
出される設定金額は49,099,999円であり、こ
れに対応する下限の手形限度額は3千万円、その印紙税
は6千円である(図3の手形印紙税テーブル30の8、
9行目参照)。そしてこの場合は、支払金額2千9百1
0万円が上記手形限度額3千万円よりも小さいので、そ
の支払金額総額2千9百10万円が手形金額となり、そ
れに対する印紙税は6千円となる。
【0054】尚、上記処理S607では、合計された印
紙税と、レジスタAの支払金額に基づいて従来通り単純
に算出した印紙税とを比較しており、両方の金額が一致
すれば、節税とはならないので手形分割の利点はなく、
この場合は一括手形として処理がなされる。例えば、支
払金額が4百75万円であれば、上述の処理によって3
百万円、1百万円、及び75万円と分割され、それらの
印紙税として、600円、200円、及び200円が算
出される。しかし、これら印紙税の合計は1000円と
なり、分割しない支払金額4百75万円に対する印紙税
も1000円であるため、このような場合は、図5に示
すように、手形印紙税計算書は枚数1枚、明細も1行で
表示される。
【0055】
【発明の効果】この発明によれば、決済金額を複数の手
形限度額に分割する際に支払うべき印紙税が安くなるか
否かを判別できる適切な分割基準金額を上記法令で定め
られた手形限度額と印紙税とに対応させた表を用意し、
その対応表に基づいて、支払う印紙税が最低となるよう
に決済金額を自動的に複数の手形限度額に分割できるよ
うにしたので、決済金額を手作業で分割する手間が省け
手形発行業務の能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】手形印紙税自動算出装置のシステム構成を示す
ブロック図である。
【図3】ROMに記憶されている手形印紙税テーブルの
内容を説明する図である。
【図4】表示部及び印字部に出力される手形印紙税計算
書の一例を示す図である。
【図5】表示部及び印字部によって出力される手形印紙
税計算書の他の例を示す図である。
【図6】CPUにより行われる印紙税が最小となるよう
に、手形支払金額を最適に分割する処理を説明するフロ
ーチャートである。
【図7】従来の手形印紙税計算に用いられたテーブルの
内容を示す図である。
【符号の説明】
1 対応表記憶手段 2 支払金額分割手段 3 印紙税設定手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の手形限度額、それら複数の手形限
    度額に対応する印紙税、及び支払金額を上記複数の手形
    限度額に分割するための分割基準金額の対応表を記憶す
    る対応表記憶手段と、 前記対応表を参照して、支払金額を前記複数の手形限度
    額に分割したとき支払うべき印紙税が安くなるか否かを
    判別し、安くなる場合には前記対応表を参照して上記支
    払金額を印紙税額が最小となるような複数の手形限度額
    に分割する支払金額分割手段と、 前記対応表を参照して、前記支払金額分割手段により分
    割された各手形限度額に対応する印紙税を設定する印紙
    税設定手段と、 を有することを特徴とする自動手形分割装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002140528A (ja) * 2000-11-06 2002-05-17 Asahi Bank Ltd 売掛債権の流動化処理方法とそのシステム

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