JPH05156970A - 内燃機関用の燃料噴射ポンプ - Google Patents
内燃機関用の燃料噴射ポンプInfo
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M41/00—Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor
- F02M41/08—Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来必要であった、圧力制御弁の放圧導管に
おける圧力弁を省いて、所要スペース及び製造コストの
節減を可能にする機能確実な燃料噴射ポンプを提供す
る。 【構成】 圧力制限弁の制御ピストンとして、フィード
ポンプ１５の圧力制御弁戻し室２５を放圧するために、
噴射調節装置２の噴射調節ピストン４が働き、該噴射調
節ピストンが周面に、戻し室９と接続されていて制御縁
によって制限される制御開口を有しており、該制御開口
が、噴射調節ピストンの規定の摺動位置からは、戻し室
２５の、シリンダ３に開口している放圧導管２９と接続
されるようになっている。
おける圧力弁を省いて、所要スペース及び製造コストの
節減を可能にする機能確実な燃料噴射ポンプを提供す
る。 【構成】 圧力制限弁の制御ピストンとして、フィード
ポンプ１５の圧力制御弁戻し室２５を放圧するために、
噴射調節装置２の噴射調節ピストン４が働き、該噴射調
節ピストンが周面に、戻し室９と接続されていて制御縁
によって制限される制御開口を有しており、該制御開口
が、噴射調節ピストンの規定の摺動位置からは、戻し室
２５の、シリンダ３に開口している放圧導管２９と接続
されるようになっている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関用の燃料噴射
ポンプ、特に分配型燃料噴射ポンプであって、噴射調節
装置が設けられており、該噴射調節装置が、シリンダ内
を摺動可能な噴射調節ピストンを有しており、該噴射調
節ピストンが、シリンダ内において一方の端面に、回転
数に関連して制御される制御圧にさらされる作業室を閉
鎖していて、他方の端面に戻し室を制限しており、該戻
し室が、噴射調節ピストンに戻し力を負荷するばねを内
蔵していて、戻し導管を介して放圧されており、燃料噴
射ポンプに対して同期的に駆動されるフィードポンプが
設けられており、該フィードポンプの吐出圧が、制御圧
として圧力制御弁によって制御されており、該圧力制御
弁が、制御圧によって負荷されていて戻しばねに抗して
移動調節可能な壁を有しており、該壁が、圧力室を、戻
しばねを収容している戻し室から隔てており、該戻し室
が、常に絞り孔を介して圧力室と接続されており、この
場合圧力制御弁における移動調節可能な壁の調節運動と
共に、圧力室から放圧室に通じる流出導管が制御される
ようになっていて、戻し室が、温度に関連して操作され
る保圧弁と圧力制限弁とを介して放圧可能であり、該圧
力制御弁が、制御圧によって負荷されていて戻しばねに
抗して移動調節可能な制御ピストンを有しており、該制
御ピストンによって、戻し室と接続されている放圧導管
の流過横断面が制御可能である形式のものに関する。
ポンプ、特に分配型燃料噴射ポンプであって、噴射調節
装置が設けられており、該噴射調節装置が、シリンダ内
を摺動可能な噴射調節ピストンを有しており、該噴射調
節ピストンが、シリンダ内において一方の端面に、回転
数に関連して制御される制御圧にさらされる作業室を閉
鎖していて、他方の端面に戻し室を制限しており、該戻
し室が、噴射調節ピストンに戻し力を負荷するばねを内
蔵していて、戻し導管を介して放圧されており、燃料噴
射ポンプに対して同期的に駆動されるフィードポンプが
設けられており、該フィードポンプの吐出圧が、制御圧
として圧力制御弁によって制御されており、該圧力制御
弁が、制御圧によって負荷されていて戻しばねに抗して
移動調節可能な壁を有しており、該壁が、圧力室を、戻
しばねを収容している戻し室から隔てており、該戻し室
が、常に絞り孔を介して圧力室と接続されており、この
場合圧力制御弁における移動調節可能な壁の調節運動と
共に、圧力室から放圧室に通じる流出導管が制御される
ようになっていて、戻し室が、温度に関連して操作され
る保圧弁と圧力制限弁とを介して放圧可能であり、該圧
力制御弁が、制御圧によって負荷されていて戻しばねに
抗して移動調節可能な制御ピストンを有しており、該制
御ピストンによって、戻し室と接続されている放圧導管
の流過横断面が制御可能である形式のものに関する。
【０００２】
【従来の技術】ドイツ連邦共和国特許出願公開第３９１
２６２４号明細書に基づいて公知のこのような形式の燃
料噴射ポンプでは、フィードポンプの圧力制御弁のハイ
ドロリック的な遮断によって、フィードポンプの抑制制
御が阻止され、ひいては吐出されるすべての燃料が、制
御圧を形成するために使用される。このようにして冷機
状態の内燃機関においても、可能な限り迅速に、高い吸
込み室圧と、これに関連した「早め」の方向における噴
射時期調節とを達成することができる。公知の冷機始動
システムは、噴射調節装置を備えた燃料噴射ポンプと、
燃料噴射ポンプに通じる供給導管に設けられた圧力制御
弁を介して吸込み室への燃料供給が制御されるフィード
ポンプと、圧力制御弁戻し室の放圧導管に並列に配置さ
れた２つの弁とから構成されており、そしてこの両方の
弁のうちの一方の弁は、機関の運転温度に関連して開放
され、かつ他方の弁は、吸込み室における制御圧に関連
