JPH05154465A - 廃液加熱処理装置 - Google Patents
廃液加熱処理装置Info
- Publication number
- JPH05154465A JPH05154465A JP34911991A JP34911991A JPH05154465A JP H05154465 A JPH05154465 A JP H05154465A JP 34911991 A JP34911991 A JP 34911991A JP 34911991 A JP34911991 A JP 34911991A JP H05154465 A JPH05154465 A JP H05154465A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat treatment
- treatment tank
- waste liquid
- heating treatment
- tank
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- Pending
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- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
- Heat Treatment Of Water, Waste Water Or Sewage (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 病原菌等を含む廃液を、熱効率良く加熱処理
できる廃液加熱処理装置を提供する。 【構成】 廃液を加熱処理する複数の加熱処理槽と、前
記複数の加熱処理槽に廃液を選択的に供給するバルブ
と、前記複数の加熱処理槽を各々選択的に加熱する加熱
手段と、前記複数の加熱処理槽を各々選択的に冷却する
手段とを有して成る廃液加熱処理装置であって、少なく
とも1つの加熱処理槽を冷却して温まった熱媒体を、他
方の加熱処理槽に供給し、前記他方の加熱処理槽を予備
昇温する手段を有することを特徴とする廃液加熱処理装
置。
できる廃液加熱処理装置を提供する。 【構成】 廃液を加熱処理する複数の加熱処理槽と、前
記複数の加熱処理槽に廃液を選択的に供給するバルブ
と、前記複数の加熱処理槽を各々選択的に加熱する加熱
手段と、前記複数の加熱処理槽を各々選択的に冷却する
手段とを有して成る廃液加熱処理装置であって、少なく
とも1つの加熱処理槽を冷却して温まった熱媒体を、他
方の加熱処理槽に供給し、前記他方の加熱処理槽を予備
昇温する手段を有することを特徴とする廃液加熱処理装
置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、病院等の医療行為にお
いて排出される汚染血液、体液、洗浄廃水等の処理に有
利な廃液加熱処理装置に係り、詳しくは、複数の加熱処
理槽を熱効率良く動作せしめる廃液加熱処理装置に関す
る。
いて排出される汚染血液、体液、洗浄廃水等の処理に有
利な廃液加熱処理装置に係り、詳しくは、複数の加熱処
理槽を熱効率良く動作せしめる廃液加熱処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】医療行為において発生する汚染された廃
液は、汚染された状態のまま排出されてしまうか、ごく
簡便に処理された後に廃棄されることが多かった。近
年、院内感染・環境汚染の問題がクローズアップされ、
病院の廃液処理の安全性の確立が必要になっている。
液は、汚染された状態のまま排出されてしまうか、ごく
簡便に処理された後に廃棄されることが多かった。近
年、院内感染・環境汚染の問題がクローズアップされ、
病院の廃液処理の安全性の確立が必要になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような事
情に鑑み、特に環境汚染が懸念される廃液を、効率良く
省エネルギーを達成しつつ加熱処理する廃液加熱処理装
置を提供することを目的とする。
情に鑑み、特に環境汚染が懸念される廃液を、効率良く
省エネルギーを達成しつつ加熱処理する廃液加熱処理装
置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような目的
を達成するために、廃液を加熱処理する複数の加熱処理
槽と、前記複数の加熱処理槽に廃液を選択的に供給する
バルブと、前記複数の加熱処理槽を各々選択的に加熱す
る加熱手段と、前記複数の加熱処理槽を各々選択的に冷
却する手段とを有して成る廃液加熱処理装置であって、
少なくとも1つの加熱処理槽を冷却して温まった熱媒体
を、他方の加熱処理槽に供給し、前記他方の加熱処理槽
