JPH05156927A - ディーゼルエンジン排気浄化装置 - Google Patents

ディーゼルエンジン排気浄化装置

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JPH05156927A
JPH05156927A JP3317161A JP31716191A JPH05156927A JP H05156927 A JPH05156927 A JP H05156927A JP 3317161 A JP3317161 A JP 3317161A JP 31716191 A JP31716191 A JP 31716191A JP H05156927 A JPH05156927 A JP H05156927A
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filter
regeneration
heater
face
particulates
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JP3317161A
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English (en)
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Nobuyuki Yahara
信行 矢原
Terutaka Kageyama
照高 影山
Akikazu Kojima
昭和 小島
Yukari Ito
ゆかり 伊藤
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Denso Corp
Toyota Motor Corp
Soken Inc
Original Assignee
Nippon Soken Inc
Toyota Motor Corp
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N3/00Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust
    • F01N3/02Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for cooling, or for removing solid constituents of, exhaust
    • F01N3/021Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for cooling, or for removing solid constituents of, exhaust by means of filters
    • F01N3/023Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for cooling, or for removing solid constituents of, exhaust by means of filters using means for regenerating the filters, e.g. by burning trapped particles
    • F01N3/0233Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for cooling, or for removing solid constituents of, exhaust by means of filters using means for regenerating the filters, e.g. by burning trapped particles periodically cleaning filter by blowing a gas through the filter in a direction opposite to exhaust flow, e.g. exposing filter to engine air intake
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディーゼルエンジンの排気中に含まれるパテ
ィキュレートを濾過するフィルタ周辺部の再生時のパテ
ィキュレートの燃え残りを少なくすると共に、中心部の
温度上昇を抑え、フィルタの完全な再生と信頼性を確保
すること。 【構成】 ディーゼルエンジン用の排気浄化装置の再生
に関するもので、順流再生のためにフィルタ3の上流側
端面には例えばその周辺部を覆うヒータ7を設けると共
に、逆流再生のためにフィルタ3の下流側端面には例え
ばその中心部を覆うヒータ8を設ける。そして、フィル
タ3にパティキュレートが堆積した時に行う再生処理の
途中において、フィルタ3の下流側中心部に発生する最
高温度が過度に上昇する前に、供給空気の流通方向を反
転させることによって、順流再生と逆流再生とを切り換
えて実行させる。前記例では、順流再生の時は中心部を
