JPH05151513A - 固定消去ヘツド - Google Patents

固定消去ヘツド

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Publication number
JPH05151513A
JPH05151513A JP31685291A JP31685291A JPH05151513A JP H05151513 A JPH05151513 A JP H05151513A JP 31685291 A JP31685291 A JP 31685291A JP 31685291 A JP31685291 A JP 31685291A JP H05151513 A JPH05151513 A JP H05151513A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
audio area
erase
recording
audio
Prior art date
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Pending
Application number
JP31685291A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Komazaki
隆裕 駒崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP31685291A priority Critical patent/JPH05151513A/ja
Publication of JPH05151513A publication Critical patent/JPH05151513A/ja
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  • Magnetic Heads (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】トラック内の消し残りを防止可能で、アフレコ
時にオーディオエリアだけを消去できるようにする。 【構成】VTRに固定可能なボディ11に取り付けられ
たヘッド本体12の形状は、磁気テープTに記録される
オーディオエリアの長さL、幅W、傾斜角θに合わせて
形成されている。ヘッド本体12の中央には長手方向に
沿ってヘッドギャップ13が設けられている。固定消去
ヘッド1をVTR2に取り付けたとき、ヘッド本体12
がオーディオエリアに整合するようになっている。アフ
レコを行なうときは、アフレコスイッチ5を任意なとき
にオンすると、発振器6が動作してヘッド本体12に消
去電流が供給される。これによってテープTのオーディ
オエリアに記録されている音声が全て消去される。本発
明によればオーディオエリアだけを簡単に消去すること
ができ、そのうえオーディオエリア内に消し残りがなく
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、VTRのオーディオ
消去ヘッドに適用して好適な固定消去ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】VTR(ビデオ・テープ・レコーダ)の
記録方式には図6に示すように、磁気テープTの走行方
向に対して映像信号および音声信号が斜めに記録される
タイプ(D−1およびD−2フォーマットのデジタルV
TRなど)のものがある。このうち映像信号は各トラッ
クのビデオエリアに記録され、音声信号はオーディオエ
リアに記録される。
【0003】そしてビデオエリアとオーデイオエリアの
間には、各信号を明確に区別するためのガードバンドが
設けられている。これらの映像信号および音声信号は、
回転ドラム(図示せず)に装着された記録ヘッドで記録
される。
【0004】記録された信号を消去する消去ヘッドに
は、回転消去ヘッド(フライング・イレーズ・ヘッド)
と固定消去ヘッドとがある。回転消去ヘッドは記録ヘッ
ドと共に回転ドラムに装着され、トラックの傾斜に沿っ
て消去を行なう。
【0005】固定消去ヘッドはVTR本体に固定され、
テープの幅方向に沿って消去を行なうもので、ビデオエ
リアとオーディオエリアの両方を消去する全幅消去ヘッ
ドと、オーディオエリアだけを消去するオーディオ消去
ヘッドがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の固定消去ヘッド
は、テープの走行方向に対し直角に取り付けられてい
る。そのため図7に斜線で示すようにトラック内に消し
残りが生じる。この消し残りはトラックの一部分だけが
消去されずに残留するもので、このような状態で繋ぎど
りをすると消し残りの部分は信号の繋ぎ目にそのまま残
留してしまう。そしてビデオエリアの消し残りは再生時
に虹状のノイズとなって画面に現われ、オーディオエリ
アの消し残りは雑音となって再生されるという問題があ
る。
