JPH05156864A - 移動パネルの方向転換装置 - Google Patents

移動パネルの方向転換装置

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JPH05156864A
JPH05156864A JP3322124A JP32212491A JPH05156864A JP H05156864 A JPH05156864 A JP H05156864A JP 3322124 A JP3322124 A JP 3322124A JP 32212491 A JP32212491 A JP 32212491A JP H05156864 A JPH05156864 A JP H05156864A
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rail
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Toshio Tabata
俊男 田畠
Shigeru Maeda
滋 前田
Takeo Fujiki
武夫 藤木
Hiroyasu Tai
博康 田井
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Itoki Crebio Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】主レール2に吊支して移動させた移動パネル1
を、それと直角方向の収納レール7,8の箇所に向かっ
て搬送させる方向転換装置4において、その方向転換時
の停止位相を正確にする。 【構成】方向転換装置4の枢軸45と一体的に回動する
制御板51の周面に所定間隔で複数の係合凹溝52を形
成する。この係合凹溝52にアクチェータ56にて出没
駆動するロック杆54を係脱させるように構成する。制
御板51の回転方向前側の係合凹溝52から後側の係合
凹溝52に向かって周面の半径が次第に小さくなるよう
な傾斜案内面53にて連接する。係合凹溝52に係合し
ていない状態でのロック杆54は傾斜案内面53に沿っ
て次の(後の)係合凹溝52に確実に嵌まることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一方のガイドレールに
対して平面視直角等に交差するように配置した他方のガ
イドレールに、これらガイドレールに沿って移動する移
動パネルの方向を転換して移し変えるための、方向転換
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の方向転換装置の先行技術とし
て、実開昭61−32374号公報では、断面中空矩形
状のガイドレールの底板中央部に長手方向の案内溝を形
成し、該ガイドレール内に移動パネルの上端に設けた吊
支体を嵌挿して走行できるように構成したものにおい
て、一方のガイドレールと他方のガイドレールとが平面
視で直角方向等交差する方向に配設した交差部分の固定
板に鉛直の枢軸を回転自在に支持し、該枢軸に回転円盤
を固着し、回転円盤の下面側には前記吊支体が乗り移る
ことができる前記ガイドレールと同じ断面の切替えレー
ルを取り付けする一方、枢軸内径部に上下摺動自在な操
作杆を内装し、該操作杆の上端に連結した連結杆を介し
て前記固定板の上方から貫通して回転円盤の上面に臨ま
せるロック杆を下向きばね付勢し、回転円盤の上面には
適宜回動角度ごとに前記ロック杆に係合できる係合凹溝
を設け、切替えレールの下方から前記操作杆を上向きに
突き上げるときには、ロック杆が係合凹溝から離脱でき
る構成を提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この構成によれば、回
転円盤、ひいては切替えレールの向きが所定の向きで正
確に停止させようとすると、係合凹溝の直径をロック杆
の直径に略等しく形成し、ロック杆が係合凹溝に係合し
たときに、両者間にガタ付きがないようにする必要があ
る。他方、ロック杆と係合凹溝との直径が殆ど一致して