して開放されるようになっている。圧力制御弁戻し室の
放圧導管に設けられたこの両方の弁は、暖機運転段階に
おいてつまり始動時に、圧力制御弁を介したバイパス導
管のハイドロリック的な遮断によって、燃料供給の抑制
制御を可能にする。そしてこの結果すべての燃料は燃料
噴射ポンプに供給され、公知のように、制御圧が迅速に
形成され、これによって噴射調節装置は「早め」の方向
に移動調節される。この特殊な早め調節は、規定の圧力
の到達及びこれに関連した圧力弁の開放によって、又は
暖機運転段階の終了時に放圧弁の開放制御によって、終
了させられる。そしてこの際に、圧力制御弁の戻し室の
放圧導管が開放される。その後において、噴射調節装置
に作用する圧力は、公知のように、回転数に関連して圧
力制御弁によって制御される。早め調節は、冷機時始動
特性と暖機運転段階における内燃機関の運転とを改善す
る。しかしながら上に述べた公知の装置には、圧力制御
弁の放圧導管に圧力弁を付加的に配置しなくてはならな
いという欠点のみならず、そのために必要となる付加的
な構造スペース及びこれに関連したコストに関しての欠
点が存在する。さらに、内燃機関のための冷機時始動装
置全体の構造を簡単化することが望まれている。
２６２４号明細書に基づいて公知のこのような形式の燃
料噴射ポンプでは、フィードポンプの圧力制御弁のハイ
ドロリック的な遮断によって、フィードポンプの抑制制
御が阻止され、ひいては吐出されるすべての燃料が、制
御圧を形成するために使用される。このようにして冷機
状態の内燃機関においても、可能な限り迅速に、高い吸
込み室圧と、これに関連した「早め」の方向における噴
射時期調節とを達成することができる。公知の冷機始動
システムは、噴射調節装置を備えた燃料噴射ポンプと、
燃料噴射ポンプに通じる供給導管に設けられた圧力制御
弁を介して吸込み室への燃料供給が制御されるフィード
ポンプと、圧力制御弁戻し室の放圧導管に並列に配置さ
れた２つの弁とから構成されており、そしてこの両方の
弁のうちの一方の弁は、機関の運転温度に関連して開放
され、かつ他方の弁は、吸込み室における制御圧に関連
して開放されるようになっている。圧力制御弁戻し室の
放圧導管に設けられたこの両方の弁は、暖機運転段階に
おいてつまり始動時に、圧力制御弁を介したバイパス導
管のハイドロリック的な遮断によって、燃料供給の抑制
制御を可能にする。そしてこの結果すべての燃料は燃料
噴射ポンプに供給され、公知のように、制御圧が迅速に
形成され、これによって噴射調節装置は「早め」の方向
に移動調節される。この特殊な早め調節は、規定の圧力
の到達及びこれに関連した圧力弁の開放によって、又は
暖機運転段階の終了時に放圧弁の開放制御によって、終
了させられる。そしてこの際に、圧力制御弁の戻し室の
放圧導管が開放される。その後において、噴射調節装置
に作用する圧力は、公知のように、回転数に関連して圧
力制御弁によって制御される。早め調節は、冷機時始動
特性と暖機運転段階における内燃機関の運転とを改善す
る。しかしながら上に述べた公知の装置には、圧力制御
弁の放圧導管に圧力弁を付加的に配置しなくてはならな
いという欠点のみならず、そのために必要となる付加的
な構造スペース及びこれに関連したコストに関しての欠
点が存在する。さらに、内燃機関のための冷機時始動装
置全体の構造を簡単化することが望まれている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ゆえに本発明の課題
は、冒頭に述べた形式の燃料噴射ポンプを改良して、従
来必要であった、圧力制御弁の放圧導管における圧力弁
を省いて、所要スペース及び製造コストの節減を可能に
する機能確実な燃料噴射ポンプを提供することである。
は、冒頭に述べた形式の燃料噴射ポンプを改良して、従
来必要であった、圧力制御弁の放圧導管における圧力弁
を省いて、所要スペース及び製造コストの節減を可能に
する機能確実な燃料噴射ポンプを提供することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、圧力制限弁の制御ピストンとし
て、フィードポンプの圧力制御弁戻し室を放圧するため
に、噴射調節装置の噴射調節ピストンが働き、該噴射調
節ピストンが周面に、戻し室と接続されていて制御縁に
よって制限される制御開口を有しており、該制御開口
が、噴射調節ピストンの規定の摺動位置からは、戻し室
の、シリンダに開口している放圧導管と接続されるよう
になっている。
に本発明の構成では、圧力制限弁の制御ピストンとし
て、フィードポンプの圧力制御弁戻し室を放圧するため
に、噴射調節装置の噴射調節ピストンが働き、該噴射調
節ピストンが周面に、戻し室と接続されていて制御縁に
よって制限される制御開口を有しており、該制御開口
が、噴射調節ピストンの規定の摺動位置からは、戻し室
の、シリンダに開口している放圧導管と接続されるよう
になっている。
【０００５】
【発明の効果】このように構成された本発明による燃料
噴射ポンプには、公知の燃料噴射ポンプに比べて次のよ
うな利点を有している。すなわち本発明の燃料噴射ポン
プでは、噴射調節装置の噴射調節ピストンの位置が、圧
力制御弁の放圧導管を遮断するために、回転数に正比例
した信号として利用される。これによって、別体の圧力
制御式の弁を省くことができ、ひいては燃料噴射ポンプ
の製造時におけるコストの低減をも達成することができ
る。さらに、冷機時始動加速から通常機能への移行時に
おける噴射時期調節位置の誤差を、小さく保つことも可
能になる。
