JPH05156224A - 一液水性即乾型接着剤 - Google Patents
一液水性即乾型接着剤Info
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- JPH05156224A JPH05156224A JP33945591A JP33945591A JPH05156224A JP H05156224 A JPH05156224 A JP H05156224A JP 33945591 A JP33945591 A JP 33945591A JP 33945591 A JP33945591 A JP 33945591A JP H05156224 A JPH05156224 A JP H05156224A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、安定で初期接着力の発現が極めて
速い、一液水性即乾型接着剤を提供することにある。 【構成】 (A)固形分40〜85%の水性エマルジョ
ン(例:エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン)
と(B)下記の一般式(I)で表される芳香族系オリゴ
マーとを配合する。 一般式(I) 【化1】 (但し、nは2〜10の整数であり、RはCm H
2m+1で、mが1〜4の整数である。)
速い、一液水性即乾型接着剤を提供することにある。 【構成】 (A)固形分40〜85%の水性エマルジョ
ン(例:エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン)
と(B)下記の一般式(I)で表される芳香族系オリゴ
マーとを配合する。 一般式(I) 【化1】 (但し、nは2〜10の整数であり、RはCm H
2m+1で、mが1〜4の整数である。)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種紙器、製袋、包
装、紙管等の紙工用や木工用、天井板(ロックウール化
粧板、インシュレーションボード、パーチクルボード、
石膏ボード、ケイカル板、アクリル板、グラスウー
ル)、自動車内装材、タイル等のごとき、主として多孔
質基材の接着を対象とした、安定で初期接着力の発現が
極めて速い、一液水性即乾型接着剤に関する。
装、紙管等の紙工用や木工用、天井板(ロックウール化
粧板、インシュレーションボード、パーチクルボード、
石膏ボード、ケイカル板、アクリル板、グラスウー
ル)、自動車内装材、タイル等のごとき、主として多孔
質基材の接着を対象とした、安定で初期接着力の発現が
極めて速い、一液水性即乾型接着剤に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、各種の塗料や接着剤においては、
消防法の改正や各種公害規制の強化の状況下で、有機溶
剤を多量に含む系はますます敬遠され、水性化の要望
が、以前にもまして増大しつつある。水性エマルジョン
系塗料や接着剤は、水性、無公害で、火災等の危険がな
く安全であるばかりでなく、スプレーやロール等各種塗
布設備による作業性が優れ、特に既存設備そのままで、
溶剤系からの切替えが可能である所にメリットがある。
消防法の改正や各種公害規制の強化の状況下で、有機溶
剤を多量に含む系はますます敬遠され、水性化の要望
が、以前にもまして増大しつつある。水性エマルジョン
系塗料や接着剤は、水性、無公害で、火災等の危険がな
く安全であるばかりでなく、スプレーやロール等各種塗
布設備による作業性が優れ、特に既存設備そのままで、
溶剤系からの切替えが可能である所にメリットがある。
【0003】水性エマルジョン系接着剤は、火災の危険
もなく、安全、無公害であるため、特に昨今の消防法改
正とも関連して、各業界において盛んに検討されてい
る。しかしながら、水性エマルジョン系接着剤は、本来
水系であるため、蒸発および浸透速度が小さく、乾燥が
遅いため初期接着力の発現が極めて遅く、圧締時間を長
くとらなければ接着しないという難点がある。そのため
に、これら水性エマルジョン系接着剤を用いた各種加工
品の生産性が悪く、不合理であるばかりでなく、接着作
業性が極めて劣るという不都合があった。従って、例え
ば、短時間で接着力の発現が要求されるビルや住宅の天
井板接着、自動車内装材の接着、タイル等における接着
剤としては、極めて不適当であった。
もなく、安全、無公害であるため、特に昨今の消防法改
正とも関連して、各業界において盛んに検討されてい
る。しかしながら、水性エマルジョン系接着剤は、本来
水系であるため、蒸発および浸透速度が小さく、乾燥が
遅いため初期接着力の発現が極めて遅く、圧締時間を長
