JPH0515847Y2 - - Google Patents

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JPH0515847Y2
JPH0515847Y2 JP1987158605U JP15860587U JPH0515847Y2 JP H0515847 Y2 JPH0515847 Y2 JP H0515847Y2 JP 1987158605 U JP1987158605 U JP 1987158605U JP 15860587 U JP15860587 U JP 15860587U JP H0515847 Y2 JPH0515847 Y2 JP H0515847Y2
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mirror
protective film
attached
compact container
adhesive layer
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は内部に鏡が組み込まれてなるコンパク
ト容器にかかり、特に鏡の表面に保護フイルムを
付着したコンパクト容器に関するものである。
「従来の技術」 一般に、コンパクト容器は、その内部に固形フ
アンデーシヨン等の化粧料が収納されており、外
出先などにおける簡単な化粧直しの際に多く使用
される。このため、このようなコンパクト容器
は、化粧時の使い勝手の良さ等から、その内部に
鏡などが組み込まれたものが好まれている。
従来、コンパクト容器は、受皿状の容器本体
と、この容器本体の一縁にヒンジ結合された蓋体
とから構成され、前記容器本体内に化粧料を詰め
た中皿が収納され、かつ、蓋体の内面に鏡が貼付
されている。そして、流通過程においては、通
常、容器内の化粧料の傷付きを防止する等の目的
で化粧料の上にプラスチツク等からなるフイルム
状の保護板が載せられている。
「考案が解決しようとする問題点」 ところが、このような従来構造のコンパクト容
器にあつては、消費者の手に届くまでに、蓋体内
面の鏡が化粧料で汚れ、また、コンパクト容器の
保管が長期にわたると、鏡面にくもりが生じる等
の問題点があつた。
本考案は以上のような点を考慮してなされたも
ので、コンパクト容器内に組み込まれた鏡の汚れ
を防止し、経時変化によつて鏡表面に生じる鏡の
くもりを防止することを目的とするものである。
「問題点を解決するための手段」 そこで本考案にあつては、内部に鏡が組み込ま
れてなるコンパクト容器において、前記鏡の表面
に、鏡の表面全面を覆う保護フイルムを付着する
とともに、前記保護フイルムに該保護フイルムを
鏡より剥がすためのつまみ部を設け、前記保護フ
イルムを、透明な基板と、該基板の裏面に設けた
透明な接着剤層とから構成し、前記つまみ部は、
保護フイルムの上面と、前記鏡が組み込まれる蓋
体とにわたつて配置されたシールからなり、該シ
ールは、前記保護フイルムの上面に添着されてな
るものである。
ここで前記保護フイルムとしては、保護フイル
ム自身を鏡の表面に対して付着性のある素材によ
り形成したもの等も挙げられる。
なお、透明な基板と透明な接着剤層とから保護
フイルムを構成した場合、透明な基板としては、
ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リプロピレン、ポリ塩化ビニルなどの合成樹脂か
らなるシール状のものあるいはこれらをラミネー
トしたもの等が用いられる。またこの基板を鏡面
に付着(接着)させる接着剤層は、例えば透明性
のあるアクリル系などの熱可塑製樹脂を主成分と
する感圧型接着剤を基板に塗布することにより構
成され、特に、鏡面に対して低接着性(低接着
力)のものが選ばれる。
一方、前記保護フイルムを構成する付着性のあ
る素材には、可塑剤の多く含有したポリ塩化ビニ
ルや帯電防止剤を多く含有したポリエチレン等が
適用される。
「作用」 前記のように、本考案のコンパクト容器は、内
部の鏡の全面に保護フイルムが貼り付けられ、そ
のつまみ部をもつて保護フイルムを剥がさない限
り、鏡の表面が保護されるため、鏡の表面に化粧
料等が付着したり、あるいは、鏡がくもつたりす
ることがなく、優れた汚れ防止およびくもり止め
作用を発揮する。
また、使用時にはつまみ部を持つて保護フイル
ムを剥がせば、保護フイルムが鏡面より剥がれ、
表面に汚れのない状態の鏡が消費者に提供される
ことになる。
「実施例」 以下、本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
