JPH05155304A - エアバッグ装置 - Google Patents
エアバッグ装置Info
- Publication number
- JPH05155304A JPH05155304A JP3349055A JP34905591A JPH05155304A JP H05155304 A JPH05155304 A JP H05155304A JP 3349055 A JP3349055 A JP 3349055A JP 34905591 A JP34905591 A JP 34905591A JP H05155304 A JPH05155304 A JP H05155304A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- airbag
- air bag
- collision
- lid
- folded
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Air Bags (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エアバッグの折畳み形状を縫製等で保持させ
て蓋体を不要とする。 【構成】 エアバッグ１６を折畳んでケース１４内に収
容し、このエアバッグ１６を、その重ね方向に刺し縫い
して、縫った糸１７により折畳み形状を保持させる。し
たがって、従来の装置においては、折畳み形状を保持さ
せると共にエアバッグ膨出用の開口を閉塞するために必
要であった蓋体が不要となり、開口を大きく確保でき
る。
て蓋体を不要とする。 【構成】 エアバッグ１６を折畳んでケース１４内に収
容し、このエアバッグ１６を、その重ね方向に刺し縫い
して、縫った糸１７により折畳み形状を保持させる。し
たがって、従来の装置においては、折畳み形状を保持さ
せると共にエアバッグ膨出用の開口を閉塞するために必
要であった蓋体が不要となり、開口を大きく確保でき
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、衝突時に膨張展開し
て二次衝突から乗員を保護するエアバッグ装置に関する
ものである。
て二次衝突から乗員を保護するエアバッグ装置に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】衝突用エアバッグ装置の一例として、米
国特許第４９６６３８８号明細書に記載されているもの
を挙げることができる。これは図４に示すように、車両
のサイドドア１内の上部にエアバッグ２を収容するとと
もに、サイドドア１内の発泡材３に設置されている衝突
センサ４によって側面衝突が検知されると、インフレー
タ５が着火されてガスを発生し、エアバッグ２を膨張さ
せるよう構成したものである。膨張するエアバッグ２
は、サイドドア１の車室内側に形成されているエアバッ
グ膨出用の開口部を塞いでいる蓋体６を車室内側へ押し
開き、この開いた部分からエアバッグ２がサイドドア１
の窓ガラス１ａと乗員Ｄとの間に展開して、乗員を二次
衝突から保護するようになっている。
国特許第４９６６３８８号明細書に記載されているもの
を挙げることができる。これは図４に示すように、車両
のサイドドア１内の上部にエアバッグ２を収容するとと
もに、サイドドア１内の発泡材３に設置されている衝突
センサ４によって側面衝突が検知されると、インフレー
タ５が着火されてガスを発生し、エアバッグ２を膨張さ
せるよう構成したものである。膨張するエアバッグ２
は、サイドドア１の車室内側に形成されているエアバッ
グ膨出用の開口部を塞いでいる蓋体６を車室内側へ押し
開き、この開いた部分からエアバッグ２がサイドドア１
の窓ガラス１ａと乗員Ｄとの間に展開して、乗員を二次
衝突から保護するようになっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前掲の特許明細書に記
載された側面衝突用エアバッグ装置の場合には、エアバ
ッグ２を収容したサイドドア１の車室内側の開口部を塞
いでいる蓋体６が、サイドドア１の車室内側を覆うドア
インナパネルの高さとほぼ同じ高さに形成されており、
したがって、この蓋体６がその下端側の辺を支点とし、
回転して開蓋するが、車室内側壁と乗員Ｄとの間のスペ
ースが少ないことから蓋体６の開く角度が制限されてし
