JPH05148288A - 新規ベタイン化糖化合物 - Google Patents

新規ベタイン化糖化合物

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JPH05148288A
JPH05148288A JP3316058A JP31605891A JPH05148288A JP H05148288 A JPH05148288 A JP H05148288A JP 3316058 A JP3316058 A JP 3316058A JP 31605891 A JP31605891 A JP 31605891A JP H05148288 A JPH05148288 A JP H05148288A
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sugar
reaction
compound
amine
formula
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JP3316058A
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Akira Yamamuro
朗 山室
Masakatsu Takahashi
正勝 高橋
Toyomi Koike
豊美 小池
Yukinaga Yokota
行永 横田
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 皮膚に対してマイルドで生分解性がよく、し
かも起泡力、水への溶解性も良好なベタイン化糖化合物
を提供する。 【構成】 一般式(I)で示される新規ベタイン化糖化
合物。 【化1】 〔但し、式中、R は総炭素数8〜20のアルキル基、アル
ケニル基またはアルキルフェニル基、R'は水素原子また
は糖残基を示し、(n+1)個のR'は互いに同じかあるいは
異なっても良い。R"は水素原子または炭素数1〜3のア
ルキル基、m は1から3の数、n は3あるいは4の数を
示す。〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な界面活性剤として
有用なベタイン化糖化合物に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
安全性、対環境、対資源等に対する意識の高まりから界
面活性剤に於ける天然原料の使用が活発化している。こ
の流れは、単なる活性剤疎水基部の合成系原料から天然
系原料への置き換えのみならず、活性剤親水部の新設計
をも引き起こしており、特に化石燃料に依存しない豊富
なバイオマスとしての糖類の利用が広く検討されている
のである。既に、糖と脂肪族アルコールから合成される
アルキルグリコシドは、これらの必要条件をみたす優れ
た活性剤として各方面に広く応用されている。
【0003】一方、糖と脂肪族アミンの組み合わせによ
る活性剤の合成についても従来より多くの検討が行われ
ている。糖とアミンとの結合手段としては、まず、還元
アミノ化反応を挙げることが出来、得られる糖アミンを
アシル化することにより糖アミド型活性剤が得られる。
また糖アルデヒド基を酸化して得られるアルドン酸、あ
るいは糖ラクトンとアミンとの反応によっても類似の糖
アミド型活性剤を得ることができる(WO83/4412号
等) 。
【0004】上記のアルキルグリコシド、糖アミド等の
非イオン性活性剤への糖類の利用と引きかえ、そのイオ
ン性誘導体への利用については未だ、多くの検討の余地
が残されている。特開昭59−212419号、同59−212420号
公報ではN−アルキルアミノ糖の化粧料への応用につい
て開示しているが、この場合は糖アミンをそのまま、あ
るいはその塩の形で用いているに過ぎない。また、糖ア
ミンの他の塩としては4級塩が公知であるのみである
