JP2550839B2 - ディジタル−アナログ変換装置 - Google Patents

ディジタル−アナログ変換装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オーディオ信号等のア
ナログ信号に対応するディジタル信号を、ディザ(dith
er)ディジタル信号の加算と減算を伴ってアナログ信号
に変換するためのディジタル−アナログ(D/A)変換
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】オーディオ信号のPCM記録及び再生に
おいて、量子化雑音(量子化出力と入力標本値との差)
が問題になる。特に入力信号レベルが低く量子化ステッ
プ数が少ない場合には、量子化雑音は入力と強い相関を
有し、雑音というよりも入力信号の一種の歪み(高次高
調波)となる。また、たとえ入力信号レベルが高くと
も、極ゆっくり変化する信号に対しては、量子化ステッ
プが変化する毎に不快な雑音が発生する。上述の如き問
題を解決するために、A/D変換時に、ディザと呼ばれ
る白色性雑音をアナログ入力信号に加えてディジタル信
号に変換すること、又はディザをアナログ入力信号に加
算し、デイジタル信号に変換した後に、ここからディザ
に対応するディザディジタル信号を減算すること、又、
D/A変換時において、ディジタル信号にディザディジ
タル信号を加算してD/A変換するすること、又はこの
D/A変換後にディザディジタル信号に対応するディザ
アナログ信号をD/A変換出力から減算することは既に
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、D/A変換
器を低コスト化するためには、このD/A変換器の入力
ビット数を情報ディジタル信号のワードのビット数(一
般に16ビット)と同一又は近い数にすることが望まし
い。しかし、この様に設計すると、情報ディジタル信号
にディザディジタル信号を加算した値が加算器及びD/
A変換器のビット数を越えないように、ディザの分だけ
情報ディジタル信号の値を抑えなければならなかった。
このため、必然的にダイナミックレンジが狭くなった。
勿論、加算器及びD/A変換器のビット数を多くすれ
ば、ダイナミックレンジを大きくすることができるが、
必然的に装置がコスト高になる。
【0004】この問題を解決するために、情報ディジタ
ル信号の値が大きい時にディザを制限することが考えら
れる。
【0005】本発明の目的は、ディザを制限する方式で
あるにも拘らずディザの効果を最大限に確保することが
できると共にディザの制限を簡単に達成することができ
るディジタル−アナログ変換装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、所定ビット数の情報ディジタル信号の入力
手段と、実質的にランダムなディジタル信号から成るデ
ィザディジタル信号を発生するディザディジタル信号発
生手段と、前記ディザディジタル信号発生手段の前記デ
ィザディジタル信号を選択的に送出するためのゲート手
段と、前記入力手段から与えられた前記情報ディジタル
信号と前記ゲート手段から送出された前記ディザディジ
タル信号とを加算して加算信号を出力するディジタル加
算器と、前記加算信号と前記ゲート手段から送出された
ディザディジタル信号とを独立又は個別のディジタル−
アナログ変換器でアナログ信号にそれぞれ変換するため
のディジタル−アナログ変換手段と、前記ディジタル−
アナログ変換手段から得られたアナログの加算信号から
アナログのディザ信号を減算してアナログの情報信号を
得る手段と、前記加算器のオーバフローを示す信号に応
答して前記ディザディジタル信号の送出を所定時間停止
させるように前記ゲート手段を制御するゲート制御手段
とから成るディジタル−アナログ変換装置に係わるもの
である。
【0007】
【作用及び効果】上記発明においては、情報ディジタル
信号が大きい値を有しているか否かが、加算器のオーバ
フロー信号に基づいて判定される。そして、加算器がオ
ーバフローした時にはディザディジタル信号の加算器へ
の供給が停止される。このため、加算器の出力即ちD/
A変換器の入力がディザの加算によって過大になること
