JPH05157583A - ロータリーエンコーダ - Google Patents

ロータリーエンコーダ

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JPH05157583A
JPH05157583A JP3348069A JP34806991A JPH05157583A JP H05157583 A JPH05157583 A JP H05157583A JP 3348069 A JP3348069 A JP 3348069A JP 34806991 A JP34806991 A JP 34806991A JP H05157583 A JPH05157583 A JP H05157583A
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公 石塚
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    • G01D5/38Forming the light into pulses by diffraction gratings

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置全体の簡素化及び小型化を図りつつ高精
度な回転情報が得られる回折光干渉方式のロータリーエ
ンコーダを得ること。 【構成】 光源手段1からの光束を回転しているディス
ク6a上の微細格子6上の一点P1に入射させ、該点P
1からの所定次数の2つの回折光を導光手段11により
互いに光路をずらして導光し、該微細格子上の点P1と
略点対称の点P2に入射させ、該点P2で回折した所定
次数の2つの回折光を重ね合わせ手段14で重ね合わせ
て干渉させた後受光手段10に入射させ、該受光手段で
得られた干渉信号を利用して該ディスクの回転情報を検
出したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はロータリーエンコーダに
関し、特に移動物体(スケール)に取り付けた回折格子
等の微細格子列にレーザ光等の可干渉性光束を入射さ
せ、該回折格子からの所定次数の回折光を互いに干渉さ
せて干渉縞を形成し、該干渉縞の明暗の縞を計数するこ
とによって回折格子の移動情報、即ち移動物体の移動情
報を測定するロータリーエンコーダに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来よりNC工作機械等における回転物
体の回転量や回転方向等の回転情報を高精度に、例えば
サブミクロンの単位で測定することのできる測定器とし
てロータリーエンコーダがあり、各方面で使用されてい
る。
【0003】特に高精度でかつ高分解能のロータリーエ
ンコーダとして、レーザ等の可干渉性光束を移動物体に
設けた回折格子に入射させ、該回折格子から生ずる所定
次数の回折光を互いに干渉させ、該干渉縞の明暗を計数
することにより、該移動物体の移動量や移動方向等の移
動状態を求めた回折光干渉方式のロータリーエンコーダ
が良く知られている。
【0004】図21は従来の回折光干渉方式のロータリ
ーエンコーダの一部分の要部概略図である。
【0005】同図においては光源101から射出した単
色の光束をスケール(ディスク)105a上の回折格子
等から成る格子ピッチP(回折格子列の1周の本数が
N)の微細格子列105に入射させて複数個の回折光を
発生させている。このとき直進する光束の次数を0とし
て、その両脇に±1,±2,±3・・・のような次数の
回折光を定義し、更にスケール105aの回転方向を
+、逆方向を−の符号を付けて区別することにする。そ
うするとn次の回折光の波面の位相は0次光の波面に対
してスケール105aの回転角度をθ(deg)とする
と 2π・n・N・θ/360 だけずれるという性質がある。
【0006】そこで異なる次数の回折光同士は互いに波
面の位相がずれているから適当な光学系によって2つの
回折光の光路を重ね合わせて干渉させると、明暗信号が
得られる。
【0007】例えば+1次回折光と−1次回折光とをミ
ラー109a,109bとビームスプリッタ103を用
いて重ね合わせて干渉させるとスケール105aが微細
格子の1ピッチ分(360/N度)だけ回転する間に互
いの位相が4πだけずれていくから2周期の明暗の光量
変化が生じる。従ってこのときの明暗の光量変化を検出
すればスケール105aの回転量を求めることができ
る。
【0008】図22はスケール105aの回転量だけで
はなく回転方向も検出するようにした従来の回折光干渉
方式のロータリーエンコーダの一部分の要部概略図であ
る。
【0009】同図では図21のロータリーエンコーダに
比べて、スケール105aの回転に伴う2つの回折光よ
り得られる明暗信号を少なくとも2種類用意して、それ
らの互いの明暗のタイミングをずらしてスケール105
aの回転方向を検出している。
【0010】即ち、同図では微細格子列105から生ず
るn次回折光とm次回折光とを重ね合わせる前に偏光板
108a,108b等を利用して両光束の偏波面が互い
に直交する直線偏光の光束にしている。そしてミラー1
09a,109bとビームスプリッタ103aを介して
光路を重ね合わせてから1/4波長板107aを透過さ
せて2光束間の位相差まで偏波面の方位が決まる直線偏
波に変換している。
【0011】更にそれを非偏光ビームスプリッタ103
bで2つの光束に分割して、それぞれの光束を互いに検
波方位(透過できる直線偏光の方位)がずれるように配
置した偏光板(アナライザ)108c,108dを透過
させ、2つの光束の干渉による明暗のタイミングのずれ
た2種類の明暗信号を検出器110a,110bで検出
している。
【0012】例えばこの2つの偏光板の検波方位を互い
に45°ずらせば明暗のタイミングは位相で表すと90
°(π/2)ずれる。同図のロータリーエンコーダはこ
のときの2つの検出器110a,110bからの信号を
用いてスケール105aの回転方向を含めた回転情報を
検出している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来のロータリーエン
