JPH0515612Y2 - - Google Patents

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JPH0515612Y2
JPH0515612Y2 JP14457387U JP14457387U JPH0515612Y2 JP H0515612 Y2 JPH0515612 Y2 JP H0515612Y2 JP 14457387 U JP14457387 U JP 14457387U JP 14457387 U JP14457387 U JP 14457387U JP H0515612 Y2 JPH0515612 Y2 JP H0515612Y2
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JP
Japan
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ball
wedge plate
bearing
socket
ball stud
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JP14457387U
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JPS6449720U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、任意の平面内で回転および傾動が自
在な球関節を有するいわゆる自在継手の一種のボ
ールジヨイントに関する。
(従来の技術) 一般に、ボールジヨイントはその結合部におけ
る自在性と高剛性を有し、これらの構成を活用し
た種々の応用例が知られている。たとえば、自動
車等にあつては懸架装置のナツクルとリンクとの
結合部やスタビライザとコンロツドの結合部等に
用いられる。
このようなボールジヨイントとしては従来、た
とえば第5図に示すようなものがある。第5図に
おいて、1は球部1aと軸部1bを有するボール
スタツドであり、このボールスタツド1の球部1
aはベアリング2を介してソケツト3に回動自在
に支持されている。ベアリング2はプラスチツク
などの弾性材料よりなり、ベアリング2の内面2
aにはボールスタツド1の球部1aが摺動接触し
ている。ソケツト3の下部にはベアリング2の下
面を閉止するようエンドカバー4が取付けられて
いる。ソケツト3の縁部3aにはゴムなどの弾性
材料からなるダストブーツ5が嵌着されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来のボールジヨイ
ントにおいては、第5図に示すようにボールスタ
ツドの球部1aを内面2aに接触させたベアリン
グ2の下面が直接にエンドカバー4によつて閉止
されている。したがつて、ボールスタツド1が揺
動および摺動を繰り返す間にベアリング2の内面
2aの摩耗が進行して、ボールスタツド1の球部
1aの表面とベアリング2の内面2aとの間に隙
間が発生する。このため、ボールスタツド1の球
部1aに与えるベアリング2の反発力が低下し、
ボールスタツド1の揺動および摺動を円滑に維持
することができなくなるという問題点があつた。
(考案の目的) そこで本考案は、ベアリングとエンドカバーと
の間に介在させたくさび板のくさび作用によつて
ベアリングをボールスタツドの軸部方向に押圧す
るようにして、ベアリングの内面が摩耗してもボ
ールスタツドの揺動および揺動を円滑に維持する
ことができるボールジヨイントを提供することを
目的とし、またくさび板の組立構造を工夫して、
ボールジヨイントの組立が簡単にできるようにす
ることを目的としている。
(問題点を解決するための手段) 本考案によるボールジヨイントは、上記目的達
成のため、ソケツトと、ソケツトに挿入された球
部を有するボールスタツドと、ボールスタツドの
球部とソケツトとの間に設けられ凸状の下面を有
するベアリングと、ベアリングの下面に接触する
凹状の上面および放射方向に延在するスリツトを
有するくさび板と、くさび板の外周に設けられた
くさび板にくさび作用を与える弾性リングと、を
備えたボールジヨイントにおいて、前記くさび板
に、前記スリツトの幅よりも小さな幅の突片と、
突片とくさび板の下面とを連結するくびれ部と、
を一体に成形し、くさび板およびエンドカバーを
ソケツトに取付ける際エンドカバーの押圧力によ
つてくびれ部を切断し前記突片をくさび板のスリ
ツト内に収納することを特徴とするものである。
(作用) 本考案によるボールジヨイントは、ベアリング
とエンドカバーとの間に介在しているくさび板の
くさび作用によつて、ベアリングがボールスタツ
ドの軸方向に押圧されるため、ベアリングの内面
およびボールスタツドの球部の表面が摩耗しても
前記内面と前記表面が常に揺接される。したがつ
て、ボールスタツドの揺動および揺動を円滑に維
持することができる。また、くびれ部が切断され
てスリツト内に突片が収納されるので、簡単にボ
ールジヨイントを組立てることができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は本考案によるボールジヨイントの一実
施例を示す図である。
まず、構成を説明する。第1図において、11
はボールスタツドであり、ボールスタツド11は
球部11aと軸部11bを有する。12はソケツ
トであり、ボールスタツド11の球部11aはベ
アリング13を介してソケツト12に挿入されて