噴射ポンプには、公知の燃料噴射ポンプに比べて次のよ
うな利点を有している。すなわち本発明の燃料噴射ポン
プでは、噴射調節装置の噴射調節ピストンの位置が、圧
力制御弁の放圧導管を遮断するために、回転数に正比例
した信号として利用される。これによって、別体の圧力
制御式の弁を省くことができ、ひいては燃料噴射ポンプ
の製造時におけるコストの低減をも達成することができ
る。さらに、冷機時始動加速から通常機能への移行時に
おける噴射時期調節位置の誤差を、小さく保つことも可
能になる。
【０００６】
【実施例】次に図面につき本発明の実施例を説明しま
す。
す。
【０００７】図１には、分配型燃料噴射ポンプ１の一部
が噴射調節装置２と共に示されており、この噴射調節装
置は、シリンダ３内を摺動可能な噴射調節ピストン４を
有している。噴射調節ピストン４は、その一方の端面に
おいて戻しばね５によって負荷されており、この戻しば
ねは、シリンダ３の一方の端面に位置固定に支持されて
いて、戻し室９内に位置している。この戻し室９は、シ
リンダ３の一方の端面と該シリンダの壁と噴射調節ピス
トン４の一方の端面とによって、形成されており、噴射
調節ピストンの他方の端面には、シリンダ３内におい
て、噴射調節作業室６が制限されている。噴射調節作業
室６は、噴射調節ピストン４に設けられた絞り孔７を介
して、燃料噴射ポンプの内室に設けられた吸込み室８と
接続されている。戻し室９の範囲においてシリンダ３は
その円筒形の壁に、流入孔１０を有しており、この流入
孔は、戻し室と常に接続されている孔によって噴射調節
ピストン４に形成された制御縁１１を介して、シリンダ
３内における噴射調節ピストン４の軸方向運動中に、開
閉される。さらに、シリンダ３の端面を介して放圧孔１
２が、噴射調節装置２の戻し室９に開口しており、これ
によって戻し室９は、燃料タンク１４に通じる戻し導管
１３を介して、常に放圧されている。吸込み室８には、
分配型燃料噴射ポンプ１に対して同期的に駆動されるフ
ィードポンプ１５によって、圧力導管１６を介して、燃
料が供給される。この場合フィードポンプ１５は、吸込
み導管１７を介して燃料タンク１４から燃料を取り出
す。フィードポンプ１５に対して並列に、バイパス導管
１８が配置されており、このバイパス導管には圧力制御
弁１９が設けられている。この圧力制御弁１９は、制御
ピストン２０の形をした移動調節可能な壁を有してお
り、この制御ピストンは、シリンダ２１内において密に
滑動し、一方の端面において圧力室２２を制限してい
る。そしてこの圧力室２２には、圧力導管１６から延び
たバイパス導管１８が開口している。制御ピストン２０
は他方の端面において戻し室２５を制限しており、この
戻し室内には戻しばね２６が配置されている。この戻し
ばね２６は、一方では制御ピストン２０に、かつ他方で
はシリンダ２１の上側の端面に支持されている。さら
に、圧力室２２の流出導管２３が、シリンダ２１の円筒
形の壁に設けられており、この場合流出導管２３の横断
面は、制御ピストン２０の底によって形成されている制
御縁２４によって、制御ピストン２０の軸方向位置に応
じて開閉される。流出導管２３は、バイパス導管１８を
介して、フィードポンプ１５に通じる吸込み導管１７に
開口している。戻し室２５は、絞り２７を介して常に圧
力室２２と接続されている。さらに戻し室２５は、放圧
導管２９を介して燃料タンク１４と接続されている。こ
の放圧導管２９には保圧弁３０が配置されており、この
保圧弁は、戻し室２５からの流出を遮断することができ
る。この保圧弁３０は、逆止弁として構成されていて、
ばね部材３２を備えた玉弁３１によって閉鎖されるよう
になっており、この場合閉鎖部材は、温度に関連して作
動する調節部材３３によって押される。この調節部材３
３は、例えば、内燃機関の冷却水にさらされて内燃機関
の運転温度を検出するサーモスタット又は膨張素子であ
る。従って、暖機された内燃機関においては調節部材３
３によって、閉鎖部材は、玉弁３１のばね力に抗して押
され、これによって、放圧導管２９は燃料タンク１４に
向かって開放させられる。保圧弁３０に対して並列に、
放圧導管３９が、噴射調節装置２のシリンダ３に設けら
れた流入孔１０に通じており、この場合噴射調節ピスト
ン４によってその規定の軸方向位置からは、開放横断面
が開放され、この結果燃料が、圧力制御弁１９の戻し室
２５から、噴射調節装置２の戻し室９を介して燃料タン
ク１４に流出することができる。燃料噴射ポンプの運転
中、その吸込み室は燃料によって満たされている。圧力
制御弁１９の圧力室２２と戻し室２５とにおいては、等
しい圧力が存在しているので、戻しばね２６は制御ピス
トン２０を圧力制御弁１９のシリンダ２１の底に向かっ
て移動させ、ひいては流出導管２３を閉鎖する。相応に
噴射調節ピストン４もまた、戻しばね５によってその出
発位置に保たれ、その周面で流入孔１０を閉鎖する。始
動時にフィードポンプ１５が動かされると、吸込み室８
及び圧力制御弁１９の圧力室２２において圧力が生じ
る。内燃機関がなお冷機状態にある場合における戻し室
２５の放圧は、保圧弁３０と噴射調節装置２とを介して
遮断されているので、制御ピストン２０はその出発位置
に保たれ、バイパス導管１８は閉鎖されたままである。
この結果、吐出された燃料はすべて、燃料噴射ポンプ１
の吸込み室８に流入し、これによって吸込み室８におい
て極めて迅速に、有効な制御圧が形成され得る。この吸
込み室８における圧力の急激な上昇によって、絞り孔７
を介して噴射調節作業室６においても迅速に圧力が上昇
せしめられ、ひいてはこの噴射調節作業室６において、
