JPH05152952A - デイジタル・アナログ変換方法 - Google Patents

デイジタル・アナログ変換方法

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JPH05152952A
JPH05152952A JP14329692A JP14329692A JPH05152952A JP H05152952 A JPH05152952 A JP H05152952A JP 14329692 A JP14329692 A JP 14329692A JP 14329692 A JP14329692 A JP 14329692A JP H05152952 A JPH05152952 A JP H05152952A
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JP
Japan
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dither
signal
converter
digital
analog
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JP14329692A
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English (en)
Inventor
Tetsuaki Araki
徹朗 荒木
Hiroyuki Onda
浩行 恩田
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Teac Corp
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Teac Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 情報信号にディザを加算してD/A変換し、
その後ディザを減算するD/A変換方法において減算処
理後のディザの残りを少なくする。 【構成】 ディジタル情報信号にディジタルディザ信号
を加算してD/A変換してアナログのディザ加算情報信
号を得ると共にディジタルディザ信号をD/A変換して
アナログのディザ信号を得る。アナログのディザ加算情
報信号からアナログのディザ信号を減算してアナログの
情報信号を得る。ディザ加算情報信号とディザ信号との
両方をD/A変換することによって減算後におけるディ
ザの残りを少なくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オーディオ信号のアナ
ログ信号に対応するディジタル信号を、ディザ(dithe
r)信号の加算及び減算を伴なってアナログ信号に変換
するためのディジタル・アナログ変換方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】オーディオ信号のPCM記録再生におい
て、量子化雑音(量子化出力と入力標本値との差)が問
題になる。特に入力信号レベルが低く量子化ステップ数
が少ない場合には、量子化雑音は入力と強い相関を有
し、雑音というよりも入力信号の一種の歪(高次高調
波)となる。また、たとえ入力信号レベルが高くとも、
極くゆっくり変化する信号に対しては、量子化ステップ
が変化する毎に不快な雑音が発生する。上述の如き問題
を解決するために、ディザと呼ばれる白色性雑音を入力
信号に加えてディジタル信号処理すること、又はディザ
を加算し、しかる後ディザを減算することは既に知られ
ている(例えば、中島平太郎編、昭和54年11月20
日オーム社発行「ディジタルオーディオ技術入門」第4
6頁、又は日本電子機械工業会発行「1983年電子工
業技術大会資料集」内の山崎芳男著「ディジタルオーデ
ィオの展望」)。情報信号にディザを加算してD/A変
換すると、量子化ステップにバラツキのある直線性の悪
いD/A変換器を使用したとしても、バラツキが平均化
されるために直線性が良くなる。即ち、オーディオ信号
においては、実質的に同一の波形が複数回繰返して発生
するのが普通であり、この複数の波形にディザを加算し
てD/A変換すれば、複数の同一波形の同一レベルの点
がディザのために異なるレベルになり、夫々がD/A変
換器の異なる量子化ステップでD/A変換されることに
なる。従って、D/A変換誤差及び非直線性の平均化作
用が生じ、歪の少ないD/A変換が達成される。なお、
D/A変換後にディザが除去されるので、理論的にはデ
ィザが情報信号に含まれない。
【0003】図3は従来のディザを加算及び減算する方
法を示す。この図3に示す方式では、ディザ発生回路1
から得られるディザ信号をアナログ・ディジタル変換器
即ちA/D変換器2でディジタル信号に変換し、これを
加算回路3にてディジタル入力信号に加算(重畳)し、
これにより得られるディザ加算ディジタル信号をディジ
タル・アナログ変換器即ちD/A変換器4でアナログ信
号に変換し、フィルタ5を通して減算回路6に送ると共
に、ディザ発生回路1から減算回路6にディザを送リ、
減算回路6においてディザ加算アナログ信号からディザ
を減算する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図3の方式で
は、ディザ発生回路1からA/D変換器2と加算回路3
とD/A変換器4とフィルタ5とを介して減算回路6に