第1図および第2図は、本考案にかかるコンパ
クト容器の一例を示す斜視図で、これらの図にお
いて符号1で示すものが矩形受皿状に形成された
合成樹脂製容器本体で、符号2はこの容器本体1
に蝶番3を介して開閉自在に取り付けられた蓋体
である。
前記容器本体1には矩形状の収容部が形成さ
れ、この収容部内に固形化粧料4が収納されてい
る。そして、容器本体1の前壁部に指掛け部1a
が設けられるとともに、フツク1bを備えた係合
孔5が形成されている。
また、蓋体2の自由端内面には容器本体1のフ
ツク1bに係合するフツク2bを備えた係止片2
aが突設されるとともに、蓋体2の内面には鏡6
が組み込まれている。そして、この鏡6の全面に
はこの鏡6を覆う保護フイルム7が付着されてい
る。
前記保護フイルム7は、図示例では蓋体2の内
面に貼付された鏡6のほぼ全面を覆う形態の長方
形状であつて、第3図aおよびbなどに示すよう
に、基板8と、該基板8の裏面に設けられた接着
剤層9と、該接着剤層9の重ね合わせ面に設けら
れた剥離層10とからなるシートAを、剥離層1
0を剥がして他の2層(基板8および接着剤層
9)を鏡6に貼り付けることによつて形成される
ようになつている。
前記基板8は無色に近い透明性を有したポリエ
チレン、ポリプロピレン等の合成樹脂製シートか
ら構成され、また接着剤層9は基板8と同様に無
色に近い透明性を有したアクリル系接着剤からな
る低接着性のものが適用される。
なお、保護フイルム7の上隅部には保護フイル
ム7を剥がす際のつかみ部Tを構成する円形状の
シール15が接着(添着)されている。このシー
ル15は、保護フイルム7の上面と前記蓋体2と
にわたつて配置され、無色に近い透明性を有した
合成樹脂製フイルムの裏面に前記接着剤層9の接
着力よりも大きな接着性の有る接着剤を塗布した
ものが使用され、第2図に示すように、シール1
5の縁部を剥がすことによつて保護フイルム7全
体を剥がすことができるようになつている。
次いで、以上のように構成された本実施例の作
用を説明する。
まず、蓋体2の内面に貼付された鏡6の表面に
保護フイルム7を付着するには、例えばコンパク
ト容器の製造段階で鏡原反(例えば縦横の長さ寸
法が915mm×610mmの大きさの原反)に保護フイル
ム7を貼りつけておき、これを所定の大きさの鏡
に切断することによつて製造しても良いが、加工
作業を良好なものにするために、製造加工方法と
して、例えば第4図および第5図に示すような方
法を採用するのが好ましい。
すなわち、この例では、予め所要の大きさに鏡
6を切断しておき、この鏡6の表面を純水にて洗
い、完全乾燥の処理をしておく。次いで、第5図
に示すような半抜き状態の保護フイルム7を多数
有する長尺のシートAを水平状態のまま一方向に
移送させ、その移送路の途中でシートAの剥離層
10を巻き取り、移送路の途中に設けた押し治具
30によつてシートAの保護フイルム7を押圧
し、これを鏡6の表面に接着させるようにする。
この操作により、鏡6の表面に保護フイルム7
の接着剤層9が押し付けられて接着され、保護フ
イルム7が鏡6の全面に付着される。そして、こ
の鏡6をコンパクト容器の蓋体2に組み込み、保
護フイルム7の上隅にシール15を添着すると、
第1図に示した状態となる。
この保護フイルム7の付着作業は、シートAを
一方向に移送させて、押し治具30によつて鏡6
の表面に保護フイルム7を接着させる作業であ
り、またシール15も保護フイルム7に貼り付け
るだけで簡単に取り付けられるので、大量生産が
可能であるといつた利点がある。
一方、第1図などに示すように、鏡6に保護フ
イルム7を付着した状態では、鏡6の表面全面が
接着剤層9を介して保護フイルム7により気密状
態に覆われるため、鏡6が容器本体1に収納した
固形化粧料4によつて汚れることがなく、また、
鏡表面に生じる経時変化による鏡のくもりも防止
される。
さらに、前記保護フイルム7は無色透明に近い
基板8と接着剤層9とによつて構成されているた
め、前記状態(鏡6に保護フイルム7が付着した
状態)では、鏡6の表面を保護フイルム7を通し
て透けて見ることができ、鏡6の状態の検査に支
障をきたすことがない。
なお、コンパクト容器を使用する場合には、シ
ール15を持つて第2図に示すように引つ張り、
保護フイルム7を第3図cに示すように鏡6から
剥がせば、接着剤層9とともに基板8が剥がれ
て、鏡6の表面には汚れのない状態のものが提供
されることになる。
なお、前記実施例では、保護フイルム7を基板
