JPH0514866U - 赤外線温度計 - Google Patents

赤外線温度計

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JPH0514866U
JPH0514866U JP060792U JP6079291U JPH0514866U JP H0514866 U JPH0514866 U JP H0514866U JP 060792 U JP060792 U JP 060792U JP 6079291 U JP6079291 U JP 6079291U JP H0514866 U JPH0514866 U JP H0514866U
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JP
Japan
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output terminal
infrared sensor
infrared
difference
converter
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Application number
JP060792U
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English (en)
Inventor
弘行 太田
佳彦 佐野
安志 中村
茂 巻田
Original Assignee
オムロン株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】廉価な部品を用いて、高精度な温度測定をなし
得る赤外線温度計を提供する。 【構成】切替回路5で、赤外線センサ1の正出力端子1
pと負出力端子1mを切替えて、A/D変換器の入力に
接続し、それぞれの出力の差をCPU3で算出し、オフ
セット分はキャンセルして温度信号分のみを得る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、物体から放射される赤外線を利用してその物体の温度を計測する 赤外線温度計に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の赤外線温度計は、図2に示すように、サーモパイル、焦電素子等を用い た赤外線センサ21と、この赤外線センサ21の出力vを増幅し、デジタル信号 に変換するA/D変換器22と、取込まれたデータ処理して温度Tを算出するC PU23と、計測温度Tを表示する表示器24とから構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記した従来の赤外線温度計で使用される赤外線センサは、サーモパイルや焦 電素子であり、センシング感度が低く、センサ出力としては1℃に対してμVオ ーダと非常に小さい。そのため、プリアンプを内蔵するA/D変換器2等の計測 回路部では、オフセット電圧を小さくして、高ゲインのオペアンプや高抵抗素子 を使用する必要がある。例えば、A/D変換器22中のプリアンプのオフセット 電圧をΔvとし、赤外線センサ21の負入力端子電圧vm を0V、正出力端子の 電圧をvP とすると、A/D変換器22の出力は、V=vP +Δvとなり、これ に対応して求められる温度値Tは、T=T+ΔT(Δv)となり、オフセット電 圧Δvが大きいので、誤差が大きくなる。そのため、オフセットの小さいA/D 変換器22を使用する必要があり、構成部品を高精度、高価なものを使用せねば ならないという問題がある。
【0004】 この考案は、上記問題点に着目してなされたものであって、廉価な部品を用い 、それでいて高精度の温度測定をなし得る赤外線温度計を提供することを目的と している。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】
この考案の赤外線温度計は、赤外線センサと、この赤外線センサからの信号を 処理して温度を計測する計測回路部とを備えるものにおいて、赤外線センサの正 出力端子と負出力端子を切替えて前記計測回路部に接続する切替手段と、前記赤 外線センサの正出力端子よりの信号と負出力端子よりの信号の差を算出する差演 算手段と、差信号に応じて被測定温度を得る手段とを特徴的に備えている。
【0006】 この赤外線温度計では、赤外線センサの正出力端子よりの電圧と負出力端子よ りの電圧が切替手段で切替えられて計測回路部に取り込まれる。そして、両電圧 の差が算出され、これによりオフセット分はキャンセルされ、温度に対応した信 号分のみが出力され、これにより被測定温度が得られる。
【0007】
【実施例】
以下、実施例により、この考案をさらに詳細に説明する。 図1は、この考案の一実施例赤外線温度計の回路構成を示すブロック図である 。この赤外線温度計は、図2に示す従来のものと同様に、赤外線センサ1、A/ D変換器2、CPU3及び表示器4を備える。その他に、切替回路5を備えてい る。切替回路5は、赤外線センサ1の正出力端子1pと負出力端子1mの一方を 、CPU3からの指令により切り替えて、A/D変換器2の入力端に接続する。 切替回路5は、アナログスイッチ、トランジスタ、FET等の電子的無接点スイ ッチ、リードスイッチ等の磁気的有接点スイッチ等のいずれであってもよい。ま た、スライドスイッチ等の機械式有接点スイッチを用い、オン/オフは手動操作 で行ってもよい。
【0008】 この実施例赤外線温度計において、測定時は、CPU3からの指令により、切 替回路5が先ず、赤外線センサ1の正出力端子1p側に投入される。そのため、 赤外線センサ1の出力vp は、A/D変換器2に入力される。ここで、A/D変 換器2のオフセットをΔvとすると、vp +Δvの電圧がデジタル信号に変換さ れてCPU3に取り込まれる。次に今度はCPU3からの指令により切替回路5 が赤外線センサ1の負出力端子1mに投入される。そして、赤外線センサ1の負 出力端子1mの電圧vm (=0)がA/D変換器2に入力される。そして、vm +Δvの電圧がデジタル信号に変換されてCPU3に取り込まれる。CPU3で は、切替回路5を正出力端子1pと負出力端子1mにそれぞれ投入した場合の取 込み電圧の差を求める。
