JPH0515353A - 液体加圧用高圧容器 - Google Patents

液体加圧用高圧容器

Info

Publication number
JPH0515353A
JPH0515353A JP3191209A JP19120991A JPH0515353A JP H0515353 A JPH0515353 A JP H0515353A JP 3191209 A JP3191209 A JP 3191209A JP 19120991 A JP19120991 A JP 19120991A JP H0515353 A JPH0515353 A JP H0515353A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
liquid
sleeve
cylindrical
treated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3191209A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Hori
恵一 堀
Yoshio Sugimoto
喜雄 杉本
Yukio Manabe
幸男 真鍋
Junichi Iifushi
順一 飯伏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP3191209A priority Critical patent/JPH0515353A/ja
Publication of JPH0515353A publication Critical patent/JPH0515353A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】加圧のため用いる可撓性膜体の高圧容器内での
取付け及び加圧水とのシールを完全に行いかつ膜体をス
リーブやシールリングで保護して損傷を防止する。 【構成】圧力容器の内部61に設けたスリーブ40にゴ
ム膜体48を密着状態で取付ける。スリーブの上方側壁
に加圧水流入口65を穿設し、加圧処理作業時チェック
弁43を介し流路42を通ってゴム膜体の内部に注入さ
れた被処理液60は、別の流路41から圧送された加圧
水が加圧水流入口からゴム膜体の外周に流入し、ゴム膜
体を内方に圧縮することにより被処理液体積を減少す
る。加圧終了後は被処理液の体積は初期状態に復帰し、
スリーブ内の加圧水62は排出される。ゴム膜体内の処
理済液は、チェック弁45を介し流路44からガスを流
入させることにより流路42を経て回収タンクに圧送さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液状食品、医薬品又はペ
ースト状の医薬食品、医薬品等の被処理物を高圧容器内
で高圧処理して高圧殺菌、物性変化、風味変化等を行な
う高圧処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の液体の高圧加圧処理装置
の1例としては、図7に示すように、高圧容器2の内部
はゴム膜保持具3′で保持されているゴム膜3によって
処理室4と加圧室5とに液密に仕切られている。高圧容
器2の蓋部6には、被処理液体の導入孔7aと導出孔7
bが設けられ、また胴部8とゴム膜保持具3′には加圧
室5を加圧手段18に連通する加圧孔9が設けられてい
る。さらに、この高圧容器2は、プレス枠10で囲まれ
ている。
【0003】被処理液体の導入孔7aには、被処理液体
槽12と補給ポンプ13と油圧作動弁14と圧送ガス供
給部23とが、この順で接続されてなる被処理液体導入
手段11が連結されている。一方被処理液体の導出孔7
bには、油圧作動弁16と処理済液体槽17とが、この
順で接続されてなる被処理液体導出手段15が連結され
ている。
【0004】さらに、胴部8とゴム膜保持具3′に穿設
された加圧孔9には、加圧ポンプ19と、逃し弁20
と、水槽21とからなる加圧手段18が連結されてい
る。
【0005】制御手段22は、マイクロコンピュータか
らなり所定の手順にしたがって各々の操作を制御するも
のである。
【0006】次ぎに従来の上記装置の作動について説明
すると、導入孔7aを介して被処理液体を、被処理液体
槽12より処理室4に充填する。その後油圧作動弁16
を閉とし、水槽21の水を加圧孔9を介して加圧室5に
満たしたのち、加圧ポンプ19にて500kg/cm2
以上に高圧負荷する。この時、加圧水は高圧となるが、
この圧力はゴム膜3を介して、処理室4内の被処理液体
も同様に500kg/cm2 以上の高圧となる。
【0007】加圧完了後はポンプ19を停止し、加圧室
5内の水圧力を元にもどしたのち、油圧作動弁16を開
とし、ガス供給弁24を開いてガス圧により、被処理液
体を処理室4から、導出孔7bを介して処理済液体槽1
7の導出する。被処理液体の導出後は、ガス供給弁24
が閉じられ、再び新たな被処理液体の導入に戻る。以上
の工程で高圧処理を行うものである。(例えば特開昭6
2−69969号公報参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来の技術で
