JPH0515569B2 - - Google Patents
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- JPH0515569B2 JPH0515569B2 JP60154940A JP15494085A JPH0515569B2 JP H0515569 B2 JPH0515569 B2 JP H0515569B2 JP 60154940 A JP60154940 A JP 60154940A JP 15494085 A JP15494085 A JP 15494085A JP H0515569 B2 JPH0515569 B2 JP H0515569B2
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- valve
- cylinder
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- chamber
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- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 12
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 22
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 description 5
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 3
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- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G17/00—Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load
- B60G17/02—Spring characteristics, e.g. mechanical springs and mechanical adjusting means
- B60G17/033—Spring characteristics, e.g. mechanical springs and mechanical adjusting means characterised by regulating means acting on more than one spring
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は自動車の車高調整装置に関する。
(従来の技術)
従来、シリンダ液室とガス(空気)ばねの液室
とを連通したハイドロニユーマチツク懸架装置
(車高調整装置)において、前記シリンダ液室と
ガス(空気)ばねの液室とを連通する通路に、絞
りと該絞りとに並列に電磁絞り弁を設けたものが
提案されている(特開昭59−50806号公報参照)。
とを連通したハイドロニユーマチツク懸架装置
(車高調整装置)において、前記シリンダ液室と
ガス(空気)ばねの液室とを連通する通路に、絞
りと該絞りとに並列に電磁絞り弁を設けたものが
提案されている(特開昭59−50806号公報参照)。
この従来装置においては、電磁絞り弁により前
記絞りを通過する液体量を変化せしめて、減衰力
を調整変化させようとするものである。
記絞りを通過する液体量を変化せしめて、減衰力
を調整変化させようとするものである。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、上記従来の装置では、電磁絞り
弁により絞りを可変にして絞り径を小さくしたと
きには、車輪の急激なバンプ等によつて、上記絞
りとシリンダ液室間の通路が異常に高圧となり、
作動信頼性の面で問題があつた。
弁により絞りを可変にして絞り径を小さくしたと
きには、車輪の急激なバンプ等によつて、上記絞
りとシリンダ液室間の通路が異常に高圧となり、
作動信頼性の面で問題があつた。
本発明は前記従来の問題点に鑑みなされたもの
で、簡単な構成で、フルバンプ時等に異常高圧に
なるのを防止することができる自動車の車高調整
装置を提供することを目的とする。
で、簡単な構成で、フルバンプ時等に異常高圧に
なるのを防止することができる自動車の車高調整
装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するため、本発明の解決手段
は、車体と車軸との間に、容積変化可能なシリン
ダ液室を有するシリンダユニツトが配設されると
ともに、前記シリンダ液室に、ダイヤフラムによ
