JP2957499B2 - 医療排水処理システム - Google Patents

医療排水処理システム

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療現場で発生す
る医療排水を処理する医療排水処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】病院等における手術や解剖等の医療現場
では、手術や解剖の際あるいは手術器具等を洗浄する際
に、患者の血液や体液等が混入した医療排水が発生す
る。ところで、近年、B型肝炎やHIV等の病原性微生
物による感染の危険性が問題とされており、それら病原
性微生物に感染した患者の手術の際には、医療排水に病
原性微生物が含まれることになり、その医療排水の処理
が問題となっている。そして、従来、医療排水の処理法
としては、殺菌剤を投入して殺菌、消毒した後、中和剤
を添加して、下水道に希釈放流するのが一般的手法であ
った。
【0003】しかし、上述の薬剤処理法は、殺菌処理に
多大の努力と時間とを要するだけでなく、放流基準を逸
脱した水質により、放流先への悪影響を及ぼすおそれが
あり、さらに、薬剤費や希釈水費及び施設の腐食対策等
の維持管理費の高騰を招いていた。
【0004】これらの諸問題を解決するために、「解剖
室等から生ずる排水の殺菌設備」なる出願がされている
(特開平4−87678号)。図4に、その出願(以
下、先願という)の概要を示す。貯水槽201は、排水
管204を通じて流入する医療排水を一時的に貯留する
水槽であり、第1の水位センサ205を備えている。貯
水槽201の上方には、空気抜き兼オーバーフロー兼用
の還流管250を設けた高架タンク202が上架されて
おり、揚水ポンプ207及びバルブ208を備えた第1
排水管206により、貯水槽201からの医療排水を定
量的に貯留するようになされている。高架タンク202
の下方には、熱交換部233に囲繞された殺菌タンク2
31及び温度センサ212と第2水位センサ211とか
らなる蒸気殺菌器203が設置されている。熱交換部2
33の入口には、図示しない熱源からの加温蒸気を供給
する蒸気供給管252が調節弁232を配して接続さ
れ、熱交換部233の出口には排気管254が接続され
ており、殺菌タンク231内の医療排水を60〜100
℃に加熱するようになされている。また、殺菌タンク2
31の入口には、高架タンク202からの第2排水管2
09がバルブ210を介して接続され、出口には、排出
弁213を配した排出管214が加熱殺菌済の処理水
を、図示しない下水道等に放流するように接続されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、先願の
殺菌タンク加熱方式によれば、加熱時において、殺菌タ
ンク231内の空気を槽外に抜き出せない密閉構造を採
用しており、殺菌タンク231内の残留空気の膨張によ
って、殺菌タンク231内が高圧となるために、かなり
の耐圧性が必要となる。さらに、加熱殺菌完了後に排出
弁213を解放して、殺菌タンク231内の処理水を排
出管214から直接排出すると、高温高圧となった処理
水が急に大気圧に開放され、殺菌タンク231内で処理
水が突沸するという問題がある。このため、排出弁21
3の操作に細心の注意を払うか、長時間放置して処理水
の冷却を持つ必要があった。
【0006】そのため、先願と同一出願人による「解剖
室等から生ずる排水の殺菌設備」(特開平4−3545
78号)において、貯水槽及び殺菌設備に、殺菌器を介
したエア抜きを取付けた対策が提案されている。しか
し、この場合も、図示されないエア抜き配管途中の開閉
弁の操作には、相当の熟練を要する。
【0007】このため、先願及び上述の改善策の両者と
も、上記の問題を回避するために、医療排水の加熱処理
温度を60〜100℃としている。これは、厚生省ガイ
ドラインの煮沸消毒法に適合するものであるが、例えば
B型肝炎ウイルス殺菌のための121℃以上という高温
が得られないために、一部の病原菌しか処理できないと
いう欠点がある。
