JP2003056692A - 自動変速装置 - Google Patents

自動変速装置

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Yoshie Miyazaki
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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アクセル操作に伴う動力の伝達を的確に行うこ
とができる自動変速装置を提供する。 【解決手段】自動変速装置は、自動クラッチ20と自動
変速機30とECU50とを備える。自動クラッチ20
は、摩擦クラッチ21と、該クラッチ21の開放及び係
合を操作するクラッチ用アクチュエータ23とを有す
る。自動変速機30は、変速段の切り替えを操作する変
速用アクチュエータ41〜43を有する。ECU50
は、車両運転状態に応じてクラッチ用アクチュエータ2
3及び変速用アクチュエータ41〜43の駆動して、自
動クラッチ20及び自動変速機30を制御する。アクセ
ルペダル14が操作され、エンジントルクが負の値とな
るとき、ECU50は、自動変速機30における変速段
を維持し、クラッチ21を滑らせるようクラッチ用アク
チュエータ23を駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速装置に係
り、詳しくは、自動クラッチと、その自動クラッチを介
してエンジンに接続される自動変速機とを備え、車両運
転状態に応じてアクチュエータを駆動することにより自
動クラッチ及び自動変速機を制御する自動変速装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、マニュアルミッションを搭載した
車(M/T車)において、クラッチの開放及び係合や、
トランスミッションにおける変速段の切り替えを自動的
に行うようにした自動変速装置が実用化されている。こ
の自動変速装置には、手動変速モードと自動変速モード
とがあり、シフトレバーの操作により自動変速モードが
選択される場合、その時々のアクセルペダルの操作量や
車両速度等に応じてアクチュエータが駆動されてトラン
スミッションにおける変速段の切り替えが行われる。例
えば、所定速度で走行中にアクセルペダルが離され(ア
クセルオフされ)、エンジン出力の低下により急激なエ
ンジンブレーキがかかってしまう場合、現在の変速段か
らアップシフトを行う。このアップシフトにより、車両
における燃費の向上や操作性の向上が図られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記アップ
シフトを行った直後に、アクセルペダルが踏み込まれた
時(アクセルオンされた時)、そのアクセル操作に応じ
た車両加速を実現するために、ダウンシフトを行う(キ
ックダウンさせる)必要がある。しかしながら、自動変
速機における変速段の切り替えには時間がかかり、車両
運転者のアクセル操作に対して走行駆動系への動力伝達
に遅れが生じてドライバビリティが悪化してしまう。
【0004】また、アクセルオフに伴う変速段のアップ
シフトを禁止する方法も考えられるが、この場合には、
変速段の維持によりエンジンブレーキが必要以上に加わ
ることとなり、燃費や操作性の悪化が問題となる。
【0005】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、アクセル操作に伴う動
力の伝達を的確に行うことができる自動変速装置を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、クラッチと、該クラッ
チの開放及び係合を操作するクラッチ用アクチュエータ
とを有する自動クラッチと、エンジンに前記自動クラッ
チを介して接続される変速機であって、変速段の切り替
えを操作する変速用アクチュエータを有する自動変速機
と、前記クラッチ用アクチュエータ及び変速用アクチュ
エータを駆動して前記自動クラッチ及び自動変速機を制
御する制御手段とを備えた自動変速装置において、アク
セルの操作量を減少させるよう該アクセルが操作された
とき、前記制御手段は、前記自動変速機における変速段
を維持するとともに、前記クラッチを滑らせるよう前記
クラッチ用アクチュエータを駆動する。
【0007】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の自動変速装置において、前記制御手段は、走行駆動
系からの動力の伝達によりエンジンが回転されるとき、
