JPH05155454A - 紙搬送装置 - Google Patents

紙搬送装置

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JPH05155454A
JPH05155454A JP3347717A JP34771791A JPH05155454A JP H05155454 A JPH05155454 A JP H05155454A JP 3347717 A JP3347717 A JP 3347717A JP 34771791 A JP34771791 A JP 34771791A JP H05155454 A JPH05155454 A JP H05155454A
Authority
JP
Japan
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paper
piezoelectric
roller
ink
side end
Prior art date
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Pending
Application number
JP3347717A
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English (en)
Inventor
Yasutoshi Sugita
安利 杉田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ファクシミリ、プリンタ等の紙搬送装置を小
型化しかつ安定した紙送りを可能とする。 【構成】 搬送ローラ21の一方の側端部21aに、片
側に電極を設けた圧電セラミックからなる圧電体24と
凹凸を設けた弾性体25とから形成された圧電駆動体2
6を設け、圧電駆動体26に弾性進行波を励起させて搬
送ローラ21の側端部21aを押圧することにより、搬
送ローラ21を回動させて紙Pを送る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧電体を用いて駆動力
を発生する超音波振動応用の紙搬送装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ、コピー機器、プリ
ンタなどに紙搬送装置が多く使用されている。これらは
図10に示すように原理的には紙を送る際に紙Pの下部
からばね1により力を印加し、回転するローラ2に紙を
押し付けて紙を送る構造となっている。このローラ2の
駆動力は電動モータ3の回転をギヤ列4a,4b,4
c,4d,4eを介して減速後、ローラ2に伝達するこ
とにより与えられている。このような装置は、前述機器
に実際に組み込まれており、古くから使用されている。
【0003】一方、最近圧電セラミック等の圧電体を用
いた駆動体に弾性振動を励起させ、これを駆動力とした
超音波モータの開発が行われており、図11に示すよう
な超音波応用の紙送り装置が提案されている。すなわ
ち、図11において、楕円ベルト型圧電駆動体に進行波
を励起するための圧電セラミックなどの圧電体12には
板厚方向に分極し板の円周方向に複数個の電極13を形
成しており、この電極13を使用して時間的にそれぞれ
二つの定在波の位相をずらして進行波を電源E1,E2
より形成し、該圧電体12の下の紙Pと接触する一部分
には、そのさらに下側に凹凸を形成した弾性体14を接
着し紙送り駆動体15を構成している。そして、紙Pの
反対側からばね11により紙送り駆動体15と紙Pの間
に接触圧を加え、紙Pを紙送り駆動体15によって生じ
させた進行波によって矢印a方向に順次送るものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図10に示
すように電動モータ3による紙送り方式は減速ギヤ列4
a〜4eが必要であるため、部品精度に影響され、紙送
り速度にムラが発生しやすく、また、部品点数が多いた
め、コスト高となり、小型化もしにくいという欠点があ
った。また、図11に示すような圧電利用の駆動体15
に直接紙Pを押圧して紙送りを行う方式は紙厚や紙質に
より紙送り速度に差異が生じ、その都度調整を必要と
し、また、駆動体15の凹凸面が直接紙Pに接するた
め、紙粉が発生しやすいという欠点があった。
【0005】本発明は、前述従来例の欠点を除去し、装
置の小型化及び低コスト化を可能とし、かつ精度のよい
紙搬送装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明は搬送ローラと圧接して設けられ、紙を挟
持搬送するピンチローラを備えた紙搬送装置において、
圧電体と弾性体からなる圧電駆動体に弾性進行波を励起
させ、該圧電駆動体に前記搬送ローラの側端部を押圧さ
せることにより、該搬送ローラを回動させ紙を移動させ
るものである。
【0007】
【作用】以上の構成の紙搬送装置は搬送ローラの側端部
に圧電駆動体を設けて直接回動させるので、装置全体を
小型化でき、また、圧電駆動体が直接紙を押圧しないの
で、紙厚や紙質等に影響されずに安定した紙送りができ
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図5に基
づいて説明する。図1は紙搬送装置の概略構成図、図2
はその軸方向の断面図である。図において、21はその
外周面にゴム体22を焼付け処理した搬送ローラで、そ
の両側端部21a,21bに設けた軸部21cは軸受2
3で支持されている。24は片側に電極を設けた圧電セ
