JPH05153910A - 液体、特に生コーヒー水抽出物を脱カフェイン処理する方法及び装置 - Google Patents

液体、特に生コーヒー水抽出物を脱カフェイン処理する方法及び装置

Info

Publication number
JPH05153910A
JPH05153910A JP25364291A JP25364291A JPH05153910A JP H05153910 A JPH05153910 A JP H05153910A JP 25364291 A JP25364291 A JP 25364291A JP 25364291 A JP25364291 A JP 25364291A JP H05153910 A JPH05153910 A JP H05153910A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
desorbent
chamber
eluent
caffeine
molecular sieve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25364291A
Other languages
English (en)
Inventor
Bunsermeir Dieter
デイエツター・ブンゼルメイアー
Krummuse Ortwin
オルトヴイーン・クルムゼー
Heilmann Wolfgang
ヴオルフガング・ハイルマン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kraft Foods Schweiz Holding GmbH
Original Assignee
Kraft Foods Schweiz Holding GmbH
Jacobs Suchard AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kraft Foods Schweiz Holding GmbH, Jacobs Suchard AG filed Critical Kraft Foods Schweiz Holding GmbH
Priority to JP25364291A priority Critical patent/JPH05153910A/ja
Publication of JPH05153910A publication Critical patent/JPH05153910A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tea And Coffee (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 液体を脱カフェイン処理する方法、特に吸着
剤によって抽出物中のカフェインを吸着する生コーヒー
の水性抽出物(aqueous raw coffee
extracts)の脱カフェイン処理方法に関する
ものである。 【構成】 液体、とりわけ生コーヒー水抽出物を脱カフ
ェイン処理するための方法及び装置に関するものであ
る。カフェインの選択的吸着剤としては、分子ふるい、
特にゼオライトを使用する。この吸着剤は生コーヒー抽
出物を脱カフェイン処理のために通すことができ、かつ
その後吸着剤を再生させるため少なくとも1つの再生用
物質を通すことができるコラム中に固定床として配置す
る。このような複数のコラムを閉回路に相互接続しこう
して、これらのコラムを吸着プロセスまたは再生プロセ
スへ環状の連続形態で接続することができるようにす
る。コラムは、このプロセスにおいては固定位置に保つ
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体を脱カフェイン処
理する方法、特に吸着剤によって抽出物中のカフェイン
を吸着する生コーヒーの水性抽出物(aqueous raw coffe
e extracts)の脱カフェイン処理方法に関するものであ
る。さらに、本発明は、液体、特に生コーヒー水抽出物
を脱カフェイン処理するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在既に様々な脱カフェイン処理(decaf
feination)方法が多用されている。脱カフェイン処理
は、例えばカフェインに対して吸着剤として作用する活
性炭によって行うことができる。このためには、必要な
吸着特性を得るために活性炭を特定の方法によって前処
理しなければならない。このような脱カフェイン処理プ
ロセスにおいては、生コーヒー水抽出物を通常の如く調
製した後、脱カフェイン処理用の前処理された活性炭と
接触させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような脱カフェ
イン処理プロセスは、特に吸着剤の前処理のために、比
較的複雑であり、コスト高となる。
【0004】従って、本発明は、より簡単で安価なやり
方により実施可能な生コーヒー抽出物(エキス)を脱カフ
ェイン処理するための方法を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的は、各々請求項1及び19に記載の構成によって相互
に独立して達成することができる。
【0006】液状コーヒー抽出物を脱カフェイン処理す
るための本発明による装置、好ましくは本発明による方
法を実施するための装置は、請求項19に記載の構成を
特徴とする。
【0007】生コーヒー抽出物を脱カフェイン処理する
ための本発明による方法(プロセス)においては、カフェ
インに対して選択性を示す分子ふるい(モレキュラーシ
ーブ)が用いられる。吸着プロセスにおいては、脱カフ
ェイン処理するコーヒー抽出物をこの分子ふるいに接触
させる。さらに、本発明による方法は、吸着剤を次の吸
着プロセスのために再使用することができるように、吸
着剤が再生される、特に、吸着されたカフェインから遊
