JPH0515394Y2 - - Google Patents

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JPH0515394Y2
JPH0515394Y2 JP1987074029U JP7402987U JPH0515394Y2 JP H0515394 Y2 JPH0515394 Y2 JP H0515394Y2 JP 1987074029 U JP1987074029 U JP 1987074029U JP 7402987 U JP7402987 U JP 7402987U JP H0515394 Y2 JPH0515394 Y2 JP H0515394Y2
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mold
cylinder device
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piston rod
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、鋳造用金型の型開きを容易に行なう
ために使用する型開き装置に関する。
(従来の技術) 上型を昇降させて金型を開閉して鋳造品を得る
ときには、鋳造品を得るための型閉め圧が金型に
加えられており、さらに上型の自重及び鋳造品の
型内面への張り付き力(密着力)も加わるため、
型開きには型閉めより大きな力を要する。
金型の開閉装置には、上型を昇降させるシリン
ダ装置のみでおこなうものがある(実開昭56−
71357公報参照)。第2図は、その従来例を示した
もので、型閉じ状態が表わされている。
図中、30は床面31に設けられた下型であ
り、32は下型30に対応した上型を示してい
る。上型32はスライダプラテン33と一体的に
形成されており、スライダプラテン33はフレー
ム34の上面に設けられた上型昇降用である油圧
シリンダ装置35のピストンロツド36先端に連
結されている。
37はガイド棒、38は上チヤンバ、39は下
チヤンバで、40は両チヤンバ、38,39を密
着させるシールゴムである。41はキヤビテイを
示すが、湯口等は省略されている。
上記構成に係る装置で型閉めを行なうには、先
ず油圧シリンダ装置35を操作してピストンロツ
ド36を伸長させることにより、スライダプラテ
ン33が上型32と共に下降させられ、やがて上
型32と下型30とが当接する。更にピストンロ
ツド36を伸長させることにより、金型30,3
2に型閉め圧を加える。
このとき、フレーム34は油圧シリンダー装置
35と、チヤンバ38と、シールゴム40と、上
型32及びスライダプラテンン33との自重を支
持している。
一方、型開きを行なうには上記操作と反対にピ
ストンロツド36を引込むことにより、スライダ
プラテン33が上型と共に上昇させられる。この
とき、油圧シリンダー装置35は、型閉め圧で圧
着されている両金型30,32を離型するため
に、上型32とスライダプラテン33との両自重
の他に、鋳造品の型内面への密着力に相当する力
を要する。
この様に、上型32の昇降時において、上型3
2及びスライダプラテン33の自重と、型閉め及
び型開きに要する力とは、油圧シリンダ装置35
によつて支持されており、しかも油圧シリンダ装
置35はフレームに支持されている。
(考案が解決しようとする問題点) この様な金型の型開き装置にあつては、上型が
大きくなるほど、スライダプラテン及び油圧シリ
ンダ装置等が大型になり重量も増し、またこれに
伴つて型開きの際に、フレームは更に大きな力を
支持しなければならない。
そのため、フレームは離型(型開き)の際にお
れる荷重に耐えうる強度、剛性を持たせる必要が
あるので、大型化する傾向がある。これにより、
金型の設置スペースを広くとる必要があるので、
設置数に限りがあるという問題があつた。特に大
型化した装置における型開きのときに要する力が
フレームに作用して、作業の安全性、作業能率に
支障をきたすこともある。
そのため、本考案は離型時(型開き時)に、上
型昇降用のシリンダ装置が支持されているフレー
ムに荷重負担を掛けない様にした型開き装置を提
供するものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点を解決するために、上型ま
たは該上型に一体的に設けたスライダプラテン
に、型閉じ状態で下型の上面または床面に当接す
る離型ピストンを有する複数の離型シリンダ装置
を固設し、かつ前記複数の離型シリンダ装置を同
調シリンダに接続したことを特徴とするものであ
る。
(作用) 本考案は上記の様に構成したので、型開きをす
るときには、先ず上型昇降用のシリンダ装置を操
作して上型の上昇を開始させると、これに伴つて
離型シリンダ装置は、離型ピストンロツドを伸長
する。これにより、離型ピストンロツドの先端
が、下型上面または床面を突張り、上型を押上げ
ながら、上型を下型から離型させる。そのため、
離型に要する力は下型または床面に伝達されるの
で、その力が有効な間は上型昇降用のシリンダ装
置による型開きを補助する。
これにより、フレームにかかる離型時の荷重負
担は軽減され、その可及的小型化が可能になる。
しかも、同調シリンダによつて複数の離型シリ
ンダ装置相互間の動きが均一となるので、上型は
一様に持ち上がり、上型のガイドをそれほど強固
に構成する必要がなくなる。
