JPH05151880A - 回路遮断器の電動操作装置 - Google Patents

回路遮断器の電動操作装置

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JPH05151880A
JPH05151880A JP31433691A JP31433691A JPH05151880A JP H05151880 A JPH05151880 A JP H05151880A JP 31433691 A JP31433691 A JP 31433691A JP 31433691 A JP31433691 A JP 31433691A JP H05151880 A JPH05151880 A JP H05151880A
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JP
Japan
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handle
moving
circuit breaker
operation body
moved
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JP31433691A
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English (en)
Inventor
Takashi Nishizawa
隆志 西沢
Yoshitake Araki
芳武 荒木
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回路遮断器のオフ・オン状態の切り替えを瞬
時に行うことができるようにする。 【構成】 可逆モータ34を正および逆方向に回転させ
ると、その回転を回転運動−直線運動変換機構37が移
動体36の矢印E方向および矢印F方向の移動に変換す
る。移動体36の矢印E方向および矢印F方向の移動に
伴い、オン操作体46およびオフ操作体47が圧縮コイ
ルばね52および53を押し縮めながら回路遮断器のハ
ンドル5の移動範囲より外側の原位置P1,P2に移動
する。原位置P2に係止されたオフ操作体47の係止を
解除すると、オフ操作体47が圧縮コイルばね53の蓄
勢弾発力により矢印E方向に高速移動し、ハンドル5を
オフ位置に高速移動させる。また、原位置P1に係止さ
れたオン操作体46の係止を解除すると、オン操作体4
6が圧縮コイルばね52の蓄勢弾発力により矢印F方向
に高速移動し、ハンドル5をオン位置に高速移動させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータの回転を操作体
の往復移動に変換して回路遮断器のハンドルを操作する
構成の回路遮断器の電動操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図13は回路遮断器を示す。同図におい
て、1はケース、2は固定接触子、3は可動接触子4を
設けた可動アーム、5はハンドル、6は可動アーム3と
ハンドル5とを連結する開閉機構、7は開閉機構6のキ
ャッチ8を係止するラッチ、9はラッチ7の係止を解除
する引外し機構である。
【0003】回路遮断器は周知のように、可動接触子4
が固定接触子2に接触したオン状態において、主回路に
過電流が流れると、引外し装置9が作動してラッチ7に
よるキャッチ5の係止を解除する。すると、トグルばね
10の作用により、可動アーム3が矢印A方向に回動
し、これにより可動接触子4が固定接触子2から開離し
てオフ状態になると共に、ハンドル5がトリップ位置に
移動する。
【0004】このトリップ状態からオン状態に戻すに
は、ハンドル5を一旦トリップ位置からリセット位置に
操作した後、リセット位置からオン位置へと操作する。
すると、リセット位置への操作により、再びキャッチ8
がラッチ7により係止されるので、その後のオン位置へ
の操作により、可動アーム3が矢印Aとは反対方向に回
動し、これにて可動接触子4が固定接触子2に接触して
オン状態に復帰する。
【0005】また、周知のように回路遮断器では、ハン
ドル5の操作により、オン状態とオフ状態との間で切換
え操作できるようになっている。すなわち、ハンドル5
をオン位置からオフ位置に移動操作すると、可動アーム
3が矢印A方向に引き上げられて可動接触子4が固定接
触子から開離する。また、ハンドル5をオフ位置からオ
ン位置に移動操作すると、可動アーム3が矢印Aとは反
対方向に押し下げられて可動接触子4が固定接触子2に
接触するものである。
【0006】このような回路遮断器の電動操作装置の一
例として実開昭64−2332号公報に示されたものが
ある。これを図14ないし図17に基づいて説明する
