JPH05156202A - 透明吸水性コーティング材 - Google Patents
透明吸水性コーティング材Info
- Publication number
- JPH05156202A JPH05156202A JP34998991A JP34998991A JPH05156202A JP H05156202 A JPH05156202 A JP H05156202A JP 34998991 A JP34998991 A JP 34998991A JP 34998991 A JP34998991 A JP 34998991A JP H05156202 A JPH05156202 A JP H05156202A
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- Japan
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- methyl
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- Surface Treatment Of Glass (AREA)
- Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 耐久性のあるすぐれた防曇効果を示す簡単な
組成物の提供。 【構成】 (a)一般式 または (Xは水素またはメチル、R1、R2、RS3はメチルま
たはエチルから独立して選ばれた基、R4は炭素数5以
下の直鎖または分岐アルキル基である)の1種以上のけ
い素含有単量体および (b)一般式 CH 2=CXCOOR5 (Xは水素またはメチル、R5は炭素数20以下の直鎖
または分岐アルキル基である)の1種以上の疎水性単量
体の共重合による吸水性共重合体を主成分とする透明吸
水性コーティング材。
組成物の提供。 【構成】 (a)一般式 または (Xは水素またはメチル、R1、R2、RS3はメチルま
たはエチルから独立して選ばれた基、R4は炭素数5以
下の直鎖または分岐アルキル基である)の1種以上のけ
い素含有単量体および (b)一般式 CH 2=CXCOOR5 (Xは水素またはメチル、R5は炭素数20以下の直鎖
または分岐アルキル基である)の1種以上の疎水性単量
体の共重合による吸水性共重合体を主成分とする透明吸
水性コーティング材。
Description
【0001】
【技術分野】本発明は、プラスチックスやガラスに密着
良好で透明性であり、耐候性がよく半密閉系内面の結露
防止に優れた塗膜組成物に関する。
良好で透明性であり、耐候性がよく半密閉系内面の結露
防止に優れた塗膜組成物に関する。
【0002】
【従来技術】従来、親水性高分子を用いてコーティング
塗膜とした場合、単独では耐水性寿命が短かく、吸水す
ると短時間にダレ落ちてしまうことおよび吸水すること
により塗膜が軟化すること等の問題があった。そこで、
メラミン樹脂などを加えて架橋することにより塗膜硬度
を上げたり、トリメトキシシラン化合物の単量体を分子
内共重合させ硬度の改良、耐水性の改良、研究がなされ
てきた。その1例が特公昭60−56194号の発明で
ある。これは、(イ)アルコキシシランの部分加水分解物
または加水分解物、(ロ)特定の親水性単量体と特定の疎
水性単量体との共重合物、(ハ)硬化触媒、(ニ)界面活性
剤よりなるコーティング用樹脂組成物がガラス等の表面
に防曇効果を与えることを明らかにしている。
塗膜とした場合、単独では耐水性寿命が短かく、吸水す
ると短時間にダレ落ちてしまうことおよび吸水すること
により塗膜が軟化すること等の問題があった。そこで、
メラミン樹脂などを加えて架橋することにより塗膜硬度
を上げたり、トリメトキシシラン化合物の単量体を分子
内共重合させ硬度の改良、耐水性の改良、研究がなされ
てきた。その1例が特公昭60−56194号の発明で
ある。これは、(イ)アルコキシシランの部分加水分解物
または加水分解物、(ロ)特定の親水性単量体と特定の疎
水性単量体との共重合物、(ハ)硬化触媒、(ニ)界面活性
剤よりなるコーティング用樹脂組成物がガラス等の表面
に防曇効果を与えることを明らかにしている。
【0003】
【目的】本発明は、特公昭60−56194号公報の組
成物より簡単な組成物により、耐久性のあるすぐれた防
曇効果を示す組成物を提供する点にある。
成物より簡単な組成物により、耐久性のあるすぐれた防
曇効果を示す組成物を提供する点にある。
【0004】
【構成】本発明の第1は、(a)一般式
【化9】 または (式中、Xは水素またはメチル、R1、R2、R3はメチ
ルおよびエチルよりなる群から独立して選ばれた基であ
り、R4は炭素数5以下の直鎖または分岐アルキル基で
ある)で表わされる少なくとも1種のけい素含有単量体
および (b)一般式
ルおよびエチルよりなる群から独立して選ばれた基であ
り、R4は炭素数5以下の直鎖または分岐アルキル基で
ある)で表わされる少なくとも1種のけい素含有単量体
および (b)一般式
【化10】CH2=CXCOOR5 (式中、Xは水素またはメチル、R5は炭素数20以下
の直鎖または分岐アルキル基である)で表わされる少な
くとも1種の疎水性単量体との共重合により得られた吸
水性共重合体を主成分とする透明吸水性コーティング材
に関する。
の直鎖または分岐アルキル基である)で表わされる少な
くとも1種の疎水性単量体との共重合により得られた吸