噴射調節ピストン４の軸方向運動によって、「早め」の
方向における噴射開始時期調節が行われる。内燃機関ひ
いては燃料噴射ポンプの回転数が上昇すると、噴射調節
ピストン４の制御縁１１の位置が、圧力制御弁１９の戻
し室２５の放圧導管２９の流入孔１０を開放するまで、
吸込み室の圧力はさらに上昇する。そして流入孔１０が
開放されると、放圧導管２９の遮断が解除され、戻し室
２５からの燃料は、噴射調節装置２の戻し室９を介して
流出することができ、この結果、圧力制御弁１９の戻し
室２５における圧力が直ちに降下せしめられる。フィー
ドポンプ１５によって圧力室２２内に生ぜしめられる圧
力は、いまや、制御ピストン２０を戻しばね２６のばね
力に抗して移動させるのに十分であり、ひいては、制御
ピストン２０における制御縁２４を介して流出導管２３
を開放するのに十分である。この際に、吐出された燃料
の一部は圧力制御弁１９のバイパス導管１８を介して流
出するので、吸込み室８における急勾配の圧力上昇の抑
制制御が、ひいてはこれに関連した噴射調節装置２の噴
射時期早め調節が、行われる。さらに回転数が上昇する
と、回転数と共に高まる制御圧経過が生ぜしめられる。
それというのは、いまや圧力制御弁１９の戻し室２５が
放圧され、圧力制御弁１９はいまや回転数に関連して吸
込み室８における圧力を、流出絞り（流出導管２３）の
開放程度によって制御するからである。保圧弁３０は、
温度に関連して、内燃機関の規定の運転温度において同
様に開放させられる。圧力制御弁１９の戻し室２５の放
圧導管２９におけるこの放圧弁３０は、噴射調節装置２
の極端な早め時期調節を、運転温度到達後に終了させる
という課題と、暖機状態における内燃機関の始動時にお
いては、早めの噴射開始及びこれに関連した多量の有害
物質放出を回避するという課題を担っている。この課題
は次のことによって、すなわち、温度に関連した調節部
材３３が、機関停止時及びこれに関連した燃料圧降下時
にも、冷却媒体が熱い場合には、保圧弁３０を開放状態
に保ち、ひいては圧力制御弁１９における戻し室２５の
放圧を常に保証することによって、解決される。機関が
始動すると、圧力調整ひいては噴射時期調節が直ちに回
転数に関連して圧力制御弁１９を介して行われる。これ
によって本発明による装置は、噴射調節装置の噴射調節
ピストンによって規定された値に達するまで、冷機状態
の内燃機関においてのみ、極端な噴射時期調節を可能に
する。このようにして、冷機状態の内燃機関における強
力な早め時期調節が、暖機状態の内燃機関における始動
に、不都合な作用を及ぼすことはなくなる。本発明によ
る燃料噴射ポンプの傑出した利点は、圧力制御弁１９の
放圧導管２９における圧力弁の節約にあり、そして本発
明では内燃機関の暖機運転段階中における回転数に関連
した制御は、燃料噴射ポンプ１の噴射調節装置２の噴射
調節ピストン４を介して実現されている。
が噴射調節装置２と共に示されており、この噴射調節装
置は、シリンダ３内を摺動可能な噴射調節ピストン４を
有している。噴射調節ピストン４は、その一方の端面に
おいて戻しばね５によって負荷されており、この戻しば
ねは、シリンダ３の一方の端面に位置固定に支持されて
いて、戻し室９内に位置している。この戻し室９は、シ
リンダ３の一方の端面と該シリンダの壁と噴射調節ピス
トン４の一方の端面とによって、形成されており、噴射
調節ピストンの他方の端面には、シリンダ３内におい
て、噴射調節作業室６が制限されている。噴射調節作業
室６は、噴射調節ピストン４に設けられた絞り孔７を介
して、燃料噴射ポンプの内室に設けられた吸込み室８と
接続されている。戻し室９の範囲においてシリンダ３は
その円筒形の壁に、流入孔１０を有しており、この流入
孔は、戻し室と常に接続されている孔によって噴射調節
ピストン４に形成された制御縁１１を介して、シリンダ
３内における噴射調節ピストン４の軸方向運動中に、開
閉される。さらに、シリンダ３の端面を介して放圧孔１
２が、噴射調節装置２の戻し室９に開口しており、これ
によって戻し室９は、燃料タンク１４に通じる戻し導管
１３を介して、常に放圧されている。吸込み室８には、
分配型燃料噴射ポンプ１に対して同期的に駆動されるフ
ィードポンプ１５によって、圧力導管１６を介して、燃
料が供給される。この場合フィードポンプ１５は、吸込
み導管１７を介して燃料タンク１４から燃料を取り出
す。フィードポンプ１５に対して並列に、バイパス導管
１８が配置されており、このバイパス導管には圧力制御
弁１９が設けられている。この圧力制御弁１９は、制御
ピストン２０の形をした移動調節可能な壁を有してお
り、この制御ピストンは、シリンダ２１内において密に
滑動し、一方の端面において圧力室２２を制限してい
る。そしてこの圧力室２２には、圧力導管１６から延び
たバイパス導管１８が開口している。制御ピストン２０
は他方の端面において戻し室２５を制限しており、この
戻し室内には戻しばね２６が配置されている。この戻し
ばね２６は、一方では制御ピストン２０に、かつ他方で
はシリンダ２１の上側の端面に支持されている。さら
に、圧力室２２の流出導管２３が、シリンダ２１の円筒
形の壁に設けられており、この場合流出導管２３の横断
面は、制御ピストン２０の底によって形成されている制
御縁２４によって、制御ピストン２０の軸方向位置に応
じて開閉される。流出導管２３は、バイパス導管１８を
介して、フィードポンプ１５に通じる吸込み導管１７に
開口している。戻し室２５は、絞り２７を介して常に圧
力室２２と接続されている。さらに戻し室２５は、放圧
