JPH05155196A - プロッタ用の用紙固定シート材 - Google Patents

プロッタ用の用紙固定シート材

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JPH05155196A
JPH05155196A JP32476391A JP32476391A JPH05155196A JP H05155196 A JPH05155196 A JP H05155196A JP 32476391 A JP32476391 A JP 32476391A JP 32476391 A JP32476391 A JP 32476391A JP H05155196 A JPH05155196 A JP H05155196A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
plotter
adhesive
sheet material
adhesive layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP32476391A
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English (en)
Inventor
Yotaro Yano
洋太郎 矢野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Roland DG Corp
Original Assignee
Roland DG Corp
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Publication date
Application filed by Roland DG Corp filed Critical Roland DG Corp
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Publication of JPH05155196A publication Critical patent/JPH05155196A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、プロッタ上で用紙を確実に固定す
るとともに容易に着脱可能として、しかも、この用紙に
皺やカールが発生するのを防止することを目的とする。 【構成】 本発明によるプロッタ用の用紙固定シート材
1は、シート状基材2の両面にそれぞれ接着力の異なる
接着層3,4を形成するとともに、これら両接着層3,
4のうち少なくとも接着力の小さい方の接着層3を不連
続な面からなる接着層にする構成とされる。 【効果】 プロッタ用の用紙固定シート材上の所定位置
に用紙を載置することができるので特殊形状の用紙を固
定することができ、また、このプロッタ用の用紙固定シ
ート材を既存のマグネット方式のプロッタや静電吸着方
式のプロッタに転用することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プロッタ、特にフラッ
トベッド型プロッタに用いられるプロッタ用の用紙固定
シート材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータ制御により自動的に
作図が行われるフラットベッド型のプロッタが知られて
おり、この種のプロッタの作図ボード上において用紙を
固定する方法としては以下のような方法等が知られてい
る。 (1)マグネットを用いた方法:マグネットになったベ
ースボードまたはベースボード上にマグネットシートを
敷設してそのマグネットシート上に用紙を載置するとと
もに、この用紙の周辺を磁性を有するペーパーガイドで
押さえることにより用紙をベースボードに固定する方
法。 (2)静電吸着を用いた方法:ベースボード表面に静電
気による吸着力を発生させ、この吸着力により用紙を固
定する方法。 (3)一時接着剤を用いた方法:ベースボードとそのベ
ースボードの表面に載置される用紙を一時的に接着する
ことができてその用紙を前記ベースボードから剥離する
ことができる接着剤を用いて用紙を固定する方法。 (4)ヴァキュームを用いた方法:空気を吸い込むポン
プユニットに接続されたヴァキュームテーブル上に用紙
を固定する方法。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述さ
れたような各固定方法にはそれぞれ次のような問題点が
あった。 (1)マグネットを用いた方法:マグネットシートまた
はマグネットになったベースボードから用紙が浮き上が
り易く、固定性能が良くない。また、用紙が浮き上がる
と用紙から離れているべきペンが浮き上がった用紙に触
れることがある。ペーパーガイドの置き方が悪いとペー
パーガイド上にペン先が降りて作図不能となることがあ
り、また、作図領域を狭めてしまうこともある。また、
2乃至数個のペーパーガイドを必要とするため、用紙の
着脱時に操作の手順が悪くなることが避けられない。 (2)静電吸着を用いた方法:用紙の種類に応じてその
用紙の物性が変化すると、この変化の範囲または前記用
紙の厚みによってその用紙を十分に固定できないことが
ある。また、温度または湿度が低下すると(作業環境が
5℃または20%程度以下)吸着性能が低下する。 (3)一時接着剤を用いた方法:用紙をベースボードか
ら剥離した後、一時接着剤の影響でその用紙にカールが
発生する,その用紙が延びる等の不具合を生じる。ま
た、この方法を繰り返し用いるとベースボードから用紙