(米国特許2060850 号)。糖アミンのアニオン性誘導体
としては、わずかにカルボキシメチル化誘導体(米国特
許5004564 号)が知られているが、この反応には、糖水
酸基のカルボキシメチル化反応、アミノ基の4級化反応
が副反応として併発し、好ましい誘導体とはいえない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、界面活性
剤として有用な新規アミノ糖誘導体につき鋭意検討した
結果、糖アミンのベタイン化誘導体が、皮膚に対してマ
イルドで生分解性がよく、しかも起泡力、水への溶解性
も良好であるという界面活性剤として顕著な性質を有し
ていることを見いだして本発明を完成した。すなわち、
本発明は、下記の一般式(I)で示される新規ベタイン
化糖化合物を提供するものである。
【0006】
【化2】
【0007】〔但し、式中、 R :総炭素数8〜20のアルキル基、アルケニル基または
アルキルフェニル基を示す。 R':水素原子または糖残基を示し、(n+1)個のR'は互い
に同じかあるいは異なっても良い。 R":水素原子または炭素数1〜3のアルキル基を示す。 m :1から3の数を示す。 n :3あるいは4の数を示す。〕 本発明が提供するベタイン化糖化合物は、下記の一般式
(II)で示される2級糖アミンを出発物質として種々の
方法により合成することが出来る。
【0008】
【化3】
【0009】〔但し、式中、R, R', nは前記と同じ意味
を示す。〕本発明に於て合成原料として使用される2級
糖アミン(II)は公知の方法で合成される化合物であっ
て糖類とアミンとを触媒存在下、水素雰囲気で還元アミ
ノ化反応することにより得られる。
【0010】2級糖アミン(II)の合成に使用される糖
類は、還元末端を有する5炭糖あるいは6炭糖のアルデ
ヒド糖であれば、単糖類、2糖類あるいはオリゴ糖類の
いずれでもよい。単糖類の具体例としてはアルドヘキソ
ース類、例えばグルコース、ガラクトース等が挙げられ
る。また、2糖類、オリゴ糖類の具体例としてはマルト
ース、ラクトース、マルトトリオースなどが挙げられ、
特に、グルコース、マルトースが好ましい。2級糖アミ
ン(II)の合成原料に使用されるアミンとしては1級ア
ミン、例えばデシルアミン、ドデシルアミン、ステアリ
ルアミン等が挙げられる。
【0011】本発明のベタイン化糖化合物(I)は、下
記反応式で示すように、まず、2級糖アミン(II)を低
級アルデヒドとの還元アミノ化反応、あるいは塩基存在
下でのハロゲン化低級アルキルとの反応により式 (III)
で示される3級糖アミンとした後、式(IV)で示される
ω−ハロゲン化脂肪酸エステルとの反応により4級化、
次いでけん化(ベタイン化)して得られる。
【0012】
【化4】
【0013】〔但し、式中、R, R', R", m, n は前記と
同じ意味を示し、X はハロゲン原子、Y は短鎖アルキル
基を示す。〕3級糖アミン(III) を糖と2級脂肪族アミ
ンとの還元アミノ化反応によって直接合成することも可
能であるが、2級脂肪族アミンは1級脂肪族アミンに較
べ高価であり、又、還元アミノ化反応の反応性も劣って
いるなどの点で不利である。3級糖アミン(III) は、低
級アルデヒドとの還元アミノ化反応、あるいはハロゲン
化低級アルキルによるアルキル化反応のいずれの方法に
よっても合成することができるが、後者では生成した3
級糖アミンの4級化反応が併発する欠点があり、還元ア
ミノ化反応によるのが好ましい。還元アミノ化反応に用
いる低級アルデヒドとしてはホルムアルデヒドが好まし
く、還元剤としては水素の他、水素化ホウ素ナトリウ
ム、蟻酸(ロイカルト反応)等が用いられる。還元アミ
ノ化反応による3級糖アミン(III、R"=H)は、上記反応
剤を用い、水、あるいはアルコール性溶媒中、加熱条件