くとらなければ接着しないという難点がある。そのため
に、これら水性エマルジョン系接着剤を用いた各種加工
品の生産性が悪く、不合理であるばかりでなく、接着作
業性が極めて劣るという不都合があった。従って、例え
ば、短時間で接着力の発現が要求されるビルや住宅の天
井板接着、自動車内装材の接着、タイル等における接着
剤としては、極めて不適当であった。
【0004】これらの諸問題を解決するため、有機溶剤
を添加する方法、被着体を加熱する方法、水性の二液型
接着剤を用いる方法等が提案された。しかし、これらの
方法は、いまだ充分に満足するものではない。例えば有
機溶剤を添加する方法は、環境汚染、火災の危険性等の
問題があり、被着体を加熱する方法は、設備やエネルギ
ーを必要とし、効果も期待できず、被着体の場所によっ
て加熱できない場合もあり、充分とは言えない。また、
水性の二液型接着剤を用いる方法は、主剤と硬化剤とか
らなっており、主剤と硬化剤を2頭ガンで被着体に同時
スプレーするか、主剤と硬化剤を別々の被着体に塗布し
た後貼合するという不便さがある。
を添加する方法、被着体を加熱する方法、水性の二液型
接着剤を用いる方法等が提案された。しかし、これらの
方法は、いまだ充分に満足するものではない。例えば有
機溶剤を添加する方法は、環境汚染、火災の危険性等の
問題があり、被着体を加熱する方法は、設備やエネルギ
ーを必要とし、効果も期待できず、被着体の場所によっ
て加熱できない場合もあり、充分とは言えない。また、
水性の二液型接着剤を用いる方法は、主剤と硬化剤とか
らなっており、主剤と硬化剤を2頭ガンで被着体に同時
スプレーするか、主剤と硬化剤を別々の被着体に塗布し
た後貼合するという不便さがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来の
接着剤の欠点を克服し、安定で初期接着力の発現が極め
て速い、一液水性即乾型接着剤を提供することを目的と
する。
接着剤の欠点を克服し、安定で初期接着力の発現が極め
て速い、一液水性即乾型接着剤を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記従来
の接着剤が有する欠点を解決すべく、鋭意研究の結果、
固形分40〜85%の水性エマルジョンと、ある種の芳
香族系オリゴマーを含む混合物が、一液安定で初期接着
力の発現が極めて速く、即乾型接着剤として有用である
ことを見出して、本発明を完成するに到った。
の接着剤が有する欠点を解決すべく、鋭意研究の結果、
固形分40〜85%の水性エマルジョンと、ある種の芳
香族系オリゴマーを含む混合物が、一液安定で初期接着
力の発現が極めて速く、即乾型接着剤として有用である
ことを見出して、本発明を完成するに到った。
【0007】即ち、本発明は、(A)固形分40〜85
%の水性エマルジョンと(B)下記の一般式(I)で表
される芳香族系オリゴマーとを含む一液水性即乾型接着
剤に関する。 一般式(I)
%の水性エマルジョンと(B)下記の一般式(I)で表
される芳香族系オリゴマーとを含む一液水性即乾型接着
剤に関する。 一般式(I)
【0008】
【化2】 (但し、nは2〜10の整数であり、RはCm H
2m+1で、mが1〜4の整数である。)
2m+1で、mが1〜4の整数である。)
【0009】本発明において用いられる成分(A)の水
性エマルジョンは、通常用いられる合成樹脂および天然
樹脂エマルジョンから適宜選択される。具体的には、例
えば、ポリ酢酸ビニル、アクリル酸エステルやビニルバ
ーサテートと酢酸ビニルの共重合体、アクリル酸エステ
ル、メタクリル酸エステルおよびスチレン各種単独また
は共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン
−酢酸ビニル−アクリル酸エステルやビニルバーサテー
ト等多元共重合体、ポリオレフィン、スチレン−ブタジ
エン共重合体、アクリロニトニル−ブタジエン共重合
体、ポリクロロプレン、ポリイソプレン、ポリウレタ
ン、ポリエポキシアスファルト、スチレン−イソプレン
共重合体、マレイン酸−イソプレン共重合体、ポリ塩化
ビニル、塩化ビニリデン共重合体、ポリビニルアルキル
エーテル、フェノール−ホルマリン反応性混合液、なら
びに天然ゴム等の樹脂等を主成分とする水性エマルジョ
ンであり、所望によりロジン、変性フェノール樹脂、テ
ルペン、石油樹脂、クマロン−インデン樹脂のようなタ
ツキファイヤー、炭酸カルシウム、クレー、シリカ、ア
スベストのような充填材、高級アルコール、各種グリコ
ール類、各種フタル酸エステル、セロソルブ類やテキサ
ノール等の可塑剤、造膜助剤、チタン白、その他の染顔