に、まず、図14において、フレーム11にはガイドバ
ー12が取り付けられており、このガイドバー12にス
ライダー13が往復移動可能に支持されている。このス
ライダー13は回路遮断器のハンドル5を直接操作する
もので、スライダー13に固定された一対のピン14間
にハンドル5が挿入されている。また、ガイドバー12
には、ハンドル5をオン位置からオフ位置へと操作する
ときのスライダー13の移動により押し縮められて弾発
力を蓄勢する圧縮コイルばね15が巻装されている。
【0007】一方、電動操作装置の駆動源は図17に示
すモータ16とされ、このモータ16の回転は減速ギヤ
機構17により減速され、ワンウエイクラッチ18を介
して主軸19に伝達されるように構成されている。そし
て、この主軸19にはラチェットホイール20が取り付
けられており、このラチェットホイール20の一側面に
スライダー13を往方向に移動させるためのカム21が
固定されている。
【0008】さて、図14は回路遮断器がオン状態にあ
るときの電動操作装置を示すもので、回路遮断器をオフ
状態に切換えるには、モータ16を起動させ、主軸19
ひいてはラチェットホイール20を矢印B方向に回転さ
せる。すると、このラチェットホイール20の回転に伴
い、図15に示すように、カム21がスライダー13の
一側面に設けられたローラ22に接触し、当該ローラ2
2を介してスライダー13を矢印C方向に移動させる。
【0009】スライダー13が矢印C方向に移動する
と、圧縮コイルばね15が押し縮められて弾発力を蓄勢
する。そして、スライダー13によりハンドル5がオフ
位置まで移動されたところで、カム21がローラ22か
ら離れるも、スライダー13が図17に示すラッチ機構
23によりラッチされるため、スライダー13が圧縮コ
イルばね15の蓄勢弾発力により元位置に向って復方向
に移動することが阻止される。
【0010】そして、カム21がローラ22から離れる
と、その後のラチェットホイール20の回転により、図
16に示すように、カム21に突設されたピン24がス
ライダー13に支持されているレバー25を引っ掛けて
矢印D方向に回動させる。すると、レバー25がスイッ
チ26を動作させるため、このスイッチ26の動作によ
りモータ16が停止される。以上によりハンドル5がオ
フ位置に保持され、回路遮断器がオフ状態となる。
【0011】このオフ状態からオン状態にするには、ラ
ッチ機構23のラッチを解除させる。すると、スライダ
ー13が圧縮コイルばね15の蓄勢弾発力により矢印C
とは反対方向に移動し、これによりハンドル5がオフ位
置からオン位置に移動されるため、回路遮断器がオン状
態に復帰するものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の電動操作装
置では、回路遮断器をオフ状態からオン状態に切り替え
る場合、その切り替えは、圧縮コイルばね15の弾発力
を利用して、ハンドル5をオフ位置からオン位置に移動
させることにより瞬時に行うことができる。
【0013】しかしながら、逆に回路遮断器をオン状態
からオフ状態に切り替える場合には、モータ16により
ラチェットホイール20を矢印B方向に回転させて、ス
ライダー13を矢印C方向に移動させねばならない。こ
のため、回路遮断器をオフ状態にするまでに時間がかか
り、瞬時にオフ状態に切り替えることができないという
問題がある。
【0014】そこで、本発明の目的は、回路遮断器をオ
フ状態からオン状態に切り替える場合、およびオン状態
からオフ状態に切り替える場合のいずれの場合でも、こ
れを瞬時に行うことができる回路遮断器の電動操作装置
を提供するにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の回路遮断器の電動操作装置は、可逆モータ
を設け、移動体を往復移動可能に設け、前記可逆モータ
の回転を前記移動体の往復移動に変換する回転運動−直
線運動変換機構を設け、前記移動体の一方向への移動に
よりハンドルの移動範囲の外側に移動されるオン操作体
および移動体の他方向への移動によりハンドルの移動範
囲の外側に移動されるオフ操作体を回路遮断器のハンド
ルを挟んで対向するように往復移動可能に設け、前記移
動体による前記オン操作体およびオフ操作体の移動によ
り弾発力を蓄勢してオン操作体およびオフ操作体を弾発
力蓄勢時の移動方向と反対方向に付勢するオン側弾性体
およびオフ側弾性体を設け、前記移動体により移動され
た前記オン操作体を係止しその係止を解除することによ
り当該オン操作体を前記オン側弾性体の蓄勢弾発力によ
り移動させて前記ハンドルをオン位置に移動させるオン
操作体側係止手段を設け、前記移動体により他方向に移
動されたオフ操作体を係止しその係止を解除することに
より当該オフ操作体を前記オフ側弾性体の蓄勢弾発力に