つてガス室と液室とに分割されたガスばねの前記
液室が連通され、前記シリンダ液室内の作動液を
調整し前記シリンダ液室を容積変化させて車高を
調整する車高調整装置を前提とする。そして、前
記シリンダ液室とガスばねの液室とが連通される
連通路中に、少なくともシリンダ液室からガスば
ねの液室へのみ作動液の流入を許容するとともに
シリンダ液室側とガスばね側との差圧が所定値以
上のときに開く遮断弁を介設する。一方、該遮断
弁を迂回する迂回通路を形成し、該迂回通路中に
通路絞り量を複数段に切換える切換弁を配設した
ものとする。
は、車体と車軸との間に、容積変化可能なシリン
ダ液室を有するシリンダユニツトが配設されると
ともに、前記シリンダ液室に、ダイヤフラムによ
つてガス室と液室とに分割されたガスばねの前記
液室が連通され、前記シリンダ液室内の作動液を
調整し前記シリンダ液室を容積変化させて車高を
調整する車高調整装置を前提とする。そして、前
記シリンダ液室とガスばねの液室とが連通される
連通路中に、少なくともシリンダ液室からガスば
ねの液室へのみ作動液の流入を許容するとともに
シリンダ液室側とガスばね側との差圧が所定値以
上のときに開く遮断弁を介設する。一方、該遮断
弁を迂回する迂回通路を形成し、該迂回通路中に
通路絞り量を複数段に切換える切換弁を配設した
ものとする。
(作用)
これにより、本発明では、迂回通路中の切換弁
によつて通路絞り量を切換えることで、減衰力が
可変に調整される。その際、上記通路の絞り径が
小さくてフルバンプ等によつて上記切換弁とシリ
ンダ液室間の通路の圧力が高圧になつて、シリン
ダ液室側とガスばね側との差圧が所定値以上にな
つたときには、遮断弁が開くことで、上記高圧が
ガスばね側へリリーフされ、異常高圧になるのが
防止される。
によつて通路絞り量を切換えることで、減衰力が
可変に調整される。その際、上記通路の絞り径が
小さくてフルバンプ等によつて上記切換弁とシリ
ンダ液室間の通路の圧力が高圧になつて、シリン
ダ液室側とガスばね側との差圧が所定値以上にな
つたときには、遮断弁が開くことで、上記高圧が
ガスばね側へリリーフされ、異常高圧になるのが
防止される。
(実施例)
以下、本発明による自動車の車高調整装置の一
実施例を図面に基づいて説明する。
実施例を図面に基づいて説明する。
本実施例の車高調整装置1は作動液として作動
油を用いるものであり、シリンダユニツト2(図
面では右側前輪部についてのみ示す)と、油圧調
整手段3とからなる。
油を用いるものであり、シリンダユニツト2(図
面では右側前輪部についてのみ示す)と、油圧調
整手段3とからなる。
まず、前記シリンダユニツト2は、自動車の車
体4と車輪5を取り付けた車軸6との間に配設さ
れ、シリンダ7とこれに摺動自在に嵌合されるピ
ストン8と該ピストンに連設されたピストンロツ
ド9とを具備し、シリンダ7の下端部が車軸6の
軸受ケーシング6aに取り付けられるとともに、
ピストンロツド9の上端部が車体4にブラケツト
4aを介して取り付けられている。
体4と車輪5を取り付けた車軸6との間に配設さ
れ、シリンダ7とこれに摺動自在に嵌合されるピ
ストン8と該ピストンに連設されたピストンロツ
ド9とを具備し、シリンダ7の下端部が車軸6の
軸受ケーシング6aに取り付けられるとともに、
ピストンロツド9の上端部が車体4にブラケツト
4aを介して取り付けられている。
前記ピストンロツド9にはその軸方向に貫通し
て油路(図示省略)が形成され、またその上端部
には配管連結部10が設けられており、シリンダ
7とピストン8によつて囲まれたシリンダ液室1
1を油圧調整手段3に連結している。
て油路(図示省略)が形成され、またその上端部
には配管連結部10が設けられており、シリンダ
7とピストン8によつて囲まれたシリンダ液室1
1を油圧調整手段3に連結している。
次に、油圧調整手段3について説明する。
油タンク12および油圧ポンプ13が連結され
た主路14は、分流弁15を介して中間路16と
中間路17とに分岐されている。該分流弁15に
は圧力や負荷が変動しても、作動油を中間路16
と中間路17とに等しく分流させる機能を持たせ
てある。
た主路14は、分流弁15を介して中間路16と
中間路17とに分岐されている。該分流弁15に
は圧力や負荷が変動しても、作動油を中間路16
と中間路17とに等しく分流させる機能を持たせ
てある。
前記中間路16はレベリング弁18が連結され
るとともに、分流弁19を介して連通路20と連
通路21とに分岐されている。
るとともに、分流弁19を介して連通路20と連
通路21とに分岐されている。
前記レベリング弁18は、2ポート2位置型の
切換電磁弁であつて、ばね18aおよびソレノイ
ド18bを有しており、常時は下側位置にて中間
路16を遮断している。分流弁19は前記分流弁
15と同様に構成されている。
