JPH05148404A - 樹脂組成物 - Google Patents

樹脂組成物

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JPH05148404A
JPH05148404A JP3272517A JP27251791A JPH05148404A JP H05148404 A JPH05148404 A JP H05148404A JP 3272517 A JP3272517 A JP 3272517A JP 27251791 A JP27251791 A JP 27251791A JP H05148404 A JPH05148404 A JP H05148404A
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ethylene oxide
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acrylonitrile
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克人 三浦
Soujirou Kitano
総二郎 北野
Naohiko Sakashita
尚彦 坂下
Shuichi Tanaka
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L55/00Compositions of homopolymers or copolymers, obtained by polymerisation reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, not provided for in groups C08L23/00 - C08L53/00
    • C08L55/02ABS [Acrylonitrile-Butadiene-Styrene] polymers

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (A)単量体成分であるアクリロニトリル系
化合物とビニル芳香族系化合物との重量比が10:90
から50:50であるABSグラフト共重合体100重
量部に対して、(B)単量体成分として50重量%以上
のエチレンオキシドを含み、且つ屈折率(nD 20)が
1.50以上であるエチレンオキシド共重合体5〜30
重量部を配合した樹脂組成物。 【効果】 成型物表面外観の優れた射出成型用制電性樹
脂組成物が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、優れた永久制電性を有
し、且つ改良された成型物表面外観を有する射出成型用
制電性樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ABSグラフト共重合体は優れた機械的
特性を有するので広範な分野で使用されているが、帯電
防止性に欠けるため静電気による障害を防止したいOA
機器や各種防塵分野への応用は制限されている。ABS
グラフト共重合体に帯電防止性を付与する方法として、
界面活性剤等を樹脂表面に塗布するか或いは樹脂中に練
り込む等の方法があるが、その帯電防止効果の耐久性に
難点がある。就中水洗する様な場合に耐久性は悪くな
る。
【0003】この点を改良することを目的としてエピハ
ロヒドリン共重合体を混合する方法(特開昭61−18
5557号,特開昭62−25164号,特開昭62−
273247号)や他のエチレンオキシド共重合体を混
合する方法(特開昭64−26674号公報)、更には
第3成分としてアクリレートポリマーを添加する方法
(特開昭64−1748号公報),特定の変性ビニル重
合体を添加する方法(特開平2−269147号公報)
が提案されている。しかしながら、これらの方法によっ
ては、永久制電性が改善される一方で、射出成型によっ
て得られる製品の表面にウェルド・ライン,パ−ル光沢
等の外観不良が生ずるという問題点が指摘されている。
このことは、OA機器,家電製品のハウジング,内装材
等特に美的外観を要求される分野に使用され、且つ射出
