JPH0514885U - 車輪固定装置 - Google Patents

車輪固定装置

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JPH0514885U
JPH0514885U JP5987591U JP5987591U JPH0514885U JP H0514885 U JPH0514885 U JP H0514885U JP 5987591 U JP5987591 U JP 5987591U JP 5987591 U JP5987591 U JP 5987591U JP H0514885 U JPH0514885 U JP H0514885U
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JP
Japan
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wheel
chain
fixing
winding device
fixing device
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Application number
JP5987591U
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English (en)
Inventor
三郎 小沢
秀雄 海津
亮司 鎌田
Original Assignee
株式会社明電舎
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車輪とボデーとの間のギャップが少ない場合
でも、容易に車輪を固定することのできる車輪固定装置
を提供する。 【構成】 前部固定台3の前面すなわち車輪1が当接す
る面とは反対側の面には、滑車12が回動自在に取り付
けられており、車輪1に被せられたチェーン6がこの滑
車12によって90°方向を変えられている。一方、前
部固定台3の下端部には外側にベース板13が延設され
ており、このベース板13の上面にチェーン巻取り装置
5が取り付けられている。チェーン巻取り装置5は従来
装置と同様にラチェット式であり、レバー14の回転軸
は垂直となっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、シャシダイナモメータ上の車両の従動車輪を固定する車輪固定装置 に関する。
【0002】
【従来の技術】
シャシダイナモメータを用いて車両の動力試験を行う場合、駆動輪をローラ上 に載せた状態でローラを回転させながら種々の試験を行う都合上、駆動輪がロー ラから外れることが無いように車両を固定し、安全性を確保する必要がある。こ のため、従来から車輪固定装置により従動輪を固定する方法が採られている。こ の種の車輪固定装置としては、例えば実公昭51−5121号公報に開示された もののように、タイヤフックを用いたものがある。すなわち、車輪を受けとめる 固定台にタイヤフックを設け、このタイヤフックを車輪の上部外周に引掛けて締 めつけることにより、タイヤフックと固定台とで車輪を挟み付けて固定するもの である。ところが、タイヤフックを用いたこのような車輪固定装置には、タイヤ フックの形状が一定であるため、車輪の寸法の変化や車輪とボデー(フェンダ) との間のギャップの変化等に対応させるためには、それに応じて多数種のタイヤ フックを用意しなければならないという欠点があった。
【0003】 そこで、定形的なタイヤフックの代わりに、チェーンを利用した車輪固定装置 が提案されている。これは、図4,図5に示すように、車輪1を受け止めるべく 床面2に配設された前部固定台3および後部固定台4と、前部固定台3に取り付 けられたラチェット式のチェーン巻取り装置5と、車輪1の外周に被せられるは しご形状のチェーン6とで構成され、チェーン6の一端を後部固定台4に係止す ると共に他端部を一本にまとめてチェーン巻取り装置5により巻き取って車輪1 の固定を行うものである。この装置では、上記のような構成を採ったとこにより 迅速,容易かつ確実に車輪1を固定でき、車輪1とボデー7との間のギャップが 比較的少ない場合にも対応できる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
近年、意匠上の理由等により、乗用車等で車輪1に対するオープニングが非常 に少ないボデー7が採用されることが多くなっている。このような場合、上述し た従来の車輪固定装置では無理に試験を行なった場合、ボデー7とチェーン巻取 り装置5が干渉し、ボデー7が破損するようなことがあった。また、車輪1の固 定時には干渉しない場合でも、運転時には振動による干渉が起こり、騒音等が発 生することがあった。更に、運転時における干渉が避けられても、ギャップが少 ない場合には、前部固定台3のセッティング作業が甚だ困難になることが多かっ た。
【0005】 本考案は上記状況に鑑みなされたもので、車輪とボデーとの間のギャップが少 ない場合でも、容易に車輪を固定することのできる車輪固定装置を提供すること を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案ではこの課題を解決するために、床面に移動可能に固定された前 後一対の固定台により車輪を受け止め、これら固定台に掛け渡されたチェーンを 当該車輪の外周に被せた後、チェーン巻取り装置により当該チェーンを巻き取る ことによって当該車輪を固定するようにした車輪固定装置において、当該チェー ン巻取り装置を前記固定台の外側に配設すると共に、当該チェーンの巻取り側の 端部を滑車を介して当該チェーン巻取り装置に導くようにしたのである。