まう。その結果、エアバッグ２が膨出するための開口を
充分に大きく形成することができず、したがって、エア
バッグの展開方向を、蓋体と干渉せずに乗員保護のため
に展開させるべき方向へ強制的に変更させるガイド部材
を設ける等の必要があった。
載された側面衝突用エアバッグ装置の場合には、エアバ
ッグ２を収容したサイドドア１の車室内側の開口部を塞
いでいる蓋体６が、サイドドア１の車室内側を覆うドア
インナパネルの高さとほぼ同じ高さに形成されており、
したがって、この蓋体６がその下端側の辺を支点とし、
回転して開蓋するが、車室内側壁と乗員Ｄとの間のスペ
ースが少ないことから蓋体６の開く角度が制限されてし
まう。その結果、エアバッグ２が膨出するための開口を
充分に大きく形成することができず、したがって、エア
バッグの展開方向を、蓋体と干渉せずに乗員保護のため
に展開させるべき方向へ強制的に変更させるガイド部材
を設ける等の必要があった。
【０００４】この発明は、上記の事情に鑑みなされたも
ので、エアバッグ膨出用の開口を充分に大きく形成でき
るエアバッグ装置を提供することを目的としている。
ので、エアバッグ膨出用の開口を充分に大きく形成でき
るエアバッグ装置を提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段としてこの発明は、衝突時にエアバッグを車室
内側に膨張させて乗員を二次衝突から保護するエアバッ
グ装置において、縫製あるいは接着等の折畳み形状保持
手段によって前記エアバッグを、折畳んだ状態でサイド
ドア内等の車室内壁部に収容したことを特徴としてい
る。
めの手段としてこの発明は、衝突時にエアバッグを車室
内側に膨張させて乗員を二次衝突から保護するエアバッ
グ装置において、縫製あるいは接着等の折畳み形状保持
手段によって前記エアバッグを、折畳んだ状態でサイド
ドア内等の車室内壁部に収容したことを特徴としてい
る。
【０００６】
【作用】上記のように、エアバッグ収納部の外側を覆う
開閉蓋がないことから、エアバッグ膨出用の開口を充分
に大きく形成できる。また蓋体がなくても、エアバッグ
には、縫製あるいは接着による折畳み形状保持手段が施
されているため、所期の畳み形状が保持されて、エアバ
ッグが車室内側等に崩れ出ることはない。そして、衝突
時には、窒素ガス等が充填されると、その展開荷重によ
って折畳み形状を保持している縫製糸が切れ、または接
着が剥がれてエアバッグが膨張し、所定の位置に展開し
て乗員を二次衝突から保護する。
開閉蓋がないことから、エアバッグ膨出用の開口を充分
に大きく形成できる。また蓋体がなくても、エアバッグ
には、縫製あるいは接着による折畳み形状保持手段が施
されているため、所期の畳み形状が保持されて、エアバ
ッグが車室内側等に崩れ出ることはない。そして、衝突
時には、窒素ガス等が充填されると、その展開荷重によ
って折畳み形状を保持している縫製糸が切れ、または接
着が剥がれてエアバッグが膨張し、所定の位置に展開し
て乗員を二次衝突から保護する。
【０００７】
【実施例】以下、この発明のエアバッグ装置を、側面衝
突時に運転席の乗員を二次衝突から保護するサイドエア
バッグ装置に適用した一実施例を図１ないし図３に基づ
いて説明する。
突時に運転席の乗員を二次衝突から保護するサイドエア
バッグ装置に適用した一実施例を図１ないし図３に基づ
いて説明する。
【０００８】このサイドエアバッグ装置は、サイドドア
１１の車室内側（図２において左側）でアームレスト１
２の上側に、サイドドア１１のインナパネル１１ａに形
成された開口に、エアバッグモジュール１３の矩形のケ
ース１４を嵌合させるとともに、周縁の取付フランジ部
１４ａをインナパネル１１ａにボルト止めして設けられ
ている。
１１の車室内側（図２において左側）でアームレスト１
２の上側に、サイドドア１１のインナパネル１１ａに形
成された開口に、エアバッグモジュール１３の矩形のケ
ース１４を嵌合させるとともに、周縁の取付フランジ部
１４ａをインナパネル１１ａにボルト止めして設けられ
ている。
【０００９】このエアバッグモジュール１３は、その周
縁に前記取付フランジ１４ａを備えた深皿状のケース１
４と、このケース１４内の底部に設けられたインフレー
タ１５と、その外側に折畳まれた状態で収容されたエア
バッグ１６とを備えている。また、このエアバッグ１６