【0009】 この差演算は、(vp +Δv)−(vm +Δv)=vp +vm となり、vm = 0であるから、最終的には、vp のみが残り、このvp は被測定温度に対応する ものであるから、T=f(vp )より正確な温度が求められ、表示器4に表示さ れる。被測定温度Tの抽出は、種々のvp の値に対する温度TをCPU3内のメ モリテーブルに記憶しておいてもよいし、換算式を記憶しておき、vp からTを 算出するようにしてもよい。
【0010】
【考案の効果】
この考案によれば、切替手段により、赤外線センサの正出力端子と負出力端子 を計測回路部の入力に接続し、その差を演算し、差に対応する被測定温度を得る ものであるから、計測回路部のオフセットをキャンセルでき、廉価な回路素子の 使用が可能となる。また、環境温度変化などによる計測回路部のオフセットの変 動において、その状態毎に差を求めることによって、オフセットの変動、即ち、 温度変化などによる影響をなくすことができ、高精度の測定が可能となる。
【提出日】平成4年6月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】
【考案が解決しようとする課題】 上記した従来の赤外線温度計で使用される赤外線センサは、サーモパイルや焦 電素子であり、センシング感度が低く、センサ出力としては1℃に対してμVオ ーダと非常に小さい。そのため、プリアンプを内蔵するA/D変換器2等の計測 回路部では、オフセット電圧を小さくて、高ゲインのオペアンプや高精度抵抗素 子を使用する必要がある。例えば、A/D変換器22中のプリアンプのオフセッ ト電圧をΔvとし、赤外線センサ21の負入力端子電圧vm を0V、正出力端子 の電圧をvP とすると、A/D変換器22の出力は、V=vP +Δvとなり、こ れに対応して求められる温度値Tは、T=T+ΔT(Δv)となり、オフセット 電圧Δvが大きいので、誤差が大きくなる。そのため、オフセットの小さいA/ D変換器22を使用する必要があり、構成部品を高精度、高価なものを使用せね ばならないという問題がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例赤外線温度計の回路構成を
示すブロック図である。
【図2】従来の赤外線温度計の回路構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1 赤外線センサ 1p 赤外線センサの正出力端子 1m 赤外線センサの負出力端子 2 A/D変換器 3 CPU 4 表示器 5 切替回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 中村 安志 京都市下京区中堂寺南町17番地 サイエン スセンタービル 株式会社オムロンライフ サイエンス研究所内 (72)考案者 巻田 茂 京都市下京区中堂寺南町17番地 サイエン スセンタービル 株式会社オムロンライフ サイエンス研究所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】赤外線センサと、この赤外線センサからの
    信号を処理して温度を計測する計測回路部とを備える赤
    外線温度計において、 前記赤外線センサの正出力端子と負出力端子を切替えて
    前記計測回路部に接続する切替手段と、前記赤外線セン
    サの正出力端子よりの信号と負出力端子よりの信号の差
    を算出する差演算手段と、差信号に応じて被測定温度を
    得る手段とを備えたことを特徴とする赤外線温度計。
JP060792U 1991-08-01 1991-08-01 赤外線温度計 Expired - Lifetime JPH0514866U (ja)

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JP060792U JPH0514866U (ja) 1991-08-01 1991-08-01 赤外線温度計

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JP060792U JPH0514866U (ja) 1991-08-01 1991-08-01 赤外線温度計

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JPH0514866U true JPH0514866U (ja) 1993-02-26

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ID=13152515

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JP060792U Expired - Lifetime JPH0514866U (ja) 1991-08-01 1991-08-01 赤外線温度計

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6335309B2 (ja) * 1979-01-22 1988-07-14 Hooru Koman

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6335309B2 (ja) * 1979-01-22 1988-07-14 Hooru Koman

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