述べた高圧加圧処理装置にあっては、被処理物と、加圧
水とを隔絶するためのゴム膜3の固定ならびにシールは
非常に難かしく特に、高圧になればなる程困難性が増大
するという問題点があった。
【0009】本発明は、従来技術の問題点であるシール
不良を解決することができるゴム膜体使用の高圧液体処
理容器を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の液体加圧用高圧容器においては、円筒型高
圧容器内に、上蓋もしくは下蓋または上下両蓋により固
定支持された円筒状スリーブを配設し、該円筒状スリー
ブの内面に可撓性膜体を締付け手段により密着状態に取
付け固定すると共に、円筒状スリーブの側壁に加圧水流
出孔を穿設したものである。
【0011】
【作用】上記のように構成された液体加圧用高圧容器に
よれば、円筒状スリーブの内面に取付け固定した可撓性
膜体の内部に被処理液を導入したのち、可撓性膜体の外
周より内方に向けて加圧するための加圧水を高圧にする
と、円筒状スリーブの側壁に設けてある加圧水流入口か
ら加圧水が流入し、可撓性膜体の外周側より内方に向け
て圧縮する。
【0012】この時、可撓性膜体内の被処理液は負荷圧
力に応じて体積減少し、それに応じて減少分だけ加圧水
が円筒状スリーブと可撓性膜体外面との間に流入し、可
撓性膜体内部全体を圧縮するように作用する。
【0013】加圧完了後は、可撓性膜体内の被処理物は
減圧に応じて元の体積へ復帰してゆくが、この時円筒状
スリーブ内の加圧水はスリーブ外に可撓性膜体の膨らみ
により排出される。
【0014】可撓性膜体の円筒状スリーブへの固定およ
びシールは、等方圧力内での固定、およびシール手段を
採用することにより、初期固定力およびシール力が保持
され、高圧の作用は無視できる。
【0015】
【実施例】以下図面により本発明の1実施例について説
明する。図1及び図2は本発明の第1の実施例を示すも
ので、図1において35は圧力容器胴体、31は下蓋、
30は上蓋である。圧力容器の内部61に、上蓋30と
下蓋31および胴体35で固定支持される円筒状のスリ
ーブ40が配設される。このスリーブ40の内径側にゴ
ム膜体48を密着状態に取付け、該ゴム膜体48の上下
端部は、固定用分割型シール体50によりスリーブ40
の内径面に押し付けられ固定される。
【0016】図2(a),(b)はこの分割型シール体
50の構成を示す平面図及び側断面図で、シール体50
のゴム膜体48と接する外周面には弾性体よりなる一体
型のシール51を設けており、その内側に2分割した金
属性リング52を配置し、該リング52はボルト53,
54で固定される。このボルト53,54は調整ナット
55で連結され、この調整ナット55により分割された
リング52が収縮や拡大を行なえるようねじ加工を施さ
れている。そしてこのシール体50により、スリーブ4
0の内壁に、ゴム膜体48の上下端部を、分割リング5
2が内側から外側に向けて張り出し拡大する様に調整ナ
ット55を回すことにより一体型リングシール51を介
して押し付け固定するとともに、加圧水と被処理液の流
入出をシールするものである。
【0017】スリーブ40の上方側壁には2〜4個の加
圧水流入口65が穿設されており、処理作業時チェック
弁43を介して下蓋31に設けた流路42を通してゴム
膜体48の内部に注入された被処理液は、下蓋31に別
に設けた流路41から圧送され高圧に昇圧された加圧水
が容器内61からスリーブ40に設けた前記加圧水流入
口65からゴム膜体48の外周部に流入してゴム膜体4
8を内方に向けて等方圧縮することにより、圧力上昇に
応じて被処理液体積を減少するが、この体積変化に応じ
て加圧水はスリーブ内62に補給されゴム膜体48を等
方圧縮する。
【0018】加圧完了後は減圧してゆくが、この時は被
処理液60の体積は初期状態へ復帰するのでスリーブ4
0内の加圧水62はスリーブ40外へ排出される。
【0019】ゴム膜体48内の処理済液は、チェック弁
45を介して上蓋30に設けてある流路44からガスを
流入させることにより下蓋31に設けた流路42を介し
て回収タンクへ圧送される。以後この工程を繰返して操
業を行なうものである。
【0020】次ぎに本発明の第2の実施例を図3〜図6
に基づき説明すると、この実施例装置の場合も図1の例
の場合と同様に圧力容器内部61に上蓋30′と下蓋3
1に固定支持された円筒状スリーブ40内にゴム膜体4
8を取付ける方式である。
【0021】図1に示す第1の実施例と異なる点は、本
実施例の場合スリーブ40に直接ゴム膜体48を取付け
るのでなく、弾性体のシールリング(例えばシリコンゴ
ム等)ではさみこんだ方式で固定する点である。
【0022】本実施例におけるゴム膜体48の取付け固
定手段は、スリーブ40の内径側の上方と、下方に、弾
性体の保護体(例えばシリコンゴム等)よりなる第1の
シールリング80及び75を挿入し、その内側にゴム膜
体48をセットする。さらにゴム膜体48の内側に同様
な弾性体よりなる第2のシールリング82を挿入する。
