JPH05157919A - 半導体光導波路およびその製造方法 - Google Patents

半導体光導波路およびその製造方法

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JPH05157919A
JPH05157919A JP34961691A JP34961691A JPH05157919A JP H05157919 A JPH05157919 A JP H05157919A JP 34961691 A JP34961691 A JP 34961691A JP 34961691 A JP34961691 A JP 34961691A JP H05157919 A JPH05157919 A JP H05157919A
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gainp
semiconductor
optical waveguide
gaas
clad layer
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貴一 ▲浜▼本
Kiichi Hamamoto
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体のエッチング工程を用いずにGaAs
系半導体光導波路の製造が可能であり、低損失で、かつ
微細なGaAs系半導体光導波路を再現性良く、広い面
積にわたって製造することができる方法、および上述の
方法により製造される超低損失のGaAs系半導体光導
波路を提供する。 【構成】 GaAs系半導体光導波路を製作する際に、
エッチング工程によるリッジ形成をするのではなく、平
坦なダブルヘテロ結晶上に誘電体をマスクとして選択的
にGaInPリッジを成長する。このとき、リッジ側面
も平滑な結晶面とすることができるので、散乱損失の無
い超低損失な導波型光制御デバイスを実現できる。しか
も、この製造方法においては、半導体のエッチングは不
要であり、エッチングを行うのは薄い誘電体膜のみであ
る上に、GaInPはAlGaAsに比べて容易に選択
成長できるので、微細な半導体光導波路を広い面積にわ
たって均一かつ再現性良く製造することができ、集積化
や量産化に適する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、将来の光通信システム
や光情報処理システムにおいて重要なエレメントとなる
半導体光導波路、特に伝搬光の損失が小さく、半導体の
エッチングを伴わないため製造方法としても簡単な半導
体光導波路に関する。
【0002】
【従来の技術】光エレクトロニクスの進歩とともに、半
導体光デバイスの集積化の研究開発が近年盛んに進めら
れている。半導体光集積回路の重要なコンポーネントの
一つである半導体光導波路は、半導体電子デバイスで培
われた微細加工技術を応用することによって半導体基板
上に実現でき、同一基板上の半導体光マトリクススイッ
チの各スイッチ間や、半導体光機能素子間の接続(例え
ば、光源とスイッチやアンプなどとの接続)に用いられ
る。特にGaAs系半導体光導波路は長波長帯で低損失
であり、また微細加工技術に優れる、などの特徴を有し
ており、マトリクス光スイッチ間を接続する光導波路
や、2本の導波路を近接させた方向性結合器型光スイッ
チなどへの応用が精力的に進められている。低損失性に
関しては、近年E.Kaponらによって波長1.52
μmにおいて0.15dB/cmという低損失光導波路
がGaAs/AlGaAs系で実現できることがアプラ
イドフィジックス レターズ(Applied Phy
sics Letters)誌第50巻第23号(19
87)のP1628〜1630ページにおいて報告され
ている。GaAsおよびAlGaAsのバンドギャップ
波長は1.3μmおよび1.5μm帯に比べて十分に短
波長側にあるため、上述のような低損失光導波路を実現
することができる。しかしながら、上述の低損失GaA
s/AlGaAs光導波路はウェットエッチングにより
形成されたものであり、微細な導波路を広い面積にわた
って均一性良く形成するには不向きである。したがっ
て、上述の導波路形成法ではいくら低損失の導波路が実
現できても、それを集積光デバイスへ適用したり、もし
くは単体光デバイスの量産化へと適用したりすることは
難しい。その上、エッチング深さはそのまま導波路内へ
の光の閉じ込めの強さを左右するため、エッチング深さ
の再現性にも課題がある。これに対して、ドライエッチ
ングを利用すれば微細な導波路を広い面積にわたって均
