JPH05149419A - パワートレーンにおける自動変速機の変速制御装置 - Google Patents

パワートレーンにおける自動変速機の変速制御装置

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JPH05149419A
JPH05149419A JP3310696A JP31069691A JPH05149419A JP H05149419 A JPH05149419 A JP H05149419A JP 3310696 A JP3310696 A JP 3310696A JP 31069691 A JP31069691 A JP 31069691A JP H05149419 A JPH05149419 A JP H05149419A
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shift
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automatic transmission
engine
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眞 木村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジン出力特性の切り換えでエンジン出力
が変わっても、自動変速機の変速段が常時エンジン出力
にマッチした好適な変速段となるようにする。 【構成】 カム切り換え制御手段8はエンジン1のカム
を決定し、変速制御手段9は予め設定した変速パターン
に基づき自動変速機2の変速制御を行う。変速パターン
切り換え手段10は手段8からの信号により選択中のカム
を検知し、このカムに応じた変速パターンに変速制御用
の変速パターンを切り換える。よって、変速制御に選択
中のカムが考慮されることとなり、変速段を常時、カム
によって異なるエンジン出力にマッチした好適なものに
し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は出力特性可変エンジン
と、自動変速機とのタンデム結合になるパワートレーン
における自動変速機の変速制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】出力特性可変エンジンとしては例えば特
開平3ー111610号公報に記載の如く、エンジンの
吸排気弁制御カムを1種のみとせず、複数のカムの使い
分けによりスロットル開度に対する出力特性を切り換え
得るようにした所謂可変動弁型エンジンが知られてい
る。このエンジンは、各吸排気弁用に3種のカムを具
え、これらカム、即ち図3に弁リフト量特性を示すよう
なエンジン部分負荷時用の燃費を重視した燃費カム(以
下、Pカムと言う)と、低回転時に有用な低速カム(以
下、Lカムと言う)と、高回転時に有用な高速カム(以
下、Hカムと言う)とを、エンジン要求負荷及びエンジ
ン回転数から現在の運転状態にマッチするよう使い分け
るものである。この使い分けによりエンジンは、スロッ
トル全開時の出力特性を示す図4の如くに、Pカム使用
時と、Lカム使用時と、Hカム使用時とで夫々出力特性
を切り換えることができる。
【0003】一方自動変速機は、例えば本願出願人が開
発使用中のRE4R01A型オートマチックトランスミ
ッション(同整備要領書参照)に見られる如く、エンジ
ンスロットル開度と車速との組合せとして予め設定した
図5に例示する変速パターンに基づき好適変速段を求
め、この好適変速段が選択されるよう各種摩擦要素(ク
ラッチ、ブレーキ)を選択的に油圧作動(締結)させる
のが常套である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかるエンジ
ン及び自動変速機のタンデム結合になるパワートレーン
においては、自動変速機が1種の変速パターンに基づき
変速制御を行うため、カムの切り換え制御とは別個にス
ロットル開度とエンジン回転数との組合せから変速段を
決定することとなり、従ってこの変速制御に、選択中の
カムが何であるかが考慮されていないこととなり、以下
に説明するような問題を生ずる。
【0005】即ち、同じスロットル開度の基でもエンジ
ン出力は図4から明らかなように、選択されたカム(エ
ンジン出力特性)によって異なり、上述のように選択カ
ムを考慮しないで1種の変速パターンに基づきスロット
ル開度及び車速から変速制御を行う従来の自動変速機で
は、選択変速段がカムを考慮して決定されず、変速段が
カムに応じて異なるエンジン出力に必ずしもマッチした
好適変速段でない。
【0006】本発明は自動変速機の変速パターンを1種
のみとせず、エンジン出力特性の変更に応じて切り換え
ることで、変速制御に現在選択中のエンジン出力特性を
も考慮に入れ、もって上述の問題を解消することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的のため本発明
は、スロットル開度に対する複数の出力特性を切り換え
使用する出力特性可変エンジンと、予め設定された変速
パターンに基づき変速制御される自動変速機とのタンデ
ム結合になるパワートレーンにおいて、選択中のエンジ
ン出力特性に応じ、前記予め設定された変速パターンを
変更する変速パターン切り換え手段を設けたものであ
る。
【0008】
【作用】エンジンは、出力特性を切り換え使用され、こ
の出力特性で決まる動力を発生して自動変速機に入力す
る。自動変速機は、選択変速段に応じたギヤ比でエンジ
ン動力を変速して出力する。ところで自動変速機が変速
段を決定するに当たっては、変速パターン切り換え手段
が現在のエンジン出力特性に応じて選択した変速パター
ンに基づき当該変速段の決定を行う。このため、自動変
速機の変速制御に当たってエンジン出力特性が考慮され
ていることとなり、エンジン出力特性毎にエンジン出力
が違っても、変速段を常時エンジン出力にマッチした好
適な変速段となし得る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図1は本発明変速制御装置の一実施例を示す
パワートレーンの制御系で、1は出力特性可変エンジ
ン、2は自動変速機を夫々示し、本例はこれらのタンデ
ム結合になるパワートレーンにおいて自動変速機を適切
に変速制御するものとする。
【0010】エンジン1は、エヤクリーナ3からスロッ
トルバルブ4を経て吸入された空気により噴射燃料を燃