での反応により2級糖アミン(II)から容易に合成され
る。
【0014】得られた3級糖アミン(III) をω−ハロゲ
ン化脂肪酸エステル(IV)と反応させ、生成する4級化物
をけん化することにより目的とする本発明のベタイン化
糖化合物(I)が合成される。4級化反応はアルコール
性溶媒、好ましくはメタノールあるいはエタノール中で
加熱することにより容易に進行する。反応温度は50〜10
0 ℃、反応時間は反応温度にもよるが1〜50時間で十分
である。生成した4級化物のけん化は、加熱条件下、小
過剰のアルカリを添加して容易に完結する。
【0015】本発明のベタイン化糖化合物(I)の中
で、m =2の化合物は、上記の方法とは別に、下記反応
式で示すように、2級糖アミン(II)とアクリル酸エス
テル類とのマイケル付加反応により3級糖アミンエステ
ル(V)を得、これをハロゲン化低級アルキルで4級
化、次いでけん化することによっても合成することがで
きる。
【0016】
【化5】
【0017】〔但し、式中、R, R', R", n, X は前記と
同じ意味を示し、Z は短鎖アルキル基を示す。〕3級糖
アミンエステル(V)を、2級糖アミン(II)とω−ハ
ロゲン化脂肪酸エステル(IV)との反応によって合成す
ることも考えられるが、生成した3級アミンエステル
(V)のω−ハロゲン化脂肪酸エステル(IV)による4
級化、あるいは糖水酸基とω−ハロゲン化脂肪酸エステ
ル(IV)との間のエーテル化反応の併発が懸念され有利
な方法とは言えない。2級糖アミン(II)のアクリル酸
エステル類へのマイケル付加反応は、溶媒としては原料
糖アミン(II)が可溶であるアルコール類、特にメタノ
ールあるいはエタノールが好ましい。反応温度は、室温
から加熱還流条件でよく、反応時間は反応温度にもよる
が約2時間から12時間で十分である。付加反応に用いる
アクリル酸エステル類としては、アクリル酸メチルある
いはアクリル酸エチルが好ましい。
【0018】得られた3級糖アミンエステル(V)のハ
ロゲン化低級アルキルによる4級化反応はアルコール性
溶媒中、好ましくはメタノールあるいはエタノール中で
室温であるいは加熱することにより容易に進行する。こ
の際、少量の塩基を添加することによって反応速度を速
める事も可能である。生成した4級化物のけん化は、加
熱条件下、小過剰のアルカリを添加して容易に完結す
る。このようにして、一般式(I)において m=2であ
るベタイン化糖化合物(I')が得られる。けん化終了
後、pHを適当に調整し、電気透析、あるいは再結晶など
の方法によって目的物を精製することができる。しかし
ながら、用途によっては精製を施さず、粗生成物のまま
使用することもできる。
【0019】
【実施例】以下、本発明を実施例によって具体的に説明
するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるも
のではない。
【0020】実施例1a) 2級糖アミンの合成 無水グルコース54g(0.3モル) 、ドデシルアミン55.6g
(0.3モル) 、及び5%パラジウム−炭素(50%含水物)
6.7 gをメタノール300 gと共に1リットルオートクレ
ーブ中、60℃、水素圧力30kg/cm2 で水素の吸収が完了
するまで6時間攪拌した。触媒を濾別し、生成物(N−
ドデシル−D−グルカミン)をメタノールから再結晶し
た。
【0021】・収量81.9g(収率83%) ・全アミン価分析値:実測値 152.4/理論値 170.5(mgK
OH/g) ・3級アミン価分析値:実測値 9.4/理論値0(mgKOH/
g)b) 3級糖アミンの合成 N−ドデシル−D−グルカミン70g(0.2モル) をメタノ
ール1400gに溶解し、60℃で攪拌した。35%ホルマリン
水溶液171.4 g(ホルムアルデヒドとして2モル)を40
分で滴下した。30分間、60℃に保った後、2時間で徐々