いる場合であって、且つロック杆の先端が摺動接触する
回転円盤の表面(上面)が平坦であるときには、回転円
盤の回転時にロック杆の先端が係合凹溝に嵌まる前に行
き過ぎ、結果として係合凹溝の箇所にロック杆が係合せ
ず、所定位置で切替えレールを停止できないという不都
合があった。
【0004】本発明は、この問題を解決した方向転換装
置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、移動パネルの上端に設けた吊支体を支持
するための切替えレールを縦方向の枢軸の下端に固定
し、基板に水平回転可能に支持した前記枢軸を、駆動手
段を介して一方向に回動駆動するように構成し、前記枢
軸には制御板を一体的に回動するように同心状に装着
し、該制御板の表面には円周方向に沿って適宜間隔で係
合凹溝を複数箇所に形成し、基板に配設したロック杆
を、アクチェータを介して前記各係合凹溝に対して係脱
すると共に、制御板の表面に向かって突出付勢するよう
に構成する一方、前記隣接する係合凹溝間の制御板の表
面には、制御板の回転方向前側の係合凹溝から後側の係
合凹溝に向かって前記ロック杆の先端が落ち込み勝手と
なるような傾斜案内面を形成したものである。
【0006】
【発明の作用・効果】この構成によれば、制御板におけ
る係合凹溝から外れた位置の表面に突出付勢させたロッ
ク杆の先端は、前記制御板表面の傾斜案内面に当接し、
枢軸の回転と共に制御板が回動すると、前記傾斜案内面
が、以前に嵌合していた係合凹溝の縁から次の係合凹溝
の縁に向かって落ち込むように傾斜しているので、この
傾斜案内面に沿って移動するロック杆が次の係合凹溝の
箇所に来たとき、この係合凹溝を飛び越えることができ
ず、ロック杆の寸法と係合凹溝の寸法とを略同じに形成
しても、必ず当該係合凹溝に係合できる。
【0007】従って、停止した位置での切替えレールの
向きにがた付きがなく、方向転換して連接するガイドレ
ールと切替えレールとに位置ずれを無くすることができ
て、吊支体を円滑に移送することがてきるという効果を
奏するのである。
【0008】
【実施例】次に本考案を具体化した実施例について説明
すると、符号1は大広間等の室内を仕切るための重量が
比較的大きい移動パネル、符号2は移動パネル1を移動
可能に吊り支持するため天井等に固定されるか、または
吊下梁を介して吊支されたガイドレールとしての主レー
ルで、該主レール2は断面横向きH型鋼材からなる。
【0009】移動パネル1の上端に間口方向に適宜隔て
て前後一対の吊下軸20,20を上向きに突出し、各吊
下軸20の上部には正面視上向きコ字型の吊支体21を
軸受け22を介して鉛直軸線回りに回転可能に設け、吊
支体21における左右両ブラケット部21a,21aの
内側に、前後対で合計4つの支持ローラ23を水平な枢
支軸24の回りに回転自在に装着する。これらの支持ロ
ーラ23は、2つづの支持ローラが前記主レール2にお
ける略水平状の下リブ部2aに相対向するように配設さ
れている。
【0010】符号3は主レール2の終端に連設した移動
パネル1の収納部で、該収納部3は入口3aを除いて壁
等にて仕切られている。収納部3の上部には、主レール
2の終端に一方の方向転換装置4を配設し、該一方の方
向転換装置4を介して案内レール6を、主レール2と同
軸線状に配設し、その案内レール6の他端に他方の方向
転換装置5を配設する。そして、主レール2の長手方向
に対して平面視で略直角方向に延びる一対の収納レール
7,8を、前記一対の方向転換装置4,5に隣接して設
ける。補助レール9、10は前記一対の方向転換装置
4,5を挟んで収納レール7,8と反対側に一直線状に
配置し、補助レール11は前記他方の方向転換装置5を
挟んで案内レール6と反対側に一直線状に配置する。こ
れらのレール6、7、8、9、10、11は前記主レー
ル2と断面が同一であり、設置高さも同じである。
【0011】停止装置13は、主レール2に箇所であっ
て、前記一方の方向転換装置4の近傍に設け、作業者が
手動で移動パネル1を押して入口3aから収納部3に向
かって入れた後の、後述の搬送装置14による移動パネ