水性共重合体を主成分とする透明吸水性コーティング材
に関する。
【0005】本発明の第2は、(a)一般式
【化11】 または (式中、Xは水素またはメチル、R1、R2、R 3はメチ
ルおよびエチルよりなる群から独立して選ばれた基であ
り、R4は炭素数5以下の直鎖または分岐アルキル基で
ある)で表わされる少なくとも1種のけい素含有単量
体、 (b)一般式
ルおよびエチルよりなる群から独立して選ばれた基であ
り、R4は炭素数5以下の直鎖または分岐アルキル基で
ある)で表わされる少なくとも1種のけい素含有単量
体、 (b)一般式
【化12】CH2=CXCOOR5 (式中、Xは水素またはメチル、R5は炭素数20以下
の直鎖または分岐アルキル基である)で表わされる少な
くとも1種の疎水性単量体および (c)一般式
の直鎖または分岐アルキル基である)で表わされる少な
くとも1種の疎水性単量体および (c)一般式
【化13】 (式中、Xは水素またはメチル、Yは水素またはメチロ
ール基、R6は
ール基、R6は
【化14】 よりなる群から選ばれた基であり、R7は
【化15】−CH2−CH2− または であり、R8は水素、メチルまたは
【化16】 であり、R9は −C2H4− または−C3H6− であり、
mは1〜20である)よりなる群から選ばれた少なくと
も1種の親水性単量体との共重合により得られた吸水性
共重合体を主成分とする透明吸水性コーティング材に関
する。
mは1〜20である)よりなる群から選ばれた少なくと
も1種の親水性単量体との共重合により得られた吸水性
共重合体を主成分とする透明吸水性コーティング材に関
する。
【0006】前記(a)の例としては、ビニルトリメトキ
シシラン、ビニルジメトキシエトキシシラン、ビニルト
リエトキシシラン、ビニルトリプロポキシシラン、ビニ
ルトリブトキシシラン、γ−メタクリロキシエチルトリ
メトキシシラン、γ−メタクリロキシエチルトリエトキ
シシラン、γ−アクリロキシエチルトリメトキシシラ
ン、γ−アクリロキシエチルトリエトキシシラン、γ−
メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタ
クリロキシプロピルトリエトキシシラン、γ−アクリロ
キシプロピルトリメトキシシラン、γ−アクリロキシプ
ロピルメトキシシラン等がある。
シシラン、ビニルジメトキシエトキシシラン、ビニルト
リエトキシシラン、ビニルトリプロポキシシラン、ビニ
ルトリブトキシシラン、γ−メタクリロキシエチルトリ
メトキシシラン、γ−メタクリロキシエチルトリエトキ
シシラン、γ−アクリロキシエチルトリメトキシシラ
ン、γ−アクリロキシエチルトリエトキシシラン、γ−
メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタ
クリロキシプロピルトリエトキシシラン、γ−アクリロ
キシプロピルトリメトキシシラン、γ−アクリロキシプ
ロピルメトキシシラン等がある。
【0007】前記(b)の例としては、アクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸
2−エチルヘキシル、メタクリル酸メチル、メタクリル
酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチ
ル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸ターシャリ
ーブチル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸
オクチル、メタクリル酸イソデシル、メタクリル酸2−
エチルヘキシル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸
ラウリルトリデシル、メタクリル酸トリデシル、メタク
リル酸セチルステアリル、メタクリル酸ステアリル、メ
タクリル酸ベンジル等がある。
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸
2−エチルヘキシル、メタクリル酸メチル、メタクリル
酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチ
ル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸ターシャリ
ーブチル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸
オクチル、メタクリル酸イソデシル、メタクリル酸2−
エチルヘキシル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸
ラウリルトリデシル、メタクリル酸トリデシル、メタク
リル酸セチルステアリル、メタクリル酸ステアリル、メ
タクリル酸ベンジル等がある。
【0008】前記(c)の例としては、アクリルアミド、
メタアクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、
グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、
2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエ
チルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレ
ート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、ジエチ
レングリコールモノアクリレート、ジエチレングリコー
ルモノメタクリレート、メトキシジエチレングリコール
モノアクリレート、メトキシジエチレングリコールモノ
メタクリレート、トリエチレングリコールモノアクリレ
ート、トリエチングリコールモノメタクリレート、メト
キシトリエチレングリコールモノアクリレート、メトキ
シトリエチレングリコールモノメタクリレート、ポリエ
チレングリコールモノアクリレート、ポリエチレングリ
コールモノメタクリレート等がある。
メタアクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、
グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、
2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエ
チルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレ
ート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、ジエチ
レングリコールモノアクリレート、ジエチレングリコー
ルモノメタクリレート、メトキシジエチレングリコール
モノアクリレート、メトキシジエチレングリコールモノ
メタクリレート、トリエチレングリコールモノアクリレ
ート、トリエチングリコールモノメタクリレート、メト
キシトリエチレングリコールモノアクリレート、メトキ
シトリエチレングリコールモノメタクリレート、ポリエ
チレングリコールモノアクリレート、ポリエチレングリ
コールモノメタクリレート等がある。
【0009】前記(a)と(b)の共重合割合あるいは前記
(a),(b),(c)の共重合割合は、目的とする吸水性の
程度と、必要とするコーティング層の厚さ、その垂れ具
合等によって総合的に決定するが、通常(a),(b)形共
重合体の場合は、(a)5〜50重量部、好ましくは10
〜30重量部、(b)10〜100重量部、好ましくは3
0〜80重量部の割合で使用する。また、(a),(b),
(c)形共重合体の場合は、(a)5〜50重量部、好まし
くは10〜30重量部、(b)10〜100重量部、好ま
しくは30〜80重量部、(c)1〜30重量部、好まし
くは5〜20重量部の割合で使用する。(a),(b)
形共重合体の代表的なものとしては、メタアクリル酸メ
チル5〜50重量部、好ましくは20〜50重量部、ア
クリル酸ブチル5〜50重量部、好ましくは10〜30
重量部、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラ
ン5〜50重量部、好ましくは10〜30重量部よりな
る共重合体を挙げることができ、(a),(b),(c)形共
重合体としては、メタアクリル酸メチル5〜50重量
部、好ましくは20〜50重量部、アクリル酸ブチル5
〜50重量部、好ましくは10〜30重量部、2−ヒド
ロキシエチルアクリレート1〜30重量部、好ましくは
5〜20重量部、γ−メタクリロキシプロピルトリメト
キシシラン5〜50重量部、好ましくは10〜30重量
部よりなる共重合体を挙げることができる。これらの共
重合は通常のラジカル共重合法を使用することができ
る。共重合体の重量平均分子量は約20000〜500
00が好ましい。
(a),(b),(c)の共重合割合は、目的とする吸水性の
程度と、必要とするコーティング層の厚さ、その垂れ具
合等によって総合的に決定するが、通常(a),(b)形共
重合体の場合は、(a)5〜50重量部、好ましくは10
〜30重量部、(b)10〜100重量部、好ましくは3
0〜80重量部の割合で使用する。また、(a),(b),
(c)形共重合体の場合は、(a)5〜50重量部、好まし
くは10〜30重量部、(b)10〜100重量部、好ま
しくは30〜80重量部、(c)1〜30重量部、好まし
くは5〜20重量部の割合で使用する。(a),(b)
形共重合体の代表的なものとしては、メタアクリル酸メ
チル5〜50重量部、好ましくは20〜50重量部、ア
クリル酸ブチル5〜50重量部、好ましくは10〜30
重量部、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラ
ン5〜50重量部、好ましくは10〜30重量部よりな
る共重合体を挙げることができ、(a),(b),(c)形共
重合体としては、メタアクリル酸メチル5〜50重量
部、好ましくは20〜50重量部、アクリル酸ブチル5
〜50重量部、好ましくは10〜30重量部、2−ヒド
ロキシエチルアクリレート1〜30重量部、好ましくは
5〜20重量部、γ−メタクリロキシプロピルトリメト
キシシラン5〜50重量部、好ましくは10〜30重量
部よりなる共重合体を挙げることができる。これらの共
重合は通常のラジカル共重合法を使用することができ
る。共重合体の重量平均分子量は約20000〜500
00が好ましい。
【0010】
実施例1 メタアクリル酸メチル30重量部、アクリル酸ブチル4
0重量部、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシ
ラン30重量部、アゾビスイソブチロニトリル0.3重
量部、n−オクチルメルカプタン1重量部を容器内で混