成型によって製造される場合が多いABS樹脂の商品価
値を損ない、その用途を限定することにつながるもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、優れた表面
外観を与えるABS樹脂をベースとした射出成型用制電
性樹脂組成物の提供を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明者らは鋭意研究の結果、単量体成分として5
0%以上のエチレンオキシドを含み、且つ屈折率(nD
20)が1.50以上であるエチレンオキシド共重合体を
ABS樹脂に配合することにより上記目的を充分達成し
得ることを見出し、本発明に到達したものである。即
ち、本発明は、(A)単量体成分であるアクリロニトリ
ル系化合物とビニル芳香族系化合物との重量比が10:
90から50:50であるABSグラフト共重合体10
0重量部に対して、(B)単量体成分として50重量%
以上のエチレンオキシドを含み、且つ屈折率(nD 20
が1.50以上であるエチレンオキシド共重合体5〜3
0重量部を配合したことを特徴とする成型物表面外観の
優れた射出成型用制電性樹脂組成物を提供するものであ
る。
【0006】本発明に用いるABSグラフト共重合体は
ビニル芳香族系化合物とアクリロニトリル系化合物との
組合せを少くとも40重量%とゴム質基材60重量%以
下とよりなるものである。“ABS”という用語は、本
来アクリロニトリル,ブタジエン,スチレンより主とし
て構成される共重合体を表わすものであるが、近年にな
ってこの定義は拡大され、これらの成分の全部又は一部
分がこれに類縁性の大きい化合物で置換された共重合体
であって、成型加工性,剛性,耐衝撃性,光沢度,耐熱
性等の基礎的諸特性に関していわゆるABS樹脂の特性
を本質的に示す共重合体をも包含して用いられている。
本発明に用い得るビニル芳香族系化合物はビニルアニリ
ン類,スチレン,α−メチルスチレンのようなビニル芳
香族系化合物、クロロスチレンやジブロモスチレンのよ
うなハロゲン化スチレン、ビニルトルエンのようなアル
キルスチレン等のような種々の共重合性ビニル芳香族系
化合物である。異種のビニル芳香族系化合物の混合物も
使用可能である。しかし、好ましいのは、スチレン,ハ
ロゲン化スチレン類,α−メチルスチレン類,アルキル
スチレン類又はこれらの混合物である。最も好ましい実
施態様においてはグラフト共重合体中に少なくとも若干
のスチレンを含有している。
【0007】本発明に用い得るアクリロニトリル系化合
物はアクリロニトリル,ハロゲン化アクリロニトリル,
メタクリロニトリル,エタクリロニトリル,更にアルキ
ルアクリロニトリル誘導体又はこれらの誘導体である。
メチルメタクリレート,エタクリレート及びアクロレイ
ンのようなその他の非ニトリル系アクリロ化合物はAB
Sグラフト共重合体中に20重量%以下、好ましくは1
0重量%以下の比較的少量で存在していてもよい。好適
な化合物はアクリロニトリル及び/又はメタクリロニト
リルである。更に最も好適なABSグラフト共重合体は
アクリロニトリルを主なアクリロ化合物として含有し、
少量のメタクリロニトリルを含有するものである。これ
ら本発明に用いるABSグラフト共重合体において、単
量体成分であるアクリロニトリル系化合物とビニル芳香
族系化合物との重量比は10:90から50:50の範
囲であることが必要である。アクリロニトリル系化合物
の重量比がこの範囲未満であると、本発明の目的の1つ
である射出成型物の優れた表面外観を得ることが困難に
なる。一方この範囲を上回るとABSグラフト共重合体
自身の成型時の流動性,熱安定性が低下して好ましくな
いことは、当業界において周知である。
【0008】ゴム質基材としては公知の種々のゴム質基
材を何れも使用し得る。しかし好ましいゴム質基材はジ
エン系ゴムよりなるものである。特に好ましいゴム質は
ポリブタジエン系ゴム及びブタジエン共重合ゴムであっ
て、例えば35%以下のアクリロニトリル,アルキルア
クリレート,アルキルメタクリレート等の共重合性単量
体又はスチレン等のビニル芳香族系単量体を含有するブ