を予備昇温する手段を有することを特徴とする廃液加熱
処理装置を提供するものである。
を達成するために、廃液を加熱処理する複数の加熱処理
槽と、前記複数の加熱処理槽に廃液を選択的に供給する
バルブと、前記複数の加熱処理槽を各々選択的に加熱す
る加熱手段と、前記複数の加熱処理槽を各々選択的に冷
却する手段とを有して成る廃液加熱処理装置であって、
少なくとも1つの加熱処理槽を冷却して温まった熱媒体
を、他方の加熱処理槽に供給し、前記他方の加熱処理槽
を予備昇温する手段を有することを特徴とする廃液加熱
処理装置を提供するものである。
【0005】
【作用】本発明は、以上のような構成を採用することに
より、1つの加熱処理槽を加熱冷却処理動作中に、他の
加熱処理槽に廃液を導入し、一つの加熱処理槽の冷却処
理を行って得られる加温された熱媒体で、他方の加熱処
理槽内の廃液を予備昇温することができる。
より、1つの加熱処理槽を加熱冷却処理動作中に、他の
加熱処理槽に廃液を導入し、一つの加熱処理槽の冷却処
理を行って得られる加温された熱媒体で、他方の加熱処
理槽内の廃液を予備昇温することができる。
【0006】
【実施例】以下添付図面に従い、本発明に係る廃液加熱
処理装置の好ましい実施例を詳述する。図1において、
1は血液や体液等の廃液を発生する病院等の手術部、材
料部、検査部、病棟、外来、解剖部等の廃液発生区、2
は廃液中の固形物を濾過するスクリーン、3は廃液の流
れの開閉をするバルブであり、5は廃液流の開閉バル
ブ、6は第1の廃液加熱処理槽である。また、6Aは第
1の加熱処理槽6の加熱・冷却ジャケットである。8は
洗浄用ノズルであり、給湯装置7から供給された洗浄液
を第1の加熱処理槽6の中に分散させる。9は第1の廃
液加熱処理槽6を加熱する熱媒体を循環させるためのポ
ンプである。10は第1の加熱処理槽6からの処理廃液
を排出するバルブ、11は第1の加熱処理槽6を冷却す
る熱媒体を循環させるポンプ、12は加熱処理槽6(お
よび後述の第2の加熱処理槽19)を冷却する熱媒体を
貯蔵するタンク、13は温まった熱媒体をタンク12に
導入するためのノズルである。14および後述の15は
加熱処理槽6からの温まった熱媒体をタンク12に導く
際の開閉バルブである。16はタンクの熱媒体を加熱す
るための給湯装置で、主に冬季に補助加熱用に用いられ
る。17は給湯装置16からの給湯バルブ、18は同様
にタンク12に給湯した湯水の排出装置である。
処理装置の好ましい実施例を詳述する。図1において、
1は血液や体液等の廃液を発生する病院等の手術部、材
料部、検査部、病棟、外来、解剖部等の廃液発生区、2
は廃液中の固形物を濾過するスクリーン、3は廃液の流
れの開閉をするバルブであり、5は廃液流の開閉バル
ブ、6は第1の廃液加熱処理槽である。また、6Aは第
1の加熱処理槽6の加熱・冷却ジャケットである。8は
洗浄用ノズルであり、給湯装置7から供給された洗浄液
を第1の加熱処理槽6の中に分散させる。9は第1の廃
液加熱処理槽6を加熱する熱媒体を循環させるためのポ
ンプである。10は第1の加熱処理槽6からの処理廃液
を排出するバルブ、11は第1の加熱処理槽6を冷却す
る熱媒体を循環させるポンプ、12は加熱処理槽6(お
よび後述の第2の加熱処理槽19)を冷却する熱媒体を
貯蔵するタンク、13は温まった熱媒体をタンク12に
導入するためのノズルである。14および後述の15は
加熱処理槽6からの温まった熱媒体をタンク12に導く
際の開閉バルブである。16はタンクの熱媒体を加熱す
るための給湯装置で、主に冬季に補助加熱用に用いられ
る。17は給湯装置16からの給湯バルブ、18は同様
にタンク12に給湯した湯水の排出装置である。
【0007】19は第2の加熱処理槽、19Aは第2の
加熱処理槽19の加熱・冷却ジャケット、20は5と同
様にスクリーン2で固形物を濾別された廃液が第2の加
熱処理槽に流入する際の開閉バルブ、21は給湯装置7
からの洗浄用湯水を第2の加熱槽19内に分散せしめる
ノズルである。22は第2の加熱処理槽19を加熱する
熱媒体を循環させるポンプ、23加熱手段Hの中核的な
要素であるヒーターであり、第1および第2の加熱処理
槽6、19を加熱する熱媒体を加熱回路d、e、f、g
およびd、h、i、jに循環させながら加熱する。
加熱処理槽19の加熱・冷却ジャケット、20は5と同
様にスクリーン2で固形物を濾別された廃液が第2の加
熱処理槽に流入する際の開閉バルブ、21は給湯装置7
からの洗浄用湯水を第2の加熱槽19内に分散せしめる
ノズルである。22は第2の加熱処理槽19を加熱する
熱媒体を循環させるポンプ、23加熱手段Hの中核的な
要素であるヒーターであり、第1および第2の加熱処理
槽6、19を加熱する熱媒体を加熱回路d、e、f、g
およびd、h、i、jに循環させながら加熱する。
