JPH05148708A - 高強度ポリ弗化ビニリデン系モノフイラメントの製造方法 - Google Patents

高強度ポリ弗化ビニリデン系モノフイラメントの製造方法

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JPH05148708A
JPH05148708A JP31221691A JP31221691A JPH05148708A JP H05148708 A JPH05148708 A JP H05148708A JP 31221691 A JP31221691 A JP 31221691A JP 31221691 A JP31221691 A JP 31221691A JP H05148708 A JPH05148708 A JP H05148708A
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Yutaka Nishikawa
裕 西河
Takuji Sato
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 すぐれた特性を有する高強度ポリ弗化ビニリ
デン系モノフィラメントの製造方法を提供する 【構成】 複屈折が30×10-3以下の中間配向ポリ弗
化ビニリデン系モノフイラメントを、60モル%以上の
希ガス類元素を含有する常圧雰囲気下の放電部分で、
1.2〜6.0倍の範囲で延伸することにより、複屈折
が35×10-3以上の高配向ポリ弗化ビニリデン系モノ
フィラメントとなす。常圧雰囲気下の放電部分は、少な
くとも片側の電極表面が誘電体3,4によって被覆され
た1対の電極1,2に印加された電圧によって形成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業用の利用分野】本発明はポリ弗化ビニリデン系モ
ノフィラメントの製造方法に関するものであり、詳しく
は主として釣糸に適した高強度ポリ弗化ビニリデン系モ
ノフィラメントの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリ弗化ビニリデン系モノフィラメント
は、強靱性、耐衝撃性、透明性および耐光性などにすぐ
れ、しかも高比重で水中に沈みやすく、屈折率が水に近
く水中における光の表面反射がきわめて少ないという特
性を有していることから、とくに釣糸や漁網用としてす
ぐれた性質を有する。
【0003】そして、ポリ弗化ビニリデン系モノフィラ
メントには、前記の各特性の改良が常に要求されるてい
るが、とくにより細く、より強いという性能が要求され
ている。
【0004】従来、ポリ弗化ビニリデン系モノフィラメ
ントとしては、例えば特開昭63−112717号公報
に記載されるように、表面の複屈折および繊維軸に垂直
な断面の平均複屈折を特定の範囲となしたものが知られ
ており、このポリ弗化ビニリデン系モノフィラメント
は、その特性がすぐれていることから、市場において高
い評価を得ている。
【0005】しかし、とくに釣糸の用途においては、さ
らに0.1g/d程度であってもより高強度のモノフィ
ラメントが要求されており、この要求に応えるために、
0.1g/d強度の向上に多大の研究が重ねられてい
る。ここで、とくに注意しなくてはならないのは、単に
強度のみを向上するのではなく、他の特性をも一定水準
以上保持する必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の背景
に基づきなされたものであって、その目的とするところ
は、従来の技術において得られるポリ弗化ビニリデン系
モノフィラメントよりも、さらにすぐれた特性を有する
高強度ポリ弗化ビニリデン系モノフィラメントの製造方
法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の高強度ポリ弗化ビニリデン系モノフィラ
メントの製造方法は、複屈折が30×10-3以下の中間
配向ポリ弗化ビニリデン系モノフイラメントを、60モ
ル%以上の希ガス類元素を含有する常圧雰囲気下の放電
部分で、1.2〜6.0倍の範囲で延伸することによ
り、複屈折が35×10-3以上の高配向ポリ弗化ビニリ
デン系モノフィラメントとなすことを特徴とする。
【0008】また、本発明において、上記放電部分は、
少なくとも片側の電極表面が誘電体によって被覆された
1対の電極に印加された高電圧によって形成されること
を特徴とする。
【0009】本発明の方法で用いる中間配向ポリ弗化ビ
ニリデン系モノフイラメントは、例えば次のような方法
により得ることができる。
