JPH05158148A - 走行車両用カメラスタビライザ - Google Patents

走行車両用カメラスタビライザ

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JPH05158148A
JPH05158148A JP35022191A JP35022191A JPH05158148A JP H05158148 A JPH05158148 A JP H05158148A JP 35022191 A JP35022191 A JP 35022191A JP 35022191 A JP35022191 A JP 35022191A JP H05158148 A JPH05158148 A JP H05158148A
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JP
Japan
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camera
vehicle
parallel
links
link
Prior art date
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Pending
Application number
JP35022191A
Other languages
English (en)
Inventor
Setsuo Sato
節男 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOKO DENKI KK
Takaoka Toko Co Ltd
Original Assignee
TOKO DENKI KK
Toko Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by TOKO DENKI KK, Toko Electric Corp filed Critical TOKO DENKI KK
Priority to JP35022191A priority Critical patent/JPH05158148A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 走行中の衝撃や加減速によるカメラの振れを
確実に防ぎ画像を常に安定させる。 【構成】 左右の平行な面内にそれぞれに上下2段に組
み合わせた平行リンクを配設し、上下にカメラ雲台と車
両とを接続するとともに、雲台と車両との間にスプリン
グとダンパからなる緩衝装置を接続する。それにより、
車両とカメラとが相対的に上下左右に移動する場合でも
カメラの姿勢は平行リンク下部の車両に対して常に平行
に保たれる。また、車両に発生した衝撃によりカメラが
急激に移動しようとしても、緩衝装置が作動して移動が
緩やかになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビカメラを搭載し
た監視用走行車等に用いられる走行車両用カメラスタビ
ライザに関する。
【0002】
【従来の技術】テレビカメラを搭載した監視用走行車
が、走行中、通路に置かれている小石や、段差部を通過
すると、雲台に支持されているカメラは上下方向の衝撃
を受ける。また、監視用走行車が発進・停止する際も加
減速により、前後方向に慣性による力が発生する。図4
はカメラが衝撃を受けて距離Δsだけ移動した場合の撮
影画面の変化を示す。カメラが直線上を移動する場合、
画像のブレΔbはカメラの移動した距離Δsと等しい。
【0003】図5はテレビカメラが慣性力により、前後
に揺らされて光軸が微小角度Δαだけ振れた場合の撮影
画面の変化を示す。図中のθは画角、Lは撮影対象物ま
での距離、Fはその地点の撮影範囲である。ここで、映
像のブレΔaは数1により求められる。
【0004】
【数1】
【0005】また、同様にして撮影範囲Fは数2により
求められる。
【0006】
【数2】
【0007】ここで、画像上の実質的なブレの度合は、
撮影範囲Fに対するブレΔaの比で求められる。この値
をΔcとすると、Δcは数3のように表わされる。
【0008】
【数3】
【0009】このΔcの値が大きくなれば画像は大きく
ブレることになる。ここで、具体的な値として、L=7
m,θ=20°,Δα=1°を数1へ代入すると、映像
のブレΔaは122mmとなる。このようにカメラがわ
ずか1°傾いても、Δsが122mmにもの値となった
場合と同等の影響が発生してしまう。また、カメラのレ
ンズの焦点距離を望遠側にズームすると画角θが小さく
なるため、Fの値も小さくなり、相対的にΔcの値が大
きくなる。そこで、従来はこれら衝撃や慣性力を弱める
ため、カメラの支持部にスプリング等からなる緩衝装置
を取り付けていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、走行に
ともなって発生する衝撃の方向や大きさは、その都度変
化してしまうため、たんにカメラの支持部にスプリング
等を取り付けただけの緩衝装置では、画像ブレの最も大
きな原因であるカメラの振れを完全に解消することが不
可能であった。本発明は上記問題点を解決するためにな
されたものでその目的とするところは、走行中の衝撃や
加減速によるカメラの振れを確実に防止して画像を常に
安定させることを可能にした走行車両用カメラスタビラ
イザを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、上下2段に組み合わせた平行リンクを左
右の平行な面内にそれぞれ配設して上下にカメラ雲台と
車両とを接続するとともに、雲台と車両との間にスプリ
ングとダンパからなる緩衝装置を接続したことを特徴と
する。
【0012】
【作用】本発明においては、上下2段に組み合わせた平
行リンクの上部にカメラ雲台が支持されていることによ
り、車両とカメラとが相対的に上下左右に移動する場合
でもカメラの姿勢は平行リンク下部の車両に対して平行
に保たれる。また、カメラが車両に対して急激に移動し
ようとしても、緩衝装置により移動が緩やかになる。
【0013】