コーダは微細格子である放射状格子列とそれから生ずる
回折光を用いて高分解能化及び高精度化を図っている。
このとき回転物体の回転軸とロータリーエンコーダの回
転軸とを多くの場合カップリング(弾性を有した連結部
材で2つの回転軸の芯ずれや傾き等があった場合に回転
機構が機械的に破損されるのを防止するもの)を用いて
連結している。
【0014】このカップリングを用いると角度伝達誤差
が生じる場合があり、この結果検出精度が低下してくる
という問題点があった。
【0015】これに対してロータリーエンコーダの各要
素をレーザ光をディスク上の微細格子に照射して、それ
から得られる変調信号光束を受光してディスクの回転情
報を検出する「検出ユニット」と回転物体に装着する微
細格子をその一部に有する「ディスクユニット」との2
つのユニットに分離して構成し、これらの角度伝達誤差
を除去した所謂「組み込みタイプのロータリーエンコー
ダ」が提案されている。
【0016】この組み込みタイプのロータリーエンコー
ダはカップリングが不要である為、高精度な検出が比較
的容易であるという特長がある。
【0017】しかしながらディスクユニットの回転物体
への取り付け調整が非常に困難であるという問題点があ
った。例えば回転物体へのディスクユニットの取り付け
エラー(傾けて取着したり、偏芯して取着したりするエ
ラー)があると検出精度が大きく低下してくるという問
題点があった。
【0018】この他、回折光干渉方式のロータリーエン
コーダでは微細格子を用いて高分解能化及び高精度化を
図る際に、微細格子より多数生じる回折光のうち光学系
により特定の次数の回折光のみを取り出して適当な光学
手段で光路を重ね合わせて干渉信号を得ている。このと
き空間的に回折光同士が離れていることが必要である。
回折光同士の角度差は前述したように回折格子列のピッ
チと光の波長で決まる。回折格子列のピッチは細かいほ
ど分解能が上りかつ回折光同士の分離角度も大きくなる
が、特に大型(長尺)の回折格子列(または大径の放射
状格子列)の場合は、製造装置の制約から5μm程度に
なる。
【0019】ここで最も使用されているレーザダイオー
ドの波長が0.78μm、回折格子列のピッチを5.0
μmとすると0次光と1次回折光との角度差は約9°で
あり、回折格子列から10mm離れた場所でも1.6m
mしか分離していない。
【0020】そこでミラーやプリズム、ビームスプリッ
タ等で空間的に分離するにはかなりの距離を隔てた位置
に光学部品を配置しなければならず、この結果装置全体
が大型化してくるという問題点があった。
【0021】通常は、そのような場合はプリズムを複雑
に組み合わせて狭い空間を光路を折りたたんで光路長を
長くしている。しかしながらただ伝送するだけの機能の
プリズムを使用することは光学調整が複雑になってく
る。
【0022】特にスケール(またはディスク)上の回折
格子列へ投光する為の投光光学系と同回折格子列からの
特定次数の2つの回折光を取り入れる為の取り入れ光学
系が(スケール)ディスク面に対して同一領域に配置し
なければならない『反射』の回折光を利用する場合は更
に光路が込み入ってしまい、装置全体が大型化してくる
という問題点があった。
【0023】本発明はロータリーエンコーダを組み込み
タイプより構成したときの検出ユニットを適切に構成す
ることにより各要素の組み立て調整が容易で、組み込み
エラーの影響を受けにくく、又ディスクユニットの回転
物体への取り付け誤差の影響の少ない回転情報の高精度
な検出が可能なロータリーエンコーダの提供を目的とす
る。
【0024】この他、本発明は光束分離手段として短冊
状の反射膜を蒸着した部分反射ビームスプリッタを利用
して『回折格子列に進行中の光束』に対してと『特定次
数の回折光』に対する反射、透過の関係が逆になるよう
に構成して、更に利用回折光の光路から見て不要の回折
光(0次光=正反射光を含む)に対しては遮光マスクの
効果を具備するようにして、その結果、回折格子列から
短い距離の位置で特定次数の回折光を分離して取り出せ
るようにし、装置全体の簡素化を図った回折光干渉方式
のロータリーエンコーダの提供を目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明のロータリーエン
コーダは、光源手段からの光束を回転しているディスク
上の微細格子上の一点P1に入射させ、該点P1からの
所定次数の2つの回折光を導光手段により互いに光路を
ずらして導光し、該微細格子上の点P1と略点対称の点
P2に入射させ、該点P2で回折した所定次数の2つの
回折光を重ね合わせ手段で重ね合わせて干渉させた後受
光手段に入射させ、該受光手段で得られた干渉信号を利
用して該ディスクの回転情報を検出したことを特徴とし
ている。
【0026】特に本発明では、前記導光手段は1つの球
面レンズ群と2つのシリンドリカルレンズ群とを有し、
前記点P1で回折された所定次数の2つの回折光は各々
該球面レンズ群の光軸に対して対称な領域を通過してい
ることを特徴としている。
【0027】この他本発明のロータリーエンコーダで
は、光源手段からの光束を光束分離手段を介して回転し
ているディスク上の微細格子に入射させ、該微細格子か
らの所定次数の2つの回折光を該光束分離手段を介して
取り出し重ね合わせ手段で重ね合わせて干渉させた後、
受光手段に入射させ、該受光手段で得られた干渉信号を
利用して該ディスクの回転情報を検出する際、該光束分
離手段は入射光束を部分的に反射及び透過する領域より
成っており、該反射及び透過する領域を利用して該微細
格子への光束の入射及び該微細格子からの回折光を取り
出していることを特徴としている。
【0028】
【実施例】図1は本発明の実施例1の要部概略図であ
る。同図はロータリーエンコーダとして各要素が誤差な
く正しく配置されている場合を示している。
【0029】同図において光源手段としてのレーザ1よ
り射出した発散した光束L1はコリメータレンズ2によ
り略平行光束にされて、ビームスプリッタ8aの面8a
aを透過し、回転物体(不図示)に連結したディスク6