離させることにより再生されるという有利な特徴を有す
る。
【0008】吸着剤としては、分子ふるいが好適であ
り、特にゼオライト、とりわけY‐ゼオライトが好適で
ある。生コーヒー水抽出物としては、カフェイン含有量
約5g/lのものを用いると好都合である。
【0009】本発明による脱カフェイン処理方法は、実
際上吸着剤が消費されないので、実施する上において特
に経済的である。本発明においては、吸着剤は、消費さ
れるのではなく、ほぼいつまでも使用することができる
よう、カフェインの脱カフェイン処理の後に再処理され
る。
【0010】吸着剤は、吸着されたカフェインから遊離
させることにより再生される。この脱着されたカフェイ
ンは、本発明による脱カフェイン処理方法の副生物とし
て単離でき、また例えば医薬品として利用できる。これ
は、本発明による脱カフェイン処理方法の経費を低減す
る効果をももたらす。
【0011】本発明及び好ましい具体例による方法にお
いては、脱着剤は容易かつ安価に入手でき、必要な装置
設備に関わる費用は小さいので、吸着剤は、低コストで
再生することができる。
【0012】好ましくは、カフェインを吸着した吸着剤
は、まず溶出剤、例えば水ですすいで抽出成分物質(カ
フェイン以外の)、すなわちコーヒー残留物を溶出させ
る。これによって得られる溶出液は、抽出物成分を含
み、生コーヒー豆を予備膨潤させるあるいは抽出するた
めの膨潤剤として用いることができ(このこともコスト
を低減させる)、こうして脱カフェイン処理すべきコー
ヒーの水性抽出物をこの溶出液によって経済的に調製す
ることができる。
【0013】分子ふるいから非カフェイン成分を溶出さ
せた後で、カフェインを分子ふるいから脱着する。この
ためには、好ましくはアルコール80%と水20%から
成る脱着剤を用いると好都合である。脱着剤をカフェイ
ンを吸着した吸着剤に通すと、脱着剤に溶解したカフェ
インの溶液が得られる。脱着剤とカフェインは大部分蒸
留によって分離することができるので、脱着剤はそれ以
後の脱着プロセスで再使用することができ、後にはカフ
ェインまたはカフェイン水溶液が残る。
【0014】本発明のもう一つの特徴は、カフェインの
脱着の後に、洗浄剤、好ましくは水または水蒸気によっ
て脱着剤の残留物を吸着剤から取り除く洗浄工程を設け
ることである。脱着剤は好ましくは水をも含有するの
で、脱着剤と洗浄剤は好ましくは共通の蒸留プロセスで
蒸留して取り除き、カフェインから分離して、脱着剤を
再生し、カフェイン水溶液を分離すればよい。
【0015】本発明による方法の必須のプロセスは、5
0℃乃至100℃の間の温度、例えば約75℃で行うこ
とが望ましい。
【0016】このような吸着剤を使用する場合は、吸着
剤の前処理、特にカフェインに対する選択的な吸着能力
に関する前処理は不要であるので好都合である。その結
果、本発明による脱カフェイン処理方法は、この点にお
いてもより簡単かつ経済的に実施することができる。ま
た、分子ふるいは、再処理することによって特に長期間
にわたり使用可能である。さらに、吸着されたカフェイ
ンは、安価な脱着剤を用いて簡単に脱着することができ
る。
【0017】このように、本発明による1つ又はそれ以
上の脱カフェイン処理方法は特に経済的である。さら
に、本発明による方法は、特に簡単なやり方で自動化す
ることができ、連続的に行うことが可能である。
【0018】本発明による脱カフェイン処理方法の好ま
しい具体例について別個の保護を更に必要とし、方法の
各プロセス段階は、装置に関しては別個でありかつ好ま
しくは同一に設計された複数のステップとして実施され
る。個々のステップあるいは1つ以上のステップからな
るステップ群を異なるプロセス段階のための吸着剤と同
時に使用し、しかも各個々のステップがそれらの異なる
プロセス段階を時間的に連続して通るようにすると特に
有利である。好ましくは、個々のステップまたはステッ
プ群は、環状に連続させて同じ各プロセス段階に到達さ
せる。
【0019】このことは、好都合にも、一部のステップ
について吸着プロセスを行うのと同時に、他のステップ
の吸着剤を再処理することができるということを意味す
る。そして、再処理段階で用いられるステップは、各時
点において、その一部は溶出相、一部は脱着相あるいは
洗浄相というように、異なる相を取ることがができる。
これらの各ステップは、存在する全ての段階を時間的に
連続して通過する。
【0020】例えば吸着プロセスにおけるステップ群の
ように、同じプロセス段階でいくつかのステップを使用
する場合は、それらの全てのステップを次のプロセス段
階に同時に到達させるのではなく、むしろ連続的に到着
させることが望ましい。例えば、吸着については、好ま
しくは16個のステップ中の10個のステップを同時に
用いる。吸着プロセスが持続する間、吸着プロセスから
10個の吸着ステップ中の1ステップのみを取り出して
再処理段階に移行させる。この取り出したステップは、
次に、新たに再処理されたステップと好ましくは周期的
に置換する。
【0021】脱カフェイン処理すべきコーヒー抽出物
は、最後には脱カフェイン処理すべきコーヒー抽出物中
の最終残留カフェインが最も効果的で再処理されたばか
りの吸着ステップにより特に効率的に除去される、すな
わち吸着されるように、全ての関与ステップの中で最も
長時間吸着プロセスにあり、それ故カフェイン吸収能力
が最低になっている吸着プロセスをまず始めに通して、
全ての吸着プロセスを連続的に通すことが好ましい。こ
れによれば、コーヒーの特に効率的で、完全な脱カフェ
イン処理が確保される。
【0022】液体、とりわけ生コーヒー水抽出物の脱カ
フェイン処理のための本発明による装置は、吸着剤の固
定床、好ましくは内部に配置された分子ふるいの固定床
を有する液体または気体を通過させることのできる少な
くとも1つのチェンバ(プロセスステップ)を包含す
る。また、上記のチェンバ(小室)は、生コーヒー抽出