【実施例】以下、図に沿って本発明に係る走行車両用カ
メラスタビライザの実施例を説明する。図1は本発明の
実施例の正面図であり、図2はその側面図である。図に
おいて、1はテレビカメラであり、雲台2に旋回自在に
支持されている。雲台2は上板3に固定されている。上
板3と下方の下板5とは、平行リンク機構4により平行
に支持されている。下板5は走行する車両本体6に一体
的に固定されている。なお、この平行リンク機構4の設
置方向と車両本体6の進行方向とは平行である。
【0014】次に、平行リンク機構4について説明す
る。上板3の下面の4か所にはL形のブラケット7〜1
0が配設されている。同様に、下板5の上面の4か所に
も、ブラケット7〜10に対応して、L形のブラケット
12〜15が配設されている。ブラケット7〜10と短
いリンク18〜21とが支軸16,17によりそれぞれ
連結される。また、ブラケット12〜15と短いリンク
25〜28とが支軸23,24によりそれぞれ連結され
る。
【0015】リンク18,20とリンク25,27と長
いリンク33,34とが支軸31によりそれぞれ連結さ
れる。また、リンク19,21とリンク26,28とリ
ンク33,34とが支軸32によりそれぞれ連結され
る。リンク33,34の前後端はそれぞれステイ35,
36により接続されている。これらリンク18〜21お
よびリンク25〜28は互いに等しい長さであり、ま
た、リンク33,34も互いに等しい長さである。これ
らの構成によりリンク33,34を共通のリンクとし
て、上下2段にそれぞれ2組の平行リンク4a,4bが
形成される。この平行リンク4a,4bがリンク機構4
となる。
【0016】その結果、平行リンク4aに支持される上
板3は、平行リンク4bに支持される下板5に対して上
下左右の移動が可能であるとともに、常に平行な姿勢に
保たれる。また、上板3の下面のブラケット7〜10よ
りも内側の4か所にはL形のブラケット41〜44が配
設されている。同様に、下板5の上面4か所にもL形の
ブラケット45〜48が配設されている。さらに、ブラ
ケット41〜44の走行車両進行方向のスパンは、ブラ
ケット45〜48のそれよりも短かくなっている。ブラ
ケット41〜44とブラケット45〜48との間には、
緩衝装置であるところのスプリング51〜54とダンパ
55〜58がそれぞれ接続されて、定常時における上板
3と下板5との上下・左右方向の位置関係を一定に保つ
とともに、急激な衝撃が入力された場合はこれを和らげ
て伝達する。
【0017】図3は、平行リンク機構4の構成を示した
説明図である。図中のAは上板3であり、Bはリンク3
3,34であり、Cは下板5であり、それぞれの長さL
1,L2,L3は互いに等しい。また、Dはリンク1
8,20であり、Eはリンク25,27であり、Fはリ
ンク19,21であり、Gはリンク26,28であり、
それぞれの長さL4,L5,L6,L7は互いに等し
い。なお、図中のa〜fはリンク相互の連結点である。
【0018】その結果、上段には平行リンク4aである
ところの4節リンクADBFが、下段には平行リンク4
bであるところの4節リンクBECGがそれぞれ形成さ
れる。このように、平行な4節リンクを上下2段に組み
合わせると、周知のように最上部のリンクAと最下部の
リンクCとは互いに独立して、前後および上下方向の動
作が可能になる。本発明はこのリンクAとリンクCが独
立して動作することに着目して、カメラ雲台の緩衝装置
に用いたものである。
【0019】このようにして、実施例の走行車両用カメ
ラスタビライザでは、テレビカメラ1を支持する上板3
が緩衝装置を介して下板5に支えられるとともに、平行
リンク機構4により常に下板5と平行に保たれることに
より、車両本体6が走行中に上下に振動しても、その振
動が緩衝装置に弱められ、しかも、加減速により、テレ
ビカメラ1に振れを起こすような慣性力が発生しても、
テレビカメラ1の姿勢は平行に保たれる。それにより、
テレビカメラ1からは常に安定した画像が得られるよう
になる。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、カメ
ラ雲台を上下2段に組み合わせた平行リンクを介して車
両に取付けたことにより、カメラの姿勢が常に平行に保
たれる。そのため、走行中に衝撃や加減速が発生しても
カメラの振れることが防止されて画像が大きくぶれるこ
とが解消される。また、カメラの平行な移動も緩衝装置
により緩やかにされて、さらに安定した画像が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の正面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】平行リンク機構の構成を示す説明図である。
【図4】カメラが衝撃を受けた場合の撮影画面の変化を
示す説明図である。
【図5】カメラが慣性力を受けた場合の撮影画面の変化
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 テレビカメラ 2 雲台 3 上板 4 平行リンク機構 4a,4b 平行リンク 5 下板 6 車両本体 7〜10,12〜15 ブラケット 16,17 支軸 18〜21 リンク 23,24 支軸 25〜28 リンク 31,32 支軸 33,34 リンク 35,36 ステイ 41〜48 ブラケット 51〜54 スプリング 55〜58 ダンパ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下2段に組み合わせた平行リンクを左
    右の平行な面内にそれぞれ配設して上下にカメラ雲台と
    車両とを接続するとともに、雲台と車両との間にスプリ
    ングとダンパからなる緩衝装置を接続したことを特徴と
    する走行車両用カメラスタビライザ。
JP35022191A 1991-12-09 1991-12-09 走行車両用カメラスタビライザ Pending JPH05158148A (ja)

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