a上の微細格子であるピッチPの放射状格子列(回折格
子列)6の第1の点P1に垂直入射する。
【0030】この点P1から反射回折された回折光のう
ち+1次回折光N+1と−1次回折光N-1は入射光束の光
路の両脇に発生し、ビームスプリッタ8aに再入射し
て、ビームスプリッタ8a内部の面8aaで反射され
る。2つの光束N+1と光束N-1の光路はY−Z平面に対
して互いに対称である。
【0031】そしてY−Z平面上に主軸(光軸)がくる
ように配置した導光手段を構成するレンズ11上の光軸
に対して、互いに対称な位置で透過屈折して光路を曲げ
られてビームスプリッタ8bに入射し、ビームスプリッ
タ8b内部の面8bbにてそれぞれ反射され、ディスク
6a上の放射状格子列6の第2の点P2に(斜)入射す
る。
【0032】この点P2から反射回折された回折光のう
ち+1次回折光の+1次回折光N+1+1と−1次回折光の
−1次回折光N-1-1は互いに相手側の入射光路の外側に
発生するので、それを反射面13で反射させて光路を折
り曲げた後、重ね合わせ手段としてのケスタープリズム
14に入射させて内部の分割面BSにて2光束の光路を
重ね合わせ、光束同士を干渉させて明暗信号光束に変換
し、受光手段としての光電素子10に入射させている。
これにより光電素子10でディスク6aの回転に基づく
明暗信号を得て、前述の式よりディスク6aの回転情報
を検出している。
【0033】尚、本実施例ではディスク6aと放射状格
子6はディスクユニットを構成し、光源手段1、導光手
段11、重ね合わせ手段14そして受光手段10は検出
ユニットを構成している。
【0034】図2は図1の配置に比べてディスクユニッ
トの回転軸と放射状格子列6の中心軸とが傾いて取り付
けられてx軸を回転中心にしてディスクユニットが傾い
た瞬間の光路のずれを説明したものである。
【0035】第1の点P1の回折格子列は傾いてそこか
ら取り出される+1次回折光N+1と−1次回折光N-1
射出方位が点線のように正規の場合に比べて外側へずれ
る。その後ビームスプリッタ8a内の反射面8aaにて
反射後、レンズ11の主軸の下側(Z軸の負の方位)部
へ入射し、屈折して光路を曲げられる。その後ビームス
プリッタ8b内の反射面8bbにてそれぞれ反射されて
光路を折り曲げられて、第2の点P2に入射する。(こ
の点はディスクのx軸を回転中心とした傾きがあっても
不動である。)第2の点P2でもディスクユニットの面
が傾いているので、ここから射出する+1次回折光の+
1次回折光N+1+1と−1次回折光の−1次回折光N-1-1
は点線のように正規の光路より更にずれた方位に進行す
る。このとき2光束N+1+1,N-1-1は互いにY−Z平面
に対して対称な光路をたどること自体は変わりない。
【0036】従って、後にケスタープリズム14内の分
割面BSにて光路を重ね合わせるときの2光束間の角度
差は生じないので、干渉パターンは正規の場合と同様で
あるので、干渉信号光のコントラストは劣化しない。た
だし受光素子10に入射する位置が若干ずれるが、これ
は受光面の大きさがずれに対して十分大きければ問題な
い。
【0037】又、光束のディスク6a上の入射点P1,
P2は不動であるのでディスク6a上の読み取り精度を
悪化させる要因にはならない。
【0038】図3は図1の配置に比べてディスクユニッ
トの回転軸と放射状格子列6の中心軸とが傾いて取り付
けられてy軸を回転中心にしてディスクユニットが傾い
た瞬間の光路のずれを説明したものである。
【0039】第1の点P1の回折格子列6は傾いてそこ
から取り出される+1次回折光N+1と−1次回折光N-1
の射出方位ベクトルが点線のようにずれ、そのずれのx
軸成分の符号が互いに逆向きになる。その後ビームスプ
リッタ8a内の反射面8aaにて反射後、+1次回折光
+1はレンズ11の主軸から遠い側(x軸の正の方位)
へ入射し、屈折して光路を曲げられ、−1次回折光N-1
はレンズ11の主軸に近い側(x軸の正の方位)へ入射
し、屈折して光路を曲げられる。その後、それぞれビー
ムスプリッタ8b内の反射面8bbにてそれぞれ反射さ
れて光路を折り曲げられて、第2の点P2に入射する。
(この点はディスク6のy軸を回転中心とした傾きがあ
っても不動である。)第2の点P2でもディスクユニッ
トの面が傾いているので、2光束の入射角がずれている
ことと打ち消しあって、ここから射出する+1次回折光
の+1次回折光N+1+1と−1次回折光の−1次回折光N
-1-1は点線のように正規の光路と同一の方位に進行す
る。ゆえにこのあとの光路は正規の場合と同様であり、
干渉信号パターンの劣化等は発生しない。又光束のディ
スク6a上の入射点P1,P2は不動であるのでディス
クの読み取り精度を悪化させる要因にはならない。
【0040】図4は図1の配置に比べてレーザ1の発振
波長が変動した場合の光路のずれを説明したものであ
る。ここではレーザ1の発振波長が長くなった場合(温
度上昇)を例にとり説明する。
【0041】第1の点P1の回折格子列6から取り出さ
れる+1次回折光N+1と−1次回折光N-1の回折角が大
きくなり、光路が点線のように正規の場合に比べて外側
へずれる。その後ビームスプリッタ8a内の反射面8a
aにて反射後、±1次回折光N+1,N-1はレンズ11の
主軸から遠い側へ入射し、屈折して光路を曲げられる。
その後ビームスプリッタ8b内の反射面8bbにてそれ
ぞれ反射されて光路を折り曲げられて第2の点P2に入
射する。(この点はレーザ1の発振波長の変動があって
も不動である。)第2の点P2でもレーザ1の発振波長
が長いので回折角が大きく、ここから射出する+1次回
折光の+1次回折光N+1+1と−1次回折光の−1次回折
光N-1-1は点線のように正規の光路より更にずれた方位
に進行する。このとき2光束は互いにY−Z平面に対し
て対称な光路をたどること自体は変わりない。
【0042】従って、後にケスタープリズム14内の分
割面BSにて光路を重ね合わせるときの2光束間の角度
差は生じないので干渉パターンは正規の場合と同様であ
るので干渉信号光のコントラストは劣化しない。ただし
受光素子10に入射する位置が若干ずれるが受光面の大