タジエン共重合体である。また、ジエン系ゴム程好まし
くはないが、その他のゴム質基材も使用することが出来
る。その例としてはアルキルアクリレート単独重合体又
は共重合体から誘導したアクリルゴム等のゴムで通常少
量の二又は三官能性架橋性単量体及びグラフト結合単量
体を含むものが挙げられる。
【0009】本発明のグラフト共重合体は樹脂の性質を
改善するために公知の種々の添加物を重合時に少量含ん
でいてもよい。このような添加物としてはジビニルベン
ゼン,エチレングリコ−ルジメタクリレート等の架橋性
単量体を挙げることができる。本発明に用いる上記グラ
フト共重合体の多くは市場で広範囲に入手することが出
来、或いは種々の公知のグラフト重合技術によって製造
することができる。その方法の一つはアクリロニトリル
単量体とビニル芳香族単量体とを予め生成したゴム質基
材に共重合する方法である。米国特許第3,238,2
75号明細書にはスチレンとアクリロニトリルから伝統
的なABSグラフト共重合体を製造する代表的な方法が
記載されている。更に同明細書には、ゴム質基材の含有
率が大きいグラフト共重合体と、スチレン−アクリロニ
トリル共重合体(SAN),アクリロニトリル−α−メ
チルスチレン,スチレン共重合体等の予め形成された剛
性の共重合体とを配合してABS型樹脂を製造する方法
も記載されている。
【0010】ビニル芳香族化合物,アクリロニトリル系
化合物及びゴム質基材の割合は一部は熱可塑性樹脂の所
望の特性によって異なる。しかし、成型性,剛性,耐衝
撃性,光沢度,耐熱性等の特性バランスを保持する観点
からは、ABSグラフト共重合体が少くとも40重量%
のビニル芳香族系化合物とアクリロニトリル系化合物と
の組合せよりなり、ゴム質基材が60重量%以下である
ことが好ましい。更に好ましい割合はABSグラフト共
重合体中のビニル芳香族系化合物とアクリロニトリル系
化合物との組合せが少くとも50重量%でゴム質基材が
50重量%以下である。ABSグラフト共重合体の一部
が他のポリマーに置換されたポリマーブレンド物もまた
該ABSグラフト共重合体の特性が付与される限りにお
いて使用可能である。好ましいブレンドとして例えば塩
化ビニルポリマー,スチレンポリマー,耐衝撃性スチレ
ンポリマー,メチルメタクリレートポリマー,ポリウレ
タン,ポリカーボネート,ポリアミド,ポリブチレンテ
レフタレート等のポリエステル,ポリフェニレンエーテ
ル,ポリグルタルイミド,塩素化ポリエチレン等とのブ
レンドを挙げることができる。ブレンド物中にはABS
グラフト共重合体が通常少くとも30重量%以上、好ま
しくは50重量%以上含まれる。
【0011】本発明に用いるエチレンオキシド共重合体
においては、単量体成分としてエチレンオキシドが50
重量%以上含まれることによって優れた制電性を有する
樹脂組成物を得ることができる。また、他の特定の単量
体と共重合して該共重合体の屈折率(nD 20)を1.5
0以上とすることにより、樹脂組成物を射出成型して得
られた製品の表面外観が著しく改良される。ここでいう
製品の表面外観の不良とは、いわゆるパール光沢と、ウ
ェルドライン,即ち射出成型時に金型内で樹脂組成物が
合流して生じる線状のマークを指している。ABS樹脂
は主要な単量体として芳香族化合物を含んでいるので比
較的高い屈折率を有し、その共重合組成にもよるがおよ
そ1.55以上である。ABS樹脂と他のポリマーを混
合して用いる場合両者の屈折率を可及的に近似させるこ
とによって透明度の高い樹脂組成物を得ることはよく知
られている。しかしながら、ウェルドラインは、例え
ば、単一の樹脂を含む樹脂組成物を射出成型する場合に
も生じることがあり、本発明組成物の如くABS系樹脂
とエチレンオキシド共重合体との混合物を含む組成物に
おいて、両者の屈折率が近似することによってウェルド
ラインによる外観不良が改善されることは全く予期し得
ないことである。
【0012】本発明で使用されるエチレンオキシド共重
合体を構成する単量体成分としてはエチレンオキシドの
ほか、単量体の屈折率(nD 20)が1.54以上、好ま
しくは1.55以上のものから選ばれる。その様な単量
体は下記一般式で表わされる化合物から選ばれる。
【0013】