ラミックからなる圧電体で、凹凸面を設けた弾性体25
を貼り合せることにより圧電駆動体26を形成してお
り、この圧電駆動体26は搬送ローラ21の一方の軸部
21c側の側端部21aに取り付けられている。27は
搬送ローラ21の側端部21aを該圧電駆動体26の凹
凸面にスラストベアリング28を介して押圧するための
スプリングで、搬送ローラ21の他方の端面21b側の
軸部21cにリング29によって固定されている。30
は搬送ローラ21のゴム面22に対して紙Pを挟持する
方向にばね(不図示)によって押圧された複数対からな
るピンチローラである。
【0009】図3は搬送ローラ21の軸と直角方向の断
面図で、搬送ローラ21の図示矢印の反時計方向の回転
に伴い、紙Pはガイド部材31a,31b,31cに沿
って搬送され、矢印b方向に排出されるようになってい
る。
【0010】次に、前記圧電駆動体26による搬送ロー
ラ21の駆動方法の詳細を図4及び図5を用いて説明す
る。図4に示すように凹凸部を設けたリング状の弾性体
25の下側に細長い圧電セラミックを交互に向きを反転
して分極させて貼りつけたものに、電圧を加えると、下
側の圧電セラミックが伸びる部分と縮む部分で図4のよ
うにうねる。そして、電圧の極性を反転させると、たわ
みも反転する。このたわみ状態が縦振動する定在波を発
生させる。この定在波から円周方向への進行波を発生さ
せ、搬送ローラ21の回転運動を作り出す。縦振動の定
在波を進行波に変えるには、位置と位相がそれぞれ90
度ずつずれた二つの定在波を合成する。すなわち、二つ
の定在波を発生させるよう圧電セラミックを二つに区分
し、λ/4(λは共振波長)だけずらして配置し、それ
ぞれ印加する電圧の位相も90度ずらす。図5は圧電セ
ラミックに設けられた電極群の詳細を示すもので、電極
群Aと電極群Bの位置はλ/4(1/4波長)分ずれて
おり、それぞれに印加する電圧E1,E2も位相を90度
ずらしている。以上のように構成された圧電駆動体26
に搬送ローラ21の側端部21aを押圧させることによ
り、搬送ローラ21は図4に示す矢印c方向に回転運動
する。
【0011】図6は前述実施例の紙搬送装置をファクシ
ミリ等の原稿読み取り装置に適用した使用例を示すもの
である。説明を簡単にするために、前述実施例と同一部
分には同一符号を付し、相違する点のみを説明する。図
において、LEDからなる発光素子33によって照明さ
れた原稿P1面上の画像情報はセルフォックレンズ32
によりCCDからなる一次元ラインセンサ34に投影さ
れており、その投影位置では原稿P1波搬送ローラ21
のゴム面22と透明ガラス圧板35との間で挟持されて
いる。そして、搬送ローラ21の図示矢印反時計方向の
回動に伴い、原稿P1は矢印d方向へ副走査移動し、順
次一次元ラインセンサ34によって画像情報の読み取り
が行われる。
【0012】図7ないし図9は前述実施例の紙搬送装置
を記録系として好適なインクジェット記録装置を備えた
プリンタに適用した使用例である。図において、41は
バブルジェット式のノズル群を有するインクジェットヘ
ッド(記録ヘッド)、43はインクジェットヘッド41
と一体でこれへインクを供給するタンク42を備えた装
着自由のインクジェットカートリッジである。本例での
インクジェットカートリッジ43は、図8の斜視図に示
すようにインクタンク42の前方面よりもわずかにイン
クジェットヘッド41の先端部が突出した形状をなし、
後述するインクジェット記録装置本体44に載置されて
いるキャリッジに固定支持されるとともに、このキャリ
ッジに対して着脱可能なディスポーザブルタイプのもの
である。そして、インクジェットヘッド41に供給され
るインクを貯留したインクタンク42は、インク吸収体
を挿入するための容器と、これを封止する蓋部材(いず
れも不図示)とで構成されている。このインクタンク4
2内には、インクが充填されており、インクの吐出に応
じて順次インクジェットヘッド41側にインクを供給し
ている。
【0013】以上のように構成されたインクジェットカ
ートリッジ43は、以下説明するインクジェット記録装
置44をキャリッジ45に所定の方法で着脱自在に搭載
されて、所定の記録信号の入力によってキャリッジ45
と被記録部材との相対的な移動を制御して所望の記録画
像が形成される。
【0014】図9は前記処理のための機構を備えたイン
クジェット記録装置44を備えたプリンタの要部斜視図
である。同図において、インクジェットヘッド41を保
持するキャリッジ45は、駆動モータ46の駆動力を伝
達する駆動ベルト47の一部と連結し、互いに平行に配
設された2本のガイドシャフト48a,48bと摺動可
能とすることにより、インクジェットヘッド41の記録
紙P2の全幅にわたる往復移動が可能となっている。4
9はヘッド回復装置で、インクジェットヘッド41の移
動経路の一端、例えばホームポジションと対向する位置
に配設される。そして、モータ50の駆動力によってヘ
ッド回復装置49を動作せしめ、インクジェットヘッド
41のキャッピングを行う。このヘッド回復装置49の
キャップ部49aによるインクジェットヘッド41への
キャッピング部に関連させて、ヘッド回復装置49内に
設けた適宜の吸引手段(例えば吸引ポンプ)によるイン
ク吸引もしくはインクジェットヘッド41へのインク供
給経路に設けた適宜の加圧手段によるインク圧送を行
い、これによりインクを吐出口から強制的に排出させる
ことによって吐出口内の増粘インクを除去する等の吐出
回復処理を行う。また、記録終了時等にキャッピングを