一にかつ再現性良く形成することができる。しかしなが
ら、現状のドライエッチング技術ではエッチング底面や
エッチング側面に微少な凹凸ができることは避けられ
ず、その凹凸により伝搬光に散乱損失が生ずるので、損
失低減には限りがある。さらに、ドライエッチングにお
いてはエッチング底面にダメージが誘起され、このダメ
ージも伝搬光に対して損失を与える。このような理由に
よりドライエッチングを用いた半導体光導波路の損失を
ウェットエッチングを用いた場合のように減少させるの
は困難である。以上のように、微細な導波路を広い面積
にわたって均一かつ再現性良く実現し、さらに、低損失
な導波路を実現させるという点に解決すべき課題があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、GaA
s系半導体光導波路は、大規模集積化や単体光デバイス
の量産化へと適用できるような、微細でしかも低損失な
光導波路を製作する技術が確率していない。本発明が解
決しようとする課題は、半導体のエッチングを行わずに
微細で低損失なGaAs系半導体光導波路を製造する方
法を提供し、この製造方法により製作されるGaAs系
半導体光導波路の構造を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述のような課題を解決
するために、本発明においては、GaAs半導体基板上
に、少なくともAlGaAs又はGaInP半導体第1
クラッド層、半導体導波層、GaInP半導体第2クラ
ッド層が順次積層された層構造を有し、該GaInP半
導体第2クラッド層上に、GaInP半導体第3クラッ
ド層でリッジが形成されて直線形状の3次元光導波路が
形成されており、前記リッジの側面が(111)面であ
ることを特徴とする半導体光導波路の構造を採用し、そ
の製造方法として、GaAs半導体基板上に、少なくと
もAlGaAs又はGaInP半導体第1クラッド層、
半導体導波層、GaInP半導体第2クラッド層を順次
に積層する工程と、該GaInP半導体第2クラッド層
上に選択結晶成長用誘電体マスクパターンを形成する工
程と、該マスクパターンの開口部だけにGaInP半導
体第3クラッド層を選択的に成長することによりリッジ
部を形成して3次元光導波路を形成する工程とを少なく
とも含むことを特徴とする半導体光導波路の製造方法を
採用した。
【0005】
【作用】本発明においては、半導体光導波路を製作する
際に半導体のエッチング工程を用いずに、選択成長の際
のマスクとなる薄い誘電体膜(例えばSiO2 膜)をエ
ッチングによりパターニングし、リッジ部はGaInP
の選択的な結晶成長により形成する。この工程は、半導
体層と薄い誘電体膜との選択比が取れる様なウェットエ
ッチングを用いることによって、エッチング深さの再現
性を気にすることなく行なうことが可能であり、薄い誘
電体膜を微細でかつ均一にパターニングすることは半導
体をμmオーダの深さに均一かつ再現性良くエッチング
する場合に比べるとはるかに容易である。また、導波路
そのものの均一性は結晶成長工程のみに依存し、その後
のプロセス工程には依存しない。しかも、GaInPを
選択的に結晶成長させているので、酸化されやすいAl
を含むAlGaAsを選択的に結晶成長する場合に比べ
容易に作製することができる。したがって本製造法によ
れば、微細な半導体光導波路を再現性良く、均一に広い
面積にわたって製造することができる。また、本製造方
法においては、半導体のドライエッチングを用いないの
で、エッチングにより誘起されるダメージは全く生じ
ず、それによる伝搬光の損失も生じない。しかも、本製
造方法によって製造された半導体光導波路の構造は、リ
ッジ側面が平滑な(111)面であるので、リッジ側面
での散乱損失を無くすることができる。言うまでもなく
リッジ側面以外の部分もすべて平滑な結晶面であるので
散乱損失は生じない。さらに、本半導体光導波路はGa
As系材料で構成されており、InP系等の材料と比べ
長波長帯の光に対する吸収損失は生じない。したがっ
て、本発明によれば超低損失で微細な半導体光導波路を
再現性良く、広い面積にわたって均一に製造することが
できる。
【0006】
【実施例】以下図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。図1は本発明により光導波路の一例としてGaAs
/GaInP半導体光導波路の第1の実施例を示す断面
図である。(100)GaAs半導体基板101上に、
GaInP第1クラッド層102、GaAs導波層10
3、GaInP第2クラッド層104が順次積層され、
その上にGaInP第3クラッド層が選択成長されリブ