【0008】そこで、本発明は、医療排水を高温で処理
することができるとともに、殺菌タンク(加熱槽)の耐
久性がそれほど高くなくても足り、前述した突沸も生じ
ない医療排水処理システムを提供することを課題とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明は、医療現場で発生した医療排
水を処理する医療排水処理システムであって、前記医療
排水を収容する医療排水収容槽と、密閉性を有し、前記
医療排水収容槽から導かれた医療排水を収容し加熱する
医療排水加熱槽と、前記医療排水加熱槽における加熱の
初期において当該医療排水加熱槽内の空気を放出する空
気放出手段と、前記医療排水加熱槽における加熱後に当
該医療排水加熱槽内の水蒸気を放出する水蒸気放出手段
とを有することを特徴とする。
【0010】このシステムでは、医療排水収容槽から導
かれた医療排水が医療排水加熱槽において加熱されて処
理されため、薬剤を使用することなく医療排水を殺菌す
ることが可能であり、他の環境に悪影響を及ぼすことが
ない。また、その加熱の初期には、医療排水加熱槽内の
空気が放出される。このため、その空気が膨張して医療
排水加熱槽内が高圧となることが防止されて、その分医
療排水加熱槽の耐圧性を低くすることが可能となり、低
コスト化を図ることができる。加熱後には、医療排水加
熱槽内の水蒸気が放出される。これによって、加熱され
ることによって高圧となっていた医療排水加熱槽内の圧
力が減圧される。このため、その後に医療排水(加熱処
理後のもの)を医療排水加熱槽から放出する際に、突沸
することが防止される。
【0011】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明であって、前記空気放出手段による空気の放出が、前
記医療排水収容槽に対して行われることを特徴とする。
【0012】医療排水加熱槽内の空気を放出する際に
は、空気のみではなく、医療排水の一部も蒸気として放
出されるおそれがある。このため、外部へ放出する際に
はその放出部分に除菌フィルタ等を取り付けておかなく
てはならない。しかし、この発明では、その空気(及び
医療排水の蒸気)が医療排水収容槽内に戻されるため、
再度、医療排水加熱槽内に導かれて処理されるために、
そのような必要はなく、システムが単純化されて低コス
ト化が図られる。
【0013】請求項3に係る発明は、請求項1に係る発
明であって、冷却水を収容し、前記医療排水加熱槽にお
いて加熱された後の医療排水が導かれ、その医療排水を
前記冷却水で冷却する冷却槽を有し、前記空気放出手段
による空気の放出が、前記冷却槽に対して行われること
を特徴とする。
【0014】この発明では、医療排水加熱槽内の空気が
冷却槽に放出される。このため、請求項2に係る発明と
は異なり、その空気が医療排水収容槽内に戻されて再度
加熱槽に導かれて加熱されることはないため、その点に
おいて医療排水の処理が効率的なものとなる。なお、冷
却槽に放出される途中には、除菌装置が設けられること
が望ましい。すなわち、請求項2に係る発明と、請求項
3に係る発明とは、一長一短の関係にある。
【0015】
【発明の実施の形態】
<第1実施形態>次に、本発明の第1実施形態を図1及
び図2に基づいて説明する。この実施形態は、請求項1
及び請求項2に係る発明の実施形態である。本システム
は、原水槽10(医療排水収容槽)、加熱槽30(医療
排水加熱槽)、加熱源60、給水槽70、冷却槽90及
び付帯設備で構成されるとともに、図示しない制御装置
を備えている。制御装置は、CPUや記憶装置を有して
いる。記憶装置には、後述する作動に対応するプログラ
ム等が記憶されており、それに基づいてCPUが本シス
テムの制御を行う。
【0016】原水槽10の上流側にはフィルタ槽12が
設けられており、フィルタ槽12内には、医療排水(原
水)内の固形物を除去するためのフィルタ14が収容さ
れている。原水槽10の上部からは、バブリング管19
が挿入されている。バブリング管19は、原水槽10内
の液面を検知する原水液面計16と、原水攪拌用ブロア
