JPH0515469A - 便座用テイツシユペーパー - Google Patents

便座用テイツシユペーパー

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JPH0515469A
JPH0515469A JP3332108A JP33210891A JPH0515469A JP H0515469 A JPH0515469 A JP H0515469A JP 3332108 A JP3332108 A JP 3332108A JP 33210891 A JP33210891 A JP 33210891A JP H0515469 A JPH0515469 A JP H0515469A
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JP
Japan
Prior art keywords
alcohol
paper
toilet seat
dissolved
denatured
Prior art date
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Pending
Application number
JP3332108A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Kashima
健司 鹿島
Chikashige Iwamoto
周栄 岩本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP3332108A priority Critical patent/JPH0515469A/ja
Publication of JPH0515469A publication Critical patent/JPH0515469A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 炭素数3以下のアルコールを水解紙に含浸さ
せた便座用ティッシュペーパーであって、前記アルコー
ルは炭素数3以下の変性アルコールを有効成分量として
いると共に、殺菌剤を約0.01〜0.02%溶解して
いる。 【効果】 アルコール成分が揮発し易く、洋式トイレの
便座表面は清拭した直後に乾燥するので、すぐに便器を
使用することができる。また、乾燥した便座表面にこの
殺菌剤がほとんど残らず、人体への影響はなく、また便
器内にすてて水洗しても浄化槽に影響を与えず、安全
性、無公害性に優れたものとなる。さらに、アルコール
成分が揮発するときにも臭いが少なく、使用者に不快感
を与えることがない。しかも、便座表面を清拭した後そ
のまま便器内にすてれば短時間で解けるので、水洗して
も便器が詰まるようなことはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、洋式トイレの便座表
面を使用前に清拭するための便座用ティッシュペーパー
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、水、アルコール等を不織布や紙に
含浸させた、一般に「ぬれティッシュ」と呼ばれている
ティッシュペーパーが、おしぼり等として多く使用され
ている。また、特開昭59−144426号公報に開示
されたように、水解紙に化粧品用油性原料及び界面活性
剤を含浸させた構成とし、皮膚の色々な汚れを拭き清め
た後、便器内に捨てられるようにした水洗性清拭紙が存
在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、洋式ト
イレの便座表面を上記ぬれティッシュを用いて清拭して
も、表面的な汚れは落とすことができるが、殺菌や除菌
作用はほとんどなく、便座表面を完全な衛生状態にまで
消毒することはできなかった。又、上記ぬれティッシュ
には、水で希釈した含浸剤を含浸させていたため、水に
溶解しにくい不織布や紙を使用しなければならなかっ
た。そのため、使用後のぬれティッシュを、便器内にす
てて水洗することができず、トイレ内に備えた塵箱にす
てなければならなかった。使用後のぬれティッシュを便
器内にすてると、ぬれティッシュが、便器や下水パイプ
に詰まって水が流れなくなったり、浄化槽が詰まって浄
化不能になる原因となった。
【0004】さらに、洋式トイレの便座表面を上記水洗
性清拭紙を用いて清拭しても、殺菌や除菌作用は充分で
はなく、又、化粧品用油性原料が揮発し難く、便座表面
の乾きが悪くなり、便座を清拭するのには適当ではなか
った。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
記従来の課題を解決するためになされたものであり、そ
の構成を、炭素数3以下のアルコールを水解紙に含浸さ
せた便座用ティッシュペーパーであって、前記アルコー
ルは炭素数3以下の変性アルコールを有効成分量として
いると共に、殺菌剤を約0.01〜0.02%溶解した
便座用ティッシュペーパーとしている。
【0006】炭素数3以下のアルコールとしては、メタ
ノール、エタノール、イソプロピルアルコールが挙げら
れる。炭素数3以下の変性アルコールとしては、ショ糖
変性アルコール、特に8−アセチル化ショ糖変性エタノ
ールが好ましい。この変性アルコールの有効成分量と
は、アルコール成分が揮発するときの臭いを低減させる
のに有効な量をいうが、全量が変性アルコールであって
もよい。
【0007】尚、通常市販されているアルコールには、
数パーセントの水分が含まれているが、この程度の水分
であれば水解紙にほとんど影響を与えず、このようなア
ルコールであっても本発明において使用することができ
るのは言うまでもない。殺菌剤としては、アルコールに
溶解するものであれば特に限定されることはなく、カチ
オン界面活性剤やアニオン界面活性剤等が使用される。
カチオン界面活性剤としては、アルキルトリメチルアン
モニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アル
キルジメチルベンジルアンモニウム塩、アルキルピリジ
ウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、ジアルキルモル
ホリニウム塩等の四級アンモニウム塩が挙げられ、アニ
オン界面活性剤としては、アミノ酸、コラーゲン加水分
解物と高級脂肪酸縮合物であるN−アシルサルコシン塩
等が挙げられる。
【0008】水解紙としては、パルプ、レーヨン、ポリ
ビニルアルコール(以下PVAと略称する)から選択さ
れる少なくとも一種からなるものを使用したが、特に限
定されることはなく、任意のものが使用される。尚、こ
こでいう水解紙とは、紙を構成する繊維間の接着力が、
ドライの状態ではその成形加工及び拭く等の機能に必要
なだけの強度を最低限有するが、水に浸されたウエット
の状態では、その接着力が極端に低下し、何らかの外力
を与えると容易に分解ないし分散する性状を有する紙を
意味する。したがって、この発明に使用しうる水解紙
は、前述のものに限定されるものではなく、上述したよ
うな性状、すなわち水解性を有する紙であればすべて含
まれる。
【0009】
【作用】上記手段を施した結果、本発明品は、次のよう
な作用を有する。本発明品は炭素数3以下のアルコール
を用いているため、アルコール成分が揮発し易く、洋式
トイレの便座表面は清拭した直後に乾燥する。また、本
発明品は殺菌剤の溶解量も極微量であるので、清拭後、
乾燥した便座表面にこの殺菌剤がほとんど残らず、人体
への影響はなく、また便器内にすてて水洗しても浄化槽
に影響を与えない。さらに、本発明品は変性アルコール
を有効成分量としているため、アルコール成分が揮発す
るときにも臭いが少ない。しかも、本発明品は水解紙を
用いているため、便座表面を清拭した後そのまま便器内
にすてれば短時間で解ける。
【0010】
【実施例】以下、この発明の構成を実施例として示した
図面に従って説明する。1は水解紙であり、次のA、B
に記したような原料割合としたものを使用している。
【0011】A…レーヨン:PVA=95:5 B…レーヨン:パルプ:PVA=67:28:5 この水解紙1には、炭素数3以下のアルコールとしてイ
ソプロピルアルコールを、炭素数3以下の変性アルコー
ルとして8−アセチル化ショ糖変性エタノールを用い、
これに表1に記したような各種の殺菌剤を溶解させたも
のを含浸させている。
【0012】上記水解紙1は、携帯用として使用する場
合には図2に示したように、ポリエチレンやアルミ箔等
の袋2に小さく折り畳んで密封包装される。尚、必要に
応じアルコール成分には香料、消臭剤等、適宜の助剤を
添加することもできる。
【0013】
【表1】
【0014】次に、この発明に係る便座用ティッシュペ
ーパーを使用した場合の殺菌、除菌作用について述べ
る。先ず、生菌数用標準寒天のスタンプ培地を用いて、
各種公共施設等の洋式トイレの便座表面の一般細菌の菌
数を調べた。次いで、この発明の便座用ティッシュペー
パーを用いて前記の便座表面を清拭後、同じく上記のス
タンプ培地を用いて菌数を調べた。その結果を表2及び
表3に示す。
【0015】
【表2】
【0016】
【表3】
【0017】
【発明の効果】この発明に係る便座用ティッシュペーパ
ーは、以上に述べたように構成されているので、次のよ
うな効果を有する。本発明品は炭素数3以下のアルコー
ルを用いているため、アルコール成分が揮発し易く、洋
式トイレの便座表面は清拭した直後に乾燥するので、す
ぐに便器を使用することができる。また、本発明品は殺
菌剤の溶解量も極微量であるので、清拭後、乾燥した便
座表面にこの殺菌剤がほとんど残らず、人体への影響は
なく、また便器内にすてて水洗しても浄化槽に影響を与
えず、安全性、無公害性に優れたものとなる。さらに、
本発明品は変性アルコールを有効成分量としているた
め、アルコール成分が揮発するときにも臭いが少なく、
使用者に不快感を与えることがない。しかも、本発明品
は水解紙を用いているため、便座表面を清拭した後その
まま便器内にすてれば短時間で解けるので、水洗しても
便器が詰まるようなことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る便座用ティッシュペーパーの斜
視図である。
【図2】この発明に係る便座用ティッシュペーパーを小
さく折り畳んで袋に密封した状態を示す部分切欠斜視図
である。
【符号の説明】
1 水解紙

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 炭素数3以下のアルコールを水解紙に含
    浸させた便座用ティッシュペーパーであって、前記アル
    コールは炭素数3以下の変性アルコールを有効成分量と
    していると共に、殺菌剤を約0.01〜0.02%溶解
    していることを特徴とする便座用ティッシュペーパー。
JP3332108A 1991-12-16 1991-12-16 便座用テイツシユペーパー Pending JPH0515469A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0788058A (ja) * 1993-09-24 1995-04-04 Matsuo Seitai Butsuri Kenkyusho:Kk 基 布
JP2004358027A (ja) * 2003-06-06 2004-12-24 Lintec Corp 消臭剤組成物および水解性消臭体

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6340555A (ja) * 1986-08-06 1988-02-20 小林製薬株式会社 便座用テイツシユペ−パ−

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