除く部分で燃焼を起こさせ、逆流再生の時は中心部の燃
え残りを燃焼させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディーゼルエンジンの
排気中からパティキュレートと呼ばれるカーボン等の微
粒子を捕集して排気を浄化するフィルタを備えた排気浄
化装置に関するもので、特に、そのフィルタに堆積した
パティキュレートを焼却してフィルタを再生させるため
の再生手段を備えたこの種の排気浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のディーゼルエンジン用排気浄化
装置の一般的な従来技術として、ハニカム型のセラミッ
クフィルタ等によって排気を濾過することによって、そ
の中に含まれている固体成分であるパティキュレートを
分離して捕集し、フィルタに堆積したパティキュレート
の量が略所定の値に達したときに、フィルタの上流側に
設けられた電気ヒータ又はバーナ等によってフィルタを
加熱することによって、堆積したパティキュレートに着
火させると共に、空気を一方向から供給してパティキュ
レートをフィルタ上で焼却して除去するのが普通であ
る。
【0003】そのようなフィルタにおいては、一般に筒
表面からの熱の放散が多い周辺部に比べて、フィルタの
中心部では熱が下流側以外へは放散しないで蓄積される
ことから温度がより高くなるため、非常に多量のパティ
キュレートが堆積した状態でフィルタの再生を行うと、
パティキュレートの燃焼熱がフィルタの中心部に集中し
てその部分の温度が極端に上昇する結果、フィルタ中心
部の特に下流側端部を溶損させてしまうようなことが起
こり得る。
【0004】そこで、フィルタの中心部における溶損の
危険を避けてフィルタの信頼性を保つためには、パティ
キュレートの堆積量があまり多くならないうちに再生を
行うようにするという消極的な対策が考えられるが、こ
の方法では再生を頻繁に行う必要があるばかりでなく、
パティキュレートの堆積量が比較的少ない状態で再生を
行うことにより、放熱の盛んなフィルタの周辺部では、
電気ヒータやバーナ等によって加熱しても、パティキュ
レートの温度が十分に上昇しないため、フィルタ周辺部
のパティキュレートの一部が着火しないで燃え残り、フ
ィルタの再生が完全には行われないという別の問題を生
ずる。
【0005】このような問題を解決するために、従来か
ら色々な対策が考えられている。それらのうちのいくつ
かの例を挙げると、まず、実開昭64−41613号公
報には、パティキュレートを捕集するフィルタの上流側
端部のみならず、下流側端部にもパティキュレートを加
熱して燃焼させるヒータを設けて、フィルタの両端面か
ら燃焼伝播をはかるものが記載されており、また、実開
平3−17225号公報には、円柱形フィルタの外周全
体を取り囲んで複数のシーズヒータを設け、比較的パテ
ィキュレートの燃え残りが多い周辺部側からフィルタを
加熱するものが記載されている。更に、実開平3−17
114号公報には、フィルタの下流側でフィルタの後端
面中央部に向けて開口する空気吹出口を設け、フィルタ
の再生時にこれから高圧空気を噴出させることによっ
て、フィルタ中心部のパティキュレートを吹き飛ばした
り、フィルタの後端面中央部を冷却するものが記載され
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来技術はいず
れも、先に述べたディーゼルエンジン用の排気浄化装置
の問題を解消するためには、それぞれある程度まで有効
ではあるが、未だ問題の完全な解決をみるには至ってい
ないのが実情である。そこで本発明は、これらの従来技
術を踏まえて、それらに対して更に改良を加えることに
より、ディーゼルエンジン排気浄化装置のフィルタの再
生時におけるパティキュレートの部分的な燃え残りを少
なくすると共に、下流側中心部の温度上昇を抑え、フィ
ルタの完全な再生と信頼性を確保することを、発明が解
決しようとする課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を
解決するための第1の手段として、フィルタの上流側端
面及び下流側端面の双方に加熱手段を設けると共に、前
記フィルタに対する再生時の供給空気の流通方向を、前
記上流側端面から前記下流側端面へ向かう方向と、前記
下流側端面から前記上流側端面へ向かう方向とに切り換
えることができるようにし、前記フィルタの再生処理の
途中で供給空気の流通方向を反転させると共に、少なく
ともその時に供給空気の上流側となる前記フィルタの端
面に設けられた前記加熱手段を加熱することにより、順
流再生と逆流再生とを切り換えて実行し得るように構成
したことを特徴とするディーゼルエンジン用の排気浄化
装置を提供する。
【0008】また本発明は、前記の課題を解決するため
の第2の手段として、フィルタの外周面に加熱手段を設
けると共に、前記フィルタに対する再生時の供給空気の
流通方向を、前記フィルタの上流側端面から下流側端面
へ向かう方向と、前記フィルタの下流側端面から上流側
端面へ向かう方向とに切り換えることができるように