導管２９を介して燃料タンク１４と接続されている。こ
の放圧導管２９には保圧弁３０が配置されており、この
保圧弁は、戻し室２５からの流出を遮断することができ
る。この保圧弁３０は、逆止弁として構成されていて、
ばね部材３２を備えた玉弁３１によって閉鎖されるよう
になっており、この場合閉鎖部材は、温度に関連して作
動する調節部材３３によって押される。この調節部材３
３は、例えば、内燃機関の冷却水にさらされて内燃機関
の運転温度を検出するサーモスタット又は膨張素子であ
る。従って、暖機された内燃機関においては調節部材３
３によって、閉鎖部材は、玉弁３１のばね力に抗して押
され、これによって、放圧導管２９は燃料タンク１４に
向かって開放させられる。保圧弁３０に対して並列に、
放圧導管３９が、噴射調節装置２のシリンダ３に設けら
れた流入孔１０に通じており、この場合噴射調節ピスト
ン４によってその規定の軸方向位置からは、開放横断面
が開放され、この結果燃料が、圧力制御弁１９の戻し室
２５から、噴射調節装置２の戻し室９を介して燃料タン
ク１４に流出することができる。燃料噴射ポンプの運転
中、その吸込み室は燃料によって満たされている。圧力
制御弁１９の圧力室２２と戻し室２５とにおいては、等
しい圧力が存在しているので、戻しばね２６は制御ピス
トン２０を圧力制御弁１９のシリンダ２１の底に向かっ
て移動させ、ひいては流出導管２３を閉鎖する。相応に
噴射調節ピストン４もまた、戻しばね５によってその出
発位置に保たれ、その周面で流入孔１０を閉鎖する。始
動時にフィードポンプ１５が動かされると、吸込み室８
及び圧力制御弁１９の圧力室２２において圧力が生じ
る。内燃機関がなお冷機状態にある場合における戻し室
２５の放圧は、保圧弁３０と噴射調節装置２とを介して
遮断されているので、制御ピストン２０はその出発位置
に保たれ、バイパス導管１８は閉鎖されたままである。
この結果、吐出された燃料はすべて、燃料噴射ポンプ１
の吸込み室８に流入し、これによって吸込み室８におい
て極めて迅速に、有効な制御圧が形成され得る。この吸
込み室８における圧力の急激な上昇によって、絞り孔７
を介して噴射調節作業室６においても迅速に圧力が上昇
せしめられ、ひいてはこの噴射調節作業室６において、
噴射調節ピストン４の軸方向運動によって、「早め」の
方向における噴射開始時期調節が行われる。内燃機関ひ
いては燃料噴射ポンプの回転数が上昇すると、噴射調節
ピストン４の制御縁１１の位置が、圧力制御弁１９の戻
し室２５の放圧導管２９の流入孔１０を開放するまで、
吸込み室の圧力はさらに上昇する。そして流入孔１０が
開放されると、放圧導管２９の遮断が解除され、戻し室
２５からの燃料は、噴射調節装置２の戻し室９を介して
流出することができ、この結果、圧力制御弁１９の戻し
室２５における圧力が直ちに降下せしめられる。フィー
ドポンプ１５によって圧力室２２内に生ぜしめられる圧
力は、いまや、制御ピストン２０を戻しばね２６のばね
力に抗して移動させるのに十分であり、ひいては、制御
ピストン２０における制御縁２４を介して流出導管２３
を開放するのに十分である。この際に、吐出された燃料
の一部は圧力制御弁１９のバイパス導管１８を介して流
出するので、吸込み室８における急勾配の圧力上昇の抑
制制御が、ひいてはこれに関連した噴射調節装置２の噴
射時期早め調節が、行われる。さらに回転数が上昇する
と、回転数と共に高まる制御圧経過が生ぜしめられる。
それというのは、いまや圧力制御弁１９の戻し室２５が
放圧され、圧力制御弁１９はいまや回転数に関連して吸
込み室８における圧力を、流出絞り（流出導管２３）の
開放程度によって制御するからである。保圧弁３０は、
温度に関連して、内燃機関の規定の運転温度において同
様に開放させられる。圧力制御弁１９の戻し室２５の放
圧導管２９におけるこの放圧弁３０は、噴射調節装置２
の極端な早め時期調節を、運転温度到達後に終了させる
という課題と、暖機状態における内燃機関の始動時にお
いては、早めの噴射開始及びこれに関連した多量の有害
物質放出を回避するという課題を担っている。この課題
は次のことによって、すなわち、温度に関連した調節部
材３３が、機関停止時及びこれに関連した燃料圧降下時
にも、冷却媒体が熱い場合には、保圧弁３０を開放状態
に保ち、ひいては圧力制御弁１９における戻し室２５の
放圧を常に保証することによって、解決される。機関が
始動すると、圧力調整ひいては噴射時期調節が直ちに回
転数に関連して圧力制御弁１９を介して行われる。これ
によって本発明による装置は、噴射調節装置の噴射調節
ピストンによって規定された値に達するまで、冷機状態
の内燃機関においてのみ、極端な噴射時期調節を可能に
する。このようにして、冷機状態の内燃機関における強
力な早め時期調節が、暖機状態の内燃機関における始動
に、不都合な作用を及ぼすことはなくなる。本発明によ
る燃料噴射ポンプの傑出した利点は、圧力制御弁１９の
放圧導管２９における圧力弁の節約にあり、そして本発
明では内燃機関の暖機運転段階中における回転数に関連
した制御は、燃料噴射ポンプ１の噴射調節装置２の噴射
調節ピストン４を介して実現されている。
【０００８】図２には、噴射調節の経過が、回転数を横
軸によって線図で示されている。この線図において破線
は、本発明による燃料噴射ポンプにおける経過を示して
おり、これに対して実線は、冷機始動加速機構を備えて
いない分配型燃料噴射における経過を示している。本発
明による燃料噴射ポンプの経過を示す破線は、機関の始
動後において、吸込み室における迅速な圧力形成、ひい
てはそれに関連した噴射開始の急勾配の上昇を示してい
