JPH05155797A - トランス−1,4−シクロヘキサンジオールの製造方法 - Google Patents

トランス−1,4−シクロヘキサンジオールの製造方法

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JPH05155797A
JPH05155797A JP35151691A JP35151691A JPH05155797A JP H05155797 A JPH05155797 A JP H05155797A JP 35151691 A JP35151691 A JP 35151691A JP 35151691 A JP35151691 A JP 35151691A JP H05155797 A JPH05155797 A JP H05155797A
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JP
Japan
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cyclohexanediol
ether
trans
glycol
formula
Prior art date
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Pending
Application number
JP35151691A
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English (en)
Inventor
Shizuo Nishiyama
静夫 西山
Noboru Yamashita
昇 山下
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New Japan Chemical Co Ltd
Original Assignee
New Japan Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高純度のトランス−1,4−シクロヘキサン
ジオールを簡便に高収率で得るための工業的な製造方法
を確立する。 【構成】 1,4−シクロヘキサンジオールのトランス
体とシス体との混合物をグリコールモノアルキルエーテ
ル及び/又はグリコールジアルキルエーテルで再結晶す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高純度のトランス−
1,4−シクロヘキサンジオールの製造方法に関する。
本化合物は、優れた機械的性質、耐熱性及び耐薬品性を
示す液晶性ポリエステル原料やその中間体として有用で
ある(特開平2-308813号等)。
【0002】
【従来の技術】1,4−シクロヘキサンジオールの製造
方法としては、ハイドロキノンをラネーニッケル、漆原
ニッケル、ニッケル珪藻土、ニッケル−クロム等のニッ
ケル系触媒を用いて加熱、加圧下に水素化する技術が知
られており(特公昭45-6009号、ソ連特許第436,044
号)、このとき得られる1,4−シクロヘキサンジオー
ルは、通常、トランス体とシス体とのほぼ当重量混合物
(トランス体含量:40〜60重量%程度)である。
【0003】かかる異性体混合物からトランス体を選択
的に得る方法として、当該混合物を無水酢酸でアセチル
化し、次いでアセトンを用いて再結晶化し、得られるト
ランス−1,4−シクロヘキサンジアセテートを水酸化
バリウム水溶液により加水分解する方法が知られており
(J.Am.Chem.Soc.,66,1097 (1944))、当該文献におい
て、トランス体の融点は、140.7〜141.6℃と報告されて
いる。アセトンを再結晶溶媒として使用する事例は、こ
の他にもある(ソ連特許第545,630号)。
【0004】しかしながら、かかる方法は、工程が煩雑
であり、しかも再結晶溶媒として用いるアセトンの引火
点は、−20℃と極めて低いために安全性に欠け、工業
的な製造方法としては満足できるものではない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来公知の
シス、トランス異性体混合物を原料として、簡便に、効
率よく高純度のトランス−1,4−シクロヘキサンジオ
ールを得るための工業的な製造方法を確立することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を達成すべく鋭意検討の結果、再結晶溶媒として従来知
られていたアセトンに代えて特定の構造を有するグリコ
ールエーテル類を適用することにより所定の効果が得ら
れることを見いだし、かかる知見に基づいて本発明を完
成するに至った。
【0007】即ち、本発明に係るトランス−1,4−シ
クロヘキサンジオールの製造方法は、トランス−1,4
−シクロヘキサンジオールとシス−1,4−シクロヘキ
サンジオールとの混合物を一般式(I)で表されるグリ
コールモノアルキルエーテル及び/又は一般式(II)
で表されるグリコールジアルキルエーテル(以下「グリ
コールエーテル類」と総称する。)で再結晶することを
特徴とする。
【化1】[式中、R1は炭素数1〜5のアルキル基を表
す。Aは炭素数2〜4のアルキレン基を表し、nは1〜
3の整数である。但し、全炭素数は7以下である。]
【化2】[式中、R2、R3は同一又は異なって、炭素数
1〜5のアルキル基を表す。A、nは一般式(I)と同
じである。但し、全炭素数は10以下である。]
【0008】一般式(I)で表されるグリコールモノア
ルキルエーテルの炭素数は7以下であり、一般式(I
I)で表されるグリコールジアルキルエーテルの炭素数
