JPH05154141A - X線ct装置 - Google Patents

X線ct装置

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Publication number
JPH05154141A
JPH05154141A JP3342005A JP34200591A JPH05154141A JP H05154141 A JPH05154141 A JP H05154141A JP 3342005 A JP3342005 A JP 3342005A JP 34200591 A JP34200591 A JP 34200591A JP H05154141 A JPH05154141 A JP H05154141A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ray
frame
rotary frame
ray detector
angle theta
Prior art date
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Pending
Application number
JP3342005A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Yamanaka
誓次 山中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP3342005A priority Critical patent/JPH05154141A/ja
Publication of JPH05154141A publication Critical patent/JPH05154141A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 連続回転型X線CT装置において、正確にら
せん状となっているデータを収集し、再構成画像のアー
ティファクトを軽減する。 【構成】 回転フレームに取り付けられた、細長いX線
入射口をもつX線検出器の、その細長いX線入射口の長
さ方向を、回転フレームの回転中心軸に対し、被検体の
移動速度と回転フレームの回転速度とに対応した角度だ
け傾斜させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、X線CT装置に関
し、とくにX線発生装置とX線検出器とが連続的に回転
するタイプのX線CT装置に関する。
【0002】
【従来の技術】連続回転型のX線CT装置では、X線発
生装置とX線検出器とが被写体の周囲を連続回転し、時
系列的な何枚もの断層像を高速に撮像することができ
る。この場合、X線発生装置とX線検出器とを連続的に
回転させながら被検体を移動させて連続的にデータ収集
すると、らせん状のデータ群が得られる。このらせん状
のデータ群について補間などの処理を行ない、逆投影法
などのアルゴリズムによって画像再構成処理を行なえ
ば、そのデータ収集した範囲において、多数の連続した
各位置での断層像(CT像)を得ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
X線CT装置では、X線発生装置とX線検出器とは回転
軸に対して常に一定の角度関係(通常直角な関係)に保
たれており、そのため、被検体のデータ取得領域もらせ
ん状に連続したものとはならず、その結果、再構成画像
のアーティファクトの原因となり良好な画質が得られな
いという問題がある。
【0004】すなわち、X線検出器は通常円弧状に形成
されていて細長いX線入射口を有しており、その細長い
X線入射口の長さ方向が回転中心軸に対して直角になっ
ている。そのため、図7、図8のように円筒形の被検体
8を考えてみると、ある一瞬のデータ取得領域11、1
2、13、…の各々は、この円筒形被検体8の中心軸と
上記の回転軸とが一致している場合、円筒形被検体8の
中心軸に直角なものとなる。そしてこの円筒形被検体8
の移動方向がその中心軸方向(図の右方向)であるとす
ると、図7、図8に示すように、データ取得領域が1
1、12、13、…と、各データ取得領域の中心軸に直
角な関係を保ったまま、徐々に左方向にずれていくこと
になる。そのため、たとえばデータ取得領域11と12
とで得た同じ角度のデータについて中心軸方向のデータ
取得位置が重ならない部分ができてしまうことになり、
アーティファクトの原因となる。
【0005】この発明は、上記に鑑み、正確にらせん状
となっているデータを収集し、再構成画像のアーティフ
ァクトを軽減するように改善した、連続回転型のX線C
T装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明によるX線CT装置では、X線発生装置と
ともに回転フレームに搭載されている、細長いX線入射
口をもつX線検出器の、その細長いX線入射口の長さ方
向を、回転フレームの回転中心軸に対し、被検体の移動
速度と上記回転フレームの回転速度とに対応した角度だ
け実質的に傾斜させることが特徴となっている。このよ
うにX線検出器のX線入射口の長さ方向を傾斜させるた
め、正確にらせん状となっているデータを収集すること
ができ、同じ角度のデータ同士の取得位置を一致させる
ことができて、再構成画像のアーティファクトを軽減す
ることができる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照しながら詳細に説明する。図1において、この発明の
一実施例にかかるX線CT装置では、ガントリ1内に収
められた固定フレーム2に対して、円筒形の回転フレー
ム3がボールベアリングなどによって回転自在に保持さ
れている。この回転フレーム3は、図示しないモーター
などの駆動機構によって回転させられるようになってい
る。
【0008】回転フレーム3には2つの支柱4、4によ
り円筒形の支持フレーム5が取り付けられている。この
支持フレーム5にX線管球6とX線検出器7とが対向す
るよう取り付けられている。X線検出器7は、この場合
円弧状に形成されており(直線状でもよい)、その円弧
に沿った細長いX線入射領域を有している(図6の71
を参照)。
【0009】支持フレーム5を回転フレーム3に支持す
る支柱4、4はその中心軸の周りに回転可能となってお
り、これにより支持フレーム5の全体が図2、図3に示
すように回転でき、回転フレーム3の回転中心軸に直角
な平面に対して角度θだけ傾いた状態にできる。支持フ