し、前記フィルタの再生処理の途中で供給空気の流通方
向を反転させることによって、順流再生と逆流再生とを
切り換えて実行し得るように構成したことを特徴とする
ディーゼルエンジン用の排気浄化装置を提供する。
【0009】
【作用】本発明の第1の解決手段によれば、フィルタの
上流側端面及び下流側端面の双方に加熱手段を設けると
共に、フィルタに対する供給空気の流通方向を、上流側
端面から下流側端面へ向かう方向だけでなく、下流側端
面から上流側端面へ向かう方向にも切り換えることがで
きるようにしているので、加熱手段の熱を効率よく上流
側端面及び下流側端面へ与え、良好にフィルタ内へ燃焼
伝播させることができるので、フィルタのどの部分でも
パティキュレートの燃え残りを減少させることができ
る。
【0010】本発明の第2の解決手段によれば、フィル
タの外周面に加熱手段を設けているので、例えば先に順
流再生を行った際には、フィルタの上流側の中心部に堆
積したパティキュレートの一部に燃え残りを生じるが、
それによって中心部の温度は低く抑えられる。そして供
給空気の流通方向を反転させた後の逆流再生の際には、
加熱されたフィルタの熱が供給空気を含む再生用ガスに
吸収され、再生用ガスがより高温となるので、前段階で
燃え残ったパティキュレートが存在するフィルタ中心部
に高温の再生用ガスが供給されることになり、パティキ
ュレートが燃焼し易くなって、燃え残り量を減少させる
ことができる。先に逆流再生を行い後で順流再生を行う
場合も同様である。
【0011】
【実施例】第1実施例のディーゼルエンジン用排気浄化
装置の全体構成を示す図1及びその要部を拡大して示す
図2、図3において、1はディーゼルエンジン、2はそ
の排気通路を示す。3は排気通路2の途中に設けられた
パティキュレート用のフィルタで、例えばハニカム形状
の多孔質セラミックからなり、ディーゼルエンジン1が
排出する排気中からカーボン粒子のような、大部分が可
燃性の微細な粒状固体成分であるパティキュレートを濾
過、分離してその内部に堆積させることにより、マフラ
4から大気中に放出する排気を浄化する。フィルタ3を
迂回するようにバイパス通路5が設けられ、フィルタ3
の再生を行う時や、フィルタ3に異常が発生した時など
に開放されるように、バイパス通路5の途中にバイパス
バルブ6が設けられる。
【0012】フィルタ3の拡大図である図2や図3に示
したように、フィルタ3の上流側の端面に取り付けられ
た加熱手段であるヒータ7は、上流側端面の略全域を覆
うように、また、フィルタ3の下流側の端面に取り付け
られたヒータ8は、下流側端面の略全域を覆うように配
置されている。
【0013】フィルタ3の上流側には、フラップによっ
て流路を切り換えるように、空気圧式のアクチュエータ
又はソレノイドコイル等によって操作される三方弁9が
設けられ、フィルタ3の入口通路10を遮断したり開放
したりすることができる。三方弁9の位置において入口
通路10から分岐管11が別れて出ており、エアポンプ
12の吐出口に接続されている。そして、三方弁9が入
口通路10を遮断した時には、分岐管11がフィルタ3
の上流側に連通するようになっている。分岐管11には
更に大気開放路13が設けられ、空気圧式のアクチュエ
ータ又はソレノイドコイル等によって操作されるストッ
プバルブ14によって開閉される。
【0014】また同様に、フィルタ3の下流側には、フ
ラップによって流路を切り換えるように、空気圧式のア
クチュエータ又はソレノイドコイル等によって操作され
る三方弁15が設けられ、フィルタ3の出口通路16を
遮断したり開放したりすることができる。三方弁15の
位置において出口通路16から分岐管17が別れて出て
おり、エアポンプ18の吐出口に接続されている。そし
て、三方弁15が出口通路16を遮断した時には、分岐
管17がフィルタ3の下流側に連通するようになってい
る。分岐管17には更に大気開放路19が設けられ、空
気圧式のアクチュエータ又はソレノイドコイルによって
操作されるストップバルブ20によって開閉される。
【0015】なお、図1において21はヒータ7の接続
端子を、22はヒータ8の接続端子を、23はエアポン
プ12のモータを運転制御するリレーを、また、24は
エアポンプ18のモータを運転制御するリレーを、それ
ぞれ示している。リレー23及び24、三方弁9及び1
5、ストップバルブ14及び20、ヒータ7及び9、更
にバイパスバルブ6等は、全て図示しない制御装置によ
って電気的に、或いは空気圧的に制御されて所定の様式
に従って付勢される。第1実施例の場合、この制御装置
としては、マイクロプロセッサを使用した図示しない電
子式制御装置(ECU)を使用する。
【0016】第1実施例のディーゼルエンジン用排気浄
化装置が長時間運転状態におかれ、フィルタ3に再生処
理を必要とする程度までパティキュレートが堆積したと
き、図示しない電子式制御装置(ECU)の指令によっ
てフィルタ3の再生処理が開始される。再生処理中は、
通常の運転中に閉じられていたバイパスバルブ6が開弁
し、ディーゼルエンジン1の排気はフィルタ3を通らな