合し、混合物をポリエチレン袋(15cm×30cm)
に入れ密閉し、厚さ10mm程度の袋詰めとする。これ
を厚さ1mmのSUS板でサンドイッチとし70℃の恒
温槽に沈め5時間重合する。無色透明な重合物が生成し
た。これをキシレンに溶解し、40重量%溶液とし、ガ
ラス、プラスチック表面にエアースプレー塗布し、14
0℃×20分乾燥後、結露実験、物性評価を行った。そ
の結果は表1のとおりであり、良好であった。
0重量部、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシ
ラン30重量部、アゾビスイソブチロニトリル0.3重
量部、n−オクチルメルカプタン1重量部を容器内で混
合し、混合物をポリエチレン袋(15cm×30cm)
に入れ密閉し、厚さ10mm程度の袋詰めとする。これ
を厚さ1mmのSUS板でサンドイッチとし70℃の恒
温槽に沈め5時間重合する。無色透明な重合物が生成し
た。これをキシレンに溶解し、40重量%溶液とし、ガ
ラス、プラスチック表面にエアースプレー塗布し、14
0℃×20分乾燥後、結露実験、物性評価を行った。そ
の結果は表1のとおりであり、良好であった。
【0011】実施例2 メタアクリル酸メチル40重量部、アクリル酸ブチル4
0重量部、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシ
ラン20重量部、アゾビスイソブチロニトリル0.3重
量部、ラウリルメルカプタン2重量部を容器内で混合
し、混合物をポリエチレン袋(15cm×30cm)に
入れ密閉し、厚さ10mm程度の袋詰めとする。これを
厚さ1mmのSUS板でサンドイッチとし70℃の恒温
槽に沈め5時間重合する。無色透明な重合物が生成し
た。これをキシレンに溶解し、40重量%溶液とし、ガ
ラス、プラスチック表面にエアースプレー塗布し、14
0℃×20分乾燥後、結露実験、物性評価を行った。そ
の結果は表1のとおりであり、良好であった。
0重量部、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシ
ラン20重量部、アゾビスイソブチロニトリル0.3重
量部、ラウリルメルカプタン2重量部を容器内で混合
し、混合物をポリエチレン袋(15cm×30cm)に
入れ密閉し、厚さ10mm程度の袋詰めとする。これを
厚さ1mmのSUS板でサンドイッチとし70℃の恒温
槽に沈め5時間重合する。無色透明な重合物が生成し
た。これをキシレンに溶解し、40重量%溶液とし、ガ
ラス、プラスチック表面にエアースプレー塗布し、14
0℃×20分乾燥後、結露実験、物性評価を行った。そ
の結果は表1のとおりであり、良好であった。
【表1】
【0012】実施例3 メタアクリル酸メチル30重量部、アクリル酸ブチル3
0重量部、2−ヒドロキシエチルアクリレート10重量
部、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン3
0重量部、アゾビスイソブチロニトリル0.3重量部、
ラウリルメルカプタン1重量部を容器内で混合し、混合
物をポリエチレン袋(15cm×30cm)に入れ密閉
し、厚さ10mm程度の袋詰めとする。これを厚さ1m
mのSUS板でサンドイッチとし70℃の恒温槽に沈め
5時間重合する。無色透明な重合物が生成した。これを
キシレンに溶解し、40重量%溶液とし、ガラス、プラ
スチック表面にエアースプレー塗布し、140℃×20
分乾燥後、結露実験を行った。実験結果は表2に示すと
おり大変良好であった。
0重量部、2−ヒドロキシエチルアクリレート10重量
部、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン3
0重量部、アゾビスイソブチロニトリル0.3重量部、
ラウリルメルカプタン1重量部を容器内で混合し、混合
物をポリエチレン袋(15cm×30cm)に入れ密閉
し、厚さ10mm程度の袋詰めとする。これを厚さ1m
mのSUS板でサンドイッチとし70℃の恒温槽に沈め
5時間重合する。無色透明な重合物が生成した。これを
キシレンに溶解し、40重量%溶液とし、ガラス、プラ
スチック表面にエアースプレー塗布し、140℃×20
分乾燥後、結露実験を行った。実験結果は表2に示すと
おり大変良好であった。
【0013】実施例4 メタアクリル酸メチル40重量部、アクリル酸ブチル4
0重量部、2−ヒドロキシエチルアクリレート5重量
部、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン1
5重量部、アゾビスイソブチロニトリル0.3重量部、
ラウリルメルカプタン3重量部を容器内で混合し、混合
物をポリエチレン袋(15cm×30cm)に入れ密閉
し、厚さ10mm程度の袋詰めとする。これを厚さ1m
mのSUS板でサンドイッチとし70℃の恒温槽に沈め
5時間重合する。重合後、無色透明な重合物が生成し
た。これをキシレンに溶解し、40重量%溶液とし、ガ
ラス、プラスチック表面にエアースプレー塗装し、14
0℃×20分乾燥後、結露実験を行った。実験結果は表
2に示すとおり大変良好であった。なお、表2はポリカ
ーボネート板に実施例3または4で得られた材料を25
μ厚にエアースプレー塗装した結果を示している。
0重量部、2−ヒドロキシエチルアクリレート5重量
部、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン1