物及び吸着剤を再生させるための少なくとも1つの別の
薬剤を導入し且つ取り出すための供給及び排出配管接続
部を有する。
【0023】このチェンバは、好ましくはコラム(塔)
よりなる。好ましくは、液体または気体の薬剤を通すこ
とができるあるいはそれらの薬剤が通過可能であるコラ
ム中に分子ふるい(例えば2kg)の固定床を設ける。
使用する種々薬剤の供給及び取り出しは、これらの薬剤
に個別の接続部及び配管を設け、好ましくはこの配管系
統中のいくつかのチェンバについては互いに並列に接続
しながら特に特定のやり方で行われる。回路配管は、前
進流及び戻り流を有する閉回路配管を用いることが望ま
しい。
【0024】上記の他、本発明による装置は、脱カフェ
イン処理方法の個々のプロセスを行うのにチェンバ自体
を動かす必要がないという特定の利点を有する。チェン
バ及びその中に入れられた吸着剤は、好都合にも場所が
変わらない。その代りに、種々の薬剤が特定の仕方でチ
ェンバ内に導入される。
【0025】吸着プロセスまたはその他のプロセスを実
施するには、好ましくは一群のチェンバを直列に接続す
る。そして、このプロセスに必要な薬剤を上記の一群の
チェンバへ連続的に通す(チェンバからチェンバへ)。
【0026】本発明の方法及び装置の別の有利な具体例
は、従属クレームに記載する通りである。本発明の別の
特徴を示す具体例を図面に示す。
【0027】
【実施例】図1は、本発明による脱カフェイン処理装置
の一実施例の基本構成及び本発明による脱カフェイン処
理方法の一実施例の操作を示すブロック図を示す。
【0028】このブロック図のブロック10は、液体、
特に脱カフェイン処理すべき生コーヒー水抽出物の調製
プロセス、すなわち抽出プロセスを表わす。
【0029】このように調製された生コーヒー抽出物
は、ブロック11の吸着プロセスに送られ、そこで生コ
ーヒー抽出物(raw coffee extract)から吸着剤によりカ
フェインが取出される。吸着剤としては、カフェインの
選択吸着に好適な分子ふるい、すなわちゼオライト、好
ましくはY‐ゼオライトが望ましい。
【0030】生コーヒー抽出物は、脱カフェイン処理の
ために数回吸着プロセスを通すことができる。吸着の
後、脱カフェイン処理された生コーヒー抽出物は取り出
され、さらに処理される(図1には図示せず)。
【0031】吸着プロセス11で使用される吸着剤は、
吸着プロセスの後で再処理され、従って次の吸着プロセ
ス11で再使用することができる。そのためには、時間
的に連続して配置されたいくつかのプロセス、すなわち
溶出プロセス12、脱着プロセス13及び洗浄プロセス
14が行われる。
【0032】吸着剤から残留生コーヒー抽出物を除去す
る溶出プロセスには、好ましくは水を使用する。この水
は、必要ならば数回吸着剤に通す。溶出プロセス12の
後のコーヒー抽出物残留物を含む水は、抽出プロセス1
0において生コーヒー豆を膨潤させるための膨潤水とし
て用いることができる。
【0033】溶出プロセス12に続く脱着プロセス13
では、カフェインを吸着した吸着剤に脱着剤が通され
る。この脱着剤は、好ましくはアルコール80%と水2
0%とから成る。この脱着プロセス13においては、脱
着剤はやはり繰り返し吸着剤に通してもよい。
【0034】脱着剤は、吸着剤からカフェインを脱着す
る。すなわち、吸着剤がカフェインから遊離される。脱
着プロセス13から取り出された脱着剤は、カフェイン
を含んでいる。脱着剤とカフェインまたはカフェイン水
溶液は、蒸留プロセス15によって分離される。蒸留に
よりカフェインから分離された脱着剤は、再処理後、次
の脱着プロセスにおいて再使用することができる。蒸留
プロセス15の後、カフェイン水溶液は取り出され、カ
フェイン処理プロセス16に送られて、脱カフェイン処
理プロセスの副生物としてカフェインが得られる。
【0035】脱着プロセス13の後には、脱着剤の残留
物から吸着剤を遊離させるために洗浄プロセス14が行
われる。洗浄剤としては、好ましくは水蒸気または水を
使用する。脱着剤は、この水蒸気によって吸着剤から取
り除かれる。洗浄プロセスの後、脱着剤/洗浄剤混合物
が取り出され、やはり蒸留プロセス15へ送られる。洗
浄剤として水蒸気または水を使用するため、蒸留プロセ
ス15に供給される液体のアルコールと水の組成は定性
的には変化しない。再生された脱着剤の定量的組成は、
蒸留プロセス15の変数によって制御することができ
る。
【0036】図1のブロック図におけるプロセス11〜
14順序は、時間的順序と見なすものとする。しかし、
それと同時に、このブロック図におけるブロック11〜
14は、吸着剤の入ったチェンバ(小室)の配列をも表
わしている。使用される各チェンバは、プロセス11〜
14を時間的に連続して通過する。従って、図1のブロ
ック図は、チェンバのいくつかはプロセス11〜14に
よるプロセス段階の1つで同時にかつ空間的に並列して
作動している限りでは、空間的にも解釈することができ
る。いくつかのチェンバ及びその中に入れられた吸着剤
が吸着プロセス11を行っている間、他のチェンバの吸
着剤は、それと同時に3つのプロセス12〜14により
再処理されることになり、この場合若干のチェンバは溶
出プロセス12になっており、若干は既に脱着プロセス
13になっており、他のチェンバは既に洗浄プロセス1
4になっていることが判る。好ましくは、この脱カフェ
イン処理プロセスのために吸着剤を有する16個のチェ
ンバが用いられ、その中の10個のチェンバが同時に吸
着プロセス11にあり、1個のチェンバは溶出プロセス
12にあり、4個のチェンバが脱着プロセス13にあ
り、また1個のチェンバは洗浄プロセス14にある。
【0037】上記の後者のチェンバにおいて洗浄プロセ
ス14が完了すると、すなわち、吸着剤を再処理するプ
ロセスの最終段階が完了すると、このチェンバは再び吸
着プロセス11へ移行する。これと同時に、最も長時間
吸着プロセス11にあったチェンバが溶出プロセス12