【0007】
【作用】
このように構成された車輪固定装置では、先ず前後の固定台を横方向から挿入 し、車輪の外周面に当接させた状態で床面に固定する。しかる後、車輪の上部外 周にチェーンを被せ、固定台の外側に配設されたチェーン巻取り装置を操作する ことによりチェーンを緊張させて車輪を固定する。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づき詳細に説明する。 図1には本考案に係る車輪固定装置の一実施例を側面視により示し、図2には 同実施例を平面視により示し、図3にはチェーン巻取り部を拡大斜視により示し てある。
【0009】 これらの図に示すように、床面2には車両のボデー7の前後方向と平行にレー ル8が敷設されている。このレール8上には前後一対の基台9が前後方向に移動 自在に支持されており、ボルト10によって任意の位置で固定される。基台9の 上面には横方向に延びたガイド板11が取り付けられており、このガイド板11 を抱くように把持して前部および後部固定台3,4が載置されている。したがっ てレール8に沿って基台9を移動させ、ガイド板11に沿って前部および後部固 定台3,4を移動させることにより、任意の位置に両固定台3,4を位置させる ことができる。
【0010】 両固定台3,4は車止めとして機能させるため、略三角柱形状となっており、 相当な荷重にも耐え得るように補強板が取り付けられている。前部固定台3の前 面すなわち車輪1が当接する面とは反対側の面には、滑車12が回動自在に取り 付けられており、車輪1に被せられたチェーン6がこの滑車12によって90° 方向を変えられている。一方、前部固定台3の下端部には外側にベース板13が 延設されており、このベース板13の上面にチェーン巻取り装置5が取り付けら れている。チェーン巻取り装置5は従来装置と同様にラチェット式であり、レバ ー14の回転軸は垂直となっている。
【0011】 本実施例の車輪固定装置で車輪1を固定するには、先ず車輪1の位置に合わせ て前部および後部固定台3,4を移動させて固定する。次いで、車輪1にチェー ン6を掛けた後、その端部を滑車12に通してからチェーン巻取り装置5に巻き 掛ける。そして、レバー14を水平に揺動させることによりチェーン6が巻き取 られ、車輪1が固定されるのである。この際、滑車12からチェーン巻取り装置 5に至る間でチェーン6はボデー7の外に出てしまうため、ボデー7との干渉は 起こらない。また、チェーン巻取り装置5はボデー7の外に設けられているため 、ボデー7との干渉は当然のことながら起こらない。
【0012】 以上で具体的実施例の説明を終えるが、本考案の態様はこの実施例に限るもの ではない。例えば、上記実施例ではチェーン巻取り装置5および滑車12を前部 固定台3側に設けるようにしたが、後部固定台4側に設けるようにしてもよい。
【0013】
【考案の効果】
本考案に係る車輪固定装置によれば、チェーン巻取り装置を固定台の外側に配 設すると共に、チェーンの巻取り側の端部を滑車を介してチェーン巻取り装置に 導くようにしたため、試験車両のボデーの車輪に対するオープニングが非常に少 ないような場合でも、チェーン巻取り装置とボデーが干渉することがなくなり、 ボデーの破損や騒音の発生が起こらなくなる。また、チェーン巻取り装置の操作 がボデーの外から行えるため、車輪の固定作業が極めて容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る車輪固定装置の一実施例を示す側
面図である。
【図2】本考案に係る車輪固定装置の一実施例を示す平
面図である。
【図3】チェーン巻取り部を示す拡大斜視図である。
【図4】従来の車輪固定装置を示す側面図である。
【図5】従来の車輪固定装置を示す平面図である。
【符号の説明】
1 車輪 2 床面 3 前部固定台 4 後部固定台 5 チェーン巻取り装置 6 チェーン 7 ボデー 12 滑車

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面に移動可能に固定された前後一対の
    固定台により車輪を受け止め、これら固定台に掛け渡さ
    れたチェーンを当該車輪の外周に被せた後、チェーン巻
    取り装置により当該チェーンを巻き取ることによって当
    該車輪を固定するようにした車輪固定装置において、当
    該チェーン巻取り装置を前記固定台の外側に配設すると
    共に、当該チェーンの巻取り側の端部を滑車を介して当
    該チェーン巻取り装置に導くようにしたことを特徴とす
    る車輪固定装置。
JP5987591U 1991-07-30 1991-07-30 車輪固定装置 Pending JPH0514885U (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100471804B1 (ko) * 1997-11-29 2005-05-27 현대자동차주식회사 리어 충격 테스트용 프론트 휠 고정용 장치
JP6236703B1 (ja) * 2016-09-05 2017-11-29 株式会社アルティア 車両の車輪固定装置

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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980113