いで、全てバイパス通路5から外部へ放出される。ま
た、三方弁9は入口通路10を閉じて分岐管11をフィ
ルタ3の上流側に接続するように、三方弁15は出口通
路16を閉じて分岐管17をフィルタ3の下流側に接続
するように、それぞれ制御装置によって操作される。
【0017】図2に示すフィルタ再生の第1段階におい
ては、ストップバルブ14は閉じたままにおかれ、スト
ップバルブ20のみが開かれて分岐管17を大気に連通
させる。そして、エアポンプ12が駆動され、加圧され
た空気が図2中に矢印で示すように、分岐管11及び三
方弁9を経てフィルタ3の上流側から下流側へ、排気の
流れの方向を基準にして順方向に供給される。そして、
第1段階の場合は、フィルタ3の上流側端面に設けられ
たヒータ7に所定時間の通電が行われる。なおこの時に
は、エアポンプ18は駆動されない。
【0018】再生の第1段階においては、図2に示すよ
うに、ヒータ7はフィルタ3の上流側端面の略全域にわ
たって設けられているから、その熱はフィルタ3の内部
に堆積しているパティキュレートに与えられ、パティキ
ュレートは燃焼して消失して行くが、フィルタ3の外周
に近い部分では外部への熱の放散が多いので、フィルタ
3の周辺部、特に下流側の周辺部の温度は中心部の温度
に比べて低くなる。その結果、図2に示すようにフィル
タ3の下流側の周辺部にパティキュレートの燃え残りが
発生する。この時、燃焼ガスは図1においてフィルタ3
の下流側から分岐管17と、開いているストップバルブ
20を通り、大気開放路19から外部に放出される。こ
の流れの方向は通常の運転状態における排気の流れの方
向と同じであるから、この第1段階の作動を「順流再
生」と呼ぶことにする。
【0019】順流再生が所定時間行われることにより、
フィルタ3の下流側周辺部を除いてパティキュレートの
大部分が焼却されて消滅したあと、制御装置の指令によ
ってフィルタ3を流れる空気及び燃焼ガスの流動方向が
反対に切り換えられて、図3に示すような再生の第2段
階に移行する。再生の第2段階においては、ストップバ
ルブ20は閉じられ、その代わりにストップバルブ14
が開かれて分岐管11を大気に連通させる。この際、エ
アポンプ12は停止され、代わりにエアポンプ18が駆
動されて、加圧された空気が、分岐管17及び三方弁1
5を経てフィルタ3の下流側から上流側に向かい、排気
の流れの方向とは反対の方向に供給される。そして第2
段階の場合は、フィルタ3の下流側端面に設けられたヒ
ータ8に所定時間の通電が行われる。
【0020】図3に示す再生の第2段階においては、第
1段階の順流再生の際に着火しなかったフィルタ3の下
流側周辺部のパティキュレートにヒータ8の熱が与えら
れ、図2に示した燃え残り部分にも燃焼が起こる。この
時の燃焼ガスは、図1においてフィルタ3の上流側から
分岐管11と開いているストップバルブ14を通り、大
気開放路13から外部に放出される。この流れの方向
は、排気の流れの方向と反対であることから、第2段階
の作動を「逆流再生」と呼ぶことにする。
【0021】このようにフィルタ3の上流側のヒータ7
及び下流側のヒータ8をいずれもフィルタの端面全体を
覆う形状とする場合には、再生時に空気流の下流側とな
るフィルタ端面の中心部における温度が過度に上昇する
前に供給空気の流通方向を反転させるために、フィルタ
の双方の端面中央部分の温度を検出する温度センサを設
けて再生処理中のフィルタの温度を監視するとか、再生
処理を開始する時期を決定するフィルタ中心部における
パティキュレートの堆積量を少なめに設定することが望
ましい。このようにすれば、正逆方向の切り換え再生に
よって、周辺部においても燃え残りを防ぎ、安全にフィ
ルタ全体に隈なく再生を行うことができる。
【0022】第1実施例におけるフィルタ3の再生処理
は、電子式制御装置(ECU)によって自動的に、バイ
パスバルブ6、ヒータ7、9、三方弁9、15、エアポ
ンプ12、18、ストップバルブ14、20、等を制御
することにより、順流再生と逆流再生を切り換えて実行
することができるが、その場合の制御の手順を例示した
ものが図4のフローチャートである。
【0023】フィルタ3の前後の差圧が所定値を越えた
とか、ディーゼルエンジン1の運転時間の積算値が所定
値を越えたというような指標によって、フィルタ3のパ
ティキュレート堆積量が再生処理を必要とする状態にな
ったとECUにおいて判定されたとき、ステップ100
でフィルタ3の再生処理が開始される。まず、ステップ
101でバイパスバルブ6が開弁されてバイパス通路5
が開通し、ディーゼルエンジン1の排気はフィルタ3を
通らないで放出される。ステップ102でエアポンプ1
2が駆動され、ステップ103でストップバルブ20が
開弁され、更にステップ104でヒータ7に所定時間通
電される。このようにして順流再生が実行されるが、そ
の経過時間が所定値T1 を越えたとステップ105で判
定されると、ステップ106に進んでエアポンプ12が
停止される。
【0024】次に、ステップ107でストップバルブ2
0が閉弁し、ステップ108でエアポンプ18が駆動さ
れる。更にステップ109でストップバルブ14が開弁