には、折畳まれた形状を保持するために、エアバッグ１
６が重ねられた方向に、所定以上の力で破断する糸１７
により粗い間隔で刺し縫いされてケース１４の底部に固
定されている。なお、図２において符号１１ｂはドアト
リムである。
縁に前記取付フランジ１４ａを備えた深皿状のケース１
４と、このケース１４内の底部に設けられたインフレー
タ１５と、その外側に折畳まれた状態で収容されたエア
バッグ１６とを備えている。また、このエアバッグ１６
には、折畳まれた形状を保持するために、エアバッグ１
６が重ねられた方向に、所定以上の力で破断する糸１７
により粗い間隔で刺し縫いされてケース１４の底部に固
定されている。なお、図２において符号１１ｂはドアト
リムである。
【００１０】次に、上記のように構成されるこの実施例
の作用を説明すると、車両の走行中等に、衝突センサが
側面衝突を検出すると、サイドドア１１に設けられたエ
アバッグモジュール１３のインフレータ１５に着火信号
が送られ、着火したインフレータ１５で発生する窒素ガ
スが、エアバッグ１６に充填される。窒素ガスが充填さ
れたエアバッグ１６は、上昇する内圧によって、折畳み
形状保持手段としてエアバッグ１６を刺し縫いしてある
糸１７が破断して膨張し、乗員とサイドドア１１との間
のスペースに展開して、二次衝突から乗員を保護する。
の作用を説明すると、車両の走行中等に、衝突センサが
側面衝突を検出すると、サイドドア１１に設けられたエ
アバッグモジュール１３のインフレータ１５に着火信号
が送られ、着火したインフレータ１５で発生する窒素ガ
スが、エアバッグ１６に充填される。窒素ガスが充填さ
れたエアバッグ１６は、上昇する内圧によって、折畳み
形状保持手段としてエアバッグ１６を刺し縫いしてある
糸１７が破断して膨張し、乗員とサイドドア１１との間
のスペースに展開して、二次衝突から乗員を保護する。
【００１１】この実施例のエアバッグ装置は、エアバッ
グ収容部分の車室内側を覆う蓋体がないため、この種の
蓋体を有するエアバッグ装置のように、蓋体を開閉させ
るスペースが不要となり、その分だけエアバッグ膨出用
の開口を広く形成でき、エアバッグを所定の方向に、無
理なく展開させることができる。
グ収容部分の車室内側を覆う蓋体がないため、この種の
蓋体を有するエアバッグ装置のように、蓋体を開閉させ
るスペースが不要となり、その分だけエアバッグ膨出用
の開口を広く形成でき、エアバッグを所定の方向に、無
理なく展開させることができる。
【００１２】また、この実施例で説明したエアバッグ装
置において、エアバッグモジュール１３の外側を、図３
に示すようなドアトリム１１ｂの表皮材と同一の材料で
あるファブリック布２０で覆うようにすれば、見栄えを
良くすることができる。また、折畳んだエアバッグ１６
の表面となる部分を、ファブリック調に加工しても同様
の効果が得られる。
置において、エアバッグモジュール１３の外側を、図３
に示すようなドアトリム１１ｂの表皮材と同一の材料で
あるファブリック布２０で覆うようにすれば、見栄えを
良くすることができる。また、折畳んだエアバッグ１６
の表面となる部分を、ファブリック調に加工しても同様
の効果が得られる。
【００１３】なお、上記実施例においては、エアバッグ
１６の折畳み形状を保持させる手段として縫製糸を用い
た場合について説明したが、糸で縫う代りに、接着力が
あまり強くなく、所定以上の力で剥離可能な接着剤や両
面接着テープ等を用いて、折畳んだエアバッグ１６の重
なり部分を、所定のピッチで互いに接着しても同様の効
果が得られる。
１６の折畳み形状を保持させる手段として縫製糸を用い
た場合について説明したが、糸で縫う代りに、接着力が
あまり強くなく、所定以上の力で剥離可能な接着剤や両
面接着テープ等を用いて、折畳んだエアバッグ１６の重
なり部分を、所定のピッチで互いに接着しても同様の効
果が得られる。
【００１４】また、上記実施例においては、エアバッグ
１６をサイドドア１１内に収容したサイドエアバッグ装
置の場合について説明したが、他にセンタピラーやルー
フあるいはインストルメントパネル等にエアバッグを収
容した側面衝突用エアバッグ装置および正面衝突用エア
バッグ装置にも好適に実施することができる。
１６をサイドドア１１内に収容したサイドエアバッグ装
置の場合について説明したが、他にセンタピラーやルー
フあるいはインストルメントパネル等にエアバッグを収