に室温まで冷却した。次に、氷水浴上で撹拌しながら、
水素化ホウ素ナトリウム22.7g(0.6モル)を30分で添加
した。発熱がなくなるのを確認し、60℃で1時間熟成し
た。放冷後、2規定塩酸300ml を加えて中和した。溶媒
を留去した後、水洗により無機塩と分離し、N−ドデシ
ル−N−メチル−D−グルカミンを得た。
【0022】・収量72.8g(収率100 %) ・全アミン価分析値:実測値 133.3/理論値 154.6(mgK
OH/g) ・3級アミン価分析値:実測値 127.4/理論値 154.6(m
gKOH/g) ・質量分析(FAB イオン化法、正イオン検出法) C19H
41O5N=363 :364 (M+H)+ (80%)C) ベタイン化反応 N−ドデシル−N−メチル−D−グルカミン18.2g (50
ミリモル) をメタノール350 gに溶解して室温で撹拌し
た。ブロモ酢酸メチル11.48 g (75ミリモル)を加えて2
4時間加熱還流した。48%NaOH水溶液9.4 g(112.5ミリ
モル) を5分間で滴下した後、100 gの水を加えて60℃
で2時間撹拌した。放冷後、塩酸で中和した。反応の経
時変化は高速液体クロマトグラフィーにより追跡した。
粗生成物を含む水溶液を電気透析により脱塩し、水を留
去した後、メタノールより結晶化して、下記式で表され
る(1'−デオキシ−D−グルシトール−1'−イル)ドデ
シルメチルアンモニオアセタートを得た。
【0023】
【化6】
【0024】・収量15.8g(収率75%)、吸湿性のある
グラス状固体粉末 ・H1-NMR(δppm 、重水、内部標準;3−(トリメチル
シリル)プロパンスルホン酸Na):0.85(3H,メチル基)
、1.3(18H,ドデシル基メチレン) 、1.75(2H,ドデシル
基メチレン、N のβ位) 、3.1 〜3.5(4H, ドデシル基メ
チレン、N のα位2H、及びグルシトールメチレン、Nの
α位2H)、3.3(singlet,3H, N-CH3 )、3.8(singlet,2H, N
-CH2 -CO2) 、3.5〜4.2 付近(6H,グルシトール水素OHの
α位) スペクトルを図1に示す。 ・IR(cm-1、KBr 錠剤) :3388(OH)、2926、2854、16
35(CO2 - ) 、1404、1107 スペクトルを図2に示す。 ・MS(FAB イオン化法) 、正イオン検出法 C21H43O7N
=421 :422 (M+H)+ (97%) スペクトルを図3に示す。
【0025】実施例2a) マイケル付加 実施例1のa)の方法と同様にして調製したN−デシル−
D−グルカミン51.1g(0.16モル) 、アクリル酸エチル3
1.8g(0.32モル) を500ml エタノール中、65℃で2.5 時
間加熱撹拌した。反応の経時変化は高速液体クロマトグ
ラフィーにより追跡した。エタノール、過剰のアクリル
酸エチルを留去し、下記式で表されるN−デシル−N−
(1'−デオキシ−D−グルシトール−1'−イル)−3−
アミノプロパン酸エチルを得た。
【0026】
【化7】
【0027】・収量62g(収率93%)、無色結晶 ・水酸基価分析値:実測値 657.2/理論値 665.4(mgKOH
/g) ・3級アミン価分析値:実測値 136.5/理論値 133.1(m
gKOH/g) ・けん化価分析値:実測値 136.4/理論値 133.1(mgKOH
/g)b) 4級化、ベタイン化反応 3級糖アミン17.3g (41ミリモル)、ヨウ化メチル29.8
g (0.21モル)をエタノール200ml 中35℃で30時間撹拌
した。この間、合計4g(0.1モル) の水酸化ナトリウム
を水50mlに溶解した水溶液を適宜加え、反応系内のpHを
10付近に保つようにした。反応の経時変化は高速液体ク
ロマトグラフィーにより追跡した。反応終了時のpHは7.