【0008】また本発明の実施例における第1の加熱処
理槽6及び第2の加熱処理槽19の内壁は、グラスライ
ニング処理を施して成る。また廃液発生区1から廃液口
26に至る廃液管路a、b、c、nは、その内壁を同様
にグラスライニング処理して成る。
理槽6及び第2の加熱処理槽19の内壁は、グラスライ
ニング処理を施して成る。また廃液発生区1から廃液口
26に至る廃液管路a、b、c、nは、その内壁を同様
にグラスライニング処理して成る。
【0009】次に、本実施例の作用を説明する。手術
部、材料部、検査部、病棟、外来、解剖部等の廃液発生
区1から発生した廃液は、廃液管aを通ってスクリーン
2に導入され、廃液中の固形物が濾別される。固形物が
除去された廃液は、バルブ3を経由し、図示せぬエア駆
動等によってバルブ20を閉じ、一方のバルブ5を開け
ることにより廃液管bを経由して、第1の加熱処理タン
ク6内に導入される。なお、バルブ3は通常は開の状態
であり、装置の何らかのトラブル時に閉の状態とするも
のである。また、後述のように装置の定常稼働時には、
バルブ5または20のいずれか一方は必ず開の状態にあ
る。
部、材料部、検査部、病棟、外来、解剖部等の廃液発生
区1から発生した廃液は、廃液管aを通ってスクリーン
2に導入され、廃液中の固形物が濾別される。固形物が
除去された廃液は、バルブ3を経由し、図示せぬエア駆
動等によってバルブ20を閉じ、一方のバルブ5を開け
ることにより廃液管bを経由して、第1の加熱処理タン
ク6内に導入される。なお、バルブ3は通常は開の状態
であり、装置の何らかのトラブル時に閉の状態とするも
のである。また、後述のように装置の定常稼働時には、
バルブ5または20のいずれか一方は必ず開の状態にあ
る。
【0010】第1の加熱処理タンク6内に導入される廃
液が、所定の量に到達すると、図示せぬセンサーがこれ
を検知し、バルブ5を閉操作するとともに、熱媒体加熱
ヒーター23や熱媒体循環ポンプ9等から成る加熱手段
Hを作動させる。この時、第2の加熱処理槽19は、バ
ルブ24、25の操作により、第2の加熱回路h、i、
jへの熱媒体循環を停止せしめ、加熱ヒーター23で加
熱された熱媒体が加熱回路d、e、f、gで循環される
ようポンプ9を駆動せしめる。
液が、所定の量に到達すると、図示せぬセンサーがこれ
を検知し、バルブ5を閉操作するとともに、熱媒体加熱
ヒーター23や熱媒体循環ポンプ9等から成る加熱手段
Hを作動させる。この時、第2の加熱処理槽19は、バ
ルブ24、25の操作により、第2の加熱回路h、i、
jへの熱媒体循環を停止せしめ、加熱ヒーター23で加
熱された熱媒体が加熱回路d、e、f、gで循環される
ようポンプ9を駆動せしめる。
【0011】このようにして、第1の加熱処理槽6が加
熱され、廃液が所定の加熱処理温度になったら、これを
図示せぬ温度センサーで検知し、タイマーをスタートさ
せる。殺菌、消毒が終了する所定のセット時間経過後、
加熱のためのヒーター23及びポンプ9による循環動作
を終了させる。上述のようにして、第1の加熱処理槽6
の加熱回路を終了させるとともに、第1の加熱処理槽6
に冷却用熱媒体を循環させるため、循環ポンプ11を動
作せしめ、管路kを経由して、第1の加熱処理槽6のジ
ャケット6Aにタンク12より冷却熱媒体を導入せしめ
る。
熱され、廃液が所定の加熱処理温度になったら、これを
図示せぬ温度センサーで検知し、タイマーをスタートさ
せる。殺菌、消毒が終了する所定のセット時間経過後、
加熱のためのヒーター23及びポンプ9による循環動作
を終了させる。上述のようにして、第1の加熱処理槽6
の加熱回路を終了させるとともに、第1の加熱処理槽6
に冷却用熱媒体を循環させるため、循環ポンプ11を動
作せしめ、管路kを経由して、第1の加熱処理槽6のジ
ャケット6Aにタンク12より冷却熱媒体を導入せしめ
る。
【0012】第1の加熱処理槽6を冷却することにより
加熱された熱媒体は、図示せぬエアー駆動等によりバル
ブ14を開操作するとともに、ポンプ11の作用で熱媒
体管路lおよびmを経由し、ノズル13を介してタンク
12内に還流される。このような第1の加熱処理槽6の
冷却作用により、図示せぬセンサーで処理廃液が所定の
冷却温度に到達したことを検知すると、廃液バルブ10
を開にして、管路nを経由して、処理廃液排出口26に
排出される。廃液が廃液出口26から排出されると、給
湯装置7から温水が、管路qを経由して供給され、槽内
の洗浄が行われる。第1の加熱処理槽6の洗浄後、バル
ブ10が閉じられ、次サイクルの廃液導入準備が終了す
る。
加熱された熱媒体は、図示せぬエアー駆動等によりバル
ブ14を開操作するとともに、ポンプ11の作用で熱媒
体管路lおよびmを経由し、ノズル13を介してタンク
