JPH05156967A - ガスタービン・ベーンアセンブリの密封支持装置 - Google Patents
ガスタービン・ベーンアセンブリの密封支持装置Info
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- JPH05156967A JPH05156967A JP4058837A JP5883792A JPH05156967A JP H05156967 A JPH05156967 A JP H05156967A JP 4058837 A JP4058837 A JP 4058837A JP 5883792 A JP5883792 A JP 5883792A JP H05156967 A JPH05156967 A JP H05156967A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01D—NON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
- F01D9/00—Stators
- F01D9/02—Nozzles; Nozzle boxes; Stator blades; Guide conduits, e.g. individual nozzles
- F01D9/04—Nozzles; Nozzle boxes; Stator blades; Guide conduits, e.g. individual nozzles forming ring or sector
- F01D9/042—Nozzles; Nozzle boxes; Stator blades; Guide conduits, e.g. individual nozzles forming ring or sector fixing blades to stators
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 ガスタービンエンジンのガス流路内に配置さ
れたベーンアセンブリの周囲において、高圧冷却空気が
ガス流へ漏れるのを防止するベーンアセンブリの密封支
持装置を提供する。 【構成】 ベーンアセンブリは半径方向外側ノズルバン
ドと半径方向内側ノズルバンド18との間に延在する少
なくとも1つのベーン12を含む。前記外側ノズルバン
ドはその先端に軸線方向の荷重を支える荷重支承面66
を含む荷重支承部材が、エンジンの外側支持部材56に
係合自在になっており、両部材間にシール手段52が備
えられる。内側ノズルバンド18は、半径方向内向きに
延在するフランジ30がエンジンの荷重支承部材72に
より形成されるスロット62内にはまり、エンジンの内
側支持部材64に、ブッシング70の上を軸方向変位が
許されるよう該ブッシング70を介してボルト66によ
って取りつけられる。フランジ30と内側支持部材64
の間にシール手段54が備えられる。
れたベーンアセンブリの周囲において、高圧冷却空気が
ガス流へ漏れるのを防止するベーンアセンブリの密封支
持装置を提供する。 【構成】 ベーンアセンブリは半径方向外側ノズルバン
ドと半径方向内側ノズルバンド18との間に延在する少
なくとも1つのベーン12を含む。前記外側ノズルバン
ドはその先端に軸線方向の荷重を支える荷重支承面66
を含む荷重支承部材が、エンジンの外側支持部材56に
係合自在になっており、両部材間にシール手段52が備
えられる。内側ノズルバンド18は、半径方向内向きに
延在するフランジ30がエンジンの荷重支承部材72に
より形成されるスロット62内にはまり、エンジンの内
側支持部材64に、ブッシング70の上を軸方向変位が
許されるよう該ブッシング70を介してボルト66によ
って取りつけられる。フランジ30と内側支持部材64
の間にシール手段54が備えられる。
Description
この発明は、ガスタービンエンジンに関し、特にガスタ
ービンのガス流路内に環状ノズルのベーンアセンブリを
支持しシールする装置に関する。
ービンのガス流路内に環状ノズルのベーンアセンブリを
支持しシールする装置に関する。
【0001】
【従来の技術】ガスタービンエンジンのベーンアセンブ
リは、代表的には、1対の案内ベーンが、半径方向外側
のノズルバンドアセンブリと半径方向内側のノズルバン
ドアセンブリとの間に延在する構成である。従来の例で
は、ベーンアセンブリがガスタービンエンジン内の内側
および外側支持(サポート)部材に固着される。しか
し、内側および外側支持部材の軸線方向および半径方向
への膨張の程度が異なるので、またベーンアセンブリは
支持部材とは異なる金属材料で作製され、したがって支
持部材とは異なる熱膨張度をもつので、時にはベーンア
センブリと内側および外側支持部材との接触が断たれ、
高圧の冷却空気が漏れて、ベーンアセンブリが形成する
ノズルを通過する高熱ガス流の中に流れ込み、その結果
エンジンの効率が低下する。このような熱膨張差に起因
するガス漏れ問題を克服しようとする従来の提案の一つ
では、ベーンアセンブリが内側および外側支持部材の間
で自由に浮遊するように、ベーンアセンブリをガスター
ビンエンジン内に配置する。ベーンアセンブリは、内側
ノズルバンドから半径方向内向きに延在するフランジを
含み、このフランジが内側支持部材に形成したスロット
にはまる。スロットは軸線方向の幅がフランジより広い
ので、ベーンアセンブリは自由に半径方向に変位するだ
けでなく、自由にフランジのまわりに傾斜もして、内側
および外側支持部材の軸線方向膨張差を補償する。この
浮動式ベーンアセンブリのまわりのガスシールを維持す
るために、ベーンアセンブリおよび内側および外側支持
部材の隣接表面に、翼弦方向に延在するまっすぐなシー
ル端縁を設け、ノズル案内ベーンに対するガス流の圧力
によりベーンアセンブリをこれらのシール端縁に押しつ
ける。
リは、代表的には、1対の案内ベーンが、半径方向外側
のノズルバンドアセンブリと半径方向内側のノズルバン