6 であった。過剰のヨウ化メチル、エタノールを留去し
た後、粗生成物を含む水溶液を電気透析により脱塩し、
水を留去した後メタノールより結晶化して、下記式で表
される(1'−デオキシ−D−グルシトール−1'−イル)
デシルメチルアンモニオプロパナートを得た。
【0028】
【化8】
【0029】・収量16.5g(収率100 %)、吸湿性のあ
るグラス状固体 ・H1-NMR(δppm 、重水、内部標準;3−(トリメチル
シリル)プロピオン−2,2,3,3 −d4−酸Na):0.86(3H,
メチル基) 、1.3(14H,デシル基メチレン) 、1.76(2H,デ
シル基メチレン、N のβ位) 、3.14(7H, N-CH3, デシル
基メチレン、N のα位、及びグルシトールメチレン、N
のα位) 、3.3 〜3.9(multiplet,10H,グルシトール水
素、N-C2H4-CO2) ・IR(cm-1、KBr 錠剤) :3400(OH)、2958、2892、16
58、1585(CO2 - ) 、1440、1100 ・MS(FAB イオン化法) 、正イオン検出法 C20H41O7N
=407 :408 (M+H)+ (95%) 実施例3a) マイケル付加 実施例1のa)の方法と同様にして調製したN−ドデシル
−マルタミン44.6g (0.087 モル) を400ml エタノール
中、65℃に加熱し、アクリル酸エチル17.6g(0.18モ
ル)を15分間で滴下した。その後3時間かけて熟成反応
を行った。反応の経時変化は高速液体クロマトグラフィ
ーにより追跡した。エタノール、過剰のアクリル酸エチ
ルを留去し、下記式で表されるN−(1'−デオキシ−マ
ルチトール−1'−イル)−N−ドデシル−3−アミノプ
ロパン酸エチルを得た。
【0030】
【化9】
【0031】・収量53.3g(定量的)、無色グラス状固
b) 4級化、ベタイン化反応 上記で得られた3級糖アミン53.3g (0.087モル)、ヨ
ウ化メチル49.4g(0.35モル)をエタノール400ml 中、3
5℃で30時間撹拌した。この間、合計8g(0.2モル) の
水酸化ナトリウムを水50mlに溶解した水溶液を適宜加
え、反応系内のpHを10付近に保つようにした。反応の経
時変化は高速液体クロマトグラフィーにより追跡した。
反応終了後、2N HClで中和、過剰のヨウ化メチル、エ
タノールを留去した。粗生成物を含む水溶液を電気透析
により脱塩し、水を留去した後メタノールより結晶化し
て、下記式で表される(1'−デオキシ−マルチトール−
1'−イル)ドデシルメチルアンモニオプロパナートを得
た。
【0032】
【化10】
【0033】・収量40.5g(収率78%)、吸湿性のある
グラス状固体 ・H1-NMR(δppm 、重水、内部標準;3−(トリメチル
シリル)プロピオン−2,2,3,3 −d4−酸Na): 0.85(3H,メチル基) 、1.3(18H,ドデシル基メチレン) 、
1.76(2H,ドデシル基メチレン、N のβ位) 、3.15(7H, N
-CH3, ドデシル基メチレン、N のα位、及びマルチトー
ルメチレン、N のα位) 、3.3 〜4.1(multiplet,14H,マ
ルチトール水素、N-C2H4-CO2) 、5.09(1H,アノメリック
プロトン) ・IR(cm-1、KBr 錠剤) :3376(OH)、2920、2854、15
75(CO2 - ) 、1467、1422、1038 ・MS(FAB イオン化法) 、正イオン検出法 C28H55O12
N =597 :598 (M+H)+ (95%)
【0034】
【発明の効果】本発明の新規ベタイン化糖化合物(I)
は分子内に糖由来の水酸基を親水基として有する新規な
両性界面活性剤であり、皮膚、毛髪に対してマイルド
で、しかも、起泡力、水への溶解性、低温安定性も良好
であるという優れた特徴を有し、各分野に幅広く使用す
ることも出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られた(1'−デオキシ−D−グル
シトール−1'−イル)ドデシルメチルアンモニオアセタ
ートの1H-NMRスペクトルである。
【図2】実施例1で得られた(1'−デオキシ−D−グル
シトール−1'−イル)ドデシルメチルアンモニオアセタ
ートのIRスペクトルである。
【図3】実施例1で得られた(1'−デオキシ−D−グル
シトール−1'−イル)ドデシルメチルアンモニオアセタ
ートのMSスペクトルである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の一般式(I)で示される新規ベタ
    イン化糖化合物。 【化1】 〔但し、式中、 R :総炭素数8〜20のアルキル基、アルケニル基または
    アルキルフェニル基を示す。 R':水素原子または糖残基を示し、(n+1)個のR'は互い
    に同じかあるいは異なっても良い。 R":水素原子または炭素数1〜3のアルキル基を示す。 m :1から3の数を示す。 n :3あるいは4の数を示す。〕
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