し、ステップ110でヒータ8に所定の時間通電され
る。このようにして逆流再生に切り換えられて実行さ
れ、その経過時間が所定値T2 を越えたとステップ11
1で判定されると、ステップ112に進んでエアポンプ
18が停止され、ステップ113でバルブ14が閉弁す
ると共に、ステップ114でバイパスバルブ6が閉弁
し、ステップ115で再生処理を終了することによっ
て、排気浄化装置は通常の作動状態に戻り、再びフィル
タ3がディーゼルエンジン1の排気を濾過してパティキ
ュレートを捕集し、排気を浄化することになる。
【0025】このように、図2に示す第1段階の順流再
生を十分に行ったのち、燃え残りを焼却するために必要
な時間だけ、図3に示す第2段階の逆流再生を行って再
生処理を終わるというように、空気供給の方向を1回だ
け反転させる再生処理のパターンでは、フィルタ3の下
流側の中心部の温度が周辺部に比べてかなり高くなるの
で、下流側中心部でフィルタ3に溶損が起こったり、割
れが入ったりすることが懸念される場合がある。その対
応策の一つとして、順流再生と逆流再生を、それぞれが
完全に終わらないうちに比較的短時間毎に反復して切り
換えるという再生処理のパターンをとることができる。
このパターンの一例をタイムチャートとして横軸に時間
をとり、エアポンプ12及び18と、ヒータ7及び8
を、ONにする時間及びOFFにする時間によって示し
たものが図5であって、燃え残りがなくなるまで、パル
ス的に第1段階と第2段階の処理を繰り返して実行す
る。このような操作はECUによって容易に可能とな
る。
【0026】このように本発明の実施例の特徴は、再生
の際に供給される空気及び燃焼ガスの流れの方向が、再
生処理の途中段階で正方向及び逆方向に切り換えられる
点にある。それによって、フィルタ3の下流側の中心部
の最高温度がフィルタ3に溶損や破損を起こさせる危険
な高温度に達する前に、供給空気の流通方向を反転さ
せ、最高温度が発生する位置を変更することによって全
体の温度を低めに抑えながら、周辺部等に発生しやすい
燃え残りを無くすことができる。なお、順流再生と逆流
再生の実行順序には特に意味がないので、順序を逆にし
てもよい。
【0027】次に、図6〜図11は本発明の第2実施例
を示すもので、フィルタ3の拡大図である図6や、その
一部をA方向に見た側面図である図7に示したように、
第2実施例におけるフィルタ3の上流側の端面に取り付
けられたヒータ7’は、上流側端面の周辺部だけを覆う
ように、中心部のないドーナツ形に配置されている。そ
れに対して、フィルタ3の下流側の端面に取り付けられ
たヒータ8’は下流側端面の中心部だけを覆うように、
小円形の範囲に配置されている。この場合、ヒータ7’
とヒータ8’の大きさは、フィルタ3の中心軸方向にみ
て、図7の中に斜線によって示した領域Dのように、ド
ーナツ形のヒータ7’の内周の投影が、小円形のヒータ
8’に対して一部重なるような大きさにするのが望まし
い。
【0028】ここで、フィルタ3の上流側端面において
は、周辺部だけにヒータ7を取り付け、フィルタ3の下
流側端面においては、中心部だけにヒータ8を取り付け
た理由を説明する。即ち、発明者等は、順流再生と逆流
再生の別によって、フィルタ3の再生時におけるパティ
キュレートの燃焼状況が異なり、逆流再生に比較して順
流再生においてはヒータから離れるにしたがって熱がフ
ィルタ内に籠もって高温になりやすいことを確認するこ
とができたのである。
【0029】これを、図8及び図9を用いて詳細に説明
する。図8(a)は、順流再生の場合におけるフィルタ
3の各点での温度比較を示す特性図であり、は
ヒータに最も近いフィルタ中心部、はヒータから最も
遠い中心部、はとの中間の位置におけるそれぞれ
の温度を比較して示す。また、図8(b)は、逆流再生
の場合の各点における温度を比較して示すものである。
図8(a)に示すように、順流再生においては、ヒータ
から遠くなるにつれてフィルタ3内の温度が高くなるの
に対し、逆流再生においては、図8(b)に示すよう
に、ヒータから遠くなるにつれてフィルタ3内の温度が
徐々に低くなることがわかる。
【0030】この場合の温度差ΔTの傾向をさらに詳細
に知るために、パティキュレートの堆積量を変えて再生
試験を行った結果を図9に示す。図9は、順流再生及び
逆流再生のそれぞれにおける堆積量と温度差ΔT(図8
におけるの箇所の温度からの箇所の温度を引いた
値)との関係を示す特性図である。図9に示すように、
順流再生と逆流再生とでは、どのパティキュレート量に
おいても、温度差ΔTが大きく異なり、同じパティキュ
レートの堆積量で比較しても、順流再生の方が逆流再生
に比べて約300°Cも高くなってしまうことがわかっ
た。
【0031】また、フィルタ3の径方向について、パテ
ィキュレートの再生時の燃焼温度では、順流再生及び逆
流再生ともに、フィルタ3の周辺部においては、フィル
タの容器等を介して燃焼熱が放熱されるのに対し、フィ
ルタ3の中心部においては燃焼熱が籠もり易いために、
フィルタ3の中心部と周辺部とでは、およそ400°C
の温度差が生じることもわかった。