5重量部、アゾビスイソブチロニトリル0.3重量部、
ラウリルメルカプタン3重量部を容器内で混合し、混合
物をポリエチレン袋(15cm×30cm)に入れ密閉
し、厚さ10mm程度の袋詰めとする。これを厚さ1m
mのSUS板でサンドイッチとし70℃の恒温槽に沈め
5時間重合する。重合後、無色透明な重合物が生成し
た。これをキシレンに溶解し、40重量%溶液とし、ガ
ラス、プラスチック表面にエアースプレー塗装し、14
0℃×20分乾燥後、結露実験を行った。実験結果は表
2に示すとおり大変良好であった。なお、表2はポリカ
ーボネート板に実施例3または4で得られた材料を25
μ厚にエアースプレー塗装した結果を示している。
【表2】
【0014】
【効果】本発明のコーティング材は、透明で吸水性を有
するので、透明なガラスやプラスチックスの結露防止に
有効であるだけでなく、吸水していても鉛筆硬度H以上
であるため、自動車ガラス窓の内面にコーティングして
も充分実用に耐える性能を発揮する。また、植木鉢や生
花を収納した透明容器等の結露防止、曇り防止に有用で
ある。
するので、透明なガラスやプラスチックスの結露防止に
有効であるだけでなく、吸水していても鉛筆硬度H以上
であるため、自動車ガラス窓の内面にコーティングして
も充分実用に耐える性能を発揮する。また、植木鉢や生
花を収納した透明容器等の結露防止、曇り防止に有用で
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】 (a)一般式 【化1】 または (式中、Xは水素またはメチル、R1、R2、R3はメチ
ルおよびエチルよりなる群から独立して選ばれた基であ
り、R4は炭素数5以下の直鎖または分岐アルキル基で
ある)で表わされる少なくとも1種のけい素含有単量体
および (b)一般式 【化2】CH2=CXCOOR5 (式中、Xは水素またはメチル、R5は炭素数20以下
の直鎖または分岐アルキル基である)で表わされる少な
くとも1種の疎水性単量体との共重合により得られた吸
水性共重合体を主成分とする透明吸水性コーティング
材。 - 【請求項2】 (a)一般式 【化3】 または (式中、Xは水素またはメチル、R1、R2、R3はメチ
ルおよびエチルよりなる群から独立して選ばれた基であ
り、R4は炭素数5以下の直鎖または分岐アルキル基で
ある)で表わされる少なくとも1種のけい素含有単量
体、 (b)一般式 【化4】CH2=CXCOOR5 (式中、Xは水素またはメチル、R5は炭素数20以下
の直鎖または分岐アルキル基である)で表わされる少な
くとも1種の疎水性単量体および (c)一般式 【化5】 (式中、Xは水素またはメチル、Yは水素またはメチロ
ール基、R6は 【化6】 よりなる群から選ばれた基であり、R7は 【化7】−CH2−CH2− または であり、R8は水素、メチルまたは 【化8】 であり、R9は −C2H4− または−C3H6− であり、
mは1〜20である)よりなる群から選ばれた少なくと
も1種の親水性単量体との共重合により得られた吸水性
共重合体を主成分とする透明吸水性コーティング材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34998991A JPH05156202A (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | 透明吸水性コーティング材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34998991A JPH05156202A (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | 透明吸水性コーティング材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05156202A true JPH05156202A (ja) | 1993-06-22 |
Family
ID=18407480
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34998991A Pending JPH05156202A (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | 透明吸水性コーティング材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05156202A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014037326A (ja) * | 2012-08-14 | 2014-02-27 | Asahi Glass Co Ltd | 窓ガラスおよびその製造方法 |
-
1991
- 1991-12-10 JP JP34998991A patent/JPH05156202A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014037326A (ja) * | 2012-08-14 | 2014-02-27 | Asahi Glass Co Ltd | 窓ガラスおよびその製造方法 |
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