きさがずれに対して十分大きければ問題ない。又光束の
ディスク6a上の入射点P1,P2は不動であるのでデ
ィスクの読み取り精度を悪化させる要因にはならない。
【0043】本実施例では以上のように各要素を設定す
ることにより簡易な構成によりディスクユニットの設定
誤差やレーザからの発振波長の変動があっても検出精度
を良好に維持したロータリーエンコーダを得ている。
【0044】図5〜図8は本発明の実施例2〜5の一部
分の要部概略図である。
【0045】実施例2〜5ではいずれもディスクの回転
角度量だけではなく回転方向も検出する為に位相の異な
った2つの明暗信号光束を検出するようにしている。図
5〜図8において図1で示した要素と同一要素には同符
番を付している。
【0046】図5の実施例2では点P2で回折した2つ
の回折光N+1+1と回折光N-1-1の光路は点P1からケス
タープリズム14の分割面BSまで互いに空間的に分離
しているので、それらの光路中に偏光板9c,9dを挿
入して互いの偏波面が直交する直線偏光になるように偏
光板の方位をあわせている。そしてケスタープリズム1
4の分割面BSで2光束P+1+1,S-1-1を重ね合わせて
から、1/4波長板5を透過させて『2光束間の位相差
で偏波面の方位が決まる直線偏波』に変換して更にそれ
を非偏光ビームスプリッタ8cで2分割している。
【0047】そしてそれぞれの光束を互いに検波方位
(透過できる直線偏波の方位)がずれるように配置した
偏光板9a,9bを透過させて受光素子10a,10b
で受光し、明暗のタイミングのずれた2種類の明暗信号
を得ている。この他の構成は図1の実施例1と同じであ
る。
【0048】図6の実施例3ではケスタープリズム14
から得られるもう一方の光束を利用して非偏光ビームス
プリッタ8cを使用しないで、分割面BSから得られる
第1の光束だけ1/4波長板5を透過後P偏光方位又は
S偏光方位の偏光透過特性を有した偏光板9aを透過後
受光素子10aへ入射させている。
【0049】又、第2の光束は45°方位の偏光透過特
性を有した偏光板9bのみを透過後、受光素子10bへ
入射させており、これらの構成が図5の実施例2と異な
っている。この他の構成は実施例2と同じである。
【0050】図7の実施例4では偏光板9c,9dを使
用しないでケスタープリズム14の分割面BSに偏光ビ
ームスプリッティング膜を蒸着して透過光の偏光方位と
反射光の偏光方位を直交させている。その後1/4波長
板5を透過させて、非偏光ビームスプリッタ8cで2分
割して、更にそれぞれ偏光板9a,9bを透過させて受
光素子10a,10bで受光し、明暗のタイミングがず
れた2種類の明暗信号、即ち2相明暗信号を得ている点
が図5の実施例2と異なっている。この他の構成は実施
例2と同じである。
【0051】図8の実施例5では図7の実施例4に比べ
てケスタープリズム14の分割面BSから得られる第1
の光束だけ1/4波長板5を透過後、P偏光方位又はS
偏光方位の偏光透過特性を有した偏光板9aを透過後、
受光素子10aへ入射させ、第2の光束は45°方位の
偏光透過特性を有した偏光板9bのみを透過後、受光素
子10bへ入射させ、これにより2相明暗信号を得てい
る点が異なっている。
【0052】以上のように本発明において2相明暗信号
を得る方法は種々な方法が適用可能である。例えば本実
施例において2相明暗信号を得る一方法として前述の各
実施例の方法を適当に組み合わせても良い。又ケスター
プリズムの分割面の蒸着膜の反射光と透過光との位相が
ずれる特性を応用して蒸着膜の種類、膜厚さ等を適切に
設定することよりケスタープリズムより得られる2つの
光束の明暗のタイミングを規定の量だけずらす方法も適
用可能である。
【0053】尚、この場合は1/4波長板5、偏光板9
a,9b,9c,9d、非偏光ビームスプリッタ8cは
不要である。
【0054】図9は本発明の実施例6の要部概略図であ
る。同図はロータリーエンコーダとして各要素が誤差な
く正しく配置されている場合を示している。
【0055】同図において光源手段としてのレーザ1よ
り射出した発散した光束L1はコリメータレンズ2によ
り略平行光束にされて、ビームスプリッタ8aの面8a
aを透過し、回転物体(不図示)に連結したディスク6
a上の微細格子であるピッチPの放射状格子列(回折格
子列)6の第1の点P1に垂直入射する。
【0056】この点P1から反射回折された回折光のう
ち+1次回折光N+1と−1次回折光N-1は入射光束の光
路の両脇に発生し、ビームスプリッタ8aに再入射し
て、ビームスプリッタ8a内部の面8aaで反射され
る。2つの光束N+1と光束N-1の光路はY−Z平面に対
して互いに対称である。
【0057】そしてx軸と平行に母線に合わせたシリン
ドリカルレンズ12aを通過し、Y−Z平面上に主軸
(光軸)がくるように配置した球面より成るレンズ11
上の光軸に対して、互いに対称な位置で透過屈折して光
路を曲げられて、x軸と平行に母線を合わせたシリンド
リカルレンズ12bを介してビームスプリッタ8bに入
射し、ビームスプリッタ8b内部の面8bbにてそれぞ
れ反射され、ディスク6a上の放射状格子列6の第2の
点P2に(斜)入射する。
【0058】ここでシリンドリカルレンズ12a、球面
レンズ11、シリンドリカルレンズ12bは導光手段の
一要素を構成している。
【0059】本実施例において球面レンズ群11はディ
スク6aの接線方向成分に対して点P1を点P2に略等
倍で写像しており、2つのシリンドリカルレンズ群12
a,12bは該ディスク6aの半径方向成分に屈折力を
有しており、該ディスクの半径方向成分に対してシリン
ドリカルレンズ群12aは該点P1を該球面レンズ群1
1近傍に一度結像させた後該球面レンズ11を介し、該
点P1の像をシリンドリカルレンズ群12bにより点P
2に再結像している。
【0060】尚、シリンドリカルレンズ12a(12
b)はビームスプリッタ8a(8b)と貼合わせている
が分離して構成しても良い。
【0061】そして点P2から反射回折された回折光の
うち+1次回折光の+1次回折光N+1+1と−1次回折光
の−1次回折光N-1-1は互いに相手側の入射光路の外側