前記クラッチを滑らせるよう前記クラッチ用アクチュエ
ータを駆動する。
【0008】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の自動変速装置において、車両運転状態に応じて変速
段の切り替えを判断するための変速線データが予め設定
され、前記制御手段は、前記変速線データに基づいて変
速段のアップシフトの要否を判定し、アップシフトが必
要であり、前記エンジンの出力トルクが所定値以下であ
るとき、前記クラッチを滑らせるよう前記クラッチ用ア
クチュエータを駆動する。
【0009】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
アクセルの操作量を減少させるよう該アクセルが操作さ
れたとき、制御手段により自動変速機における変速段が
現状のまま維持されるとともに、クラッチを滑らせるよ
うクラッチ用アクチュエータが駆動される。つまり、ア
クセルが離され(アクセルオフされ)、エンジンブレー
キがかかる状態となる場合、従来のようにアップシフト
を行うことなく、クラッチのスリップ制御が実施され
る。このスリップ制御により、エンジン回転数が低減さ
れて、燃費の向上や操作性の向上が図られる。またその
直後に、アクセルが踏み込まれ(アクセルオンされ)、
加速が必要となる場合には、クラッチを係合させること
で動力伝達が迅速に行われる。つまり、変速用アクチュ
エータを駆動して変速段を切り替える必要がなく、その
変速段の切り替えに伴う応答性の悪化が回避される。
【0010】請求項2に記載の発明によれば、走行駆動
系からの動力伝達によってエンジンが回転されていると
き、クラッチのスリップ制御が実施される。このように
すれば、燃費や操作性の向上を図るために的確なタイミ
ングでスリップ制御が行われる。
【0011】請求項3に記載の発明によれば、車両運転
状態に応じて変速段の切り替えを判断するための変速線
データが予め設定されており、変速線データに基づいて
変速段のアップシフトの要否が判定される。そして、ア
ップシフトが必要であり、エンジンの出力トルクが所定
値以下であるときに、クラッチのスリップ制御が実施さ
れる。このようにすれば、スリップ制御をより的確に実
施することが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施形
態を図面に従って説明する。図1は、本実施形態におけ
る車両制御システムの概略構成図である。同車両制御シ
ステムにおいて、エンジン10の出力軸(クランクシャ
フト)に自動クラッチ20が組み付けられ、その自動ク
ラッチ20を介して自動変速機30が接続されている。
【0013】エンジン10には、吸入空気量を調節する
スロットルバルブ11と、スロットルバルブ11の開度
(スロットル開度)を検出するためのスロットルセンサ
12と、スロットルバルブ11を開閉駆動するスロット
ル用アクチュエータ13とが配設されている。また、車
両運転者により踏み込み操作されるアクセルペダル14
には、アクセルペダル14の操作量(アクセル開度)を
検出するアクセルセンサ15が設けられている。そし
て、このアクセルセンサ15にて検出したアクセル開度
に基づいてスロットル用アクチュエータ13が駆動さ
れ、車両運転者によるアクセル操作に応じたエンジン出
力が得られるようになっている。
【0014】自動クラッチ20は、機械式(乾燥単板
式)の摩擦クラッチ21と、クラッチレバー22と、摩
擦クラッチ21の係合及び開放を操作するクラッチ用ア
クチュエータ23とを備えている。クラッチ用アクチュ
エータ23は、その駆動源として直流電動モータ24を
備え、同モータ24の駆動によりロッド25を前方又は
後方に移動させる。そして、このロッド25の移動に連
動してクラッチレバー22が動き、摩擦クラッチ21に
おける動力が伝達又は遮断される。
【0015】具体的には、ロッド25が前方に移動され
同ロッド25によりクラッチレバー22が図1の右側に
押されると、摩擦クラッチ21は開放状態(エンジン1
0側のフライホイール16からクラッチディスク21a
を離した状態)となる。逆に、ロッド25が後方に移動
されクラッチレバー22が戻されると、摩擦クラッチ2
1は係合状態(フライホイール16にクラッチディスク
21aを押し付けた状態)となる。また、自動クラッチ
20には、アクチュエータ23のロッド25の移動量
(ストローク量)を検出するクラッチ係合センサ26が
設けられており、このクラッチ係合センサ26にて検出
されるストローク量に基づいてクラッチ21の係合状態
