JPH05157649A - 高耐蝕性圧力センサ - Google Patents

高耐蝕性圧力センサ

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JPH05157649A
JPH05157649A JP36085091A JP36085091A JPH05157649A JP H05157649 A JPH05157649 A JP H05157649A JP 36085091 A JP36085091 A JP 36085091A JP 36085091 A JP36085091 A JP 36085091A JP H05157649 A JPH05157649 A JP H05157649A
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JP
Japan
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pressure sensor
diaphragm
silicon
glass
silicon oxide
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Pending
Application number
JP36085091A
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English (en)
Inventor
Yoshito Takehana
良人 竹花
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 耐蝕性の高い圧力センサ、とくに医療器具の
高温滅菌消毒などに使用される塩素系の薬品に対して耐
蝕性の高い圧力センサを提供することを目的とする。 【構成】 本発明による高耐蝕性圧力センサでは、接液
部をパイレックス、石英ガラスなどのガラスを用いて作
成するか、又は珪素の表面に酸化、窒化などの反応を生
ぜしめ、酸化珪素、窒化珪素あるいは酸化珪素と窒化珪
素の多層とし、耐蝕性を高めたものを用いて作成するこ
とを特長とし、耐蝕性の高い圧力センサを提供しようと
するものである。望ましい一例として、二重ダイヤフラ
ム式圧力センサのダイヤフラム11の酸化珪素でコー卜
された珪素で作成し、基体前部12をガラスで作成する
ことにより、上記の目的を達成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
【0001】 本発明は耐蝕性圧力センサにかかわり、
接液部のすべてを、ガラスを用いるか又は珪素の表面に
酸化珪素、窒化珪素あるいはその両者を多層化した耐蝕
性材料をコートしたものを用いて構成することを特長と
する。
【従来の技術】
【0002】 従来、耐蝕性の圧力センサとしては、接
液部としてステンレススチールを用いたものが使用され
てきた。
【0003】 また、一部の圧力センサでは、接液部の
うちダイヤフラムにのみ珪素の表面に酸化珪素をコート
したものを用いていた。
【発明が解決しようとする課題】
【0004】 ところが、上記のような接液部をステン
レススチールとした圧力センサでは、耐蝕性の対象とす
る薬品が限られており、とくに医療器具の高温滅菌消毒
などに使用される塩素系の薬品に対しては、耐蝕性の少
ないものであった。
【0005】 また、接液部のうちダイヤフラムにのみ
珪素の表面に酸化珪素をコートしたものを用いた圧力セ
ンサでは、基体部分が耐蝕性の低い材質で構成されてい
たため、全体として耐蝕性の低いものであった。
【0006】 本発明は上記従来の難点に鑑みなされた
もので、耐蝕性の高い圧力センサを提供することを目的
とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】 本発明による高耐蝕性圧力センサでは、
接液部をパイレックス、石英ガラスなどのガラスを用い
て作成するか、又は珪素など半導体材料の表面に酸化あ
るいは窒化の反応を生ぜしめ、酸化珪素、窒化珪素ある
いはその両者の多層とし、耐蝕性を高めたものを用いて
作成することを特長とし、耐蝕性の高い圧力センサを提
供しようとするものである。
【0008】 さらにセンサ部の小型化のためには、珪
素を選択的にエッチングすることにより成形し、さらに
表面の一部又は全部に酸化、窒化などの反応を生ぜし
め、酸化珪素、窒化珪素あるいはその両者を多層化した
耐蝕性材料をコートすることによって耐蝕性を付し、ダ
イヤフラムとすることもできる。
【0009】 さらにまた、前述のダイヤフラムを固定
してセンサヘッドとするための基体として、熱膨張係数
を考慮して、パイレックス、石英ガラスなどのガラスを
用いて作成するか、又は珪素の表面に酸化珪素、窒化珪
素あるいはその両者を多層化した耐蝕性材料をコートし
たものを用いて作成することもできる。
【実施例の1】
【0010】 以下に、本発明の望ましい実施例を、図
面にもとづき説明する。
【0011】 第1図は、本発明による圧力センサに使
用するダイヤフラムの一例の断面図であり、第2図は、
第1図に断面を示したダイヤフラムを使用した二重ダイ
ヤフラム式圧力センサの断面図である。
【0012】 すなわち、珪素製の円盤状の物に、選択
的にエッチングして凹部2を作り、接液部表面を酸化せ
しめ酸化珪素のコート1を生ぜしめる。
【0013】 第1図に断面を示したダイヤフラム11
をガラス製の基体前部12に接着する。基体前部12は
Oリング13を介して基体後部14に固定する。基体後
部14にもうひとつのダイヤフラム15を固定し、その
ダイヤフラム15には歪みセンサ16を接着する。ダイ
ヤフラム11、基体前部12、基体後部14、ダイヤフ
ラム15に囲まれた空間17にはオイルを充たす。
【0014】 この二重ダイヤフラム式圧力センサを使
用するときは、被測定流体がダイヤフラム11および基
体前部12にのみ接触するように外部構造を作成する。
被測定流体の圧力は、ダイヤフラム11を介して空間1
7に充たされたオイルに伝達され、さらにもうひとつの
ダイヤフラム15に伝達され、ダイヤフラム15を歪ま
せる。歪みセンサ16によってこの歪みの大きさを測定
することによって被測定流体の圧力を知ることができ
る。
【0015】 このような構造では、被測定流体はダイ
ヤフラム11の酸化珪素でコートされた部分およびガラ