より前記ハンドルをオフ位置に移動させるオフ操作体側
係止手段を設ける構成としたものである。
【0016】
【作用】回路遮断器をオフ状態からオン状態に切り替え
る場合には、オン操作体側係止手段を係止解除動作させ
る。すると、オン操作体がオン側弾性体の蓄勢弾発力に
より高速移動し、回路遮断器のハンドルをオン位置に高
速移動させる。
【0017】また、回路遮断器をオン状態からオフ状態
に切り替える場合には、オフ操作体側係止手段を係止解
除動作させる。すると、オフ操作体がオフ側弾性体の蓄
勢弾発力により高速移動し、回路遮断器のハンドルをオ
フ位置に高速移動させる。
【0018】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1ないし図12に
基づいて説明する。なお、この実施例では回路遮断器に
ついては図13に示すものを使用するものとし、回路遮
断器の構成部品については同図に使用した符号を用い、
詳細な説明を省略する。
【0019】図1および図2に示すように、電動操作装
置31は回路遮断器のケ―ス1上に取付けられており、
このフレーム32の底部に形成された孔33から回路遮
断器のハンドル5が当該フレーム32内に突出してい
る。なお、図1および図2はハンドル5がオン位置にあ
る状態を示す。
【0020】上記フレーム32内には、直流可逆モータ
34が取り付けられていると共に、シャフト35により
矢印EおよびFで示す左右方向に往復移動可能に支持さ
れた移動体36が配設されている。この移動体36はモ
ータ34を駆動源として往復移動するもので、そのモー
タ34の正逆方向の回転は、回転運動−直線運動変換機
構37により移動体36の往復の直線運動に変換される
ようになっている。
【0021】上記回転運動−直線運動変換機構37の構
成部材は、図4に示すように、外周に雄ねじ38aを形
成した小径側ねじ棒38と、このねじ棒38の外径より
も大なる内径を有し且つ内周に雄ねじ38aと同一ピッ
チの雌ねじ39aを形成したナット39とからなり、そ
のうちナット39はボ―ルベアリング40のインナ―レ
―スの内周に雌ねじを形成することによって構成されて
いる。
【0022】そして、ボ―ルベアリング40のアウタ―
レ―ス41を移動体36内に嵌着することにより、ナッ
ト39を移動体36に回転可能に取付けている。また、
小径側ねじ棒38はナット39に内接して雄ねじ38a
が雌ねじ39aに螺合するようにこのナット39内を貫
通しており、一端側がフレーム32に取り付けられた支
持枠42に回転可能に支持されている。この小径側ねじ
棒38の一端部は可逆モータ34の回転軸34aにベル
ト伝動機構43を介して連結されている。
【0023】なお、図4中、44,44は移動体36に
前記ボ―ルベアリング35の両側に位置するようにして
嵌着された一対のボ―ルベアリングで、これは小径側ね
じ棒38の撓みを防止して、その雄ねじ38aとナット
39の雌ねじ39aとの螺合が外れることを防止するた
めのものである。
【0024】ここで、上記構成の回転運動−直線運動変
換機構24の原理について説明する。即ち、小径側ねじ
棒38が可逆モ―タ34により回転されると、雄ねじ棒
38aと雌ねじ棒39aとの摩擦力がナット39とアウ
タ―レ―ス41との間の回転抵抗よりも大きい場合、雄
ねじ38aと雌ねじ39aとの摩擦力によりナット39
も回転する。このとき、小径側ねじ棒38の径寸法をd
1 とし、ナット39の径寸法をd2 とすると、小径側ね
じ棒38の1回転当り、ナット39は(d1 /d2 )だ
け回転する。従って、ナット39は、小径側ねじ棒38
の1回転当り[1−(d1 /d2 )]だけ相対的に回転
したこととなる。このとき、小径側ねじ棒38は軸方向
には移動しないようになっているので、ナット39を取
付けた移動体36が[p×(1−d1 /d2 )]分だけ
軸方向に直線運動するようになる(但し、pはねじの1
ピッチ量である)。
【0025】一方、フレーム32内には、移動体36の
支持シャフト35と平行に2本のシャフト45,45が
設けられており、これらシャフト45にはオン操作体4
6およびオフ操作体47がハンドル5を挟んで対向する
ようにして左右方向に移動可能に支持されている。これ
ら両操作体46,47およびフレーム32の左右両側に
は、受け座48ないし51が回動可能に設けられてお
り、オン操作体46の受け座48とフレーム32の左側
の受け座50との間およびオフ操作体47の受け座49
とフレーム32の右側の受け座51との間には、オン側
弾性体としてのオン側圧縮コイルばね52およびオフ側
弾性体としてのオフ側圧縮コイルばね53が配設されて
いる。
【0026】また、上記両操作体46および47間には
前記移動体36が位置しており、その移動体36は一方
向たる矢印E方向への移動時に、オン操作体46を押圧