ル1の自動搬送が可能となるような位置決めのためのも
のである。即ち、搬送装置14の移動自在に支持するた
めのサブレール12は、収納部3の入口を介して前記主
レール2の一側に沿ってその終端まで適宜長さ(移動パ
ネル1の間口寸法より若干長い)にわたって平行状に配
設し、このサブレール12には、自走式の搬送装置14
を装架し、この搬送装置14における進退動するフック
体17にて主レール2上の移動パネル1おける収納部3
への進行方向後側の吊下軸20に係止して、移動パネル
1全体を案内レール6の箇所に位置するように搬送す
る。逆に収納部3から搬出する場合には、案内レール6
の箇所に位置する移動パネル1をその前部が入口3aか
ら外に出るように搬送させるものである。
【0012】また、符号15は、収納部3において移動
パネル1をその間口方向表裏面と直角に移動させるため
の搬出入自走ロボットであり、該搬出入自走ロボット1
5は前記一対の収納レール7、8に装架されている。そ
して、移動パネル1の間口方向が案内レール6の長手方
向と沿うように位置したとき、当該移動パネル1におけ
る一対の吊下軸20,20が一対の方向転換装置4,5
における切替えレール16,16に載置された状態で当
該切替えレール16の向きが収納レール7,8の長手方
向に一致するように方向転換させた後、エアシリンダな
どのアクチェータ18,18により水平回動駆動する一
対のフック19,19で前記一対の吊下軸20,20を
掴んだ状態で搬出入自走ロボット15を自走させて押し
進めれば、収納レール7,8の先端側に収納できる(図
1の二点鎖線参照)。反対に移動パネル1の吊下軸2
0,20を前記フックで掴んだ状態で搬出入自走ロボッ
ト15を後退させ、方向転換装置4,5箇所まで移動パ
ネル1を運んだ後、一対のフックを吊下軸20,20か
ら外し、切替えレール16,16の向きを案内レール6
の長手方向に沿うようにすると、前記吊下軸20,20
上の吊支体21,21における支持ローラ23が案内レ
ール6の下リブ6a及び主レール2の下リブ部2aに沿
って移動可能となるものである。
【0013】次に停止装置13の構造について説明す
る。符号25は、主レール2の上リブ部2b上に溶接ま
たはボルト等にて固定した支持本体、符号26,26は
一対の規制体(図5では一方のみ図示する)で、該両規
制体26は、その上端基部26aを支持本体25におけ
る主レール2の長手方向と平面視で直角方向に延びるガ
イド溝27、27に摺動自在に嵌合し、両規制体26,
26が前記主レール2の断面方向からみて、両外側から
挟むように配設されている。両規制体26,26のうち
一方にはエアシリンダ等のアクチェータ28のピストン
ロッド28aの一端を螺合する等して固定し、他方の規
制体26に一端を固着したガイド軸29,29を前記一
方の規制体26に摺動自在に嵌挿し、該ガイド軸29,
29の他端をブラケット32を介してアクチェータ28
の筒部28bにねじ止め等にて固定し、アクチェータ2
8のピストンロッド28aが筒部bから突出するとき、
両規制体26,26が一斉に主レール2に接近するよう
に前進し、ピストンロッド28aが筒部28bに入ると
きには、主レール2から外側に離れる位置(後退位置)
となる。両規制体26,26の下端部近傍には、それが
主レール2に近づくとき、主レール2における下リブ部
2aの自由縁部を囲むような凹溝部26b,26bを切
欠き形成する。
【0014】この両規制体26,26には、前記凹溝部
26bより上方位置にショックアブゾーバ30を設け
る。このショックアブゾーバ30の筒体30a内には流
体(油)を封入し、オリフィス等の通孔(図示せず)等
により、衝撃力を緩和して移動できるピストンロッド3
0bの先端当接部31を、前記主レール2に乗る吊支体
21の前面に当接可能なように設ける。このとき、前記
両当接部31,31は図5に示すように、支持ローラ2
3の枢支軸24中心線と略同じ高さ位置に当接するよう
に設定する。
【0015】次に搬送装置14の構造について、図6、
図7を参照して詳述する。符号34は、断面横向きH型
