JPH05155578A - 細幅クレーンガーダーへの軌条締結装置 - Google Patents
細幅クレーンガーダーへの軌条締結装置Info
- Publication number
- JPH05155578A JPH05155578A JP32078291A JP32078291A JPH05155578A JP H05155578 A JPH05155578 A JP H05155578A JP 32078291 A JP32078291 A JP 32078291A JP 32078291 A JP32078291 A JP 32078291A JP H05155578 A JPH05155578 A JP H05155578A
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- JP
- Japan
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- rail
- clip
- pedestal
- fastening
- shaped bolt
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- Withdrawn
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- Leg Units, Guards, And Driving Tracks Of Cranes (AREA)
- Connection Of Plates (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は細幅のクレーンガーダーに50KN
用の軌条を取り付けることが可能な締結装置を提供する
ことを目的とするものである。 【構成】 その中央にT型ボルト係留用溝部2が貫設さ
れる横長台形状の受台1をフランジ10の両側に溶接に
よって固着し、上記受台1にT型ボルト3を係留した状
態で、クリップ11のT型ボルト挿通穴部13内に上記
T型ボルト3を貫通し、クリップ11の先端側の押圧部
12によって軌条15の基部を押圧しながら締結用ナッ
ト16によって固定する構成とするものである。
用の軌条を取り付けることが可能な締結装置を提供する
ことを目的とするものである。 【構成】 その中央にT型ボルト係留用溝部2が貫設さ
れる横長台形状の受台1をフランジ10の両側に溶接に
よって固着し、上記受台1にT型ボルト3を係留した状
態で、クリップ11のT型ボルト挿通穴部13内に上記
T型ボルト3を貫通し、クリップ11の先端側の押圧部
12によって軌条15の基部を押圧しながら締結用ナッ
ト16によって固定する構成とするものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は細幅のクレーンガーダー
への軌条の締結装置に関するものである。
への軌条の締結装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7に示すようにフランジa上に設置さ
れる50KN用の軌条bは、締結装置c,cによって締
結固定されるものである。そこで上記締結装置cは、受
台dと同受台dに取り付けられるクリップeおよびT型
ボルト・ナットfから構成されるものである。この受台
dは、図8に示すようにフランジa上に溶接によって接
合される。
れる50KN用の軌条bは、締結装置c,cによって締
結固定されるものである。そこで上記締結装置cは、受
台dと同受台dに取り付けられるクリップeおよびT型
ボルト・ナットfから構成されるものである。この受台
dは、図8に示すようにフランジa上に溶接によって接
合される。
【0003】又上記構成の締結装置cでは、軌条bの底
幅127mm、受台dの奥行き長さが67mmであることか
ら、上記フランジa幅が298mm以上のクレーンガーダ
ーに取り付けられている。
幅127mm、受台dの奥行き長さが67mmであることか
ら、上記フランジa幅が298mm以上のクレーンガーダ
ーに取り付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし既存のクレーン
ガーダーには、フランジ幅が209mmのものがあり、こ
のクレーンガーダーに、50KN用の軌条を取り付ける
には、上記構成の締結装置cでは、取り付けることがで
きず、さらに締結装置cを小型化した場合では、50K
N用の締結装置としての強度を確保することができない
という問題がある。
ガーダーには、フランジ幅が209mmのものがあり、こ
のクレーンガーダーに、50KN用の軌条を取り付ける
には、上記構成の締結装置cでは、取り付けることがで
きず、さらに締結装置cを小型化した場合では、50K
N用の締結装置としての強度を確保することができない
という問題がある。
【0005】そこで本発明では上記問題点を解消するた
めに、209mm幅のクレーンガーダーに50KN用の軌
条を取り付けることが可能な締結装置を提供することを
目的とするものである。
めに、209mm幅のクレーンガーダーに50KN用の軌
条を取り付けることが可能な締結装置を提供することを
目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、その中