へ移行し、それまで溶出プロセス12に用いられたチェ
ンバは脱着プロセスに移行し、また最も長時間脱着プロ
セス13にあったチェンバは洗浄プロセス14へ移行す
る。従って、これらのチェンバは、1つのプロセスから
他のプロセスへ周期的に移行し、こうしてどのプロセス
においても各プロセスにあるチェンバの数が好都合にも
常に一定のままであるようになっている。
【0038】その結果、吸着プロセス11に使われる各
チェンバは、例えばこのプロセスになっている時間の長
さが異なる。好ましくは、新しい生コーヒー抽出物の吸
着プロセスは、最も長時間吸着プロセスにあったチェン
バから、すなわちカフェインを最も多く吸着し、従って
カフェインの受容または吸着能力が最低になっている吸
着剤を持つチェンバから開始する。吸着プロセスの過程
で、生コーヒー抽出物は、全ての(10個の)チェンバ
に通され、最後には洗浄プロセス14から吸着プロセス
11へ新たに移行したばかりのチェンバ、すなわちカフ
ェイン吸着能力が最高の吸着剤を有するチェンバに通さ
れる。その結果、最後のカフェイン残留物さえも、生コ
ーヒー抽出物から効果的に除去される。
【0039】1つのプロセスから次のプロセスへとチェ
ンバの場所を移動する必要がないことは利点である。場
所を移動するのではなく、チェンバは固定位置に留まっ
て、それぞれのプロセスに必要な薬剤のみをチェンバに
導入しさえすればよい。従って、各チェンバは、各プロ
セスの適切な薬剤配管系統に接続される。この方法プロ
セスを実施するための装置は、チェンバの並列接続を行
うと共に、適切な弁制御手段を設けねばならない。
【0040】好ましくは、なるべく5g/l(グラム/
リットル)のカフェインを含有する生コーヒー水抽出物
を用いて、20l/h(リットル/時間)の生コーヒー
抽出物を吸着プロセス11に供給する。プロセスの順序
を考慮すると、個々の各チェンバの吸着剤には、このよ
うにして吸着プロセス11の間100gのカフェインが
吸着される。
【0041】11〜14の個々のプロセスは、時間的な
調整を行う必要がある。例えば、溶出プロセス12は、
各10分間の3個のステップとして、全溶出プロセス1
2の所要時間が0.5h(時間)となるように行うこと
ができる。このプロセスでは、全部で例えば6リットル
の溶出剤を使用する。溶出プロセスの後、溶出されたチ
ェンバは、脱着プロセス13に移行する前に0.5h
(時間)の間待機状態にあることが可能である。脱着プ
ロセス時間は、各チェンバ毎に1hとしてもよい。脱着
プロセスの後、チェンバは、洗浄プロセス14に移行す
る。洗浄プロセス14における実際の洗浄時間は、例え
ば0.5hとすればよい。また、この後には0.5hの
待機期間を設けてもよい。従って、1hの吸着プロセス
11中においては、他のチェンバは、溶出プロセス12
(待機期間を含む)、脱着プロセス13、または洗浄プ
ロセス14(待機期間を含む)を経過する。続いて、1
つのプロセスからの1個のチェンバが周期的に次のプロ
セスへ移行する。このように、吸着プロセス11は、チ
ェンバを切り離し、かつ接続するための短い中断時間の
みを置いてほぼ連続的に実行することができる。
【0042】図2は、図1によるプロセス11〜14の
ために用いることができる吸着剤の入ったチェンバの概
略側面図を示す。図2には、全部で16個とすることが
好ましいチェンバの中の3個が示されている。
【0043】チェンバとしては、垂直に配向されたコラ
ム17が用いられる。これらのコラムには、吸着剤とし
て作用するゼオライト(例えば2kg)がほぼレベル1
8の高さまで充填される。コラム17中のゼオライト
は、透過性のふるい底19上に載せられ、このふるい底
19上に吸着剤の固体床を形成する。連続したコラム1
7は、接続配管20を介して相互に接続され、その場合
薬剤は上方からコラム17に導入されると共に、コラム
17の底部から取り出され、再び上方から次のコラム1
7へ導入されるように接続されている。各接続配管20
は、必要に応じて前のコラム17を後続のコラム群から
分離するために、作動型遮断弁21を有する。薬剤は、
ポンプ22によって接続配管20へ移動される。試料採
取弁23によって試料を取り出すことができる。
【0044】各コラム17は、二重壁24を有し、これ
によってコラム17の壁を加熱媒体により加熱すること
ができる。このような加熱媒体は、矢印25で示すよう
に二重壁24中に通せばよい。加熱媒体は、コラム17
を通る物質の流れ系統に対して向流状に二重壁に通すこ
とができる。コラム17は、好ましくは60〜80℃の
温度、なるべく約75℃に加熱する。この温度は、実施
する各プロセスを最適化するように調節するか、あるい
は例えば生コーヒー抽出物が損なわれないような適切な
温度とすればよい。
【0045】図3は、図2の3本のコラム17を概略斜
視図として示す。図4は、本発明による脱カフェイン処
理装置の第1の具体例の回路を示す。
【0046】図4及びそれ以後の図においては、同様の
構成要素は、図2と同じ参照数字により示されている。
【0047】図4は、数本のコラム17を示す。簡単化
のため、16本設けることが好ましいコラムのうち5本
のみが図示されている。コラム17は、接続配管20a
及び別の接続配管20を介して回路中で相互に接続され
ている。
【0048】各コラム17は、薬剤供給配管26a〜2
9a及び排出配管26b〜29bとの接続部を有する。
コラム17は、これらの薬剤配管26〜29に関して並
列に接続されている。欠陥のあるコラム17をバイパス
する、あるいは、コラム17を通る薬剤の流れの向きを
逆にするために、バイパス配管30が設けられている。
【0049】隣接コラム17は、1本以上のコラム17
からなる相互に分離されたコラム群を形成することがで
きるように、遮断弁21により相互に接続又は切り離し
することができる。各コラム17は、4つの前進流弁3