が形成された光導波路構造となっている。
【0007】まず図1に示したGaAs/GaInP半
導体光導波路の製造方法について、図3〜図7を用いて
説明する。まず(100)面方位のGaAs基板101
上に、有機金属気相成長法(以下MOVPE法と略す
る)等を用いて、GaInP第1クラッド層102を約
1μm、GaAs導波層103を0.3μm、GaIn
Pクラッド第2層104を0.2μm順次積層する(図
3)。次に、GaInP第2クラッド層104の上にS
iO2 膜201を形成し(図4)、通常のフォトリソグ
ラフィ技術を用いてSiO2 膜201をパターニングす
る(図5)。このSiO2 膜は後にリッジ部を選択的に
成長する際のマスクとなるので、後にリッジを形成すべ
き部分がストライプ状の空隙部201となるようにパタ
ーニングを行う(図5)。また、空隙部のストライプ方
向は[011]方向とし、ストライプ幅は4μmであ
る。次に、再度MOVPE法を用いて、上述のストライ
プ状の空隙部202上のみに選択的にGaInP第3ク
ラッド層105を1μm成長する(図6)。このとき、
形成されたリッジの側面は(111)B面となり、平滑
なリッジ側面が得られる。この後、バッファードふっ酸
等でSiO2 膜を除去する(図7)。
【0008】以上が、本発明による半導体光導波路の実
施例であり、上述の半導体光導波路の導波損失が超低損
失であり、かつ、作製された光導波路が広い面積にわた
って均一で再現性良く作製される製造方法である原理を
以下に述べる。
【0009】本発明による光導波路は、リッジをGaI
nPの選択成長により形成しており、リッジ側面はもち
ろんのこと、全ての面が平滑な結晶面である。このた
め、従来の半導体のエッチングにより形成した光導波路
においては必ず生じる散乱損失は、本実施例においては
本質的に生じない。また、半導体自体をエッチングする
工程がないので、ドライエッチング工程にともなうプラ
ズマダメージや、ウェットエッチング工程にともなうエ
ッチング面の荒れなども本質的に避けることができる。
さらに、本光導波路はGaAs系材料から構成されてお
り、InP系材料と比べ長波長帯の光に対して吸収損失
は生じない。したがって、従来に比べて大幅に低損失な
光導波路を本発明により実現できる。また、本発明によ
る光導波路の光の閉じ込めは、選択成長前の結晶成長工
程および選択成長用のSiO2 マスクのパターニング工
程のみに依存し、SiO2 を広い面積にわたって均一に
パターニングする事は、半導体を数μmエッチングする
工程に比べてはるかに簡単である上に、GaInPを選
択成長しているので、酸化されやすいAlを含むAlG
aAsを選択成長することに比べ容易に選択成長するこ
とが可能であり、微細な光導波路を広い面積にわたって
均一で再現性良く作製することができる。
【0010】図2は本発明による光導波路の一例として
GaAs/AlGaAs/GaInP半導体光導波路の
第2の実施例を示す断面図である。(100)GaAs
半導体基板101上に、AlGaAs第1クラッド層1
12、GaAs導波層103、GaInP第2クラッド
層104が順次積層され、その上にGaInP第3クラ
ッド層が選択成長されリブが形成された光導波路構造と
なっている。
【0011】まず図1に示したGaAs/AlGaAs
/GaInP半導体光導波路の製造方法について、図8
〜図12を用いて説明する。まず、(100)面方位の
GaAs基板101上に、有機金属気相成長法(以下M
OVPE法と略する)等を用いて、AlGaAs第1ク
ラッド層112を約1μm、GaAs導波層103を
0.3μm、GaInP第2クラッド層104を0.2
μm順次積層する(図8)。次に、GaInP第2クラ
ッド層104の上にSiO2 膜201を形成し(図
9)、通常のフォトリソグラフィ技術を用いてSiO2
膜201をパターニングする(図10)。このSiO2
膜は後にリッジ部を選択的に成長する際のマスクとなる
ので、後にリッジを形成すべき部分がストライプ状の空
隙部201となるようにパターニングを行う(図1
0)。また、空隙部のストライプ方向は[011]方向
とし、ストライプ幅は4μmである。次に、再度MOV
PE法を用いて、上述のストライプ状の空隙部202上
のみに選択的にGaInP第3クラッド層105を1μ
m成長する(図11)。このとき、形成されたリッジの
側面は(111)B面となり、平滑なリッジ側面が得ら
れる。この後バッファードふっ酸等でSiO2 膜を除去
する(図12)。
【0012】以上が、本発明による半導体光導波路の実
施例であり、上述の半導体光導波路の導波損失が超低損