ス製の基体前部12にのみ接触するので、酸化珪素ある
いはガラスを腐食するたとえば弗化水素などをのぞく流
体の圧力を測定することができる。
【実施例の2】
【0016】 第3図は、本発明による他の望ましい圧
力センサの断面図である。
【0017】 すなわち、ガラス製のダイヤフラム21
をガラス製の基体22に接着する。そのダイヤフラム2
1には歪みセンサ23を接着する。この圧力センサを使
用するときは、被測定流体がダイヤフラム21および基
体22にのみ接触するように外部構造を作成する。
【0018】 このような構造では、被測定流体はガラ
ス製のダイヤフラム21およびガラス製の基体22にの
み接触するので、第2図に断面を示した二重ダイヤフラ
ム式圧力センサと同様に、ガラスを腐食するたとえば弗
化水素などをのぞく流体の圧力を測定することができ
る。
【実施例の3】
【0019】 第4図は、本発明による他の望ましい圧
力センサに使用するダイヤフラムの一例の断面図であ
り、第5図は、第4図に断面を示したダイヤフラムを使
用した圧力センサの断面図である。
【0020】 すなわち、珪素単結晶の一部を選択的に
エッチングして凹部を作りダイヤフラムとし、接液部表
面を酸化せしめ酸化珪素のコー卜32を生ぜしめる。ダ
イヤフラムの他の面には、不純物拡散によって歪みセン
サ31を形成させる。
【0021】 第4図に断面を示したダイヤフラム41
をガラス製の基体42に接着する。この圧力センサを使
用するときは、被測定流体がダイヤフラム41の酸化珪
素でコートされた部分および基体42にのみ接触するよ
うに外部構造を作成する。
【0022】 このような構造では、被測定流体はダイ
ヤフラム41の酸化珪素でコートされた部分およびガラ
ス製の基体42にのみ接触するので、第2図に断面を示
した二重ダイヤフラム式圧力センサ、第3図に断面を示
した圧力センサと同様に、ガラスあるいは酸化珪素を腐
食するたとえば弗化水素などをのぞく流体の圧力を測定
することができる。
【発明の効果】
【0023】 以上の説明から明らかなように、本発明
による高耐蝕性圧力センサを用いれば、酸化珪素、窒化
珪素あるいはガラスを腐食するたとえば弗化水素などを
のぞく腐食性流体の圧力を測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による二重ダイヤフラム式圧力センサ
に使用するダイヤフラムの一例の断面図である。
【図2】 第1図に断面を示したダイヤフラムを使用し
た二重ダイヤフラム式圧力センサの一例の断面図であ
る。
【図3】 本発明による他の望ましい圧力センサの断面
図である。
【図4】 本発明による他の望ましい圧力センサに使用
するダイヤフラムの一例の断面図である。
【図5】 第4図に断面を示したダイヤフラムを使用し
た圧力センサの断面図である。
【符号の説明】
1 接液部表面を酸化せしめることによって生ぜしめ
た、酸化珪素のコート。 2 珪素製の円盤状の物に、選択的にエッチングして
作った凹部。 11 酸化珪素のコートをしたダイヤフラム。 12 ガラス製の基体前部。 13 Oリング。 I4 基体後部。 15 耐蝕性の低いダイヤフラム。 16 センサ。 17 オイルを充たした空間。 21 酸化珪素のコートをしたダイヤフラム。 22 ガラス製の基体。 23 センサ。 31 ダイヤフラムの面に不純物拡散によって作られた
歪みセンサ。 32 接液部表面を酸化せしめ生ぜしめた酸化珪素のコ
ート。 41 接液部に酸化珪素のコートを生成し、多面に歪み
センサを作ったダイヤフラム。 42 ガラス製の基体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接液部として、ガラスを用いるか又は珪
    素の表面に酸化珪素、窒化珪素あるいはその両者を混合
    した耐蝕性材料をコートしたものを用いた圧力センサ。
JP36085091A 1991-12-02 1991-12-02 高耐蝕性圧力センサ Pending JPH05157649A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36085091A JPH05157649A (ja) 1991-12-02 1991-12-02 高耐蝕性圧力センサ

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JP36085091A JPH05157649A (ja) 1991-12-02 1991-12-02 高耐蝕性圧力センサ

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JPH05157649A true JPH05157649A (ja) 1993-06-25

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ID=18471183

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36085091A Pending JPH05157649A (ja) 1991-12-02 1991-12-02 高耐蝕性圧力センサ

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JP (1) JPH05157649A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005127770A (ja) * 2003-10-22 2005-05-19 Shiga Yamashita:Kk 圧力センサ
CN100350231C (zh) * 2002-06-19 2007-11-21 恩德莱斯和豪瑟尔两合公司 压力测量单元
CN110672258A (zh) * 2019-10-09 2020-01-10 武汉飞恩微电子有限公司 一种耐液压冲击和抗冰冻的尿素溶液压力传感器

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JP2005127770A (ja) * 2003-10-22 2005-05-19 Shiga Yamashita:Kk 圧力センサ
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