焼させ、これにより得られた動力を自動変速機2に入力
し、燃焼排気ガスを排気管5より外部に放出する。とこ
ろでエンジン1は、上記の吸排気をエンジンに調時して
行わせるための吸排気弁を図3,4につき前述した様な
特開平3ー111610号公報に記載の如き可変動弁と
し、その3種のカムの切り換えをカム切り換え機構6に
より行うものとする。
【0011】自動変速機2はエンジン1からの回転動力
を選択変速段に応じたギヤ比で変速して出力軸に伝え、
車両の車輪駆動に供するもので、日産自動車(株)発行
「RE4R01A型オートマチックトランスミッション
整備要領書」に記載の如きものとし、コントロールバル
ブ7を介し電子的に変速制御されるものとする。
【0012】エンジン1のカム切り換え機構6を介した
カムの切り換え制御はカム切り換え制御手段8によりこ
れを行い、自動変速機のコントロールバルブ7を介した
変速制御は変速制御手段9によりこれを行う。
【0013】カム切り換え制御手段8はエンジン要求負
荷及びエンジン回転数から予め設定したマップに基づき
前記3種のカムのうちの好適カムを求め、対応するカム
指令をカム切り換え機構6に供給することで、好適カム
をエンジン1に選択させる。
【0014】変速制御手段9は、3種のカム毎の、図5
に1つを例示する3種の変速パターンを内蔵する。本例
においては、本発明の前記目的に照らして変速パターン
切り換え手段10を設け、この手段はカム切り換え制御
手段8からの信号よりエンジンが現在選択中のカムを検
知し、選択中のカムに対応した変速パターンを変速制御
手段9に選択させるものとする。変速制御手段9は、こ
のようにして決定された変速パターンに基づきスロット
ル開度及び車速から変速段を決定し、対応する指令をコ
ントロールバルブ7に供給することで、この変速段を自
動変速機2に選択させる。
【0015】ところで上述した処から明らかなように、
選択中のカムに応じて切り換えた変速パターンに基づき
変速制御を行うことから、当該変速制御に当たって選択
中のカムを考慮していることとなり、カムによってエン
ジン出力が違っても選択変速段を常時エンジン出力にマ
ッチした好適なものとなし得る。
【0016】なお、図1の手段8,9,10を1つのマ
イクロコンピュータで構成する場合、その制御プログラ
ムは図2のようなものとなる。即ち、先ずステップ11
において、カムの切り換え制御を実行し、次のステップ
12で当該制御の結果、カムの切り換えがあったか否か
をチェックする。カムの切り換えがあれば、ステップ1
3で切り換え後のカムに対応した変速パターンに切り換
え、次のステップ14においてこの変速パターンを基に
スロットル開度及び車速から変速段を求め、自動変速機
2をこの変速段に投入する変速制御を実行する。
【0017】しかして、ステップ12でカムの切り換え
が無いと判別する時は、ステップ13をスキップして変
速パターンの切り換えを行わず、同じ変速パターンに基
づく変速制御をステップ14で行わせる。
【0018】この場合も、選択中のカムに応じて変速パ
ターンが切り換えられることとなり、カムに応じてエン
ジン出力が違っても、変速段を常時エンジン出力にマッ
チした好適なものにすることができる。
【0019】なお、カムの切り換え及び変速パターンの
切り換えは特に、以下のタイミング制御によって実行す
るのが有利である。 カムの切り換え直後の1回目の変速制御は前の変速
パターンを基に実行し、次回から更新した変速パターン
に基づいて変速制御を行う。その理由は、カムの切り換
えに呼応して変更した変速パターンに基づく変速制御で
は変速段の切り換えがなされる可能性が大きく、1回目
から、更新した変速パターンに基づいて変速制御を行う
と、カムの切り換えと同時に変速段の切り換えが行わ
れ、これらの切り換えに伴うショックが同時に生じて、
運転性に悪影響が及ぶが、上記のタイミング制御のよれ
ば、両ショックの発生タイミングをずらすことができ、
当該問題を解消することできる。 別の方式では、取り敢えず更新した変速パターンに
基づき好適変速段を求め、この結果低速段へのダウンシ
フトが必要なら上記と同じ目的のため同様に変速パター
ンの切り換えを遅延させ、アップシフト変速が必要なら
即座に当該変速を実行させてアップシフト変速の遅れに
伴うエンジン回転数の不快な上昇を防止し、運転性を優
先させる。勿論、変速が必要でなければ、変速に伴うシ
ョックを生じないから変速パターンの切り換えを遅延さ
せる必要はなく、アップシフト変速時と同様の処理でよ
い。
【0020】
【発明の効果】かくして本発明の変速制御装置は請求項
1に記載の如く、変速パターンをエンジン出力特性の切
り換えに応じて変更する構成としたから、当該変速パタ
ーンに基づく本発明による自動変速機の変速制御は選択
中のエンジン出力特性を考慮したものとなり、この出力
特性に応じてエンジン出力が異なると雖も、選択変速段
を常時エンジン出力にマッチした好適なものにすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明変速制御装置の一実施例を示すパワート
レーン制御系のブロック線図である。
【図2】同例をマイクロコンピュータで構成した場合の
制御プログラムを示すフローチャートである。
【図3】3種の吸排気弁カムの動作特性図である。
【図4】同カムの使い分けによるエンジンの出力性能線
図である。
【図5】自動変速機の従来の変速パターン図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 自動変速機 3 エヤクリーナ 4 スロットルバルブ 5 排気管 6 カム切り換え機構 7 コントロールバルブ 8 カム切り換え制御手段 9 変速制御手段 10 変速パターン切り換え手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スロットル開度に対する複数の出力特性
    を切り換え使用する出力特性可変エンジンと、予め設定
    された変速パターンに基づき変速制御される自動変速機
    とのタンデム結合になるパワートレーンにおいて、選択
    中のエンジン出力特性に応じ、前記予め設定された変速
    パターンを変更する変速パターン切り換え手段を設けて
    なることを特徴とするパワートレーンにおける自動変速
    機の変速制御装置。
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