JP4573593B2 - X線画像補正方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、X線コンピュータ断層撮影におけるX線画像の位置ずれ補正に関する。
典型的なX線コンピュータ断層撮影装置(以下X線CT装置という)では、たとえばガントリーの回転部にX線源とX線検出器が対向して取り付けられている。上下動、水平動が可能な寝台の上で、被検者をX線源とX線検出器の間に位置させる。この状態で、ガントリーを寝台の上の被検者の周りで回転させて、円形軌道にそって移動するX線源から発生されたコーンビームX線を被験者に照射し、被験者を透過してきたX線を検出器により検出する。ヘリカルスキャンの場合、寝台上の被験者を移動しつつX線撮像を続ける。得られた検出データを基に演算処理して被験者のX線断層画像を再構成し、画像表示装置に表示する。
また、X線CT装置のガントリーには、C形アームでX線源とX線検出器を保持するものがある(たとえば特開2001−224586号公報)。被験者は寝台の上に位置され、X線源とX線検出器がC形アームの一端部と他端部に搭載される。C形アームを被験者の周りで回転して、X線源とX線検出器を円形軌道にそって移動し、透過X線を検出する。そのような装置構成は、たとえば医療スタッフが様々な方向から被験者に近づくことが可能になるなどの長所がある。得られた検出データを基に演算処理して被験者のX線断層画像を再構成し、画像表示装置に表示する。
また、歯科用X線CT装置(たとえば特開2002−336237号公報)では、被験者を局所的に照射して、被験者の一部である撮影すべき局所部位のX線断層写真を撮影する。そのようなCT装置では、床に固定された門型の非常に剛性の高い構造体であるフレームが、旋回アームを水平面内で旋回可能に支持し、旋回アームは、X線発生器と2次元X線検出器を、被験者を挟んで対向する位置に保持する。従って、この装置は、垂直軸を中心として回転するCアーム形CT撮影装置である。椅子に座っている被験者を上下、左右、前後の3軸の方向に移動して、旋回アームの回転中心を被験者の内部の局部中心の位置に合わせる。この状態で、X線発生器は、コーンビームX線を被験者の局所部位のみに照射する。旋回アームを回転すると、X線発生器と2次元X線検出器が撮影条件に応じた角度範囲で被写体の周りに旋回される。得られた撮像データを基に被験者のX線断層写真を再構成し、画像表示装置に表示する。
特開2001−224586号公報 特開2002−291726号公報 特開2002−336237号公報
上述のX線CT装置では、ガントリーおよび寝台、椅子は基部に固定されている。このように大規模の、基部に固定されているX線CT撮影装置が一般的に使用されている一方、CT装置を可搬型にすることが、医科用などで求められている。可搬型CT装置は、CT装置の利用を容易にし、その用途を拡大しようとするものであり、局所的なX線断層写真を撮影するためのCT装置は小型であり可搬型にすることが可能である。可搬型CT装置は、たとえば回転軸を水平にしたC形アームガントリーを用いて実現される。しかし、可搬型CT装置を具体化するには、種々の問題が解決されねばならない。その1つの問題は、X線源とX線検出器の位置ずれによる撮像画像の補正である。したがって、これらを考慮して画像データを補正し画像再構成を行わねばならない。
なお、従来の固定型のX線CT装置においても種々の位置ずれ補正が提案されている。たとえば、特開2002−291726号公報に記載されたX線回転撮影装置では、円形ガントリーを用いる。このX線CT装置では、2次元X線検出器のシフトぶれ、検出器面の角度ぶれ、検出器面の回転ぶれなどを補正する。このため、2次元X線検出器の検出面の振動を検出する位置計測センサと角速度検出センサを用いて2次元X線検出器の位置ずれを求め、それを基にX線検出器の位置を補正する。この補正方法は、Cアーム装置にも使用できる。
また、特開2001−224586号公報に記載されたX線CT装置では、回転軸を水平とするC形アームガントリーを用いるが、回転による振動、重力によるたわみなどによる垂れ下がり、機械的振動その他の不規則性による回転中でのC形アームガントリーのぐらつきを補正する。このため、補正データ作成用のファントムとして、らせん状に配列された多数のビーズを使用する。ファントムの撮像画像から、ビーズの位置を特定し、円錐投影の方程式を解くことによって補正係数を導く。そして、データ収集時に補正係数を用いて撮像画像を補正する。