ドアセンブリとの間に延在する構成である。従来の例で
は、ベーンアセンブリがガスタービンエンジン内の内側
および外側支持(サポート)部材に固着される。しか
し、内側および外側支持部材の軸線方向および半径方向
への膨張の程度が異なるので、またベーンアセンブリは
支持部材とは異なる金属材料で作製され、したがって支
持部材とは異なる熱膨張度をもつので、時にはベーンア
センブリと内側および外側支持部材との接触が断たれ、
高圧の冷却空気が漏れて、ベーンアセンブリが形成する
ノズルを通過する高熱ガス流の中に流れ込み、その結果
エンジンの効率が低下する。このような熱膨張差に起因
するガス漏れ問題を克服しようとする従来の提案の一つ
では、ベーンアセンブリが内側および外側支持部材の間
で自由に浮遊するように、ベーンアセンブリをガスター
ビンエンジン内に配置する。ベーンアセンブリは、内側
ノズルバンドから半径方向内向きに延在するフランジを
含み、このフランジが内側支持部材に形成したスロット
にはまる。スロットは軸線方向の幅がフランジより広い
ので、ベーンアセンブリは自由に半径方向に変位するだ
けでなく、自由にフランジのまわりに傾斜もして、内側
および外側支持部材の軸線方向膨張差を補償する。この
浮動式ベーンアセンブリのまわりのガスシールを維持す
るために、ベーンアセンブリおよび内側および外側支持
部材の隣接表面に、翼弦方向に延在するまっすぐなシー
ル端縁を設け、ノズル案内ベーンに対するガス流の圧力
によりベーンアセンブリをこれらのシール端縁に押しつ
ける。
【0002】上述した浮動式ベーンアセンブリは、組立
位置においてベーンアセンブリへの拘束がないので、ま
っすぐなシール端縁のまわりでの漏れを生じやすいと考
えられる。具体的には、ベーンアセンブリは、ノズルバ
ンドの前縁と後縁での熱膨張差からのゆがみを受けやす
い。たとえば、図1は外側ノズルバンド2と1対のノズ
ルベーン3とを有するベーンアセンブリを半径方向に見
た図である。バンド2の前縁4に入ってくるガスは温度
が、たとえば約1400°Fであり、一方、後縁5での
ガス温度は約1800°Fである。この400°Fの温
度差が原因で、ノズルバンド2は破線6で示すようにゆ
がみ、弓状に変形する。ベーンアセンブリの支持を接触
区域7に限定し、ベーンアセンブリが接触区域7のまわ
りに揺動するのを許す。このような揺動により、隣接す
るノズルバンド間に、またノズルバンドと隣接する支持
部材との間に段差が生じる。このような段差を通しての
ガス漏れはエンジン性能に悪影響を与える。具体的に
は、ベーンアセンブリは半径方向および円周方向に拘束
されていないので、ベーンアセンブリの位置を決定する
ベーンアセンブリに加わる力は静的に決定されていな
い。したがって、これらの浮動式ベーンアセンブリのま
わりにガス漏れが起こる。
位置においてベーンアセンブリへの拘束がないので、ま
っすぐなシール端縁のまわりでの漏れを生じやすいと考
えられる。具体的には、ベーンアセンブリは、ノズルバ
ンドの前縁と後縁での熱膨張差からのゆがみを受けやす
い。たとえば、図1は外側ノズルバンド2と1対のノズ
ルベーン3とを有するベーンアセンブリを半径方向に見
た図である。バンド2の前縁4に入ってくるガスは温度
が、たとえば約1400°Fであり、一方、後縁5での
ガス温度は約1800°Fである。この400°Fの温
度差が原因で、ノズルバンド2は破線6で示すようにゆ
がみ、弓状に変形する。ベーンアセンブリの支持を接触
区域7に限定し、ベーンアセンブリが接触区域7のまわ
りに揺動するのを許す。このような揺動により、隣接す
るノズルバンド間に、またノズルバンドと隣接する支持
部材との間に段差が生じる。このような段差を通しての
ガス漏れはエンジン性能に悪影響を与える。具体的に
は、ベーンアセンブリは半径方向および円周方向に拘束
されていないので、ベーンアセンブリの位置を決定する
ベーンアセンブリに加わる力は静的に決定されていな
い。したがって、これらの浮動式ベーンアセンブリのま
わりにガス漏れが起こる。
【0003】
【発明の目的】この発明の目的は、浮動システムの融通
性を保ちながら、上述した従来の欠点を克服した、ベー
ンアセンブリをガスタービンエンジン内に支持しシール
する装置を提供することにある。
性を保ちながら、上述した従来の欠点を克服した、ベー
ンアセンブリをガスタービンエンジン内に支持しシール
する装置を提供することにある。
【0004】
【発明の概要】この発明によれば、ガスタービンエンジ
ンのガス流路内に配置したベーンアセンブリのまわりの
ガス漏れを防止する装置が提供される。ベーンアセンブ
リは、半径方向外側のノズルバンドアセンブリと半径方
向内側のノズルバンドアセンブリとの間に延在する少な
くとも1つのベーンを含む。半径方向外側のノズルバン
ドアセンブリは、ベーンアセンブリの少なくとも1つの
ノズル案内ベーンを通るガス流路に流れるガスが発揮す
る圧力に対して外側ノズルバンドアセンブリを軸線方向
に支える、2つの軸線方向後向きの支承表面を有する。
エンジンは、外側ノズルバンドアセンブリ上の支承表面
とつがう荷重支承表面を有する外側支持部材を含む。外
側ノズルバンドアセンブリおよび外側支持部材それぞれ
は支承表面から離れたシール表面を含み、両者間にガス
シールを受け入れるギャップを画定する。内側ノズルバ
ンドアセンブリは半径方向内向きに延在する円周方向フ
ランジを含む。エンジンはフランジに隣接する向きの内
側支持部材を含む。この内側支持部材は、フランジとつ
がいフランジを限定された範囲の軸線方向変位可能に支
持する2つの荷重支承表面を有する。内側ノズルバンド
アセンブリおよび内側支持部材それぞれは、内側支持部
材上の支承表面から離れ、両者間にシールを受け入れる
ため対向関係に向いたシール表面を含む。ベーンアセン
ブリはさらに、内側ノズルバンドアセンブリのフランジ
を内側支持部材へ着脱自在に取付け、ベーンアセンブリ
を半径方向および円周方向移動を阻止する取付け手段を
備える。1実施例では、この取付け手段は、1対の円周