央にT型ボルト係留用溝部が貫設される横長台形状の受
台と、その先端側に押圧部が略直角状に折曲形成される
とともに、上記T型ボルト係留用溝部と同位置状にT型
ボルト挿通穴部が貫設されるクリップと、該受台とクリ
ップとを締結固定するT型ボルト・締結用ナットから構
成され、上記受台をフランジの両側に溶接固着せしめ、
上記クリップによって軌条に基部両側を押圧しながらT
型ボルトおよび締結用ナットによって固定せしめること
を特徴とする細幅クレーンガーダーへの軌条締結装置で
ある。
央にT型ボルト係留用溝部が貫設される横長台形状の受
台と、その先端側に押圧部が略直角状に折曲形成される
とともに、上記T型ボルト係留用溝部と同位置状にT型
ボルト挿通穴部が貫設されるクリップと、該受台とクリ
ップとを締結固定するT型ボルト・締結用ナットから構
成され、上記受台をフランジの両側に溶接固着せしめ、
上記クリップによって軌条に基部両側を押圧しながらT
型ボルトおよび締結用ナットによって固定せしめること
を特徴とする細幅クレーンガーダーへの軌条締結装置で
ある。
【0007】
【作用】本発明の締結装置は図6に示すように、209
mm幅のフランジ10に対して、奥行き長さ35mmの受台
1,1との基部幅が127mmの軌条15とによって取り
付けられるものである。そこで受部1,1をフランジ1
0の両側に溶接によって固着し、T型ボルト3をT型ボ
ルト係留用溝部2内に係留させ、同T型ボルト3にクリ
ップ11のT型ボルト挿通穴部13を貫設させた後に、
締結用ナット16によってクリップ11の先端の押圧部
12によって軌条15を固定しながら締結するものであ
る。
mm幅のフランジ10に対して、奥行き長さ35mmの受台
1,1との基部幅が127mmの軌条15とによって取り
付けられるものである。そこで受部1,1をフランジ1
0の両側に溶接によって固着し、T型ボルト3をT型ボ
ルト係留用溝部2内に係留させ、同T型ボルト3にクリ
ップ11のT型ボルト挿通穴部13を貫設させた後に、
締結用ナット16によってクリップ11の先端の押圧部
12によって軌条15を固定しながら締結するものであ
る。
【0008】
【実施例】以下本発明に係る締結装置を、その実施例を
示す図面を参照し乍ら詳述する。図1は本発明締結装置
の受台の平面説明図、図2は同背面説明図である。受台
1は、その脚長Aが120mmおよび奥行きBが35mm、
先端面長さCが65mmの略台形状を呈し、受台1の中央
には、T型ボルト係留用溝部2が貫設されるものであ
り、T型ボルト係留用溝部2は、図2中想像線で示すよ
うにT型ボルト3のT型係止部4が受台1のT型ボルト
係留用溝部2の下端に係留する機構とするものである。
示す図面を参照し乍ら詳述する。図1は本発明締結装置
の受台の平面説明図、図2は同背面説明図である。受台
1は、その脚長Aが120mmおよび奥行きBが35mm、
先端面長さCが65mmの略台形状を呈し、受台1の中央
には、T型ボルト係留用溝部2が貫設されるものであ
り、T型ボルト係留用溝部2は、図2中想像線で示すよ
うにT型ボルト3のT型係止部4が受台1のT型ボルト
係留用溝部2の下端に係留する機構とするものである。
【0009】又脚部5,5の周縁部は下端に向けて内側
に5〜7°の傾斜勾配で形成され、その下端に溶接用と
しての開先部6が形成されるものであり、更に脚部5,
5と先端部7との接合部には略直角状の落ち込み部8,
8を形成するものである。◎そして上記受台1の後部両
側には、クリップ係止部9,9が突設されるものであ
る。
に5〜7°の傾斜勾配で形成され、その下端に溶接用と
しての開先部6が形成されるものであり、更に脚部5,
5と先端部7との接合部には略直角状の落ち込み部8,
8を形成するものである。◎そして上記受台1の後部両
側には、クリップ係止部9,9が突設されるものであ
る。
【0010】次に図3に示すように、受台1をフランジ
10上に取り付ける場合、上記落ち込み部8から脚部5
の周縁下端を溶接によって固着するものであり、溶接強
度および溶接長さ並びに溶接棒径を従来と比較した結果
を下記の表に示す。
10上に取り付ける場合、上記落ち込み部8から脚部5
の周縁下端を溶接によって固着するものであり、溶接強
度および溶接長さ並びに溶接棒径を従来と比較した結果
を下記の表に示す。
【0011】
【表1】 上記表に示したように、溶接長さは同じであり、溶接強
度は従来に比べ優れていることが判明した。又溶接棒も
従来のものより径の小さいもので使用可能となった。
度は従来に比べ優れていることが判明した。又溶接棒も
従来のものより径の小さいもので使用可能となった。
【0012】図4および図5は本発明のクリップの説明
図であり、クリップ11は先端側が略直角状に押圧部1
2が折曲形成され、更に上記クリップ11の中央にはT
型ボルト挿通穴部13が貫設されるものである。又クリ
ップ11の後端両側には、上記受台1のクリップ係止部
9,9に係留する係留部14,14が折曲形成されるも
のである。
図であり、クリップ11は先端側が略直角状に押圧部1
2が折曲形成され、更に上記クリップ11の中央にはT
型ボルト挿通穴部13が貫設されるものである。又クリ
ップ11の後端両側には、上記受台1のクリップ係止部
9,9に係留する係留部14,14が折曲形成されるも