る（ポイントＡ−ポイントＢ）。ポイントＢにおいて、
規定された早め時期調節の到達と、これに関連した噴射
調節装置の噴射調節ピストンの位置とによって、圧力制
御弁１９の戻し室２５における放圧導管２９が開放さ
れ、これに関連して、既に述べたように、燃料噴射ポイ
ント１の吸込み室８への燃料流出が抑制制御される。こ
の回転数ポイントから、ポイントＣに相当する回転数が
得られるまで、吸込み室における圧力は等しいか、又は
幾分上昇する。回転数ポイントＣからは圧力制御弁１９
は、制御圧を、ひいては燃料噴射ポイントの噴射開始時
期を、回転数に関連して通常のように制御することにな
る。
軸によって線図で示されている。この線図において破線
は、本発明による燃料噴射ポンプにおける経過を示して
おり、これに対して実線は、冷機始動加速機構を備えて
いない分配型燃料噴射における経過を示している。本発
明による燃料噴射ポンプの経過を示す破線は、機関の始
動後において、吸込み室における迅速な圧力形成、ひい
てはそれに関連した噴射開始の急勾配の上昇を示してい
る（ポイントＡ−ポイントＢ）。ポイントＢにおいて、
規定された早め時期調節の到達と、これに関連した噴射
調節装置の噴射調節ピストンの位置とによって、圧力制
御弁１９の戻し室２５における放圧導管２９が開放さ
れ、これに関連して、既に述べたように、燃料噴射ポイ
ント１の吸込み室８への燃料流出が抑制制御される。こ
の回転数ポイントから、ポイントＣに相当する回転数が
得られるまで、吸込み室における圧力は等しいか、又は
幾分上昇する。回転数ポイントＣからは圧力制御弁１９
は、制御圧を、ひいては燃料噴射ポイントの噴射開始時
期を、回転数に関連して通常のように制御することにな
る。
【図１】本発明による燃料噴射ポンプを概略的に示す図
である。
である。
【図２】圧力制御弁の圧力室における圧力経過もしく
は、噴射調節装置において有効な制御圧の圧力経過を、
噴射調節ピストンの種々異なった作用状態において示す
線図である。
は、噴射調節装置において有効な制御圧の圧力経過を、
噴射調節ピストンの種々異なった作用状態において示す
線図である。
１ 燃料噴射ポンプ、 ２ 噴射調節装置、 ３ シリ
ンダ、 ４ 噴射調節ピストン、 ５ 戻しばね、 ６
噴射調節作業室、 ７ 絞り孔、 ８ 吸込み室、
９ 戻し室、 １０ 流入孔、 １１ 制御縁、 １２
放圧孔、 １３戻し導管、 １４ 燃料タンク、 １
５ フィードポンプ、 １６ 圧力導管、１７ 吸込み
導管、 １８ バイパス導管、 １９ 圧力制御弁、
２０制御ピストン、 ２１ シリンダ、 ２２ 圧力
室、 ２３ 流出導管、 ２４ 制御縁、 ２５ 戻し
室、 ２６ 戻しばね、 ２７ 絞り、 ２９ 放圧導
管、 ３０ 保圧弁、 ３１ 玉弁、 ３２ ばね部
材、 ３３ 調節部材、３９ 放圧導管
ンダ、 ４ 噴射調節ピストン、 ５ 戻しばね、 ６
噴射調節作業室、 ７ 絞り孔、 ８ 吸込み室、
９ 戻し室、 １０ 流入孔、 １１ 制御縁、 １２
放圧孔、 １３戻し導管、 １４ 燃料タンク、 １
５ フィードポンプ、 １６ 圧力導管、１７ 吸込み
導管、 １８ バイパス導管、 １９ 圧力制御弁、
２０制御ピストン、 ２１ シリンダ、 ２２ 圧力
室、 ２３ 流出導管、 ２４ 制御縁、 ２５ 戻し
室、 ２６ 戻しばね、 ２７ 絞り、 ２９ 放圧導
管、 ３０ 保圧弁、 ３１ 玉弁、 ３２ ばね部
材、 ３３ 調節部材、３９ 放圧導管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハンネス プフルーク ドイツ連邦共和国 ヴァイルダーシュタッ ト ヘルマン−シュッツ−シュトラーセ ９ (72)発明者 モハマド−アリ コスラヴィ ドイツ連邦共和国 ルートヴィヒスブルク ファヴォリーテゲルテン 50 (72)発明者 ミヒャエル シャルフ ドイツ連邦共和国 ブラウンシュヴァイク レーベンリンク 63 (72)発明者 ヘルムート ジモン ドイツ連邦共和国 ゲッピンゲン トゥル バウアーヴェーク 48 (72)発明者 クリスティアン タウト ドイツ連邦共和国 ヴィンネンデン−シェ ルメンホルツ フォルストシュトラーセ 26 (72)発明者 ヴォルフガング ゴル ドイツ連邦共和国 イルスフェルト イム リング 54 (72)発明者 パウル ビューテリッヒ ドイツ連邦共和国 シュヴィーバーディン ゲン アバーリン−イェルク−シュトラー セ １ (72)発明者 トーマス フォルテンバッヒャー ドイツ連邦共和国 ゲルリンゲン バッハ シュトラーセ 29 (72)発明者 カール コンラート ドイツ連邦共和国 フライベルク ネッカ ー フォーゲルザングシュトラーセ 45
Claims (1)
- 【請求項１】 内燃機関用の燃料噴射ポンプ（１）であ
って、噴射調節装置（２）が設けられており、該噴射調
節装置が、シリンダ（３）内を摺動可能な噴射調節ピス
トン（４）を有しており、該噴射調節ピストンが、シリ
ンダ（１３）内において一方の端面に、回転数に関連し
て制御される制御圧にさらされる作業室（６）を閉鎖し
ていて、他方の端面に戻し室（９）を制限しており、該
戻し室が、噴射調節ピストン（４）に戻し力を負荷する
ばね（５）を内蔵していて、戻し導管（１３）を介して
放圧されており、燃料噴射ポンプに対して同期的に駆動
されるフィードポンプ（１５）が設けられており、該フ
ィードポンプの吐出圧が、制御圧として圧力制御弁（１
９）によって制御されており、該圧力制御弁が、制御圧
によって負荷されていて戻しばね（２６）に抗して移動