12内に還流される。このような第1の加熱処理槽6の
冷却作用により、図示せぬセンサーで処理廃液が所定の
冷却温度に到達したことを検知すると、廃液バルブ10
を開にして、管路nを経由して、処理廃液排出口26に
排出される。廃液が廃液出口26から排出されると、給
湯装置7から温水が、管路qを経由して供給され、槽内
の洗浄が行われる。第1の加熱処理槽6の洗浄後、バル
ブ10が閉じられ、次サイクルの廃液導入準備が終了す
る。
【0013】このような、第1の加熱処理槽6の一連の
処理操作中も廃液発生区1からは、廃液が排出するの
で、特に、第1の加熱処理槽6内の廃液が所定量に達
し、バルブ5が閉操作されるのに連動して、閉にしてあ
ったバルブ20を開操作し、スクリーン2を経由した廃
液を、廃液管cを経由して、第2の加熱処理槽19内に
導入される。
処理操作中も廃液発生区1からは、廃液が排出するの
で、特に、第1の加熱処理槽6内の廃液が所定量に達
し、バルブ5が閉操作されるのに連動して、閉にしてあ
ったバルブ20を開操作し、スクリーン2を経由した廃
液を、廃液管cを経由して、第2の加熱処理槽19内に
導入される。
【0014】上記のように第1の加熱処理槽6が冷却動
作に入り、タンク12内に第1の加熱処理槽6を冷却す
ることにより加温された熱媒体がタンク12に貯蔵され
る。次いでポンプ27を駆動させこの加温熱媒体を、管
路oを経由して第2の加熱処理槽19の加熱・冷却ジャ
ケット19Aに導入する。タンク12の加温熱媒体を加
熱・冷却ジャケット19Aに供給することにより、第2
の加熱処理槽19が加温され、第2の加熱処理槽19内
の廃液が温められる。同時に、熱媒体は、熱を奪われ、
冷却されて、ポンプ27により配管p、mを経由して、
タンク12内に還流される。次いで第2の加熱処理槽1
9用の加熱回路d、h、i、j、ポンプ22により、第
2の加熱処理槽19の処理温度まで加熱される。
作に入り、タンク12内に第1の加熱処理槽6を冷却す
ることにより加温された熱媒体がタンク12に貯蔵され
る。次いでポンプ27を駆動させこの加温熱媒体を、管
路oを経由して第2の加熱処理槽19の加熱・冷却ジャ
ケット19Aに導入する。タンク12の加温熱媒体を加
熱・冷却ジャケット19Aに供給することにより、第2
の加熱処理槽19が加温され、第2の加熱処理槽19内
の廃液が温められる。同時に、熱媒体は、熱を奪われ、
冷却されて、ポンプ27により配管p、mを経由して、
タンク12内に還流される。次いで第2の加熱処理槽1
9用の加熱回路d、h、i、j、ポンプ22により、第
2の加熱処理槽19の処理温度まで加熱される。
【0015】第2の加熱処理槽19内の廃液が、第1の
加熱処理槽6と同様に加熱処理され、図示せぬ温度セン
サーにより所定の温度に到達すると、タイマーが作動
し、殺菌、消毒に必要な所定時間保持した後、加熱回路
の動作を終了させる。第2の加熱処理槽19の加熱回路
動作終了とともにポンプ27、管路o、p、m、タンク
12、ノズル13から成る第2の加熱処理槽19の冷却
回路をポンプ27によって駆動せしめ、加熱・冷却ジャ
ケット19Aで第2の加熱処理槽19を冷却せしめ、か
つ、温まった熱媒体をタンク12内に還流させる。温ま
った熱媒体は、ポンプ11の作用により管路kを経由し
て、再び加熱・冷却ジャケット6Aにて、第1の加熱処
理槽内の廃液を予備昇温させる。以上のような操作を繰
り返して、廃液を連続的に加熱処理することが出来る。
なお冬期等において、タンク12の熱媒体による加熱処
理槽6、19の予備加熱の熱供給が不足する時は、給湯
装置16から給湯して熱媒体を加温することができる。
加熱処理槽6と同様に加熱処理され、図示せぬ温度セン
サーにより所定の温度に到達すると、タイマーが作動
し、殺菌、消毒に必要な所定時間保持した後、加熱回路
の動作を終了させる。第2の加熱処理槽19の加熱回路
動作終了とともにポンプ27、管路o、p、m、タンク
12、ノズル13から成る第2の加熱処理槽19の冷却
回路をポンプ27によって駆動せしめ、加熱・冷却ジャ
ケット19Aで第2の加熱処理槽19を冷却せしめ、か
つ、温まった熱媒体をタンク12内に還流させる。温ま
った熱媒体は、ポンプ11の作用により管路kを経由し
て、再び加熱・冷却ジャケット6Aにて、第1の加熱処
理槽内の廃液を予備昇温させる。以上のような操作を繰
り返して、廃液を連続的に加熱処理することが出来る。
なお冬期等において、タンク12の熱媒体による加熱処
理槽6、19の予備加熱の熱供給が不足する時は、給湯
装置16から給湯して熱媒体を加温することができる。
【0016】本発明の実施例を説明するに際し、簡単の
ため2つの加熱処理槽の構成にて説明したが、本発明は
3つ以上の加熱処理槽を配設しても同様に行うことがで
き、少なくとも1つの加熱処理槽を冷却した後の温まっ