して同方向に移動させ、また他方向たる矢印F方向への
移動時に、オフ操作体47を押圧して同方向に移動させ
るようになっている。そして、オン操作体46が移動体
36により矢印E方向に移動されると、オン側圧縮コイ
ルばね52は圧縮されて弾発力を蓄勢し、またオフ操作
体47が移動体36により矢印F方向に移動されると、
オフ側圧縮コイルばね53は圧縮されて弾発力を蓄勢す
るようになっている。
【0027】ところで、両操作体46,47は移動体3
6によりハンドル5の移動範囲の外側、すなわちオン操
作体46はハンドル5のリセット位置よりも外側の原位
置P1まで移動され、オフ操作体47はハンドル5のオ
ン位置よりも外側の原位置P2まで移動される。そし
て、フレーム32には、操作体46,47が原位置P
1,P2まで移動したとき、当該操作体46,47に押
圧されてオン動作するマイクロスイッチ54,55が取
り付けられている。
【0028】また、各操作体46,47は原位置P1,
P2まで移動すると、図3に示すように、オン操作体側
係止手段たるオン操作体側係止レバー56,オフ操作体
側係止手段たるオフ操作体側係止レバー57により係止
されるようになっている。これら各係止レバー56,5
7は軸58に回動可能に支持されて板ばね59,59に
よりそれぞれ矢印G,Hで示す係止方向に回動付勢され
ている。そして、各操作体46,47が矢印E,Fの各
方向に移動する際には、各係止レバー56,57は板ば
ね59,59の弾発力に抗して矢印G,Hとは反対方向
に回動して操作体46,47の通過を許容し、操作体4
6,47が原位置P1,P2から矢印E,Fとは反対方
向に移動すると、一端側の段部56a,57aにより、
操作体46,47を係止して原位置P1,P2に止める
ものである。
【0029】また、各係止レバー56,57の他端部に
は、解除レバー60,61がピン60a,61aにより
回動可能に連結されている。この解除レバー60,61
はL字形に形成され、その角部がフレーム32に当接し
ている。そして、各操作体46,47が移動体36によ
り停止位置P1,P2から矢印E,Fの各方向に移動さ
れると、各解除レバー60,61がそれぞれ操作体4
7,46により押圧されて角部を中心に矢印J,K方向
に回動し、これにより係止レバー56,57が矢印G,
Hとは反対方向に回動して各操作体46,47の係止を
解除するように構成されている。
【0030】一方、図12はモータ34を正逆回転させ
るための電気的回路構成を示すもので、同図において、
交流電源62に接続された整流回路63は定電圧回路6
4を介してプラス側電源ライン65およびマイナス側電
源ライン66に接続されている。この電源ライン65,
66間には、トランジスタ67および68の直列回路と
トランジスタ69および70の直列回路とが並列に接続
されている。そして、トランジスタ67および68の共
通接続点とトランジスタ69および70の共通接続点と
の間にモータ34の両端子が接続されている。
【0031】また、両電源ライン65,66には制御回
路71が接続されている。この制御回路71には、図示
しない遠隔操作装置が接続されており、この遠隔操作装
置からオン操作信号S1およびオフ操作信号S2が入力
される。また、制御回路71とマイナス側電源ライン6
6との間には、前記マイクロスイッチ54,55が接続
されており、制御回路71はマイクロスイッチ54,5
5のオン・オフにより各操作体46,47が原位置P
1,P2にあるか否かを検出できるようになっている。
【0032】そして、制御回路71の4個の出力端子は
トランジスタ67ないし70のベースに接続されてお
り、当該制御回路71は遠隔操作装置からのオン・オフ
の各操作信号S1,S2の入力およびマイクロスイッチ
54,55のオン・オフ状態に応じて各トランジスタ6
7ないし70をオン・オフ制御するようにしている。
【0033】次に上記構成の作用を説明する。
【0034】今、電動操作装置が図1に示す状態にある
ものとする。図1では、回路遮断器のハンドル5はオン
位置にあり、オン操作体46およびオフ操作体47は共
に原位置P1,P2にある。従って、両圧縮コイルばね
52,53は共に弾発力を蓄勢し、両マイクロスイッチ
54,55は共にオン状態にある。
【0035】この状態において、制御回路71に図示し
ない遠隔操作装置からオフ信号S2が入力されたとす
る。すると、制御回路71は、オフ信号S2の入力、両
マイクロスイッチ54,55が共にオンしていることに
基づき、トランジスタ68,69をオンさせて図3に矢
印Lで示す通電路を形成するため、モータ34が正方向
(移動体36を矢印E方向に移動させる方向)に回転す
る。このモータ34の回転はベルト伝動機構43を介し
てねじ棒38に伝達され、そして回転運動−直線運動変