また、本出願人による特開2002−336237号公報に記載されたX線CT装置では、垂直軸を中心として回転するCアーム形CT装置において、回転中心に置いた2個のボールからなるファントムを撮影し、それらのボールの軌跡を検出して歪みを補正する。しかし、この補正方法のみでは、水平の回転軸で回転するCアーム形CT装置への適用には十分ではない。
本発明の目的は、非垂直の回転軸で回転される旋回アームを用いたX線CT装置においてX線撮像画像をより正確に収集することである。
本発明に係るX線画像撮像方法では、コーンビームX線を発生するX線発生器と2次元X線検出器が対向して取り付けられた旋回アームと、前記旋回アームの回転軸を非垂直(たとえば水平)として前記旋回アームを支持し回転するスキャン機構とを備え、前記スキャン機構により前記旋回アームが回転されている状態で、前記2次元X線検出器からの撮像画像を収集し処理するX線CT装置において、X線透過性物体の中にX線吸収性物体を埋め込んだ補正ファントムを、前記X線発生器と前記2次元X線検出器の間に、前記X線吸収性物体がほぼ前記回転軸上に位置するようにおく。次に、前記旋回アームを回転させて、前記X線発生器により前記コーンビームX線を発生し、前記2次元X線検出器により、前記X線吸収性物体の前記回転軸の方向及びそれに垂直な方向の2次元撮像画像を収集する。次に、前記2次元撮像画像から前記X線吸収性物体の中心の軌跡を求め、前記中心の軌跡の前記回転軸方向に垂直な方向における移動の幅に基づいて前記X線吸収性物体の前記回転軸からの距離を算出し、前記X線吸収性物体の前記回転軸方向における平均位置を算出し、前記回転軸からの距離と前記平均位置より前記旋回アームの旋回に応じて算出される前記X線吸収性物体の軌における前記回転軸方向の位置を求め、前記X線吸収性物体の算出された軌跡の回転軸方向の位置の計算値と対応する前記回転軸方向の位置の実測値との差を求め、前記回転軸方向の位置ずれの補正量とする。好ましくは、このX線画像撮像方法では、さらに、前記旋回アームの回転角前記回転軸方向の位置ずれの補正量とのテーブルを作成する。
また、好ましくは、このX線画像撮像方法では、前記距離と前記平均位置からの前記旋回アームの旋回に応じた前記X線吸収性物体の軌跡の算出において前記中心の軌跡の前記回転軸に垂直な方向のブレの幅2Rを前記移動の幅として求め、前記ブレの幅2Rを基に前記X線吸収物体の前記回転軸からの距離rを求め、前記平均位置に基づいて前記X線吸収性物体のz軸上の位置zを求め、前記X線吸収性物体の計算された軌跡の前記回転軸方向の位置zを次の式
Figure 0004573593
(ここに、FS:X線発生器の焦点からX線検出器の撮像面までの距離、OF:回転軸から焦点までの距離、θ:旋回アームの回転角度)で計算する。
本発明に係るコンピュータに実行されるプログラムは、コーンビームX線を発生するX線発生器と2次元X線検出器とが対向して取り付けられた旋回アームと、前記旋回アームの回転軸を非垂直として前記旋回アームを支持し回転するスキャン機構とを備え、前記スキャン機構により前記旋回アームが回転されている状態で、前記2次元X線検出器からの撮像画像を収集し処理するX線CT装置において、X線透過性物体の中にX線吸収性物体を埋め込んだ補正ファントムが、前記X線発生器と前記2次元X線検出器の間に、前記X線吸収性物体がほぼ前記回転軸上に位置するようにおかれた状態で、前記旋回アームを回転させて、前記X線発生器により前記コーンビームX線を発生し、前記2次元X線検出器により、前記X線吸収性物体の前記回転軸方向及びそれに垂直な方向の2次元撮像画像を収集するステップと、前記2次元撮像画像から前記X線吸収性物体の中心の軌跡を求めるステップと、前記中心の軌跡の回転軸方向に垂直な方向における移動の幅に基づいて前記X線吸収性物体の前記回転軸からの距離を算出するステップと、前記X線吸収性物体の前記回転軸方向における平均位置を算出するステップと、前記回転軸からの距離と前記平均位置より前記旋回アームの旋回に応じて算出される前記X線吸収性物体の軌における前記回転軸方向の位置を求めるステップと、この前記X線吸収性物体の算出した軌跡の回転軸方向の位置の計算値と対応する前記回転軸方向の位置の実測値との差を求め、前記回転軸方向の位置ずれの補正量とするステップとからなる。