JPH05152341A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH05152341A
JPH05152341A JP31421991A JP31421991A JPH05152341A JP H05152341 A JPH05152341 A JP H05152341A JP 31421991 A JP31421991 A JP 31421991A JP 31421991 A JP31421991 A JP 31421991A JP H05152341 A JPH05152341 A JP H05152341A
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JP
Japan
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layer
substrate
mask
etching
manufacturing
Prior art date
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Pending
Application number
JP31421991A
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English (en)
Inventor
Shuichi Wakamatsu
秀一 若松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 RIEに対する良好なマスクを形成し、半導
体基板のエッチング時間を大幅に短縮できる製造方法を
提供する。 【構成】 半導体基板102上にフォトレジストパター
ンを用いた選択めっきにより金めっき電極1031を前
記フォトレジスト層より厚く形成する工程と、前記金め
っき電極の露出面をチタン層3で被覆する工程と、前記
チタン層に酸化を施し形成したチタン酸化膜4をマスク
にして、前記金めっき電極間の前記半導体基板にドライ
エッチングを施す工程を含む半導体装置の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法に
係り、特にチップ裏面にPHS(Planted He
at Sink)構造を有する超高周波用の電界効果ト
ランジスタの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】高周波電力用電界効果トランジスタ(以
下、FETと略称)では、素子の集積密度を上げるた
め、熱抵抗の低減を図る必要があり、チップを厚さ30
〜40μmに薄くしてチップ裏面にPHSを形成してい
る。PHSは金(以下、Au)の厚めっきが一般に用い
られており、このPHS電極間の半導体基板にエッチン
グを施すことによりFETチップに分離される。よっ
て、歩留良くチップを製造するには、30〜40μmの
半導体基板をエッチングする技術を確立する必要があ
る。
【0003】以下、AuPHS構造を有するFETチッ
プの従来方法による製造工程につき、、図5および図6
(a)、(b)に示す工程順の断面図を参照して説明す
る。まず、表面にFETパターン101を形成した半導
体基板102を30〜40μmに薄層化した後、裏面に
PHSとなるAuめっき電極103を選択めっきにより
形成する(図5)。次に、前記Auめっき電極103を
マスクにして、前記電極間をリアクティブイオンエッチ
ング(以下、RIEと略称)11によりエッチングを施
す(図6(a))。その結果、図6(b)に示すよう
に、半導体基板102が分離されて半導体基板102a
となり、分離されたFETチップが完成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の製造工程で
は、図6(a)に示す如く、RIEを行うマスクにPH
SのAuめっき電極を用いている。めっきしたAuはR
IEに対して良好なマスク材とは言えず、RIEのスパ
ッタ効果によりAuがスパッタされ、被エッチング面に
再付着して半導体基板のエッチングを阻害してしまう。
例えば半導体基板が砒化カリウム(以下、GaAs)の
場合、Auのスパッタ効果の最も少ないRIEの条件を
選択してエッチングしても、Auめっき電極をマスクに
使う限り、GaAs基板に対するエッチングレートを
0.2μm/min以上に上げることはできない。この
ため、40μm厚のGaAs基板をエッチングするのに
200分以上の多大な時間を要する。
【0005】本発明は、上記の欠点を除去するためにな
されたもので、RIEに対する良好なマスクを形成し、
半導体基板のエッチング時間を大幅に短縮できる製造方
法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体装置
の製造方法は、半導体基板上にフォトレジストパターン
を用いた選択めっきにより金めっき電極を前記フォトレ
ジスト層より厚く形成する工程と、前記金めっき電極の
露出面をチタン層で被覆する工程と、前記チタン層に酸
化を施し形成したチタン酸化膜をマスクにして、前記金
めっき電極間の前記半導体基板にドライエッチングを施
す工程を含むことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明は、Auめっき電極間の半導体基板にR
IEを施す際、Auめっき電極をそのままマスクに用い
る従来方法に比べ、Auめっき電極を完全に被覆したT
i酸化膜をマスクに用いるため、めっきしたAuに対す
るスパッタリングの効果を完全に抑制でき、被エッチン
グ面にAuが再付着することがない。
【0008】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の一実施例を図面
を参照して説明する。
【0009】図1および図2は半導体基板にGaAsを
用いたFETの製造方法を工程順に示すいずれも断面図
である。
【0010】図1(a)に示すように、GaAs半絶縁
性基板102の1の主面にFETパターン101を形成
した後、前記GaAs基板の反対側主面(以下、裏面と
記す)にラッピング及び化学研磨を施して基板厚を40
μmまで薄くし、このGaAs基板裏面にAu層1を陰
電極にして選択めっきによりPHSとなるAuめっき電
極103を30μm厚に形成する。なお、図中の2はフ
ォトレジスト層である。
【0011】次に、前記GaAs基板102裏面にチタ
ン(以下、Ti)を斜め成分を含んだ蒸着方法により1
000オングストローム蒸着しTi層3を形成する(図
1(b))。ここで、Tiを斜め蒸着するため、前記A
uめっき電極103は側壁もTiにより被覆される。