方向に離れたスペーサ付きボルトを、上記支持部材およ
びフランジそれぞれに設けた対応する穴に挿通して構成
される。
ンのガス流路内に配置したベーンアセンブリのまわりの
ガス漏れを防止する装置が提供される。ベーンアセンブ
リは、半径方向外側のノズルバンドアセンブリと半径方
向内側のノズルバンドアセンブリとの間に延在する少な
くとも1つのベーンを含む。半径方向外側のノズルバン
ドアセンブリは、ベーンアセンブリの少なくとも1つの
ノズル案内ベーンを通るガス流路に流れるガスが発揮す
る圧力に対して外側ノズルバンドアセンブリを軸線方向
に支える、2つの軸線方向後向きの支承表面を有する。
エンジンは、外側ノズルバンドアセンブリ上の支承表面
とつがう荷重支承表面を有する外側支持部材を含む。外
側ノズルバンドアセンブリおよび外側支持部材それぞれ
は支承表面から離れたシール表面を含み、両者間にガス
シールを受け入れるギャップを画定する。内側ノズルバ
ンドアセンブリは半径方向内向きに延在する円周方向フ
ランジを含む。エンジンはフランジに隣接する向きの内
側支持部材を含む。この内側支持部材は、フランジとつ
がいフランジを限定された範囲の軸線方向変位可能に支
持する2つの荷重支承表面を有する。内側ノズルバンド
アセンブリおよび内側支持部材それぞれは、内側支持部
材上の支承表面から離れ、両者間にシールを受け入れる
ため対向関係に向いたシール表面を含む。ベーンアセン
ブリはさらに、内側ノズルバンドアセンブリのフランジ
を内側支持部材へ着脱自在に取付け、ベーンアセンブリ
を半径方向および円周方向移動を阻止する取付け手段を
備える。1実施例では、この取付け手段は、1対の円周
方向に離れたスペーサ付きボルトを、上記支持部材およ
びフランジそれぞれに設けた対応する穴に挿通して構成
される。
【0005】
【実施例の記載】図2にベーンアセンブリの1例を示
す。ベーンアセンブリ10は、半径方向外側のノズルバ
ンドアセンブリ16と半径方向内側のノズルバンドアセ
ンブリ18との間に延在する1対のノズル案内ベーン1
2、14を備える。円周方向に延在する部材20が外側
ノズルバンドアセンブリ16に取り付けられるかそれと
一体に形成され、同部材20は荷重支承部材22を含
み、荷重支承部材22の両端に、後述するようにピボッ
ト点として機能する荷重支承面24が設けられている。
荷重支承面24は、その表面24のみでの接触を保証す
るために、荷重支承部材22の表面より、たとえば5ミ
ル上に隆起しているのが望ましい。部材20は半径方向
外向きに延在するフランジ26も含み、フランジ26は
研削または実質的に研磨され、平滑化された軸線方向後
方のシール表面28を有する。フランジ30は内側ノズ
ルバンドアセンブリ18から半径方向内向きに延在し、
そこに少なくとも1対の穴32および34が円周方向に
間隔をあけて設けられている。これらの穴は、ベーンア
センブリを半径方向および円周方向変位に対して支持す
るのに用いる。
す。ベーンアセンブリ10は、半径方向外側のノズルバ
ンドアセンブリ16と半径方向内側のノズルバンドアセ
ンブリ18との間に延在する1対のノズル案内ベーン1
2、14を備える。円周方向に延在する部材20が外側
ノズルバンドアセンブリ16に取り付けられるかそれと
一体に形成され、同部材20は荷重支承部材22を含
み、荷重支承部材22の両端に、後述するようにピボッ
ト点として機能する荷重支承面24が設けられている。
荷重支承面24は、その表面24のみでの接触を保証す
るために、荷重支承部材22の表面より、たとえば5ミ
ル上に隆起しているのが望ましい。部材20は半径方向
外向きに延在するフランジ26も含み、フランジ26は
研削または実質的に研磨され、平滑化された軸線方向後
方のシール表面28を有する。フランジ30は内側ノズ
ルバンドアセンブリ18から半径方向内向きに延在し、
そこに少なくとも1対の穴32および34が円周方向に
間隔をあけて設けられている。これらの穴は、ベーンア
センブリを半径方向および円周方向変位に対して支持す
るのに用いる。
【0006】ベーンアセンブリ10を静的に位置決めす
るには少なくとも6つの力が必要であることが明らかで
ある。矢印36および38で示す半径方向および円周方
向の力を、たとえば、穴32に加えることができる。矢
印40および42で示す1対の円周方向に離れた軸線方
向の力を内側ノズルバンドアセンブリのフランジ30に
対して加えて、内側ノズルバンドアセンブリ18を、好
ましくは表面24に関して説明したような隆起表面で、
軸線方向変位に対して支持することができる。矢印44
で示す力を穴34に加えて、穴32のまわりのアセンブ
リ10の回転運動に対抗させることができる。ベーンア
センブリ10を半径方向内側フランジ30のまわりに傾
斜または回転させようとする力に対抗するために、少な
くとも1つの追加の力を外側ノズルバンドアセンブリ1
6に加えなければならない。好ましくは、矢印45Aお
よび45Bで示すように、この最後の力を外側フランジ
アセンブリ20の両端の支承面24に加える。上述した
力は、ベーンアセンブリ10に加えられ、適切に制御さ
れれば、ベーンアセンブリを静的に位置決めする、すな
わち、ベーンアセンブリの配向を静定する。図2につい
ての後述の説明から明らかなように、このようなベーン
アセンブリ10の静的に位置決め(statically determi
nant positioning)が必要なのは、内側および外側ノズ
ルバンドアセンブリ18および16でのシールに生じる
ガス漏れを最小にし、ベーンアセンブリの軸線方向熱変
形からの揺らぎを制御するためである。
るには少なくとも6つの力が必要であることが明らかで
ある。矢印36および38で示す半径方向および円周方
向の力を、たとえば、穴32に加えることができる。矢
印40および42で示す1対の円周方向に離れた軸線方
向の力を内側ノズルバンドアセンブリのフランジ30に
対して加えて、内側ノズルバンドアセンブリ18を、好
ましくは表面24に関して説明したような隆起表面で、