容した側面衝突用エアバッグ装置および正面衝突用エア
バッグ装置にも好適に実施することができる。
【００１５】
【発明の効果】以上、説明したようにこの発明のエアバ
ッグ装置は、縫製あるいは接着等の折畳み形状保持手段
によってエアバッグを、折畳んだ状態でサイドドア内等
の車室内壁部に収容したので、エアバッグ膨出用の開口
を覆う蓋体がなくても、収容したエアバッグの折畳み形
状を保持することができ、エアバッグ膨出用の開口を広
く形成することができる。
ッグ装置は、縫製あるいは接着等の折畳み形状保持手段
によってエアバッグを、折畳んだ状態でサイドドア内等
の車室内壁部に収容したので、エアバッグ膨出用の開口
を覆う蓋体がなくても、収容したエアバッグの折畳み形
状を保持することができ、エアバッグ膨出用の開口を広
く形成することができる。
【図１】この発明の一実施例のエアバッグの配置を示す
サイドドアの斜視図である。
サイドドアの斜視図である。
【図２】図１に示したサイドドアの断面側面図である。
【図３】収容したエアバッグの表面をファブリック布で
覆った例を示すサイドドアの断面側面図である。
覆った例を示すサイドドアの断面側面図である。
【図４】従来のエアバッグの展開状態を示す説明図であ
る。
る。
１１ サイドドア １２ アームレスト １３ エアバッグモジュール １４ ケース １５ インフレータ １６ エアバッグ １７ 糸 ２０ ファブリック布
Claims (1)
- 【請求項１】 衝突時にエアバッグを車室内側に膨張さ
せて乗員を二次衝突から保護するエアバッグ装置におい
て、 縫製あるいは接着等の折畳み形状保持手段によって前記
エアバッグを、折畳んだ状態でサイドドア内等の車室内
壁部に収容したことを特徴とするエアバッグ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3349055A JPH05155304A (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | エアバッグ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3349055A JPH05155304A (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | エアバッグ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05155304A true JPH05155304A (ja) | 1993-06-22 |
Family
ID=18401191
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3349055A Pending JPH05155304A (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | エアバッグ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05155304A (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03136943A (ja) * | 1989-10-24 | 1991-06-11 | Ikeda Bussan Co Ltd | エアバッグ装置 |
| JP3100556B2 (ja) * | 1996-09-03 | 2000-10-16 | 株式会社エイ・ティ・アール音声翻訳通信研究所 | 品詞付与装置 |
-
1991
- 1991-12-06 JP JP3349055A patent/JPH05155304A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03136943A (ja) * | 1989-10-24 | 1991-06-11 | Ikeda Bussan Co Ltd | エアバッグ装置 |
| JP3100556B2 (ja) * | 1996-09-03 | 2000-10-16 | 株式会社エイ・ティ・アール音声翻訳通信研究所 | 品詞付与装置 |
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