施すことによりインクジェットヘッド41が保護され
る。
【0015】51はヘッド回復装置49の側面に配設さ
れ、シリコンゴムで形成されるワイピング部材としての
ブレードで、ブレード保持部材51aにカンチレバー形
態で保持され、ヘッド回復装置49と同様、モータ50
によって動作し、インクジェットヘッド41の吐出面と
の係合が可能となている。これにより、インクジェット
ヘッド41の記録動作における適切なタイミングで、あ
るいはヘッド回復装置49を用いた吐出回復処理後に、
ブレード51をインクジェットヘッド41の移動経路中
に突出させ、ヘッド41の吐出面における結露、濡れあ
るいは塵埃等をふき取る。
【0016】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように圧電体と
弾性体からなる圧電駆動体に弾性進行波を励起させ、該
圧電駆動体に搬送ローラの側端部を押圧させることによ
って、該搬送ローラを回動させ紙を移動させるようにし
たことにより、超音波モータの低速、高トルクの特性を
活かすことができるため、従来の電動モータ方式の紙搬
送装置に比べ減速ギヤ列が不要となり、装置全体の小型
化が可能となり、また、搬送系の部品点数が少ないた
め、より高精度な紙送りが可能となり、コストダウンも
可能となる。また、圧電駆動体を直接紙に押圧して紙送
りを行う方式に比べ、紙厚や紙質に影響されず安定した
紙送りが可能となり、紙粉が発生することもない。さら
に、磁力線を放射しないため、外部への電気的な影響が
なく、フロッピーディスクなどやコンピュータ機器へノ
イズを与えることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例の紙搬送装置の要部斜視図
である。
【図2】その搬送ローラの軸方向断面図である。
【図3】同じく軸と直角方向断面図である。
【図4】その圧電駆動体による搬送ローラの駆動を説明
する要部斜視図である。
【図5】同じく圧電駆動体の電極群の説明図である。
【図6】前記実施例の紙搬送装置を使用したファクシミ
リの原稿読取装置の要部断面図である。
【図7】前記実施例の紙搬送装置を使用したインクジェ
ット記録装置の要部断面図である。
【図8】そのインクジェット記録装置のインクジェット
カートリッジの斜視図である。
【図9】同じくそのインクジェット記録装置の要部斜視
図である。
【図10】従来例の電動モータ方式の紙搬送装置の概略
構成図である。
【図11】従来例の圧電駆動体方式の紙搬送装置の概略
構成図である。
【符号の説明】
P・・紙、21・・搬送ローラ、21a・・側端部、2
2・・ゴム体、24・・圧電体、25・・弾性体、26
・・圧電駆動体、27・・スプリング、28・・スラス
トベアリング、29・・リング、30・・ピンチロー
ラ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送ローラと圧接して設けられ、紙を挟
    持搬送するピンチローラを備えた紙搬送装置において、
    圧電体と弾性体からなる圧電駆動体に弾性進行波を励起
    させ、該圧電駆動体に前記搬送ローラの側端部を押圧さ
    せることにより、該搬送ローラを回動させ紙を移動させ
    ることを特徴とする紙搬送装置。
JP3347717A 1991-12-04 1991-12-04 紙搬送装置 Pending JPH05155454A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3347717A JPH05155454A (ja) 1991-12-04 1991-12-04 紙搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3347717A JPH05155454A (ja) 1991-12-04 1991-12-04 紙搬送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05155454A true JPH05155454A (ja) 1993-06-22

Family

ID=18392111

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3347717A Pending JPH05155454A (ja) 1991-12-04 1991-12-04 紙搬送装置

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JP (1) JPH05155454A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07237773A (ja) * 1994-02-28 1995-09-12 Kofu Nippon Denki Kk 紙葉類搬送装置
JP2007276969A (ja) * 2006-04-07 2007-10-25 Seiko Epson Corp 記録装置および液体噴射装置
US20130123608A1 (en) * 2010-07-28 2013-05-16 Koninklijke Philips Electronics N.V. Recorder with piezo motor used to drive platen for high magnetic environments

Cited By (4)

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