軸線方向変位に対して支持することができる。矢印44
で示す力を穴34に加えて、穴32のまわりのアセンブ
リ10の回転運動に対抗させることができる。ベーンア
センブリ10を半径方向内側フランジ30のまわりに傾
斜または回転させようとする力に対抗するために、少な
くとも1つの追加の力を外側ノズルバンドアセンブリ1
6に加えなければならない。好ましくは、矢印45Aお
よび45Bで示すように、この最後の力を外側フランジ
アセンブリ20の両端の支承面24に加える。上述した
力は、ベーンアセンブリ10に加えられ、適切に制御さ
れれば、ベーンアセンブリを静的に位置決めする、すな
わち、ベーンアセンブリの配向を静定する。図2につい
ての後述の説明から明らかなように、このようなベーン
アセンブリ10の静的に位置決め(statically determi
nant positioning)が必要なのは、内側および外側ノズ
ルバンドアセンブリ18および16でのシールに生じる
ガス漏れを最小にし、ベーンアセンブリの軸線方向熱変
形からの揺らぎを制御するためである。
【0007】つぎに図3を参照すると、これは図2のベ
ーンアセンブリ10を装填したガスタービンエンジンの
一部を簡略に示す断面図である。図示したベーンアセン
ブリ10は、46で示す燃焼器段に続くタービンアセン
ブリの第1段として実現されている。矢印48で示すよ
うに、燃焼段の出口での高温高圧ガスをノズル案内ベー
ン12、14により、下流のタービンブレード(図示せ
ず)に差し向ける。ノズル案内ベーン12、14の領域
は高温であるので、ベーンの温度をベーン構成材料の熱
限界以内に維持するために、矢印50で示す冷却空気
を、場合により中空な案内ベーンを通して、供給するの
が普通である。この冷却ガス流れ50が高熱ガス流48
に入るのは、高熱ガス流の温度を下げ、エンジンの効率
をそこなう傾向があるので、望ましくない。この理由か
ら、シール手段52、54を外側ノズルバンドアセンブ
リ16および内側ノズルバンドアセンブリ18にそれぞ
れ設けて、高圧冷却空気のガス流への流入を阻止する。
外側ノズルバンドアセンブリ16に取り付けたフランジ
20に作用する矢印45Aおよび45Bで示された力
は、エンジンフレーム部材(図示せず)に連結された外
側支持部材56により与えられる。この外側支持部材5
6は、外側フランジ荷重支承部材22上の荷重支承面2
4と当接するよう配置された荷重支承面60を有する。
内側ノズルバンドアセンブリ18に取り付けられた半径
方向内向きに延在するフランジ30は、内側支持部材7
2により形成されたスロット62内にはまる。内側支持
部材72は、その部材72と内側支持部材64との間の
空間を制御するブッシング70を有する。
ーンアセンブリ10を装填したガスタービンエンジンの
一部を簡略に示す断面図である。図示したベーンアセン
ブリ10は、46で示す燃焼器段に続くタービンアセン
ブリの第1段として実現されている。矢印48で示すよ
うに、燃焼段の出口での高温高圧ガスをノズル案内ベー
ン12、14により、下流のタービンブレード(図示せ
ず)に差し向ける。ノズル案内ベーン12、14の領域
は高温であるので、ベーンの温度をベーン構成材料の熱
限界以内に維持するために、矢印50で示す冷却空気
を、場合により中空な案内ベーンを通して、供給するの
が普通である。この冷却ガス流れ50が高熱ガス流48
に入るのは、高熱ガス流の温度を下げ、エンジンの効率
をそこなう傾向があるので、望ましくない。この理由か
ら、シール手段52、54を外側ノズルバンドアセンブ
リ16および内側ノズルバンドアセンブリ18にそれぞ
れ設けて、高圧冷却空気のガス流への流入を阻止する。
外側ノズルバンドアセンブリ16に取り付けたフランジ
20に作用する矢印45Aおよび45Bで示された力
は、エンジンフレーム部材(図示せず)に連結された外
側支持部材56により与えられる。この外側支持部材5
6は、外側フランジ荷重支承部材22上の荷重支承面2
4と当接するよう配置された荷重支承面60を有する。
内側ノズルバンドアセンブリ18に取り付けられた半径
方向内向きに延在するフランジ30は、内側支持部材7
2により形成されたスロット62内にはまる。内側支持
部材72は、その部材72と内側支持部材64との間の
空間を制御するブッシング70を有する。
【0008】ここではエンジンを断面にて示したが、こ
れらの構成要素それぞれが、ガスタービンエンジンのま
わりに環状に延在する内側および外側支持部材64およ
び56とともに円周方向に延在することが明らかであ
る。ここで使用する用語軸線方向は、矢印48で示すガ
ス入口流れの方向にほぼ平行な方向を指す。半径方向外
向きの方向は軸線方向に直交する方向を指す。
れらの構成要素それぞれが、ガスタービンエンジンのま
わりに環状に延在する内側および外側支持部材64およ
び56とともに円周方向に延在することが明らかであ
る。ここで使用する用語軸線方向は、矢印48で示すガ
ス入口流れの方向にほぼ平行な方向を指す。半径方向外
向きの方向は軸線方向に直交する方向を指す。
【0009】矢印36、38および44で示す力は、ピ
ン、たとえば内側フランジ30の穴32、34に貫通す
るブッシング70付きのボルト66によって、実現され
る。対応する穴68が内側支持部材64にあけられ、ボ
ルト66がこの穴68を貫通する。スロット62はフラ
ンジ30より幅広いので、ベーンアセンブリ10の制御
された量の軸線方向変位および枢動がスロット62の境
界内で行なわれる。ブッシング70を穴32、34内に
配置し、ボルト66にはまる寸法とするのが好ましく、
こうしてフランジ30および関連するベーンアセンブリ
10のすべり軸線方向変位を許し、アセンブリ10をク
ランプせずに支持する。したがってベーンアセンブリ1
0はフランジ30のまわりに軸線方向に傾斜できる。環
状支承部材72はブッシング70上にボルト66のクラ
ンプ荷重により支持され、スロット62の片側を形成
し、内側フランジ30とはまり合い、フランジ30を軸