は10以下である。これらのグリコールエーテル類の引
火点は、いずれも50℃以上であり、作業上安全性が高
く、しかも従来公知のアセトンと比較してシクロヘキサ
ンジオールに対する溶解性に優れているため大量処理が
可能で経済的である。炭素数が8以上のグリコールモノ
アルキルエーテルや11以上の炭素数を有するグリコー
ルジアルキルエーテルでは、一般に沸点が高く、精製物
の分離が困難なため好ましくない。
【0009】本発明において適当なグリコールモノアル
キルエーテルとして具体的には、以下の化合物が例示さ
れる。 エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリ
コールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプ
ロピルエーテル、エチレングリコールモノイソプロピル
エーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エ
チレングリコールモノイソブチルエーテル、エチレング
リコールモノアミルエーテル、エチレングリコールモノ
イソアミルエーテル、
【0010】ジエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチ
レングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリ
コールモノイソプロピルエーテル、トリエチレングリコ
ールモノメチルエーテル、
【0011】プロピレングリコールモノメチルエーテ
ル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピ
レングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリ
コールモノイソプロピルエーテル、プロピレングリコー
ルモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノイソ
ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエ
ーテル、
【0012】ブチレングリコールモノメチルエーテル、
ブチレングリコールモノエチルエーテル、ブチレングリ
コールモノプロピルエーテル、ブチレングリコールモノ
イソプロピルエーテル、なかでも沸点、原料や精製物の
溶解性の点から、エチレングリコールモノメチルエーテ
ル、エチレングリコールモノイソプロピルエーテルが好
ましい。
【0013】本発明において適当なグリコールジアルキ
ルエーテルとして具体的には、以下の化合物が例示され
る。 エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコ
ールジエチルエーテル、エチレングリコールジプロピル
エーテル、エチレングリコールジイソプロピルエーテ
ル、エチレングリコールジブチルエーテル、エチレング
リコールジイソブチルエーテル、エチレングリコールジ
アミルエーテル、エチレングリコールジイソアミルエー
テル、
【0014】ジエチレングリコールジメチルエーテル、
ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレング
リコールジプロピルエーテル、ジエチレングリコールジ
イソプロピルエーテル、トリエチレングリコールジメチ
ルエーテル、
【0015】プロピレングリコールジメチルエーテル、
プロピレングリコールジエチルエーテル、プロピレング
リコールジプロピルエーテル、プロピレングリコールジ
イソプロピルエーテル、プロピレングリコールジブチル
エーテル、プロピレングリコールジイソブチルエーテ
ル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、
【0016】ブチレングリコールジメチルエーテル、ブ
チレングリコールジエチルエーテル、ブチレングリコー
ルジプロピルエーテル、ブチレングリコールジイソプロ
ピルエーテル。
【0017】エチレングリコールメチルエチルエーテル ジエチレングリコールメチルエチルエーテル トリエチレングリコールメチルエチルエーテル なかでも沸点、原料や精製物の溶解性の点から、エチレ
ングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコール
ジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエー
テルが好ましい。
【0018】再結晶を行うに際して適用される再結晶溶
媒の量は、重量基準で、原料であるシクロヘキサンジオ
ール混合物(このときトランス体とシス体との混合比率
は問わない。)に対し、2〜10倍量、好ましくは5〜
8倍量程度である。2倍量未満では所定の処理温度下で
精製原料を完全に溶解せしめることができず、10倍量
を越えて用いた場合には目的とするトランス体の収量が
少なくなり、生産性が低下する傾向が認められ、いずれ
の場合も好ましくない。
【0019】以下に、本発明にかかる再結晶の具体的な
処理方法の一例を述べる。但し、当該処理条件は、所定
の効果が得られる限りこれに限定されるものではない。
原料のシクロヘキサンジオール(トランス体とシス体と
の混合物)を、50〜100℃程度、通常、60〜80
℃程度の加温下で所定のグリコールエーテル類中で溶解
し、次いで緩やかに攪拌しながら冷却して再結晶せしめ
る(実用的には、室温まで放冷すれば良い)。次いで減
圧下に濾過し、結晶物を回収する。更に、高純度(9
9.9%以上)の目的物を得るためには、上記工程で得
