JPH0862045A - 温度測定装置 - Google Patents

温度測定装置

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JPH0862045A
JPH0862045A JP19819694A JP19819694A JPH0862045A JP H0862045 A JPH0862045 A JP H0862045A JP 19819694 A JP19819694 A JP 19819694A JP 19819694 A JP19819694 A JP 19819694A JP H0862045 A JPH0862045 A JP H0862045A
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JP
Japan
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temperature
thermopile
measuring
measuring means
data
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Application number
JP19819694A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Iwamiya
宏 岩見谷
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、オフセットの経時変化を無視でき
正確な温度測定が可能な温度測定装置を提供することを
目的とする。 【構成】 サーモパイル5の一方の出力端子は基準電圧
に接続され、他方の出力端子から出力される電圧は切替
回路7を介して増幅回路8に送られ、更にアナログーデ
ジタル変換回路でデジタル値に変換されて記憶部3に記
憶される。次に、サーモパイル5の他方の出力端子が基
準電圧に接続され、一方の出力端子から出力される電圧
が切替回路7を介して増幅回路8に送られる。この様に
して得られた二つの電圧値を減算することによって、オ
フセットを相殺させ正確な温度データを得ることが出来
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、温度測定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、サーモパイルの信号処理は、非測
定時に増幅回路で増幅された信号をアナログーデジタル
変換回路でデジタルデータに変換し、これによって得ら
れたデータを基準値、即ちオフセット値として記憶して
おき、温度測定時には、測定によって得られたデジタル
データから上記オフセット値分を除いた値を測定データ
として取り扱うようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記オ
フセット値の記憶は、例えば、商品を工場から出荷する
際等に行われるものであり、この様な方法では、出荷後
の経時変化や、温度変化によってオフセット値が変動し
てしまった場合に対応できないと言う欠点が有った。
【0004】この発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、オフセット値の変化があったとしても正しい温度測
定が可能な温度測定装置を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を解
決するために、サーモパイルと、このサーモパイルの温
度を測定して前記サーモパイルの温度データを得る第一
の温度測定手段と、温度測定対象物からの赤外線による
サーモパイルからの電圧に基づいて温度データを得る第
二の温度測定手段と、上記第一及び第二の温度測定手段
からの温度データに基づき前記温度測定対象物の温度を
得る温度測定装置において、前記第二の温度測定手段は
前記サーモパイルの極性を切換えて前記温度データを測
定する極性反転測定手段を備え、この極性反転測定手段
によって得られる温度データを用いて前記温度測定対象
物の温度を算出することを特徴としている。
【0006】また、本発明は、抵抗成分及び外部からの
赤外線によって電力を発生する電池成分を有する温度セ
ンサと、この温度センサの前記抵抗成分側を基準電圧に
接続し前記電池成分側の出力電圧を測定する第一の測定
手段と、前記温度センサの前記電池成分側を基準電圧に
接続し前記抵抗成分側の出力電圧を測定する第二の測定
手段と、前記第一及び第二の出力電圧から前記温度セン
サーのオフセット値を相殺した温度データを算出する算
出手段とを備えたことを特徴としている。
【0007】更に、本発明は、抵抗成分及び外部対象物
からの赤外線によって電力を発生する電池成分を有する
温度センサと、この温度センサ自身の温度を測定して温
度データを得る温度測定手段と、前記温度センサの前記
抵抗成分側を基準電圧に接続し前記電池成分側の出力電
圧を測定する第一の測定手段と、前記温度センサの前記
電池成分側を基準電圧に接続し前記抵抗成分側の出力電
圧を測定する第二の測定手段と、前記第一及び第二の出
力電圧から前記温度センサーのオフセット値を相殺した