線方向変位に対して支持する。荷重下、すなわち、ガス
タービンエンジン運転中、ノズル案内ベーン12、14
に流れるガスが発生する力はベーンアセンブリ10をエ
ンジンの後方へ押し、矢印40、42で示す荷重を支承
部材72により吸収させる。外側ノズルバンドアセンブ
リ16での力45A、45Bは、支承面24と部材56
との接触により吸収する。しかし、支承面24は、ノズ
ルバンドアセンブリのまわりのガス流路のシールを行う
必要がない。そうではなくて、圧力のかかった補助シー
ル52、54がガスシールを行う。補助シールは、図示
のように弾性のW形ばね部材52、54または圧力のか
かったリーフシールとすればよい。内側ノズルバンドア
センブリ18において、環状ばね部材54は内側フラン
ジ30の前側のシール面74に当接する。シール部材5
4は、フランジ30と、内側支持部材64の一部をな
し、フランジ30とほぼ平行に配置された円周方向溝7
6との間に捕捉されている。溝76の幅もベーンアセン
ブリ10の枢動の限界を規定する。溝76の後側を研削
または成形して、ばね54と適合する比較的平滑なシー
ル面をもたせる。
ン、たとえば内側フランジ30の穴32、34に貫通す
るブッシング70付きのボルト66によって、実現され
る。対応する穴68が内側支持部材64にあけられ、ボ
ルト66がこの穴68を貫通する。スロット62はフラ
ンジ30より幅広いので、ベーンアセンブリ10の制御
された量の軸線方向変位および枢動がスロット62の境
界内で行なわれる。ブッシング70を穴32、34内に
配置し、ボルト66にはまる寸法とするのが好ましく、
こうしてフランジ30および関連するベーンアセンブリ
10のすべり軸線方向変位を許し、アセンブリ10をク
ランプせずに支持する。したがってベーンアセンブリ1
0はフランジ30のまわりに軸線方向に傾斜できる。環
状支承部材72はブッシング70上にボルト66のクラ
ンプ荷重により支持され、スロット62の片側を形成
し、内側フランジ30とはまり合い、フランジ30を軸
線方向変位に対して支持する。荷重下、すなわち、ガス
タービンエンジン運転中、ノズル案内ベーン12、14
に流れるガスが発生する力はベーンアセンブリ10をエ
ンジンの後方へ押し、矢印40、42で示す荷重を支承
部材72により吸収させる。外側ノズルバンドアセンブ
リ16での力45A、45Bは、支承面24と部材56
との接触により吸収する。しかし、支承面24は、ノズ
ルバンドアセンブリのまわりのガス流路のシールを行う
必要がない。そうではなくて、圧力のかかった補助シー
ル52、54がガスシールを行う。補助シールは、図示
のように弾性のW形ばね部材52、54または圧力のか
かったリーフシールとすればよい。内側ノズルバンドア
センブリ18において、環状ばね部材54は内側フラン
ジ30の前側のシール面74に当接する。シール部材5
4は、フランジ30と、内側支持部材64の一部をな
し、フランジ30とほぼ平行に配置された円周方向溝7
6との間に捕捉されている。溝76の幅もベーンアセン
ブリ10の枢動の限界を規定する。溝76の後側を研削
または成形して、ばね54と適合する比較的平滑なシー
ル面をもたせる。
【0010】ガスタービンエンジンの運転中、ノズル案
内ベーン12、14に流れる高熱ガス流48は、ベーン
アセンブリ10をエンジンの後端に向けて押すことが明
らかである。内側ノズルバンドアセンブリ18は、ボル
ト66およびブッシング70上での軸線方向移動の程度
が所定の量に限定されており、したがって、フランジ3
0が荷重支承部材72との接触により拘束されるまで、
内側ノズルバンドアセンブリ18はすべる。外側ノズル
バンドアセンブリ16は、同アセンブリ上の荷重支承部
材22が外側支持部材56に接触するとき、荷重支承面
24での接触により拘束される。内側支持部材64と外
側支持部材56との間に軸線方向膨張差があると、ベー
ンアセンブリ10は限定された度合いの軸線方向傾斜を
呈し、この傾斜は外側支持部材56が外側ノズルバンド
アセンブリ16上の荷重支承部材22との接触を維持す
るのを可能にする。しかし、接触がシール界面を維持す
るようなものであることは必須ではない。なぜなら、実
際のガスシールはシール部材52(およびシール部材5
4)により行われるからである。それでも、アセンブリ
を安定化するために4つの接触点を得ることは必要であ
る。シール部材52、54の両方が圧力のかかった弾性
シールであると、膨張差が起こっても向かい合うシール
面間の距離が実質的に一定に留まるので、良好なシール
界面が維持される。
内ベーン12、14に流れる高熱ガス流48は、ベーン
アセンブリ10をエンジンの後端に向けて押すことが明
らかである。内側ノズルバンドアセンブリ18は、ボル
ト66およびブッシング70上での軸線方向移動の程度
が所定の量に限定されており、したがって、フランジ3
0が荷重支承部材72との接触により拘束されるまで、
内側ノズルバンドアセンブリ18はすべる。外側ノズル
バンドアセンブリ16は、同アセンブリ上の荷重支承部
材22が外側支持部材56に接触するとき、荷重支承面
24での接触により拘束される。内側支持部材64と外
側支持部材56との間に軸線方向膨張差があると、ベー
ンアセンブリ10は限定された度合いの軸線方向傾斜を
呈し、この傾斜は外側支持部材56が外側ノズルバンド
アセンブリ16上の荷重支承部材22との接触を維持す
るのを可能にする。しかし、接触がシール界面を維持す
るようなものであることは必須ではない。なぜなら、実
際のガスシールはシール部材52(およびシール部材5
4)により行われるからである。それでも、アセンブリ
を安定化するために4つの接触点を得ることは必要であ
る。シール部材52、54の両方が圧力のかかった弾性
シールであると、膨張差が起こっても向かい合うシール
面間の距離が実質的に一定に留まるので、良好なシール
界面が維持される。
【0011】図4および図5に、ノズルベーンアセンブ
リ80用の別の装着システムを示す。この例では、半径