料のような着色剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、酸素吸
収剤、各種増粘剤のような老化防止剤等を添加した固形
分40〜85%、好ましくは50〜75%のものが挙げ
られる。
性エマルジョンは、通常用いられる合成樹脂および天然
樹脂エマルジョンから適宜選択される。具体的には、例
えば、ポリ酢酸ビニル、アクリル酸エステルやビニルバ
ーサテートと酢酸ビニルの共重合体、アクリル酸エステ
ル、メタクリル酸エステルおよびスチレン各種単独また
は共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン
−酢酸ビニル−アクリル酸エステルやビニルバーサテー
ト等多元共重合体、ポリオレフィン、スチレン−ブタジ
エン共重合体、アクリロニトニル−ブタジエン共重合
体、ポリクロロプレン、ポリイソプレン、ポリウレタ
ン、ポリエポキシアスファルト、スチレン−イソプレン
共重合体、マレイン酸−イソプレン共重合体、ポリ塩化
ビニル、塩化ビニリデン共重合体、ポリビニルアルキル
エーテル、フェノール−ホルマリン反応性混合液、なら
びに天然ゴム等の樹脂等を主成分とする水性エマルジョ
ンであり、所望によりロジン、変性フェノール樹脂、テ
ルペン、石油樹脂、クマロン−インデン樹脂のようなタ
ツキファイヤー、炭酸カルシウム、クレー、シリカ、ア
スベストのような充填材、高級アルコール、各種グリコ
ール類、各種フタル酸エステル、セロソルブ類やテキサ
ノール等の可塑剤、造膜助剤、チタン白、その他の染顔
料のような着色剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、酸素吸
収剤、各種増粘剤のような老化防止剤等を添加した固形
分40〜85%、好ましくは50〜75%のものが挙げ
られる。
【0010】水性エマルジョンの固形分が40%未満の
場合、芳香族系オリゴマーを加えても接着剤の固形分が
低すぎ、即乾性に劣る。また、水性エマルジョンの固形
分が85%より多い場合、芳香族系オリゴマーを加えた
場合高粘度となり作業性に劣る。
場合、芳香族系オリゴマーを加えても接着剤の固形分が
低すぎ、即乾性に劣る。また、水性エマルジョンの固形
分が85%より多い場合、芳香族系オリゴマーを加えた
場合高粘度となり作業性に劣る。
【0011】また、本発明において用いられる成分
(B)の芳香族系オリゴマーは、前記一般式(I)で表
されるものである。一般式(I)中のnは2〜10、好
ましくは2〜3のものである。
(B)の芳香族系オリゴマーは、前記一般式(I)で表
されるものである。一般式(I)中のnは2〜10、好
ましくは2〜3のものである。
【0012】一般式(I)で表される芳香族系オリゴマ
ーは、石油精製工程で得られるある種の芳香族留分とホ
ルムアルデヒドを原料とし、酸触媒の存在下に付加縮合
反応して得られるノボラック型樹脂であり、市販品とし
ては、三菱石油(株)社製のオリゴテック1000、オ
リゴテック1020、オリゴテック1030、オリゴテ
ック1040、オリゴテック1100等の液状樹脂が挙
げられる。
ーは、石油精製工程で得られるある種の芳香族留分とホ
ルムアルデヒドを原料とし、酸触媒の存在下に付加縮合
反応して得られるノボラック型樹脂であり、市販品とし
ては、三菱石油(株)社製のオリゴテック1000、オ
リゴテック1020、オリゴテック1030、オリゴテ
ック1040、オリゴテック1100等の液状樹脂が挙
げられる。
【0013】オリゴテックには、固形樹脂、液状樹脂お
よび樹脂をエマルジョン化した乳化樹脂があるが、水性
エマルジョンの樹脂成分との相溶性の点からは上記のご
とき液状のオリゴテックの使用が好ましい。
よび樹脂をエマルジョン化した乳化樹脂があるが、水性
エマルジョンの樹脂成分との相溶性の点からは上記のご
とき液状のオリゴテックの使用が好ましい。
【0014】一般式(I)で表される成分(B)の芳香
族系オリゴマーの配合量は、成分(A)の水性エマルジ
ョンの固形分100重量部に対し0.5〜50重量部が
好ましく、とりわけ2〜30重量部が好適である。成分
(B)の芳香族系オリゴマーの配合量が0.5重量部未
満の場合は、前記諸効果の発現が不充分である。また、
成分(B)の芳香族系オリゴマーの配合量が50重量部
より多い場合は、可塑化効果が強すぎるため、樹脂の凝
集力を低下させ、好ましくない。
族系オリゴマーの配合量は、成分(A)の水性エマルジ
ョンの固形分100重量部に対し0.5〜50重量部が
好ましく、とりわけ2〜30重量部が好適である。成分
(B)の芳香族系オリゴマーの配合量が0.5重量部未
満の場合は、前記諸効果の発現が不充分である。また、