至るディザの通路と、ディザ発生回路1から減算回路6
に直接に接続されたディザの通路とが異なる特性を有す
るために減算回路6に同時に同一のディザを入力させる
ことが困難であり、減算誤差が生じ、ディザの加算及び
減算の目的を十分に達成することができなかった。
【0005】そこで、本発明の目的は、ディザの加算及
び減算の効果を十分に得ることができるディジタル・ア
ナログ変換方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、ディジタル情報信号を受け入れるステップ
と、ディジタルディザ信号発生手段からディジタルディ
ザ信号を発生するステップと、前記ディジタル情報信号
に前記ディジタルディザ信号を加算してディジタルのデ
ィザ加算情報信号を形成するステップと、前記ディジタ
ルのディザ加算情報信号をアナログ・ディジタル変換器
を使用してアナログのディザ加算情報信号に変換するス
テップと、前記ディジタルディザ信号発生手段から発生
した前記ディジタルディザ信号をディジタル・アナログ
変換器を使用してアナログのディザ信号に変換するステ
ップと、前記アナログのディザ加算情報信号から前記ア
ナログのディザ信号を減算してアナログの情報信号を得
るステップとを有することを特徴とするディジタル・ア
ナログ変換方法に係わるものである。
【0007】
【発明の作用効果】本発明ではディジタル情報信号に加
算されたディザ信号と減算のために必要なディザ信号が
共にD/A変換されるので、両者の相違を少なくするこ
とが可能になり、アナログのディザ加算情報信号に含ま
れているディザ成分の除去を良好に達成し、雑音又は歪
の少ないD/A変換が可能になる。
【0008】
【第1の実施例】次に、図1及び図2を参照して本発明
の第1の実施例に係わるディジタル・アナログ変換装置
及び変換方法について述べる。図1において、11はデ
ィジタル入力端子であり、オーディオ信号をディジタル
信号に変換したディジタル情報信号をパラレル形式で入
力させる部分である。12は第1のゲート回路であり、
入力端子11から供給されるディジタル情報信号を、制
御回路13から与えられる図2の(B)の制御信号に応
答して選択的に通過させるものである。この実施例では
図2の(A)に示す1サンプリング時間TA を半分に時
分割した第1の時間TB に発生する高レベルパルスに応
答して第1のゲート回路12は1サンプリングのディジ
タル情報信号を通過させる。
【0009】14はアナログのディザ信号発生回路であ
り、白色性雑音即ちディザを発生する回路である。15
はA/D変換器であり、ディザ信号発生回路14から得
られるアナログのディザ信号をディジタル化したディジ
タル化ディザ信号を発生する回路である。このA/D変
換器15には、制御回路13から図2の(A)の1サン
プリング時間TA のパルスが供給され、この時間TA に
対応してディジタル化ディザ信号が送出される。
【0010】加算回路16は第1のゲート回路12の出
力とA/D変換器15の出力とをディジタル加算する。
第1のゲート回路12からは図2の(B)の第1の時間
TBに対応してディジタル情報信号が出力され、A/D
変換器15からは図2の(A)のサンプリング時間TA
においてディジタル化ディザ信号が出力されるので、加
算回路16は第1の時間TB 内にディジタル情報信号に
ディジタル化ディザ信号を加算したディザ加算情報信号
を出力し、ディジタル情報信号が入力しない図2の
(C)の第2の時間TC にはディジタル化ディザ信号の
みを出力する。これにより、ディザ加算情報信号とディ
ザ信号の時分割伝送が達成される。
【0011】17は抵抗ラダー型のD/A変換器であ
り、加算回路16から時分割形式で与えられるディザ加
算情報信号とディザ信号とを時分割でD/A変換し、ア
ナログのディザ加算情報信号を第1の時間TB に対応さ
せて出力し、アナログのディザ信号を第2の時間TC に
対応させて出力する。
【0012】18は第2のゲート回路であり、制御回路
13から与えられる図2の(B)の第1の時間TB のパ
ルスに応答してD/A変換器17の出力からディザ加算
情報信号を抽出するものである。D/A変換器17は第
1の時間TB に対応してディザ加算情報信号を出力する
ので、この第1の時間TBにゲート回路18をオンにす
ることによってディザ加算情報信号のみが通過する。
【0013】19はホールド回路であり、第2のゲート
回路18から得られるディザ加算情報信号を少なくとも
1サンプリング時間TA は保持するものである。20は
第3のゲート回路であり、制御回路13から与えられる
図2の(C)の第2の時間TC のパルスに応答してD/
A変換器17の出力に含まれているディザ信号を抽出す
るものである。21は第4のゲート回路であり、制御回
路13から与えられる図2の(C)の第2の時間TC の
パルスに応答してホールド回路19で保持されているデ
ィザ加算情報信号を第2の時間TC に同期して通過させ
る回路である。22は減算回路であり、第4のゲート回
路21から得られるディザ加算情報信号と第3のゲート
回路20から得られるディザ信号とのアナログ減算処理
をする回路である。23はフィルタであり、減算回路2
2から第2の時間TC に対応して得られるアナログ信号
に基づいて第2の時間TC の相互間を補間した形態のア
ナログ出力信号を、出力端子24に送出するものであ
る。