が防止される。情報ディジタル信号の値が大きい時にデ
ィザを加算しないので、ディザの分だけ情報ディジタル
信号の値を大きくすることが可能になり、結局ダイナミ
ックレンジが広くなる。本発明では加算器のオーバフロ
ー信号に基づいて情報ディジタル信号のレベルが高くな
ったことを判定するので、この判定を簡単且つ正確に行
うことができる。また、オーバフローしない期間はデイ
ザディジタル信号の加算効果が得られ、またオーバフロ
ーした時には所定時間のみディザディジタル信号の加算
を停止するので、ディザディジタル信号の加算停止期間
を最小限に抑えることができる。従って、ディザの効果
を最大限に得ることができる。
【0008】
【第1の実施例】次に、本発明の第1の実施例を説明す
る。図1に示す第1の実施例に係わるディジタル化され
たオーディオ信号をアナログ信号に変換する装置は、1
ワード16ビット構成の情報ディジタル信号(ディジタ
ル化オーディオ信号)を並列形式で入力させるための入
力手段としてライン1を有し、これがディジタル加算器
2に接続されている。このライン1からは、例えば、8
8.2kHzのサンプリング繰返し周波数で情報ディジ
タル信号が入力する。
【0009】3はディザディジタル信号発生器であり、
実質的にランダムに12ビットのディジタル信号を発生
する手段である。このディザディジタル信号発生器3
は、図2に示す如く、16ビットシフトレジスタ4と、
3つの排他的ORゲート5、6、7とNOT回路8とで
構成されている。即ち、シフトレジスタ4の第1〜第1
6段の出力端子から選ばれた第11段の出力端子と第1
3段の出力端子とを第1の排他的ORゲート5の2つの
入力端子に接続し、第14段の出力端子と第16段の出
力端子とを第2の排他的ORゲート6の2つの入力端子
に接続し、第1及び第2の排他的ORゲート5、6の出
力端子を第3の排他的ORゲート7の2つの入力端子に
接続し、この第3の排他的ORゲート7の出力端子をN
OT回路8を介してシフトレジスタのデータ入力端子に
接続したものである。このシフトレジスタのクロック入
力端子に88.2kHzのクロック信号を入力させる
と、クロック毎に異なるデータ即ちランダムパルスが第
1〜第16段の出力端子に得られる。このシフトレジス
タ4のビット数をnとすれば、2n −1個のクロックパ
ルスが入力すると元の状態に戻る。即ち、第1〜第16
段の出力端子から発生するディジタル信号の繰返し周期
は、クロック周期の2n −1倍であり、この例では216
−1倍である。この周期は、情報ディジタル信号に対応
するアナログ信号の周期に比較して大幅に長いので、情
報アナログ信号に対して周期性を実質的に有していない
と見なすことができる。この図2の回路は、M系列(M
aximal−length Pulse Sequences)擬似ランダムパ
ルス発生回路と呼ばれている公知の回路である。本実施
例では、シフトレジスタ4の第1〜第12段の出力端子
から得られる12ビットの実質的にランダムのディジタ
ル信号をディザディジタル信号として利用している。こ
のディザディジタル信号は、アナログの白色性雑音をデ
ィタル信号に変換したものと実質的に同じであり、情報
ディジタル信号に同期して送出される。
【0010】再び図1を説明すると、ディザディジタル
信号発生器3の出力段にゲート手段としてゲート回路9
が設けられている。このゲート回路9は、並列形式で送
られてくる12ビットのディザディジタル信号を選択的
に通過させるものであり、図3に示す如く12ビットの
ディザディジタル信号伝送ラインL1 〜L12に電子スイ
ッチS1 〜S12を接続することにより構成されている。
【0011】ゲート回路9の出力はディジタル加算器2
の入力に結合されている。従って、加算器2は16ビッ
トの情報ディジタル信号と12ビットのディザディジタ
ル信号とをディジタル加算し、16ビットの加算出力を
送出する。
【0012】11は第1のD/A変換器であり、バーブ
ラウン社のICであるPCM53JP−Vから成る。こ
のD/A変換器11は16ビットのディジタル入力端子
を有して加算器2の出力に接続され、加算器2から得ら
れる16ビットのディジタル信号を、内蔵されているラ
ダー抵抗回路網でアナログ信号に変換する。
