JPH0515493U - スイツチング電源用プリント配線基板の配線構造 - Google Patents
スイツチング電源用プリント配線基板の配線構造Info
- Publication number
- JPH0515493U JPH0515493U JP6085491U JP6085491U JPH0515493U JP H0515493 U JPH0515493 U JP H0515493U JP 6085491 U JP6085491 U JP 6085491U JP 6085491 U JP6085491 U JP 6085491U JP H0515493 U JPH0515493 U JP H0515493U
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- Japan
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- printed wiring
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- mode choke
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- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】コンバータトランスからコモンモードチョーク
コイルに対する雑音電圧をシールド板によってカットす
るのではなく、プリント配線基板に配線するときに同時
にそのシールド板と同等の機能を果たす配線パターンを
形成することで安価でかつ容易に該雑音電圧をカットな
いしは抑制できるようにする。 【構成】プリント配線基板PB1,PB2は、それぞれ
の裏面側が相対向した状態で所定間隔を隔てて並行配置
されている状態でコモンモードチョークコイルL1,L
2とコンバータトランスCTとが近接されている。第1
のプリント配線基板PB1の裏面側には、該コモンモー
ドチョークコイルL1,L2とコンバータトランスCT
との間を電磁的にシールドする配線パターンHP5が形
成されている。
コイルに対する雑音電圧をシールド板によってカットす
るのではなく、プリント配線基板に配線するときに同時
にそのシールド板と同等の機能を果たす配線パターンを
形成することで安価でかつ容易に該雑音電圧をカットな
いしは抑制できるようにする。 【構成】プリント配線基板PB1,PB2は、それぞれ
の裏面側が相対向した状態で所定間隔を隔てて並行配置
されている状態でコモンモードチョークコイルL1,L
2とコンバータトランスCTとが近接されている。第1
のプリント配線基板PB1の裏面側には、該コモンモー
ドチョークコイルL1,L2とコンバータトランスCT
との間を電磁的にシールドする配線パターンHP5が形
成されている。
Description
【0001】
本考案は、スイッチング電源用プリント配線基板の配線構造に関する。
【0002】
スイッチング電源として図2に示すような周知のものがある。このスイッチン グ電源においては、入力端子IN,INとコンバータトランスCTの一次側巻線 一端との間に、雑音電圧抑制用としてのノイズフィルタNFと、交流入力の整流 平滑用としての第1の整流平滑回路RH1とがこの順序で接続されている。コン バータトランスCTの二次側巻線と出力端子OUT,OUTとの間には、該二次 側巻線に誘起の交流の整流平滑用としての第2の整流平滑回路RH2が接続され ている。
【0003】 コンバータトランスCTの一次側巻線他端にはスイッチング素子としてのスイ ッチングトランジスタSWのコレクタが接続されている。第2の整流平滑回路R H2出力は帰還回路FCを介して制御回路CCに与えられる。帰還回路FCはス イッチング電源の電圧変動を検出し、その検出を制御回路CCに帰還させる。制 御回路CCにおいては、スイッチング電源の電圧出力を安定化させるように、帰 還回路FC出力に応答してスイッチング素子SWをスイッチング駆動する。
【0004】 このような回路構成のスイッチング電源においては、1枚のプリント配線基板 に平面的にそれを構成する各電子部品のすべてを搭載させたのでは全体のサイズ が大型化してしまうから、これを避けるためにも、図3および図4にそれぞれ示 すように2枚のプリント配線基板PB1,PB2を上下に対向させた状態に配備 するとともに、それを構成する各電子部品を2枚のプリント配線基板PB1,P B2に各別に搭載するようにして平面的なサイズを小型にできるようにしたもの がある。