成分(B)の芳香族系オリゴマーの配合量が50重量部
より多い場合は、可塑化効果が強すぎるため、樹脂の凝
集力を低下させ、好ましくない。
【0015】
【作用】成分(B)の芳香族系オリゴマーの役割は、成
分(A)の水性エマルジョンにおける樹脂成分を可塑化
し、より柔軟性を付与し、樹脂皮膜のタックを向上させ
ると同時に、被着体に対するぬれ性を改善し、樹脂の浸
透を助ける。また、特に液状で水性エマルジョンに添加
した場合、エマルジョンの粘性を改良し、接着剤として
ウェットな状態で被着体同士があたかも接着したかのよ
うな状態となり、お互いに剥離しにくくなるため、圧締
に要する時間を大幅に短縮せしめることが可能となる。
さらに、芳香族系オリゴマーの性状がオリゴマーである
ため、蒸発し難く、水性エマルジョンの固形分の増大に
寄与し、このために乾燥速度を大幅に増大させることが
でき、接着剤としての初期接着力の発現を著しく速める
ことができる。
分(A)の水性エマルジョンにおける樹脂成分を可塑化
し、より柔軟性を付与し、樹脂皮膜のタックを向上させ
ると同時に、被着体に対するぬれ性を改善し、樹脂の浸
透を助ける。また、特に液状で水性エマルジョンに添加
した場合、エマルジョンの粘性を改良し、接着剤として
ウェットな状態で被着体同士があたかも接着したかのよ
うな状態となり、お互いに剥離しにくくなるため、圧締
に要する時間を大幅に短縮せしめることが可能となる。
さらに、芳香族系オリゴマーの性状がオリゴマーである
ため、蒸発し難く、水性エマルジョンの固形分の増大に
寄与し、このために乾燥速度を大幅に増大させることが
でき、接着剤としての初期接着力の発現を著しく速める
ことができる。
【0016】本発明方法における一液水性即乾型接着剤
は、特に被着体の少なくとも一方が多孔質で吸水性の場
合に有効である。また、本発明の一液水性即乾型接着剤
は、水性塗料にも適用でき、前記したような同様な作
用、効果により、塗料の粘性を改良し、被着体へのぬれ
性を高め、接着力を改善すると同時に乾燥性を大幅に改
善することが可能である。また、さらにコーキング材や
シーリング材への応用も、同様な作用を想定して期待で
きる。
は、特に被着体の少なくとも一方が多孔質で吸水性の場
合に有効である。また、本発明の一液水性即乾型接着剤
は、水性塗料にも適用でき、前記したような同様な作
用、効果により、塗料の粘性を改良し、被着体へのぬれ
性を高め、接着力を改善すると同時に乾燥性を大幅に改
善することが可能である。また、さらにコーキング材や
シーリング材への応用も、同様な作用を想定して期待で
きる。
【0017】
【実施例】以下、実施例および比較例を挙げて本発明を
さらに詳細に説明する。
さらに詳細に説明する。
【0018】実施例1 固形分60%のエチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジ
ョンの固形分100重量部に対して、芳香族系オリゴマ
ーとしてオリゴテック1030(三菱石油(株)社製)
20重量部とポリエーテル型増粘剤3重量部を加え、デ
ィスパーにて1時間撹拌し、固形分66%、粘度10万
cps の接着剤を作製した。
ョンの固形分100重量部に対して、芳香族系オリゴマ
ーとしてオリゴテック1030(三菱石油(株)社製)
20重量部とポリエーテル型増粘剤3重量部を加え、デ
ィスパーにて1時間撹拌し、固形分66%、粘度10万
cps の接着剤を作製した。
【0019】実施例2〜8および比較例1〜4 水性エマルジョンの固形分100重量部に対して、芳香
族系オリゴマーとしてオリゴテック1030(三菱石油
(株)社製)、ポリエーテル型増粘剤を表1〜表3に示
す割合で混合し、ディスパーにて1時間撹拌して接着剤
を作製した。得られた接着剤の固形分および粘度を表1
〜表3に示した。
族系オリゴマーとしてオリゴテック1030(三菱石油
(株)社製)、ポリエーテル型増粘剤を表1〜表3に示
す割合で混合し、ディスパーにて1時間撹拌して接着剤
を作製した。得られた接着剤の固形分および粘度を表1
〜表3に示した。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】
【表3】
【0023】以上により作製した各種接着剤を縦60c
m、横30cmの大きさのロックウール化粧板にウェット
で7g塗布し、石膏ボードと貼り合せ、接着に要する時
間(初期接着性)を測定した。その結果を表4〜表6に
示した。
m、横30cmの大きさのロックウール化粧板にウェット
で7g塗布し、石膏ボードと貼り合せ、接着に要する時
間(初期接着性)を測定した。その結果を表4〜表6に
示した。
【0024】次に、同じ各種接着剤をライナー紙に50