【化1】
【0014】但し該一般式において、Arはハロゲン原
子又はアルキル基で置換されていてもよいアリール基か
ら選ばれる少くとも1個の置換基を有する単環の炭素系
芳香族基又は複素環系芳香族基或いは置換基を有してい
てもよい縮合した炭素系芳香族基又は複素環系芳香族基
を表わし、nは0又は1の整数を、XはO(酸素),S
(硫黄)又は−O−CO−基を表わす。これを具体的に
例示すれば、2−クロロフェニルグリシジルエーテル,
4−クロロフェニルグリシジルエーテル,2,4,6−
トリクロロフェニルグリシジルエーテル,2,4−ジブ
ロモフェニルグリシジルエーテル,2,4−ジブロモク
レジルグリシジルエーテルの様なフェニル基がハロゲン
原子で置換されたフェニルグリシジルエーテル類、2−
フェニルフェニルグリシジルエーテル,4−フェニルフ
ェニルグリシジルエーテル,4−クミルフェニルグリシ
ジルエーテルの様なフェニル基が更に芳香族基を含む置
換基で置換されたフェニルグリシジルエーテル類、1−
ナフチルグリシジルエーテル,2−ナフチルグリシジル
エーテル,9−フェナントリルグリシジルエーテルの様
なアリール基が縮合芳香族基であるアリールグリシジル
エーテル類、
【0015】4−クロロ−1−ナフチルグリシジルエー
テル,2,4−ジクロロ−1−ナフチルグリシジルエー
テル,1−ブロモ−2−ナフチルグリシジルエーテル,
2−ブロモ−2−ナフチルグリシジルエーテル,1,6
−ジブロモ−2−ナフチルグリシジルエーテルの様なア
リール基がハロゲン原子で置換された縮合芳香族基であ
るアリールグリシジルエーテル類、4−クロロフェニル
グリシジルチオエーテル,2−クロロフェニルグリシジ
ルチオエーテルの様なフェニルグリシジルチオエーテル
類、4−クロロスチレンオキシド,2−クロロスチレン
オキシド,2,6−ジクロロスチレンオキシド,4−ブ
ロモスチレンオキシドの様なフェニル基がハロゲン原子
で置換されたスチレンオキシド類、2−ビニルナフタレ
ンオキシド,9−ビニルフェナントレンオキシドの様な
ビニル基で置換された縮合芳香族化合物のエポキシド
類、グリシジルカルバゾール,グリシジルインドール,
グリシジルピロール,グリシジルフェノチアジンの様な
グリシジル基で置換されたヘテロ原子を含む縮合芳香族
化合物類、グリシジル−2−クロロベンゾエート,グリ
シジル−3−クロロベンゾエート,グリシジル−2,4
−ジクロロベンゾエート,グリシジル−2,5−ジクロ
ロベンゾエート,グリシジル−2−ブロモベンゾエー
ト,グリシジル−4−ブロモベンゾエートの様なハロゲ
ン原子で置換された安息香酸のグリシジルエステル類、
グリシジル−1−ナフトエート,グリシジル−2−ナフ
トエートの様な縮合芳香族カルボン酸のグリシジルエス
テル類等が挙げられる。
【0016】また、エチレンオキシド及び上記単量体の
ほか、エチレンオキシド成分が50重量%以上で,得ら
れた共重合体の屈折率(nD 20)が1.50以上となる
範囲において、他の単量体をも共重合成分として併用す
ることができる。その様な他モノマー成分としては、プ
ロピレンオキシド,1−ブテンオキシドの様なアルキレ
ンオキシド、シクロヘキセンオキシド,ビニルシクロヘ
キセンモノオキシドの様なシクロアルキルエポキシド、
スチレンオキシド,α−メチルスチレンオキシドの様な
芳香族置換エポキシド、エピクロロヒドリン,エピブロ
モヒドリンの様なハロゲン置換アルキレンオキシド、エ
チルグリシジルエーテル,ブチルグリシジルエーテル,
クロロエチルグリシジルエーテルの様なアルキルグリシ
ジルエーテル、アリルグリシジルエーテルの様なアルケ
ニルグリシジルエーテル、フェニルグリシジルエーテル
の様な芳香族グリシジルエーテル、酢酸グリシジル,プ
ロピオン酸グリシジル,メタクリル酸グリシジル,安息
香酸グリシジルの様なグリシジルエステル等が挙げられ
る。本発明に用いるエチレンオキシド共重合体は、50
重量%以上のエチレンオキシド,単量体の屈折率が1.
54以上、好ましくは1.55以上のエポキシド単量体
及び必要に応じて他のエポキシド単量体とを組合わせて
開環重合することによって得られる。
【0017】エチレンオキシド共重合体の分子量は0.