のサブレール12箇所に配置する搬送本体で、この搬送
本体34における一対の縦板34a,34bはサブレー
ル12の上下リブ部12a,12bを外側から挟むよう
に立設し、両縦板34a,34bの内面には前記上下リ
ブ部12a,12bに接触して回転する5つの回転ロー
ラ35(下リブ部12aに対しては4つの回転ローラ3
5が接触する)を設ける。
【0016】一方の縦板34bの外面に取り付けた減速
歯車機構及びブレーキ付きの正逆回転可能な駆動モータ
36にて回転される駆動歯車37はサブレール12の上
リブ部12b下面に取付くラック杆38に噛み合う。ラ
ック杆38はサブレール12の全長にわたって沿設され
ている。符号39は、搬送本体34の一側部に前記主レ
ール2方向(平面視直交する方向)に延びるように固着
したガイドレール部で、該ガイドレール部39には、主
レール2箇所に位置する移動パネル1の前後一対の吊下
軸20,20のうち収納部3から離れた側(収納する場
合の後側)の吊下軸20に向かって水平方向から近づく
ようにしたフック体17を摺動自在に配置する。このフ
ック体17の先端には前記吊下軸20に被嵌する平面視
2股状の係止部17aを形成してある。
【0017】符号40は前記フック体17を前記吊下軸
20に対して遠近駆動するためのアクチェータで、実施
例ではロータリ式のエアアクチェータ、または正逆回転
可能な駆動モータを使用する。アクチェータ40に取付
いて揺動回動する作動アーム41の先端の転子41a
を、前記フック体17基部上面の摺動嵌合部17bに嵌
合させ、これにより、フック体17を進退動させて前記
後側の吊下軸20に係脱する構成である。
【0018】符号42は搬送本体34の前後部に設けた
ストッパ片で、サブレール12の前後端部下リブ部12
aに設けたショックアブゾーバ付き規制体43の当接部
にストッパ片42が当接するまで搬送本体34が前後移
動できる。その距離(L)は、主レール2に沿って収納
部3内に押し込まれた移動パネル1の前側吊支体21が
停止装置13箇所で停止した状態で、フック体17が吊
下軸20に係合する位置(後退位置)から、搬送装置1
4により移動させられた移動パネル1における後側吊支
体21が停止装置13に近い側の方向転換装置4におけ
る切替えレール16に載置される位置(前進位置)まで
の距離である。
【0019】次に図8〜図13に基づき、方向転換装置
4,5について説明する。符号44は案内レール6等の
上面に固定した基板、符号45は基板44を上下に貫通
して軸受け46等にて回転自在に支持された枢軸で、該
枢軸45の下端には、前記切替えレール16の上端をボ
ルト等にて固着する。この切替えレール16の上リブ部
16b下面の左右両側には、下側に歯面を有するラック
杆47,47をねじ止めする。またこの切替えレール1
6の下リブ部16aの上面は、前記主レール2、案内レ
ール6、収納レール7,8、補助レール9,10,11
の各下リブ部2a、6a、7a、8a‥‥の上面と同一
高さ位置となるように設定している。また、切替えレー
ル16の上下リブ部及びラック杆47の長手方向端面は
平面視で枢軸45の軸心を中心とする所定半径(R1)
を有するように円弧状に形成してある。
【0020】前記枢軸45上端に固定した駆動歯車48
は、一方向回転する駆動モータ50にて駆動されるウオ
ーム歯車49に噛み合って回転するような構成である。
符号51は前記枢軸45の中途に被嵌して一体的に回動
可能に固着した制御板で、該制御板51の周面部には、
90度ごとに係合凹溝52を形成する。この4つの係合
凹溝52の位相は、枢軸45に取付く切替えレール16
の長手方向が主レール2と案内レール6とに対して平行
状になる姿勢と、収納レール7(8)と補助レール9
(10)とに平行状になる姿勢とに交互に一致するよう
に設定する。
【0021】そして、図12及び図13に示すように、
制御板51が時計の針の回転方向(右回り)に回動する
とき、その回転方向上流で半径が小さく、下流側で半径
が大きくなるように隣接する係合凹溝52,52の前後
縁間をつなぐ周面の半径を次第に変化させて傾斜案内面