【0010】すなわち、ポリ弗化ビニリデン系樹脂チッ
プを溶融紡糸して、紡出モノフィラメントとなし、冷却
域に導入して、液体冷却媒体を用いて冷却固化された低
配向ポリ弗化ビニリデン系モノフィラメントとなし、こ
の低配向ポリ弗化ビニリデン系モノフィラメントを引取
ローラに巻回して引取る。
【0011】溶融紡糸に用いるポリ弗化ビニリデン系樹
脂チップは、ジメチルホルムアミドの0.4g/cc溶液
で測定した固有粘度指数(ηinh )が0.8以上である
ことが好ましく、とくに1.0以上のものが好ましい。
固有粘度指数(ηinh )が0.8未満では、目的とする
高強度のポリ弗化ビニリデン系モノフィラメントを得る
ことが困難となる。
【0012】また、ポリ弗化ビニリデン系樹脂チップ
は、ポリ弗化ビニリデンホモポリマに限られず、分子鎖
の繰り返し構造単位の80モル%以上が弗化ビニリデン
からなり、共重合成分を20モル%未満の範囲で含有し
てもよい。ここでいう共重合成分としては、例えばテト
ラフロロエチレン、トリフロロモノクロロエチレンおよ
びヘキサフロロプロピレンなどが挙げらる。なお、共重
合成分を20モル%以上含有した場合は、結晶性が低下
するため好ましくない。
【0013】前記紡出モノフィラメントを冷却固化する
場合に用いられる液体冷却媒体としては、10℃以下、
好ましくは5℃以下の温度に調整された水、あるいは水
素置換または非置換脂肪族炭化水素、トリクレンおよび
塩化メチレンなどが挙げられる。
【0014】前記の冷却条件は、紡出されたモノフィラ
メントの粘度、太さおよびドラフト率など品質設定条件
によって選択され設定される。
【0015】前記紡出モノフィラメントを、冷却域に導
入する前に高温雰囲気域を通す場合の高温雰囲気は16
0℃〜350℃で、その長さは500mm以下であり、こ
の高温雰囲気域の条件は、紡出モノフィラメントの粘
度、太さ、ドラフト率および冷却域における冷却条件に
よって選択され設定される。
【0016】引取られた低配向ポリ弗化ビニリデン系モ
ノフィラメントは、連続して1段目の延伸によって、複
屈折が30×10-3以下、好ましくは10×10-3〜2
6×10-3の中間配向ポリ弗化ビニリデン系モノフィラ
メントとされる。この1段目の延伸は、延伸倍率を2.
0〜5.0倍、好ましくは2.5〜4.7倍とし、延伸
浴としては温水浴、乾熱炉、エチレングリコール浴ある
いは菜種油などの熱媒浴が用いられる。
【0017】1段目延伸浴の温度は、温水浴の場合50
〜90℃、乾熱炉の場合100〜400℃、熱媒浴の場
合60〜150℃が好ましく用いられ、モノフィラメン
トの浴中滞留時間は、モノフィラメントのポリマ組成、
粘度、太さ、延伸速度および延伸倍率などによって選択
され設定される。
【0018】本発明の方法では、上記のようにして得ら
れた中間配向ポリ弗化ビニリデン系モノフィラメント
を、60モル%以上の希ガス類元素を含有する常圧雰囲
気下の放電部分で延伸する。
【0019】本発明においては、上記延伸雰囲気のガス
組成がきわめて重要であり、希ガス類を60モル%以上
含有する常圧雰囲気で放電がなされるが、このような雰
囲気での放電は、通常の火花放電(コロナ放電と呼ばれ
る)ではなく、減圧下で起るグロー放電に似た放電とな
る。そして、希ガス類の含有率が高いほど、上記の放電
は均一で安定したものになるため、好ましくは80モル
%以上、とくに90モル%以上希ガス類を含有すること
が望ましい。
【0020】上記の放電は、火花放電に較べて、多くの
電力を放電に供給することができる。また、上記放電中
で延伸を行うと、モノフィラメントの延伸時の熱結晶化
を抑制しながら高配向化することが可能となる。
【0021】なお、本発明でいう常圧とは、積極的に減
圧、加圧を行わないことを意味し、希ガス類の濃度を上
記の範囲に保つために、希ガス類を供給し若干雰囲気圧
力が上昇することは問題ない。
【0022】本発明で使用される希ガスとしては、ヘリ
ウム、ネオン、アルゴン、クリプトン、キセノン、ラド
ンなどの一種以上を使用するが、アルゴン、ヘリウムが
とくに好ましい。
【0023】本発明の方法を実施する際に用いられる延
伸装置としては、例えば図1に示した装置が例示され
る。
【0024】図1は、本発明の方法で用いられる延伸装
置の一例を示す縦断面概略図であり、Yは延伸処理を施
されるポリ弗化ビニリデン系モノフィラメント、5は印
加する電圧を発生させるための電源でを示す。
【0025】上記装置における放電は、対向して設けら
れた金属などの導体電極1、2に高電圧を印加して発生
させるが、導体電極1、2は一方あるいは両方の表面が