が判断される。例えば、車両発進時において摩擦クラッ
チ21を係合させる場合、アクチュエータ23が駆動さ
れロッド25のストローク量が制御される。これによ
り、クラッチ21の伝達トルクが調節されて車両加速が
的確に得られるようになっている。
【0016】本実施形態における自動変速機30は、図
2に示すように、前進5段・後進1段の平行軸歯車式変
速機であって、入力軸31及び出力軸32を備えるとと
もに、3対(6個)の変速ギヤ列G1〜G5,Grと3
個のスリーブ34,35,36とを備えている。自動変
速機30の入力軸31は、摩擦クラッチ21の出力部に
動力伝達可能に連結され、出力軸32は、車軸(図示
略)に動力伝達可能に連結されている。また、自動変速
機30には、出力軸32の回転数を検出する回転センサ
37が設けられており、この出力軸32の回転数に基づ
いて車両の速度(車速)が求められる。
【0017】図2において、右方に配置された対の変速
ギヤ列では、1速のギヤ列G1と4速のギヤ列G4とが
対向して設けられ、これらギヤ列の間にスリーブ34が
設けられている。また、図2の中央に配置された対の変
速ギヤ列では、2速のギヤ列G2と5速のギヤ列G5と
が対向して設けられ、これらギヤ列の間にスリーブ35
が設けられている。さらに、図2の左方に配置された対
の変速ギヤ列では、3速のギヤ列G3とリバースのギヤ
列Grとが対向して設けられ、これらギヤ列の間にスリ
ーブ36が設けられている。各スリーブ34〜36は、
シンクロナイザーリングやクラッチハブ等とともにシン
クロメッシュ機構を構成している。つまり、本実施形態
における自動変速機30は、シンクロメッシュ式(等速
同期噛み合い式)のトランスミッションであり、スリー
ブ34〜36が出力軸32の軸方向に移動されることに
よりギヤが噛み合い特定の変速ギヤ列(変速段)におけ
る動力伝達が可能となる。
【0018】例えば、自動変速機30において、スリー
ブ34が1速のギヤ列G1側に移動されると、同1速の
ギヤ列G1における動力伝達が可能となり、スリーブ3
4が4速のギヤ列G4側に移動されると、同4速のギヤ
列G4における動力伝達が可能となる。スリーブ35及
びスリーブ36も同様に、対の変速ギヤ列のいずれか一
方のギヤ列側に移動することにより、その移動したギヤ
列における動力伝達が可能となる。また、各スリーブ3
4〜36が対の変速ギヤ列における中立位置に移動され
ると、各ギヤ列での動力伝達が不能となる。
【0019】自動変速機30における操作機構は、図3
のシフトパターンに沿って操作されるシフトレバー38
を備える。また、シフトレバー38の各シフト位置に
は、同レバー38の操作位置を検出する位置センサ39
a〜39fが設けられている。
【0020】ここで、位置センサ39aは、シフトレバ
ー38がNレンジ(全てのギヤ列にて動力伝達を不能と
するためのニュートラルレンジ)に操作されたことを検
出する。位置センサ39bは、シフトレバー38がRレ
ンジ(リバースのギヤ列Grにて動力伝達を可能とする
ためのリバースレンジ)に操作されたことを検出する。
位置センサ39cは、シフトレバー38がDレンジ(自
動変速モードで1速〜5速のいずれかのギヤ列にて動力
伝達を可能とするためのドライブレンジ)に操作された
ことを検出する。位置センサ39dは、シフトレバー3
8がMレンジ(手動変速モードで1速〜5速のいずれか
のギヤ列にて動力伝達を可能とするためのマニュアルレ
ンジ)に操作されたことを検出する。位置センサ39e
は、シフトレバー38が+レンジ(アップシフト側のギ
ヤ列にて動力伝達を可能とするためのアップレンジ)に
操作されたことを検出する。位置センサ39fは、シフ
トレバー38が−レンジ(ダウンシフト側のギヤ列にて
動力伝達を可能とするためのダウンレンジ)に操作され
たことを検出する。これらの位置センサにて検出される
シフト位置に基づいて自動変速機30における変速段が
切り替えられる。
【0021】また、図2に示すように、自動変速機30
は、変速段の切り替えを操作するために3つの変速用ア
クチュエータ41,42,43を備える。変速用アクチ
ュエータ41はシフトホーク44を介してスリーブ34
を移動させ、変速用アクチュエータ42はシフトホーク
45を介してスリーブ35を移動させる。また、変速用
アクチュエータ43はシフトホーク46を介してスリー
ブ36を移動させる。各アクチュエータ41〜43は、
減速機付きモータと、同モータの回転軸に設けられたピ
ニオンと、同ピニオンと噛合してシフトホーク44〜4
6と一体的に移動するラックとを備える。そして、モー
タが回転駆動すると、ピニオン及びラックによりシフト