切換電磁弁であつて、ばね18aおよびソレノイ
ド18bを有しており、常時は下側位置にて中間
路16を遮断している。分流弁19は前記分流弁
15と同様に構成されている。
前記連通路20は、油圧源側への流量を調整す
る流量制御弁22を介して右側前輪部のシリンダ
液室11に連結されるが、その途中に空気ばね2
3が接続されている。該空気ばね23は図示は省
略するが、ダイヤフラムによつて空気室椎と液室
とに分割され、該液室が連通路20に接続されて
いる。該連通路20には、一対の逆止弁26,2
7から成る遮断弁80が介設されている。一方の
逆止弁26は空気ばね23の液室からシリンダ液
室11へのみ作動油の流入を許容し、他方の逆止
弁27はシリンダ液室11から空気ばね23の液
室へのみ作動油の流入を許容するものであり、両
逆止弁26,27は共にシリンダ液室11側と空
気ばね23側との差圧が所定値以上のときに開く
ものである。
る流量制御弁22を介して右側前輪部のシリンダ
液室11に連結されるが、その途中に空気ばね2
3が接続されている。該空気ばね23は図示は省
略するが、ダイヤフラムによつて空気室椎と液室
とに分割され、該液室が連通路20に接続されて
いる。該連通路20には、一対の逆止弁26,2
7から成る遮断弁80が介設されている。一方の
逆止弁26は空気ばね23の液室からシリンダ液
室11へのみ作動油の流入を許容し、他方の逆止
弁27はシリンダ液室11から空気ばね23の液
室へのみ作動油の流入を許容するものであり、両
逆止弁26,27は共にシリンダ液室11側と空
気ばね23側との差圧が所定値以上のときに開く
ものである。
前記空気ばね23とシリンダ液室11との間の
連通路20には上記逆止弁26,27を迂回する
迂回通路25が形成されている。該迂回通路25
には、パイロツト式の2ポート絞り弁24a,2
4bが直列に接続されてなる減衰力制御弁24が
介設されている。該減衰力制御弁24は迂回通路
25の通路面積を可変にすることによつて通過す
る液量を調整し、その結果減衰力を可変制御する
ものである。
連通路20には上記逆止弁26,27を迂回する
迂回通路25が形成されている。該迂回通路25
には、パイロツト式の2ポート絞り弁24a,2
4bが直列に接続されてなる減衰力制御弁24が
介設されている。該減衰力制御弁24は迂回通路
25の通路面積を可変にすることによつて通過す
る液量を調整し、その結果減衰力を可変制御する
ものである。
前記絞り切換弁24aは、常時は左側位置にて
連通路20を緩く絞り、パイロツト圧が作用する
と右側位置にて連通路20を遮断する。また、絞
り切換弁24bは、常時は左側位置にて連通路2
0を緩く絞り、パイロツト圧が作用すると右側位
置にて連通路20をきつく絞つている。したがつ
て、空気ばね23によるシリンダ液室11内の圧
力緩衝作用は、減衰力制御弁24を操作して、絞
り切換弁24a,24bをともに左側位置にした
軟状態において最大となり、絞り切換弁24bの
みを右側位置にした硬状態がこれに次ぎ、絞り切
換弁24aを右側位置にした最硬状態において最
低となる。
連通路20を緩く絞り、パイロツト圧が作用する
と右側位置にて連通路20を遮断する。また、絞
り切換弁24bは、常時は左側位置にて連通路2
0を緩く絞り、パイロツト圧が作用すると右側位
置にて連通路20をきつく絞つている。したがつ
て、空気ばね23によるシリンダ液室11内の圧
力緩衝作用は、減衰力制御弁24を操作して、絞
り切換弁24a,24bをともに左側位置にした
軟状態において最大となり、絞り切換弁24bの
みを右側位置にした硬状態がこれに次ぎ、絞り切
換弁24aを右側位置にした最硬状態において最
低となる。
前記連通路21は流量制御弁28、空気ばね2
9、及び一対の逆止弁32,33から成る遮断弁
81が接続されるとともに、迂回通路31を介し
て遮断弁81と並列に減衰力制御弁30(絞り切
換弁30a,30b)が接続されて、左側前輪部
に設けたシリンダ液室に連通される。なお、これ
らの弁および空気ばねの構成は連通路20におけ
るものと同じである。
9、及び一対の逆止弁32,33から成る遮断弁
81が接続されるとともに、迂回通路31を介し
て遮断弁81と並列に減衰力制御弁30(絞り切
換弁30a,30b)が接続されて、左側前輪部
に設けたシリンダ液室に連通される。なお、これ
らの弁および空気ばねの構成は連通路20におけ
るものと同じである。
前記中間路17は分流弁34を介して連通路3
5と連通路36とに分岐されている。
5と連通路36とに分岐されている。
前記連通路35は、レベリング弁37(ばね3
7a、ソレノイド37bを備える)、流量制御弁
38、空気ばね39、及び一対の逆止弁42,4
3から成る遮断弁82が接続されるとともに、迂
回通路41を介して遮断弁82と並列に減衰力制