53に形成する。換言すれば、回転下流側(回転前方
側)に位置する係合凹溝52の後縁の壁面が高く、回転
上流側(回転後方側)に位置する係合凹溝52の前縁の
壁面が低くなるように設定する。この傾斜案内面53に
対面するように、ロック杆54を水平方向に進退動可能
となるように案内板55に摺動自在に支持させ、ロック
杆54の基端を電磁ソレノイド等のアクチェータ56に
連結する。
【0022】符号57は制御板51の上面に回転角度9
0度毎に突設した当接板、符号58は当接板57にて作
動アーム59が回動してONやOFFの信号を出力する
リミットスイッチ等のセンサーである。図12のよう
に、ロック杆54が制御板51における係合凹溝52と
嵌合しない位置ではアクチェータ56がOFFとなり、
図示しないバネ力でロック杆54が傾斜案内面53に押
圧当接している。また、その状態では駆動モータ50は
ONで枢軸45を矢印方向に回動している。そのとき、
当接板57から作動アーム59は離れており、センサー
58はON信号を出している。
【0023】制御板51がさらに回動して当接板57に
て作動アーム59が蹴り上げられると(図13参照)、
センサー58はOFF信号をだし、駆動モータ50への
電流付与は停止される。この状態でも慣性力により枢軸
45は回動するが、前記バネ力付勢されて傾斜案内面5
3に押圧されたロック杆54の先端が係合凹溝52に自
然に落ち込むと、その位置で制御板51ひいては枢軸4
5の回動は強制的に停止させられ、切替えレール16の
長手方向の向きが、前記主レール2方向または収納レー
ル7(8)方向と一致することになる。
【0024】次に回転を開始するには、アクチェータ5
6をONさせてロック杆54を後退させ、略同時に駆動
モータ50をONにし、ロック杆53が周面に対面する
適宜時間後には、当接板57から作動アーム59が離れ
てOFF信号を出すので、これにより、アクチェータ5
6をOFFに戻すのである。図14及び図15は、前記
枢軸45と一体的に回動する制御板60における係合凹
溝61とロック杆62との第2実施例を示し、円盤状の
制御板60の円盤面(端面)に円環状の突起部63を設
け、その突起部63にはロック杆62が係合する係合凹
溝61を、円周方向に所定間隔(実施例では中心角90
度)ごとに凹み形成する。そして、ロック杆62を円環
状の突起部63の表面に向かって突出付勢するように構
成する一方、前記隣接する係合凹溝61,61間の突起
部63の表面には、制御板60の回転方向(矢印方向)
前側の係合凹溝61から後側の係合凹溝61に向かって
前記ロック杆62の先端が落ち込み勝手となるような傾
斜案内面64を形成したものである。
【0025】符号65は制御板60の円周面に略沿って
設けた当接板で、該当接板65にてセンサー58の作動
アーム59が蹴り上げられると、前記実施例と同じよう
に出力信号を出し、前記実施例と同様に枢軸ひいては制
御板60の回動駆動の開始・停止の制御、及びロック杆
62の出没用アクチェータ56の作動の制御を実行す
る。
【0026】前記各実施例のように、切替えレール16
の向きを変更して移動パネル1における吊支体21の走
行方向を転換する場合、制御板に設けた複数の係合凹溝
の間を、制御板の回転方向前側の係合凹溝から後側の係
合凹溝に向かって前記ロック杆の先端が落ち込み勝手と
なるような傾斜案内面で連接することにより、制御板の
回動につれてロック杆は傾斜案内面から次の係合凹溝へ
と確実に落ち込み係合でき、枢軸、ひいては切替えレー
ルを所定の向きで確実に停止させることができると共
に、ロック杆と係合凹溝との間に隙間、ひいてはがたつ
きのないようにすることができ、切替えレールと主レー
ル等のガイドレールとの間に食い違いができないように
して、円滑な移動を実現することができるのである。
【0027】また、制御板に設けた当接板59,65と
センサー58とにより、ロック杆54,62の出没用の
アクチェータ56の作動制御を実行するように関連させ
ると、方向転換装置の作動自動化を用意にできるという
効果も奏する。なお、図1に示す符号S1は、移動パネ