これによりゴム膜体48は両シールリングによりはさみ
こまれる。その後、締付リング73を、調整テーパリン
グ72をスリーブ内面に押し付ける方向にナット74で
作用させる。
【0023】この時スリーブ40の内壁に設けてある凸
状部85と、締付リング73の外周に設けてある凸状部
73′とで第1、第2のシールリングを局部圧縮し、固
定およびシールするものである。なお71はテーパリン
グ72の保持リングで70は保持リングの固定ボルトで
ある。
【0024】図4はテーパリング72の形状を示すもの
で、(a)は平面図、(b)は側断面図を示し、テーパ
リング72は調整ボルト72′で支持されるよう構成し
ている。
【0025】図5は締付リング73を示すもので、
(a)は平面図、(b)は側断面図である。締付リング
73は図示の様に2分割されており、テーパリング72
のテーパ部と締付リング73のテーパ部の接する面に応
じて、締付リング73の外径が拡縮できる様になってお
り、固定時は、拡大する方向に作用させる。
【0026】図6は上部に配設した第1のシールリング
80を示すもので(a)は断面図、(b)は平面図であ
る。第1のシールリング80におけるスリーブ40の側
壁に穿設した加圧水流出入口65に対応する部分は、加
圧水流出入が容易な様に空間部81′を設ける様肉厚
を、本体部80より内径側に薄く構成している。
【0027】本実施例は、以上の構成からなるゴム膜体
48使用の高圧処理容器であり、図3に示す42は被処
理液の流出入路、41は加圧水の流出入路、44はガス
の流出入路である。そして加圧処理工程は図1に示す第
1の実施例の場合と同様である。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように本発明の液体加圧用高
圧容器によれば次に示す効果が得られる。 (1) ゴム膜体48の取付けおよび加圧水とのシール
が完全に行なえ、しかも加圧室内での固定、およびシー
ルのため高圧力の作用をうけず、安全確実である。 (2) ゴム膜体48は被処理液の体積変化により拡縮
したり、排出用ガスの圧力により膨張するが、スリーブ
40および第1及び第2のシールリング80,75,8
2により保護されているので損傷する危険はない。 (3) ゴム膜体48の着脱が容易に行なえ、洗浄も容
易になるのでサニタリー性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例装置の全体構成を示す断
面図である。
【図2】同実施例における分割型シール体の構成を示し
(a)は平面図、(b)は側断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例装置の全体構成を示す断
面図である。
【図4】同実施例におけるテーパリングの構成を示し
(a)は平面図、(b)は側断面図である。
【図5】同実施例における締付リングの構成を示し
(a)は平面図、(b)は側断面図である。
【図6】同実施例における第1シールリングの構成を示
し(a)は断面図、(b)は平面図である。
【図7】従来のゴム膜式加圧室を示す説明図である。
【符号の説明】
30 上蓋 31 下蓋 35 胴体 40 スリーブ 41、42、44 流路 48 ゴム膜体 50 シール体 60 被処理液 65 加圧水流入口 72、80 第1のシールリング 82 第2のシールリング 72 テーパリング 73 締付リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯伏 順一 広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱 重工業株式会社広島製作所内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 円筒型高圧容器内に、上蓋もしくは下蓋
    または上下両蓋により固定支持された円筒状担持体(以
    下円筒状スリーブと称す)を配設し、該円筒状スリーブ
    の内面に可撓性膜体を締付け手段により密着状態に取付
    固定するとともに、前記円筒状スリーブの側壁に加圧水
    流出入孔を穿設したことを特徴とする液体加圧用高圧容
    器。
JP3191209A 1991-07-05 1991-07-05 液体加圧用高圧容器 Withdrawn JPH0515353A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3191209A JPH0515353A (ja) 1991-07-05 1991-07-05 液体加圧用高圧容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3191209A JPH0515353A (ja) 1991-07-05 1991-07-05 液体加圧用高圧容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0515353A true JPH0515353A (ja) 1993-01-26