1g/d1のモノクロロベンゼン溶液を用い、80℃で
測定した還元粘度で0.5〜10、好ましくは1〜5の
範囲が望ましい。この範囲をを下回ると本発明組成物の
機械的諸特性が低下し、一方上回ると成型加工性,就中
成型流動性が低下して好ましくない。重合触媒は公知の
ジアルキル亜鉛−水,トリアルキルアルミニウム−水−
アセチルアセトン,有機スズとリン酸エステルの熱縮合
物等のいずれでも用いることが出来る。
【0018】共重合反応の溶媒としてはブタン,ペンタ
ン,ヘキサン,ヘプタン,ベンゼン,トルエン,クロル
ベンゼン等が挙げられる。又は、必要に応じて無溶媒で
行なうことも可能である。反応温度は0〜60℃の範囲
が望ましい。また該共重合体はブロック共重合体,グラ
フト共重合体,ランダム共重合体又は交互共重合体のい
ずれでもよいが、優れた制電性を得るためにはランダム
共重合体であるのが特に望ましい。
【0019】これら本発明に用いるエチレンオキシド共
重合体は、ABSグラフト共重合体100重量部に対し
て5〜30重量部含まれることによって本発明の目的が
達成される。この範囲を下回ると本発明の1つの目的で
ある制電性を得ることが困難となり、一方この範囲を上
回るとABS樹脂本来の機械的諸特性が低下して好まし
くない。また、これらのエチレンオキシド共重合体は、
エチレンオキシド単独重合体又は他の共重合体と組合わ
せて使用されることが、本発明の樹脂組成物の特性を付
与し得る範囲で可能である。好適には、エチレンオキシ
ド単独重合体及び共重合体の合計量に対して本発明にお
ける共重合体が少なくとも30重量%、好ましくは50
重量%以上含まれる。
【0020】本発明の制電性樹脂組成物は上記ABSグ
ラフト共重合体とエチレンオキシド共重合体を、バンバ
リーミキサー内での混合,溶融混合,押出し及びミル粉
砕等の既知の各種技術の何れかにより混合して得られ
る。本発明に用いるエチレンオキシド共重合体とABS
グラフト共重合体の一部を特開平2−269147号公
報で開示されている如き成分、即ちカルボキシル基,エ
ポキシ基,アミノ基,ヒドロキシル基,ポリアルキレン
オキシド基又はその誘導体から選ばれた少なくとも1種
の官能基を含有する変性ビニル系重合体とブレンドして
置き換えることも、ABSグラフト共重合体の特性が付
与される範囲の量で可能である。好適な範囲は選ばれる
変性ビニル重合体の性質にもよるがABSグラフト共重
合体が通常少なくとも30重量%、好ましくは50重量
%以上である。
【0021】更に、過酸化ジクミル等の架橋剤を少量含
めてもよい。もっとも、適当な組成物を得るのに、架橋
剤は必ずしも必要ではない。その他既知の添加剤例えば
衝撃性改良剤,潤滑剤,安定剤,充填剤,酸化防止剤,
紫外線吸収剤及び難燃剤等を添入することが出来る。ま
た、他の既知の帯電防止剤、例えば長鎖アミン,エーテ
ル及びエステル,アミド,四級アンモニウム塩及びスル
ホン酸並びにスルホン酸アルキル,アリール又はアルキ
ルアリール及びリン酸,リン酸アルキル,アリール又は
アラルキル,特にこれらのエトキシル酸塩誘導体及び低
分子量ポリエーテルグリコール等を添入することも出来
る。添加剤はエチレンオキシド共重合体及び/又はAB
Sグラフト共重合体に別々に添入しても、或いはエチレ
ンオキシド共重合体と樹脂成分との混合時若しくは混合
後に添入してもよい。
【0022】
【実施例】以下実施例によって本発明を具体的に詳細説
明する。 参考例1 a)重合触媒の調製 撹拌機,窒素導入管,低沸点物放出管及び温度計を備え
た11の四ツ口フラスコにジブチルスズオキシド37.