に発生するので、それを反射面13で反射させて光路を
折り曲げた後、重ね合わせ手段としてのケスタープリズ
ム14に入射させて内部の分割面BSにて2光束の光路
を重ね合わせ、光束同士を干渉させて、明暗信号光束に
変換し、受光手段としての光電素子10に入射させてい
る。これにより光電素子10でディスク6aの回転に基
づく明暗信号を得て、前述の式よりディスク6aの回転
情報を検出している。
【0062】尚、本実施例ではディスク6aと放射状格
子列6はディスクユニットを構成し、光源手段1、導光
手段11、重ね合わせ手段14そして受光手段10は検
出ユニットを構成している。
【0063】図10は図9の配置に比べてディスクユニ
ットの回転中心と放射状格子列6の中心とが平行にずれ
ていてy軸の負の方向にずれた瞬間の光路の説明図であ
る。
【0064】第1の点P1の回折格子列6のピッチは見
かけ上細かくなり、そこから取り出される+1次回折光
+1と−1次回折光N-1の回折角が大きくなり光路が点
線のように正規の場合に比べて外側へずれる。
【0065】その後、ビームスプリッタ8a内の反射面
8aaにて反射後シリンドリカルレンズ12aの円筒面
の中央部母線上(面の法線ベクトルがy軸と平行になる
部分)を透過して球面レンズ11を透過屈折してx軸方
向に光路を曲げられて、更にシリンドリカルレンズ12
bの円筒面の中央部母線上を透過する。
【0066】その後、ビームスプリッタ8b内の反射面
8bbでそれぞれ反射されて光路を折り曲げられて、第
2の点P2に入射する。(この点P2はディスクのx軸
方向のずれ=偏芯があっても不動である。)第2の点P
2の回折格子列のピッチは見かけ上広くなり、そこから
取り出される+1次回折光の+1次回折光N+1+1と−1
次回折光の−1次回折光N-1-1の回折角が小さくなり入
射したときの角度のずれと加算されて正規(=ディスク
が−Y軸方向にずれていないとき)の光路からY−Z面
に対称にずれた光路上を戻される。
【0067】ゆえに2光束は後にケスタープリズム14
内の分割面BSにて光路を重ね合わせるときの2光束間
の角度差は生じない。従って干渉パターンは正規の場合
と同様であるので干渉信号光のコントラストは劣化しな
い。ただし受光素子10に入射する位置が若干ずれるが
これは受光面の大きさがずれに対して十分大きければ問
題ない。
【0068】又、光束のディスク6a上の入射点P1,
P2は不動であるのでディスクの読み取り精度を悪化さ
せる要因にはならない。
【0069】図11は図9の配置に比べてディスクユニ
ットの回転中心と放射状格子列の中心とが平行にずれて
いてx軸の正の方向にずれた瞬間の光路の説明図であ
る。
【0070】第1の点P1の回折格子列の配列方位が左
回りに回転して、そこから取り出される+1次回折光N
+1と−1次回折光N-1の射出方位のy軸成分の符号が正
規の場合に比べて互いに逆向きにずれて光路が点線のよ
うに分離し、その後ビームスプリッタ8a内の反射面8
aaにて反射される。
【0071】+1次回折光N+1は、シリンドリカルレン
ズ12aの円筒面の上側(z軸の正の方位)を透過屈折
して−z軸方向に光路を曲げられて、球面レンズ11を
透過屈折して+x軸方向に光路を曲げられて、更にシリ
ンドリカルレンズ12bの円筒面の下側(z軸の負の方
位)を透過屈折して+z軸方向に光路を曲げられる。
【0072】−1次回折光N-1はシリンドリカルレンズ
12aの円筒面の下側(z軸の負の方位)を透過屈折し
て+z軸方向に光路を曲げられて、球面レンズ11を透
過屈折して−x軸方向に光路を曲げられて、更にシリン
ドリカルレンズ12bの円筒面の上側(z軸の正の方
位)を透過屈折して−z軸方向に光路を曲げられる。
【0073】その後、ビームスプリッタ8b内の反射面
8bbでそれぞれ反射されて光路を折り曲げられて第2
の点P2に入射する。(この点はディスクのy軸方向の
ずれ=偏芯があっても不動である。)第2の点P2の回
折格子列の配列方位は右回りに回転しているので、そこ
から取り出される+1次回折光の+1次回折光N+1+1
−1次回折光の−1次回折光N-1-1のY軸成分の符号が
互いに逆向きにずれる作用を受けて点P2への入射光の
Y軸成分と相殺されて正規(=ディスクがx軸方向にず
れていないとき)の光路長を戻される。
【0074】ゆえにこのあとの光路は正規の場合と同様
であり、干渉信号パターンの劣化等は発生しない。また
光束のディスク6a上の入射点P1,P2は不動である
のでディスクの読み取り精度を悪化させる要因にはなら
ない。
【0075】図12は図9の配置に比べてディスクユニ
ットの回転軸と放射状格子列6の中心軸とが傾いて取り
付けられてx軸を回転中心にしてディスクユニットが傾
いた瞬間の光路のずれを説明したものである。第1の点
P1の回折格子列は傾いてそこから取り出される+1次
回折光N+1と−1次回折光N-1の射出方位が点線のよう
に正規の場合に比べて外側へずれる。
【0076】その後、ビームスプリッタ8a内の反射面
8aaにて反射後、シリンドリカルレンズ12aを介し
レンズ11の主軸の下側(z軸の負の方位)部へ入射
し、屈折して光路を曲げられる。その後シリンドリカル
レンズ12bを介しビームスプリッタ8b内の反射面8
bbにてそれぞれ反射されて光路を曲げられて、第2の
点P2に入射する。(この点はディスク6aのx軸を回
転中心とした傾きがあっても不動である。)第2の点P
2でもディスクユニットの面が傾いているので、ここか
ら射出する+1次回折光の+1次回折光N+1+1と−1次
回折光の−1次回折光N-1-1は点線のように正規の光路
より更にずれた方位に進行する。このとき2光束N+1+1
とN-1-1は互いにY−Z平面に対して対称な光路をたど
ること自体は変わりない。
【0077】従って後にケスタープリズム14内の分割
面BSにて光路を重ね合わせるときの2光束間の角度差
は生じないので、干渉パターンは正規の場合と同様であ
るので、干渉信号光のコントラストは劣化しない。ただ
し受光素子10に入射する位置が若干ずれるが受光面の
大きさがずれに対して十分大きければ問題ない。