8と接着剤層9とからなる積層構造の例について
説明したが、例えば保護フイルム7を、付着性の
有る素材(例えば帯電防止剤を多く含有するポリ
エチレン、可塑剤を多く含有した塩化ビニルシー
トなど)により形成しても良い。このように保護
フイルム7を形成すると、保護フイルム7自身が
鏡6の表面に密着するため、接着剤層を省略する
ことができる長所がある。
なお、前記実施例では鏡6を蓋体2の裏面に組
み込んだコンパクト容器の一例を示したが、たと
えば2段式コンパクト容器のような場合には、中
仕切の裏面に鏡6が組み込まれたものにあつても
適用できることは言うまでもない。
「考案の効果」 以上説明したように本考案は、内部に鏡が組み
込まれてなるコンパクト容器において、前記鏡の
表面に、鏡の表面全面を覆う保護フイルムを付着
するとともに、前記保護フイルムに該保護フイル
ムを鏡より剥がすためのつまみ部を設けてなるも
のであるから、つまみ部を持つて保護フイルムを
剥がさない限り鏡の表面が保護フイルムにより保
護され、コンパクト容器内に組み込まれた鏡の汚
れを防止することができるとともに、経時変化に
よつて鏡表面に生じる鏡のくもりを防止すること
ができる等の優れた効果を奏する。
そして、鏡と同形の保護フイルムとつまみ部と
は別個に設けるようにしたので、鏡は保護フイル
ムの付着したままの原版からコンパクトに適合し
た形に切断して形成したものをそのままコンパク
ト容器に組み込むことができ、その後、つまみ部
となるシールを添着すれば良いので、保護フイル
ム着き鏡とコンパクト容器の製造作業性を向上さ
せることができる。さらに、前記つまみ部は、保
護フイルムの上面と、前記鏡が組み込まれる蓋体
とにわたつて配置されたシールからなり、該シー
ルは、前記保護フイルムの上面に添着されてなる
構成にしたから、広い面積を有するつまみ部を設
けることができる。このため、つまみ部を容易に
引つ張ることができ、つまみ部を引つ張るとき
に、鏡表面に指紋等の汚れが付着するのを防止で
き、保護フイルムを容易に剥がすことができ、保
護フイルムの取り外し作業性を向上させるととも
に、鏡の表面をきれいに維持できる。
また、つまみ部を持つて簡単に保護フイルムを
剥がすことができるので、コンパクト容器の使い
勝手が悪くなることがないといつた利点もある。
さらに、保護フイルムは、透明な基板と、該基
板の裏面に設けた透明な接着剤層とから構成した
ので、鏡の表面を保護フイルムを通して透けて見
ることができ、鏡の状態の検査に支障をきたさな
い利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案の一実施例を示す
もので、第1図はコンパクト容器の斜視図、第2
図はシールを剥がした状態を示す要部の斜視図、
第3図aないしcは作用を説明するために示した
もので、それぞれ断面図、第4図は鏡の製造過程
を示す正面図、第5図は保護フイルムを半抜き状
態にしたシートの上面図、である。 1……容器本体、2……蓋体、3……蝶番、4
……固形化粧料、6……鏡、7……保護フイル
ム、8……基板、9……接着剤層、10……剥離
層、A……シート、15……シール、16,17
……舌片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 内部に鏡6が組み込まれてなるコンパクト容
    器において、前記鏡6の表面には、鏡6の表面
    全面を覆う保護フイルム7が付着されるととも
    に、前記保護フイルム7には該保護フイルム7
    を鏡6より剥がすためのつまみ部15が設けら
    れ、前記保護フイルム7は、透明な基板8と、
    該基板8の裏面に設けられた透明な接着剤層9
    とから構成され、前記つまみ部Tは、保護フイ
    ルム7の上面と、前記鏡6が組み込まれる蓋体
    2とにわたつて配置されたシール16からな
    り、該シール16は、前記保護フイルム7の上
    面に添着されていることを特徴とするコンパク
    ト容器。 2 前記保護フイルム7は、鏡の表面に対して付
    着性のある素材によつて形成されていることを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に記
    載のコンパクト容器。
JP1987158605U 1987-10-16 1987-10-16 Expired - Lifetime JPH0515847Y2 (ja)

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