6gとリン酸トリブチル80.3gを入れ器内を窒素置
換した後撹拌しながら250℃で20分間加熱し得られ
た固体を重合触媒として用いた。 b)エチレンオキシド共重合体の製造 撹拌機,窒素導入管,温度計及び試料導入管を備えた2
0lのステンレス反応器に窒素雰囲気下ヘキサン420
0g,エチレンオキシド823g,1−ナフチルグリシ
ジルエーテル282g及び上記調製した触媒15gを入
れ撹拌下20℃で8時間反応させる。反応終了後水5m
l及び老化防止剤として4,4´−チオビス(3−メチ
ル−6−ターシャリーブチルフェノール)5.5gを入
れ室温で15分間撹拌する。次いで、ポリマーを濾取
し、ヘキサンで洗浄後50℃で一昼夜乾燥し、共重合体
を得た(1060g)。得られた共重体の組成はNMR
法によるとエチレンオキシド:1−ナフチルグリシジル
エーテル=75:25(重量比)であった。またこのポ
リマーの屈折率(nD 20)は1.508であった。 参考例2〜7 上記参考例1と同様にしてエチレンオキシド共重合体を
製造した結果を表1,表2に示した。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】実施例1,2 比較例1,2 公知の乳化重合法及びグラフト重合法により、アクリロ
ニトリル成分30重量%,スチレン成分55重量%及び
ブタジエン成分15重量%からなるABSグラフト共重
合体(I)を製造した。この共重合体(I)100重量
部に潤滑剤としてエチレンビスステアリルアミド0.5
重量部,顔料としてフタロシアニンブルー0.5重量部
を配合したもの、参考例1で調製したエチレンオキシド
共重合体を各々10又は20重量部配合したもの及び参
考例4で調製した共重合体20重量部を配合したものを
夫々以下の方法に従ってペレット化,射出成型し、得ら
れた成型品の表面外観及び物性を表3に示した。 ペレット化:各配合物を容量1.7lのバンバリーミキ
サーで混練後、表面温度170℃の2本ロールでシート
化し、冷却後ペレタイザーにて約4mm角にペレット化
した。 射出成型:得られたペレットを90℃で4時間棚段乾燥
機で乾燥後、射出成型に供した。成型機はアーブルグ社
製,オールラウンダーA170H(90−200)を用
いた。成型条件は以下の通りである。 スクリュー径 :22mmφ 金型温度:60℃ シリンダー温度:220℃ 型締力 :18トン 射出圧力 :2000Kg/cm2 冷却時間:10秒 射出時間 :0.5秒 保圧 :1500Kg/cm2 保圧時間 :7秒
【0026】金型概要:81mm×87mm×厚み2m
mの平板状キャビティーを有し、ランナ(内径4mm
φ)が2つに分枝し、2ヵ所のゲートよりキャビティー
に樹脂が充填される。平板のほぼ中央にウェルドライン
が発生するように設計されている。ゲートランド2m
m,幅2mm,厚み1mm、ゲート間隔51mm。この
金型を用いて射出成型された試験片の平面及び断面を夫
々図1及び図2に示した。 表面外観 ウェルドライン,パール光沢は目視により判定し、その
結果を記号で示した。 物性 制電性 帯電圧半減期(秒):オネストメーター(シシド静電気
社製)による。印加電圧10KV。 表面抵抗率測定(Ω):JISK6911による。試験
条件23℃,50% RH 機械的特性 降伏点応力(Kg/cm2 ) ASTM D−63
8,50mm/分 破断時伸び(%) ASTM D−63
8,50mm/分 アイゾット衝撃強度(Kg・cm/cm)ASTM D
−256−56A(1/2インチノッチ付き) 曲げ弾性率(Kg/cm2 ) ASTM D−790
【0027】
【表3】
【0028】実施例3,4 比較例3〜6 実施例1で用いたABSグラフト共重合体(I)及び別
途公知の乳化重合法で製造したABSグラフト共重合体
(II)(アクリロニトリル5重量%,ブタジエン15
重量%及びスチレン80重量%から成る)との合計量1
00重量部に対して、潤滑剤としてエチレンビスステア
リルアミド0.5重量部及び顔料としてフタロシアニン
ブルーを配合したもの、更に参考例1,2,3,5及び
7で調製した共重合体を配合したものについて実施例1
と同様に成型し試験した結果を表4に示した。
【0029】
【表4】
【0030】実施例5,6 比較例7〜9 実施例1で用いたABSグラフト共重合体(I)と同一
のもの90重量部,重合度800のポリ塩化ビニル10
重量部に滑剤としてエチレンビスステアリルアミド0.