1及び4つの戻り流弁32により、1つのコラム群のコ
ラム17を同じ物質配管26〜29に接続しながら物質
配管26〜29の1つに接続することがができる。
【0050】脱カフェイン処理すべき生コーヒー抽出物
は、生コーヒータンク33に供給される。生コーヒー抽
出物は、配管28を介して指定されたコラム17に通す
ことができ、脱カフェイン処理後、矢印34で示す方向
に取り出すことができる。生コーヒー抽出物からのカフ
ェイン吸着を行うには、好ましくは10本のコラム17
からなるコラム群を吸着群として用い、接続配管20ま
たは遮断弁21によって相互接続すると共に、同時に他
のコラム17に対して遮断する。この吸着群の最初のコ
ラム17のみを抽出物用の供給配管28aへ接続し、最
後のコラム17のみを抽出物用の排出配管28bへ接続
する。このようにして、脱カフェイン処理すべき抽出物
は、この群の最初のコラム17に入った後、接続配管2
0(コラムからコラムへの)を介して後続の各コラム1
7を通過し、最後のコラム17へ達し、そこから排出配
管28bに入る。
【0051】抽出物が上記のように吸着コラム群を通過
して流れた後、最も長時間この吸着群中にあったコラム
17は、その前後の遮断弁21を遮断することによりこ
の吸着群から切り離される。配管28に属する前進流弁
31及び戻り流弁32もまた遮断される。このコラム1
7は、配管29に向けて弁31、32を開くことによっ
て、溶出プロセスを行うための溶出サイクルへ接続され
る。溶出剤供給配管29aは、溶出剤の入ったタンク3
5に接続されている。溶出剤は、この溶出剤タンク35
から取り出され、溶出処理を行うコラム17に通され
る。溶出の後、コラム17を通過して抽出物成分物質の
濃度が高くなった溶出剤は、第2の溶出剤タンク36に
導入することができる。吸着剤から分離された抽出物成
分を含む溶出剤タンク36から得られるこの溶出剤は、
2回目の溶出に用いることができ、最終的には矢印37
により示す方向に取り出すことができる。吸着剤から分
離した抽出物成分を含んでいる溶出剤は、生コーヒー豆
から生コーヒー抽出物を調製するのに生コーヒー豆を膨
潤させるための膨潤液として再使用することができる。
この生コーヒー抽出物は、脱カフェイン処理のために使
われ、生コーヒー抽出物タンク33に導入される。
【0052】溶出プロセスを終えたコラム17は、弁3
1、32を適宜操作することによって配管29から切り
離され、脱着剤配管27に接続される。好ましくは、常
時4本のコラムが脱着プロセスにあるようにする。脱着
剤は、脱着剤配管27に接続された脱着剤タンク38に
蓄えられ、配管20を介して脱着群のコラム17に同時
にあるいは連続的に流すことができる。脱着剤は、脱着
群のコラム17を通過した後、脱着剤排出配管27b及
び冷却器39を介して中間タンク40に達する。脱着剤
は、このタンクからポンプ41によって蒸留装置42に
供給される。ここで取り出される脱着剤は、脱着群のコ
ラム17の吸着剤から脱着された脱着カフェインを含ん
でいる。脱着剤は、蒸留装置42で蒸留されてカフェイ
ンから分離され、冷却器43によって冷却される。ポン
プ44は、再生され、冷却された脱着剤を戻り配管45
を介して脱着剤タンク38へ戻す。蒸留装置42の下部
には、カフェイン水溶液が残る。この水溶液は、循環蒸
発器46によって濃縮することができ、排出配管47を
介して取り出すことができる。
【0053】好ましくは、4本のコラム17が同時に脱
着プロセス17にあるようにし、それには一定の順序で
前の溶出プロセスより1本のコラム17を脱着群へ接続
し、これと同時に既に脱着された1本のコラム17を脱
着群から切り離して、この脱着群のコラム17の本数を
常に4本に保つ。ポンプ48及び熱交換器49によって
脱着剤タンク38から新しい脱着剤が、脱着量が最も大
きい脱着群のコラム17に供給される。例えば、このコ
ラム17には4リットルの脱着剤が、40分間供給され
る。これと同時に、脱着群への帰属時間が最も短く、し
かも最も長く(現在)脱着群に帰属している脱着コラム
から接続配管20によって脱着剤が導入される脱着群の
コラム17からは、使用済みの脱着剤がポンプによって
取り出される。この使用済みの脱着剤は、蒸留装置42
にポンプで供給される。新しい脱着剤を供給されたコラ
ム17はこの間に完全に脱着され、20分の期間内にポ
ンプで空にされ、その際脱着剤は脱着群の次のコラム1
7に供給されつつある。その後、脱着されたコラム17
は、脱着群から切り離される。溶出プロセスから切り離
されるコラム17は脱着群へ接続され、その前の脱着群
コラム17から脱着剤を受け取る。この脱着剤は、結局
脱着群から切り離されたばかりのコラムから供給される
比較的新しい脱着剤によって置換される。このようにし
て、各コラムは、4時間の間脱着群に留まる。
【0054】脱着群から切り離されたコラムは、遮断弁
21によって他のコラムから遮断された後、1本のコラ
ムとして洗浄剤配管26に接続される。
【0055】洗浄剤としては水蒸気が用いられ、矢印5
0で示す方向に沿って洗浄剤供給配管26aに供給さ
れ、清掃すべきコラム17に通される。洗浄されたコラ
ム17から脱着剤の最終残留物を除去した水蒸気は、洗
浄剤排出配管26bを介してこの洗浄されたコラム17
から取り出され、この脱着剤残留物と共に冷却器51を
介して中間タンク40に達する。この中間タンク40は
使用済みの脱着剤も受け入れる。このようにして、溶解
カフェインを含む脱着剤/水蒸気混合物は、蒸留装置4
2で再処理され、新鮮な脱着剤とカフェイン水溶液とに
分離される。
【0056】洗浄プロセスの後、清掃されたコラム17
の吸着剤は、再び吸着性を持ち、10本のコラムの吸着
群へ再接続することができる。溶出プロセス中のこのコ
ラムは、最大に使用された吸着コラムによって置換され
る。
【0057】従って、常時、16本のコラムのうち10
本のコラムは吸着プロセスになっており、1本のコラム