【0012】次に、図1(c)のように、前記フォトレ
ジスト層2を溶解除去することによりこのフォトレジス
ト層上のTiを除くことができ、続いて前記Ti層3を
マスクにAuめっき電極1031の間のAu層1にエッ
チングを施し前記GaAs基板102が露出する。
【0013】この後、前記GaAs基板102裏面に酸
素(以下、O2 )プラズマ12を施し、前記Auめっき
電極1031上のTi層3表面にTi酸化膜4を形成す
る(図2(a))。ここで、O2 プラズマはレジストア
ッシング装置またはRIE装置により発生させることが
でき、前記Auめっき電極1031はTi酸化膜4によ
り完全に被覆される。
【0014】次に、前記Ti酸化層4をマスクにRIE
11を施し、Auめっき電極1031の間に露出したG
aAs基板102にエッチングを施し、分離されたGa
As基板102aを形成する(図2(b))。
【0015】次に、前記Ti層3及びTi酸化膜4をエ
ッチング除去し、分離されたFETチップが完成する
(図2(c))。
【0016】上記方法によれば、Ti酸化膜をマスクに
RIEを行うため、従来のAuめっき電極をマスクに用
いる方法に比べてAuの露出部がないので、Auのスパ
ッタリングにより被エッチング面にAuが再付着するこ
とがない。したがってGaAs基板に対するエッチング
選択比を大きくとることができて、エッチング時間を既
述の従来の方法に比し、約1/3以下の60分間程度に
大幅な短縮が達成できた。
【0017】(実施例2)次に本発明の別の実施例を図
面を参照して説明する。
【0018】図3および図4は半導体基板にGaAsを
用いたFETの製造方法を工程順に示すいずれも断面図
である。
【0019】図3(a)に示すように、GaAs半絶縁
性基板102の1主面にFETパターン101を形成し
た後、前記GaAsの基板の反対側主面(以下、裏面と
記す)にラッピング及び化学研磨を施して基板厚を40
μmまで薄くし、このGaAs基板裏面にAu層1を陰
電極にして選択めっきによりPHSとなるAuめっき電
極103を30μm厚に形成する。
【0020】次に、前記GaAs基板102裏面にチタ
ン(以下、Ti)を斜め成分を含んだ蒸着方法により1
000オングストローム蒸着しTi層3を形成する(図
3(b))。ここで、Tiを斜め蒸着するため、前記A
uめっき電極103は側壁もTi層3により被覆され
る。
【0021】次に、図3(c)のように、前記フォトレ
ジスト層2を溶解除去することによりこのフォトレジス
ト層上のTiを除くことができ、続いで前記Ti層3を
マスクにAuめっき電極1031の間のAu層1にエッ
チングを施し前記GaAs基板102が露出する。
【0022】次に、前記Ti層3をマスクにRIE11
を施し、Auめっき電極1031の間に露出したGaA
s基板102にエッチングを施す。このエッチングは、
GaAs基板に対する反応性エッチングガスに酸素を混
入させることによりAuめっき電極1031上のTi層
3表面を酸化させ、Ti酸化膜4を形成しながらGaA
s基板にエッチングを施すものである。上記エッチング
によりAuめっき電極1031はTi酸化膜4により保
護されてGaAs基板102は分割され、複数のGaA
s基板102aが得られる(図4(a))。
【0023】次に前記Ti層3、およびTi酸化膜4を
エッチング除去し、分離されたFETチップが完成す
る。(図4(b))。
【0024】上記方法によれば、Ti酸化膜をマスクに
RIEを行うため、従来のAuめっき電極をマスクに用
いる方法に比べてAuの露出部がないので、Auのスパ
ッタリングにより被エッチング面にAuが再付着するこ
とがない。したがってGaAs基板に対するエッチング
選択比を大きくとることができて、エッチング時間を既
述の従来の方法に比し、約1/3以下の50分間程度に
大幅な短縮が達成できた。
【0025】また、実施例2は実施例1において図2
(a)で示したO2 プラズマによるTi酸化膜の形成工
程が省略され、本発明の利点がさらに拡張されるもので
ある。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、基板
に対するRIEのマスクとして厚めっきのAuめっき電
極をTi酸化膜で完全に被覆したものを用いることで、
RIEに対する良好なマスクを提供できる。このため、
Auめっき電極をそのままマスクに用いる従来方法に比
べ、エッチング時間を1/3以下に大幅に短縮でき、か
つ歩留良くFETチップに分離することができる顕著な
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c)は本発明の実施例1に係るFE
Tの製造方法の一部を工程順に示すいずれも断面図、
【図2】(a)〜(c)は本発明の実施例1に係るFE
Tの製造方法の一部を図1に続き工程順に示すいずれも
断面図、
【図3】(a)〜(c)は本発明の実施例2に係るFE
Tの製造方法の一部を工程順に示すいずれも断面図、
【図4】(a)、(b)は本発明の実施例2に係るFE
Tの製造方法の一部を図3に続き工程順に示すいずれも
断面図、
【図5】従来のFETの製造方法の一部を工程順に示す
断面図、
【図6】従来のFETの製造方法の一部を図5に続き工
程順に示すいずれも断面図。
【符号の説明】
1…Au層 2…フェトレジスト層 3…Ti層 4…Ti酸化膜 11…RIE 12…O2 プラズマ 101…FETパターン 102…半導体基板 103,1031…Auめっき電極(PHS)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上にフォトレジストパターン
    を用いた選択めっきにより金めっき電極を前記フォトレ
    ジスト層より厚く形成する工程と、前記金めっき電極の
    露出面をチタン層で被覆する工程と、前記チタン層に酸
    化を施し形成したチタン酸化膜をマスクにして、前記金
    めっき電極間の前記半導体基板にドライエッチングを施
    す工程を含む半導体装置の製造方法。
JP31421991A 1991-11-28 1991-11-28 半導体装置の製造方法 Pending JPH05152341A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100707017B1 (ko) * 2001-05-31 2007-04-11 비오이 하이디스 테크놀로지 주식회사 박막 트랜지스터 액정표시장치의 제조방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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