JPH05157856A - 回転ベゼルの取付構造 - Google Patents

回転ベゼルの取付構造

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JPH05157856A
JPH05157856A JP34898691A JP34898691A JPH05157856A JP H05157856 A JPH05157856 A JP H05157856A JP 34898691 A JP34898691 A JP 34898691A JP 34898691 A JP34898691 A JP 34898691A JP H05157856 A JPH05157856 A JP H05157856A
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JP
Japan
Prior art keywords
rotating bezel
rotary bezel
spring member
bezel
rotation
Prior art date
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Pending
Application number
JP34898691A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Sonoda
博行 園田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP34898691A priority Critical patent/JPH05157856A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転ベゼルの一方向へのクリック回転を行う
一方、他方向への回転を確実に防止する。 【構成】 時計ケース1に回転可能に設けた回転ベゼル
2の下面に凹凸部9を形成する。回転ベゼル2下部の時
計ケース1にばね部材11を固定する。ばね部材11の
一部を起立した板ばね部12を回転ベゼル2の凹凸部9
に係合させ、回転ベゼル2の一方向へのクリック回転を
可能とする。板ばね部12の先端を径方向に屈曲してロ
ック部13とし、時計ケース1の開口部14内に挿入し
て回転ベゼル2の逆方向回転時の板ばね部12の変形を
防止し、回転ベゼル2の逆方向回転を規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は腕時計に取り付けられる
回転ベゼルの逆転を防止した回転ベゼルの取付構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】図11は腕時計に対する回転ベゼルの従
来の取付構造を示す。上面に時計ガラス32が嵌め込み
固定された時計ケース31の上部外周部に回転ベゼル3
3が回転可能に取り付けられている。回転ベゼル33は
一方向へのみ回転し、逆方向への回転が規制される構造
となっている。このため回転ベゼル33の下面に凹凸部
37が形成されると共に、時計ケース31の上面には回
転ベゼル33の凹凸部37に係合するばね部材34が設
けられている。
【0003】図12はこの逆転防止のための構造を示
し、ばね部材34から板ばね部35が斜め方向に弾性的
に起立されている。また、回転ベゼル33下面の凹凸部
37は同ベゼル33の一方向への回転のみを許容するラ
チェット歯形状に成形されている。このような構造にお
いて、回転ベゼル33に矢印X方向への外力を作用させ
ると、板ばね部35の先端36が弾性的に変形しながら
回転ベゼル33との接触状態を維持するため、同方向へ
対して回転ベゼル33はクリック感を有しながら回転す
る。一方、矢印Xと反対方向への外力を作用させると、
板ばね部35の先端36と回転ベゼル33の凹凸部37
とが当接するため、逆方向への回転が規制される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の構
造では、回転ベゼル33に逆方向の強い力が作用した場
合には、板ばね部35の先端36を凹凸部37が走行す
ることがあり、これにより回転ベゼル33が不用意に回
転する不都合がある。また、この逆転の際には板ばね部
35が強制的に変形してばね部材34が変形癖が残り、
このため、クリック感が減少したり、逆転防止を確実に
行うことができなくなる問題があった。
【0005】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
であり、逆転を確実に防止できると共に、逆転に伴うば
ね部材の変形をも防止することが可能な回転ベゼルの取
付構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、時計ケースと、下面に凹凸部が形成され前
記時計ケースの上部外周部に回転可能に取り付けられた
回転ベゼルと、この回転ベゼルの下部に設けられ前記凹
凸部と係合して回転ベゼルの回転を一方に規制するばね
部材とを備え、前記時計ケースの所定位置に開口部が形
成され、この開口部内に前記ばね部材の先端部が挿入さ
れて前記回転ベゼルに他方向の回転力が作用したとき、
同方向へのばね部材の移動が規制されることを特徴とす
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図示する実施例により具体的
に説明する。なお、各実施例において共通の要旨は共通
の符号を付して対応させることにより、重複する説明を
省略する。
【0008】図1ないし図4は本発明の第1実施例であ
り、図1および図2に示すよう、時計ケース1の上部外
周部に合成樹脂、金属などからなる回転ベゼル2が取り
付けられている。時計ケース1内には時計モジュール
(図示省略)が収納されており、その上面には時計ガラ
ス3がガラスパッキン4を介して嵌め込み固定されると
共に、下面には裏蓋5が装着され、シールリング6によ
り気密性が保持されている。この時計ケース1の内方立
ち上がり部分には周溝8が形成され、この周溝8内にO
リング7が嵌め込まれている。
【0009】回転ベゼル2はリング形状に成形されてお
り、Oリング7が嵌められた周溝8内に内側突起2aが
圧入されることにより、外れ止め状態で時計ケース1に
回転可能に取り付けられている。この回転ベゼル2の下
面には回転時のクリック感を発生するための凹凸部9が
形成されている。また、回転ベゼル2下面との時計ケー
ス1の対向面には段状に低くなった溝部10が形成さ
れ、この溝部10にばね部材11が接着、ねじ止めなど
により固定されている。
【0010】ばね部材11は平面リング形状に成形され
ており、その一部分が円周方向に切欠かれることにより