失であり、かつ、作製された光導波路が広い面積にわた
って均一で再現性良く作製される製造方法である原理を
以下に述べる。
【0013】本発明による光導波路は、第1の実施例と
同様に、リッジをGaInPの選択成長により形成して
おり、リッジ側面はもちろんのこと、全ての面が平滑な
結晶面である。このため、従来の半導体エッチングによ
り形成した光導波路においては必ず生じる散乱損失は、
本実施例においては本質的に生じない。また、半導体自
体をエッチングする工程がないので、ドライエッチング
工程にともなうプラズマダメージや、ウェットエッチン
グ工程にともなうエッチング面の荒れなども本質的に避
けることができる。さらに、本光導波路はGaAs系材
料から構成されており、InP系材料と比べ長波長帯の
光に対して吸収損失は生じない。したがって、従来に比
べて大幅に低損失な光導波路を本発明により実現でき
る。また、本発明による光導波路の光の閉じ込めは、選
択成長前の結晶成長工程および選択成長用のSiO2
スクのパターニング工程のみに依存し、SiO2 を広い
面積にわたって均一にパターニングする事は、半導体を
数μmエッチングする工程に比べてはるかに簡単である
上に、GaInPを選択成長しているので、酸化されや
すいAlを含むAlGaAsを選択成長することに比べ
容易に選択成長することが可能であり、微細な光導波路
を広い面積にわたって均一で再現性良く作製することが
できる。
【0014】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明において
は、全ての面が平滑な結晶面で構成された半導体光導波
路であり、かつ、GaAs系材料から構成されており長
波長帯での吸収損失が生じないので、超低損失な半導体
光導波路である。また、製造方法として、光導波路を製
作する際に半導体のエッチングは用いずに、選択成長の
際のマスクとなる薄い誘電体膜(例えばSiO2 膜)を
エッチングによりパターニングし、リッジ部はGaIn
Pの選択成長により形成する。薄い誘電体膜を広い面積
にわたって、再現性良く、微細にパターニングすること
は半導体をμmオーダの深さにエッチングする場合に比
べるとはるかに容易である上に、GaInPを選択成長
しているので、酸化されやすいAlを含むAlGaAs
を選択成長する場合に比べ容易に作製することが可能で
あり、本製造法によれば、微細で超低損失な半導体光導
波路を、広い面積にわたって均一に再現性良く製造する
ことができる。
【0015】なお、本発明は上記の実施例に限定される
ものではない。本発明では、結晶成長法としてMOVP
E法を用いたが、選択成長が可能であれば他の成長方法
でもよく、例えば、MOMBE法でもよい。また本発明
が実施例で示した素子形状、すなわち各層の厚さや各層
の組成及び導波路寸法等、に限定されるものではないこ
とは言うまでもない。また、選択成長の為のマスクであ
るSiO2 膜201を本実施例では除去しているが、そ
のまま残しても何等差し仕えはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例であるGaAs/GaI
nP光導波路の構造を示す断面図ある。
【図2】本発明の第2の実施例であるGaAs/AlG
aAs/GaInP光導波路の構造を示す断面図ある。
【図3】本発明による光導波路の第1の製造方法の工程
において生成される構造を示す断面図である。
【図4】本発明による光導波路の第1の製造方法の工程
において生成される構造を示す断面図である。
【図5】本発明による光導波路の第1の製造方法の工程
において生成される構造を示す断面図である。
【図6】本発明による光導波路の第1の製造方法の工程
において生成される構造を示す断面図である。
【図7】本発明による光導波路の第1の製造方法の工程
において生成される構造を示す断面図である。
【図8】本発明による光導波路の第2の製造方法の工程
において生成される構造を示す断面図である。
【図9】本発明による光導波路の第2の製造方法の工程
において生成される構造を示す断面図である。
【図10】本発明による光導波路の第2の製造方法の工
程において生成される構造を示す断面図である。
【図11】本発明による光導波路の第2の製造方法の工
程において生成される構造を示す断面図である。
【図12】本発明による光導波路の第2の製造方法の工
程において生成される構造を示す断面図である。
【符号の説明】