18を備えている。また、原水槽10には、加熱槽30
に接続された原水供給管20が設けられている。原水供
給管20には、原水ポンプ22、原水弁24が設けられ
ている。原水弁24とは、原水が流通する管(原水供給
管20)を開閉する弁である(以下、同様)。
【0017】加熱槽30は、結合フランジ及び点検孔を
有する密閉性の槽であり、その下側の液相部の外側を包
み込むように、ジャケット部32が設けられている。ジ
ャケット部32の内側には蒸気収容部34が形成されて
いる。また、加熱槽30には、蒸気収容部34に供給さ
れる蒸気圧を検知し、それが上限を越えた場合には警報
する蒸気圧力計36が設けられている。加熱槽30の本
体側壁部には、加熱槽液面計40と、加熱槽圧力計42
と、原水温度計44の各検出端がそれぞれ設けられてい
る。加熱槽液面計40は、原水の液位を検知する。加熱
槽圧力計42は、槽内の気相の圧力を検知し、それが所
定の上限を越えた場合には警報する。原水温度計44
は、原水の温度を検知するものであり、その検知結果に
基づいて、原水の加熱状態が制御されるようにされてい
る。加熱槽30の頂部には、ニードル弁等の流量調節弁
46と排出エア用開閉弁47とを介して原水槽10に至
るエア等流出管48が接続されている。加熱槽30の底
部には、排水弁50を備えた排水管52が接続されてい
る。加熱槽30のやや上方には、溢流弁54を介して原
水槽10に至る溢流管56が接続されている。
【0018】加熱源(例えば蒸気ボイラ)60には燃料
及び水道水が流入し、その燃料が燃焼されることによっ
て水道水が加熱され、蒸気が発生する。その蒸気は、蒸
気弁62を備えた蒸気流通路64を経て、ジャケット部
32の蒸気収容部34内に導かれる。
【0019】給水槽70には、水道水を供給する給水管
72が設けられている。給水管72の基部には、給水ポ
ンプ74が設けられている。給水管72の先端側は、洗
浄水供給管76と冷却水供給管82とに分岐されてい
る。洗浄水供給管76は、加熱槽30内に入り、その先
端部には洗浄水噴出ノズル78が設けられている。洗浄
水供給管76の途中には洗浄弁79が設けられている。
【0020】冷却槽90の片側には、前述した排水管5
2及び冷却水供給管82が接続されている。冷却水供給
管82は冷却弁80を備えている。冷却槽90の他方側
には、放流管92が接続されるとともに、放流水の温度
を検知するための温度計94が設けられている。温度計
94の検知結果に基づいて、放流水の温度が制御される
ようにされている。
【0021】以上のように構成された本システムの作動
について説明する。このシステムは、前述した図示しな
い制御装置によって自動的に制御されて作動する。医療
現場からの医療排水(原水)は、まずフィルタ槽12内
に流入し、フィルタ14により原水中の固形物が除去さ
れて、原水槽10に流入する。なお、固形物の除去後に
おける固形物を含んだフィルタ14は、排水処理後に別
途焼却処分される。
【0022】原水槽10では、原水槽液面計16によっ
て原水の液位が検知される。そして、後述の加熱処理工
程が終了した段階で、原水槽10内の原水液位が所定値
以上であれば、原水弁24及び溢流弁54が開かれると
ともに原水ポンプ22が駆動される。そして、原水槽1
0内の原水が原水供給管20を経て加熱槽30内に導か
れ、加熱槽30内の空気は溢流管56を経て原水槽10
に放出される。
【0023】加熱槽30では、加熱槽液面計40によっ
て加熱槽30内の原水の液位が検知され、液位が所定の
高さに達すると、原水槽10からの原水の供給が停止さ
れる。なお、万一の加熱槽液面計40等の故障の際は、
溢流管56から原水が流出して原水槽10に戻り、加熱
槽30内の過剰の貯水が防止される。
【0024】次に、原水弁24及び溢流弁54を閉止し
たのち蒸気弁62が開放される。そして、ボイラ60か
ら高温の蒸気が加熱槽30のジャケット部32の蒸気収
容部34に導かれ、加熱槽30内の医療排水が加熱され
る。その加熱の初期に、加熱槽30内の空気抜きが行わ
れる。すなわち、加熱の初期に加熱槽30内の医療排水