ル1が収納部3の入口3a内に入ったことを感知するセ
ンサー、符号S2は移動パネル1が停止装置13の箇所
で停止したことを感知するセンサー、符号S3は搬送装
置14が後退位置(収納部3から離れた位置)にあるこ
とを感知するセンサー、符号S4は搬送装置14が前進
位置(収納部3に近い位置)にあることを感知するセン
サー、センサーS5は補助レール11の箇所に設置して
移動パネル1が案内レール6の箇所に有ることを感知す
るものであり、これらセンサーS1〜S5は接触式であ
っても良いし、光透過式または光反射式等の非接触式セ
ンサーであっても良い。
【0028】この構成により、収納部3の入口3a近傍
等に設けたシーケンス制御用の制御盤(コントロールボ
ックス)66に設けたメインスイッチを押下すると、前
記センサー類S1〜S5,58は作動状態となる。次い
で、パネル収納指令スイッチ(図示せず)を押すことに
より、搬送装置14はセンサーS3の箇所で停止し、図
1の実線状態(後退位置)に待機する。そして作業者に
より押された移動パネル1が収納部の入口3a内に前進
すると、センサーS1がONとなり、これにより停止装
置13におけるアクチェータ28を作動させ、予め一対
の規制体26,26が主レール2を左右外側から挟むよ
うに接近して停止する。この状態で作業者は移動パネル
1をさらに押し進める。これにより、接近して来る吊支
体21の前面に前記両規制体26,26の当接部31,
31が当たるので、吊支体21ひいては移動パネル1の
通過を阻止する。
【0029】なお、前記センサーS1又はセンサーS2
のON信号にて前記一対の方向転換装置4,5が作動し
て切替えレール16を、その長手方向が主レール2の長
手方向と一直線状となるように姿勢を変更させて、その
状態で待機する。また、搬出入自走ロボット15はその
全体が補助レール9,10の箇所まで後退した位置で待
機する。
【0030】前記停止した前側の吊支体21をセンサー
S2で感知すると、前記後退位置での搬送装置14にお
けるアクチェータ40が作動し、フック体17にて移動
パネル1における後側吊下軸20を掴む。これと略同時
に13の規制体26,26は後退し、吊支体21の通過
を許容する。この状態で搬送装置14が前進すると移動
パネル1を引っ張って行くことになる。センサーS4で
検出されると、その位置で搬送装置14は停止する。こ
れにより、移動パネル1は、その進行前側の吊支体21
が案内レール6を通過して方向転換装置5における切替
えレール16の箇所に位置し、進行後側の吊支体21は
方向転換装置4における切替えレール16の箇所に位置
することになる。この状態でフック体17を後退させて
吊下軸20との係合を解除し、搬送本体34はサブレー
ル12に沿って元の位置に向かって移動させる。停止装
置13箇所を通過すると当該停止装置13は再度両規制
体26,26が主レール2側方に接近して閉じる。
【0031】案内レール6の箇所に沿った移動パネル1
の前端がセンサーS5に接近したことを感知すると、方
向転換装置4,5が作動して、枢軸45を90度回動さ
せ、切替えレール16,16の長手方向が収納レール
7,8の長手方向と一致するように姿勢変更する。次い
で搬出入自走ロボット15を前記案内レール6箇所に停
止している移動パネル1の裏面側に接近させてセンサー
(図示せず)が移動パネル1を感知して停止し、この信
号により、一対のアクチェータ18が作動し、左右両フ
ック19を水平回動させ、移動パネル1における一対の
吊下軸20,20を内側から掴む。この状態で搬出入自
走ロボット15を前進させ、収納レール7,8の先端方
向に移動パネル1を押し込んで収納する。次いで、補助
レール9,10の箇所まで搬出入自走ロボット15は後
退して待機する。この後退待機を図示しないセンサーで
感知し、一対の方向転換装置4,5が作動して切替えレ
ール16を90度回動させ、次の移動パネル1の搬入許
容の表示が制御盤66に出る。これの繰り返しで、次々
と移動パネル1を収納することができる。
【0032】前記と反対に主レール2側に移動パネル1