(実施例) 以下に、本考案の一実施例を図面に基いて詳細
に説明する。
第1図において、1は型開き装置で、主にスラ
イダプラテン2、離型シリンダ装置3及び昇降シ
リンダ装置4で構成されている。
マシンベースである床面5には、フレーム6が
固設されると共に、フレーム6内の床面5には下
型7が設けられている。8は下型7に対応した上
型で、図は型閉め状態を示している。
スライダプラテン2は上型8と一体的に形成さ
れており、スライダプラテン2の上面11はフレ
ーム6の上面に設けられた、油圧シリンダからな
る昇降シリンダ装置4の昇降ピストンロツド10
先端に連結されている。また、スライダプラテン
2の上面11には、ガイド棒12が立設され、ガ
イド棒12先端はフレーム6上方に穿設された摺
動孔13に摺動可能に挿入されている。更に、ス
ライダプラテン2の上面11には離型シリンダ装
置3が固設されている。
離型シリンダ装置3は小型容量の油圧シリンダ
からなり、離型に要するストロークのみを有して
おり、離型ピストンロツド14の先端を下型7の
上面15に当接する様に設けてある。16はその
当接状態を調節するためのジヨイント部材であ
る。複数の離型シリンダ装置3をスライダプラテ
ン2に設けるときには、夫々をパイプ18によつ
て互いに同調シリンダ17を介して連結し、これ
により各離型シリンダ装置3間の作動の整合が図
られている。
なお、離型ピストンロツド14の先端は、床面
5に当接する様に設けても良く、離型シリンダ装
置は上型に設けても良い。
19は下側チヤンバで、床面5に気密的に固定
され、20は上側チヤンバで、上型8に気密的に
固定されている。
21は上記両チヤンバ19,20の密着時にお
いてチヤンバ19,20内の空間と外部とを分離
して、気密を保つためのシールゴムである。
22はキヤビテイであるが、湯口等の図示は省
略してある。
次に、上記構成に係る装置の作用を以下に説明
する。
型閉めされ、湯をキヤビテイ22に充填して金
型7,8は冷却された後、型開きをするために、
先ず昇降シリンダ装置4を操作して昇降ピストン
ロツド10を引込める様に作動させて上型8の上
昇を開始させる。この作動と同時に、離型シリン
ダ装置3を操作して離型ピストンロツド14を伸
長する様に作動させて、離型ピストンロツド14
の先端で下型7の上面15を突張り、上型8を押
上げながら離型する。この離型は、離型シリンダ
装置3の離型ピストンロツド14のストロークの
間だけ行なわれ、離型に要する力は下型7に対し
上型8を押し上げる力となつているので、昇降ピ
ストンロツド10に掛かる負荷を軽減する方向に
働く。即ち、離型時には昇降シリンダ装置4と離
型シリンダ装置3との作動力により離型すること
になる。そのため、昇降シリンダ装置4は離型時
に要する力の影響を受けることなく、軽減された
負荷のもとに型開きをすることができる。また、
複数の離型シリンダ装置3は同調シリンダ17に
よつて相互間の動きが均一化されるので、上型8
が一様に持ち上がり、したがつてガイド棒12を
それほど高剛性に形成しくても、円滑な型開きを
保証できる。
離型後、昇降シリンダ装置4のみの作動でスラ
イダプラテン2及び上型8を上昇させて、型開き
を完了させる。
型閉めの際には、離型シリンダ装置3の離型ピ
ストンロツド14が引込んだ状態で、昇降シリン
ダ装置4によつて上型8を下降させれば良い。
(考案の効果) 本考案は上記の様に構成したものなので、離型
シリンダ装置の補助によりフレームにかかる荷重
負担を軽減することができるので、フレームをそ
れほど大型に形成する必要がなくなり、その上、
同調シリンダにより上型が一様に持ち上がるの
で、上型のガイドをそれほど高剛性に形成する必
要がなくなり、全体として設置スペースの縮小と
設備コストの低減とに大きく寄与するものとな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例の構造を示した側
面図、第2図は、従来例を示した側面図である。 1……金型の型開き装置、2……スライダプラ
テン、3……離型シリンダ装置、4……昇降シリ
ンダ装置、5……床面、6……フレーム、7……
下型、8……上型、10……昇降ピストンロツ
ド、14……離型ピストンロツド、15……下型
上面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フレーム内の床面に設けた下型に対向配置した
    上型にスライダプラテンを一体的に設け、該スラ
    イダプラテンに、フレームの上部に固設した昇降
    シリンダ装置のピストンロツド先端を連結し、前
    記昇降シリンダ装置の前記ピストンロツドを伸縮
    することによつて、前記上型を前記下型に対して
    型開閉するようにした型開き装置において、前記
    スライダプラテンまたは前記上型に、型閉じ状態
    で前記下型の上面または前記床面に当接する離型
    ピストンを有する複数の離型シリンダ装置を固設
    し、かつ前記複数の離型シリンダ装置を同調シリ
    ンダに接続したことを特徴とする金型の型開き装
    置。
JP1987074029U 1987-05-18 1987-05-18 Expired - Lifetime JPH0515394Y2 (ja)

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