調節可能な壁を有しており、該壁が、圧力室（２２）
を、戻しばね（２６）を収容している戻し室（２５）か
ら隔てており、該戻し室が、常に絞り孔（２７）を介し
て圧力室（２２）と接続されており、この場合圧力制御
弁（１９）における移動調節可能な壁の調節運動と共
に、圧力室（２２）から放圧室に通じる流出導管（２
３）が制御されるようになっていて、戻し室（２５）
が、温度に関連して操作される保圧弁（３０）と圧力制
限弁とを介して放圧可能であり、該圧力制御弁が、制御
圧によって負荷されていて戻しばねに抗して移動調節可
能な制御ピストンを有しており、該制御ピストンによっ
て、戻し室と接続されている放圧導管の流過横断面が制
御可能である形式のものにおいて、圧力制限弁の制御ピ
ストンとして、フィードポンプ（１５）の圧力制御弁戻
し室（２５）を放圧するために、噴射調節装置（２）の
噴射調節ピストン（４）が働き、該噴射調節ピストンが
周面に、戻し室（９）と接続されていて制御縁によって
制限される制御開口を有しており、該制御開口が、噴射
調節ピストンの規定の摺動位置からは、戻し室（２５）
の、シリンダ（３）に開口している放圧導管（２９）と
接続されるようになっていることを特徴とする、内燃機
関用の燃料噴射ポンプ。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE4117813.0 | 1991-05-31 | ||
| DE4117813A DE4117813A1 (de) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | Kraftstoffeinspritzpumpe fuer brennkraftmaschinen |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05156970A true JPH05156970A (ja) | 1993-06-22 |
Family
ID=6432847
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4140213A Pending JPH05156970A (ja) | 1991-05-31 | 1992-06-01 | 内燃機関用の燃料噴射ポンプ |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5188083A (ja) |
| EP (1) | EP0515813B1 (ja) |
| JP (1) | JPH05156970A (ja) |
| DE (2) | DE4117813A1 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| DE3943246A1 (de) * | 1989-12-29 | 1991-07-04 | Bosch Gmbh Robert | Kraftstoffeinspritzpumpe |
| DE4311672A1 (de) * | 1993-04-08 | 1994-10-13 | Bosch Gmbh Robert | Kraftstoffeinspritzpumpe |
| GB9725415D0 (en) * | 1997-12-02 | 1998-01-28 | Lucas Ind Plc | Advance arrangement |
| GB9826348D0 (en) * | 1998-12-02 | 1999-01-27 | Lucas Ind Plc | Advance arrangement |
| DE19832842C1 (de) * | 1998-07-21 | 2000-02-17 | Bosch Gmbh Robert | Kraftstoff-Fördersystem zur Kraftstoffversorgung einer Brennkraftmaschine |
| DE19942548A1 (de) * | 1999-09-07 | 2001-03-08 | Mannesmann Vdo Ag | Zum Fördern von Kraftstoff aus einem Kraftstoffbehälter zu einer Brennkraftmaschine eines Kraftfahrzeuges vorgesehene Fördereinrichtung |
| GB0122968D0 (en) * | 2001-09-24 | 2001-11-14 | Delphi Tech Inc | Advance arrangement |
| US8919322B2 (en) | 2010-03-30 | 2014-12-30 | Stephen Lee Cunningham | Oscillating piston engine |
| US9869272B1 (en) | 2011-04-20 | 2018-01-16 | Martin A. Stuart | Performance of a transcritical or supercritical CO2 Rankin cycle engine |
| IN2014DN08504A (ja) | 2012-04-18 | 2015-05-15 | Martin A Stuart | |
| WO2024107534A1 (en) * | 2022-11-14 | 2024-05-23 | Cummins Inc. | Pressure regulator valve for engine fuel system |