【0013】12は第2のD/A変換器であり、第1の
D/A変換器11と同一の16ビットのPCM53JP
−Vである。このD/A変換器12の入力端子はゲート
回路9に接続されているので、ゲート回路9を通過した
12ビットのディザディジタル信号が直流から44.1
kHzまでの種々の周波数成分を含むアナログのディザ
信号(白色性雑音)に変換される。
【0014】13はアナログ減算器であり、一方の入力
端子が第1のD/A変換器11の出力端子に接続され、
他方の入力端子が第2のD/A変換器12の出力端子に
接続され、第1のD/A変換器11から得られるディザ
加算アナログ信号から第2のD/A変換器12から得ら
れるディザアナログ信号を減算し、出力端子14に情報
ディジタル信号に対応したアナログ信号を得るものであ
る。第2のD/A変換器12から得られるディザアナロ
グ信号を第1のD/A変換器11から得られるディザ加
算アナログ信号から減算しない場合においても、量子化
に基づく不快な雑音を除去する効果が得られるが、本実
施例の如くディザアナログ信号を減算器13で減算して
やると不快な雑音除去の効果が一層高まる。なお、出力
端子14には必要に応じてグリッチ(glitch)を除去す
る回路、ローパスフィルタ等を接続する。
【0015】加算器2は全加算型加算器からなり、オー
バフロー出力端子2aを有している。このオーバフロー
出力端子2aは16ビットの情報ディジタル信号と12
ビットのディザディジタル信号との加算値が16ビット
で示すことができない大きな値になった時にオーバフロ
ーを示す出力信号が発生するものである。
【0016】オーバフロー出力端子2aは単安定マルチ
バイブレータ10aのトリガ入力端子に接続している。
単安定マルチバイブレータ10aはゲート回路9の制御
手段として設けられたものであり、オーバフロー信号に
応答して所定時間幅T3 のパルスを発生し、これをゲー
ト回路9のスイッチS1 〜S12の制御端子に送る。
【0017】図4は図1の各部の状態を示す。1サンプ
ル機関Tにおいて図4(A)の情報ディジタル信号と図
4(B)のディザディジタル信号とが加算器2に同時に
入力し、オーバフローした場合には、これ等のディジタ
ル信号の前縁近傍においてオーバフロー出力が発生し、
単安定マルチバイブレータ10aが図4(C)に示す高
レベルのオーバフロー判定出力を発生し、時間T3 の間
だけ高レベルを保持する。単安定マルチバイブレータ1
0aが高レベル出力を発生すると、ゲート回路9はこれ
に応答してディザディジタル信号の伝送を時間T3 だけ
遮断する。この結果、ゲート回路9の出力(ディザディ
ジタル信号)は図4(D)に示す如く得られる。時間T
3 はトリガ時点から情報ディジタル信号パルスの後縁時
点までの時間T1 よりも長く、トリガ時点から次のサン
プリング区間の始まりの時点までの時間T2 よりも短く
設定されている。図4から明らかな如く、オーバフロー
を生じさせる過大な情報ディジタル信号が入力している
期間の殆どにおいてディザディジタル信号の加算は行わ
れない。即ち、t1 時点からは16ビットの正常な情報
ディジタル信号のみを加算器2からD/A変換器11に
供給することができる。t0 〜t1 期間においてオーバ
フローし、異常状態になるが、この時間は短いので殆ど
問題にならない。もし、問題になる場合には、減算器1
3の出力段に、この部分を取り除く補償回路を設ける。
なお、オーバフローによる過大入力の判定は1サンプリ
ング区間毎に行う。
【0018】図1の装置では加算器2のオーバフロー出
力を使用してゲート回路9を制御するので、ゲート回路
9の制御を簡単且つ適切に行うことができる。また、オ
ーバフローした時にゲート回路9を動作させる構成であ
るから、ゲート回路9によるディザディジタル信号の停
止期間を最小限に抑えることができる。この結果、ディ
ザディジタル信号の加算を最大限に行うことができる。
なお、ディザをゲート回路9で遮断するということは、
D/A変換器11の16ビットの全部を情報ディジタル
信号で使用することができることを意味し、ダイナミッ
クレンジが広くなる。このD/A変換方式によれば、直
流〜20kHz程度までのオーディオ信号が良好に得ら
れる。
【0019】