方向内側のノズルバンド82に、円周方向に延在する溝
またはスロット86を有する円周方向フランジ部分84
が設けられている。フランジ部分84はスロット86の
下側で終端し、フランジ部分の半径方向内側表面に1対
のパッド88、90が円周方向に間隔をあけて形成され
ている。パッド88、90の間でトング92が半径方向
内方へ突出し、このトング92を用いてベーンアセンブ
リの円周方向移動を阻止する。
リ80用の別の装着システムを示す。この例では、半径
方向内側のノズルバンド82に、円周方向に延在する溝
またはスロット86を有する円周方向フランジ部分84
が設けられている。フランジ部分84はスロット86の
下側で終端し、フランジ部分の半径方向内側表面に1対
のパッド88、90が円周方向に間隔をあけて形成され
ている。パッド88、90の間でトング92が半径方向
内方へ突出し、このトング92を用いてベーンアセンブ
リの円周方向移動を阻止する。
【0012】前述した実施例と同様、ノズルアセンブリ
は6つの自由度により静的に定められる。ノズルを保持
するのに必要な力は、外側ノズルバンドでの矢印45
A、45B、内側フランジ部分84の両端での矢印4
0、42、そしてスロット86内で半径方向に作用する
矢印36およびパッド90に対して作用する矢印44で
示される。さらに、円周方向の力94がトング92に対
して作用し円周方向移動を阻止する。パッド88および
90の特徴として、2つのパッド支承面間に引いた線が
パッド45Aおよび45Bの支承面間に引いた線に平行
になることが重要である。これらのロッキング面を平行
に保つことにより、ノズルがガス荷重下で揺動する際の
円弧状落下をなくす。図4および図5の構成は内側フラ
ンジ84での半径方向高さが小さいので、熱応力が最小
になり、エンジン支持構造への熱通路が小さくなる。力
が加わるすべての表面を隣接表面より隆起させて、これ
らの表面のみでの接触と支持を保証するのが好ましい。
は6つの自由度により静的に定められる。ノズルを保持
するのに必要な力は、外側ノズルバンドでの矢印45
A、45B、内側フランジ部分84の両端での矢印4
0、42、そしてスロット86内で半径方向に作用する
矢印36およびパッド90に対して作用する矢印44で
示される。さらに、円周方向の力94がトング92に対
して作用し円周方向移動を阻止する。パッド88および
90の特徴として、2つのパッド支承面間に引いた線が
パッド45Aおよび45Bの支承面間に引いた線に平行
になることが重要である。これらのロッキング面を平行
に保つことにより、ノズルがガス荷重下で揺動する際の
円弧状落下をなくす。図4および図5の構成は内側フラ
ンジ84での半径方向高さが小さいので、熱応力が最小
になり、エンジン支持構造への熱通路が小さくなる。力
が加わるすべての表面を隣接表面より隆起させて、これ
らの表面のみでの接触と支持を保証するのが好ましい。
【0013】図6は図4のベーンアセンブリの装着を説
明する部分的断面図である。半径方向外側のノズルバン
ドは図3のノズルバンド16とほぼ同じであり、W形ば
ね52と本質的に同じシール技術を利用する。しかし、
この界面に他のタイプの弾性シールを用いることもで
き、たとえば、板ばねをノズルバンド16の上の領域の
ガス圧によりシール接触関係に押し込むことができる。
同様に、内側ばね54の代わりに板ばねを用いることも
できるが、図6ではU形ばね96を示してある。
明する部分的断面図である。半径方向外側のノズルバン
ドは図3のノズルバンド16とほぼ同じであり、W形ば
ね52と本質的に同じシール技術を利用する。しかし、
この界面に他のタイプの弾性シールを用いることもで
き、たとえば、板ばねをノズルバンド16の上の領域の
ガス圧によりシール接触関係に押し込むことができる。
同様に、内側ばね54の代わりに板ばねを用いることも
できるが、図6ではU形ばね96を示してある。
【0014】ボルト66を支承部材98と組み合わせて
使用して、ベーンアセンブリをその半径方向内側のフラ
ンジ部分84でノズル支持部材99に対して支持する。
支承部材98は部材72とは、スロット86にはまるト
ング100を有する点で、またトング92それぞれを受
け入れるための複数の円周方向にはなれた穴を有する点
で異なる。この実施例では、スロット86およびトング
100が、ベーンアセンブリの枢動を許す空間を作りだ
す。その上、トング100とスロット86とは、フラン
ジ22が支持部材56に接触するような十分な枢動を許
す寸法となっている。このシステムでは、トング92に
隣接する領域102に十分なクリアランスをとって、ノ
ズルがトング100とスロット86の底部との接触点の
まわりに、104で外側荷重ストッパにより拘束される
まで、枢動するのを許す。
使用して、ベーンアセンブリをその半径方向内側のフラ
ンジ部分84でノズル支持部材99に対して支持する。
支承部材98は部材72とは、スロット86にはまるト
ング100を有する点で、またトング92それぞれを受
け入れるための複数の円周方向にはなれた穴を有する点
で異なる。この実施例では、スロット86およびトング
100が、ベーンアセンブリの枢動を許す空間を作りだ
す。その上、トング100とスロット86とは、フラン
ジ22が支持部材56に接触するような十分な枢動を許
す寸法となっている。このシステムでは、トング92に
隣接する領域102に十分なクリアランスをとって、ノ
ズルがトング100とスロット86の底部との接触点の
まわりに、104で外側荷重ストッパにより拘束される
まで、枢動するのを許す。
【0015】以上説明したように、ベーンアセンブリを
シール構造と協同してガスタービンエンジン内に支持す
る新規な装置は、シール構造になんら影響を与えずに、
ベーンアセンブリの制御された量の曲げまたは運動を許
す。ベーンアセンブリは内側フランジのまわりに枢動ま
たは揺動(ロッキング)するのを許されているが、ベー
ンアセンブリはシールを配置したスロットに影響を与え
ずに、制御された度合いまで枢動または揺動する。さら