の温度が約100℃になるまでは、排気弁47及び流量
調整手段46が開状態とされ、加熱槽30内の昇温空気
がエア等流出管48を経て原水槽10内の原水中に緩や
かに放出される。この工程が、本発明の空気放出手段に
対応する。
【0025】もし、空気抜きがなされない場合は、加熱
槽30が加熱されることによって、加熱槽30内の空気
も高温となって熱膨張するために、加熱槽30内の圧力
が上昇する。しかし、上記の空気抜きを行えば、加熱槽
30内の圧力は蒸気圧による加圧のみとなるので、その
後の加熱や昇圧に対する加熱槽30の耐圧強度を高くす
る必要がなく、経済的である。
【0026】また、加熱の初期である約1気圧で約10
0℃になるまでは、医療排水の気化量は少ないために、
原水槽10に導かれるもののほとんどは空気であるが、
多少の医療排水の蒸気が混入することは避けられない。
しかし、この蒸気は空気とともに原水槽10に導かれる
ために、病原性微生物等が外部に放出されることはな
い。また、このように、かなり高温の空気が原水槽10
内に導かれることによって原水が加熱されるため、その
後における原水の加熱負荷が低減される。
【0027】初期の空気抜きが終了したら、排気弁47
を閉じて、所定の温度になるまで加熱される。そして、
所定値に達したら蒸気弁62が一旦閉止され、その後は
原水温度計44の検知結果に基づいて蒸気弁62の開度
が調整されて所定の温度が所定の時間維持される。例え
ば、115℃で30分や、121℃で20分や、135
℃で30分等である。このようにして、原水が高温で殺
菌される。
【0028】殺菌完了後、加熱槽30内の減圧が行われ
る。加熱槽30内の高温高圧の処理水(すなわち殺菌済
原水)を排水管52から直接排出すると、加熱槽30内
が一挙に無圧となって処理水が加熱槽内で突沸するおそ
れがあるからである。すなわち、排気弁47が開かれ、
それによって、加熱槽30内の処理水からの蒸気は、微
開状態である流量調節弁46によって流出量を抑制され
ながら、エア等流出管48を経て原水槽10内に徐々に
放出される。この工程が、本発明の水蒸気放出手段に対
応する。これによって、突沸が発生することが防止され
る。また、このように、高温の蒸気が原水槽10に導か
れることによって、原水槽10内の原水の温度が高ま
り、前述の初期の空気抜きの場合と同様に、次工程の加
熱負荷が低減される。
【0029】上述の減圧操作後に排水弁50が開放され
る。これによって、加熱槽30内の高温の処理水は排水
管52を経て冷却槽90に排出される。冷却槽90に
は、予め給水槽70から冷却水が貯留されている。すな
わち、冷却槽温度計94の検知結果に基づいて、冷却弁
80の開度が調整され、給水槽70から適量の冷却水が
送入される。
【0030】このようにして、加熱槽30内の高温の処
理水が、冷却槽90内で下水道法による放流規定温度で
ある45℃以下に冷却されて放流管92から放流され
る。このため、放流光の下流環境に悪影響を及ぼすこと
がない。
【0031】上記の工程が繰り返されて、原水槽10内
の原水(医療排水)が順次処理されて放流される。そし
て、全ての処理が行われた後に、洗浄弁79が開かれ
て、給水ポンプ74が駆動され、給水槽70内の冷却水
が洗浄水供給管76を経て洗浄水噴出ノズル78から噴
出される。これによって、加熱槽内の残留物の洗浄が行
われる。
【0032】<第2実施形態>次に、本発明の第2実施
形態について、第1実施形態との相違点を中心に、図3
に基づいて説明する。この実施形態は、請求項3に係る
発明の実施形態である。この実施形態では、エア等流出
管48が、原水槽10ではなく、冷却槽90に接続され
ている。したがって、加熱初期にエア等流出管48に流
出する排気中には、少量ながら病源性微生物が含まれる
おそれががある。このため、殺菌器101をエア等流出
管48途中に挿入することにより、排気を殺菌するよう
になっている。この殺菌器101の機種は、薬液殺菌方
式、加熱殺菌方式又は除菌フィルタ方式のいずれを用い
てもよい。
【0033】なお、図3中2点鎖線で示すように、エア