御弁40(絞り切換弁40a,40b)が接続さ
れて、右側後輪部に設けたシリンダ液室に連通さ
れる。また、連通路36は、レベリング弁44
(ばね44a、ソレノイド44bを備える)、流量
制御弁45、空気ばね46、及び一対の逆止弁4
9,50から成る遮断弁83が接続されるととも
に、迂回通路48を介して遮断弁83と並列に減
衰力制御弁47(絞り切換弁47a,47b)が
接続されて、左側後輪部に設けたシリンダ液室に
連通される。なお、これらの弁および空気ばねの
構成は、中間路16、連通路20,21に設けた
ものと同じである。
7a、ソレノイド37bを備える)、流量制御弁
38、空気ばね39、及び一対の逆止弁42,4
3から成る遮断弁82が接続されるとともに、迂
回通路41を介して遮断弁82と並列に減衰力制
御弁40(絞り切換弁40a,40b)が接続さ
れて、右側後輪部に設けたシリンダ液室に連通さ
れる。また、連通路36は、レベリング弁44
(ばね44a、ソレノイド44bを備える)、流量
制御弁45、空気ばね46、及び一対の逆止弁4
9,50から成る遮断弁83が接続されるととも
に、迂回通路48を介して遮断弁83と並列に減
衰力制御弁47(絞り切換弁47a,47b)が
接続されて、左側後輪部に設けたシリンダ液室に
連通される。なお、これらの弁および空気ばねの
構成は、中間路16、連通路20,21に設けた
ものと同じである。
51は空気ばね23の液室と絞り切換弁24
a,30a,40a,47aとを連絡するパイロ
ツト通路であり、その途中からパイロツト弁52
を介してドレン通路53が分岐されている。
a,30a,40a,47aとを連絡するパイロ
ツト通路であり、その途中からパイロツト弁52
を介してドレン通路53が分岐されている。
前記パイロツト弁52は3ポート3位置型の切
換電磁弁であつて両端にばね52a,52bおよ
びソレノイド52c,52dを有しており、常時
は中立位置にてパイロツト通路51を遮断すると
ともに、上側位置にて該パイロツト通路51を連
通させ、下側位置にて該パイロツト通路51の減
衰力制御弁側をドレン通路53に接続するように
構成されている。
換電磁弁であつて両端にばね52a,52bおよ
びソレノイド52c,52dを有しており、常時
は中立位置にてパイロツト通路51を遮断すると
ともに、上側位置にて該パイロツト通路51を連
通させ、下側位置にて該パイロツト通路51の減
衰力制御弁側をドレン通路53に接続するように
構成されている。
54は空気ばね29の液室と絞り切換弁24
b,30b,40b,47bとを連絡するパイロ
ツト通路であり、その途中からパイロツト弁55
を介してドレン通路53が分岐されている。該パ
イロツト弁55(ばね55a,55b,ソレノイ
ド55c,55d)は前記パイロツト弁52と同
様に構成されている。
b,30b,40b,47bとを連絡するパイロ
ツト通路であり、その途中からパイロツト弁55
を介してドレン通路53が分岐されている。該パ
イロツト弁55(ばね55a,55b,ソレノイ
ド55c,55d)は前記パイロツト弁52と同
様に構成されている。
なお、前記レベリング弁のソレノイド18b,
37b,44bへの通電は、車高セサー等を備え
てなる車高制御手段(図示省略)によつて制御さ
れる。
37b,44bへの通電は、車高セサー等を備え
てなる車高制御手段(図示省略)によつて制御さ
れる。
また、前記パイロツト弁のソレノイド52c,
52d,55c,55dへの通電は、自動または
手動の減衰力制御手段(図示省略)によつて制御
される。
52d,55c,55dへの通電は、自動または
手動の減衰力制御手段(図示省略)によつて制御
される。
本実施例は以上のような構成であるので、前記
車高制御手段によるレベリング弁18,37,4
4の操作に応じて中間路16、連通路35,36
の開閉が制御され、シリンダ液室11に対する作
動油の出入りが調整されて車体4の車高が調整さ
れる。
車高制御手段によるレベリング弁18,37,4
4の操作に応じて中間路16、連通路35,36
の開閉が制御され、シリンダ液室11に対する作
動油の出入りが調整されて車体4の車高が調整さ
れる。
また、前記減衰力制御手段により、減衰力制御
弁24,30,40,47が前記軟、硬、最硬の
三状態の何れかに切り替えられ、それに応じて空
気ばね23,29,39,46によるシリンダ液
室内圧力の緩衝作用が調整される。減衰力制御弁
24,30,40,47を最硬状態にすること
は、旋回走行時や急発進時において有効である。
弁24,30,40,47が前記軟、硬、最硬の
三状態の何れかに切り替えられ、それに応じて空
気ばね23,29,39,46によるシリンダ液
室内圧力の緩衝作用が調整される。減衰力制御弁
24,30,40,47を最硬状態にすること
は、旋回走行時や急発進時において有効である。