好ましくは、このプログラムは、さらに、前記旋回アームの回転角と前記回転軸方向の位置ずれの前記補正量とのテーブルを作成するステップを備える。また、好ましくは、このプログラムにおいて、前記回転軸からの距離と前記平均位置より前記旋回アームの旋回に応じて算出される前記X線吸収性物体の軌跡における前記回転軸方向の位置を求める前記ステップは、前記中心の軌跡の前記回転軸に垂直な方向のブレの幅2Rを前記移動の幅として求め、前記ブレの幅2Rを基に前記X線吸収物体の前記回転軸からの距離rを求め、前記2次元撮像画像上の軌跡の前記回転軸方向の平均位置を求め、この平均位置に基づいて前記X線吸収性物体のz軸上の位置zを求めるステップと、前記X線吸収性物体の算出した軌跡の前記回転軸方向の位置zを次の式
Figure 0004573593
(ここに、FS:X線発生器の焦点からX線検出器の撮像面までの距離、OF:回転軸から焦点までの距離、θ:旋回アームの回転角度)で計算するステップとからなる。また、本発明に係るコンピュータ読み出し可能な記録媒体は、上述のプログラムを記録する。
本発明に係るX線CT撮影装置は、コーンビームX線を発生するX線発生器と2次元X線検出器が対向して取り付けられた旋回アームと、前記旋回アームの回転軸を非垂直として前記旋回アームを支持し回転するスキャン機構と、前記スキャン機構により前記旋回アームが回転されている状態で、前記X線検出器からの撮像画像を収集し処理する画像収集処理装置であって、X線透過性物体の中にX線吸収性物体を埋め込んだ補正ファントムであって、前記X線吸収性物体がほぼ回転軸上に位置するように置かれた前記補正ファントムについて、前記旋回アームを回転させて、前記X線発生器により前記コーンビームX線を発生し、前記2次元X線検出器により、前記X線吸収性物体の前記回転軸の回転軸方向及びそれに垂直な方向の2次元撮像画像を収集する画像収集処理装置とを備える。ここで、前記画像収集処理装置により前記旋回アームを回転させつつ前記2次元X線検出器で収集された前記2次元撮像画像から前記X線吸収性物体の中心の軌跡を求め、前記中心の軌跡の前記回転軸方向に垂直な方向における移動の幅に基づいて前記X線吸収性物体の前記回転軸からの距離を算出し、前記X線吸収性物体の前記回転軸方向における平均位置を算出し、前記回転軸からの距離と前記平均位置より前記旋回アームの旋回に応じて算出した前記X線吸収性物体の軌跡における前記回転軸方向の位置を求め、前記X線吸収性物体の算出した軌跡の回転軸方向の位置の計算値と対応する前記回転軸方向の位置の実測値との差を求め、前記回転軸方向の位置ずれの補正量とする補正の演算を行う
好ましくは、さらに、
前記画像収集処理装置が、前記補正の演算において、前記2次元撮像画像上の軌跡の前記回転軸に垂直な方向のブレの幅2Rを求め、前記2次元撮影画像上のブレの幅2Rを基に前記X線吸収物体の前記回転軸からの距離rを求め、前記2次元撮像画像上の軌跡の前記回転軸方向の平均位置を求め、この平均位置に基づいて前記X線吸収性物体のz軸上の位置zを求め、前記2次元撮像画像上の軌跡を基に前記旋回アームの回転角度θを求め、前記X線吸収性物体の計算された軌跡の前記回転軸方向の位置zを次の式
Figure 0004573593
(ここに、FS:X線発生器の焦点からX線検出器の撮像面までの距離、OF:回転軸から焦点までの距離、θ:旋回アームの回転角度)で計算する

非垂直の回転軸で回転される旋回アームを用いてX線画像を収集するX線CT装置において、X線撮像画像をより正確に収集できる。特に、簡単な構成であり、計算が単純に行えるので、早く画像を補正できる。
本発明の実施の形態について、添付図面を参照しながら、説明する。
可搬型のX線CT装置において、たとえば図1に示すように、回転軸を水平としたコの字形の旋回アーム10を用いる。そのような装置では、旋回アーム10の一端にはX線発生器12が取り付けられ、他端には2次元X線検出器14が取り付けられる。X線発生器12は、コーンビームX線を発生する。2次元X線検出器14は、たとえばX線蛍光増倍管であり、X線の入射を受けて、これを可視光線化し、この可視光線をCCDカメラで撮像して、電気信号として出力する。被験者を支持するヘッドレスト16が、X線発生器12とX線検出器14の間の回転中心の近くに位置される。このX線CT装置は歯科用であり、ヘッドレスト16に固定される被験者の頭部に局所的にX線が照射される。