ホーク44〜46が出力軸32の軸方向に移動され、ス
リーブ34〜36が押し動かされるようになっている。
【0022】自動変速機30には、各スリーブ34〜3
6の移動位置を検出する位置センサ47a,47b,4
7cが設けられており、同センサ47a〜47cにて検
出した移動位置に基づき各ギヤ列での動力断続状態が判
断される。
【0023】図1の車両制御システムは、各種制御を司
る制御手段として電子制御装置(ECU)50を備え
る。本実施形態では、ECU50と、自動クラッチ20
と、自動変速機30とにより自動変速装置が構成されて
いる。
【0024】ECU50は、周知のマイクロコンピュー
タを中心に構成されており、同ECU50には、上述し
たスロットルセンサ12、アクセルセンサ15等の各種
センサやスロットル用アクチュエータ13、クラッチ用
アクチュエータ23、変速用アクチュエータ41〜43
が接続されている。ECU50は、各種センサの検出信
号を取り込み、それにより車両運転状態(スロットル開
度、アクセル開度、車速、シフト位置等)を検知する。
そして、ECU50は、その車両運転状態に基づいて、
スロットル用アクチュエータ13、クラッチ用アクチュ
エータ23及び変速用アクチュエータ41〜43を駆動
する。
【0025】具体的には、ECU50は、アクセルセン
サ15の検出値によりアクセルペダル14の操作量(ア
クセル開度)を取得し、そのアクセル開度に基づいてス
ロットル用アクチュエータ13を駆動する。これによ
り、エンジン10への吸入空気量が調節され、車両運転
者のアクセル操作に応じたエンジン出力が得られるよう
になっている。
【0026】また、自動変速機30における変速時にお
いて、ECU50は、クラッチ用アクチュエータ23を
駆動してクラッチ21を開放し、スロットル用アクチュ
エータ13を駆動してスロットルバルブ11を閉じる。
さらに、変速用アクチュエータ41〜43を駆動して、
自動変速機30における動力伝達の可能なギヤ列(変速
段)を切り替える。例えば、1速から2速への変速の場
合、ECU50は、自動変速機30の変速用アクチュエ
ータ41を駆動しスリーブ34を中立位置に移動させて
ニュートラル(全てのギヤ列での動力伝達が不能)とす
る。その後、変速用アクチュエータ42を駆動しスリー
ブ35を2速のギヤ列G2側に移動させ、同ギヤ列G2
により動力伝達可能な状態とする。そして、クラッチ用
アクチュエータ23を駆動してクラッチ21を係合さ
せ、スロットル用アクチュエータ13を駆動してスロッ
ト開度をアクセル開度に対応する開度となるように復帰
させる。このようにして、自動変速機30における変速
が自動的に行われ、同変速機30を介してエンジン出力
が走行駆動系(駆動輪等)に伝達される。
【0027】次に、本実施形態における自動変速装置の
動作を説明する。なおここでは、車両運転者によりシフ
トレバー38がDレンジに操作され、自動変速モードが
設定された場合の動作例を説明する。
【0028】図4には、1速→2速への変速線を示して
いる。なお、図4において、横軸は車速であり、縦軸は
アクセル開度である。従来の自動変速装置では、車速が
上昇したり、アクセル開度が減少したりして変速線を越
えた場合(例えば、P1点→P2点へ移行する場合やP
1点→P3点に移行する場合)、変速段が1速から2速
へのアップシフトが行われる。これに対し、本実施形態
では、車速が上昇して変速線を越える場合(P1点→P
2点の場合)には1速から2速へアップシフトが行われ
るが、アクセル開度が減少して変速線を越える場合(P
1点→P3点の場合)にはアップシフトが行われること
なく、クラッチ21のスリップ制御が実施される。な
お、1速→2速への変速線以外にも2速→3速等の変速
線(図示せず)が設定されており、2速、3速等の他の
変速段でも同様に、アクセル開度が減少して変速線を越
える場合には、アップシフトが行われることなくクラッ
チ21のスリップ制御が実施される。
【0029】より詳しくは、図4に示す1速→2速への
変速線や、2速→3速等の他の変速線に対応するマップ
データがECU50内のメモリに予め格納されており、
それらマップデータに基づいて所定の変速線を越えたか
否かが判定される。ここで、アクセル開度が減少して変
速線を越える場合にはエンジンの出力トルク(エンジン
トルク)が負の値となることから、エンジントルクが負
の値のときにクラッチ21のスリップ制御が実施され
る。
【0030】図5は、エンジン回転数とスロットル開度
とエンジントルクとの関係を示している。ECU50の
メモリには、この関係に対応するマップデータが予め格