101 (100)面GaAs基板 102 GaInP第1クラッド層 103 GaAs導波層 104 GaInP第2クラッド層 105 GaInP第3クラッド層 107 SiO2 膜 112 AlGaAs第1クラッド層 202 空隙部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、GaA
s系半導体光導波路は、大規模集積化や単体光デバイス
の量産化へと適用できるような、微細でしかも低損失な
光導波路を製作する技術が確立していない。本発明が解
決しようとする課題は、半導体のエッチングを行わずに
微細で低損失なGaAs系半導体光導波路を製造する方
法を提供し、この製造方法により製作されるGaAs系
半導体光導波路の構造を提供することにある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】まず図1に示したGaAs/GaInP半
導体光導波路の製造方法について、図3〜図7を用いて
説明する。まず(100)面方位のGaAs基板101
上に、有機金属気相成長法(以下MOVPE法と略す
る)等を用いて、GaInP第1クラッド層102を約
1μm、GaAs導波層103を0.3μm、GaIn
Pクラッド第2層104を0.2μm順次積層する(図
3)。次に、GaInP第2クラッド層104の上にS
iO2 膜201を形成し(図4)、通常のフォトリソグ
ラフィ技術を用いてSiO2 膜201をパターニングす
る(図5)。このSiO2 膜は後にリッジ部を選択的に
成長する際のマスクとなるので、後にリッジを形成すべ
き部分がストライプ状の空隙部202となるようにパタ
ーニングを行う(図5)。また、空隙部のストライプ方
向は[011]方向とし、ストライプ幅は4μmであ
る。次に、再度MOVPE法を用いて、上述のストライ
プ状の空隙部202上のみに選択的にGaInP第3ク
ラッド層105を1μm成長する(図6)。このとき、
形成されたリッジの側面は(111)B面となり、平滑
なリッジ側面が得られる。この後、バッファードふっ酸
等でSiO2 膜を除去する(図7)。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】まず図1に示したGaAs/AlGaAs
/GaInP半導体光導波路の製造方法について、図8
〜図12を用いて説明する。まず、(100)面方位の
GaAs基板101上に、有機金属気相成長法(以下M
OVPE法と略する)等を用いて、AlGaAs第1ク
ラッド層112を約1μm、GaAs導波層103を
0.3μm、GaInP第2クラッド層104を0.2
μm順次積層する(図8)。次に、GaInP第2クラ
ッド層104の上にSiO2 膜201を形成し(図
9)、通常のフォトリソグラフィ技術を用いてSiO2
膜201をパターニングする(図10)。このSiO2
膜は後にリッジ部を選択的に成長する際のマスクとなる
ので、後にリッジを形成すべき部分がストライプ状の空
隙部202となるようにパターニングを行う(図1
0)。また、空隙部のストライプ方向は[011]方向
とし、ストライプ幅は4μmである。次に、再度MOV
PE法を用いて、上述のストライプ状の空隙部202上
のみに選択的にGaInP第3クラッド層105を1μ
m成長する(図11)。このとき、形成されたリッジの
側面は(111)B面となり、平滑なリッジ側面が得ら
れる。この後バッファードふっ酸等でSiO2 膜を除去
する(図12)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 GaAs半導体基板上に、少なくともA
    lGaAs又はGaInP半導体第1クラッド層、半導
    体導波層、GaInP半導体第2クラッド層が順次積層
    された層構造を有し、該GaInP半導体第2クラッド
    層上に、GaInP半導体第3クラッド層でリッジが形
    成されて直線形状の3次元光導波路が形成されており、
    前記リッジの側面が(111)面であることを特徴とす
    る半導体光導波路。
  2. 【請求項2】 GaAs半導体基板上に、少なくともA
    lGaAs又はGaInP半導体第1クラッド層、半導
    体導波層、GaInP半導体第2クラッド層を順次に積
    層する工程と、該GaInP半導体第2クラッド層上に
    選択結晶成長用誘電体マスクパターンを形成する工程
    と、該マスクパターンの開口部だけにGaInP半導体
    第3クラッド層を選択的に成長することによりリッジ部
    を形成して3次元光導波路を形成する工程とを少なくと
    も含むことを特徴とする半導体光導波路の製造方法。
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