Family Cites Families (13)
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|---|---|---|---|---|
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| DE2918867A1 (de) * | 1979-05-10 | 1980-11-20 | Bosch Gmbh Robert | Kraftstoffeinspritzpumpe fuer brennkraftmaschinen |
| US4368709A (en) * | 1980-03-31 | 1983-01-18 | Nissan Motor Company, Limited | Fuel injection pump with an injection timing control device |
| DE3121635A1 (de) * | 1981-05-30 | 1982-12-23 | Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart | Kraftstoffeinspritzpumpe fuer brennkraftmaschinen |
| DE3138606A1 (de) * | 1981-09-29 | 1983-04-14 | Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart | Kraftstoffeinspritzpumpe fuer brennkraftmaschinen |
| DE3148214A1 (de) * | 1981-12-05 | 1983-06-09 | Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart | Kraftstoffeinspritzpumpe fuer brennkraftmaschinen |
| DE3410146A1 (de) * | 1984-03-20 | 1985-10-03 | Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart | Kraftstoffeinspritzpumpe fuer brennkraftmaschinen |
| DE3418437A1 (de) * | 1984-05-18 | 1985-11-21 | Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart | Kraftstoffeinspritzpumpe fuer brennkraftmaschinen |
| JPS6117150U (ja) * | 1984-05-28 | 1986-01-31 | 株式会社ボッシュオートモーティブ システム | 分配型燃料噴射ポンプ |
| DE3517974A1 (de) * | 1985-05-18 | 1986-11-20 | Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart | Kraftstoffeinspritzpumpe fuer brennkraftmaschinen |
| DE3619325A1 (de) * | 1986-06-09 | 1987-12-10 | Bosch Gmbh Robert | Kraftstoffeinspritzpumpe fuer brennkraftmaschinen |
| DE3912624A1 (de) * | 1989-04-18 | 1990-10-25 | Bosch Gmbh Robert | Kraftstoffeinspritzpumpe fuer brennkraftmaschinen |
-
1991
- 1991-05-31 DE DE4117813A patent/DE4117813A1/de not_active Withdrawn
-
1992
- 1992-04-11 DE DE59201577T patent/DE59201577D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1992-04-11 EP EP92106301A patent/EP0515813B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1992-05-29 US US07/890,427 patent/US5188083A/en not_active Expired - Fee Related
- 1992-06-01 JP JP4140213A patent/JPH05156970A/ja active Pending
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
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| EP0515813A1 (de) | 1992-12-02 |
| US5188083A (en) | 1993-02-23 |
| DE59201577D1 (de) | 1995-04-13 |
| EP0515813B1 (de) | 1995-03-08 |
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