いる。ベアリング13の内面13aにはボールス
タツド11の球部11aが回動自在に摺動接触し
ている。ベアリング13の下面13bは凸状に形
成されており、ベアリング13は、ベアリング1
3の下面13bに接触する凹状の上面14aを有
するくさび板14を介してエンドカバー15に閉
止されている。くさび板14は第2図aに示すよ
うに放射方向に延在する3個のスリツト16を有
し、スリツト16のうち一つは周端部が開口して
いる。くさび板14の外周には弾性リング17が
設けられており、ベアリング13の内面13aが
摩耗したとき、弾性リング17が縮径することに
よりくさび板14にくさび作用を行わせるように
なつている。第3図に示すように、くさび板14
の下面にはスリツト16の幅Dよりも小さい幅d
を有する突片14bが設けられ、この突片14b
はくびれ部14cによつてくさび板14に連結し
ている。第4図に示すように、エンドカバー15
をソケツト12に取り付ける際、エンドカバー1
5をハンマで叩くことによるエンドカバー15の
押圧力により、くびれ部14cは切断されて突片
14bがスリツト16内に収納されるようになつ
ている。ソケツト12の縁部12aとボールスタ
ツド11との間にはゴムなどの弾性材料からなる
ダストブーツ18が介装されている。
このように本実施例においては、ベアリング1
3がボールスタツド11の軸方向に押圧されてい
るので、ベアリング13の内面13aおよびボー
ルスタツド11の球部11aの表面が摩耗しても
前記内面13aと前記表面が常に揺接される。し
たがつて、ボールスタツド11の揺動および揺動
を円滑に維持することができる。また、くびれ部
14cが切断されてスリツト16内に突片14b
が収納されるので、簡単にボールジヨイントを組
立てることができる。なお、前記実施例において
は、くさび板14が3個のスリツト16を有する
場合について説明したが、くさび板14のスリツ
ト16は第2図bに示すように2個であつてもよ
く、このものについても前記と同様の作用効果が
得られる。
(効果) 以上説明したように、本考案によれば、ベアリ
ングとエンドカバーとの間に介在しているくさび
板のくさび作用によつて、ベアリングがボールス
タツドの軸方向に押圧されるので、ベアリングの
内面およびボールスタツドの球部の表面が摩耗し
ても前記内面と前記表面を常に揺接させることが
でき、ボールスタツドの揺動および揺動を円滑に
維持することができる。また、スリツトの幅より
も小さな幅の突片がくさび板の下面に設けられ、
組立時にくびれ部が切断されてスリツト内に突片
が収納されるので、簡単にボールジヨイントを組
立てることができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本考案によるボールジヨイントの
一実施例を示す図であり、第1図はその断面図、
第2図a,bはくさび板の平面図、第3図はくさ
び板の一部側面図、第4図はくさび板の突片が切
断された状態を示すくさび板とエンドカバーの一
部側面図、第5図は従来のボールジヨイントの断
面図である。 11……ボールスタツド、11a……球部、1
2……ソケツト、13……ベアリング、13b…
…下面、14……くさび板、14a……上面、1
4b……突片、14c……くびれ部、15……エ
ンドカバー、16……スリツト、17……弾性リ
ング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ソケツトと、ソケツトに挿入された球部を有す
    るボールスタツドと、ボールスタツドの球部とソ
    ケツトとの間に設けられ凸状の下面を有するベア
    リングと、ベアリングの下面に接触する凹状の上
    面および放射方向に延在するスリツトを有するく
    さび板と、くさび板の外周に設けられくさび板に
    くさび作用を与える弾性リングと、を備えたボー
    ルジヨイントにおいて、前記くさび板に、前記ス
    リツトの幅よりも小さな幅の突片と、突片とくさ
    び板の下面とを連結するくびれ部と、を一体に成
    形し、エンドカバーをソケツトに取付ける際エン
    ドカバーの押圧力によつてくびれ部を切断し前記
    突片をくさび板のスリツト内に収納することを特
    徴とするボールジヨイント。
JP14457387U 1987-09-22 1987-09-22 Expired - Lifetime JPH0515612Y2 (ja)

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JP14457387U JPH0515612Y2 (ja) 1987-09-22 1987-09-22

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Publication Number Publication Date
JPS6449720U JPS6449720U (ja) 1989-03-28
JPH0515612Y2 true JPH0515612Y2 (ja) 1993-04-23

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JP14457387U Expired - Lifetime JPH0515612Y2 (ja) 1987-09-22 1987-09-22

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