等流出管48の途中に三方弁102を設け、三方弁10
2から、殺菌器101をバイパスしてエア等流出管48
に合流するバイパス管路104を設けてもよい。その場
合は、加熱殺菌後の蒸気をバイパス管路104を経て冷
却槽90に導く。また、その際、バイパス管路104の
途中に設けられたバイパス弁103の開度と流量調節弁
46の開度を異なるものとすることにより、初期加熱時
の空気の放出の時間と、殺菌完了後の水蒸気の放出の時
間を異なるものとすることができる。
【0034】また、加熱源60を蒸気ボイラで説明した
が、熱水ボイラ方式でもよく、原水を電気ヒータによっ
て直接加熱する方式でもよい。さらに、加熱槽30内の
温度制御は、原水温度計44による蒸気弁62の調整に
よると説明したが、予め設定された時間制御方式を採用
してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の医療排水処理システム
の概要を示す図である。
【図2】図1の加熱槽の周辺の拡大図である。
【図3】本発明の第2実施形態の医療排水処理システム
の概要を示す図である。
【図4】従来の医療排水処理システムの概略図である。
【符号の説明】
10:原水槽(医療排水収容槽) 30:加熱槽(医療排水収容槽) 48:エア等流出管 90:冷却槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水本 直幸 大阪府大阪市西区京町堀1丁目6番17号 株式会社プランテック内 (56)参考文献 特開 平4−265191(JP,A) 特開 平2−122884(JP,A) 特開 平4−354578(JP,A) 特開 平3−157185(JP,A) 特開 昭60−235687(JP,A) 特開 平2−160091(JP,A) 実開 平2−61347(JP,U) 実開 昭60−91290(JP,U) 実開 昭54−25794(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C02F 1/02 A61L 2/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 医療現場で発生した医療排水を処理する
    医療排水処理システムであって、 前記医療排水を収容する医療排水収容槽と、 密閉性を有し、前記医療排水収容槽から導かれた医療排
    水を収容し加熱する医療排水加熱槽と、 前記医療排水加熱槽における加熱の初期において当該医
    療排水加熱槽内の空気を放出する空気放出手段と、 前記医療排水加熱槽における加熱後に当該医療排水加熱
    槽内の水蒸気を放出する水蒸気放出手段とを有すること
    を特徴とする医療排水処理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の医療排水処理システム
    であって、 前記空気放出手段による空気の放出が、前記医療排水収
    容槽に対して行われることを特徴とする医療排水処理シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の医療排水処理システム
    であって、 冷却水を収容し、前記医療排水加熱槽において加熱され
    た後の医療排水が導かれ、その医療排水を前記冷却水で
    冷却する冷却槽を有し、 前記空気放出手段による空気の放出が、前記冷却槽に対
    して行われることを特徴とする医療排水処理システム。
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JP4498974B2 (ja) * 2005-05-12 2010-07-07 株式会社姫科エンジニアリング 感染性廃棄物の処理設備
KR102381979B1 (ko) * 2020-03-17 2022-04-04 (주)녹십자이엠 폐수 멸균 시스템 및 이를 이용한 폐수 멸균방법
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