【0007】このような問題を解決するためには回転消
去ヘッドを用いれば良いが、回転消去ヘッドはトラック
全長に亘って順次消去するようになっており、例えばア
フレコ時にオーディエリアだけを消去するような制御は
複雑になるという問題がある。
【0008】また回転消去ヘッドは記録ヘッドと同一の
回転ドラムに装着されるため、消去時に回転消去ヘッド
に供給される電流のクロストーク成分が、記録ヘッドに
悪影響を与えることもあるので好ましくない。
【0009】そこでこの発明は上述したような課題を解
決したものであって、トラック内に消し残りが発生する
のを防止可能で、そのうえ例えばアフレコ時にオーディ
オエリアだけを消去するようなことが可能な固定消去ヘ
ッドを提案するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、この発明においては、磁気テープに記録された信号
を消去するための固定消去ヘッドにおいて、消去ヘッド
本体およびヘッドギャップが上記磁気テープに記録され
たトラックと同一の傾斜角を有することを特徴とするも
のである。
【0011】
【作用】図1(a)において、固定消去ヘッド1に取り
付けられたヘッド本体12の形状は、同図(b)に示す
如く磁気テープTに記録されるオーディオエリアの長さ
L、幅W、傾斜角θに合わせて形成されている。このヘ
ッド本体12の中央には長手方向に沿ってヘッドギャッ
プ13が設けられている。
【0012】そして図2に示すように固定消去ヘッド1
をVTR2に取り付けたとき、ヘッド本体12がオーデ
ィオエリアに整合するようになっている。
【0013】例えばアフレコを行なうときは、図3に示
すアフレコスイッチ5を任意なときにオンすると、発振
器6が動作してヘッド本体12に消去電流が供給され
る。これによってトラック内のオーディオエリアに記録
されている音声が全て消去される。
【0014】ここで消去されたオーディオエリアには、
回転ドラム4(図2)に装着された記録ヘッド(図示せ
ず)で音声を記録することができる。
【0015】また、図4(a)もしくは図5(a)に示
すようにオーディオエリアが例えば2つのチャネルに分
割されている場合は、図4(b)もしくは図5(b)に
示す如く各チャネルのオーディオエリアに整合するよう
に2つのヘッド本体12A,12Bを設けると共に、各
ヘッド12A,12Bの長手方向に沿ってヘッドギャッ
プ13A,13Bを設ければ良い。これによって各チャ
ネルを別々にもしくは同時に消去することが可能にな
る。
【0016】
【実施例】続いて、本発明に係わる固定消去ヘッドの実
施例について、図面を参照して詳細に説明する。
【0017】図1(a)は本発明による固定消去ヘッド
1の形状を示す。この固定消去ヘッド1は、VTRに固
定可能で適宜な大きさを有するボディ11と、ボディ1
1に固定されたヘッド本体12で構成されている。
【0018】本例の固定消去ヘッド1は、同図(b)に
示すような記録フォーマットのオーディオエリアだけ消
去する場合に用いられるもので、ヘッド本体12の全長
L、全幅W、傾斜角θは、夫々オーディオエリアの長さ
L、幅W、傾斜角θに合わせて形成されている。
【0019】そしてヘッド本体12は、固定消去ヘッド
1をVTR本体に取り付けたときに、テープTのオーデ
ィオエリアと整合するようになっている。すなわちヘッ
ド本体12の上端とテープTの下端との間隔aと、ヘッ
ド本体12の下端とテープTの下端との間隔bは、オー
ディオエリアの上端とテープTの下端との間隔aと、オ
ーディオエリアの下端とテープTの下端との間隔bに夫
々一致する。
【0020】ヘッドギャップ13はヘッド本体12の中
央に全長にわたって設けられており、テープTを所定の
方向に走行させればオーディオエリアを全て消去するこ
とが可能になる。
【0021】このときには各トラックにおけるオーディ
オエリアの上端を結んだ直線から下側が全て消去される
ので、同図(b)中に斜線で示す如くオーディオエリア
以外の部分も消去されるようになる。
【0022】しかしこの部分はオーディオエリアとビデ
オエリアとの間に設けられるガードバンド(0.06〜
0.1mm)の範囲内に収めることが可能であり、ビデ
オエリアが消去されるようなことはない。
【0023】この固定消去ヘッド1は、図2に示すよう
にVTR2に装着されたビデオカセット3から繰りださ
れるテープTに接触する位置に固定される。ここで必要
に応じてテープTのオーディオエリアに記録されている
内容が消去され、この消去された部分には回転ドラム4
に装着された記録ヘッド(図示せず)によって音声が記
録可能となる。
【0024】例えばアフレコを行なうときは、図3に示
すようにアフレコスイッチ5をオンにしたときだけ発振
器6が動作して、ヘッド本体12に消去電流が流れるよ
うにしておけば良い。これによって記録されている音声
のうち任意のところを消して新たな音声を記録できる。
【0025】なお上述の実施例では1つのトラックにお