【0005】 これらの図を参照して従来例のプリント配線基板の配線構造について説明する 。図3は2枚のプリント配線基板を側面から見た状態を示しており、図4は、第 1のプリント配線基板を裏面側から見た状態を示している。また、これらの図の プリント配線基板は従来例の課題の説明に必要となる要部のみが示されている。 第1のプリント配線基板PB1の表面にはノイズフィルタNFを構成するコンデ ンサC1,C2と、コモンモードチョークコイルL1,L2とが搭載されている 。第1のプリント配線基板PB1の裏面側には入力端子IN,INに接続される 図で上下一対の配線パターンHP1,HP2と、第1の整流平滑回路RH1の各 入力部に接続される図で上下一対の配線パターンHP3,HP4とがハッチング で示されており、入力端子IN,IN側の一対の配線パターンHP1,HP2間 には第1のプリント配線基板PB1の表面側に実装されてあるコンデンサC1の リードC1aが半田付けされている。第1の整流平滑回路RH1の各入力部に接 続される一対の配線パターンHP3,HP4間には第1のプリント配線基板PB 1の表面側に実装されてあるコンデンサC2のリードC2aが半田付けされてい る。そして、配線パターンHP1とHP3間には、第1のプリント配線基板PB 1の表面側に実装の一方側コモンモードチョークコイルL1の端部Laが、配線 パターンHP2,HP4間には、同じく第1のプリント配線基板PB1の表面側 に実装の他方側コモンモードチョークコイルL2の端部La′(図にあらわれな い)が、それぞれ、半田付けされている。
【0006】 また、第2のプリント配線基板PB2の表面側にはコンバータトランスCTが 搭載されている。その第2のプリント配線基板PB2の裏面側には図に示してい ないが、該コンバータトランスCTのリードCTaが配線パターンに半田付けさ れている。そして、両プリント配線基板PB1,PB2間には絶縁シートZSが 介在されており、この絶縁シートZSによって耐圧の対策が施されている。
【0007】
このようなプリント配線基板の配線構造においては、両プリント配線基板PB 1,PB2を介して相対向しているコモンモードチョークコイルL1,L2とコ ンバータトランスCTとが距離的に近いことから、入力端子IN,INからの雑 音電圧抑制用であるコモンモードチョークコイルL1,L2に対して、コンバー タトランスCTからの雑音電圧が直接与えられるような状態となっている。
【0008】 このような状態では、コモンモードチョークコイルL1,L2の雑音電圧抑制 用としての機能に支障を来すものとなり、不都合であるから、同じく図2に示す ように両プリント配線基板PB1,PB2間の絶縁シートZSに代えて、金属板 を絶縁物でサンドイッチ状に挟んだようにしてなるシールド板を入れ、このシー ルド板によってコンバータトランスCTからコモンモードチョークコイルL1, L2に対して雑音電圧が入らないようにしていた。
【0009】 しかしながら、このような雑音電圧対策では、シールド板のコストが高くつく うえ、シールド板を両プリント配線基板PB1,PB2間に対して電気的・機械 的に接続する作業が特段に必要となり、その作業工数によって製造の歩留まりが 低下するのみならずコストも余計にかかるものとなる。
【0010】 したがって、本考案においては、コンバータトランスからコモンモードチョー クコイルに対する雑音電圧をシールド板によってカットするのではなく、プリン ト配線基板に配線するときに同時にそのシールド板と同等の機能を果たす配線パ ターンを形成することで安価でかつ容易に該雑音電圧をカットないしは抑制でき るようにすることを目的としている。
【0011】
このような目的を達成するために、本考案においては、コモンモードチョーク コイルが表面に搭載されている第1のプリント配線基板の裏面側に、該コモンモ ードチョークコイルと、第2のプリント配線基板表面側のコンバータトランスと の間を電磁的にシールドすることのできる配線パターンを形成したことに特徴が ある。
【0012】
該第1のプリント配線基板の裏面側の配線パターン形成と同時に、コモンモー ドチョークコイルとコンバータトランスとを電磁的にシールドすることのできる 配線パターンを形成されるから、該電磁シールドのための工数としては何等増加 することがない。
【0013】
以下、本考案の一実施例を図面を参照して詳細に説明する。
【0014】 図1は、本実施例に係るスイッチング電源用プリント配線基板の配線構造の説 明に供するものであって、第1のプリント配線基板の裏面側を示す平面図である 。
【0015】 本実施例のプリント配線基板の配線構造においては、図1に示すように、コモ ンモードチョークコイルL1,L2が表面に搭載されている第1のプリント配線 基板PB1の裏面側に、該コモンモードチョークコイルL1,L2と、第2のプ リント配線基板PB2表面側のコンバータトランスCTとの間を電磁的にシール ドすることのできる配線パターンHP5を形成したことに特徴がある。
【0016】 この電磁シールド用の配線パターンHP5にあっては、第1のプリント配線基 板PB1の裏面側に形成する他の配線パターンHP1〜HP4のパターン形成と 同時に形成することができるから、従来例のようなシールド板によるものとは異 なってその工数が何等増加することがない。
【0017】