【第2の実施例】次に、図5に示す第2の実施例のD/
A変換装置について説明する。この装置においても、図
1の装置と同様に16ビットの情報ディジタル信号入力
ライン1、12ビットのディザディジタル信号発生器
3、16ビットの加算器2、ゲート回路9、単安定マル
チバイブレータ10a、16ビットのD/A変換器1
1、減算器13が設けられている。しかし、図1におけ
る第2のD/A変換器12が省かれている。この代り、
D/A変換器11を時分割で使用し、ディザ加算ディジ
タル信号とディザのみのディジダル信号との両方を同一
のD/A変換器11でアナログに変換するように構成さ
れている。時分割制御を行うために、図5の装置は、ゲ
ート回路15、サンプルホールド回路16、サンプリン
グゲート回路17、制御回路18、及びフィルタ19を
有する。
【0020】
【動作】図5の入力ライン1には図6(A)に示す如く
サンプリング周期(T)毎に情報ディジタル信号(ディ
ジタル化オーディオ信号)が入力し、ディザディジタル
信号発生器3からは図6(B)に示す如くサンプリング
周期(T)毎にディザディジタル信号(擬似ランダムパ
ルス)が発生する。今、情報ディジタル信号の値が小さ
いとすれば、ゲート回路9はオン状態に保たれ、ディザ
ディジタル信号は加算器2に制限を受けずに入力する。
一方、入力ライン1に接続されているサンプリングゲー
ト回路15は、制御回路18で制御され、図6(C)に
示す如く本来の情報ディジタル信号の1サンプルの出力
時間(図6(A)では図示を容易にするためにサンプリ
ング周期と1サンプル出力時間とが一致するように示さ
れている)を時分割した時間T1 にオン状態となり、図
6(C)に示すタイミングで情報ディジタル信号をディ
ジタル加算器2に送る。加算器2においては、図6
(B)のディザディジタル信号と図6(C)の情報ディ
ジタル信号とが並列加算され、図6(D)の加算出力が
得られる。図6(D)から明らかな如く本来の1サンプ
ル出力時間が時分割され、この後半分において、情報デ
ィジタル信号Aにディザディジタル信号Bを加算した出
力(A+B)が得られ、前半分においてディザディジタ
ル信号Bが得られる。即ち、A+B信号とB信号とが時
分割されて交互に得られる。
【0021】D/A変換器11には図6(D)の加算器
出力がこのまま入力するので、この出力端子に図6
(D)に対応するアナログ信号が得られる。D/A変換
器11の出力端子は減算器13の一方の入力端子に接続
されていると共に、サンプルホールド回路16にも接続
され、サンプルホールド回路16の出力端子が減算器1
3の他方の入力端子に接続されているので、図6(D)
の加算器出力に対応するアナログ信号がそのまま減算器
13に入力すると共に、サンプルホールド回路16で抽
出され、ホールドされたディザアナログ信号が入力す
る。サンプルホールド回路16のサンプリングのタイミ
ングは図6(E)に示す如くであり、図6(D)のディ
ザ出力期間に対応して抽出用ゲートが開き、サンプル
(ディザアナログ信号)が取り込まれる。そして、抽出
されたディザアナログ信号は次のサンプリングが行われ
るまでホールドされて減算器13の入力となる。従っ
て、減算器13の他方の入力端子(−)にはディザアナ
ログ信号が常に入力している。このため、t5 〜t7 期
間に送られてくる情報+ディザのアナログ信号からディ
ザアナログ信号の減算が可能になる。時分割処理されて
いるために、減算器13には情報+ディザアナログ信号
が常に入力していない。このため、t1 〜t4 期間には
ディザアナログ信号同志の減算も行われる。従って、減
算器13の出力端子からは不要な信号を含むアナログ信
号が得られる。そこで、サンプリングゲート回路17で
必要な信号のみを抽出する。図6(F)は、サンプリン
グゲート回路17におけるサンプリングのタイミングを
示す。情報+ディザアナログ信号が減算器13に入力し
ているt4 〜t7 の期間内に設定されたt5 〜t6 の期
間にゲートをオン状態にすると、情報+ディザ−ディザ
の信号即ち情報信号が抽出される。サンプリングゲート
回路17からは情報アナログ信号が間欠的に出力される
ので、ローパスフィルタ19を通して間欠部を補間し、
完全な情報アナログ出力を得る。サンプリングゲート回