そして、上記減衰力制御弁24,30,40,
47によつて連通絞り量を切換え減衰力を可変に
調整した時、特に絞り径が小さいときには、フル
バンプ等によつて上記減衰力制御弁とシリンダ液
室間の通路の圧力が高圧になるが、その際にはシ
リンダ液室側と空気ばね側との差圧が所定値以上
になつて遮断弁80〜83の一方の逆止弁27,
33,43,50が開くことで、上記高圧が空気
ばね側へリリーフされ、異常高圧になるのを防止
して正常の状態に保持することができる。逆に、
リバウンド時には、上記減衰力制御弁とシリンダ
液室間の通路の圧力が低くなるが、その際にも、
シリンダ液室側と空気ばね側との差圧が所定値以
上となつて遮断弁80〜83の他方の逆支弁2
6,32,42,49が開くことで、上記低圧が
リリーフされ、異常低圧になるのを防止すること
ができる。なお、本発明の実施例は前記の範囲に
とどまらず、例えばシリンダユニツトにつき、前
記実施例のものとは上下を逆にしてシリンダの上
端部を車体に取り付け、ピストンロツドの下端部
を車軸に支持させても差し支えない。
47によつて連通絞り量を切換え減衰力を可変に
調整した時、特に絞り径が小さいときには、フル
バンプ等によつて上記減衰力制御弁とシリンダ液
室間の通路の圧力が高圧になるが、その際にはシ
リンダ液室側と空気ばね側との差圧が所定値以上
になつて遮断弁80〜83の一方の逆止弁27,
33,43,50が開くことで、上記高圧が空気
ばね側へリリーフされ、異常高圧になるのを防止
して正常の状態に保持することができる。逆に、
リバウンド時には、上記減衰力制御弁とシリンダ
液室間の通路の圧力が低くなるが、その際にも、
シリンダ液室側と空気ばね側との差圧が所定値以
上となつて遮断弁80〜83の他方の逆支弁2
6,32,42,49が開くことで、上記低圧が
リリーフされ、異常低圧になるのを防止すること
ができる。なお、本発明の実施例は前記の範囲に
とどまらず、例えばシリンダユニツトにつき、前
記実施例のものとは上下を逆にしてシリンダの上
端部を車体に取り付け、ピストンロツドの下端部
を車軸に支持させても差し支えない。
また、油圧調整手段についても、レベリング弁
とシリンダ液室とを、前記実施例のように遮断弁
および減衰力制御弁を介してではなく、直接連結
しても差し支えない。
とシリンダ液室とを、前記実施例のように遮断弁
および減衰力制御弁を介してではなく、直接連結
しても差し支えない。
また、前記実施例では左右前輪部の車高調整を
共通のレベリング弁で制御している点を改めて、
四輪の各々に対応するレベリング弁を設けて、独
立して車高を調整できるようにしても構わない。
共通のレベリング弁で制御している点を改めて、
四輪の各々に対応するレベリング弁を設けて、独
立して車高を調整できるようにしても構わない。
このように、前記実施例のシリンダユニツトお
よび油圧調整手段を、これと同様の機能を有する
種々の構成に変形することが可能である。
よび油圧調整手段を、これと同様の機能を有する
種々の構成に変形することが可能である。
(発明の効果)
本発明の自動車の車高調整装置によれば、簡単
な構成で、フルバンプ時等に異常高圧になるのを
防止してバンプ圧を正常の状態に保持することが
できるという優れた効果を得ることができる。
な構成で、フルバンプ時等に異常高圧になるのを
防止してバンプ圧を正常の状態に保持することが
できるという優れた効果を得ることができる。
第1図は本発明による車高調整装置の一実施例
を示し、一部縦断面図および油圧回路図を含む全
体図である。 1……車高調整装置、2……シリンダユニツ
ト、4……車体、6……車軸、11……シリンダ
液室、20……連通路、21……連通路、24…
…減衰力制御弁、25……迂回通路、26……逆
止弁、27……逆止弁、30……減衰力制御弁、
31……迂回通路、32……逆止弁、33……逆
止弁、35……連通路、36……連通路、40…
…減衰力制御弁、41……迂回通路、42……逆
止弁、43……逆止弁、47……減衰力制御弁、
48……迂回通路、49……逆止弁、50……逆
止弁、80……遮断弁、81……遮断弁、82…
…遮断弁、83……遮断弁。
を示し、一部縦断面図および油圧回路図を含む全
体図である。 1……車高調整装置、2……シリンダユニツ
ト、4……車体、6……車軸、11……シリンダ
液室、20……連通路、21……連通路、24…
…減衰力制御弁、25……迂回通路、26……逆
止弁、27……逆止弁、30……減衰力制御弁、
31……迂回通路、32……逆止弁、33……逆
止弁、35……連通路、36……連通路、40…
…減衰力制御弁、41……迂回通路、42……逆
止弁、43……逆止弁、47……減衰力制御弁、
48……迂回通路、49……逆止弁、50……逆
止弁、80……遮断弁、81……遮断弁、82…
…遮断弁、83……遮断弁。
Claims (1)