弾性変形可能な板ばね部12が形成されている。この板
ばね部12は時計ケース1の溝部10から斜めに立ち上
がり、その上部が径方向に屈曲されることにより回転ベ
ゼル2の凹凸部9に達して、同部9と係合する係合部1
5となっている。図3はこのばね部材11の板ばね部1
2を示し、屈曲された板ばね部12の上部の係合部15
が回転ベゼル2の凹凸部9の凸部9aに弾性的に係合し
ている。また、この凸部9aに係合した板ばね部12部
の係合部15のさらに先端部分は略水平方向に折り曲げ
られて回転ベゼル2の凹凸部9から抜け出ることにより
ロック部13となっている(図1参照)。そして、この
ロック部13に対応した時計ケース1にはロック部13
が挿入される開口部14が形成されている。このように
ばね部材11の板ばね部12の先端のロック部13が時
計ケース1の開口部14に挿入された状態では、ばね部
材11に回転力が作用しても、ばね部材11が同方向に
移動することを規制することができる。
【0011】次に本実施例の作動を説明する。回転ベゼ
ル2の下面の凹凸部9における凸部9aは図3に示すよ
うに、垂直状のA面と、傾斜状のB面とからなってお
り、回転ベゼル2を図3および図4の矢印G方向に回転
させると、板ばね部12の係合部15はB面を摺動する
ため板ばね部12は図3の矢印M方向に弾性的に変形す
る。そして、B面が通過すると、板ばね部12はその弾
性力によって同図の矢印N方向に復帰する。かかる作動
は回転ベゼル2の回転に伴って断続的に行われるため、
クリック感のある回転を行うことができる。
【0012】一方、回転ベゼル2に矢印H方向への回転
力を作用させると、凸部9aのA面が板ばね部12の上
部に当接するが、このA面の当接では板ばね部12の弾
性変形ができないため、回転ベゼル2の矢印H方向への
回転が規制される。このとき、板ばね部12の先端側の
ロック部13が図2および図4に示すように、時計ケー
ス1の開口部14内に挿入されて固定されているため、
矢印H方向への強い回転力が作用しても、板ばね部12
は弾性変形することがなく、これにより同方向への回転
ベゼル2の不用意な回転を確実に防止できると共に、板
ばね部12の変形も防止することができる。従って、回
転ベゼル2は一方向(矢印G方向)へのみ回転し、逆方
向(矢印H方向)への回転を確実に防止することができ
る。
【0013】図5およぴ図6は本発明の第2実施例を示
す。この第2実施例ではばね部材11の外周側が部分的
に切り欠かれて、斜め方向に起立されることにより板ば
ね部12が形成されている。そして、この板ばね部12
の上部が径方向に屈曲されて、係合部15となっている
と共に、この係合部15の先端部分のロック部13が時
計ケース1の開口部14内に挿入されている。このよう
な構成では、第1実施例に比べて、ばね部材11を幅狭
にした状態で、第一実施例と同様な作用を行うことがで
きるため、時計ケース1の外径を小さくできるメリット
がある。
【0014】図7ないし図10は本発明の第3実施例を
示す。この第3実施例では図9に示すように、板ばね部
12の上部の係合部15が回転ベゼル2の凸部9aにお
けるB面と同一の斜面形状となっている。すなわち係合
部15は凸部9aのB面と同一の傾斜で屈曲されること
により、係合部15全体がB面に接触している。このよ
うな構造では、係合部15が凸部9aのB面と確実に摺
動して板ばね部12が弾性変形すると共に、係合部15
と凸部9aのB面との間に摩擦力が作用するため、矢印
G方向への回転ベゼル2の回転操作の操作性が向上す
る。また、板ばね部12のばね強度も大きくなるため、
ばね部材11を幅狭とすることができ、これにより時計
ケース1の外径を小さくすることができる。
【0015】
【発明の効果】本発明は回転ベゼルの凹凸部に係合する
ばね部材の先端を時計ケースの開口部内に挿入した構造
のため、回転ベゼルに逆方向の回転力が作用しても同方
向へのばね部材の移動を規制でき、これにより回転ベゼ
ルの逆方向への回転を確実に防止できると共に、ばね部
材の変形も防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の断面図。
【図2】本発明の第1実施例の平面図。
【図3】本発明の第1実施例の作動を示す断面図。
【図4】本発明の第1実施例の作動を示す平面図。
【図5】本発明の第2実施例の断面図。
【図6】本発明の第2実施例の平面図。
【図7】本発明の第3実施例の断面図。
【図8】本発明の第3実施例の平面図。
【図9】本発明の第3実施例の作動を示す断面図。
【図10】本発明の第3実施例の作動を示す平面図。
【図11】従来構造の断面図。
【図12】従来構造の作動を示す断面図。
【符号の説明】
1 時計ケース 2 回転ベゼル 9 凹凸部 13 ロック部 14 開口部 15 係合部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時計ケースと、下面に凹凸部が形成され
    前記時計ケースの上部外周部に回転可能に取り付けられ
    た回転ベゼルと、この回転ベゼルの下部に設けられ前記
    凹凸部と係合して回転ベゼルの回転を一方に規制するば
    ね部材とを備え、前記時計ケースの所定位置に開口部が
    形成され、この開口部内に前記ばね部材の先端部が挿入
    されて前記回転ベゼルに他方向の回転力が作用したと
    き、同方向へのばね部材の移動が規制されることを特徴
    とする回転ベゼルの取付構造。
JP34898691A 1991-12-06 1991-12-06 回転ベゼルの取付構造 Pending JPH05157856A (ja)

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JP34898691A JPH05157856A (ja) 1991-12-06 1991-12-06 回転ベゼルの取付構造

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JP34898691A JPH05157856A (ja) 1991-12-06 1991-12-06 回転ベゼルの取付構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05157856A true JPH05157856A (ja) 1993-06-25

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34898691A Pending JPH05157856A (ja) 1991-12-06 1991-12-06 回転ベゼルの取付構造

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