【0078】又、光束のディスク6a上の入射点P1,
P2は不動であるのでディスク6aの読み取り精度を悪
化させる要因にはならない。
【0079】図13は図9の配置に比べてディスクユニ
ットの回転軸と放射状格子列6の中心軸とが傾いて取り
付けられてy軸を回転中心にしてディスクユニットが傾
いた瞬間の光路のずれを説明したものである。
【0080】第1の点P1の回折格子列6は傾いてそこ
から取り出される+1次回折光N+1と−1次回折光N-1
の射出方位ベクトルが点線のようにずれ、そのずれのx
軸成分の符号が互いに逆向きになる。その後ビームスプ
リッタ8a内の反射面8aaにて反射後、シリンドリカ
ルレンズ12aを介し+1次回折光N+1はレンズ11の
主軸から遠い側(x軸の正の方位)へ入射し、屈折して
光路を曲げられ、−1次回折光N-1はレンズ11の主軸
に近い側(x軸の正の方位)へ入射し、屈折して光路を
曲げられる。
【0081】その後、それぞれシリンドリカルレンズ1
2bを介しビームスプリッタ8b内の反射面8bbにて
それぞれ反射されて光路を折り曲げられて、第2の点P
2に入射する。(この点はディスク6aのy軸を回転中
心とした傾きがあっても不動である。)第2の点P2で
もディスクユニットの面が傾いているので、2光束の入
射角がずれていることと打ち消しあって、ここから射出
する+1次回折光の+1次回折光N+1+1と−1次回折光
の−1次回折光N-1-1は点線のように正規の光路と同一
の方位に進行する。ゆえにこのあとの光路は正規の場合
と同様であり、干渉信号パターンの劣化等は発生しな
い。また光束のディスク上の入射点P1,P2は不動で
あるのでディスクの読み取り精度を悪化させる要因には
ならない。
【0082】図14は図9の配置に比べてレーザ1の発
振波長が変動した場合の光路のずれを説明したものであ
る。ここではレーザ1の発振波長が長くなった場合(温
度上昇)を例にとり説明する。
【0083】第1の点P1の回折格子列6から取り出さ
れる+1次回折光N+1と−1次回折光N-1の回折角が大
きくなり、光路が点線のように正規の場合に比べて外側
へずれる。その後ビームスプリッタ8a内の反射面8a
aにて反射後、±1次回折光N+1,N-1はシリンドリカ
ルレンズ12aを介してレンズ11の主軸から遠い側へ
入射し、屈折して光路を曲げられる。
【0084】その後シリンドリカルレンズ12bを介し
てビームスプリッタ8b内の反射面8bbにてそれぞれ
反射されて光路を折り曲げられて第2の点P2に入射す
る。(この点はレーザ1の発振波長の変動があっても不
動である。)第2の点P2でもレーザ1の発振波長が長
いので回折角が大きく、ここから射出する+1次回折光
の+1次回折光N+1+1と−1次回折光の−1次回折光N
-1-1は点線のように正規の光路より更にずれた方位に進
行する。このとき2光束は互いにY−Z平面に対して対
称な光路をたどること自体は変わりない。
【0085】従って、後にケスタープリズム14内の分
割面BSにて光路を重ね合わせるときの2光束間の角度
差は生じないので、干渉パターンは正規の場合と同様で
あるので干渉信号光のコントラストは劣化しない。ただ
し受光素子10に入射する位置が若干ずれるが受光面の
大きさがずれに対して十分大きければ問題ない。
【0086】又、光束のディスク上の入射点P1,P2
は不動であるのでディスクの読み取り精度を悪化させる
要因にはならない。
【0087】本実施例では以上のように各要素を設定す
ることにより簡易な構成によりディスクユニットの設定
誤差やレーザからの発振波長の変動があっても検出精度
を良好に維持したロータリーエンコーダを得ている。
【0088】図15〜図18は本発明の実施例7〜10
の一部分の要部概略図である。
【0089】実施例7〜10ではいずれもディスクの回
転角度量だけではなく回転方向も検出する為に位相の異
なった2つの明暗信号光束を検出するようにしている。
図15〜図18において図9で示した要素と同一要素に
は同符番を付している。
【0090】図15の実施例7では点P2で回折した2
つの回折光N+1+1と回折光N-1-1の光路は点P1からケ
スタープリズム14の分割面BSまで互いに空間的に分
離しているので、それらの光路中に偏光板9c,9dを
挿入して互いの偏波面が直交する直線偏光になるように
偏光板の方位をあわせている。そしてケスタープリズム
14の分割面BSで2光束P+1+1,S-1-1を重ね合わせ
てから、1/4波長板5を透過させて『2光束間の位相
差で偏波面の方位が決まる直線偏波』に変換して更にそ
れを非偏光ビームスプリッタ8cで2分割している。
【0091】そしてそれぞれの光束を互いに検波方位
(透過できる直線偏波の方位)がずれるように配置した
偏光板9a,9bを透過させて受光素子10a,10b
で受光し、明暗のタイミングのずれた2種類の明暗信号
を得ている。この他の構成は図9の実施例6と同じであ
る。
【0092】図16の実施例8ではケスタープリズム1
4から得られるもう一方の光束を利用して非偏光ビーム
スプリッタ8cを使用しないで、分割面BSから得られ
る第1の光束だけ1/4波長板5を透過後P偏光方位ま
たはS偏光方位の偏光透過特性を有した偏光板9aを透
過後受光素子10へ入射させている。
【0093】又、第2の光束は45°方位の偏光透過特
性を有した偏光板9bのみを透過後、受光素子10bへ
入射させており、これらの構成が図15の実施例7と異
なっている。この他の構成は実施例7と同じである。
【0094】図17の実施例9では偏光板9c,9dを
使用しないでケスタープリズム14の分割面BSに偏光
ビームスプリッティング膜を蒸着して透過光の偏光方位
と反射光の偏光方位を直交させている。その後1/4波
長板5を透過させて、非偏光ビームスプリッタ8cで2
分割して更にそれぞれ偏光板9a,9bを透過させて受
光素子10a,10bで受光し、明暗のタイミングがず
れた2種類の明暗信号即ち2相明暗信号を得ている点が
図15の実施例7と異なっている。この他の構成は実施
例7と同じである。
【0095】図18の実施例10では図17の実施例9
に比べてケスタープリズム14の分割面BSから得られ