X線発生器12がコーンビームX線を被験者に照射すると、透過X線が2次元X線検出器14により検出される。旋回アーム10は、スキャン機構18により支持され、非垂直の、具体的には水平の前記回転軸のまわりに回転される。スキャン機構18は位置の移動が可能であり、撮像時にヘッドレスト16に合わせて設置される。制御装置20は、スキャン機構18を制御して、旋回アーム10を所定の撮影範囲内で旋回させる。スキャン機構18において旋回アーム10の回転中心に軸直結で設置されているモータにより、旋回アーム10を等速度又は可変速で回転でき、また、回転位置も時間軸にそって知ることができる。ここで、X線発生器12からのX線コーンビームを被写体の一部である撮影すべき局所部位のみを局所的に照射しながら、X線発生器12と2次元X線検出器14を対向させた旋回アーム10を被写体の周りで旋回させることによって、X線画像を撮像する。旋回アームの回転制御は、従来と同様なので詳細な説明を省略する。2次元X線検出器14の検出信号は、スキャン機構18を経て、画像収集処理装置22に送られ、収集される。収集されたデータを基にX線画像を演算処理して、前記局所部位の3次元的なX線吸収係数を算出し、画像を再構成する。再構成された画像は表示装置24に表示される。なお、旋回アーム10の形状は、図1の例ではコの字型であるが、C形などでもよい。
図2は、画像収集処理装置22の構成を示す。画像収集処理装置22は、全体を制御するCPU100と、それにバスを介して接続されるメモリ(ROMとRAM)102と演算プロセッサ104を備える。演算プロセッサ104は画像処理解析における演算に使用される。CPU100には、さらに、キーボード106、マウス108、表示装置24、プログラムとファイルを記憶するハードディスクを備えるハードディスク装置(HDD)110、コンパクトディスク112aとアクセスするCD装置112および外部との通信を行う通信装置114が接続される。ハードディスク、コンパクトディスクなどの記憶媒体に記憶されるプログラムには、CTにおいて用いる画像データ収集プログラム、画像再構成プログラムなどのほか、後で説明する補正プログラムが含まれる。画像データ収集プログラムは、X線透過画像を前処理した後、所定の演算処理を実行することによって、X線を透過させた物体内部の3次元X線吸収係数データを算出する。画像再構成プログラムは、このデータの投影面への投影などの演算を行って画像を再構成する。画像収集及び再構成は、従来と同様なので詳細な説明を省略する。CPU100には、さらに、大量のデータを記憶するための外部記憶装置116が接続される。
なお、画像収集処理装置22において、プログラムを記憶する記憶媒体としては、ハードディスクなどの他、フレキシブルディスクや各種光ディスクなどでもよく、周知のコンパクトディスク(CD)、光磁気ディスク(MO)など周知のものはすべて利用できる。これらはそれぞれ対応する装置(フレキシブルディスク装置、光ディスク装置など)で使用される。
上述のCT装置において、水平の回転軸を中心に旋回アーム10を旋回させる場合に、実験によって、図3に図式的に示すように旋回アーム10がおじぎ運動することが分かった。すなわち、旋回アーム10は、水平方向にある旋回アーム部分の位置が重力により下方向にずれ、これに伴って旋回アーム10の端部に設置されているX線発生器12と2次元X線検出器14は、いずれも、位置がずれてしまう。したがって、撮像は、回転軸方向の値(zの値)が揺らぐように移動してしまう。これに対して回転軸が垂直である場合は、おじぎ運動が起こらない。旋回アームがたわんで変形したとしても旋回中は垂直方向に一定量だけ変形しているので、撮像画像を補正する必要はなかったので、そのような問題はなかった。しかし、水平CTでは、おじぎ運動によりz軸(回転軸)方向に原画像が移動してしまうのを補正する必要がある。なお、図3において、x’軸とy’軸はz軸に垂直な2つの方向を表わす。