g/m2 塗布し、ライナー紙同士を貼合し、接着に要す
る時間(初期接着性)を測定した。その結果を表4〜表
6に示した。
g/m2 塗布し、ライナー紙同士を貼合し、接着に要す
る時間(初期接着性)を測定した。その結果を表4〜表
6に示した。
【0025】また、上記各種接着剤を4×4cmのまかん
ばの柾目板(容積密度0.5g/cm3 )に100g/m
2 塗布し、ただちにまかんばの柾目板に接着させ、1分
後の引っ張り接着力(初期接着力)と20℃×65%R
Hの恒温室で24時間乾燥後の引っ張り接着力を測定し
た。その結果を表4〜表6に示した。
ばの柾目板(容積密度0.5g/cm3 )に100g/m
2 塗布し、ただちにまかんばの柾目板に接着させ、1分
後の引っ張り接着力(初期接着力)と20℃×65%R
Hの恒温室で24時間乾燥後の引っ張り接着力を測定し
た。その結果を表4〜表6に示した。
【0026】
【表4】
【0027】
【表5】
【0028】
【表6】
【0029】表4〜表6から明らかなごとく、本発明の
一液水性即乾型接着剤は、特に多孔質被着体への初期接
着力の発現が極めて速いことが認められる。
一液水性即乾型接着剤は、特に多孔質被着体への初期接
着力の発現が極めて速いことが認められる。
【0030】
【発明の効果】本発明の一液水性即乾型接着剤は、一液
安定で初期接着力の発現が極めて短時間であるため、ビ
ルや住宅の天井板接着、自動車内装材の接着、タイル等
における接着剤として有効利用が可能である。
安定で初期接着力の発現が極めて短時間であるため、ビ
ルや住宅の天井板接着、自動車内装材の接着、タイル等
における接着剤として有効利用が可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中嶋 保雄 大阪府大阪市北区中之島2丁目3番18号 大建工業株式会社内 (72)発明者 三井 一彦 大阪府大阪市北区中之島2丁目3番18号 大建工業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 (A)固形分40〜85%の水性エマル
ジョンと(B)下記の一般式(I)で表される芳香族系
オリゴマーとを含む一液水性即乾型接着剤。 一般式(I) 【化1】 (但し、nは2〜10の整数であり、RはCm H
2m+1で、mが1〜4の整数である。) - 【請求項2】 一般式(I)で表される芳香族系オリゴ
マーの配合量が、水性エマルジョンの固形分100重量
部に対して0.5〜50重量部である請求項1記載の一
液水性即乾型接着剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3339455A JP2584559B2 (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 一液水性即乾型接着剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3339455A JP2584559B2 (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 一液水性即乾型接着剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05156224A true JPH05156224A (ja) | 1993-06-22 |
JP2584559B2 JP2584559B2 (ja) | 1997-02-26 |
Family
ID=18327632
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3339455A Expired - Fee Related JP2584559B2 (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 一液水性即乾型接着剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2584559B2 (ja) |
-
1991
- 1991-11-29 JP JP3339455A patent/JP2584559B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2584559B2 (ja) | 1997-02-26 |
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---|---|---|---|
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