る第1の光束だけ1/4波長板5を透過後、P偏光方位
又はS偏光方位の偏光透過特性を有した偏光板9aを透
過後、受光素子10aへ入射させ、第2の光束は45°
方位の偏光透過特性を有した偏光板9bのみを透過後、
受光素子10bへ入射させ、これにより2相明暗信号を
得ている点が異なっている。
【0096】尚、以上の実施例1〜10において次のよ
うに一部の要素を変更しても本発明は同様に適用可能で
ある。
【0097】(イ)第1の点、第2の点から取り出す回
折光の次数を±1以外のものに変えること。
【0098】(ロ)レンズ11,12a,12bを複数
個に分割して構成すること。または等価な光学機能を有
するように連結したり一体化したり、トーリック面(曲
率が方向によって異なる面)を利用したりして変更する
こと。又は回折格子を利用してレンズ作用を持たせたホ
ログラフィー光学素子に変更すること。
【0099】(ハ)ケスタープリズム等の形状を変更す
ること。
【0100】(ニ)ビームスプリッタ8a,8bを平面
反射部材(ガラス板上にハーフミラー膜を蒸着したもの
等)に変更すること。
【0101】(ホ)ビームスプリッタ8a,8b内の膜
を偏光ビームスプリッティング膜に変更して、更に1/
4波長板等の結晶光学素子を追加して組み合わせて、光
束の偏光状態を変換しながらビームスプリッタ8a,8
bにおける『透過』と『反射』の切り替えを行ない、光
束光量の損失を無くすようにすること。
【0102】図19は本発明の実施例11の要部概略図
である。
【0103】本実施例では図1の実施例1に比べてビー
ムスプリッタの代わりに面積的に反射面及び透過面とし
た光束分離手段を用いて光束を分離した点が異なってお
り、その他の構成は実質的に同じである。尚図1で示し
た要素と同一要素には同符番を付している。
【0104】本実施例の光束分離手段30a,30bは
その面30aa,30bbを部分的に(短冊状に)反射
面と透過面としてレーザ光を分離しており、この点が図
1のビームスプリッタ8a,8bと異なっている。
【0105】次に本実施例の構成を図1の実施例1と一
部重複するが順次説明する。
【0106】レーザ1より射出した発散した光束はコリ
メータレンズ2により、略平行光束にされて部分的(面
積的)に反射面と透過面とした光束分離手段30aに入
射し、該光束分離手段30a内部の反射膜Ma1 ,Ma
2 の間の透過面を透過し、ディスク6a上の放射状格子
列6の第1の点P1に垂直入射する。
【0107】この点P1から反射回折された回折光のう
ち+1次回折光N+1と−1次回折光N-1は入射光束の光
路の両脇に発生し、光束分離手段(30a=30bと同
じ構造)に再入射して、反射膜(Ma1=図不示),
(Ma2 =図不示)が施された反射面で反射される。
(それ以外の回折光はすべて透過する。)反射面で反射
した2つの光束N+1と光束N-1の光路はY−Z平面に対
して互いに対称である。そしてY−Z平面上に主軸(光
軸)がくるように配置したレンズ11上の光軸に対して
互いに対称な位置で透過屈折して、光路を曲げられて、
光束分離手段30bに入射し、内部の反射膜Mb1 ,M
2 が施された反射面にてそれぞれ反射され、ディスク
6a上の放射状格子列6の第2の点P2に(斜)入射す
る。
【0108】この点P2から反射回折された回折光のう
ち+1次回折光の+1次回折光N+1+1と−1次回折光の
−1次回折光N-1-1は互いに相手側の入射光路の外側に
発生するので、光束分離手段30bの反射膜Mb1 ,M
2 の外側の透過面を透過して、反射面13で反射して
光路を折り曲げた後、ケスタープリズム14に入射し、
内部の分割面BSにて2光束の光路が重ね合わさり、光
束同士が干渉して明暗信号光束に変換し、光電素子10
に入射させている。これにより光電素子10でディスク
6aの回転に基づく明暗信号を得て、前述の式よりディ
スク6aの回転情報を得ている。
【0109】尚、本実施例に係る光束分離手段はロータ
リーエンコーダの他にリニアエンコーダにおいても同様
に適用することができる。
【0110】図20は本発明の実施例12の要部概略図
である。
【0111】本実施例は図19の実施例11に比べてレ
ーザ1からのレーザ光をコリメータレンズ2を介し、光
束分離手段30aの反射面で反射させた後にディスク6
a上の放射状格子6に入射させ、又放射状格子6からの
必要次数の回折光のみを透過面で透過させている。そし
て反射面13aで反射させレンズ11に導光している点
及び光束分離手段30bの反射と透過とを逆にした点が
異なっており、その他の構成は同じである。
【0112】尚、本実施例において次のように一部を変
更しても本発明は同様に適用可能である。
【0113】(ヘ)光束分離手段を平面反射部材(ガラ
ス板上に部分的に反射膜を蒸着したもの等)に変更する
こと。
【0114】(ト)放射状格子より回折される必要な2
つの回折光のうちどちらか一方を反射し、もう一方を透
過するように光路を設定して取り出すような光学系に変
更すること。
【0115】(チ)必要な2つの回折光をスケールの反
対側で取り出す『透過タイプ』のロータリーエンコーダ
に採用すること。
【0116】(リ)反射部分が曲面であるものに変更す
ること。
【0117】
【発明の効果】本発明によれば前述のごとくロータリー
エンコーダを組み込みタイプより構成したときの検出ユ
ニットを適切に構成することにより各要素の組み立て調
整が容易で、組み込みエラーの影響を受けにくく、又デ
ィスクユニットの回転物体への取り付け誤差の影響の少
ない回転情報の高精度な検出が可能なロータリーエンコ
ーダを達成することができる。
【0118】特に本発明によれば ディスクの取り付け時に生じやすい傾き、偏芯による
「干渉信号の乱れ=出力振幅の変動」、「測定精度の悪
化」が生じないようにレンズによる補正光学系を有して
いるので、装置に組み込む時のセッティングの精度が緩
くて済むので、ユーザがエンコーダを取り付け易い。
【0119】光学部品点数が少なく、又受光素子まで
の光路長が短いので、光線を合わせ込む調整(エンコー
ダの組み立て調整)が易しい。又光学部品の加工精度も