Family

ID=16270723

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3191209A Withdrawn JPH0515353A (ja) 1991-07-05 1991-07-05 液体加圧用高圧容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0515353A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021534957A (ja) * 2018-08-24 2021-12-16 ハイパーバリック,エス.エー. バルクhpp機器におけるバッグを保護しかつ固定するためのシステム、および関連の方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021534957A (ja) * 2018-08-24 2021-12-16 ハイパーバリック,エス.エー. バルクhpp機器におけるバッグを保護しかつ固定するためのシステム、および関連の方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6305913B1 (en) Pressure processing a pumpable substance with a flexible membrane
JPH0515353A (ja) 液体加圧用高圧容器
US4934919A (en) Dry-type rubber pressing apparatus
JPS6287239A (ja) 常時過圧状態にある容器の充填及び排出方法
JPH0657285B2 (ja) 空気圧力媒体用の処理装置
JP4239487B2 (ja) 超高圧容器の自緊処理方法
JPH04108369A (ja) 高圧処理装置
JPH05284950A (ja) 食品等の高圧処理装置
JPH0839295A (ja) 高圧液体処理装置
JP2744681B2 (ja) 高圧処理装置の密封装置
JPH09122993A (ja) 乾式静水圧加圧成形装置及び乾式静水圧加圧成形方法
JPH0829437B2 (ja) Cip装置
JPH0753203B2 (ja) 圧搾濾過方法
JP3240406B2 (ja) 粉体加圧成形装置の組立方法
JP2882891B2 (ja) 高圧液体処理装置
JPH06213147A (ja) 液体の加圧処理方法及び装置
JP3062370B2 (ja) 流動物の加圧処理装置
CA2400949C (en) Fluid treatment system
JPS63268597A (ja) 粉体加圧成形方法
FR3039564A1 (fr) Dispositif de support pour substrat a traiter notamment par voie chimique ou electrochimique
JPH0323755B2 (ja)
JPH04126061A (ja) 高圧処理装置
JPH08238063A (ja) 高圧処理装置
JPH0753204B2 (ja) 圧搾濾過機
JPH05339603A (ja) 冷間等方圧プレス装置及び加圧成形用加圧弾性膜体

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19981008