た熱媒体を他の加熱処理槽の加熱・冷却ジャケットに供
給し、この他方の加熱処理槽を予備昇温することができ
る。
ため2つの加熱処理槽の構成にて説明したが、本発明は
3つ以上の加熱処理槽を配設しても同様に行うことがで
き、少なくとも1つの加熱処理槽を冷却した後の温まっ
た熱媒体を他の加熱処理槽の加熱・冷却ジャケットに供
給し、この他方の加熱処理槽を予備昇温することができ
る。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明の装置を用い
ることにより、一方の加熱処理槽の冷却の際に発生する
排熱によって他方の加熱処理槽の予備昇温をさせるた
め、熱効率良く廃液を加熱処理することができる。ま
た、少なくとも2つの加熱処理槽を交互に加熱および冷
却させるため、廃液処理能率が高い。
ることにより、一方の加熱処理槽の冷却の際に発生する
排熱によって他方の加熱処理槽の予備昇温をさせるた
め、熱効率良く廃液を加熱処理することができる。ま
た、少なくとも2つの加熱処理槽を交互に加熱および冷
却させるため、廃液処理能率が高い。
【図1】本発明の廃液加熱処理装置の一実施例を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
2 スクリーン 5 廃液流の開閉バルブ 6 加熱処理槽 6A 加熱・冷却ジャケット 12 熱媒体タンク 19 加熱処理槽 19A 加熱・冷却ジャケット 20 廃液流の開閉バルブ 23 ヒーター
Claims (1)
- 【請求項1】 廃液を加熱処理する複数の加熱処理槽
と、 前記複数の加熱処理槽に廃液を選択的に供給するバルブ
と、 前記複数の加熱処理槽を各々選択的に加熱する加熱手段
と、 前記複数の加熱処理槽を各々選択的に冷却する手段とを
有して成る廃液加熱処理装置であって、 少なくとも1つの加熱処理槽を冷却して温まった熱媒体
を、他方の加熱処理槽に供給し、前記他方の加熱処理槽
を予備昇温する手段を有することを特徴とする廃液加熱
処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34911991A JPH05154465A (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | 廃液加熱処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34911991A JPH05154465A (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | 廃液加熱処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05154465A true JPH05154465A (ja) | 1993-06-22 |
Family
ID=18401622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34911991A Pending JPH05154465A (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | 廃液加熱処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05154465A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2133313A3 (en) * | 2008-05-28 | 2010-03-24 | Nybro s.r.o. | Unit for decontamination of liquid and semi-solid waste |
JP2010240575A (ja) * | 2009-04-06 | 2010-10-28 | Meiho Kogyo Kk | 排水処理装置 |
-
1991
- 1991-12-06 JP JP34911991A patent/JPH05154465A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2133313A3 (en) * | 2008-05-28 | 2010-03-24 | Nybro s.r.o. | Unit for decontamination of liquid and semi-solid waste |
JP2010240575A (ja) * | 2009-04-06 | 2010-10-28 | Meiho Kogyo Kk | 排水処理装置 |
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