が溶出プロセス、4本のコラムが脱着プロセス、他の1
本のコラムが洗浄プロセスになっている。その際、1つ
の群の1本のコラムのみが断続的な仕方で周期的に1つ
の群から次の群へ移行される。これは、弁21及び3
1、32の簡単な制御によって可能となる。
【0058】1本のコラムが取り得る全てのプロセス段
階を経過する完全な1作業周期(サイクル)、すなわち
最も若い吸着コラムから最も古い吸着コラムへ、次いで
溶出プロセスのコラムへ、次に最も若い脱着コラムから
最も古い脱着コラムへ、そして最後に洗浄コラムとなる
完全な1サイクルは、16hを要する。1つのコラムが
次のコラム群へ周期的に移行する各切り換えサイクル
は、1hを要する。
【0059】図5は、基本的には図4と同様の回路を示
す。唯一の相違点は、図5の回路においては追加した第
3の溶出剤タンク52が設けられていることである。
【0060】最初の溶出剤タンク35を出た新鮮な溶出
剤は、溶出プロセスのコラム17を通り、第2の溶出剤
タンク36へ入る。溶出剤は、この第2のタンクからコ
ラム17の2回目の溶出プロセスのために取り出され、
コラム17を通って第3の溶出剤タンク52に入る。第
3の溶出剤タンク52からの溶出剤は、3回目の溶出の
ために使われた後、矢印37で示す向きに取り出され
る。溶出剤回路は、ポンプ53及び熱交換器54、55
を包含する。
【0061】図6は、図4及び5、特に図5の回路に類
似した回路を示す。図6の回路には、さらに、蒸気タン
ク56、使用済みの溶出剤及び脱カフェイン処理した抽
出物用のタンク57及び58が示されている。また、単
一のの中間タンク40の代りに2つの中間タンク40a
及び40bが設けられている。蒸留装置42の次段には
カフェイン処理装置59が設けられている。
【0062】図7は、16本のコラム17の概略上面図
を示す。これらのコラム17は、コラムホルダー60に
よって長方形の周辺沿いにほぼ均等に配置されている。
また、図7には、コラム17が配管20、20a及び2
6〜29を介して閉回路システムに接続されていること
が示されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による脱カフェイン処理装置の基本構成
及び本発明による脱カフェイン処理方法の操作を示すブ
ロック図である。
【図2】コラムの形式の本発明による装置のいくつかの
装置ステップの概略側面図である。
【図3】図2のコラムの斜視側面図である。
【図4】本発明による脱カフェイン処理装置の第1の具
体例の回路図である。
【図5】本発明による装置の第2の具体例の回路図であ
る。
【図6】本発明による装置の第3の具体例の回路図であ
る。
【図7】本発明による脱カフェイン処理装置の装置ステ
ップの基本的配列の一例を示す上面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴオルフガング・ハイルマン ドイツ連邦共和国.デ−2800・ブレーメ ン・33.ホラーランダー・ヴエク.50

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カフェインを吸着剤によって抽出物から吸
    着する、液体、特に生コーヒー水抽出物を脱カフェイン
    処理する方法において、分子ふるいを吸着剤として使用
    し、かつ吸着剤を再生させるプロセス、特に吸着された
    カフェインの脱着プロセスが、吸着剤の再利用可能性の
    ために設けた少なくとも1つの処理工程を包含してなる
    ことを特徴とする脱カフェイン処理方法。
  2. 【請求項2】分子ふるいとしてゼオライトを使用する請
    求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】ゼオライトがY‐ゼオライトである請求項
    2記載の方法。
  4. 【請求項4】カフェインを吸着した分子ふるいを液体脱
    着剤で処理してカフェインを脱着する請求項1乃至3の
    いずれか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】脱着剤がアルコール‐水混合物である請求
    項4記載の方法。
  6. 【請求項6】脱着剤がアルコール80%と水20%とか
    ら成る請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】方法の全部または一部を約50℃〜10O
    ℃の温度、好ましくは約75℃で実施する請求項1乃至
    6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】脱着後分子ふるいを洗浄剤、好ましくは水
    または水蒸気で処理して脱着剤の残留物を除去する請求
    項1乃至7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】脱着の前に、カフェインを吸着した分子ふ
    るいを溶出剤、好ましくは水で処理して分子ふるいに保
    有されている非カフェイン成分物質を溶出させる請求項
    1乃至8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】少なくとも分子ふるいによるカフェイン
    の吸着及び分子ふるいの再生よりなる処理工程を、装置
    的には別個の好ましくは同じ設計を有するいくつかのス
    テップとして行う請求項1乃至9のいずれか1項に記載
    の方法。
  11. 【請求項11】分子ふるいを伴う個々のステップまたは
    1つあるいはいくつかのステップよりなるステップ群
    を、一度に異なるプロセス段階のために使用し、かつこ
    の場合各個々のステップは時間的に連続して異なるプロ
    セス段階を通過させる請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】同じプロセス段階にあるいくつかのステ