従来例に比較して緩くて済むのでコストが安くなった。
【0120】小型化が容易である。 等の効果がある。
【0121】この他、本発明によれば前述のような光束
分離手段を用いて『回折格子列に進行中の光束』に対し
てと『特定次数の回折光』に対する反射、透過の関係が
逆になるように構成して、更に利用回折光の光路から見
て、不要の回折光(0次光=正反射光を含む)に対して
は遮光マスクの効果を具備するようにして、その結果、
回折格子列から短い距離の位置で特定次数の回折光を分
離して取り出せるようにし、装置全体の簡素化を図った
回折光干渉方式のロータリーエンコーダを達成すること
ができる。
【0122】特に本発明によれば 小型化の際に特に問題になりやすい『不要回折光』を
カットするのでゴースト光に妨害されにくく安定した信
号が得られる。
【0123】結晶光学素子等の高価な部品を使用しな
いで済み、又光学部品点数が少なくて済む(ビームスプ
リッティングとマスキングの2つの作用を同時にこな
す)のでローコスト化できる。
【0124】受光素子までの光路長が短くできるの
で、光線を合わせ込む調整(エンコーダの組み立て調
整)が易しい。又光学部品の加工精度も緩くて済むので
ローコスト化できる。 等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の要部概略図
【図2】 図1のディスクユニットの取り付け誤差があ
ったときの光路のずれと補正の説明図
【図3】 図1のディスクユニットの取り付け誤差があ
ったときの光路のずれと補正の説明図
【図4】 図1のディスクユニットの取り付け誤差があ
ったときの光路のずれと補正の説明図
【図5】 本発明の実施例2の一部分の要部概略図
【図6】 本発明の実施例3の一部分の要部概略図
【図7】 本発明の実施例4の一部分の要部概略図
【図8】 本発明の実施例5の一部分の要部概略図
【図9】 本発明の実施例6の要部概略図
【図10】 図9のディスクユニットの取り付け誤差が
あったときの光路のずれと補正の説明図
【図11】 図9のディスクユニットの取り付け誤差が
あったときの光路のずれと補正の説明図
【図12】 図9のディスクユニットの取り付け誤差が
あったときの光路のずれと補正の説明図
【図13】 図9のディスクユニットの取り付け誤差が
あったときの光路のずれと補正の説明図
【図14】 図9のディスクユニットの取り付け誤差が
あったときの光路のずれと補正の説明図
【図15】 本発明の実施例7の一部分の要部概略図
【図16】 本発明の実施例8の一部分の要部概略図
【図17】 本発明の実施例9の一部分の要部概略図
【図18】 本発明の実施例10の一部分の要部概略図
【図19】 本発明の実施例11の要部概略図
【図20】 本発明の実施例12の要部概略図
【図21】 従来のロータリーエンコーダの概略図
【図22】 従来のロータリーエンコーダの概略図
【符号の説明】
1 光源手段 2 コリメータレンズ 6 放射状格子 6a ディスク 8a,8b ビームスプリッタ 10,10a,10b 受光手段 11 球面レンズ 12a,12b シリンドリカルレンズ 13 反射面 14 ケスタープリズム 30a,30b 光束分離手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源手段からの光束を回転しているディ
    スク上の微細格子上の一点P1に入射させ、該点P1か
    らの所定次数の2つの回折光を導光手段により互いに光
    路をずらして導光し、該微細格子上の点P1と略点対称
    の点P2に入射させ、該点P2で回折した所定次数の2
    つの回折光を重ね合わせ手段で重ね合わせて干渉させた
    後受光手段に入射させ、該受光手段で得られた干渉信号
    を利用して該ディスクの回転情報を検出したことを特徴
    とするロータリーエンコーダ。
  2. 【請求項2】 前記光源手段、導光手段、重ね合わせ手
    段そして受光手段は1つの筐体内に収納された検出ユニ
    ットの一要素を構成していることを特徴とする請求項1
    のロータリーエンコーダ。
  3. 【請求項3】 前記導光手段は1つのレンズ群を有し、
    前記点P1で回折された所定次数の2つの回折光は各々
    該レンズ群の光軸に対して対称な領域を通過しているこ
    とを特徴とする請求項1のロータリーエンコーダ。
  4. 【請求項4】 前記導光手段は1つの球面レンズ群と2
    つのシリンドリカルレンズ群とを有し、前記点P1で回
    折された所定次数の2つの回折光は各々該球面レンズ群
    の光軸に対して対称な領域を通過していることを特徴と
    する請求項1のロータリーエンコーダ。
  5. 【請求項5】 前記球面レンズ群は前記ディスクの接線
    方向成分に対して点P1を点P2に略等倍で写像してお
    り、前記2つのシリンドリカルレンズ群は該ディスクの
    半径方向成分に屈折力を有しており、該ディスクの半径
    方向成分に対して一方のシリンドリカルレンズ群は該点
    P1を該球面レンズ群近傍に一度結像させた後該球面レ
    ンズを介し、該点P1の像を他方のシリンドリカルレン
    ズ群により点P2に再結像していることを特徴とする請
    求項4のロータリーエンコーダ。
  6. 【請求項6】 光源手段からの光束を光束分離手段を介
    して回転しているディスク上の微細格子に入射させ、該
    微細格子からの所定次数の2つの回折光を該光束分離手
    段を介して取り出し重ね合わせ手段で重ね合わせて干渉
    させた後、受光手段に入射させ、該受光手段で得られた
    干渉信号を利用して該ディスクの回転情報を検出する
    際、該光束分離手段は入射光束を部分的に反射及び透過
    する領域より成っており、該反射及び透過する領域を利
    用して該微細格子への光束の入射及び該微細格子からの
    回折光を取り出していることを特徴とするロータリーエ
    ンコーダ。
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