なお、上述のz軸方向のぶれの補正を行う前に、好ましくは、回転軸(z軸)に垂直な2方向のぶれについて、特開2002−336237号公報に記載された公知の方法を用いて補正する。この補正では、2種の補正ファントムを用いて、2次元X線検出器の管面歪み、地磁気による磁気歪みなどを補正するための管面歪み補正テーブルと、X線CT撮影の回転軸ぶれを補正するための中心軸ぶれ補正テーブルと、X線CT撮影の回転軸の軸方向の位置ずれを補正するための中心軸ずれ補正テーブルとの3つの補正テーブルを作成し、次に、これらの3つの補正テーブルを併せ用いて、そして、管面歪み補正テーブルに対して、中心軸ぶれ補正テーブルによる座標軸回転変換、中心軸ずれ補正テーブルによる座標軸移動変換を行って、X線CT撮影の各旋回角度毎に画像補正テーブルを作成する。この画像補正テーブルを用いて、2次元X線検出器で撮像されたそれぞれのX線原画像を補正し、この補正X線画像を演算処理して、被写体の3次元的なX線吸収係数を算出する。この画像補正テーブルは、x、y方向のすべての歪みを除去できる。
次に、z軸方向のぶれの補正について説明する。いわゆる「おじぎ」によるzの値の揺らぎを、図4に示す補正ファントム30を、ヘッドレスト16の代わりに、回転中心の位置に置いて撮像を行って補正する。ここで用いる補正ファントム30は、X線吸収係数の低い材料(たとえばアクリル樹脂)の角柱の中に、X線吸収性物体すなわちX線吸収係数の高い材料(たとえば銅)からなる2個の球状のボール32を埋め込んだものである。2個のボール32は、ほぼ回転軸上に置く。X線吸収体であるボール32の形状は球状であるので、撮像データの画像処理によりその中心をボールの位置として容易に検出できる。この補正ファントム30は、特開2002−336237号公報に記載されたものと実質的に同じであり、設置位置が異なる。具体的には、ヘッドレスト16は、X線CT装置に対して着脱可能となっており、ヘッドレスト16の代わりに、ファントム支持台(図示しない)を設置し、その上に補正ファントム30を、2つのボール32が旋回アーム10の回転軸付近に並んで位置するように載せる。つぎに、旋回アーム10の旋回角度を変えつつ、ファントム30のX線透過画像(2次元撮像)を得る。
次に、ボール32の2次元撮像画像から回転軸方向の位置ずれの補正量を計算する。ここで、2次元撮像画像からボール32の中心の軌跡を求め、次に、2次元撮像画像上の軌跡を基に、ボール32の理想的な軌跡の回転軸方向の位置を求める。そして、ボール32の理想的な軌跡の回転軸方向の位置の計算値と回転軸方向の位置の実測値との差を求め、回転軸方向の位置ずれの補正量とする。以下にその1例について説明する。
図5は、補正ファントム30のボール32と2次元撮像との位置関係を示す。ここで、点FはX線発生器12のコーンビームX線の発生位置(焦点)を示し、矩形は、2次元X線検出器14の撮像面での2次元撮像画像を示す。ここで、z軸(回転軸)は、2次元撮像画像上の横方向であり、x軸は、2次元撮像画像上の縦方向であり、y軸は、x軸とz軸に垂直な方向である。焦点Fから発生されるコーンビームX線が、X線吸収係数の高いボール32(B)を透過して2次元X線検出器14の撮像面に入射する。ボールの位置はz軸方向の位置zとr、θで表わされ、zはボールのz軸上の位置であり、rはz軸からの距離であり、θはx軸からの回転角度である。点Oは、焦点FからのX線が回転軸(z軸)を直角に通る点であり、点Sは、点Oを通ったX線が撮像面に入射する点である。点Pは、撮像面上のボールの軌跡をあらわす。
理想的状態では、ボール(B)の中心位置は、回転中心O及び次式(1)で表される。
Figure 0004573593
ここに、rは、ボールの軌跡のz軸(回転軸)に垂直な方向の半径(距離)であり、θはボールのz軸の回りの角度である。rは、たとえば、ボールの軌跡のz軸(回転軸)に垂直な方向のブレの半径として求められる。
図5を、x+方向から見ると、図6に示すようになる。ここにZは、撮像面での理想的な軌跡における点Pのz座標である。したがって、焦点Fと撮像面上の点Sの距離FS、回転中心Oと焦点Fの距離OFを用いて、次式(2)が成立する。
Figure 0004573593
この計算値zと実際のボール(B)の撮像された位置(実測値)との差がz方向の位置ずれの補正量すなわち補正値となる。
補正ファントム30のボール(B)の撮像を、y+方向からみると、たとえば、図7に示すような軌跡Pが得られる。図7では、z軸にそって異なる位置にある2つのボールの軌跡Pが示される。
ボール(B)のx方向のブレの両端は、XZ平面上にあると考えられる。図5におけるボールBのz軸からの距離r(半径r)(これはボールBのブレの幅rでもある)は、図7におけるボールBの軌跡Pのx方向の変位量である、2次元画像上のブレの幅2Rを基に得られる。