    ップからなるステップ群において、そのプロセス段階に
    対応する物質(生コーヒー抽出物、溶出剤、脱着剤、洗
    浄剤)をこのステップ群の各ステップに連続的に通す請
    求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】16個のステップを使用しそのうちの1
    0個のステップが1つの群として同時に吸着プロセス段
    階に保たれ、かつ他の6個のステップが再生プロセスに
    保たれる請求項11または12に記載の方法。
  14. 【請求項14】4個のステップがこれらのステップのう
    ち分子ふるいからカフェインを脱着するプロセス段階に
    保持される請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】一時に1個のステップが脱着前に分子ふ
    るいを溶出するプロセス段階に保たれ、かつ1個のステ
    ップが脱着後に分子ふるいを洗浄するプロセス段階に保
    たれる請求項13または14に記載の方法。
  16. 【請求項16】各ステップが分子ふるいを収容するコラ
    ムである請求項10乃至15のいずれか1項記載の方
    法。
  17. 【請求項17】液体の生コーヒー抽出物約20l/h
    (リットル/時間)をカフェイン脱着用の分子ふるいに
    通す請求項1乃至16のいずれか1項に記載の方法。
  18. 【請求項18】生コーヒー抽出物を約5g/lの濃度で
    使用する請求項1乃至17のいずれか1項に記載の方
    法。
  19. 【請求項19】液体、特に生コーヒー水抽出物を脱カフ
    ェイン処理するための装置で、好ましくは請求項1乃至
    18のいずれか1項に記載の方法を実施するための装置
    において、液体または気体を通すことができる吸着剤の
    固定床が内部に配置された少なくとも1つのチェンバ
    (装置ステップ)を包含し、上記チェンバに生コーヒー
    抽出物と吸着剤を再生させるための少なくとも1つの別
    の薬剤とを導入し且つ排出するための供給配管及び排出
    配管が接続されている脱カフェイン処理装置。
  20. 【請求項20】チェンバがコラム(17)の一部である
    請求項19記載の装置。
  21. 【請求項21】チェンバに、生コーヒー抽出物用配管
    (28)、溶出のための溶出剤用の配管(29)、脱着
    のための脱着剤用の配管(27)、及び洗浄プロセスの
    ための洗浄剤用の配管(26)のために各々1本ずつ設
    けられた供給配管と排出配管よりなる4本の供給配管と
    4本の排出配管が接続されている請求項19または20
    に記載の装置。
  22. 【請求項22】脱着剤配管(27)が、脱着剤タンク
    (38)から出発して上記チェンバへ入り、このチェン
    バから脱着剤を再生するため蒸留装置(42)へ達する
    と共に、この蒸留装置(42)から洗浄された脱着剤を
    脱着剤タンク(38)に戻す閉回路配管として設計され
    ている請求項21記載の装置。
  23. 【請求項23】チェンバ(コラム17)が3回溶出を行
    うことができるように、溶出剤配管(29)を介して相
    互に接続された3つの溶出剤タンク(35,36,5
    2)を有し、その第1の溶出剤タンクを最初の溶出前に
    新しい溶出剤を受け取るために使用し、第2の溶出剤タ
    ンクを最初の溶出後に溶出剤を保持するために使用し、
    第3の溶出剤タンクを2回目の溶出後の溶出剤を保持す
    るために使用し、溶出剤(溶出液)が3回目の溶出後に
    排出配管に達する請求項21記載の装置。
  24. 【請求項24】複数のチェンバ、特に16個のチェンバ
    を包含する請求項19乃至23のいずれか1項に記載の
    装置。
  25. 【請求項25】チェンバが物質配管(26乃至29)に
    関して並列に接続された請求項24記載の装置。
  26. 【請求項26】各チェンバが接続配管(20,20a)
    を介して次段のチェンバに接続されている請求項24ま
    たは25に記載の装置。
  27. 【請求項27】接続配管(20,20a)が1つのチェ
    ンバの排出口を次段のチェンバの供給口に接続する請求
    項26記載の装置。
  28. 【請求項28】チェンバが最後のチェンバと最初のチェ
    ンバの間の接続配管(20a)を介して閉回路に相互接
    続された請求項24乃至27のいずれか1項に記載の装
    置。
JP25364291A 1991-10-01 1991-10-01 液体、特に生コーヒー水抽出物を脱カフェイン処理する方法及び装置 Pending JPH05153910A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25364291A JPH05153910A (ja) 1991-10-01 1991-10-01 液体、特に生コーヒー水抽出物を脱カフェイン処理する方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25364291A JPH05153910A (ja) 1991-10-01 1991-10-01 液体、特に生コーヒー水抽出物を脱カフェイン処理する方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05153910A true JPH05153910A (ja) 1993-06-22

Family

ID=17254172