5重量部,顔料としてフタロシアニンブルー0.5重量
部及び安定剤としてジブチルスズマレート0.5重量
部,更に参考例3で調製した共重合体を配合したものに
ついて実施例1と同様に成型し試験した結果を表5に示
した。
【0031】
【表5】
【0032】
【発明の効果】本発明の樹脂組成物は優れた永久制電性
を有し、且つ表面外観が著しく改善されたものであっ
て、工業的価値が大きいものということができる。
【0033】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の試験のために射出成型して得られた試
験片の平面図。
【図2】同A−A断面図。
【符号の説明】 1 ランナに直交するスプル(根元の径5mmφ)を示
す。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年1月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】ゴム質基材としては公知の種々のゴム質基
材を何れも使用し得る。しかし好ましいゴム質基材はジ
エン系ゴムよりなるものである。特に好ましいゴム質は
ポリブタジエン系ゴム及びブタジエン共重合ゴムであっ
て、例えば35%以下のアクリロニトリル,アルキルア
クリレート,アルキルメタクリレート等の共重合性単量
体又はスチレン等のビニル芳香族系単量体を含有するブ
タジエン共重合体である。また、ジエン系ゴム程好まし
くはないが、その他のゴム質基材も使用することが出来
る。その例としてはアルキルアクリレート単独重合体又
は共重合体から誘導したアクリルゴムあるいはエチレン
プロピレン非共役ジエン共重合体ゴム、半結晶性ないし
非結晶性塩素化ポリエチレン等が挙げられる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】但し該一般式において、Arは少なくとも
1個のハロゲン原子、及び又はアリール基、及び又はア
ラルキル基で置換された単環の炭素系芳香族基又は複素
環系芳香族基或いは置換基を有していてもよい縮合し
た炭素系芳香族基又は複素環系芳香族基を表わし、nは
0又は1の整数を、XはO(酸素),S(硫黄)又は−
O−CO−基を表わす。これを具体的に例示すれば、2
−クロロフェニルグリシジルエーテル,4−クロロフェ
ニルグリシジルエーテル,2,4,6−トリクロロフェ
ニルグリシジルエーテル,2,4−ジブロモフェニルグ
リシジルエーテル,2,4−ジブロモクレジルグリシジ
ルエーテルの様なフェニル基がハロゲン原子で置換され
たフェニルグリシジルエーテル類、2−フェニルフェニ
ルグリシジルエーテル,4−フェニルフェニルグリシジ
ルエーテル,4−ベンジルフェニルグリシジルエーテ
ル,4−クミルフェニルグリシジルエーテルの様なフェ
ニル基が更に芳香族基を含む置換基で置換されたフェニ
ルグリシジルエーテル類、1−ナフチルグリシジルエー
テル,2−ナフチルグリシジルエーテル,9−フェナン
トリルグリシジルエーテルの様なアリール基が縮合芳香
族基であるアリールグリシジルエーテル類、
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】4−クロロ−1−ナフチルグリシジルエー
テル,2,4−ジクロロ−1−ナフチルグリシジルエー
テル,1−ブロモ−2−ナフチルグリシジルエーテル,
2−ブロモ−2−ナフチルグリシジルエーテル,1,6
−ジブロモ−2−ナフチルグリシジルエーテルの様なア
リール基がハロゲン原子で置換された縮合芳香族基であ
るアリールグリシジルエーテル類、4−クロロフェニル
グリシジルチオエーテル,2−クロロフェニルグリシジ
ルチオエーテルの様なフェニルグリシジルチオエーテル
類、4−クロロスチレンオキシド,2−クロロスチレン
オキシド,2,6−ジクロロスチレンオキシド,4−ブ
ロモスチレンオキシドの様なフェニル基がハロゲン原子
で置換されたスチレンオキシド類、2−ビニルナフタレ
ンオキシド,9−ビニルフェナントレンオキシドの様な
ビニル基で置換された縮合芳香族化合物のエポキシド
類、4−(2,3−エポキシプロポキシ)インドールの