のである。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、従来型の受台に比べ溶
接強度が優れ、溶接の作業性にも優れている。又落ち込
み部を設けたことによって、溶接開始位置からの溶接が
確実に行うことができるものである。更に軌条の小返り
が生じた場合ボルトよりの溶接の距離が従来型に比べ短
いために、小返り防止力が著しく向上するものである。
接強度が優れ、溶接の作業性にも優れている。又落ち込
み部を設けたことによって、溶接開始位置からの溶接が
確実に行うことができるものである。更に軌条の小返り
が生じた場合ボルトよりの溶接の距離が従来型に比べ短
いために、小返り防止力が著しく向上するものである。
【図1】本発明の受台の平面説明図である。
【図2】同背面説明図である。
【図3】本発明の受台の溶接状態を示す説明図である。
【図4】本発明のクリップの平面説明図である。
【図5】同断面説明図である。
【図6】本発明の使用状態を示す説明図である。
【図7】従来型の締結装置の使用状態を示す説明図であ
る。
る。
【図8】従来型の受台の溶接状態を示す説明図である。
1 受台 2 T型ボルト係留用溝部 3 T型ボルト 5 脚部 8 落ち込み部 9 クリップ係止部 10 フランジ 11 クリップ 12 押圧部 13 T型ボルト挿通穴部 14 係留部 15 軌条 16 締結用ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 兼田 幹雄 北九州市小倉北区西港町61番地22 三洲産 業株式会社内 (72)発明者 尾形 務 北九州市小倉北区西港町61番地22 三洲産 業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 その中央にT型ボルト係留用溝部が貫設
される横長台形状の受台と、その先端側に押圧部が略直
角状に折曲形成されるとともに、上記T型ボルト係留用
溝部と同位置状に、T型ボルト挿通穴部が貫設されるク
リップと、該受台とクリップとを締結固定するT型ボル
ト・締結用ナットから構成され、上記受台をフランジの
両側に溶接固着せしめ、上記クリップによって軌条に基
部両側を押圧しながらT型ボルトおよび締結用ナットに
よって固定せしめることを特徴とする細幅クレーンガー
ダーへの軌条締結装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32078291A JPH05155578A (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 細幅クレーンガーダーへの軌条締結装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32078291A JPH05155578A (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 細幅クレーンガーダーへの軌条締結装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05155578A true JPH05155578A (ja) | 1993-06-22 |
Family
ID=18125185
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32078291A Withdrawn JPH05155578A (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 細幅クレーンガーダーへの軌条締結装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05155578A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008207921A (ja) * | 2007-02-26 | 2008-09-11 | Nippon Steel Corp | 線ばねクリップによるレール締結機構 |
CN116101895A (zh) * | 2022-12-01 | 2023-05-12 | 中铁广州工程局集团有限公司 | 用于台风天气的水上板梁吊装机行车轨道固定系统 |
-
1991
- 1991-12-04 JP JP32078291A patent/JPH05155578A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008207921A (ja) * | 2007-02-26 | 2008-09-11 | Nippon Steel Corp | 線ばねクリップによるレール締結機構 |
CN116101895A (zh) * | 2022-12-01 | 2023-05-12 | 中铁广州工程局集团有限公司 | 用于台风天气的水上板梁吊装机行车轨道固定系统 |
CN116101895B (zh) * | 2022-12-01 | 2024-06-07 | 中铁广州工程局集团有限公司 | 用于台风天气的水上板梁吊装机行车轨道固定系统 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990311 |