へ接着剤が移行するため、固定性能が劣化し、特に固定
面に埃等が付着すると接着力の再生が困難となる。ま
た、用紙とベースボードとの間に空気を抱き込むと作図
が適切に行われない。 (4)ヴァキュームを用いた方法:この方法は通常大型
の製図機等に適用されており、装置が大掛かりなものと
なり易い。また、本発明によるプロッタ用の用紙固定シ
ート材が用いられるに好適な作図装置等において用紙の
固定にヴァキュームテーブルを使用する場合には、用紙
の性状によってヴァキュームテーブルの種類を選択する
必要がある。
【0004】本発明は前述されたような多くの問題点に
鑑みてなされたものであって、用紙を確実に固定できる
とともに容易に着脱可能とし、しかも、この用紙に皺や
カールが発生することのないプロッタ用の用紙固定シー
ト材を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のプロッタ用の用
紙固定シート材は、シート状基材の両面にそれぞれ接着
力の異なる接着層を形成するとともに、これら両接着層
のうち少なくとも接着力の小さい方の接着層を不連続な
面からなる接着層にすることを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明によるプロッタ用の用紙固定シート材
は、フラットベッド型のプロッタに使用される際、この
プロッタの作図ボード上に接着力の大きい方の接着層が
当接されて載置され、接着力の小さい方の接着層上の所
定の位置に用紙が載置,止着された状態でその用紙に作
図が施される。したがって、前記プロッタの作図ボード
上にプロッタ用の用紙固定シート材を介して用紙が固定
される。また、接着力の小さい方の接着層が不連続な面
からなる接着層とされているため、用紙とプロッタ用の
用紙固定シート材との間の非接着剤部、すなわちプロッ
タ用の用紙固定シート材の用紙に対する接着剤部以外の
部分は通気路となる。このため、用紙とプロッタ用の用
紙固定シート材との間に空気が滞留されることなく排除
される。
【0007】また、作図後、用紙をプロッタ用の用紙固
定シート材から剥離する際には、前記非接着剤部が前記
接着剤部に対してかなりの比率を占めているため、用紙
はプロッタ用の用紙固定シート材から容易に剥離され
る。さらに、前記作図ボード側の接着層の接着力が大き
くされ、前記用紙側の接着層の接着力が小さくされてい
るため、作図後、用紙をプロッタ用の用紙固定シート材
から剥離する際にその用紙とともにプロッタ用の用紙固
定シート材が前記作図ボードから剥がれない。
【0008】
【実施例】次に、本発明の具体的な一実施例について図
面を参照しつつ説明する。本発明によるプロッタ用の用
紙固定シート材の一例が図1に示されている。このプロ
ッタ用の用紙固定シート材1は、基材2の上面に不連続
のスポット状の面域とされた多数の接着剤部よりなる第
一の接着層3が施され、下面に第一の接着層3よりも接
着力の強い第二の接着層4が施された層構成とされてい
る。
【0009】このプロッタ用の用紙固定シート材1は以
下のような工程により作成される。まず、下面に発砲ウ
レタンコーティングによる第二の接着層4が形成された
基材2を準備する。この基材2としては、例えば白色ポ
リエチレンを使用することができ、第二の接着層4とし
ては、例えばステラフォーム(ステラニック(株)製)
を使用することができる。なお、このステラフォームは
そのほぼ全面に図示されない多数の微細吸盤孔が設けら
れ、これら微細吸盤孔により接着力が大きくなる。次い
で、基材2と略同形であって複数個の孔5が設けられた
吸着アプリケーター6(図2に示す。)が基材2の上面
に重ね合わせられる。なお、吸着アプリケーター6は、
片面に図示されない白色クリアフィルムが積層され、他
面に所定の接着剤(例えば、前記ステラフォーム)が塗
布された構成とされ、この吸着アプリケーター6の接着
剤面が基材2の上面に仮り止めされる。次いで、この吸
着アプリケーター6の上面から、例えばスプレー糊のよ
うな一時接着剤が噴霧により塗布される。この際、吸着
アプリケーター6と基材2とは吸着アプリケーター6に
塗布された前記接着剤により仮着されているため、吸着
アプリケーター6が基材2からずれたり剥がれたりする
ことはない。この後、基材2から吸着アプリケーター6
が剥離されて基材2に第一の接着層3が形成される。な
お、前記一時接着剤としてはデザインボンド(住友スリ
ーエム(株)製)等の除去可能で再使用可能な接着剤を
用いることができる。
【0010】フラットベッド型プロッタの作図ボード上
における用紙への作図は、図3に示されているように、
まず、プロッタ用の用紙固定シート材1の第二の接着層
4面が作図ボード7上に当接されるようにそのプロッタ
用の用紙固定シート材1を作図ボード7上に載置する。
次いで、このプロッタ用の用紙固定シート材1上の所定
の位置に用紙8を載置する。なお、フラットベッド型プ
ロッタ9はそれ自体公知のものであって、基本的にはプ
ロッタ本体10上に配設された作図ボード7と、この作
図ボード7上に架設されたレール11と、このレール1
1上を移動するペンキャリッジ12に保持されたペン1
3と、レール11とペンキャリッジ12とを進退動させ
る図示されない駆動装置等により構成されている。
【0011】このフラットベッド型プロッタ9におい
て、用紙8への作図後、この用紙8は作図ボード7から
剥離されるが、この際、第二の接着層4の接着力は第一
の接着層3の接着力よりも強くされているため、用紙8
とともにプロッタ用の用紙固定シート材1が作図ボード
7から剥離されることはなく、用紙8のみを容易に剥離