換機構37により移動体36の矢印E方向の直線運動に
変換される。
【0036】この移動体36の矢印E方向への移動によ
り、図7に示すように、オン操作体46が原位置P1か
ら更に矢印E方向に移動し、オフ操作体側係止レバー5
7の解除レバー61を矢印K方向に回動させる。する
と、この解除レバー61の回動により、オフ操作体側係
止レバー57が矢印Hとは反対方向に回動されるため、
当該係止レバー57によるオフ操作体47の係止が解除
される。
【0037】この係止解除により、図5および図6に示
すように、オフ操作体47がオフ側圧縮コイルばね53
の蓄勢弾発力により、矢印Fとは反対方向に高速で移動
する。これにより、回路遮断器のハンドル5がオン位置
から瞬時にリセット位置まで移動される。
【0038】一方、上述のようにオフ操作体47が矢印
Fとは反対方向に移動すると、マイクロスイッチ55が
オフするため、制御回路71はこのマイクロスイッチ5
5のオフにより、トランジスタ68,69をオフし、ト
ランジスタ67,70をオンする。これにより、図3に
矢印Mで示す通電路が形成されるため、モータ34が逆
方向に回転し、この逆回転によりそれまで矢印E方向に
移動していた移動体36が反転して矢印F方向に移動す
る。この移動体36の矢印F方向への移動により、オフ
操作体47が圧縮コイルばね53を押し縮めながら矢印
F方向に移動する。これにより、オフ操作体47がハン
ドル5から離れるため、当該ハンドル5はトグルばね1
0のばね力によりリセット位置から図8に示すオフ位置
に戻り、かくして回路遮断器はオフ状態となる。
【0039】さて、移動体36の矢印F方向への移動に
より、オフ操作体47が原位置P2まで移動されると、
オフ操作体側係止レバー57がオフ操作体47を係止す
る共に、マイクロスイッチ55がオンする。このマイク
ロスイッチ55のオンにより、制御回路71はトランジ
スタ67,70をオフし、これにてモータ34が停止す
る。
【0040】また、図8の状態において、制御回路71
に図示しない遠隔操作装置からオン信号S1が入力され
たとする。すると、制御回路71は、オン信号S1の入
力、両マイクロスイッチ54,55が共にオンしている
ことに基づき、トランジスタ67,70をオンさせて図
3に矢印Mで示す通電路を形成するため、モータ34が
逆方向に回転し、これにより移動体36が矢印F方向に
移動される。
【0041】この移動体36の矢印F方向への移動によ
り、オフ操作体47が原位置P2から更に矢印F方向に
移動し、オン操作体側係止レバー56の解除レバー60
を矢印J方向に回動させるため、オン操作体側係止レバ
ー56が矢印Gとは反対方向に回動され、オン操作体4
6の係止を解除する。
【0042】この係止解除により、オン操作体46がオ
ン側圧縮コイルばね52の蓄勢弾発力により、矢印Eと
は反対方向に高速で移動する。これにより、図9および
図10に示すように、回路遮断器のハンドル5がオフ位
置から瞬時にオフ位置まで移動される。
【0043】一方、上述のようにオン操作体46が矢印
Eとは反対方向に移動すると、マイクロスイッチ54が
オフするため、制御回路71はこのマイクロスイッチ5
4のオフにより、トランジスタ67,70をオフし、ト
ランジスタ68,69をオンする。これにより、図3に
矢印Lで示す通電路が形成されるため、モータ34が正
方向に回転し、この回転によりそれまで矢印F方向に移
動していた移動体36が反転して矢印E方向に移動す
る。この移動体36の矢印E方向への移動により、オン
操作体46が圧縮コイルばね52を押し縮めながら矢印
E方向に移動する。そして、オン操作体46が原位置P
1まで移動されると、オン操作体側係止レバー56がオ
ン操作体46を係止する共に、マイクロスイッチ54が
オンする。このマイクロスイッチ54のオンにより、制
御回路71はトランジスタ68,70をオフし、これに
てモータ34が停止し、かくして図1の状態に戻る。
【0044】さて、図1に示すように、回路遮断器がオ
ン状態にあるとき、主回路に過電流が流れると、図13
に示す引外し機構9が動作してラッチ7によるキャッチ
8の係止を解除する。すると、トグルばね10の作用に
より、可動アーム3が矢印A方向に回動してオフ状態と
なる共に、ハンドル5はトリップ位置に移動する。
【0045】回路遮断器をトリップ状態からオン状態に
戻すには、制御回路71に図示しない遠隔操作装置から
オフ操作信号S2を入力した後、オン操作信号S1を入
力すれば良い。すると、オフ操作信号S2の入力によ
り、上述したと同様にしてハンドル5がリセット位置ま
で移動される。そして、この後のオン操作信号S1によ
りハンドル5がオン位置まで移動されるので、回路遮断
器は再びオン状態に戻されるものである。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、回