温度データを算出する算出手段と、この算出手段によっ
て算出された温度データと前記温度測定手段によって測
定された温度データとから前記外部対象物の温度を検出
する検出手段とを備えたことを特徴としている。
【0008】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。図1は、本発明による温度測定装置であり、サーモ
パイルを用いた放射温度計の回路構成である。中央処理
ユニット(CPU)からなる制御部1は、ROM2に記
憶されたマイクロプログラムに従ってプログラムを実行
する。また、ROM2には後述するサーミスタ6やサー
モパイル5からの電圧に対応した温度データを記憶して
いる温度テーブル(図示せず)が記憶されている。記憶
部3はRAMからなり、後述する図2のごとき記憶エリ
アを備えている。
【0009】キー入力部4は温度測定を実行させるため
の実行キー(図示せず)を備えており、この実行キーが
操作されると後述する図5のフローチャートが実行さ
れ、サーモパイル5によって、被測定対象物の温度が非
接触で測定される。サーミスタ6は、サーモパイル自身
の温度、即ちサーモパイル5の冷接点の温度を測定する
もので、上記サーモパイル5の出力と共に切替回路7に
送られる。切替回路7は、マルチプレクサーの機能を有
するもので、上記制御部1からの信号A、B及びCによ
って、サーミスタ6の出力電圧、サーモパイル5の2つ
の出力端子の夫々の出力電圧、即ち、サーモパイル5
の、プラス/マイナスの極性を反転させた出力を順次増
幅回路(アンプ)8に供給する。増幅回路8は入力され
た電圧を増幅してアナログーデジタル(A/D)変換回
路9に供給する。A/D変換回路9のデータは上記制御
部1に送られ、制御部1はこれらのデータから非測定対
象物の温度データを演算して、その温度データを温度表
示部10に表示させる。
【0010】図2は、上記記憶部3の詳細な記憶エリア
を示すもので、温度表示部10で表示される温度データ
を記憶する表示レジスタ30と、サーミスタ6からの電
圧がA/D変換された値を記憶するレジスタXと、後述
するごとくサーモパイル5の一方の極性の電圧がA/D
変換された値を記憶するレジスタY(+)と、サーモパ
イル5の他方の極性の電圧がA/D変換された値を記憶
するレジスタY(ー)と、上記レジスタXに記憶された
値に基づく温度データを記憶するレジスタxと、レジス
タY(+)及びY(ー)の値から得られる温度データを
記憶するレジスタyとからなる。
【0011】図3は、上記サーモパイル5、サーミスタ
6及び切替回路7の詳細な構成を示す。図において、抵
抗成分R及び電池成分(起電力成分)Eはサーモパイル
5の等価回路を表しており、サーモパイル5は抵抗成分
R側と電池成分E側とに夫々出力端子を有している。ま
た、G1乃至G5はスイッチ回路であり、スイッチ回路
G1は、図4で示す信号Aで(ハイレベルの時)スイッ
チオンとなり、スイッチ回路G2及びG3は図4で示す
信号Bでスイッチオンとなり、スイッチ回路G4及びG
5は、図4で示す信号Cでスイッチオンとなる。
【0012】即ち、信号Aが出力された際には、サーミ
スタ6の出力電圧が増幅回路8に送られ、信号Bが出力
された際にはサーモパイル5の抵抗成分R側の出力端子
が基準電圧Vrefに接続され、電池成分E側の出力端
子からの出力電圧が増幅回路8に送られ、信号Cが出力
された際には、上記信号Bが出力された時と極性を替え
て、即ち、サーモパイル5の電池成分E側が基準電圧V
refに接続され抵抗成分側の出力電圧が増幅回路8に
送られるものである。
【0013】次に、上記のごとく構成された回路の動作
を図5のフローチャートを参照して説明する。
【0014】まず、サーモパイルを、温度測定すべき被
測定対象物に向けて、キー入力部4の実行キーを操作す
ると、ステップS1に示すように制御部1から信号Aが
出力される。信号Aの出力によりスイッチ回路G1がオ
ンしてサーミスタ6の出力電圧が増幅回路8、A/D変
換回路9を介して制御部1に送られ、A/D変換された
デジタルデータ、即ち、サーモパイル自身の温度に対応
した電圧のデジタルデータがステップS2でレジスタX
に記憶される。
【0015】次のステップS3では、レジスタXに記憶
されたデジタルデータをもとに、ROM2の温度テーブ
ルを検索して温度データ、即ち、サーモパイル自身の温
度データをレジスタxに記憶させる。
【0016】次にステップS4では、制御部1から信号
Bが出力され、この信号Aの出力によりスイッチ回路G
2およびG3がオンしてサーモパイル5の電池成分E側
の出力電圧が増幅回路8、A/D変換回路9を介して制
御部1に送られ、次のステップS5で、A/D変換され
たデジタルデータ、即ち、サーモパイル5の黒点が非測
定対象物から発生された赤外線を受けることによって生
成された電圧がデジタルデータに変換されてレジスタY
(+)に記憶される。
【0017】ステップS6では、制御部1から信号Cが
出力され、この信号Cの出力によりスイッチ回路G4及
びG5がオンしてサーモパイル5の抵抗成分R側の出力
電圧が増幅回路8、A/D変換回路9を介して制御部1
に送られ、次のステップS7で、A/D変換されたデジ