【0032】以上の理由から、本発明の第2実施例で
は、そのヒータ7’及び8’の取り付け位置を、ヒータ
から離れるほど燃焼熱が高くなる順流再生を行うフィル
タ3の上流側においては、放熱し易い周辺部のみにヒー
タ7’を取り付け、また、ヒータから離れるほど燃焼熱
が低くなる逆流再生を行うフィルタ3の下流側において
は、燃焼熱が籠もり易い中心部のみにヒータ8’を取り
付けている。そして、このような構成とすることによっ
て、順流再生においては、ヒータから離れるほど(フィ
ルタ3の下流側に向かうほど)図8(a)に示すように
燃焼温度が高くなるが、周辺部のみにヒータ7’を取り
付けることによって燃焼熱が放熱され易く燃焼温度の過
度な上昇を防ぐことができるので、フィルタ3の下流側
まで良好に燃焼を伝播させることができる。また、逆流
再生においては、ヒータから離れるほど(フィルタ3の
上流側に向かうほど)、図8(b)に示すように燃焼温
度が低くなるが、中心部のみにヒータ8’を取り付ける
ことによって、燃焼熱が籠もり易く、燃焼温度の過度な
低下を防ぐことができるので、フィルタの上流側まで良
好に燃焼を伝播させることができるのである。
【0033】次に、第2実施例の作動を図10及び11
によって更に詳細に説明する。図10に示すフィルタ再
生の第1段階においては、ストップバルブ14は閉じた
ままにおかれ、ストップバルブ20のみが開かれて分岐
管17を大気に連通させる。そして、エアポンプ12が
駆動され、加圧された空気が図10中に矢印で示すよう
に、分岐管11及び三方弁9を経てフィルタ3の上流側
から下流側へ、排気の流れの方向を基準にして順方向に
供給される。そして、第1段階の場合は、フィルタ3の
上流側端面に設けられたヒータ7’に所定時間の通電が
行われる。なおこの時は、エアポンプ18は駆動されな
い。
【0034】ヒータ7’はフィルタ3の上流側端面の周
辺部のみに設けられているから、パティキュレートの着
火及び燃焼は主としてフィルタ3の外周に近い部分にお
いて起こり、中心部の温度が非常に高くなることはな
い。このようにして、通常燃え残りが生じ易い周辺部の
再生が先に行われる。周辺部のパティキュレートの燃焼
ガスは、フィルタ3の多孔質の壁を透過して、末広がり
状にフィルタ3内を流下し、ヒータ7’の投影範囲より
も広い範囲のフィルタ3の部分の温度を上昇させて、下
流側に堆積しているパティキュレートに燃焼を起こさせ
る。この時の燃焼ガスは、図10の中に矢印で示されて
いるように、フィルタ3の下流側から分岐管17と、開
いているストップバルブ20を通り、大気開放路19か
ら外部に放出される。この流れの方向は、機関の運転状
態における排気の流れの方向と同じであるから、この作
動は所謂「順流再生」にあたる。
【0035】順流再生が所定時間行われることにより、
フィルタ3の周辺部のパティキュレートの大部分が焼却
されて消滅したあと、制御装置の指令によってフィルタ
3を流れる空気及び燃焼ガスの流動方向が反対に切り換
えられて、再生の第2段階に移行する。即ち、図11に
示すフィルタ再生の第2段階においては、ストップバル
ブ20は閉じられ、その代わりにストップバルブ14が
開かれて分岐管11を大気に連通させる。この際、エア
ポンプ12は停止され、代わりにエアポンプ18が駆動
されて、加圧された空気が、図11中に矢印で示すよう
に、分岐管17及び三方弁15を経てフィルタ3の下流
側から上流側に向かい、排気の流れの方向とは反対の方
向に供給される。そして第2段階の場合は、フィルタ3
の下流側端面に設けられたヒータ8’に所定時間の通電
が行われる。
【0036】ヒータ8’はフィルタ3の下流側端面の中
心部のみに設けられているから、パティキュレートの着
火及び燃焼は主としてフィルタ3の中心に近い部分にお
いて起こり、第1段階の順流再生の際に着火しなかった
フィルタ3の中心部のパティキュレートにヒータ8’の
熱が与えられて中心部でも燃焼が起こる。この際の燃焼
ガスはフィルタ3の壁を横切ることなく、ハニカム状の
フィルタ3に形成されたセル通路を通過するため、燃焼
は先細り形に進み、また、燃焼が中心部だけであってフ
ィルタ3に供給される熱量が少ないため、中心部におい
ても極端な温度上昇は避けることができる。この時の燃
焼ガスは、図11の矢印のようにフィルタ3の上流側か
ら分岐管11と開いているストップバルブ14を通り、
大気開放路13から外部に放出される。この流れの方向
は排気の流れの方向と反対であるから、この処理は所謂
「逆流再生」にあたる。
【0037】本発明の第1の解決手段における最適の実
施例である第2実施例においては、空気の供給方向を反
転させるだけでなく、フィルタ3上流側のヒータ7’は
端面の周辺部を覆うドーナツ形とし、下流側のヒータ
8’は端面の中心部を覆う小円形とするというように、
ヒータの配置を上流側端面と下流側端面とで異ならせて
いるので、空気の反転供給の作用効果に対して更に前述
のような優れた作用効果が加わり、フィルタ3の温度分
布が一様化して、安全に且つ完全にパティキュレートを
焼却することができる。
【0038】次に、本発明のディーゼルエンジン用排気