以上説明したことから明らかなように、本考案によれば、コモンモードチョー クコイルが表面に搭載されている第1のプリント配線基板の裏面側に、該コモン モードチョークコイルと、第2のプリント配線基板表面側のコンバータトランス との間を電磁的にシールドすることのできる配線パターンを形成するようにした から、該電磁シールドのための工数としては何等増加することがなくなり、した がって、従来例のように両プリント配線基板間の絶縁シートに代えて、金属板を 絶縁物でサンドイッチ状に挟んだようにしてなるシールド板を入れてコンバータ トランスからコモンモードチョークコイルに対して雑音電圧が入らないようして いたものとは異なって、作業工数が減少することで製造の歩留まりを向上させる ことができるのみならずコストも低減させることができる。
【図1】本考案の実施例に係るスイッチング電源用プリ
ント配線基板における第1のプリント配線基板の裏面側
の要部の平面図である。
ント配線基板における第1のプリント配線基板の裏面側
の要部の平面図である。
【図2】スイッチング電源の概略化回路図である。
【図3】従来例のプリント配線基板における第1および
第2のプリント配線基板それぞれの側面の要部の側面図
である。
第2のプリント配線基板それぞれの側面の要部の側面図
である。
【図4】従来例における第1のプリント配線基板の裏面
側の要部の平面図である。
側の要部の平面図である。
IN,IN 入力端子 NF ノイズフィルタ L1,L2 コモンモードチョークコイル CT コンバータトランス PB1,PB2 プリント配線基板 HP1〜HP5 配線パターン
Claims (1)
- 【請求項1】 入力端子(IN,IN)とコンバータト
ランス(CT)の一次側巻線一端との間に、雑音電圧抑
制用としてのノイズフィルタ(NF)と、交流入力の整
流平滑用としての第1の整流平滑回路(RH1)とがこ
の順序で接続され、該コンバータトランス(CT)の二
次側巻線と出力端子(OUT,OUT)との間に、該二
次側巻線に誘起の交流の整流平滑用としての第2の整流
平滑回路(RH2)が接続され、かつ、該一次側巻線他
端にスイッチング素子(SW)が接続されてなるスイッ
チング電源において、 第1のプリント配線基板(PB1)の表面に、前記ノイ
ズフィルタ(NF)を構成するコモンモードチョークコ
イル(L1,L2)が、また、第2のプリント配線基板
(PB2)の表面にコンバータトランス(CT)が、そ
れぞれ、配備されており、 両プリント配線基板(PB1,PB2)は、それぞれの
裏面側が相対向した状態で所定間隔を隔てて並行配置さ
れているとともに、該配置状態でコモンモードチョーク
コイル(L1,L2)とコンバータトランス(CT)と
が近接されており、 前記第1のプリント配線基板(PB1)の裏面側には、
該コモンモードチョークコイル(L1,L2)とコンバ
ータトランス(CT)との間を電磁的にシールドする配
線パターン(HP5)が形成されていることを特徴とす
るスイッチング電源用プリント配線基板の配線構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6085491U JPH0515493U (ja) | 1991-08-01 | 1991-08-01 | スイツチング電源用プリント配線基板の配線構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6085491U JPH0515493U (ja) | 1991-08-01 | 1991-08-01 | スイツチング電源用プリント配線基板の配線構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0515493U true JPH0515493U (ja) | 1993-02-26 |
Family
ID=13154389
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6085491U Pending JPH0515493U (ja) | 1991-08-01 | 1991-08-01 | スイツチング電源用プリント配線基板の配線構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0515493U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60153195A (ja) * | 1984-01-20 | 1985-08-12 | マスプロ電工株式会社 | 電子機器 |
-
1991
- 1991-08-01 JP JP6085491U patent/JPH0515493U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60153195A (ja) * | 1984-01-20 | 1985-08-12 | マスプロ電工株式会社 | 電子機器 |
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