たとえば、距離rは、図5におけるボールBの描く円の半径rであるので、図7において、旋回アーム10が完全に1回転した場合の、ボールBの軌跡Pの、x方向における2次元撮像画像上のブレの幅2Rの最大幅の2分の1を基に距離rが得られる。たとえば、拡大率をもとにすれば、次式(3)のように距離rを求めることができる。
Figure 0004573593
上記の例では、旋回アーム10が完全に1回転した場合のブレの幅2Rの最大幅を測り、その2分の1を基に距離rを得たが、旋回アーム10が完全に1回転する場合のみに限らず、1回転以上でも以下でもよい。たとえば、ブレの両端の一方から正確に半回転させて、完全に1回転した場合のブレの幅2Rの最大幅を測り、その2分の1を基に距離rを得ることなく、距離rを求めてもよい。
また、2次元撮像画像における軌跡のz軸上の平均位置はx軸方向の両端の点(図7参照)のz座標の平均値に基づいて概略の値が決まる。この平均位置はθ=90°でのzに相当する。または、前記平均位置は軌道全体のz座標の平均値として求めてもよい。次に、この平均位置を基に、θ=90°での式(2)を用いてz軸上のボールの位置zが得られる。
また、Rを最小自乗法で求めることもできる。たとえば、図7の上側の軌跡PからRを求めるとき、次の式(4)を測定方程式とする。
x=(sinθ)*a+(cosθ)*b+c (4)
360°あたりの撮像数をNとすると、旋回アームのN個の回転角度θ(=θ,θ,...,θN−1)についてN個の方程式を得る。このN個の方程式についてa,b,cを最小自乗法で求める。Rは次式(5)で得られる。
R=(a+b1/2 (5)
また、ボールの初期角度θについては、左端と右端の画像のコマ数がわかれば計算できる。右の点は、0度であり、左の点は180°である。各コマは、360°(2π)あたりの撮像数をNとすると、2π/Nの角度だけ異なるので、0コマ目の角度は次の式(6)、(7)のようになる。
右の点を使用する場合、
0コマ目の角度=−(右の点のコマ数)×2π/N (6)
左の点を使用する場合、
0コマ目の角度=−(左の点のコマ数)×2π/N+π(7)
式(6)、(7)で計算される値は、互いに2πだけずれている可能性があるので、これを考慮する必要がある。mコマ目の角度は次式(8)で表される。
mコマ目の角度=0コマ目の角度+m・2π/N (8)
このように2次元撮像画面を基にボールの位置が求められる。
次に、zと実際のボールBの撮像された位置との差を求めて、z方向の補正値とする。そして、回転角とz方向の位置ずれの補正量との補正テーブルを作成する。画像データ収集の際には、この補正テーブルを用いて、z方向の位置を回転角に対応して補正する。
図8は、CPU100により実行される補正処理のフローチャートを示す。なお、回転軸(z軸)に垂直な2方向のぶれについては、特開2002−336237号公報に記載された公知の補正方法を用いて補正されているものとする。まず、補正ファントム30の2個のボール32をほぼ回転軸上において、旋回アーム10を回転させてX線画像を収集して(S10)、2個のボール32の中心の軌跡Pを得る(S12)。
次に、得られた軌跡Pの2次元撮像画像より横方向(z軸に垂直な方向)のブレの幅(半径r、r)を求める(S14)。(添字の1,2は、2つのボールを表わす。)
次に、得られた軌跡の2次元撮像画像より縦方向(z軸方向)のブレの平均値すなわち平均位置(zB1,zB2)を求める(S16)。
次に、ボール32の理想的な軌跡を上述の式(2)を用いて計算する。
Figure 0004573593
ここに、z:ボール32の理想的な軌跡のz座標
FS:焦点Fから撮像面までの距離
:ボール32の位置のz軸方向のアーム回転360度に関する平均値
OF:回転中心(回転軸)から焦点までの距離
r: 実測されたボールの軌跡Pのz軸に垂直な方向のブレの半径
θ: 旋回アームの回転角度
この式(2)の理想的なボールの軌跡のz座標値zの実測値zとの差を求め、z方向の補正量とする(S18)。この式は、2個のボールそれぞれに対して計算できるため、それらの平均値を補正値とする(S20)。そして、回転角θとz方向の位置ずれの補正量とのテーブルを作成する。実際の被写体のCT撮像画像の収集の際には、このテーブルを用いてz方向の位置を補正する。
なお、以上の説明では、回転軸を水平としたCT装置について説明したが、図9に示すように、スキャン機構18’が回転軸を斜めとして旋回アーム10’を支持するCT装置についても、同様に垂直方向の位置のブレの補正を行える。