- 1 車体と車軸との間に、容積変化可能なシリン
ダ液室を有するシリンダユニツトが配設されると
ともに、前記シリンダ液室に、ダイヤフラムによ
つてガス室と液室とに分割されたガスばねの前記
液室が連通され、前記シリンダ液室内の作動液を
調整し前記シリンダ液室を容積変化させて車高を
調整する車高調整装置において、前記シリンダ液
室とガスばねの液室とが連通される連通路中に、
少なくともシリンダ液室からガスばねの液室への
み作動液の流入を許容するとともにシリンダ液室
側とガスばね側との差圧が所定値以上のときに開
く遮断弁を介設する一方、該遮断弁を迂回する迂
回通路を形成し、該迂回通路中に通路絞り量を複
数段に切換える切換弁を配設したことを特徴とす
る自動車の車高調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15494085A JPS6215107A (ja) | 1985-07-12 | 1985-07-12 | 自動車の車高調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15494085A JPS6215107A (ja) | 1985-07-12 | 1985-07-12 | 自動車の車高調整装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6215107A JPS6215107A (ja) | 1987-01-23 |
JPH0515569B2 true JPH0515569B2 (ja) | 1993-03-02 |
Family
ID=15595254
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15494085A Granted JPS6215107A (ja) | 1985-07-12 | 1985-07-12 | 自動車の車高調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6215107A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4139396A (en) | 1976-07-29 | 1979-02-13 | Nippon Oil Company, Ltd. | Water-soluble coating composition for cathode-precipitating electrodeposition and process for its preparation |
JP2631467B2 (ja) * | 1987-04-08 | 1997-07-16 | カヤバ工業株式会社 | アクテイブサスペンシヨン装置 |
US5290048A (en) * | 1990-11-09 | 1994-03-01 | Nissan Motor Co., Ltd. | Working fluid circuit for active suspension control system of vehicle |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5953221A (ja) * | 1982-09-18 | 1984-03-27 | Isuzu Motors Ltd | ハイドロニユ−マチツク懸架装置 |
JPS6029709B2 (ja) * | 1979-04-17 | 1985-07-12 | コニカ株式会社 | 含窒素複素環化合物 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6029709U (ja) * | 1983-08-06 | 1985-02-28 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用流体サスペンション |
-
1985
- 1985-07-12 JP JP15494085A patent/JPS6215107A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6029709B2 (ja) * | 1979-04-17 | 1985-07-12 | コニカ株式会社 | 含窒素複素環化合物 |
JPS5953221A (ja) * | 1982-09-18 | 1984-03-27 | Isuzu Motors Ltd | ハイドロニユ−マチツク懸架装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6215107A (ja) | 1987-01-23 |
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