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25364291A Pending JPH05153910A (ja) 1991-10-01 1991-10-01 液体、特に生コーヒー水抽出物を脱カフェイン処理する方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05153910A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007099715A1 (ja) 2006-03-02 2007-09-07 Kao Corporation 精製茶抽出物の製造方法
WO2007129472A1 (ja) 2006-05-09 2007-11-15 Kao Corporation 容器詰茶飲料
WO2007132562A1 (ja) 2006-05-16 2007-11-22 Kao Corporation 容器詰飲料
WO2008146479A1 (ja) 2007-05-24 2008-12-04 Kao Corporation 精製緑茶抽出物
JP2009060824A (ja) * 2007-09-05 2009-03-26 Kao Corp 精製緑茶抽出物の製造法
JP2017018013A (ja) * 2015-07-08 2017-01-26 キリンビバレッジ株式会社 カフェインが低減された茶飲料およびコーヒー飲料の製造方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007099715A1 (ja) 2006-03-02 2007-09-07 Kao Corporation 精製茶抽出物の製造方法
US9808023B2 (en) 2006-03-02 2017-11-07 Kao Corporation Process for producing purified tea extract
WO2007129472A1 (ja) 2006-05-09 2007-11-15 Kao Corporation 容器詰茶飲料
WO2007132562A1 (ja) 2006-05-16 2007-11-22 Kao Corporation 容器詰飲料
WO2008146479A1 (ja) 2007-05-24 2008-12-04 Kao Corporation 精製緑茶抽出物
US8187656B2 (en) 2007-05-24 2012-05-29 Kao Corporation Purified green tea extract
JP2009060824A (ja) * 2007-09-05 2009-03-26 Kao Corp 精製緑茶抽出物の製造法
JP2017018013A (ja) * 2015-07-08 2017-01-26 キリンビバレッジ株式会社 カフェインが低減された茶飲料およびコーヒー飲料の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0155555B1 (ko) 3가지 이상의 성분을 포함하는 혼합물을 3가지 정제 유출물로 연속 크로마토그래피 분리하는 방법 및 이의 장치
KR100478770B1 (ko) 2이상의유체분배라인을포함하여모의이동층을세정하기위한장치및방법
FI81267B (fi) Foerfarande foer separering av ett extrakt fraon ett raffinat.
US4118314A (en) Apparatus for treatment of artificial kidney dialyzing fluid
KR0155553B1 (ko) 3가지 이상의 성분을 포함하는 혼합물을 3가지 정제 유출물로 연속 크로마토그래피 분리하는 방법 및 이의 장치
US3421984A (en) Purification of fluids by selective adsorption of an impure side stream from a distillation with adsorber regeneration
US4093429A (en) Gas separation system
US3390685A (en) Process for extracting substances from plant particles
JP2010532316A (ja) オレフィン/パラフィン混合気体からオレフィンを分離する技術
JPH05153910A (ja) 液体、特に生コーヒー水抽出物を脱カフェイン処理する方法及び装置
JP2001354690A (ja) プシコースの分離方法
JPS60156504A (ja) 有機成分を含有する物質混合物を分離する方法
US3006438A (en) Adsorption process
CN212327833U (zh) 回收装置以及回收系统
JPH0650360B2 (ja) 放射性廃ガスからクリプトンを分離するための方法およびこの方法を実施するための装置
JPH09308811A (ja) 酸素−窒素混合ガス中のクリプトンの濃縮法
JPH06170112A (ja) クロマト分離法
CA2047500A1 (en) Process and apparatus for decaffeinating liquid, especially aqueous raw coffee extracts
EP0590911B1 (en) Separation of a multicomponent mixture into components thereof
JPH01128747A (ja) 生コーヒーを連続的に脱カフエインする装置
KR930003827A (ko) 특별히 수성조커피추출물인 액체의 카페인 제거방법 및 장치
CN106166403A (zh) 循环编组自动层析装置及方法
CN206063853U (zh) 循环编组自动层析装置
JP2968107B2 (ja) クロマト分離法
JP3359762B2 (ja) 複数成分の分離方法