具体例として、図10と図11に、垂直補正をしない従来の場合のCT画像と、上述の垂直補正をした場合のCT画像を示す。図10と図11とを比較すると明らかなように、回転軸方向のブレを補正した図11は、図10(比較例)に比べて、画期的な画像の改善が見られている。
可搬型X線CT装置のブロック図 X線CT装置の内部構成のブロック図 Cアームのブレを説明するための図 補正ファントムの斜視図 補正ファントムのX線撮像を説明するための図 補正ファントムのX線撮像を説明するための図 補正ファントムのボールの軌跡を示す図 回転軸方向の位置補正のフローチャート 可搬型X線CT装置の変形例のブロック図 回転軸方向の位置の補正をしない場合のCT画像の図 回転軸方向の位置の補正をした場合のCT画像の図
符号の説明
10 旋回アーム
12 X線発生器
14 2次元X線検出器
16 スキャン機構
24 表示手段
30 補正ファントム
32 ボール
100 CPU
110 HDD

Claims (11)

  1. コーンビームX線を発生するX線発生器と2次元X線検出器が対向して取り付けられた旋回アームと、前記旋回アームの回転軸を非垂直として前記旋回アームを支持し回転するスキャン機構とを備え、前記スキャン機構により前記旋回アームが回転されている状態で、前記2次元X線検出器からの撮像画像を収集し処理するX線CT装置において、
    X線透過性物体の中にX線吸収性物体を埋め込んだ補正ファントムを、前記X線発生器と前記2次元X線検出器の間に、前記X線吸収性物体がほぼ前記回転軸上に位置するようにおき、
    前記旋回アームを回転させて、前記X線発生器により前記コーンビームX線を発生し、前記2次元X線検出器により、前記X線吸収性物体の前記回転軸の方向及びそれに垂直な方向の2次元撮像画像を収集し、
    前記2次元撮像画像から前記X線吸収性物体の中心の軌跡を求め、
    前記中心の軌跡の前記回転軸方向に垂直な方向における移動の幅に基づいて前記X線吸収性物体の前記回転軸からの距離を算出し、
    前記X線吸収性物体の前記回転軸方向における平均位置を算出し、
    前記回転軸からの距離と前記平均位置より前記旋回アームの旋回に応じて算出される前記X線吸収性物体の軌における前記回転軸方向の位置を求め、
    前記X線吸収性物体の算出された軌跡の回転軸方向の位置の計算値と対応する前記回転軸方向の位置の実測値との差を求め、前記回転軸方向の位置ずれの補正量とする
    X線画像補正方法。
  2. さらに、前記旋回アームの回転角前記回転軸方向の位置ずれの補正量とのテーブルを作成することを特徴とする請求項1に記載されたX線画像補正方法。
  3. 前記距離と前記平均位置からの前記旋回アームの旋回に応じた前記X線吸収性物体の軌跡の算出において
    前記中心の軌跡の前記回転軸に垂直な方向のブレの幅2Rを前記移動の幅として求め、
    前記ブレの幅2Rを基に前記X線吸収物体の前記回転軸からの距離rを求め、
    前記平均位置に基づいて前記X線吸収性物体のz軸上の位置zを求め、
    前記X線吸収性物体の軌跡の前記回転軸方向の位置zを次の式
    Figure 0004573593
    (ここに、FS:X線発生器の焦点からX線検出器の撮像面までの距離、OF:回転軸から焦点までの距離、θ:旋回アームの回転角度)で計算することを特徴とする請求項1または2に記載されたX線画像補正方法。
  4. 記回転軸は水平であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載されたX線画像補正方法。
  5. コーンビームX線を発生するX線発生器と2次元X線検出器とが対向して取り付けられた旋回アームと、前記旋回アームの回転軸を非垂直として前記旋回アームを支持し回転するスキャン機構とを備え、前記スキャン機構により前記旋回アームが回転されている状態で、前記2次元X線検出器からの撮像画像を収集し処理するX線CT装置において、X線透過性物体の中にX線吸収性物体を埋め込んだ補正ファントムが、前記X線発生器と前記2次元X線検出器の間に、前記X線吸収性物体がほぼ前記回転軸上に位置するようにおかれた状態で、前記旋回アームを回転させて、前記X線発生器により前記コーンビームX線を発生し、前記2次元X線検出器により、前記X線吸収性物体の前記回転軸方向及びそれに垂直な方向の2次元撮像画像を収集するステップと、