けるオーディオエリアを全て消去する固定消去ヘッド1
について説明したが、図4(a)に示すように1つのト
ラック内でオーデイオエリアがチャネル1とチャネル2
に別れており、それぞれのチャネル毎に音声を記録する
ようなフォーマットの場合は、同図(b)に示すように
チャネル1に整合するヘッド本体12Aとチャネル2に
整合するヘッド本体12Bを設けると共に、各ヘッド本
体12A,12Bの長手方向に沿ってヘッドギャップ1
3A,13Bを設け、それぞれ個別に制御すれば良い。
これによって片チャネルのアフレコが可能になる。
【0026】この場合もヘッド本体12Aもしくはヘッ
ド本体12Bでオーディオエリア以外の部分が消去され
るが、上述と同様にガードバンドの範囲内に収めること
ができるので問題はない。
【0027】また、図5(a)に示すように一方のトラ
ックのオーディオエリアに例えばPCM(Pulse Code M
oduration)記録でチャネル1を記録し、これと隣接す
るトラックのオーディオエリアにチャネル2を記録する
ことでデータが完結するようなフォーマットの場合に
は、それぞれのチャネルに整合するようにヘッド本体1
2A,12Bを設ければ、両方のチャネルを同時に消去
することが可能になる。
【0028】これによって繋ぎどり時に片方のチャネル
分だけのデータが消し残されて、これが再生時に異常な
データとなって読み出されるようなことを防止できる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明は、VTR
に用いられる固定消去ヘッドにおいて、トラック内の消
去する部分の形状およびトラックの傾斜に合わせてヘッ
ド本体を形成したものであり、トラック内の消去しよう
とする全ての部分を同時に消去できる。
【0030】したがって本発明によれば、繋ぎどりをす
るような場合でもトラック内に消し残りが生じないの
で、虹状のノイズや雑音が発生するのを防止できる。ま
たアフレコを行なう場合には、回転消去ヘッドを用いる
ときのような複雑な制御をすることなくオーディオエリ
アだけを容易に消去することができ、さらに回転消去ヘ
ッドに比べてロータリートランスの数が少くなるのでV
TR本体の構成を簡単にでき、これによってコストの低
減を図ることが可能になるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる固定消去ヘッドの第1実施例を
説明する説明図である。
【図2】固定消去ヘッドの取り付け位置を説明する説明
図である。
【図3】アフレコ用の回路構成を説明する説明図であ
る。
【図4】本発明による固定消去ヘッドの第2実施例を説
明する説明図である。
【図5】本発明による固定消去ヘッドの第3実施例を説
明する説明図であるである。
【図6】VTRにおけるテープフォーマットの一例を説
明する説明図である。
【図7】従来例に係わる固定消去ヘッドを説明する説明
図である。
【符号の説明】
1 固定消去ヘッド 2 VTR 3 ビデオカセット 4 回転ドラム 5 アフレコスイッチ 6 発振器 11 ボディ 12,12A,12B 消去ヘッド本体 13,13A,13B ヘッドギャップ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープに記録された信号を消去する
    ための固定消去ヘッドにおいて、 上記消去ヘッド本体およびヘッドギャップが上記磁気テ
    ープに記録されたトラックと同一の傾斜角を有すること
    を特徴とする固定消去ヘッド。
JP31685291A 1991-11-29 1991-11-29 固定消去ヘツド Pending JPH05151513A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31685291A JPH05151513A (ja) 1991-11-29 1991-11-29 固定消去ヘツド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31685291A JPH05151513A (ja) 1991-11-29 1991-11-29 固定消去ヘツド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05151513A true JPH05151513A (ja) 1993-06-18

Family

ID=18081638

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31685291A Pending JPH05151513A (ja) 1991-11-29 1991-11-29 固定消去ヘツド

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JP (1) JPH05151513A (ja)

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