レーム5はこのように傾いた状態のまま、回転フレーム
3と一体となって回転する。
【0010】被検体はこれらの図1、図2、図3では図
示しないが、その中心軸(体軸)が回転フレーム3の回
転中心軸に一致するように(つまり図1では紙面に直角
に、図2、図3では左右方向に)配置され、かつその回
転中心軸方向に移動させられる。被検体は通常患者の人
体であり、ベッドにのせられていて、このベッドの天板
が移動することにより被検体の移動が行なわれる。
【0011】上記のように支持フレーム5が角度θだけ
傾斜させられると、それとともにX線検出器7も角度θ
だけ傾斜することになる。そこで、図4の示すデータ取
得領域12のようにデータ取得領域を角度θだけ傾ける
ことができる。この角度θは、回転フレーム3の回転速
度と被検体の移動速度とに対応して定められる。そのた
め、図4、図5に示すように被検体8が円筒形であると
した場合に、回転フレーム3の回転中の被検体の移動に
伴うデータ取得領域11、12、13、…のらせん状の
移動軌跡に合致するよう、データ取得領域11、12、
13、…の各々を傾斜させることができる。
【0012】したがって、同じ角度のものとして種々の
時点で取得されたデータの被検体8の中心軸方向での位
置はすべて同じになり、正確にらせん状のデータとして
収集できる。つまり、たとえばデータ収集領域が11と
なっているときと12となっているときとで、同じ角度
のデータを収集できるが、この角度が重なるデータは、
その被検体8の中心軸方向での位置も重なる。そのた
め、データ同士で完全にオーバーラップし、再構成画像
のアーティファクトの原因とならない。
【0013】なお、上記では支持フレーム5の全体を傾
けることによりX線検出器7の全体を、その細長いX線
入射領域自体の長さ方向を傾斜させているが、X線検出
器7自体は傾斜させず、細長いX線入射領域の一部を覆
うことによりX線入射口を実質的に傾斜させるよう構成
することも可能である。すなわち、図6に示すように、
X線検出器7の前面(X線入射側の面)に、傾斜スリッ
ト91を有するX線遮蔽用マスク9を取り付ける。する
と、本来のX線入射領域71が制限されて、実質的なX
線入射口が傾斜スリット91により規定され、傾斜した
ものとなる。この場合、X線検出器7の全体を傾斜させ
る必要がなくなるので、支柱4、4により回転可能に保
持される支持フレーム5を設ける必要がなくなって機構
的に簡単になる。
【0014】このようにX線検出器7における実質的な
X線入射口を実質的に傾けることができればよいので、
上記以外に種々の構成が可能である。たとえば、X線管
球6は回転フレーム3に直接固定し、X線検出器7のみ
を支柱4により回転可能に回転フレーム3に対して取り
付けることなども考えられる。
【0015】
【発明の効果】以上実施例について説明したように、こ
の発明の連続回転型のX線CT装置によれば、正確にら
せん状となっているデータを収集することができ、同じ
角度のデータ同士の取得位置を一致させることができ
て、再構成画像のアーティファクトを軽減することがで
き、良好な画質の再構成画像を得ることができる。ま
た、収集したらせん状のデータは近似的にらせん状にな
っているものではなくて、正確にらせん状になっている
ため、このデータを画像再構成時などに理論的に扱うこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を正面から見た模式図。
【図2】同実施例を側面から見た模式図。
【図3】同実施例を上面から見た模式図。
【図4】同実施例におけるデータ取得領域を模式的に示
す側面図。
【図5】同実施例におけるデータ取得領域を模式的に示
す斜視図。
【図6】他の実施例にかかる検出器のX線入射側より見
た正面図。
【図7】従来例におけるデータ取得領域を模式的に示す
側面図。
【図8】同従来例におけるデータ取得領域を模式的に示
す斜視図。
【符号の説明】
1 ガントリ 2 固定フレーム 3 回転フレーム 4 支柱 5 支持フレーム 6 X線管球 7 X線検出器 71 X線入射領域 8 被検体 9 マスク 91 傾斜スリット 11、12、13 データ取得領域

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続回転する回転フレームと、この回転
    フレームに取り付けられたX線発生装置および細長いX
    線入射口を有するX線検出器と、このX線検出器の細長
    いX線入射口の長さ方向を、上記回転フレームの回転中
    心軸に対し、被検体の移動速度と上記回転フレームの回
    転速度とに対応した角度だけ実質的に傾斜させる装置と
    を備えることを特徴とするX線CT装置。
JP3342005A 1991-11-30 1991-11-30 X線ct装置 Pending JPH05154141A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3342005A JPH05154141A (ja) 1991-11-30 1991-11-30 X線ct装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3342005A JPH05154141A (ja) 1991-11-30 1991-11-30 X線ct装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05154141A true JPH05154141A (ja) 1993-06-22

Family

ID=18350443

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3342005A Pending JPH05154141A (ja) 1991-11-30 1991-11-30 X線ct装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05154141A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9737277B2 (en) 2012-09-10 2017-08-22 Toshiba Medical Systems Corporation X-ray CT system and medical image processing method

Cited By (1)

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