することができる。
【0012】なお、本発明において、プロッタ用の用紙
固定シート材の接着力とは被接着物との接着性の大きさ
を言い、このプロッタ用の用紙固定シート材の両面それ
ぞれに同じ被吸着物を接着させた場合の接着力が同じま
たは小さくとも、使用の際に対応する被接着物との接着
力が大きければ接着力は大きいとする。また、本発明に
おけるプロッタ用の用紙固定シート材を構成する接着力
の小さい接着層(第一の接着層)の接着力は、作図に使
用される用紙の材質等によって変更することができ、こ
の場合、接着力の大きい接着層(第二の接着層)の接着
力は当然前記第一の接着層の接着力に対応させてその第
一の接着層の接着力よりも大きくする。
【0013】なお、プロッタ用の用紙固定シート材1の
第一の接着層3を構成する一時接着剤の接着力は数十回
程度の使用(作図)に耐えるように調整されている。し
かしながら、前記一時接着剤の接着力が低下した際に
は、イソプロピルアルコール(IPA)等よりなる専用
クリーナーを用いてプロッタ用の用紙固定シート材1よ
り前記一時接着剤を取り除いた後、再度吸着アプリケー
ター6を用いて一時接着剤を塗布することによりプロッ
タ用の用紙固定シート材1を繰り返し使用することがで
きる。また、吸着アプリケーター6に積もり溜まった一
時接着剤についても前記専用クリーナーを用いて取り除
くことができる。
【0014】また、吸着アプリケーター6に設けられた
孔5の形状は本実施例の配列のものに限定されるもので
はなく、例えば複数本のスリット状の孔とすることもで
きる。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明は構成されているの
で、用紙を確実に固定できるとともに容易に着脱可能と
して、しかも、この用紙に皺やカールが発生するのを防
ぐことができる。また、本発明によるプロッタ用の用紙
固定シート材の所定の位置に用紙を載置することができ
るので、特殊形状の用紙を固定することもできる。ま
た、本発明によるプロッタ用の用紙固定シート材を既存
のマグネット方式のプロッタや静電吸着方式のプロッタ
に転用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のプロッタ用の用紙固定シー
ト材の層構成図である。
【図2】本発明の一実施例のプロッタ用の用紙固定シー
ト材を作成する際に用いる吸着アプリケーターの平面図
である。
【図3】本発明の一実施例のプロッタ用の用紙固定シー
ト材を用いてフラットベッド型プロッタ上で用紙に作図
を施す際の状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 プロッタ用の用紙固定シート材 2 基材 3 第一の接着層 4 第二の接着層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状基材の両面にそれぞれ接着力の
    異なる接着層を形成して、これら両接着層のうち少なく
    とも接着力の小さい方の接着層を不連続な面からなる接
    着層にすることを特徴とするプロッタ用の用紙固定シー
    ト材。
  2. 【請求項2】 前記接着力の大きな接着層が多数の微細
    吸盤孔を有する接着層からなり、接着力の小さな接着層
    が塗布および除去の可能なのり状接着剤からなる請求項
    1に記載のプロッタ用の用紙固定シート材。
JP32476391A 1991-12-09 1991-12-09 プロッタ用の用紙固定シート材 Pending JPH05155196A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32476391A JPH05155196A (ja) 1991-12-09 1991-12-09 プロッタ用の用紙固定シート材

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JP32476391A JPH05155196A (ja) 1991-12-09 1991-12-09 プロッタ用の用紙固定シート材

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Publication Number Publication Date
JPH05155196A true JPH05155196A (ja) 1993-06-22

Family

ID=18169406

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32476391A Pending JPH05155196A (ja) 1991-12-09 1991-12-09 プロッタ用の用紙固定シート材

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JP (1) JPH05155196A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105774323A (zh) * 2016-02-21 2016-07-20 河南工程学院 一种平面设计用组合绘图板

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105774323A (zh) * 2016-02-21 2016-07-20 河南工程学院 一种平面设计用组合绘图板

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