納されており、同マップデータを用いて、スロットル開
度及びエンジン回転数に応じたエンジントルクが求めら
れる。例えば、図5のP11点では、正の値のエンジン
トルクが求められ、その状態からスロットルバルブ11
が閉じられて(スロットル開度が減少して)P12点に
移行する場合に負の値のエンジントルクが求められる。
エンジントルクが負の値である場合には、車両において
走行駆動系からの動力によりエンジン10が回されてい
る状態、つまり、エンジンブレーキがかかる状態となっ
ている。そのため、本実施形態では、エンジントルクが
負の値である場合、自動変速機30における変速段のア
ップシフトを行う代わりに、クラッチ21を滑らせて燃
費及び操作性の向上を図るようにしている。
【0031】ここで、クラッチ21のスリップ制御を実
現するためにECU50が実行する処理について図6の
フローチャートを用いて説明する。なお、図6の処理
は、自動変速モードの場合において所定時間毎に実行さ
れる。
【0032】先ず、ステップ100において、ECU5
0は、現在動力を伝達している変速段に基づいてアップ
シフト側の変速線データを選択する。例えば、現在の変
速段が1速である場合、アップシフト側の変速線として
図4に示す1速→2速への変速線(マップデータ)を選
択し、続くステップ110において、車速及びアクセル
開度に基づいて現在の車両運転状態がその変速線を越え
ているか否かを判定する。ここで、否定判定した場合は
本処理を終了し、肯定判定した場合は、ステップ120
に移行する。
【0033】そして、ECU50は、ステップ120に
おいて、スロットル開度とエンジン回転数に基づいて、
エンジントルクを求め、そのトルクが所定値(具体的に
は「0」)よりも小さいか否かを判定する(トルク<
0)。同ステップ120において、否定判定した場合、
ECU50はステップ130に移行して、変速段のアッ
プシフトを実施する。具体的には、上述したように、自
動クラッチ20のクラッチ用アクチュエータ23を駆動
し、自動変速機30の変速用アクチュエータ41〜43
を駆動する。
【0034】一方、ステップ120において肯定判定し
た場合は、ステップ140に移行してクラッチ21のス
リップ制御を実施した後本処理を終了する。このスリッ
プ制御において、クラッチ21における伝達力がほぼ
「0」(具体的には、完全係合時における伝達トルクの
数%程度)となるようにクラッチ用アクチュエータ23
が駆動される。同スリップ制御は、エンジントルクが
「0」以上となったときに終了される。
【0035】次に、本実施形態における自動変速装置の
動作例を図7のタイムチャートを用いて説明する。図7
において、エンジン10の出力軸の回転数(エンジン回
転数)Neを実線で示し、自動変速機30の入力軸31
の回転数(入力回転数)Ntを2点鎖線で示している。
【0036】車両がアイドリング状態で停車していると
き、時刻t1で車両を発進すべくアクセルペダル14が
踏み込まれると、それに応じてエンジン出力が増しエン
ジン回転数Neが上昇する。このとき、クラッチ21が
係合されることにより、自動変速機30の入力回転数N
tが徐々に増加してエンジン回転数Neと一致するよう
になる。
【0037】その後、時刻t2でアクセルペダル14が
離される(アクセルオフされる)と、エンジントルクが
負の値となり、エンジンブレーキがかかる状態、すなわ
ち、走行駆動系の動力によりエンジン10が回される状
態である旨が判定される。このとき、クラッチ21にお
ける伝達力がほぼ「0」となるようにクラッチ用アクチ
ュエータ23が駆動される。これにより、クラッチ21
を滑らせて、自動変速機30の入力回転数Ntに対して
エンジン回転数Neを低下させる。
【0038】また、その直後の時刻t3でアクセルペダ
ル14が再び踏み込まれると、エンジントルクが正の値
となり、エンジン回転数Neが上昇する。エンジントル
クが正の値となることにより、クラッチ21のスリップ
制御が終了され、クラッチ用アクチュエータ23が駆動
されてクラッチ21が係合される。このクラッチ21の
係合により、自動変速機30の入力回転数Ntとエンジ
ン回転数Neとが一致する。またこのとき、自動変速機
30の入力回転数Ntは、エンジン回転数Neに対し高
回転側で維持されているため、クラッチ21の係合が迅
速に行われてエンジントルクが同クラッチ21を介して
自動変速機30に伝達される。
【0039】なお、車両運転者によりシフトレバー38
がMレンジに操作され、手動変速モードが選択された場
合、上記図6の処理は実行されることはない。つまり、