路17は、アナログ信号列の中のグリッチ(glitch)を
含む部分を除いて情報アナログ信号を抽出するので、最
終的にノイズの少ないアナログ信号が得られる。
【0022】この時分割方式では、情報+ディザディジ
タル信号とディザディジタル信号との両方が同一のD/
A変換器11で変換される。従って、D/A変換誤差も
同一になり、D/A変換誤差の相違のためにディザの減
算を十分に行うことができないという問題が生じない。
従って、雑音の少ないD/A変換が可能になる。また、
この方式では、D/A変換器11のオフセット電圧を除
去することができる。即ち、D/A変換器11の出力と
しての情報+ディザアナログ信号にオフセット電圧V0
が含まれていても、ディザアナログ信号にもオフセット
電圧V0 が含まれる。従って、減算器13で両者の差を
求めると、オフセット電圧V0 が打ち消されて除去され
る。
【0023】この図5の時分割方式の回路においても、
加算器2がオーバフローすると、図1の方式と同様にゲ
ート回路9が動作し、ディザが遮断されるので、図1の
方式と同様な作用効果を得ることができる。なお、図6
(A)に示す入力ライン1における情報信号Aの伝送時
間を1サンプリング周期Tのt4 〜t7 期間に限定して
も全く問題ない。このため、t1 〜t4 期間にべつのチ
ャネル(例えばステレオ信号の左又は右のデータ)を伝
送するようにしてもよい。
【0024】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。 (a) ディザディジタル信号発生器3をM系列擬似ラ
ンダムパルス発生回路で構成する代りに、アナログのデ
ィザ発生器とこの出力に接続したA/D変換器とで構成
してもよい。このようにアナログのディザ発生器を含む
場合には、減算器13にアナログディザ発生器の出力を
入力させることもできる。 (b) 図5の時分割方式において、サンプルホールド
回路16で情報+ディザアナログ信号をサンプルホール
ドするようにしてもよい。 (c) サンプリングゲート回路17を減算器13の入
力側に移し、情報+ディザアナログ信号を抽出して減算
器13に入力させ、ディザを減算してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係わるD/A変換装置
を示すブロック図である。
【図2】図1のディザディジタル信号発生器を示すブロ
ック図である。
【図3】図1のゲート回路を示す回路図である。
【図4】図1の各部の時間関係を示す図である。
【図5】第2の実施例のD/A変換装置を示すブロック
図である。
【図6】図5の各部の状態を示す波形図である。
【符号の説明】
2 加算器 3 ディザディジタル信号発生器 9 ゲート 10a 単安定マルチバイブレータ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定ビット数の情報ディジタル信号の入
    力手段と、 実質的にランダムなディジタル信号から成るディザディ
    ジタル信号を発生するディザディジタル信号発生手段
    と、 前記ディザディジタル信号発生手段の前記ディザディジ
    タル信号を選択的に送出するためのゲート手段と、 前記入力手段から与えられた前記情報ディジタル信号と
    前記ゲート手段から送出された前記ディザディジタル信
    号とを加算して加算信号を出力するディジタル加算器
    と、 前記加算信号と前記ゲート手段から送出されたディザデ
    ィジタル信号とを独立又は個別のディジタル−アナログ
    変換器でアナログ信号にそれぞれ変換するためのディジ
    タル−アナログ変換手段と、 前記ディジタル−アナログ変換手段から得られたアナロ
    グの加算信号からアナログのディザ信号を減算してアナ
    ログの情報信号を得る手段と、 前記加算器のオーバフローを示す信号に応答して前記デ
    ィザディジタル信号の送出を所定時間停止させるように
    前記ゲート手段を制御するゲート制御手段とから成るデ
    ィジタル−アナログ変換装置。
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