に、シールは、W形、U形または板ばねいずれであって
も、ベーンアセンブリのゆがみを補償するとともに、隣
接する支持部材とのシール界面を維持するように配置さ
れている。またさらに、ベーンアセンブリの装着構造は
静的に定める装着手段を与え、これはベーンアセンブリ
の半径方向および円周方向運動を防止しながら傾斜およ
び揺動の制御を確実に行う。
シール構造と協同してガスタービンエンジン内に支持す
る新規な装置は、シール構造になんら影響を与えずに、
ベーンアセンブリの制御された量の曲げまたは運動を許
す。ベーンアセンブリは内側フランジのまわりに枢動ま
たは揺動(ロッキング)するのを許されているが、ベー
ンアセンブリはシールを配置したスロットに影響を与え
ずに、制御された度合いまで枢動または揺動する。さら
に、シールは、W形、U形または板ばねいずれであって
も、ベーンアセンブリのゆがみを補償するとともに、隣
接する支持部材とのシール界面を維持するように配置さ
れている。またさらに、ベーンアセンブリの装着構造は
静的に定める装着手段を与え、これはベーンアセンブリ
の半径方向および円周方向運動を防止しながら傾斜およ
び揺動の制御を確実に行う。
【0016】この発明を現在のところ好適な実施例とみ
なされるものについて説明したが、当業者には他の変形
および変更が明らかである。したがって、この発明は、
上で説明した具体的な実施例に限定されず、特許請求の
範囲内でのみ解釈するべきである。
なされるものについて説明したが、当業者には他の変形
および変更が明らかである。したがって、この発明は、
上で説明した具体的な実施例に限定されず、特許請求の
範囲内でのみ解釈するべきである。
【図1】ノズルベーンアセンブリの半径方向図で、アセ
ンブリの熱変形を示す。
ンブリの熱変形を示す。
【図2】この発明のベーンアセンブリの1例の斜視図で
ある。
ある。
【図3】図2のベーンアセンブリを装着したタービンエ
ンジンの簡単な部分的断面図である。
ンジンの簡単な部分的断面図である。
【図4】ノズルベーンアセンブリの別の例を示す斜視図
である。
である。
【図5】図4のベーンアセンブリの半径方向内側のフラ
ンジの斜視図である。
ンジの斜視図である。
【図6】図4のベーンアセンブリをガスタービンエンジ
ンに装着した構造の簡単な断面図である。
ンに装着した構造の簡単な断面図である。
10 ベーンアセンブリ 12、14 ノズル案内ベーン 16 外側ノズルバンドアセンブリ 18 内側ノズルバンドアセンブリ 20 円周方向延在部材 22 荷重支承部材 24 荷重支承面 26 フランジ 28 シール面 30 フランジ 32、34 穴 36、38、40、42、44、45 力 50 冷却空気 52、54 シール手段 56 外側支持部材 62 スロット 64 内側支持部材 66 ボルト 68 穴 70 ブッシング 72 荷重支承部材 74 シール面 76 溝 80 ノズルベーンアセンブリ 82 内側ノズルバンド 84 フランジ部分 86 スロット 88、90 パッド 92 トング 96 U形ばね 98 支承部材 99 ノズルサポート 100 トング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アラン・フィリップ・ワイルズ アメリカ合衆国、マサチューセッツ州、デ インバース、ビー・ブロックサイド・アベ ニュー、36番 (72)発明者 ゲイリー・チャールズ・リオッタ アメリカ合衆国、マサチューセッツ州、ビ バリー、クラーク・アベニュー、1番
Claims (16)
- 【請求項1】ガスタービンエンジンにベーンアセンブリ
を静的に定め装着する装置において、ベーンアセンブリ
は半径方向外側のノズルバンドと半径方向内側のノズル
バンドとの間に延在する少なくとも1つのベーンを含
み、半径方向外側のノズルバンドはその先端に軸線方向
の荷重を支える要素を有し、半径方向内側のノズルバン
ドはそこから垂下する半径方向内向きフランジを有し、
エンジンは、ベーンアセンブリが作動位置にあるとき半
径方向外側のノズルバンドの荷重支承要素に係合するよ
う配置された半径方向外側の支持部材を含み、さらに上
記フランジに係合してベーンアセンブリを軸線方向に拘
束する半径方向内側の支持部材を含み、内側支持部材は
フランジをここへ着脱自在に連結しベーンアセンブリを
半径方向および円周方向に支持する連結手段を含む、ガ
スタービンエンジンへのベーンアセンブリの静的に定め
る装着装置。 - 【請求項2】さらに上記内側ノズルバンドと内側支持部
材との間に作動連結され、両者間のガス流を阻止するシ
ール手段を含む請求項1に記載の装置。 - 【請求項3】さらに上記外側ノズルバンドと外側支持部
材との間に作動連結され、両者間のガス流を阻止するシ
ール手段を含む請求項1に記載の装置。 - 【請求項4】上記連結手段は、上記半径方向内側の支持
部材に間隔をあけて設けた1対の穴それぞれに挿通され
た第1ボルトおよび第2ボルトを少なくとも含み、上記
フランジの穴は上記ボルトに沿ってすべり、ベーンアセ
ンブリの軸線方向移動を許す寸法である請求項1に記載
の装置。 - 【請求項5】上記フランジの穴それぞれにブッシングが
配置されて上記ボルトに摺動自在にはまり、上記フラン
ジを枢動可能に支持する制御された空間を与える請求項
4に記載の装置。 - 【請求項6】上記シール手段は、上記内側ノズルバンド
のフランジにほぼ平行な上記内側支持部材の半径方向延
在フランジと、上記支持部材のフランジおよび上記ノズ
ルバンドのフランジ間に配置された弾性シールとを含む
請求項2に記載の装置。 - 【請求項7】上記シール手段は、上記外側ノズルバンド
に連結された半径方向外向きに延在するフランジと、エ
ンジンから上記外側ノズルバンドのフランジにほぼ平行
に延在する対応フランジと、上記外側ノズルバンドのフ
ランジおよび上記エンジンのフランジ間に配置された弾
性シールとを含む請求項3に記載の装置。 - 【請求項8】上記ベーンアセンブリが組立位置にあると