手動変速モードの場合、シフトレバー38の操作に応じ
てアップシフトやダウンシフトが行われる。
【0040】このように本実施の形態は、以下の特徴を
有する。 (1)自動変速モードで車両が走行しているときに、ア
クセルオフに伴いエンジンブレーキがかかる場合(図7
の時刻t2)、現状の変速段を維持したままクラッチ用
アクチュエータ23を駆動してクラッチ21を滑らせる
ようにした。これにより、変速段のアップシフトを行う
場合と同様に、エンジン回転数Neが低減されて、燃費
及び操作性を向上することができる。その直後(図7の
時刻t3)において、アクセルオンされ、車両の加速が
必要となる場合には、クラッチ用アクチュエータ23が
駆動されてクラッチ21を係合させることにより、自動
変速機30を介して走行駆動系に動力が伝達されて車両
を迅速に加速させることができる。このようにすれば、
自動変速機30において変速段を切り替える必要がな
く、応答性の悪化を防止することができる。よって、車
両運転者のアクセル操作に伴う動力の伝達を的確に行う
ことができる。
【0041】(2)スロットル開度とエンジン回転数に
基づいてエンジントルクを求め、そのトルクが負の値で
ある場合に、クラッチ21のスリップ制御を行うように
した。このようにすれば、走行駆動系からの動力により
エンジン10が回転され、エンジンブレーキがかかると
きに、クラッチ21のスリップ制御を的確に実施でき
る。つまり、燃費の向上や操作性の向上を図るために的
確なタイミングでスリップ制御を実施できる。
【0042】(3)変速段の切り替えを判断するための
変速線(マップデータ)が予め設定されており、同変速
線(マップデータ)に基づいて変速段のアップシフトの
要否が判定される。そして、アップシフトが必要であ
り、エンジントルクが負の値であるときにクラッチ21
のスリップ制御が実施される。このようにすれば、スリ
ップ制御をより的確なタイミングで実施できる。
【0043】(4)スリップ制御時において、クラッチ
21における伝達トルクがほぼ0となるようクラッチ2
1を滑らせるようにした。ここで、クラッチ21におけ
る伝達トルクがほぼ0となる状態では、クラッチ21の
摩耗は殆どなく、また、アクセル操作に応じたクラッチ
21の係合を迅速に行うことが可能となるので、実用上
好ましいものとなる。
【0044】なお、上記以外に次の形態にて具体化でき
る。 ・上記実施形態では、エンジントルクを求め、エンジン
トルクが負の値となったとき、スリップ制御を実施する
ものであったが、これに限定するものではない。例え
ば、アクセル開度の変化を求めるようにし、アクセル開
度の減少度合に基づいてスリップ制御を実施するように
してもよい。つまり、アクセル操作量に基づき、その操
作量が減少されるときにスリップ制御を実施するように
してもよい。なお、上記実施形態における車両制御シス
テムでは、アクセルペダル14の操作量を検出するもの
であったが、アクセルペダル14以外のアクセル(操作
部材)を用いたシステムにも本発明は適用できる。この
ようにしても、エンジンブレーキがかかる場合に、スリ
ップ制御を実施することができ、燃費及び操作性を向上
できる。
【0045】・上記実施形態では、クラッチ21の伝達
トルクをほぼ「0」となるようクラッチ21のスリップ
制御を実施したが、変速段、車速等の車両運転状態に応
じてクラッチ21の伝達トルクを調整できるよう構成し
てもよい。このようにすれば、従来のアップシフトの場
合と同じ感覚を車両運転者に与えるようエンジン回転数
の低下度合等を調節できるので、実用上好ましいものと
なる。
【0046】・上記実施形態において、自動変速機30
は前進5段・後進1段の平行軸歯車式変速機であるが、
これに限定されるものではない。例えば、前進4段・後
進1段等の他の変速機に具体化してもよい。また、自動
変速機30は3つの変速用アクチュエータ41〜43を
備えるものであったが、2つの変速用アクチュエータを
備える自動変速機に本発明を適用してもよい。
【0047】上記実施の形態から把握できる技術思想に
ついて、以下にその効果とともに記載する。 (イ)請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動変速装
置において、前記制御手段は、前記エンジンの出力トル
クが負の値であるときに、前記クラッチを滑らせるよう
前記クラッチ用アクチュエータを駆動することを特徴と
する自動変速装置。この場合、エンジンの出力トルクが
負の値となり、エンジンブレーキがかかる状態であると
きに、クラッチのスリップ制御を的確に行うことができ
る。