    前記2次元撮像画像から前記X線吸収性物体の中心の軌跡を求めるステップと、
    前記中心の軌跡の回転軸方向に垂直な方向における移動の幅に基づいて前記X線吸収性物体の前記回転軸からの距離を算出するステップと、
    前記X線吸収性物体の前記回転軸方向における平均位置を算出するステップと、
    前記回転軸からの距離と前記平均位置より前記旋回アームの旋回に応じて算出される前記X線吸収性物体の軌における前記回転軸方向の位置を求めるステップと、
    この前記X線吸収性物体の算出した軌跡の回転軸方向の位置の計算値と対応する前記回転軸方向の位置の実測値との差を求め、前記回転軸方向の位置ずれの補正量とするステップとからなり、コンピュータに実行されるプログラム。
  6. さらに、前記旋回アームの回転角前記回転軸方向の位置ずれの前記補正量とのテーブルを作成するステップを備えることを特徴とする請求項5に記載されたプログラム。
  7. 前記回転軸からの距離と前記平均位置より前記旋回アームの旋回に応じて算出される前記X線吸収性物体の軌跡における前記回転軸方向の位置を求める前記ステップは、
    前記中心の軌跡の前記回転軸に垂直な方向のブレの幅2Rを前記移動の幅として求め、前記ブレの幅2Rを基に前記X線吸収物体の前記回転軸からの距離rを求め、前記2次元撮像画像上の軌跡の前記回転軸方向の平均位置を求め、この平均位置に基づいて前記X線吸収性物体のz軸上の位置zを求めるステップと、
    前記X線吸収性物体の算出した軌跡の前記回転軸方向の位置zを次の式
    Figure 0004573593
    (ここに、FS:X線発生器の焦点からX線検出器の撮像面までの距離、OF:回転軸から焦点までの距離、θ:旋回アームの回転角度)で計算するステップとからなることを特徴とする請求項5または6に記載されたプログラム。
  8. 請求項5から7のいずれか1項に記載されたプログラムを記録した、コンピュータ読み出し可能な記録媒体。
  9. コーンビームX線を発生するX線発生器と2次元X線検出器が対向して取り付けられた旋回アームと、前記旋回アームの回転軸を非垂直として前記旋回アームを支持し回転するスキャン機構と、前記スキャン機構により前記旋回アームが回転されている状態で、前記X線検出器からの撮像画像を収集し処理する画像収集処理装置であって、X線透過性物体の中にX線吸収性物体を埋め込んだ補正ファントムであって、前記X線吸収性物体がほぼ回転軸上に位置するように置かれた前記補正ファントムについて、前記旋回アームを回転させて、前記X線発生器により前記コーンビームX線を発生し、前記2次元X線検出器により、前記X線吸収性物体の前記回転軸の回転軸方向及びそれに垂直な方向の2次元撮像画像を収集する画像収集処理装置とを備え、
    前記画像収集処理装置により前記旋回アームを回転させつつ前記2次元X線検出器で収集された前記2次元撮像画像から前記X線吸収性物体の中心の軌跡を求め、前記中心の軌跡の前記回転軸方向に垂直な方向における移動の幅に基づいて前記X線吸収性物体の前記回転軸からの距離を算出し、前記X線吸収性物体の前記回転軸方向における平均位置を算出し、前記回転軸からの距離と前記平均位置より前記旋回アームの旋回に応じて算出した前記X線吸収性物体の軌跡における前記回転軸方向の位置を求め、前記X線吸収性物体の算出した軌跡の回転軸方向の位置の計算値と対応する前記回転軸方向の位置の実測値との差を求め、前記回転軸方向の位置ずれの補正量とする補正の演算を行う
    X線CT撮影装置。
  10. 前記画像収集処理装置は、前記補正の演算において、前記2次元撮像画像上の軌跡の前記回転軸に垂直な方向のブレの幅2Rを前記移動の幅として求め、前記ブレの幅2Rを基に前記X線吸収物体の前記回転軸からの距離rを求め、前記平均位置に基づいて前記X線吸収性物体のz軸上の位置zを求め、前記X線吸収性物体の算出した軌跡の前記回転軸方向の位置zを次の式
    Figure 0004573593
    (ここに、FS:X線発生器の焦点からX線検出器の撮像面までの距離、OF:回転軸から焦点までの距離、θ:旋回アームの回転角度)で計算する請求項9に記載されたX線CT撮影装置。
  11. 上記の回転軸は水平であることを特徴とする請求項9または10に記載されたX線CT撮影装置。
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