【0014】図1のD/A変換装置の入力端子11にオ
ーディオ信号をPCM化したディジタル情報信号が入力
すると、加算回路16の出力段にディジタル化ディザ加
算情報信号とディジタル化ディザ信号とが時分割状態で
得られ、これ等が同一のD/A変換器17でアナログ信
号に変換される。このため、ディザ加算情報信号のD/
A変換誤差とディザ信号のD/A変換誤差との間に実質
的な差が生じない。D/A変換器17の出力はディザ加
算情報信号とディザ信号に分離され、ディザ加算情報信
号からディザが減算される。減算回路22の一方の入力
と他方の入力とは同一のD/A変換器17に基づいて得
るので、一方の入力に含まれるD/A変換誤差と他方の
入力に含まれるD/A変換誤差との間に相違が実質的に
生じない。このため、D/A変換誤差の相違に基づく雑
音又は歪の発生が大幅に少なくなる。
【0015】
【第2の実施例】図4は本発明に係わる第2の実施例の
D/A変換装置を示す。図4ではディジタル情報信号の
入力端子11が加算回路3の一方の入力端子に接続され
ている。アナログディザ発生回路1はA/D変換器2に
接続されている。従って、A/D変換器2からはディジ
タルディザが出力する。A/D変換器2には加算回路3
の他方の入力端子に接続されている。加算回路3は第1
のD/A変換器4を介して減算回路6aの一方の入力端
子に接続されている。減算回路6aの他方の入力端子と
A/D変換器2との間には第2のD/A変換器7が接続
されている。減算回路6aの出力はフィルタ5aを通っ
て出力ラインに接続されている。
【0016】図4のD/A変換装置では、A/D変換器
2から出力されるディジタルディザ信号が加算回路3で
入力ディジタル情報信号に加算され、ディジタルのディ
ザ加算情報信号が形成される。このディジタルのディザ
加算情報信号は第1のD/A変換器4によってアナログ
のディザ加算情報信号に変換される。第2のD/A変換
器7はディジタルディザ信号をアナログディザ信号に変
換する。減算回路6aにおいては、アナログのディザ加
算情報信号からアナログのディザ信号が減算され、情報
信号が得られ、これがフィルタ5aを通して出力され
る。
【0017】この方式では、A/D変換器2から出力さ
れたディジタルのディザ信号は、加算回路3と第1のD
/A変換器4を通って減算回路6aに至と共に第2のD
/A変換器7を通って減算回路6aに至る。従って、A
/D変換器2から減算回路6aに至る2つの通路のいず
れでもD/A変換処理が実行され、減算回路6aの両入
力の位相特性がそろうので、十分なディザ減算が可能に
なり、ディザの効果が良好に得られる。
【0018】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、変形可能なものである。例えば、アナログのディザ
信号発生回路14とA/D変換器15との組み合せによ
ってディジタル化ディザ信号発生回路を形成せずに、直
接にディジタル化デイザを発生する回路を設けてもよ
い。また、1サンプリング時間内の信号配置をディザが
先になるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係わるディジタル・ア
ナログ変換装置を示すブロック図である。
【図2】図1の各部の波形を示す図である。
【図3】ディジタル・アナログ変換装置を示すブロック
図である。
【図4】本発明の第2の実施例のディジタル・アナログ
変換装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
2 ディザ用A/D変換器 3 加算回路 4、7 D/A変換器 6a 減算回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル情報信号を受け入れるステッ
    プと、 ディジタルディザ信号発生手段からディジタルディザ信
    号を発生するステップと、 前記ディジタル情報信号に前記ディジタルディザ信号を
    加算してディジタルのディザ加算情報信号を形成するス
    テップと、 前記ディジタルのディザ加算情報信号をアナログ・ディ
    ジタル変換器を使用してアナログのディザ加算情報信号
    に変換するステップと、 前記ディジタルディザ信号発生手段から発生した前記デ
    ィジタルディザ信号をディジタル・アナログ変換器を使
    用してアナログのディザ信号に変換するステップと、 前記アナログのディザ加算情報信号から前記アナログの
    ディザ信号を減算してアナログの情報信号を得るステッ
    プとを有することを特徴とするディジタル・アナログ変
    換方法。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5513583A (en) * 1978-07-13 1980-01-30 Sanyo Electric Co Ltd Analogue-digital converter circuit
JPS58168323A (ja) * 1982-03-29 1983-10-04 Yoshio Yamazaki 信号量子化装置
JPS6093839A (ja) * 1983-10-26 1985-05-25 Akai Electric Co Ltd デイザを用いた情報伝送方式

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