【0048】(ロ)請求項1〜3のいずれか1項に記載
の自動変速装置において、前記クラッチにおける伝達ト
ルクがほぼ0となるようクラッチを滑らせることを特徴
とする自動変速装置。この場合、クラッチの伝達トルク
がほぼ0となる状態では、クラッチの摩耗は殆どない。
また、アクセル操作に応じたクラッチの係合を迅速に行
うことが可能である。
【0049】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
アクセル操作に伴う動力の伝達を的確に行うことができ
る自動変速装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における車両制御システムの概略構
成図。
【図2】図1の自動変速機の概略構成図。
【図3】自動変速機を操作するシフトレバー及びシフト
パターンの説明図。
【図4】1速→2速への変速線を示す説明図。
【図5】エンジン回転数とスロットル開度とエンジント
ルクとの関係を示す特性図。
【図6】ECUの処理を説明するためのフローチャー
ト。
【図7】自動変速装置の動作例を説明するためのタイム
チャート。
【符号の説明】
10…エンジン、14…アクセルペダル、20…自動ク
ラッチ、21…摩擦クラッチ、23…クラッチ用アクチ
ュエータ、30…自動変速機、34,35,36…スリ
ーブ、41,42,43…変速用アクチュエータ、50
…制御手段としてのECU。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 勝 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機 株式会社内 (72)発明者 田口 義典 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機 株式会社内 (72)発明者 羽根田 吉富 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機 株式会社内 (72)発明者 宮崎 剛枝 愛知県西尾市小島町城山1番地 アイシ ン・エーアイ 株式会社内 (72)発明者 青山 義幸 愛知県西尾市小島町城山1番地 アイシ ン・エーアイ 株式会社内 Fターム(参考) 3J057 AA02 BB03 GA17 GA26 GB02 GB05 GB12 GB21 GB25 HH01 JJ01 3J552 MA01 MA13 MA17 NA01 NB01 PA20 PA59 RA05 SA03 SA30 SB12 VA03Z VC01W VC03Z VD02W

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クラッチと、該クラッチの開放及び係合
    を操作するクラッチ用アクチュエータとを有する自動ク
    ラッチと、 エンジンに前記自動クラッチを介して接続される変速機
    であって、変速段の切り替えを操作する変速用アクチュ
    エータを有する自動変速機と、 前記クラッチ用アクチュエータ及び変速用アクチュエー
    タを駆動して前記自動クラッチ及び自動変速機を制御す
    る制御手段とを備えた自動変速装置において、 前記制御手段は、アクセルの操作量を減少させるよう該
    アクセルが操作されたとき、前記自動変速機における変
    速段を維持するとともに、前記クラッチを滑らせるよう
    前記クラッチ用アクチュエータを駆動することを特徴と
    する自動変速装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自動変速装置におい
    て、 前記制御手段は、走行駆動系からの動力の伝達によりエ
    ンジンが回転されるとき、前記クラッチを滑らせるよう
    前記クラッチ用アクチュエータを駆動することを特徴と
    する自動変速装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の自動変速装置におい
    て、 車両運転状態に応じて変速段の切り替えを判断するため
    の変速線データが予め設定され、 前記制御手段は、前記変速線データに基づいて変速段の
    アップシフトの要否を判定し、アップシフトが必要であ
    り、前記エンジンの出力トルクが所定値以下であると
    き、前記クラッチを滑らせるよう前記クラッチ用アクチ
    ュエータを駆動することを特徴とする自動変速装置。
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