誘電体3、4で被覆されたものを用いる。導体電極1、
2の表面を覆う誘電体としてはゴム、ガラスおよびセラ
ミックなどの、印加される電圧に対し十分な耐電圧を持
つものが選択されるが、ガラスおよびセラミックの使用
が好ましく、その厚さは0.1〜5mmの範囲が好まし
い。
【0026】安定した放電を維持するためには、導体電
極1、2の間の距離は5mm以下が好ましく、誘電体3、
4を介して両電極1、2が接触していてもよい。
【0027】導体電極1、2に印加する電圧の周波数
は、5〜2000KHzの範囲で選定するのが好まし
い。5KHz未満では放電が開始しにくく、2000K
Hzより高い周波数では整合を取るのが難しい。より好
ましくは20〜500KHzである。導体電極1、2に
印加する電圧は、放電を安定したものにするため、1〜
10KV、とくに1〜8KVとすることが好ましい。
【0028】本発明の方法において、放電中での延伸の
延伸倍率は、延伸に供する中間配向ポリ弗化ビニリデン
系モノフィラメントの物性によって異なるが、1.2〜
6.0の範囲内で、得られるポリ弗化ビニリデン系モノ
フィラメントの複屈折が35×10-3以上の高配向とな
るようにする。なお、延伸倍率が高いと延伸中のモノフ
ィラメントの破断が多くなるため、延伸倍率は1.2倍
〜3.0倍とすることが好ましい。
【0029】また、最終的に得られるポリ弗化ビニリデ
ン系モノフィラメントの複屈折が35×10-3未満であ
ると、目的とする高強度のポリ弗化ビニリデン系モノフ
ィラメントを得ることが困難となるため好ましくない。
【0030】上記の高配向ポリ弗化ビニリデン系モノフ
ィラメントは、そのままあるいは、必要により再度高張
力で延伸または/および弛緩熱処理されてから巻取られ
る。
【0031】上記したように、中間配向ポリ弗化ビニリ
デン系モノフィラメントを、60モル%以上の希ガス類
元素を含有する常圧雰囲気下の放電部分で延伸すること
によって、従来の熱延伸法に比べ、結晶化を抑制しなが
ら延伸することが可能となり、高倍率の延伸を可能と
し、ポリ弗化ビニリデン系モノフィラメントの一層の高
配向化が達成できる。
【0032】また、上記常圧雰囲気下の放電部分での延
伸は、1段で行なってもよく、2段以上の多段で行なっ
てもよい。
【0033】
【作用】希ガスを含有する常圧雰囲気下の放電部分にお
ける延伸を特徴とする本発明の方法によって得られた高
強力ポリ弗化ビニリデン系モノフィラメントは、従来の
熱延伸法で延伸して得られるポリ弗化ビニリデン系モノ
フィラメントに比較して、延伸時の分子量低下が低く、
結晶化が抑制されて高配向となる。
【0034】また、本発明の方法によって得られる高強
力ポリ弗化ビニリデン系モノフィラメントは、表層部の
複屈折(△nS )との中心部の複屈折(△nc )の差
(δ△nS-C )が、好ましくは−6×10-3〜−20×
10-3の範囲となる。すなわち、モノフィラメント表層
部が中心部よりも低配向となるため、表層部が柔軟で、
曲げにより表層部に集中する応力が緩和されるために、
結節強度が高くなる。
【0035】かくして、本発明の方法によって高強力ポ
リ弗化ビニリデン系モノフィラメントが得られ、この高
強力ポリ弗化ビニリデン系モノフィラメントは、とくに
釣糸、漁網などの水産資材用途、樹木保護などの農林資
材、ゴム、樹脂などの補強材および重量物運搬資材など
多方向の用途に好ましく用いられる。
【0036】
【実施例】次に本発明を実施例に基づいて説明するが、
本発明の方法で得られるポリ弗化ビニリデン系モノフィ
ラメントの物性の測定法は以下の通りである。
【0037】(A)固有粘度指数ηinh :試料をジメチ
ルホルムアミドに0.4g/ccの濃度で溶解し、オストワ
ルド粘度計を用いて30℃で測定した。
【0038】(B)複屈折△n:日本光学工業(株)製
POH型偏光顕微鏡を用い、白色光を光源として通常の
ベレックコンペンセ−タ法により求めた。
【0039】(C)引張強度、引張伸度、結節強度、結
節伸度および初期弾性率:JIS−L1017の定義に
よった。すなわち、試料を綛状にとり、20℃、65%
RHの温湿度調節室で24時間放置後、(株)オリエン
テック社製“テンシロン”UTM−4−100型引張試
験機を用い、試長25cm、引張速度30cm/分で測定し
た。
【0040】実施例1 固有粘度指数が1.2のポリ弗化ビニリデン重合体チッ
プを、紡糸機中で260℃で溶融し、孔径1.0mmの口
金を通して紡糸し、さらに20℃のポリエチレングリコ
ール浴中で冷却して未延伸モノフィラメントを得た。こ
こで得られた未延伸モノフィラメントの複屈折率は1.