き上記フランジの穴およびブッシングが互いに協同し
て、上記ベーンアセンブリの軸線方向運動を吸収すると
ともに、上記フランジのまわりでのベーンアセンブリの
制御された度合いの傾斜を許す請求項5に記載の装置。 - 【請求項9】上記連結手段が、上記フランジと半径方向
内側の支持部材との間のトング−溝カップリング部を含
む請求項1に記載の装置。 - 【請求項10】ガスタービンエンジンのガス流路内での
ベーンアセンブリのまわりのガス漏れを防止する装置に
おいて、ベーンアセンブリは半径方向外側のノズルバン
ドアセンブリと半径方向内側のノズルバンドアセンブリ
との間に延在する少なくとも1つのベーンを含み、半径
方向外側のノズルバンドアセンブリはガス流路に流れる
ガスが発揮する圧力に対して外側ノズルバンドを軸線方
向に支える少なくとも1つの軸線方向後向きの支承表面
を有し、エンジンは外側ノズルバンドアセンブリの支承
表面とつがう荷重支承表面を有する外側支持部材を含
み、外側ノズルバンドアセンブリおよび外側支持部材そ
れぞれは支承表面から離れたシール表面を含み、両者間
にガスシールを受け入れるギャップを画定し、内側ノズ
ルバンドアセンブリは半径方向内向きに延在する円周方
向フランジを含み、エンジンはフランジに隣接する向き
の内側支持部材を含み、この内側支持部材はフランジと
つがいフランジを限定された範囲の軸線方向変位可能に
支持する少なくとも1つの荷重支承表面を有し、内側ノ
ズルバンドアセンブリおよび内側支持部材それぞれは内
側支持部材上の支承表面から離れ、両者間にシールを受
け入れるため対向関係に向いたシール表面を含み、さら
に内側ノズルバンドアセンブリのフランジを内側支持部
材へ着脱自在に取付ける取付け手段が、ベーンアセンブ
リの半径方向および円周方向移動を阻止するガスタービ
ンエンジンへのベーンアセンブリのガス漏れ防止装置。 - 【請求項11】上記取付け手段がベーンアセンブリの予
め選択した範囲の軸線方向変位を許す請求項10に記載
の装置。 - 【請求項12】上記取付け手段が、上記内側支持部材お
よび内側ノズルバンドのフランジそれぞれに設けた穴に
挿通された少なくとも1対の円周方向に離れたピンを含
む請求項11に記載の装置。 - 【請求項13】内側支持部材が円周方向スロットを含
み、ベーンアセンブリが組立位置にあるとき内側ノズル
バンドアセンブリのフランジが上記スロット内に配置さ
れた請求項12に記載の装置。 - 【請求項14】上記内側ノズルバンドアセンブリのシー
ル表面がフランジの前面に形成され、内側支持部材がそ
こから半径方向にかつフランジの前面とほぼ平行に延在
する円周方向リップを有し、内側支持部材のシール表面
がこのリップに形成された請求項10に記載の装置。 - 【請求項15】シールが弾性ばねシールである請求項1
4に記載の装置。 - 【請求項16】ガスタービンエンジンにベーンアセンブ
リを静的に定め装着する装置において、ベーンアセンブ
リは半径方向外側のノズルバンドと半径方向内側のノズ
ルバンドとの間に延在する少なくとも1つのベーンを含
み、半径方向外側のノズルバンドはその先端に軸線方向
の荷重を支える要素を有し、半径方向内側のノズルバン
ドはその上に1対の離間した荷重支承要素を有し、エン
ジンは、ベーンアセンブリが作動位置にあるとき半径方
向外側のノズルバンドの荷重支承要素に係合するよう配
置された半径方向外側の支持部材を含み、さらに上記1
対の離間した荷重支承要素に係合してベーンアセンブリ
を軸線方向に拘束する半径方向内側の支持部材を含み、
内側支持部材は1対の離間した荷重支承要素をここへ着
脱自在に連結しベーンアセンブリを半径方向および円周
方向に支持する連結手段を含む、ガスタービンエンジン
へのベーンアセンブリの静的に定める装着装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/662,073 US5149250A (en) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | Gas turbine vane assembly seal and support system |
US662,073 | 1991-02-28 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05156967A true JPH05156967A (ja) | 1993-06-22 |
Family
ID=24656291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4058837A Pending JPH05156967A (ja) | 1991-02-28 | 1992-02-13 | ガスタービン・ベーンアセンブリの密封支持装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5149250A (ja) |
EP (1) | EP0501700A1 (ja) |
JP (1) | JPH05156967A (ja) |
CA (1) | CA2059937A1 (ja) |
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US7625181B2 (en) | 2003-10-31 | 2009-12-01 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Turbine cascade structure |
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Legal Events
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A02 | Decision of refusal |
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