浄化装置の第3実施例を図12〜図15に示す。この例
は、フィルタ3の外周の筒面を取り巻くようにヒータ2
5を設けて、フィルタ3を外周面から加熱し、内部に堆
積したパティキュレートに着火させる形式のものであ
る。このような基本的形式自体は前述のように従来から
知られているが、従来のものでは、空気の供給方向が一
定であったため、図13に示すように、フィルタ3の上
流側端面の中心付近にヒータ25の熱が伝わらない領域
26ができ、そこにパティキュレートの燃え残りが生じ
るという問題があった。
【0039】しかし、領域26に燃え残りができる結
果、フィルタ3の下流側で最高となる中心部の温度が低
めに抑えられるという利点もある。そこで、空気を一方
向に流すだけでなく、空気の供給方向を反転させれば、
このような形式の排気浄化装置であっても、図13に示
したような領域26の燃え残りが、反転した空気流によ
ってヒータ25からの熱を受けるようになるので、着火
燃焼して消滅する。
【0040】図13の状態に対して図14のように供給
空気の流動方向を反転させるには、具体的に図12に例
示したような構成をとることができる。上流側のエアポ
ンプ12と下流側のエアポンプ18、三方弁9と15、
分岐管11と17、大気開放路13と19等は、図1に
示した第1実施例において使用しているものと同様なも
のである。第1実施例におけるストップバルブ14と2
0と同じものを第3実施例に使用しても問題はないが、
図12に示した第3実施例では、分岐管11に切換弁2
7を使用し、分岐管17に切換弁28を使用して、エア
ポンプと大気開放路との切り換えを確実に行っている。
なお、図12において、29及び30として示したもの
は、フィルタ3の上流側と下流側の温度を検出するため
の温度センサを示している。この例においても、図示し
ない電子式制御装置(ECU)によって各部分の作動を
制御する。
【0041】第3実施例の作動を図15に示した制御例
のフローチャートに基づいて説明する。フィルタ3に堆
積したパティキュレートが多くなってフィルタ3の再生
処理が必要になったとECUにおいて判定されると、ス
テップ200で再生処理が開始される。まず、ステップ
201で図示しないバイパス通路を開き、三方弁9によ
って分岐管11をフィルタ3の上流側に接続すると共
に、三方弁15によって分岐管17をフィルタ3の下流
側に接続する。ステップ202で切換弁27により分岐
管11とエアポンプ12を接続すると共に、切換弁28
により分岐管17と大気開放路19を接続して、エアポ
ンプ12を駆動し、フィルタ3内を上流側から下流側に
向かって図12にBとして示した矢印の方向(順流方
向)に空気を供給する。ステップ203でフィルタ3の
外周に設けられたヒータ25に通電して外部からフィル
タ3を加熱する。フィルタ3の内部では、堆積したパテ
ィキュレートが図13に示したような状態で燃焼する。
この状態では前述のように、フィルタ3の上流側の領域
26にパティキュレートの燃え残りが発生する。
【0042】ステップ204で温度センサ30が検出し
たフィルタ3の下流側の温度T2 を読み込み、ステップ
205で温度T2 が所定の温度、例えば600°Cより
も高いかどうか判定し、高いと判定されたときは、順流
再生が十分行われたと考えられるので、ステップ206
に進んで空気の供給方向を反転させ、図12にCとして
示した矢印の方向(逆流方向)に空気を送り込んで、逆
流再生を開始する。順流再生から逆流再生への切り換え
は、ECUによって切換弁27及び28の流路を切り換
え、更にエアポンプ12を停止させると共にエアポンプ
18を駆動することによって実行される。図14に示す
ような逆流再生が行われることによって、領域26にあ
ったパティキュレートの燃え残りを含めて、フィルタ3
内にある残余のパティキュレートは全て焼却される。
【0043】次に、ステップ207で再生処理の経過時
間TM を、またステップ208で温度センサ29が検出
したフィルタ3の上流側の温度T1 をそれぞれ読み込
み、ステップ209で再生処理の経過時間TM が所定
値、例えば600秒を経過していないかどうか判定す
る。未だ経過していないときはステップ210に進み、
今度は上流側の温度T1 が所定の温度、例えば600°
Cを越えたかどうかが判定される。越えていなければス
テップ208に戻って制御を繰り返すが、ステップ20
9で所定の時間が経過したとか、ステップ210で所定
の温度を越えていると判定されたときは、再生が略完了
したと考えられるので、ステップ211へ進んで更に適
当な時間、例えば180秒おいたのちステップ211へ
進み、フィルタ3の再生処理を終了させる。
【0044】前述の実施例では、加熱手段として電気ヒ
ータを採用したが、本発明はこれに限られるものではな
く、バーナなどフィルタを加熱することができるもので
あれば、それをヒータに代えて使用することができるこ
とはいうまでもない。
【0045】
【発明の効果】本発明を実施することにより、ディーゼ
ルエンジン用の排気浄化装置のフィルタ周辺部における
再生時のパティキュレートの燃え残りを少なくすると共