5×10-3であった。
【0041】次に、この未延伸モノフィラメントを、1
60℃のポリエチレングリコール延伸浴中で3.0倍に
延伸し、引続いて80℃の温水浴中でポリエチレングリ
コールを除去することにより、複屈折率が12×10-3
の中間配向モノフィラメントを得た。
【0042】前記の中間配向モノフィラメントは、次工
程で延伸を施した後に630D、となるように紡糸吐出
量を調整した。
【0043】次に、前記の中間配向モノフィラメント
を、図1の装置を用い、アルゴンガスを含有する常圧雰
囲気下での放電部分を通し、2.1倍に延伸した。な
お、電極はガラス(厚み1mm)で被覆された銅製の棒状
電極を用いた。電極の有効長は100cm、放電のための
印加電圧は4.5KV、その周波数は110KHz、ま
たアルゴン濃度は92モル%とした。
【0044】得られたポリ弗化ビニリデンモノフィラメ
ントは、引張強度6.0g/d、引張伸度24%、結節
強度4.2g/d、結節伸度21%、複屈折38.1×
10-3、モノフィラメントの表層部と中心部との複屈折
の差が−6.8×10-3であった。
【0045】比較例1 実施例1と同じ方法で得られた未延伸モノフィラメント
を、165℃のポリエチレングリコール延伸浴中で6.
5倍に延伸し、引続いて80℃の温水浴中でポリエチレ
ングリコールを除去してポリ弗化ビニリデンモノフィラ
メントを得た。得られたポリ弗化ビニリデンモノフィラ
メントは、引張強度が6.5g/dと高かったが、結節
強度は2.7g/dと著しく低い値であった。。
【0046】比較例2 実施例1と同じ方法で得られた中間配向モノフィラメン
トを、165℃のポリエチレングリコール延伸浴中で延
伸したが、2倍までしか延伸できなかった。総合延伸倍
率6倍のポリ弗化ビニリデンモノフィラメントの引張強
度は4.6g/d、結節強度は3.4g/dであった。
【0047】実施例2 実施例1と同じ方法で得られた未延伸モノフィラメント
を、165℃のポリエチレングリコール延伸浴中で4.
5倍に延伸した後、80℃の温水浴中でポリエチレング
リコールを除去して複屈折率が23×10-3の中間配向
モノフィラメントを得た。
【0048】上記の中間配向モノフィラメントを、実施
例1と同じ装置を用い、アルゴンガスを含有する常圧雰
囲気下での放電部分を通し、1.5倍に延伸した。な
お、放電のための印加電圧は5KV、その周波数は11
0KHz、またアルゴンは濃度80モル%とした。
【0049】得られたポリ弗化ビニリデン系モノフィラ
メントは、引張強度6.3g/d、引張伸度21%、結
節強度4.6g/d、結節伸度19%、複屈折43.2
×10-3、モノフィラメントの表層部と中心部との複屈
折の差が−9×10-3であった。
【0050】
【発明の効果】本発明の方法における常圧雰囲気下の放
電部分における延伸は、延伸時の結晶化を抑制し、高配
向化が達成できること、すなわちスム−ズな延伸を可能
とし、とくに高倍率、低張力延伸を可能とすることがで
き、高品質の特性を有する高強度ポリ弗化ビニリデン系
モノフィラメントを容易に得ることを可能とする。
【0051】また、本発明の方法で得られた高強度ポリ
弗化ビニリデン系モノフィラメントは、高強度・高伸度
の特性を生かして、釣糸、漁網、のり網などの水産用資
材、ゴムベルトの補強・スリング、ロープなどの運搬用
資材、およびフェンス・落石防止などの土木資材などの
用途に有効に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明を実施する際に用いられる延伸装
置の縦断面概略図である。
【符号の説明】
Y:繊維 1,2:導体電極 3,4:誘電体 5:電源

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリ弗化ビニリデン系モノフィラメントの
    製造方法おいて、複屈折が30×10-3以下の中間配向
    ポリ弗化ビニリデン系モノフイラメントを、60モル%
    以上の希ガス類元素を含有する常圧雰囲気下の放電部分
    で、1.2〜6.0倍の範囲で延伸することにより、複
    屈折が35×10-3以上の高配向ポリ弗化ビニリデン系
    モノフィラメントとなすことを特徴とする高強度ポリ弗
    化ビニリデン系モノフィラメントの製造方法。
  2. 【請求項2】 常圧雰囲気下の放電部分が、少なくと
    も片側の電極表面が誘電体によって被覆された1対の電
    極に印加された高電圧によって形成されることを特徴と
    する請求項1に記載の高強度ポリ弗化ビニリデン系モノ
    フィラメントの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003523053A (ja) * 2000-02-11 2003-07-29 ダウ・コーニング・アイルランド・リミテッド 大気圧プラズマシステム
CN105700204A (zh) * 2014-11-28 2016-06-22 通用电气照明解决方案有限公司 光控装置和包含该光控装置的灯具

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