られた湿結晶物を精製原料として適用し、上記処理方法
に準じて再結晶処理を複数回繰り返せばよい。最終的に
回収された再結晶物は、通常、40〜60℃程度の加温
下、好ましくは2〜5mmHg程度の減圧下で乾燥して目的
とする高純度のトランス体を得る。
【0020】一方、上記手法によりトランス体の一部を
分取して得られるトランス体とシス体との混合物(この
ものは、再結晶前の原料組成と比較してシス体比率が増
加している。)を水素化触媒の存在下、水素雰囲気中
で、例えば150〜200℃、好ましくは160〜18
0℃程度で加熱しながら2〜3時間程度攪拌することに
よりトランス体の含量が増加し、その結果、シス体とト
ランス体との重量比率がほぼ当重量程度の組成に復帰し
た異性体混合物が得られる。この異性体混合物に対し、
何等特別の処理を施すことなく、本発明に係る再結晶方
法を再度適用することにより目的とするトランス体を得
ることができる。
【0021】上記水素化触媒は、所定の効果が得られる
限り特に限定されず、具体的にはニッケル、クロム、白
金、コバルト、パラジウム、ルテニウム等を成分とする
従来公知の各種金属触媒系が例示され、中でもハイドロ
キノンを水素化して1,4−シクロヘキサンジオールを
製造するに際して使用し、回収して得たニッケル系触媒
を再利用すれば経済的にも有利である。
【0022】又、上記異性化反応において必要に応じて
適用される溶媒として、具体的には、水、炭素数1〜4
程度の脂肪族低級アルコール、グリコール、本発明に係
るグリコールエーテル類及びそれらの混合物が例示され
る。
【0023】再結晶溶媒は、蒸留回収して繰り返して使
用することができる。更に、複数の処理槽を連結するこ
とにより連続的な処理も可能である。これらの事実か
ら、本法は、極めて経済的、かつ合理的な方法である。
【0024】
【実施例】以下に実施例を掲げ、本発明を詳しく説明す
る。 実施例1 3リットルの冷却管付き3ツ口フラスコに1,4−シク
ロヘキサンジオール(重量比:トランス体/シス体=5
5/45)300gと再結晶溶媒としてジエチレングリ
コールジメチルエーテル2000gとを仕込み、80℃
で30分間緩やかに攪拌しながら溶解し、次いで攪拌下
に室温まで放冷し、その後濾過して湿結晶物(一次再結
晶物)を得た。この一次再結晶物を再び7倍重量の溶媒
にて溶解し、次いで冷却後、濾過して湿結晶物(二次再
結晶物)を得た。この二次再結晶物を60℃、10mmHg
で5時間乾燥して、純度(ガスクロマトグラフィーによ
る。以下同様)99.5%のトランス体32gを得た
(対原料収率10.7%)。このものの透明融点は14
2℃であった。
【0025】実施例2 再結晶溶媒としてエチレングリコールジメチルエーテル
2000gを用いた以外は実施例1と同様に処理して純
度99.5%のトランス体20gを得た(対原料収率
6.7%)。
【0026】実施例3 再結晶溶媒としてジエチレングリコールジエチルエーテ
ル2000gを用いた以外は実施例1と同様に処理して
純度99.0%のトランス体18gを得た(対原料収率
6.0%)。
【0027】実施例4 再結晶溶媒としてエチレングリコールモノメチルエーテ
ル2000gを用いた以外は実施例1と同様に処理して
純度99.0%のトランス体17gを得た(対原料収率
5.7%)。
【0028】実施例5 再結晶溶媒としてエチレングリコールモノイソプロピル
エーテル2000gを用いた以外は実施例1と同様に処
理して純度99.5%のトランス体25gを得た(対原
料収率8.3%)。
【0029】
【発明の効果】本発明に係る再結晶方法を適用すること
により、高純度のトランス−1,4−シクロヘキサンジ
オールを工業的に製造することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランス−1,4−シクロヘキサンジオ
    ールとシス−1,4−シクロヘキサンジオールとの混合
    物を一般式(I)で表されるグリコールモノアルキルエ
    ーテル及び/又は一般式(II)で表されるグリコール
    ジアルキルエーテルで再結晶することを特徴とするトラ
    ンス−1,4−シクロヘキサンジオールの製造方法。 【化1】 [式中、R1は炭素数1〜5のアルキル基を表す。Aは
    炭素数2〜4のアルキレン基を表し、nは1〜3の整数
    である。但し、全炭素数は7以下である。] 【化2】 [式中、R2、R3は同一又は異なって、炭素数1〜5の
    アルキル基を表す。A、nは一般式(I)と同じであ
    る。但し、全炭素数は10以下である。]
  2. 【請求項2】 トランス−1,4−シクロヘキサンジオ
    ールとシス−1,4−シクロヘキサンジオールを含む組
    成物を水素化触媒の存在下、水素雰囲気下に加熱して当
    該組成物中のトランス−1,4−シクロヘキサンジオー
    ルの含量を増加せしめ、かかる反応生成物を再結晶する
    ことを特徴とする請求項1に記載のトランス−1,4−
    シクロヘキサンジオールの製造方法。
JP35151691A 1991-12-11 1991-12-11 トランス−1,4−シクロヘキサンジオールの製造方法 Pending JPH05155797A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100688765B1 (ko) * 2003-02-12 2007-02-28 에스케이 주식회사 벤젠디올로부터 고수율 및 고순도로시스-시클로헥산디올을 제조하는 방법

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