路遮断器をオフ状態からオン状態に切り替える場合、お
よびオン状態からオフ状態に切り替える場合、オン操作
体およびオフ操作体がオン側弾性体およびオフ側弾性体
の蓄勢弾発力により高速移動し、回路遮断器のハンドル
をオン位置およびオフ位置に高速移動させるので、回路
遮断器をオフ状態からオン状態に切り替える場合、およ
びオン状態からオフ状態に切り替える場合のいずれの場
合でも、これを瞬時に行うことができるという実用上優
れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を回路遮断器のハンドルをオ
ン位置にセットした状態で示す内部構成の平面図
【図2】同縦断側面図
【図3】同操作体の係止状態を示す側面図
【図4】回転運動−直線運動変換機構の拡大縦断面図
【図5】オフ操作体を動作させた状態の図1相当図
【図6】同図2相当図
【図7】同図3相当図
【図8】回路遮断器のオフ状態で示す図1相当図
【図9】オン操作体を動作させた状態の図1相当図
【図10】同図2相当図
【図11】同図3相当図
【図12】電気回路構成図
【図13】回路遮断器単体を一部破断して示す側面図
【図14】従来の電動操作装置を回路遮断器のハンドル
をオン位置にセットした状態で示す縦断側面図
【図15】ハンドルをオフ位置にセットする途中の状態
で示す図14相当図
【図16】ハンドルをオフ位置にセットした状態で示す
図14相当図
【図17】ハンドルをオフ位置にセットした状態で示す
平面図
【符号の説明】
5はハンドル、32はフレーム、34は可逆モータ、3
6は移動体、37は回転運動−直線運動変換機構、46
はオン操作体、47はオフ操作体、52はオン側圧縮コ
イルばね(オン側弾性体)、53はオフ側圧縮コイルば
ね(オフ側弾性体)、56はオン操作体側係止レバー
(オン操作体側係止手段)、57はオフ操作体側係止レ
バー(オフ操作体側係止手段)、60,61は解除レバ
ーである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可逆モータと、往復移動可能に設けられ
    た移動体と、前記可逆モータの回転を前記移動体の往復
    移動に変換する回転運動−直線運動変換機構と、回路遮
    断器のハンドルを挟んで対向するように往復移動可能に
    設けられ前記移動体の一方向への移動によりハンドルの
    移動範囲の外側に移動されるオン操作体および移動体の
    他方向への移動によりハンドルの移動範囲の外側に移動
    されるオフ操作体と、前記移動体による前記オン操作体
    およびオフ操作体の移動により弾発力を蓄勢してオン操
    作体およびオフ操作体を弾発力蓄勢時の移動方向と反対
    方向に付勢するオン側弾性体およびオフ側弾性体と、前
    記移動体により移動された前記オン操作体を係止しその
    係止を解除することにより当該オン操作体を前記オン側
    弾性体の蓄勢弾発力により移動させて前記ハンドルをオ
    ン位置に移動させるオン操作体側係止手段と、前記移動
    体により他方向に移動されたオフ操作体を係止しその係
    止を解除することにより当該オフ操作体を前記オフ側弾
    性体の蓄勢弾発力により前記ハンドルをオフ位置に移動
    させるオフ操作体側係止手段とを具備してなる回路遮断
    器の電動操作装置。
JP31433691A 1991-11-28 1991-11-28 回路遮断器の電動操作装置 Pending JPH05151880A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008542984A (ja) * 2005-05-27 2008-11-27 エレンベルガー ウント ペンスゲン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 保護遮断器の手動操作部の遠隔操作装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008542984A (ja) * 2005-05-27 2008-11-27 エレンベルガー ウント ペンスゲン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 保護遮断器の手動操作部の遠隔操作装置
JP4664407B2 (ja) * 2005-05-27 2011-04-06 エレンベルガー ウント ペンスゲン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 保護遮断器の手動操作部の遠隔操作装置

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