を搬出するには、制御盤66における搬出指令スイッチ
を押す。そうすると、搬出入自走ロボット15が前進
し、収納レール7,8に支持されている移動パネル1に
おける一対の吊下軸20,20を前記フック19,19
で掴んで、搬出入自走ロボット15を後退させ、方向転
換装置4,5の箇所まで移動させた後、当該方向転換装
置4,5を作動させて切替えレール16,16の向きを
90度変更する。次いで、搬送装置14をサブレール1
2箇所で方向転換装置4に近付くように前進させた後停
止させ、次にアクチェータ40が作動し、フック体17
にて移動パネル1の吊下軸20を掴み、次いで搬送装置
14を走行させて入口3aから移動パネル1の一端が出
るようにする。これから先は作業者が手動で移動パネル
1を引っ張り、所定の位置に移動パネルを送る。
【0033】なお、前記実施例では方向転換装置4,5
は切替えレール16の向きを平面視で90度変更するも
のであったが、90度以上、または90度未満の任意に
設計変更できることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】収納部の概略平面図である。
【図2】図1のII−II矢視側面図である。
【図3】吊支体の一部切欠き側面図である。
【図4】図3のIV−IV矢視一部切欠き正面図である。
【図5】停止装置の一部切欠き側面図である。
【図6】搬送装置の平面図である。
【図7】図6のVII −VII 矢視一部切欠き側面図であ
る。
【図8】方向転換装置と収納レールとの平面図である。
【図9】図8の要部拡大平面図である。
【図10】図9のX−X矢視で示す方向転換装置の断面
図である。
【図11】図9のXI−XI矢視で示す方向転換装置の一部
断面側面図である。
【図12】制御板の作用説明図である。
【図13】制御板の作用説明図である。
【図14】制御板の他の実施例の平面図である。
【図15】一部切欠き側面図である。
【符号の説明】
1 移動パネル 2 主レール 3 収納部 3a 入口 4,5 方向転換装置 13 停止装置 14 搬送装置 15 搬出入自走ロボット 16 切替えレール 17 フック体 18,28,40,56 アクチェータ 19 フック 20 吊下軸 21 吊支体 23 支持ローラ 26 規制体 30 ショックアブソーバ 31 当接部 34 搬送本体 35 回転ローラ 38,47 ラック杆 41,59 作動アーム 44 基板 45 枢軸 36,50 駆動モータ 48 駆動歯車 51,60 制御板 52,61 係合凹溝 53,64 傾斜案内面 54,62 ロック杆 57,65 当接板 58,S1〜S5 センサー 59 作動アーム 63 突起部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動パネルの上端に設けた吊支体を支持
    するための切替えレールを縦方向の枢軸の下端に固定
    し、基板に水平回転可能に支持した前記枢軸を、駆動手
    段を介して一方向に回動駆動するように構成し、前記枢
    軸には制御板を一体的に回動するように同心状に装着
    し、該制御板の表面には円周方向に沿って適宜間隔で係
    合凹溝を複数箇所に形成し、基板に配設したロック杆
    を、アクチェータを介して前記各係合凹溝に対して係脱
    すると共に、制御板の表面に向かって突出付勢するよう
    に構成する一方、前記隣接する係合凹溝間の制御板の表
    面には、制御板の回転方向前側の係合凹溝から後側の係
    合凹溝に向かって前記ロック杆の先端が落ち込み勝手と
    なるような傾斜案内面を形成したことを特徴とする移動
    パネルの方向転換装置。
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JP2014095270A (ja) * 2012-11-12 2014-05-22 Hi-Lex Corporation 開閉体駆動装置

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