に、中心部の温度上昇を抑え、フィルタの完全な再生処
理をおこなうことができ、且つそれによってフィルタ或
いは排気浄化装置の信頼性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である排気浄化装置を含む
ディーゼルエンジンの排気系統を示す全体構成図であ
る。
【図2】一つの作動状態における第1実施例のフィルタ
を拡大して示す部分的断面図である。
【図3】他の作動状態における第1実施例のフィルタを
拡大して示す部分的断面図である。
【図4】第1実施例の制御の手順を例示するフローチャ
ートである。
【図5】第1実施例の作動順序を示すタイムチャートで
ある。
【図6】第2実施例のフィルタを拡大して示す部分的断
面図である。
【図7】図6の一部をA方向に見た側面図である。
【図8】再生時のフィルタ内の各点における温度の時間
的変化を示す線図で、(a)は順流再生時、(b)は逆
流再生時を示す。
【図9】順流再生及び逆流再生についてパティキュレー
トの堆積量を変えて再生試験を行った結果を示す線図で
ある。
【図10】第2実施例の一つの作動状態を示す全体構成
図である。
【図11】第2実施例の他の一つの作動状態を示す全体
構成図である。
【図12】第3実施例の構成を示す部分的断面図であ
る。
【図13】第3実施例の一つの作動状態を示す断面図で
ある。
【図14】第3実施例の他の一つの作動状態を示す断面
図である。
【図15】第3実施例の制御の手順を例示するフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1…ディーゼルエンジン 2…排気通路 3…フィルタ 5…バイパス通路 6…バイパスバルブ 7、8、7’、8’…ヒータ 9、15…三方弁 12、18…エアポンプ 13、19…大気開放路 14、20…ストップバルブ 25…ヒータ 27、28…切換弁 29、30…温度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 影山 照高 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 小島 昭和 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 伊藤 ゆかり 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルタの上流側端面及び下流側端面の
    双方に加熱手段を設けると共に、前記フィルタに対する
    再生時の供給空気の流通方向を、前記上流側端面から前
    記下流側端面へ向かう方向と、前記下流側端面から前記
    上流側端面へ向かう方向とに切り換えることができるよ
    うにし、前記フィルタの再生処理の途中で供給空気の流
    通方向を反転させると共に、少なくともその時に供給空
    気の上流側となる前記フィルタの端面に設けられた前記
    加熱手段を加熱することにより、順流再生と逆流再生と
    を切り換えて実行し得るように構成したことを特徴とす
    るディーゼルエンジン排気浄化装置。
  2. 【請求項2】 前記フィルタの一方の端面に設けられる
    前記加熱手段は、その端面の周辺部を覆うように配置す
    る共に、前記フィルタの他方の端面に設けられる前記加
    熱手段は、その端面の中心部を覆うように配置すること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載のディーゼルエ
    ンジン排気浄化装置。
  3. 【請求項3】 フィルタの外周面に加熱手段を設けると
    共に、前記フィルタに対する再生時の供給空気の流通方
    向を、前記フィルタの上流側端面から下流側端面へ向か
    う方向と、前記フィルタの下流側端面から上流側端面へ
    向かう方向とに切り換えることができるようにし、前記
    フィルタの再生処理の途中で供給空気の流通方向を反転
    させることによって、順流再生と逆流再生とを切り換え
    て実行し得るように構成したことを特徴とするディーゼ
    ルエンジン排気浄化装置。
JP3317161A 1991-11-30 1991-11-30 ディーゼルエンジン排気浄化装置 Withdrawn JPH05156927A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018535832A (ja) * 2015-11-24 2018-12-06 ゴン ハン,デ 空気浄化装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018535832A (ja) * 2015-11-24 2018-12-06 ゴン ハン,デ 空気浄化装置
US10888812B2 (en) 2015-11-24 2021-01-12 Dae Gon Han Air cleaning device

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