タルデータがレジスタY(ー)に記憶される。
【0018】次のステップS8では、レジスタY(+)
に記憶されたデータからレジスタY(ー)に記憶された
データを減算する。即ち、「Y(+)ーY(ー)=」の
演算を行う。
【0019】この演算は、Y(+)を得た時のオフセッ
ト値と、Y(ー)を得た時のオフセット値を相殺させ、
オフセット値を実質的に「0」にさせるものであり、オ
フセット値が「0」の時に出力される電圧の2倍の電圧
値が得られるものである。
【0020】そして、ステップS8では、この様にして
得られた電圧値が、2倍であることを考慮して正確な温
度データ(2分の1の温度データ)をROM2から検索
して、その温度データをレジスタyに記憶させる。
【0021】最後のステップS9では、レジスタxに記
憶されたサーモパイル5自身の温度と、レジスタyに記
憶された赤外線による温度とを加算し、記憶部3の表示
レジスタ30に記憶させると共に温度表示部10で、デ
ジタル、或いはアナログ表示させるものである。
【0022】この様に、上記実施例では、サーモパイル
の電池側成分の出力から抵抗成分側の出力を引き算して
いるのでオフセット成分が相殺され、正しい温度測定が
可能である。
【0023】尚、上記実施例では、温度測定装置単体に
ついて述べたが、他の電子機器、例えば、腕時計や電子
手帳、ページャー、携帯電話といった電子機器に組込む
ことが可能である。
【0024】
【発明の効果】以上の様に、本発明によれば、オフセッ
トの変化を無視できる正確な温度を測定可能な温度測定
装置が提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による温度測定装置の回路構成図。
【図2】上記回路の記憶部の詳細な図。
【図3】上記回路の切替回路の詳細な図。
【図4】上記回路の制御部から出力される信号のタイム
チャート。
【図5】上記回路の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1…制御部 2…ROM 3…記憶部 5…サーモパイル 7…切替回路 10…表示部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーモパイルと、このサーモパイルの温
    度を測定して前記サーモパイルの温度データを得る第一
    の温度測定手段と、温度測定対象物からの赤外線による
    サーモパイルからの電圧に基づいて温度データを得る第
    二の温度測定手段と、上記第一及び第二の温度測定手段
    からの温度データに基づき前記温度測定対象物の温度を
    得る温度測定装置において、前記第二の温度測定手段は
    前記サーモパイルの極性を切換えて前記温度データを測
    定する極性反転測定手段を備え、この極性反転測定手段
    によって得られる温度データを用いて前記温度測定対象
    物の温度を算出することを特徴とする温度測定装置。
  2. 【請求項2】 抵抗成分及び外部からの赤外線によって
    電力を発生する電池成分を有する温度センサと、この温
    度センサの前記抵抗成分側を基準電圧に接続し前記電池
    成分側の出力電圧を測定する第一の測定手段と、前記温
    度センサの前記電池成分側を基準電圧に接続し前記抵抗
    成分側の出力電圧を測定する第二の測定手段と、前記第
    一及び第二の出力電圧から前記温度センサーのオフセッ
    ト値を相殺した温度データを算出する算出手段とを備え
    たことを特徴とする温度測定装置。
  3. 【請求項3】 抵抗成分及び外部対象物からの赤外線に
    よって電力を発生する電池成分を有する温度センサと、
    この温度センサ自身の温度を測定して温度データを得る
    温度測定手段と、前記温度センサの前記抵抗成分側を基
    準電圧に接続し前記電池成分側の出力電圧を測定する第
    一の測定手段と、前記温度センサの前記電池成分側を基
    準電圧に接続し前記抵抗成分側の出力電圧を測定する第
    二の測定手段と、前記第一及び第二の出力電圧から前記
    温度センサーのオフセット値を相殺した温度データを算
    出する算出手段と、この算出手段によって算出された温
    度データと前記温度測定手段によって測定された温度デ
    ータとから前記外部対象物の温度を検出する検出手段と
    を備えたことを特徴とする温度測定装置。
  4. 【請求項4】 前記算出手段は、前記第一の測定手段で
    得られた出力電圧から前記第二の測定手段で得られた出
    力電圧を減算することを特徴とする請求項2又は3の温
    度測定装置。
  5. 【請求項5】 前記検出手段で得られた温度を表示する
    表示手段を備えていることを特徴とする請求項3の温度
    測定装置。
  6. 【請求項6】 前記温度センサはサーモパイルであるこ
    とを特徴とする請求項2又は3の温度測定装置。
JP19819694A 1994-08-23 1994-08-23 温度測定装置 Pending JPH0862045A (ja)

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