様な縮合した複素環系芳香族化合物のグリシジルエーテ
ル類、グリシジル−2−クロロベンゾエート,グリシジ
ル−3−クロロベンゾエート,グリシジル−2,4−ジ
クロロベンゾエート,グリシジル−2,5−ジクロロベ
ンゾエート,グリシジル−2−ブロモベンゾエート,グ
リシジル−4−ブロモベンゾエートの様なハロゲン原子
で置換された安息香酸のグリシジルエステル類、グリシ
ジル−1−ナフトエート,グリシジル−2−ナフトエー
トの様な縮合芳香族カルボン酸のグリシジルエステル類
等が挙げられる。上記一般式の他、グリシジルカルバゾ
ール,グリシジルインドール,グリシジルフェノチアジ
ンの様なグリシジル基で置換された、縮合した複素環系
芳香族化合物も、エチレンオキシド共重合体を構成する
単量体成分として使用することができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】これら本発明に用いるエチレンオキシド共
重合体は、ABSグラフト共重合体100重量部に対し
て5〜30重量部含まれることによって本発明の目的が
達成される。この範囲を下回ると本発明の1つの目的で
ある制電性を得ることが困難となり、一方この範囲を上
回るとABS樹脂本来の機械的諸特性が低下して好まし
くない。また、これらのエチレンオキシド共重合体は、
エチレンオキシド単独重合体又は他のエチレンオキシド
共重合体と組合わせて使用されることが、本発明の樹脂
組成物の特性を付与し得る範囲で可能である。好適に
は、エチレンオキシド単独重合体及び共重合体の合計量
に対して本発明における共重合体が少なくとも30重量
%、好ましくは50重量%以上含まれる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】実施例3,4 比較例3〜6 実施例1で用いたABSグラフト共重合体(I)及び別
途公知の乳化重合法で製造したABSグラフト共重合体
(II)(アクリロニトリル5重量%,ブタジエン15
重量%及びスチレン80重量%から成る)との合計量1
00重量部に対して、潤滑剤としてエチレンビスステア
リルアミド0.5重量部及び顔料としてフタロシアニン
ブルーを配合したもの、更に参考例1,2,5,6及び
7で調製した共重合体を配合したものについて実施例1
と同様に成型し試験した結果を表4に示した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂下 尚彦 大阪府大阪市淀川区東三国2−11−18− 204 (72)発明者 田中 秀一 兵庫県尼崎市御園3丁目9−44

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)単量体成分であるアクリロニトリ
    ル系化合物とビニル芳香族系化合物との重量比が10:
    90から50:50であるABSグラフト共重合体10
    0重量部に対して、(B)単量体成分として50重量%
    以上のエチレンオキシドを含み、且つ屈折率(nD 20
    が1.50以上であるエチレンオキシド共重合体5〜3
    0重量部を配合したことを特徴とする成型物表面外観の
    優れた射出成型用制電性樹脂組成物。
JP3-272517A 1991-10-21 1991-10-21 樹脂組成物 Expired - Lifetime JP3006224B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5789335B1 (ja) * 2014-09-08 2015-10-07 明成化学工業株式会社 分散剤及び分散組成物
JP5914767B2 (ja) * 2014-02-03 2016-05-11 マナック株式会社 含臭素ポリエーテル重合体及びその製造方法

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EP0605937A1 (en) 1994-07-13

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